JP2005323589A - 緑化設備 - Google Patents

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Abstract


【課題】標準の植栽領域と育成条件が異なるボーダー処理領域など異条件領域を全面に亘って優れた美観で緑化することができると共に、植栽領域全体で植物を良好に且つ長期に亘って育成することができる。
【解決手段】上面開放の略箱形の植栽コンテナ100内に育成材109が充填されて植物406が植栽される標準の植栽ユニット300を、敷設面500に複数敷設して標準の植栽領域を設け、標準の植栽領域に隣接する標準の植栽ユニット300を設置できないボーダー空間40に、育成材403が設けられ植物406が植栽されるボーダー処理領域を設け、標準の植栽領域とボーダー処理領域とを跨いで、匍匐性の植物406が植栽されている植栽マット405を設置する緑化設備。
【選択図】図7

Description

本発明は、例えば建築物の屋上やベランダ等の人工地盤上に設け、地被植物等の植物を育成して緑化する緑化設備に関する。
建築物の屋上等を緑化する緑化設備に関する公知技術として、特許文献1に、底板と外周壁を有する上方開放で形成され、その上部を芝材等の載置空間、その下部を育成材充填空間とする植栽コンテナを複数敷設し、植栽コンテナの育成材充填空間に育成材を充填すると共に、芝材や板材を選択的に載置して植栽領域を形成する緑化設備が開示されている。
また、特許文献2には、敷設面上に植栽コンテナを複数敷設して植栽コンテナ群を形成すると共に、植栽コンテナ群の外縁から所定間隔を置いて仕切部材を設け、植栽コンテナ群の外周縁と仕切部材との間に玉砂利等を敷設してボーダー処理を行う緑化設備が開示されている。
また、特許文献3には、育成材を充填して芝材を植えた植栽コンテナ等の規格化されたガーデン部材を複数並設してガーデン部材群を形成し、ガーデン部材群の外縁とガーデン部材を形成すべき場所の縁との隙間に芝生を植え込む緑化設備が開示されている。
特開2001−78582号 特開2000−188953号 特開平10−68240号
ところで、特許文献1の緑化設備は、標準の植栽コンテナを人工地盤の敷設面全体に亘って敷設できる場合に、人工地盤上に優れた美観の緑化エリアを形成することができると共に、顧客からの人工地盤の全面緑化の要望にも応えられるが、敷設面に植栽コンテナを載置できない程度の隙間(ボーダー空間)が植栽コンテナ群の外側に生ずる場合、緑化エリアの美観が損なわれ、全面緑化の要望にも応えられない。この場合に、特許文献2の玉砂利等をボーダー空間に敷設しても、場合によっては美観が損なわれ、又、同様に全面緑化の要望に応えることができない。他方で、ボーダー空間を特許文献3の芝生を植え込んで処理する構成とすると、全面緑化を図ることは可能であるものの、標準の植栽領域とボーダー処理領域とで芝生の高さが異なる等、緑化エリアの統一性を維持することが困難となり、同様に美観が損なわれる。
また、特許文献3のようにボーダー空間に別途芝生を植え込んで処理した場合、標準の植栽領域とボーダー処理領域とで、保持可能な有効水分量等の育成条件が異なってしまい、標準の植栽領域とボーダー処理領域とで育成条件に応じて別々に潅水するか、或いはボーダー処理領域の芝生のみが枯れてしまうような事態を生ずる。
本発明は上記課題に鑑み提案するものであって、標準の植栽領域と育成条件が異なるボーダー処理領域など異条件領域や隣接領域を全面に亘って優れた美観で緑化することができると共に、植栽領域全体で植物を良好に且つ長期に亘って育成することができる緑化設備を提供することを目的とする。
本発明の緑化設備は、育成材が設けられ植物が植栽される標準の植栽領域と、育成材が設けられ植物が植栽され且つ標準の植栽領域と植物の育成条件が異なる異条件領域とを有し、標準の植栽領域と異条件領域とを跨いで植栽マットを設置する、若しくは標準の植栽領域と異条件領域とを跨ぐ植物を植栽することを特徴とする。尚、異条件領域には、標準の植栽領域より植物の育成条件が良いもの或いは悪いものが含まれる。
また、本発明の緑化設備は、育成材が設けられ植物が植栽される標準の植栽領域と、育成材が設けられ植物が植栽され且つ標準の植栽領域と植物の育成条件が異なる異条件領域とを有し、標準の植栽領域と異条件領域とを跨いで植栽マットを設置し、且つ標準の植栽領域と異条件領域とを跨ぐ植物を該植栽マットに植栽することを特徴とする。
また、本発明の緑化設備は、上面開放の略箱形の植栽コンテナ内に育成材が充填されて植物が植栽される標準の植栽ユニットを、敷設面に複数敷設して標準の植栽領域を設け、標準の植栽領域に隣接する標準の植栽ユニットを設置できない箇所に、育成材が設けられ植物が植栽される隣接領域を設け、標準の植栽領域と隣接領域とを跨いで植栽マットを設置する、若しくは標準の植栽領域と隣接領域とを跨ぐ植物を植栽することを特徴とする。尚、前記隣接領域は、標準の植栽領域と植物の育成条件が同じもの或いは異なるものとすることが可能である。
更に、本発明の緑化設備は、前記標準の植栽領域と異条件領域とを跨ぐ植物若しくは標準の植栽領域と隣接領域とを跨ぐ植物を匍匐性の植物とすることを特徴とする。前記匍匐性の植物には、例えばランナーで匍匐する芝生、蔓で匍匐する蔓性植物等が含まれる。
更に、本発明の緑化設備は、前記異条件領域若しくは隣接領域を、シート状の漏れ防止材に育成材を収容して植栽する構成とすることを特徴とする。
更に、本発明の緑化設備は、前記シート状の漏れ防止材の両側端を折り曲げ、標準の植栽領域と異条件領域若しくは隣接領域とを跨いで設置される植栽マットと育成材との間で該両側端を挟み込むことを特徴とする。
更に、本発明の緑化設備は、前記異条件領域若しくは隣接領域を、断面視略L字形の仕切板の一対を仕切板の一方の片が互いに向き合うように対向配置し、対向配置した仕切板の内側にシート状の漏れ防止材を断面視略コ字形にして布設することを特徴とする。
尚、標準の植栽領域と異条件領域若しくは隣接領域とに植栽マットを載置する場合には、植栽ユニットを設置した植栽ユニット領域など標準の植栽領域への植栽マットの載置面積を、異条件領域若しくは隣接領域への植栽マットの載置面積よりも大きくすると好適である。
また、異条件領域若しくは隣接領域は、標準の植栽領域の外縁と仕切部材との間のボーダー処理領域、或いは標準の植栽領域の外縁と緑化エリアを形成すべき領域の壁面など縁との間のボーダー処理領域、或いは敷設面に段差が形成されている箇所に設けられる処理領域等とすることが可能であり、更に、標準の植栽領域と区画された状態で隣接する領域、或いは特段の区画なしで隣接する領域等とすることが可能であり、更に、円形領域や曲線部分を有する領域などその形状は適宜である。
また、植物の育成条件が異なる異条件領域としては、例えば貯水コンテナを有する植栽ユニットによる標準の植栽領域に対して貯水コンテナを設けずに構成される領域若しくはその逆の領域、或いは屋根が無く直接降雨を受ける標準の植栽領域に対して屋根が有り降雨を受けられない領域など植栽領域の単位面積当たりの灌水量が標準の植栽領域と異なる領域若しくはその逆の領域、或いは植栽領域の単位面積当たり若しくは単位体積当たりに対して保持可能な有効水分量が標準の植栽領域と異なる領域等とすることが可能であり、更には、異条件領域の貯水コンテナのみに異条件領域に設置した潅水パイプから直接潅水する構成等とすることも可能である。
また、本発明には、各発明から部分的な作用効果を奏する限度で構成を削除し、或いは各発明の構成を他の構成に変更し、或いは各発明の構成に他の構成を追加したものも含まれる。
本発明の緑化設備は、標準の植栽領域と異条件領域や隣接領域とを跨いで植栽マットを設置若しくは植物を植栽するので、標準の植栽領域と育成条件が異なるボーダー処理領域など異条件領域や隣接領域を全面に亘って略均一に優れた美観で緑化することができると共に、例えば異条件領域や隣接領域の保持している水分が減少した場合に標準の植栽領域から水分を供給する、或いはその逆として相互補完することが可能であり、植栽領域全体で植物を良好に且つ長期に亘って育成することができる。従って、緑化エリアを形成すべき所定領域に対する顧客の全面緑化の要望にも充分に応えることができる。
更に、例えば標準の植栽コンテナの一辺が長くて広い範囲のボーダー処理領域が形成される等、異条件領域や隣接領域が広い場合にもこれらの領域を確実に緑化し、且つ前記跨ぐ箇所を含めて全面的に緑化することができるので、広範囲の植栽面積を確保することができる。従って、ヒートアイランド現象の抑制効果を高めることもできる。
更に、例えば標準の植栽領域と異条件領域や隣接領域とで異なる間隔で潅水する等、標準の植栽領域と異条件領域や隣接領域とで特段に異なる処理も不要であることから、維持管理を容易に行うことができる。
更に、例えば一部だけ高い箇所を有する敷設面に略水平な緑化エリアを形成する場合に、大半の植栽ユニットを多量の底上材で底上げして、緑化エリアの高さを高くするような処理も不要であることから、緑化設備の設置の安定性の確保、標準的な高さで緑化設備を形成することによる優れた意匠性の確保を図ることができ、又、底上材等が不要であるから、コスト低減や、敷設面へ負荷される荷重低減の効果も得られる。
また、標準の植栽領域と異条件領域若しくは隣接領域とを跨ぐ植物を匍匐性植物とすると、例えば芝生のランナーや蔓性植物の蔓を介して標準の植栽領域から異条件領域や隣接領域に確実に水分を導入すること等が可能となり、より確実に植物の良好な育成を行うことができる。
また、異条件領域若しくは隣接領域をシート状の漏れ防止材に育成材を収容して植栽する構成とすることにより、育成材の設置を容易に行えると共に、育成材の漏れを確実に防止できる。更に、シート状の漏れ防止材の両側端を折り曲げ、上記跨いで設置される植栽マットと育成材との間で該両側端を挟み込む構成により、シート状の漏れ防止材及び育成材の設置構造を安定することができる。更に、断面視略L字形の仕切板の一対を仕切板の一方の片が互いに向き合うように対向配置し、対向配置した仕切板の内側にシート状の漏れ防止材を断面視略コ字形にして布設する構成により、異条件領域や隣接領域の構造の一層の安定化や強度の強化、育成材の漏れのより確実な防止を図ることができる。
以下、本発明の緑化設備の第1実施例、第2実施例について説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
第1実施例の緑化設備は、図1〜図3に示す植栽コンテナ100と貯水コンテナ200とで構成される植栽ユニット300の複数が敷設面500に敷設され、各植栽ユニット300が隣接して並設された標準の植栽領域が形成されると共に、図4〜図7に示すように、前記標準の植栽領域と異条件領域であるボーダー処理領域が隣接して設けられ、前記ボーダー処理領域にも植栽が施される構成である。
第1実施例に於ける植栽ユニット300は、図1〜図3に示すように、側壁101と底面102を有する上面開放の略箱形で平面視略正方形である植栽コンテナ100と、側壁201と底面202を有する上面開放の略箱形で平面視略正方形の貯水コンテナ200とで構成されており、植栽コンテナ100が貯水コンテナ200の上部に載置され、貯水コンテナ200内に貯められる雨水や潅水等の水分を、育成材109が充填された植栽コンテナ100内に吸水するようになっている。
植栽コンテナ100は、図1に示すように、底面102に余剰水を排水可能で且つ植物406の根に空気を与えるための通水兼通気孔103がスリット状に複数穿設されていると共に、底面102の略中央に中空の吸水凸部104が下方に突出して形成されている。吸水凸部104の下端頂面には吸水部材107を装入可能な挿通孔105が形成され、挿通孔105は装入された吸水部材107を保持するようになっており、又、挿通孔105の周囲には4つのスリット状の吸水孔106が穿設されている。更に、底面102の四辺には下方に僅かに突出する脚部108が形成されており、後述する貯水コンテナ200の支持壁204に載置されるようになっている。植栽コンテナ100内には育成材109が充填され、育成材109に後述の植物406が植栽される。
貯水コンテナ200は、図2に示すように、底面202の下面四隅に略円柱形の脚部203が突設され、敷設面と底面202との間に脚部203の高さで排水空間が形成されていると共に、底面202の上面の四辺には、側壁201の内面に隣接して側壁201の上端より僅かに低い位置まで支持壁204が立設されている。図3に示すように、支持壁204の上端面には、植栽コンテナ脚部108の下端面が載置され、脚部108が側壁201の内側面で移動規制されながら支持壁204の上端面で支持される。
植栽ユニット300は、図3に示すように、植栽コンテナ底面102の吸水凸部104に、その下端が貯水コンテナ底面202に着くように吸水部材107が装着され、貯水コンテナ200内の水位が吸水凸部104の下端頂面より上方位置である一定量以上の水分がある場合に、育成材109と吸水部材107とにより植栽コンテナ100内に吸水され、貯水コンテナ200内の水位が吸水凸部104の下端頂面より下方位置である一定量未満の水分である場合に、吸水部材107のみで植栽コンテナ100内に吸水されるようになっている。前記構成により、施工直後等のように、植物406に対して素早く且つ確実に大量の水分を供給する必要がある場合に、育成材109と吸水部材107とで吸水させることができるので、植物406を枯らす心配が無く、又、晴天が続いたときなど水分が少ない場合に、吸水部材107のみで吸水させることができるので、自然に近い状態で吸水させて植物406を丈夫に育成することができると共に、貯水コンテナ200内の水分を長期間保たせることが可能となり、水道費の節約、管理の容易化、雨水のみでの植栽等が可能となる。
尚、吸水部材107には、例えばガラス繊維束や多孔質セラミックス、熱接着繊維、とうもろこし系繊維、アクリル繊維等や、これらを固化してなる導水棒等、適宜のものを用いることが可能であり、また、不要な場合には用いなくてもよい。吸水部材107を用いない場合の構成も適宜であり、例えば吸水凸部104を貯水コンテナ200の底面202の近傍まで延設して形成し、吸水凸部104内に充填された育成材109で吸水する構成や、或いは貯水コンテナ200内の水分を蒸発させて育成材109に供給する構成や、或いは植物406の根を植栽コンテナ100の通水兼通気孔103から貯水コンテナ200内の水分まで導く構成としてもよい。
また、育成材109には、植物406を栽培可能な適宜のものを用いることが可能であり、例えばパーライト、バーミキュウライト、ピートモス、バーク堆肥、チャフコン、木質腐朽有機物、ゼオライト、下水或いは浄水場から発生する汚泥、或いは汚泥の焼却灰等とすることができ、又、これらの内の数種類を選定したもの、更には必要に応じて根腐れ防止用の硅酸塩白土等を植物の種類、環境等に応じて適宜選定し、これらを保水性、排水性を良好にするためにバランス良く配合したもの、或いはこれらを単体で若しくは配合して固化しブロック状にした軽量育成材や、スポンジやヤシガラ等の繊維材等の軽量育成材等としてもよい。特に、前記のような通気性良好な軽量育成材を育成材109として用いると、植物の根が傷むことを防止できると共に、軽量育成材による荷重は従来の客土の約1/3程度とすることができることから、敷設面500への荷重負荷を軽減することができる。
次に、上記植栽ユニット300を複数敷設して第1実施例の緑化設備を形成する場合について説明する。
複数の植栽ユニット300を敷設面500に敷設する際には、例えば図4に示すように、育成材109を充填した植栽ユニット300を敷設面500上に9つ隣接させた状態で並設し、略正方形の標準の植栽領域を形成する(図4(a)参照)。その後、縁石等の仕切部材401を標準の植栽領域の外周縁から所定間隔を開けて配設して枠組みを構成し(図4(b)参照)、前記枠組み内を植栽を施す植栽すべき領域として決定する。その後、標準の植栽領域と枠組みを構成する仕切部材401との間のボーダー空間40に、その両端を折ってそれぞれ植栽ユニット領域の外周縁近傍の上面と仕切部材401の内周縁近傍の上面に被せるようにして、不織布等の育成材109の漏れを防止するシート状の漏れ防止材402を断面視略コ字形になるように敷設し(図4(c)、図7(a)参照)、断面視略コ字形の漏れ防止材402の内部に育成材403を充填する(図4(d)参照)。
上記の如く、シート状の漏れ防止材402を設ける場合には、漏れ防止材402の内側で略垂設されている部分の上端を内方へ折って折片410を形成し(図7参照)、折片410を植栽ユニット領域の上面の一部に被せると共に、外側の略垂設部分の上端を外方へ折って仕切部材401の上面の一部に被せると、育成材109の漏れをより確実に防止し、且つ育成材109の充填作業を容易に行えるので好適であるが、前記上端の何れか一方のみを標準の植栽領域若しくは仕切部材401に被せる構成や、両上端とも標準の植栽領域と仕切部材401に被せず、漏れ防止材402を完全な断面視コ字形にする構成等とすることも可能である。
その後、仕切部材401上の美観を向上すべく、漏れ防止材402の仕切部材401の上面に被せられた端部を内方へ折り返して、育成材403の外縁近傍上に折返片404を配設し(図4(e)、図7(a)参照)、仕切部材401の内縁近傍を露出することにより、標準の植栽領域の外縁と仕切部材401の内縁との間に設けられるボーダー処理領域が完成する。更に、固化した育成材に切芝等の植物406が植栽されている構成等の植栽マット405を、仕切部材401の枠組み内の植栽すべき領域、即ち、標準の植栽領域とボーダー処理領域の全面に亘って敷き詰め、植物406が全面に亘って植栽された植栽領域を形成し、第1実施例の緑化設備が完成する。この際、標準の植栽領域の内の外側に位置する植栽マット405は、標準の植栽領域の内の外側に位置する植栽ユニット300とボーダー処理領域を跨ぐようにして、且つ漏れ防止材402の折片410や折返片404を上方から押さえるようにして、前記植栽ユニット300上とボーダー処理領域上に載置され、前記植栽ユニット300とボーダー処理領域を跨いで植物406が植栽される(図4(e)、(f)、図7(a)参照)。
尚、上記芝草等の植物406が植栽された植栽マット405を載置する構成に代え、植栽ユニット300の育成材109とボーダー処理領域の育成材403とにそれぞれ蔓性植物である植物406aを植栽し、標準の植栽領域の内の外側に位置する植栽ユニット300とボーダー処理領域を蔓性植物の蔓が跨ぐようにする構成等とすることも可能である(図8(b)参照)。更に、その他の適宜の匍匐性の植物を用いることが可能である。
上記構成に於いて、植栽マット405が標準の植栽領域とボーダー処理領域を跨がない場合、貯水コンテナ200を有する植栽ユニット300は、植物406を栽培するために必要な水分を充分に確保可能であるが、ボーダー処理領域は、貯水部を有さず育成材403のみで水分を保持するため、晴天が続くとボーダー処理領域の植物406が枯れてしまう事態を生ずる。これに対して、上記第1実施例の緑化設備は、植栽マット405が標準の植栽領域とボーダー処理領域を跨ぐ構成により、ボーダー処理領域の水分が無くなる或いは少なくなると、標準の植栽領域の内の植栽ユニット300の貯水コンテナ200等の水分を、毛細管現象により跨った植栽マット405を介してボーダー処理領域に導入して、ボーダー処理領域の植物406を良好に育成することができる。
また、植物406をランナーで匍匐する芝生など匍匐植物とする場合には、標準の植栽領域の貯水コンテナ200等の水分をランナーを通じてボーダー処理領域に供給することが可能となり、ボーダー処理領域上の植物406を標準の植栽領域の植物406と略同等の育成条件で良好に育成することができる。或いは、匍匐植物に代え、蔓性植物である植物406aを育成材109、403に植栽する場合には、標準の植栽領域の貯水コンテナ200等の水分を蔓を通じてボーダー処理領域に供給することが可能となり、上記匍匐植物の場合と同様に、ボーダー処理領域上の植物406を標準の植栽領域の植物406と略同等の育成条件で良好に育成することができる。
また、シート状の漏れ防止材402の内部に育成材403を充填して構成するボーダー処理領域により、標準の植栽領域の内の最外側に位置する植栽ユニット300と仕切部材401との間に、規格化された標準の植栽ユニット300を敷設できない程度の空間(余り)が生じた場合に、特殊な寸法や形状の植栽ユニットを製造・用意することなく、低コストで前記空間(余り)を緑化処理することができる。更に、如何なる範囲の空間(余り)でも柔軟、確実、効率的に適応することができる。例えば四角形の他に三角形、六角形など多角形或いは円形等の植栽ユニットを敷設し、外縁に凹凸を有する植栽ユニット領域を形成した場合にも容易に吸収することができる。即ち、多様な外形の植栽領域を形成する場合や、顧客が所望する領域全体を植栽領域とする場合にも、低コスト、柔軟、確実、効率的に適応し、非常に優れた緑化による美観を確保できると共に、植栽領域を増大してヒートアイランド現象の緩和に寄与することができる。
また、漏れ防止材402の折返片404や折片410上に植栽マット405を載置して、折返片404や折片410を植栽マット405で上方から押圧し、更に、短期間で植物406が育成材109、403に根付いて、より強力で安定した力で折返片404や折片410を押圧することができるので、美観に優れると共に、構造の安定性が非常に高いボーダー処理領域を構成することができる。
尚、第1実施例の緑化設備の変形例として、図5に示すように、平面視略正方形の植栽ユニット300を複数並べて敷設し、全体的に略三角形の標準の植栽領域を形成し、その標準の植栽領域の外周縁から所定間隔を開けて仕切部材401を配設して、略三角形の枠組みを構成すると共に、方形や略三角形のボーダー空間40に長方形や略三角形の漏れ防止材402を敷設し、漏れ防止材402内に育成材403を充填して折返片404を形成し、更に、標準の植栽領域の外側の植栽ユニット300とボーダー処理領域とを跨ぐようにし、且つ植栽すべき領域の全面に亘って、植栽マット405を敷設して緑化する構成としてもよい。
また、第1実施例の緑化設備の他の変形例として、図6に示すように、平面視略正方形の植栽ユニット300を複数並べて敷設し、全体的に略扇形に近い形の標準の植栽領域を形成し、その標準の植栽領域の外周縁から所定間隔を開けて仕切部材401を配設して、略扇形の枠組みを構成すると共に、方形や略扇形のボーダー空間40に長方形や略扇形の漏れ防止材402を敷設し、漏れ防止材402内に育成材403を充填して折返片404を形成し、更に、標準の植栽領域の内の外側の植栽ユニット300とボーダー処理領域とを跨ぐようにし、且つ植栽すべき領域の全面に亘って、植栽マット405を敷設して緑化する構成としてもよい。
また、ボーダー処理領域の構造は、仕切部材401を配設し、ボーダー空間40に漏れ防止材402を敷設し、漏れ防止材402内に育成材403を充填し、標準の植栽領域外周の植栽ユニット300の育成材109とボーダー処理領域の育成材403とに植栽マット405を跨がせて載置する構成(図7(a)参照)のみに限定されるものではなく、例えば図7(b)に示すように、漏れ防止材402の下側に保水兼排水層408を設け、保水兼排水層408に育成材403が充填された漏れ防止材402を載置する構成等としてもよい。保水兼排水層408は、例えば凹凸状の略波形で、凸部頂面に排水孔を穿設し、凹部に水分を貯める構成とするなど適宜である。その他に、防根層、断熱層、排水層、保水層、貯水層、或いはその組み合わせなどを適宜設けることが可能である。更に、図7(c)に示すように、ボーダー処理領域を構成する箇所が、植栽ユニット300が敷設される敷設面500よりも高い段差501上である場合にも、図7(a)と同様の構成等で効果的に対応することができる。
また、標準の植栽領域と隣り合って設けられる異条件領域は、上記ボーダー処理領域に限定されるものではなく、植物の植栽が標準的な育成条件で行われる標準の植栽領域と条件が異なる全ての領域が含まれ、更に、標準の植栽領域より異条件領域の育成条件が悪い場合の他、標準の植栽領域より異条件領域の育成条件が良い場合も含まれる。例えば図8に示すように、敷設面500に設けられている高さが高い段差502により植栽ユニット300が敷設できないため、段差502上に別途設けられる植栽領域も前記異条件領域に含まれる。図8(a)は、敷設面500の高さが低い箇所に植栽ユニット300を敷設すると共に、段差502上に漏れ防止材402を敷設して育成材403を充填し、漏れ防止材402の上端の折片410を挟むように、且つ育成材109と育成材403を跨ぐように切芝等の植物406が植栽された植栽マット405を載置する構成である。図8(b)は、図8(a)の植栽マット405を載置する構成に代え、育成材109と育成材403に蔓性植物である植物406aをそれぞれ植栽し、蔓を匍匐させて育成材109と育成材403とに跨がせる構成である。また、屋根がない標準の植栽領域に対し、上方に屋根があって雨水が入らない領域を異条件領域とする場合も含まれる。
次に、第2実施例の緑化設備について上記第1実施例と異なる箇所の詳細を説明する。
第2実施例の緑化設備は、図9〜図11に示す植栽コンテナ100と貯水コンテナ200とで構成される植栽ユニット300の複数が敷設面500に敷設され、各植栽ユニット300が隣接して並設された植栽領域が形成される。
第2実施例に於ける植栽コンテナ100は、図9に示すように、第1実施例と同様に、側壁101と底面102で構成される平面視略正方形の略箱形であり、底面102に形成されたスリット状の通水兼通気孔103を有し、底面102には吸水凸部104が所定間隔を開けて4つ形成され、吸水凸部104の下端頂面にはスリット状の吸水孔106が穿設されている。更に、側壁101の下部には内向きへこみ部110が形成され、又、底面102の下側には吸水凸部104よりも僅かに長く突出した脚部108が形成され、側壁101の中央位置に対応して設けられた脚部108の中央には切欠111が形成されている。
第2実施例に於ける貯水コンテナ200は、図10に示すように、側壁201が低く形成されたトレー状であり、側壁201の四辺に外方へ向かって鉤形連係部205、206が形成され、隣り合う側壁201の2辺の上端には幅が広い幅広連係部205が形成され、他の隣り合う側壁201の2辺の上端には幅が狭い幅狭連係部206が形成されている。隣り合う2つの貯水コンテナ200で、一方の貯水コンテナ200の幅広連係部205を他方の貯水コンテナ200の幅狭連係部206を覆うように係合載置し、隣り合う貯水コンテナ200・200を係合して連係可能になっている。更に、底面202の側壁201の中央に対応する位置には、前記中央位置から底面202の中心に向かって延びるように上方へ突出形成された突出部207が形成されており、突出部207が植栽コンテナ脚部108の切欠111内に収まって係合され、植栽コンテナ100と貯水コンテナ200が位置決めされる。
植栽ユニット300を構成する場合には、図11に示すように、底面202に脚部108が載置され、且つ脚部108の切欠111内に突出部207が係合されるようにして、貯水コンテナ200内に植栽コンテナ101が配設される。配設された植栽コンテナ100の吸水凸部104の下端頂面と貯水コンテナ底面202との間には空間が形成され、吸水孔106から良好な吸水を行うことが可能である。更に、図12に示すように、一の植栽ユニット300の幅広連係部205を隣接する他の植栽ユニット300の幅狭連係部206に載置係合すると共に、隣接する植栽ユニット300・300の内向きへこみ部110・110間の空間の所定経路に於いて、前記係合した連係部205、206上に多孔質の潅水パイプ409を配設し、更に、吸水凸部104内を含む植栽コンテナ100内に育成材109を充填し、植物406が植栽された植栽マット405を載置し、第2実施例の緑化設備を構成する。
第2実施例の緑化設備は、貯水コンテナ200の側壁201が低く第1実施例よりも貯水量は少ないが、潅水パイプ409で両側に位置する貯水コンテナ200に潅水して水分を供給し、貯水コンテナ200内の水分が吸水凸部104内の育成材109で上方に吸水される所謂底面潅水方式であり、潅水パイプ409の潅水で必要充分な水分が確保されるようになっている。
尚、潅水パイプ409による潅水を行う潅水装置は適宜であり、例えば装置本体が予め設定された時間や日数間隔を記憶部に記憶し、制御部がタイマーの計測時刻や計測日数と記憶部に記憶する時間や日数間隔とを対比し、設定時刻や設定日数間隔の到来に応じて水源の制御弁を設定された所定時間開けて潅水すると共に、計測時刻や計測日数をリセットする構成等のタイマー式の潅水装置、又は、貯水コンテナ200内若しくは植栽コンテナ100の育成材109内に水分量と対応する電気抵抗値を計測する等の水分検知センサーを配設し、装置本体が有線若しくは無線で水分検知センサーから電気抵抗値等の計測結果を受信し、その計測結果を設定記憶された電気抵抗値等と対比し、その対比結果から所定の水分量が無いと判定した場合に水源の制御弁を設定された所定時間開けて潅水する構成、或いは水分検知センサーの制御部が設定記憶された電気抵抗値と計測した電気抵抗値を対比し、その対比結果から所定の水分量が無いと判定した情報を装置本体に送信し、装置本体が受信した前記判定情報に応じて水源の制御弁を開けて潅水する構成等のセンサー式の潅水装置等とすることが可能である。
そして、貯水コンテナ200が無い側からの潅水パイプ409の給水の漏れを防止すべく、両側に植栽ユニット300がある箇所にのみ潅水パイプ409を配設して、第2実施例の緑化設備を設けた場合に、図13のXのように、潅水パイプ409から直接潅水されない貯水コンテナ200を有する植栽ユニット300が設けられるが、図示Xの植栽ユニット300と潅水パイプ409から直接潅水される植栽ユニット300との間には、切芝等の植物406が植栽された植栽マット405を跨いで載置し、直接潅水される植栽ユニット300の貯水或いは保持する水分を、植栽マット405や植物406を介して図示Xの植栽ユニット300に供給可能とする。即ち、潅水パイプ409から直接潅水される植栽ユニット300で構成される標準の植栽領域に対して、異条件領域である図示Xの植栽ユニット300には、植栽マット405や植物406を介して給水され、良好な植栽が可能となる。
以上、本発明の第1実施例、第2実施例の緑化設備について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、各実施例の構成を組み合わせた構成も包含され、又、その他に様々な拡張、変形が可能である。
例えば標準の植栽領域の構成は、植栽コンテナ100と貯水コンテナ200で構成される植栽ユニット300を敷設する構成以外にも適宜であり、例えば植栽ユニットを用いずに、敷設面500に育成材を敷設して植栽を施す所謂客土タイプの植栽領域、或いは敷設面500にヤシ繊維など繊維のマットに植栽された植栽マットを敷設する植栽領域、或いは敷設面500にポーラスコンクリート等に植栽された植栽ブロックを敷設する植栽領域等とすることが可能である。また、植栽ユニット300の構成も適宜であり、例えば貯水コンテナ200を用いずに植栽コンテナ100のみで構成してもよく、又、その形状も平面視四角形に限定されるものではなく、例えば円形、三角形・五角形・六角形等の多角形とすることも可能である。
また、標準の植栽領域の育成材と異条件領域の育成材は同一の育成材とする他、別の育成材とすることも可能であり、例えば第1実施例の植栽ユニット300の育成材109とボーダー処理領域の育成材403を同一の育成材とする、或いは別の育成材とすることが可能である。前記育成材109と育成材403を異なる育成材とする場合、ボーダー処理領域の箱形内に充填されていない育成材403を、例えばバインダー等で固化したもの、或いは透根性の袋に土壌等を入れたもの、或いは繊維とする構成等とすると、ボーダー処理領域の上方からの踏圧等で育成材403がずれること等を防止することができ、好適である。更に、ボーダー処理領域の育成材403に粒状の育成材を用いる場合には、ボーダー処理領域内に仕切等を設ける構成、或いは底面から上方に突出する柱状部材等を設ける構成により、ボーダー処理領域に植栽された植物の根を踏圧から保護できる、育成材のズレを防止することができる等の効果が得られて好適である。尚、植栽ユニット300の植栽コンテナ100にも、底面102から上方に複数立設する柱状部材を設けてもよい。
また、本発明の緑化設備は、建物の屋上、ベランダ等に設けると好適であるが、例えば自然地盤上、壁面、屋根等に設けることも可能である。更に、面状の敷設面500以外の設置箇所に設けることも可能である。
また、ボーダー処理領域の構造は上記実施例以外にも適宜であり、例えば漏れ防止材402を折返片404を設けない構成、或いは折片410を植栽ユニット300上まで設けない構成、又は、漏れ防止材402の植栽ユニット300に隣接する縁の高さを植栽ユニット300の高さよりも低くする構成、或いは漏れ防止材402の仕切部材401に隣接する縁の高さを植栽ユニット300の高さよりも低くする構成、又は、これらの組み合わせの構成等とすることが可能である。更に、仕切部材401と漏れ防止材402との間及び敷設面500と漏れ防止材402との間に略L字形の仕切板を設ける構成、或いは植栽ユニット300と漏れ防止材402との間及び敷設面500と漏れ防止材402との間に略L字形の仕切板を設ける構成、或いはこれらを組み合わせる一対の仕切板を設ける構成とすると、ボーダー処理領域の構造の安定化及び強度の強化、育成材403の漏れの確実な防止を図ることができて好適である。尚、断面視略L字形の仕切板は、例えば仕切板の一方の片が互いに向き合い且つ他方の片が立設するように一対を対向配置し、対向配置した仕切板の内側にシート状の漏れ防止材402を断面視略コ字形にして布設し、前記漏れ防止材402の内側に育成材403を収容する構成等とする。又、植栽マット405は、切芝以外に別のマット状植物(セダムマットやタマリュウマット)等であってもよい。
本発明の緑化設備は、例えば建築物の屋上やベランダ等の人工地盤上に設ける緑化設備として利用することができる。
(a)は第1実施例に於ける植栽コンテナの平面図、(b)は同図(a)の植栽コンテナの正面図、(c)は同図(a)の植栽コンテナの底面図、(d)は同図(a)の植栽コンテナのA−A線矢視断面図。 (a)は第1実施例に於ける貯水コンテナの平面図、(b)は同図(a)の貯水コンテナの正面図、(c)は同図(a)の植栽コンテナの底面図、(d)は同図(a)の貯水コンテナのA−A線矢視断面図。 (a)は第1実施例に於ける植栽ユニットの正面図、(b)は同図(a)の植栽ユニットの断面図。 (a)〜(g)は直線状にボーダー処理して第1実施例の緑化設備を形成する際の施工手順を説明する平面説明図。 (a)〜(g)は斜めにボーダー処理して第1実施例の緑化設備を形成する際の施工手順を説明する平面説明図。 (a)〜(g)は円弧状にボーダー処理して第1実施例の緑化設備を形成する際の施工手順を説明する平面説明図。 (a)は第1実施例の緑化設備のボーダー領域及びその周辺領域を示す断面図、(b)は第1実施例の緑化設備の保水兼排水層を設けたボーダー領域及びその周辺領域を示す断面図、(c)は第1実施例の緑化設備の段差に設けられたボーダー領域及びその周辺領域を示す断面図。 (a)は第1実施例の緑化設備の段差箇所に設けられた部分を示す断面図、(b)は第1実施例の緑化設備の変形例の段差箇所に設けられた部分を示す断面図。 (a)は第2実施例に於ける植栽コンテナの平面図、(b)は同図(a)の植栽コンテナの正面図、(c)は同図(a)の植栽コンテナのA−A線矢視断面図。 (a)は第2実施例に於ける貯水コンテナの平面図、(b)は同図(a)の貯水コンテナの正面図、(c)は同図(a)の貯水コンテナのA−A線矢視断面図。 (a)は第2実施例に於ける植栽ユニットの正面図、(b)は第2実施例の植栽ユニットの断面図。 第2実施例の緑化設備で植栽ユニット相互間に潅水パイプを配設した状態を示す断面図。 (a)及び(b)は第2実施例の緑化設備で植栽ユニットを略三角形状に植栽ユニットを敷設した例を示す平面説明図。
符号の説明
100 植栽コンテナ
101、201 側壁
102、202 底面
109 育成材
110 内向きへこみ部
200 貯水コンテナ
203 脚部
204 支持壁
205、206 連係部
300 植栽ユニット
401 仕切部材
402 漏れ防止材
403 育成材
404 折返片
405 植栽マット
406、406a 植物
407 水面
408 保水兼排水層
409 潅水パイプ
410 折片
500 敷設面
501、502 段差

Claims (7)

  1. 育成材が設けられ植物が植栽される標準の植栽領域と、育成材が設けられ植物が植栽され且つ標準の植栽領域と植物の育成条件が異なる異条件領域とを有し、標準の植栽領域と異条件領域とを跨いで植栽マットを設置する、若しくは標準の植栽領域と異条件領域とを跨ぐ植物を植栽することを特徴とする緑化設備。
  2. 育成材が設けられ植物が植栽される標準の植栽領域と、育成材が設けられ植物が植栽され且つ標準の植栽領域と植物の育成条件が異なる異条件領域とを有し、標準の植栽領域と異条件領域とを跨いで植栽マットを設置し、且つ標準の植栽領域と異条件領域とを跨ぐ植物を該植栽マットに植栽することを特徴とする緑化設備。
  3. 上面開放の略箱形の植栽コンテナ内に育成材が充填されて植物が植栽される標準の植栽ユニットを、敷設面に複数敷設して標準の植栽領域を設け、標準の植栽領域に隣接する標準の植栽ユニットを設置できない箇所に、育成材が設けられ植物が植栽される隣接領域を設け、標準の植栽領域と隣接領域とを跨いで植栽マットを設置する、若しくは標準の植栽領域と隣接領域とを跨ぐ植物を植栽することを特徴とする緑化設備。
  4. 前記標準の植栽領域と異条件領域とを跨ぐ植物若しくは標準の植栽領域と隣接領域とを跨ぐ植物を匍匐性の植物とすることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の緑化設備。
  5. 前記異条件領域若しくは隣接領域を、シート状の漏れ防止材に育成材を収容して植栽する構成とすることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の緑化設備。
  6. 前記シート状の漏れ防止材の両側端を折り曲げ、標準の植栽領域と異条件領域若しくは隣接領域とを跨いで設置される植栽マットと育成材との間で該両側端を挟み込むことを特徴とする請求項5記載の緑化設備。
  7. 前記異条件領域若しくは隣接領域を、断面視略L字形の仕切板の一対を仕切板の一方の片が互いに向き合うように対向配置し、対向配置した仕切板の内側にシート状の漏れ防止材を断面視略コ字形にして布設することを特徴とする請求項5又は6記載の緑化設備。
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