JP3098757B2 - 交絡弾性糸および弾性編織物 - Google Patents

交絡弾性糸および弾性編織物

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、弾性糸を芯糸とする交絡弾性糸に関し、
さらに、同交絡弾性糸を用いた弾性編織物に関する。
〔従来の技術〕
従来、弾性糸を芯糸とする芯鞘構造弾性糸としては、
次のものが知られている。
弾性糸を芯糸として、その周りにナイロン糸または
ウーリーナイロン糸などの非弾性フィラメント糸を横巻
きにしたり、あるいは、引き揃えて合撚したりしたカバ
ードヤーンがある。このカバードヤーンは、鞘糸として
非弾性フィラメント糸を用いているので表面光沢を有
し、芯糸として弾性糸を用いているので伸縮性に富む。
このため、インナーウエア、レッグニット、水着・レオ
タード等のアウターウエア等で多用されている。なお、
非弾性フィラメント糸を二重にコイル状に巻き付けたダ
ブルカバードヤーンは、レッグニット、ガードルおよび
ブラジャー等のファンデーション等に用いられている。
弾性糸を非弾性短繊維束とともにリング紡績または
結束紡績により紡出したコアヤーン(コア・スパン・ヤ
ーンとも言う)がある。このコアヤーンは、紡績糸の風
合を有するストレッチヤーンとしてデニムおよびコーデ
ュロイ等のパンツ、口ゴムおよび裾ゴム等の付属編地等
に利用されている。
弾性糸とフィラメント糸とを引き揃え、空気ノズル
により攪乱して混繊、交絡してなる交絡弾性糸がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のカバードヤーンは、表面光沢を有するもの
の、シングル編地では旋回力(トルク)を有するため、
片撚り単糸でなく左右撚り糸の使用が必須であり、ラン
し易かったり、スリップし易いのでハイストレッチ織物
が得にくいという問題等がある。また、ダブルカバード
ヤーンは、スリップおよびランの面では幾分向上する
が、その改善が不十分であるという問題がある。
上記のコアヤーンは、紡績糸の風合を有するが、伸
縮性が悪く、耐久性も悪く、「伸び切る」という欠点等
がある。従来のコアヤーン使い織物では、2ウェイの場
合で、せいぜい30%の伸長がスリップなしで達成できる
上限であった。このため、前記織物の用途が極めて制限
されていた。
また、上記の交絡弾性糸は、文献ではみられるもの
の、未だ実用化されていない。これは、弾性糸とフィラ
メント糸との混繊交絡性が不良で、芯糸が露出したり、
交絡強度が弱い点等が未解決であるからである。
そこで、この発明は、上記、およびの糸の問題
点を解消し、伸長してもスリップが生じにくく伸縮性に
富む弾性編織物を得させる交絡弾性糸を提供することを
第1の課題とする。さらに、この発明は、スリップなし
あるいはランなしで達成できる伸縮性が従来よりも一層
大きくなり、これにより用途展開が拡大しうる弾性編織
物を提供することを第2の課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記第1の課題を解決するために、この発明にかかる
交絡弾性糸は、弾性糸を芯糸とし非弾性フィラメント糸
(以下「フィラメント糸A」と言う)を鞘糸とする芯鞘
構造弾性糸に非弾性繊維糸(以下「非弾性繊維糸B」と
言う)を流体交絡してなるものである。
上記第2の課題を解決するために、この発明にかかる
弾性編織物は、弾性糸を芯糸としフィラメント糸Aを鞘
糸とする芯鞘構造弾性糸に非弾性繊維糸Bを流体交絡し
てなる交絡弾性糸を用いたものである。ここで、弾性編
織物は、編物または織物、あるいは、編組織と織組織の
両方を有する布帛であって、少なくとも1方向に伸縮性
を有するものを言う。
この発明にかかる交絡弾性糸に用いられる芯鞘構造弾
性糸は、弾性糸を芯糸としフィラメント糸Aを鞘糸とす
る糸である。このような芯鞘構造弾性糸としては、たと
えば、下記のおよびが挙げられる。
弾性糸にフィラメント糸Aをコイル状に巻き付けて
なるカバードヤーン。
弾性糸にフィラメント糸Aを流体交絡により交絡、
混繊してなる交絡糸。
前記芯鞘構造弾性糸に用いられる弾性糸としては、ポ
リウレタン弾性糸、ポリエステル弾性糸、ポリアミド弾
性糸などが広く用いられる。前記フィラメント糸Aとし
ては、たとえば、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリ
アクリロニトリル系、ポリプロピレン系、塩化ビニル系
等の合成繊維のマルチフィラメント糸あるいはモノフィ
ラメント糸であったり、特殊性能を有する制電性、導電
性フィラメント糸等、および、これらの捲縮加工糸から
なる群の中から選ばれた非弾性糸が用いられる。また、
前記フィラメント糸Aとしては、モノフィラメント糸で
あるよりもマルチフィラメント糸である方が良い。フィ
ラメント糸Aのデニール数およびフィラメント数と、弾
性糸のデニール数との好ましい設定の仕方は、たとえ
ば、次のとおりである。10〜140デニールの弾性糸に対
して7〜300デニールで2〜144のフィラメント数を有す
るフィラメント糸Aを用いるのが好ましい。これらの範
囲を外れると、カバードヤーンであっても、次後の流体
交絡で交絡性能の低下のおそれがある。
前記のカバードヤーンは、たとえば、次のようにし
て製造されたものが使用される。従来のカバーリング撚
糸機法や引き揃えて合撚する方法に準用されるが、交絡
性能の向上を狙って弾性糸のドラフト倍率をやや高目に
設定し、フィラメント糸Aを積極的にオーバーフィード
させることが重要である。より具体的には、撚り数200
〜1800T/m、弾性糸のドラフト倍率200〜400%でシング
ルおよびダブルのいずれのカバーリングでもよい。
また、前記の交絡糸は、たとえば、次のようにして
製造されたものが使用される。弾性糸は1対のドラフト
ゾーンで定倍率のドラフトに伸張され、交絡ゾーンへ送
り出される。一方、フィラメント糸Aは任意の倍率延伸
フィード率で引き伸ばした後、弾性糸と交絡処理ノズル
(交絡ノズル)に供給される。交絡処理ノズルは、整流
よりも乱流または渦流を生じるいかなるものでも使用す
ることができるが、代表的なノズルは、ヘバーライン社
から「HEMA」の商標で市販されている交絡処理ノズルで
ある。交絡処理の条件は、たとえば、次のように設定さ
れる。
・交絡処理の流体圧1.0〜4.0kg/cm2 ・交絡時のフィラメント糸Aのオーバーフィード率0
〜5% ・交絡ゾーン直前の弾性糸のドラフト倍率100〜300% ・鞘糸となるフィラメント糸Aの本数1〜2本 ・芯鞘構造弾性糸全体のデニール数15〜150デニール この発明において非弾性繊維糸Bとしては、ステープ
ル繊維束およびフィラメント糸(以下、非弾性繊維糸B
として用いるフィラメント糸を「フィラメント糸C」と
言う)のいずれを用いてもよい。このようなステープル
繊維束としては、たとえば、ポリエステル系、ポリアミ
ド系、ポリアクリロニトリル系、芳香族ポリアミド系等
の非弾性合繊繊維のステープル;レーヨン、キュプラ、
アセテート等の非弾性化学繊維のステープル;綿、羊
毛、麻等の非弾性天然繊維のステープル;更には、金
属、鉱物等の非弾性無機繊維のステープル;あるいは、
それらの2以上の混合ステープルなどからなる繊維束が
用いられる。前記フィラメント糸Cとしては、たとえ
ば、捲縮加工糸としてのウーリーナイロン糸、ポリエス
テル加工糸等の合成繊維フィラメント糸などが用いられ
る。前記ステープル繊維束は、600〜100ゲレン/30ヤー
ドが好ましい。この範囲を外れると、ノズルの目詰まり
や弱糸部からの素抜けのおそれがある。また、前記フィ
ラメント糸Cは、10〜300デニール、フィラメント数2
〜144が好ましい。これらの範囲を外れると、交絡性不
良のおそれがある。
なお、フィラメント糸Aと非弾性繊維糸Bとの組み合
わせ方は、たとえば、次のように設定される。両者の好
ましい割合は、フィラメント糸Aが15〜150デニールの
範囲に対し、非弾性繊維糸Bが30〜300デニールの範囲
が好ましく、A/B=1/2(デニール比)となるように設定
するのがより好ましい。素材の組み合わせは、Aおよび
Bともに捲縮加工糸同士、または、A:B=フィラメント
糸:捲縮加工糸などの組み合わせが採用される。フィラ
メント糸同士を組み合わせる場合、たとえば、フィラメ
ント糸Aのフィラメント数/フィラメント糸Cのフィラ
メント数=2/5〜144/144の範囲に、Aのデニール数/Cの
デニール数=7/10〜300/300の範囲にそれぞれ設定する
のが適当である。非弾性繊維糸Bとしてフィラメント糸
Cを用いるようにすると、ステープル繊維束を用いた場
合に比べて、得られる編織物の表面光沢が優れている。
この発明にかかる交絡弾性糸を得るための、前記芯鞘
構造弾性糸と非弾性繊維糸Bとの流体交絡は、たとえ
ば、次のようにして行われる。前記芯鞘構造弾性糸の第
1次フィードはアンダーフィード率高目にして供給し、
かつ、流体交絡ノズルにて合体させる非弾性繊維糸Bは
オーバーフィード率高目にして供給する。別の例は、交
絡装置を用いたコアヤーンの製造方法であって、芯鞘構
造弾性糸を伸長状態で非弾性繊維糸Bであるステープル
繊維束と合わせてフロントローラから前記交絡装置に供
給し、芯鞘構造弾性糸を包み込んだステープル繊維束の
外周に該ステープル繊維束の一部が巻回結束している交
絡弾性糸を得る。交絡ノズルは整流よりも乱流または渦
流を生じるいかなるものでも使用することができるが、
代表的なノズルとしては、米国のデュポン社から「タス
ランノズル」の商標で市販されている交絡処理ノズルが
ある。交絡処理の条件はたとえば次のように設定され
る。
・交絡処理の流体圧2.0〜5.0kg/cm2 ・交絡時の非弾性繊維糸Bのアンダーフィード率5〜
50%(芯鞘構造弾性糸に対するフィード率差) ・交絡ゾーン直前の芯鞘構造弾性糸のドラフト倍率10
0〜250% ・鞘糸となる非弾性繊維糸Bの本数1本 このようにして得られた交絡弾性糸を用いて弾性織物
および弾性編物を作ることができる。同弾性織物は、た
とえば、次のようにして製織される。先染した縦糸およ
び横糸に同一交絡弾性糸を用い、織機はスルザーもしく
はレピアタイプで、縦糸および横糸の張力を充分管理し
ながら、平織、斜文織(ツイル)、もしくは朱子織(サ
テン)などを適宜の織密度で製織した後、整理仕上げ加
工をする。また、前記弾性編物は、たとえば、次のよう
にして編成される。シングルニットでは、広径(30イン
チφ以上)の釜を有する18〜28ゲージのシンカー丸編機
に、上記のようにして得られた交絡弾性糸をそのまま
(生成糸)もしくは糸染してから仕掛け、用途に応じて
250〜400g/m(持掛目付)に設定した、タテ方向および
ヨコ方向にそれぞれ80〜120%のストレッチを有するシ
ングル編地を編成したり、ラン発生の心配のない各種両
面丸編機を用いてダブルニットを編成する。
これらの弾性織物および弾性編物は、たとえば海水パ
ンツ(水着)、レオタード、およびサイクルパンツ等、
主としてスポーツ用途の外に、繊維資材などに用いられ
る。
この発明では、フィラメント糸A、非弾性繊維糸Bお
よび弾性糸を別々の糸のままで同時に交絡処理ゾーンへ
供給して交絡処理する、ということはしないで、フィラ
メント糸Aと弾性糸とを予め芯鞘構造弾性糸にしてお
き、同芯鞘構造弾性糸と非弾性繊維糸Bとを同時に交絡
処理ゾーンへ供給して交絡処理するようにしている。こ
れにより、途中の糸切れに伴う停台回数が少なくなって
稼動率が向上したり、加工速度が高い空気交絡加工機な
どであり2本ともラージパッケージが要求されたり、あ
るいは、3本給糸に比べてクリール仕掛けを少なくした
りすることができる。
〔作用〕 弾性糸を芯糸とし非弾性フィラメント糸を鞘糸とする
芯鞘構造弾性糸は、伸縮性に富む。このような芯鞘構造
弾性糸に対して、非弾性繊維糸を流体交絡してなる交絡
弾性糸は、さらに伸縮性に富み、しかも、非弾性繊維糸
が芯鞘構造弾性糸に強固に交絡している。
このような交絡弾性糸を用いた弾性編織物は、スリッ
プ(目寄れを含む)が起こりにくく、しかも、伸縮性の
良いものとなる。
〔実 施 例〕
以下、この発明の交絡弾性糸の1実施例を表す図面を
参照しながら説明するが、この発明は図示したものに限
定されない。
第1図(a)は、この発明の交絡弾性糸の1実施例を
側面から見た模式図である。この図にみるように、この
交絡弾性糸1は、弾性糸2からなる芯部、ならびに、非
弾性フィラメント糸Aおよび非弾性繊維糸Bたるステー
プル繊維束3からなる鞘部を有する。ステープル繊維束
3は、弾性糸2および非弾性フィラメント糸Aに旋回ヨ
リしている結束部31と、それらの少なくとも片側に浮遊
している甘ヨリ部32とを有している。第2図(a)にも
みるように、交絡弾性糸1に用いた芯鞘構造弾性糸4
は、非弾性フィラメント糸Aを弾性糸2にコイル状に巻
き付けてなるものである。
第1図(b)は、この発明の交絡弾性糸の別の1実施
例を側面から見た模式図である。この実施例の交絡弾性
糸10は、第1図(a)に示すものにおいて芯鞘構造弾性
糸4の代わりに、非弾性フィラメント糸Aを弾性糸2に
交絡、混繊してなる芯鞘構造弾性糸5(第2図(b)参
照)を用いたこと以外は、第1図(a)に示すものと同
じである。
第1図(c)は、この発明の交絡弾性糸のさらに別の
1実施例を側面から見た模式図である。この実施例の交
絡弾性糸11は、第1図(a)に示すものにおいて非弾性
繊維糸Bとして非弾性フィラメント糸Cを用いたこと以
外は、第1図(a)に示すものと同じである。同様に、
第1図(b)に示すものにおいて非弾性繊維糸Bとして
非弾性フィラメント糸Cを用いてもよい。
第1図では、糸の構造をわかりやすくするために、図
の中央部分の非弾性繊維糸を破断した状態で示した。ま
た、第1図および第2図では、芯鞘構造弾性糸の構造を
わかりやすくするために、フィラメント糸Aを太い一本
の線で表現しているが、マルチフィラメント糸であって
もよい。
第3図は、上記第1図(a)に示す交絡弾性糸を製造
する場合の1例を表す模式図である。第3図にみるよう
に、非弾性繊維糸Bたるステープル繊維束3、たとえば
スライバをローラ15および17の間でエプロン16を用いて
ドラフトし、クサビ状に先端部が開口したコンベアベル
ト31および31′の間に送り込む。ドラフトされた繊維束
3は交絡処理ノズル20により芯鞘構造弾性糸4と、コン
ベアベルト31および31′内で交絡処理され、ノズル20通
過後はガイド35によりノズル出口方向と角度θを持った
方向に曲げられて引き取られ、デリベリローラ18を通っ
てワインダ19によって巻き取られる。ここで、角度θを
持った方向に曲げるのは、結束部の強固さおよび糸条表
面の凹凸感を強め、ファンシー調を作る作用があるとい
う理由からであり、たとえば、θ=0〜45度が適当であ
る。交絡処理ゾーン(ローラ17から交絡処理ノズル20の
出口までの間)では、芯鞘構造弾性糸4をステープル繊
維束3に対して5〜50%のアンダーフィードで供給しな
がら2.0〜5.0kg/cm2の流体圧で流体(たとえば、空気)
を噴射し、両糸を交絡、混繊する。鞘部(ステープル繊
維束やフィラメント糸C)が完全被覆するようになるた
めには、鞘部を構成するものがオーバーフィードするよ
うに設定するのである。
第4図は、上記第1図(c)に示す交絡弾性糸を製造
する場合の1例を表す模式図である。第4図にみるよう
に、芯鞘構造弾性糸4とフィラメント糸Cとを引き揃え
て交絡処理ノズル20を通過させる。交絡処理ゾーン(第
1フィードローラ21からデリベリローラ22までの間)直
前に芯鞘構造弾性糸4には一定のドラフト倍率を与え
る。交絡処理ゾーンでは、たとえば、芯鞘構造弾性糸4
のドラフト倍率を100〜250%に、フィラメント糸Cを5
〜50%のオーバーフィードで供給しながら、ノズル20に
より2.0〜5.0kg/cm2の流体圧で流体(たとえば、空気)
を噴射し、両糸を交絡、混繊する。交絡処理ゾーンから
出てきた糸を巻き取る。これにより、第1図(c)に示
す交絡弾性糸11が得られる。
以下に、この発明の具体的な実施例および比較例を示
すが、この発明は下記実施例に限定されない。
−実施例1− 芯鞘構造弾性糸は通常のシングルカバーリング撚糸機
で丸編肌着用の糸S270−E〔東レ・デュポン(株)製の
ポリウレタン弾性糸(登録商標「オペロン」T−127、2
0デニール)を芯糸に、ウーリーナイロン糸(70デニー
ル、34フィラメント、タイプ5000、ナイロン6製)を鞘
部に配したもの。ドラフト比3.5倍、撚り数400T/m(Z
撚り)〕を、フィラメント糸Cは東レ(株)製のウーリ
ーナイロン糸(登録商標「ナイロンヨックス」、70デニ
ール、48フィラメント、タイプY198、ナイロン6製)を
用い、第4図に示す構成を持つ交絡処理装置を使用し、
次の条件でこの発明の交絡弾性糸(以下、「FTY」と言
うことがある)を製造した。
交絡処理条件 ・交絡処理ゾーン直前の芯鞘構造弾性糸のドラフト倍
率;200% ・第1フィードローラ(第4図中、21で示す)速度
(VF1);300m/分 ・デリベリローラ(第4図中、22で示す)速度(V
D);250m/分 ・オーバーフィード率(VF1/VD−1)×100;20% ・流体圧(圧空圧力);3.5kg/cm2 ・交絡ノズル;ヘバーライン社製(HEMA) 得られた交絡弾性糸をチーズ染色した後、タテ・ヨコ
使いの2/1ツイルを製織したところ、超ハイストレッチ
なツーウェイ織物が得られた。同織物は、ストレッチ性
が84%(タテ)×92%(ヨコ)で、スリップは全く発生
しなかった。
他方、染色後の同じ交絡弾性糸を用い、24ゲージのシ
ンカー丸編機で天竺を編成した。やや地厚感があり、ハ
イストレッチでラン発生強力が高かった。
これらの織物および編物の両製品ともに水着に好適で
あった。
−実施例2− 空気交絡加工機(愛機製作所(株)製)を使用し、芯
部の弾性糸として東レ・デュポン(株)製のポリウレタ
ン弾性糸〔T−127C(クリヤタイプ)、30デニール、登
録商標「オペロン」〕を用い、鞘部のフィラメント糸A
として東レ(株)製のウーリーナイロン糸(15デニー
ル、10フィラメント、タイプ127、ナイロン66製、登録
商標「ナイロン“PTY"」)を用い、次の条件で交絡処理
し、芯鞘構造弾性糸を製造した。
・交絡処理ゾーン直前のポリウレタン弾性糸のドラフ
ト比;3.5倍 ・ウーリーナイロン糸の第1次フィード率;3%のアン
ダーフィード率 ・ウーリーナイロン糸の交絡処理ゾーンにおけるフィ
ード率;4%のオーバーフィード率 ・交絡ノズル;AWA製作所(株)製#MK−13 ・流体圧(圧空圧力);2.5kg/cm2 ・加工糸速;600m/分 得られた芯鞘構造弾性糸と、エジプト原綿粗糸(超長
原綿、太さ200ゲレン/30ヤード)とを用いて、第3図に
示す空気交絡ノズルを有する結束紡績機により次の条件
で高級な綿コアスパンヤーン(綿CSY)たる交絡弾性糸
を紡出した。
・紡出番手;綿番手70S(ヨリ係数K=4.2) ・フロントローラ(第3図中、17で示す)速度(V
F);105m/分 ・デリベリローラ(第3図中、18で示す)速度(V
D);84m/分 ・オーバーフィード率(VF/VD−1)×100;25% ・流体圧(圧空圧力);3.0kg/cm2 得られた交絡弾性糸を用いて緯糸打ち込みの平織(ブ
ロード)を製織した。織物のヨコストレッチ性は47%
(1kg定荷重下)であった。同じ交絡弾性糸を用いて28
ゲージのシンカー丸編機で編成した編地は、ストレッチ
85%(タテ)×102%(ヨコ)でラン発生は全くなかっ
た。さらにストッキング編機(400本×3 1/2インチφ)
でパンティストッキング(パンティ部)を650m/分で問
題なく編成でき、ソフトな保温性のある製品を得た。
−実施例3− 通常のシングルカバーリング撚糸機で、東レ・デュポ
ン(株)製のポリウレタン弾性糸(登録商標「オペロ
ン」T−127、20デニール)を芯糸に、東レ(株)製の
特殊捲縮加工されたウーリーナイロン糸(15デニール、
5フィラメント、タイプ27、ナイロン6製、登録商標
「ナイロン“PTY"」)を鞘部に配して、弾性糸のドラフ
ト比3.5倍、撚り数800T/m(Z撚り)で横巻きにして芯
鞘構造弾性糸を得た。
次工程で、この芯鞘構造弾性糸と、粗糸(長綿主体の
原綿使用。220ゲレン/30ヤード)とを用いて、実施例2
と同様、空気交絡ノズルを有する結束紡績機により次の
条件で高級な綿コアスパンヤーンたる交絡弾性糸を紡出
した。
・紡出番手;綿番手55S(ヨリ係数K=4.2) ・フロントローラ速度(VF);120m/分 ・デリベリローラ速度(VD);92.5m/分 ・オーバーフィード率(VF/VD−1)×100;30% ・流体圧(圧空圧力);3.2kg/cm2 得られた交絡弾性糸(綿CSY)は充分なる糸形態で、
かつ、弾性糸の露出は全くなく完全なものであった。こ
の糸をチーズ染色した後、タテ・ヨコ使いの平織を製織
し、また、24ゲージのシンカー丸編機で天竺を編成し
た。織物の伸縮性はツーウェイで約65%(タテ)×58%
(ヨコ)のストレッチ(1kg定荷重下)であり、しかも
スリップは全くなかった。同様に、天竺もストレッチ10
4%(タテ)×121%(ヨコ)のストレッチ(1kg定荷重
下)で、20kg f以下ではラン発生は全くないソフトな風
合でボディシャツ地に好適であった。
−比較例1− 実施例1で用いた芯鞘構造弾性糸をチーズ染後に実施
例1と同様にタテ・ヨコ使いで製織し、また、24ゲージ
のシンカー丸編機で編成して第1表に示す弾性織物およ
び弾性編物を得た。
−比較例2− 空気交絡加工機(愛機製作所(株)製)を使用し、芯
部の弾性糸として東レ・デュポン(株)製のポリウレタ
ン弾性糸〔T−127、20デニール、登録商標「オペロ
ン」〕を用い、鞘部のフィラメント糸Aとして神戸生絲
(株)製のウーリーナイロン糸(70デニール、34フィラ
メント、タイプ5000、ナイロン6製、登録商標「コベ
ス」)を用い、次の条件で芯鞘構造弾性糸を製造した。
・交絡処理ゾーン直前のポリウレタン弾性糸のドラフ
ト比;3.5倍 ・ウーリーナイロン糸の第1次フィード率;2%のアン
ダーフィード率 ・ウーリーナイロン糸の交絡処理ゾーンにおけるフィ
ード率;5%のオーバーフィード率 ・交絡ノズル;AWA製作所(株)製#MK−13 ・流体圧;1.8kg/cm2 ・加工糸速;520m/分 ・交絡数;124個/m 得られた芯鞘構造弾性糸をそのまま用いて実施例1と
同様にタテ・ヨコ使いで製織し、また、24ゲージのシン
カー丸編機で編成して第1表に示す弾性織物および弾性
編物を得た。
−比較例3− 実施例1で用いた弾性糸に実施例2で用いたステープ
ル繊維束を第1表に示す条件でリング精紡機に掛け、従
来の綿CSYを得た。この綿CSYをチーズ染後、タテ・ヨコ
使いで製織し、また、24ゲージのシンカー丸編機で編成
して第2表に示す弾性織物および弾性編物を得た。な
お、この弾性編物は、編成不良で部分的にキズが発生し
た。
−実施例4〜6− 実施例1〜3において、原料糸および交絡処理条件を
第1表および第2表に示すように変えたこと以外は、実
施例1〜3と同様にして交絡弾性糸を得た。
使用した原料糸は、弾性糸が、東レ・デュポン(株)
製のポリウレタン弾性糸(タイプ127、70デニールおよ
び40デニール、ならびに、T−127C、20デニール:いず
れも登録商標「オペロン」)であった。フィラメント糸
Aは、東レ(株)製のウーリーナイロン糸(210デニー
ル、68フィラメント、タイプ5000、ナイロン6製:登録
商標「スパークナイロン」)、同社製のウーリーナイロ
ン糸(7デニール、5フィラメント、タイプ200、ナイ
ロン6製:登録商標「ナイロン“PTY"」)、同社製のナ
イロン糸(20デニール、モノフィラメント、タイプ580
0:超制電性繊維、登録商標「ルアナ」)であった。非弾
性繊維糸Bとして、350ゲレン/30ヤードの粗糸(米綿の
原綿使用)を用いた。フィラメント糸Cは、東レ(株)
製のウーリーナイロン糸(50デニール、40フィラメン
ト、タイプ5000、ナイロン6製:登録商標「ロイヤルソ
フィ」)を用いた。
得られた交絡弾性糸を用いて実施例1と同様にして弾
性織物および弾性編物を製造した。
第1表に交絡弾性糸の原料糸を、第2表に交絡弾性糸
の仕様と流体交絡条件を示した。
また、実施例1〜6および比較例1〜3の交絡弾性糸
について露出度および糸形態を、得られた弾性織物の表
面光沢、伸縮性およびスリップを、得られた弾性編物の
表面光沢、伸縮性および天竺ラン発生強力を、それぞ
れ、調べ、結果を第2表に示した。また、織組織および
編組織も第2表に示した。
(1) 交絡弾性糸の露出度 被測定糸を一定の張力(荷重0.1g/デニール)のもと
で移動させながら、万能投影機(倍率80倍)で視覚判定
し、次のように評価した。
◎…全く弾性糸露出のないもの △…先染とか、後工程を経たことによる露出が若干認
められるもの ×…交絡弾性糸の測定時散見されるもの ××…露出個所が5個所/m以上存在するもの (2) 交絡弾性糸の糸形態 判定基準としては、交絡弾性糸の表面糸筋が均斉でス
トレートかつトルクバランスのとれた安定な糸条である
ことが望まれているため、コアヤーンタイプ(実施例2
〜4、6および比較例3)では、 ○…結束性の強固で比較的凹凸感の少ないもの △…ファンシーヤーンライクなイレギュラーなもの ×…トルクバランスが不安定で、付加張力によって簡単
にスナールを発生し、結束部が引掛ってスナールが元に
戻りにくいもの とに区分し、フィラメント交絡加工糸タイプ(実施例
1、5および比較例1、2)では、 ◎…被覆性が良好で、嵩高性に富み、かつ、糸条表面が
均整でストレートなもの ○…トルクバランス、特にスナールの発生の少ないもの △…トルクバランスが、付加張力によって不安定になり
やすく、スナールの発生しやすいもの ×…多くビリつくもの に区分してランク付けした。
(3) 弾性織編物の表面光沢 いずれも、織編物は表面スムースな平織(天竺)、サ
テン、ツイルおよび丸編物で評価したので、約30〜50cm
離れてタテ、ヨコおよび斜め方向からの視覚で反射光線
を受ける程度で比較例1のものを基準(○)にしてそれ
よりも光沢の良いものを◎、やや劣るものを△、非常に
劣るものを×で判定した。
(4) 弾性織編物の伸縮性 ストレッチ性を有する織物は、綿コアスパンヤーン使
いで上限30%までが得られている。大きさ25cm×25cmの
試料を切り出し、つかみ間隔20cmでヨコ方向またはタテ
方向の定伸長引張試験機の引張速度100%/分で定荷重
1.0kg fまでの伸度で次のランク付けを行った。この発
明では20%より大きく40%以下の範囲を基準(○)とし
た。
◎…ストレッチ40%より大で100%以下 ○…ストレッチ20%より大で40%以下 △…ストレッチ5%より大で20%以下 ×…ストレッチ0%以上5%以下 一方、丸編物のうち天竺はタテ方向でのストレッチを
評価することにし、大きさ20cm×20cmの試料を切り出
し、つかみ間隔10cmでタテ方向の定伸長引張試験機の引
張速度100%/分で定荷重1kg fまでの伸度で次のランク
付けを行った。
◎…ストレッチ70%以上 ○…ストレッチ50%以上70%未満 △…ストレッチ30%以上50%未満 ×…ストレッチ10%以上30%未満 (5) 弾性織物のスリップ JIS L1062のA法により、荷重0.454kg fのときのタ
テ・ヨコ糸の滑脱量〔mm〕で表した。
(6) 弾性編物のラン発生強力 大きさ10cm×10cmの試料編地を切り出して、自動引張
試験機(テンシロン型引張)のつかみ幅5cm、つかみ間
隔3cmとし、引張速度50cm/分で伸張したときにラン発生
の開始強力〔kg〕で表した。天竺ラン発生強力の数値が
大きいほど好ましい。さらに、ラン発生強力の実用的
(縫製時)な目安として2kg前後の引張が発生するの
で、ランク付けとして10kg以上を◎、2kg以上を○、2kg
未満を×と判定した。
第2表にみるように、この発明の交絡弾性糸である実
施例の糸は、比較例の糸に比べると、露出度の全くな
い、しかも糸形態が安定したスナール欠点のないもので
ある。
また、実施例の糸を用いた弾性編織物は、比較例の糸
を用いたものに比べると、極めて優れた伸縮性を有す
る。
〔発明の効果〕 この発明にかかる交絡弾性糸は、以上に述べたような
ものであるので、これを用いると、伸長してもスリップ
が生じにくく伸縮性に富む弾性編織物を得ることができ
る。
この発明にかかる弾性編織物は、以上に述べたような
交絡弾性糸を用いているので、2ウェイの場合であって
もスリップなしで達成できる伸縮性が従来よりも一層大
きくなり、これにより用途展開が拡大しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)および(c)は、それぞれ、この
発明にかかる交絡弾性糸の1実施例を表す模式側面図、
第2図(a)および(b)は、それぞれ、この発明に用
いられる芯鞘構造弾性糸の1例を表す模式側面図、第3
図および第4図は、それぞれ、この発明にかかる交絡弾
性糸の別々の1製造例を表す模式図である。 1,10,11……交絡弾性糸、2……弾性糸、3……非弾性
繊維糸Bたるステープル繊維束、4,5……芯鞘構造弾性
糸、A……非弾性フィラメント糸、C……非弾性繊維糸
Bたる非弾性フィラメント糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D02G 3/32 D02G 3/22 D02G 3/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性糸を芯糸とし非弾性フィラメント糸を
    鞘糸とする芯鞘構造弾性糸に非弾性繊維糸を流体交絡し
    てなる交絡弾性糸。
  2. 【請求項2】請求項1記載の交絡弾性糸を用いた弾性編
    織物。
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