JPH03206139A - 空気仮撚法による抗菌ポリエステル/羊毛,抗菌ポリエステル/羊毛/ポリエステル混紡糸及びその製造方法 - Google Patents

空気仮撚法による抗菌ポリエステル/羊毛,抗菌ポリエステル/羊毛/ポリエステル混紡糸及びその製造方法

Info

Publication number
JPH03206139A
JPH03206139A JP212990A JP212990A JPH03206139A JP H03206139 A JPH03206139 A JP H03206139A JP 212990 A JP212990 A JP 212990A JP 212990 A JP212990 A JP 212990A JP H03206139 A JPH03206139 A JP H03206139A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
polyester
wool
antibacterial
fiber length
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP212990A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiji Masui
増井 利次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP212990A priority Critical patent/JPH03206139A/ja
Publication of JPH03206139A publication Critical patent/JPH03206139A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は空気仮撚式紡績法によって製造された混紡糸及
びその製造方法に関する。
(従来の技術) 絹糸を牽伸装置によってドラフトしフリースとした後、
これを空気仮撚式装置に導入して仮撚を付与し、中央部
に位置する短繊維束に仮撚を施しながら、この繊維束の
周囲に実質的に自由端を具える繊維群を生しさせ、仮撚
の解撚時に外側の無拘束繊維群を中央部の繊維束に巻付
かせて紡績糸となす技術は、空気仮撚式紡績法と呼称さ
れ、リング精紡法に代わる革新紡績法の一つとして近時
注目を集めており、これに関連する発明・考案は特公昭
56−31370号公報を始めとする多くの文献に多数
開示されている. 前記空気仮撚式紡績法によって得られる紡績糸の構造を
具体的に説明すると、前記公報に記載されているように
、ステープルファイバ束の一部の単繊維がその一端を糸
本体の内層部に係止され、他端を糸本体の外層部に巻き
付かせた状態で存在し、各巻付き単繊維は糸の長さ方向
に対して一定の向きに配向され、このため、糸をしごい
た場合、一方向には糸表面がざらつき、他方向には平滑
な感触を与える特徴を有している.この糸は、他の革新
紡績の糸に比べて、従来のリング精紡法で得られる糸と
比較的似た特性を有すること、被覆糸や複合糸として紡
出することが容易なこと(特公昭59−7912号公報
参照)、並びに糸の中心部が実質的に無撚りで空隙に冨
み、加工処理液の浸透性が良好であること等の利点があ
るので、各種繊維の紡績に応用するべく多くの研究が進
められている。
(発明が解決しようとする課題) 空気仮撚式紡績法を実施するための実用機としては、村
田機械株式会社による“村田ジェットスピナー” (略
称MJS)が現在市販されているが、これは比較的繊維
長の短い綿繊維を主な対象として開発されたものであり
、羊毛繊維のような長繊維を含む糸の紡出には未だ解決
すべき問題点が多く存在している。
即ち、羊毛繊維はlQmmから250mmまでの広い範
囲に分布した繊維長を有する繊維から構威されているた
め、比較的繊維長の均斉度の高い綿繊維を対象に開発さ
れたMJSに羊毛繊維を含む繊維束をそのまま仕掛けて
も良好な紡出状態並びに糸特性は期待できない。便法と
して、羊毛繊維を裁断して綿繊維の繊維長分布に類似さ
せてから紡出する方法も提案されているが、これによれ
ば、当然羊毛特有の良好な風合いが損なわれて好ましく
ない. 一方抗菌剤を含有するポリエステル織維としては、例え
ば、抗菌作用を有する金属イオンを保持しているゼオラ
イト系固体粒子(以下抗菌性ゼオライトと称す)を含む
繊維が知られている(特開昭59−133235号公報
参照)。しかしながら抗菌性ゼオライトは糸表面近傍に
存在しないと抗菌効果の増大および抗菌効果の迅速化が
達威されないという問題があり、更には抗菌性ゼオライ
トを多量に含有させたとしても、抗菌ポリエステルと他
の繊維等異種繊維を前紡工程でミックスすると繊維の表
面状態が異なるため糸斑が増加するという問題があった
本発明は、このような欠点を解消し、空気仮撚式紡績法
によって良好な紡出調子を維持して製造でき、しかも抗
菌効果に優れ、羊毛繊維特有のふっくらとした風合いと
同時にポリエステル繊維の腰のある風合いを有し、空気
仮撚式紡績による糸独特のシャリ感を備えた抗菌ポリエ
ステル/羊毛抗菌ポリエステル/羊毛/ポリエステル混
紡糸及びその製造方法の提供を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達或するために本発明は次の構威を備えてい
る。即ち第一番目の発明は、羊毛繊維束又は羊毛繊維と
ポリエステル繊維からなる混合繊維束と、抗菌ポリエス
テル繊維束の両繊維束を空気仮撚式紡績装置に供給し紡
績してなる糸であって、前記羊毛繊維は最長繊維長が1
50mm〜240mm  バーベ法による平均繊維長が
55mm以上であり、また、前記ポリエステル繊維は最
長繊維長が1 0 0mm〜2 0 Qmm,バーへ法
による平均繊維長が55mm以上,単繊維の繊度が5デ
ニール以下であり、一方、前記抗菌ポリエステルが抗菌
作用を有する金属イオンを保持しているゼオライト系固
体粒子が0.05〜10重量%含有されているポリエス
テル繊維であと共に最長繊維長が100mm〜200m
m,バーへ法による平均繊維長が55mm以上,単繊維
の繊度が5デニール以下であり、且つ前記抗菌ポリエス
テルが全量に対して20〜80重量%.羊毛繊維が全量
に対して20〜80重量%,ポリエステル繊維が全量に
対してO〜60重量%含まれていることを特徴とする抗
菌ポリエステル/羊毛.抗菌ポリエステル/羊毛/ポリ
エステル混紡糸を要旨とし、また第二番目の発明は最長
繊維長が150mm〜240mm,バーベ法による平均
繊維長が55mm以上である羊毛繊維束.又は最長繊維
長が150mm〜240mm,ハーへ法による平均繊維
長が55mm以上である羊毛繊維と最長繊維長が1 0
 0mm〜2 0 0mm,バーベ法による平均繊維長
が55mm以上.単繊維の繊度が5デニル以下であるポ
リエステル繊維からなる混合繊維束を中央より、また抗
菌作用を有する金属イオンを保持しているゼオライト系
固体粒子が0.05〜10重量%含有されていると共に
、最長繊維長が1 0 0mm 〜2 0 0mm,バ
ーベ法による平均繊維長が55mm以上.単繊維の織度
が5デニール以下である抗菌ポリエステル繊維を両側よ
り分離した状態でドラフト装置のバックローラより供給
し個別的に牽伸し、フロントローラ直後で直ちに合流せ
しめて空気式糸旋回装置及び仮撚付与装置に導入し、所
定番手の混紡糸となすことを特徴とする空気仮撚法によ
る抗菌ポリエステル/羊毛5抗菌ポリエステル/羊毛/
ボリエステノレ混紡糸の製造方法を要旨とする。
前記空気仮撚式紡績装置によって得られる紡績糸は公知
の通り、ステーブルファイバー束の単ファイバーの一端
が生成糸内層部にあり、該ファイバーの他端が上記生戒
糸外層部に出て実撚状に捲付き、各捲付き単ファイバー
の配列が同じ配列方向を有しており、上記構造を有する
生戒糸は、糸表面のしごき方向と関連して一方向には糸
表面がざらつき、他方向には滑らかであるという特性を
有している。
また空気仮撚式紡績装置に2種以上の素材よりなる粗糸
を、牽伸ローラによって互いに分離した状態で個別的に
牽伸し、各繊維束を牽伸ローラの直後で直ちに合流せし
めて1本の解撚ノズルに導入し、該解撚ノズルによって
一定方向に合撚合体した後、さらに該合撚合体した繊維
束に上記解撚ノズルとは逆方向の仮撚を付与する他の仮
撚ノズルを作用させることにより得られる紡績糸は公知
の通り、糸芯である実質的に無撚りのコアの中で各素材
はランダムに混じり合うことがなく層となって別れて存
在し、これを外側からラセン状に捲きついた2種以上の
繊維が均一に覆うようにして締めつけるという構造を有
している. しかして、上記本発明の混紡糸を得るにあたって前述の
如き特定の繊維長を有する羊毛繊維束又は羊毛繊維とポ
リエステル繊維からなる混合繊維束と、抗菌ポリエステ
ルms1束とを単に所定の割合で組み合わせても本発明
の紡績糸を製造することはできない.後述するように空
気仮撚式紡績装置に仕掛ける際に、ドラフト手段として
中抜きローラを使用することにより長い繊維長を有する
抗菌ポリエステル.ポリエステル及び羊毛繊維を傷める
ことなく、効果的に高品質の糸を紡出可能ならしめたの
である。
ここで本発明に使用される羊毛繊維は、梳毛紡績用繊維
即ち最長繊維長150mm〜2 4 0 mm,ハーヘ
法(JIS  L  1083−1971に規定するト
ノプアナライザによる方法のハーベ法)による平均織維
長が55mm以上ある繊維長分布を有するものであるこ
とが肝要であり、これよりも短い繊維、即ち紡毛紡績用
繊維等では得られる糸の強力や品質が格段に劣り、又、
紡出調子も悪化して好ましくない。
本発明に使用されるポリエステル繊維は、所謂標準的な
レギュラタイプの他に、付加価値を持たせて、例えば難
燃性にしたものとか、染色性を改善した特殊なもの、又
は複合構造のものでもよく、それぞれ用途・目的に合わ
せて選択される。
羊毛と混紡するのに好適なポリエステルステープルは、
連続長繊維束からなるトゥを、トゥリアクタ等の牽切装
置で切断してスライバ状に形威して得られるものや、予
め定長又はバイヤスにカントされたステーブルをカード
工程を経てスライバ化する方式のいずれをも採用できる
が、牽切方式で得られたものが繊維の平行性に優れ本発
明の目的により相応しい。その繊維長分布は、最長繊維
長が100mm〜200mmの範囲にあり、且つバー八
法による平均繊維長が55mm以上であることが必要で
、この条件に適合したものが、前述する羊毛繊維と混紡
された場合に、良好な紡出調子を維持することが可能で
ある。
特にその繊度は5デニール以下の細いものであることを
要し、これよりも太い繊維では、紡出される糸の構威繊
維本数が少な過ぎて、糸の強度が不足する。
本発明に使用される抗菌ポリエステルとは、抗菌性ゼオ
ライトを含有するポリエステル繊維であり、ポリエチレ
ンテレフタレート,ポリへキサメチレンテレフタレート
,ポリテトラメチレンテレフタレート.ボリ1,4−ジ
メチルシク口ヘキサンテレフタレート等ポリエステル重
合体に抗菌性ゼオライトを添加し、次いで紡糸すること
により得られるもので繊維内部に抗菌性ゼオライトを含
有し、耐久性のある抗菌性能を有するものである.抗菌
性ゼオライトとは、抗菌作用を有する金属イオンを保持
しているゼオライト系固体粒子であり、金属イオンとし
ては銀,w4.亜鉛,水銀,錫.ビスマス.カドミウム
およびクロムからなる群より選ばれたl種または2種以
上の金属イオンが好ましい。又、ゼオライト系固体粒子
は、六一型ゼオライト,X一型ゼオライト,Y一型ゼオ
ライト又はモルデナイトが好ましい。該ゼオライト系固
体粒子は、ポリエステル重合体中に0.05〜10重量
%程度含有せしめることにより、充分な抗菌能力を、繊
維に付与することができる. そして、抗菌性ゼオライトを含有するポリエステルステ
ーブルは、連続長繊維束からなるトウを、トウリアクタ
等の葦切装置で切断してスライバ状に形成して得られる
.予め定長にカントされたステーブルをカード工程を経
てスライバ化する方式も採用できるが、繊維の平行度の
点と能率の点で前者の方式の方が好ましい.その繊維長
分布は、最長繊維長が100mm〜200mmの範囲に
存在し、且つバーベ法による平均繊維長が55mm以上
であることが必要で、この条件に適合したものが、前述
する羊毛繊維束、又はポリエステル繊維と羊毛繊維から
なる混合繊維束と混紡された場合に、良好な紡出調子を
維持することが可能である. 特にその繊度は5デニール以下の細いものであることを
要し、これよりも太い繊維では、紡出される糸の構威繊
維本数が少な過ぎて、糸の強度が不足する. そして、ポリエステル繊維と羊毛繊維の混合繊維の場合
は、ポリエステル繊維と羊毛繊維のスライバーは前紡工
程に並列して仕掛けられて混紡され、粗糸に形威され、
抗菌ポリエステルの粗糸と供に上記空気仮撚式紡績装置
に供給される.本発明において、抗菌ポリエステル繊維
の全量に対する重量は20〜80重量%であることが要
求される。抗菌ポリエステル繊維の量が全量に対して2
0重量%未満となると、抗菌ポリエステル繊維を混合す
る目的である抗菌効果が小さく、80重量%を越えると
得られる糸の風合いが硬くなり好ましくない。
また、本発明において羊毛繊維の全量に対する重量は2
0〜80重量%であることが要求される.羊毛繊維の量
が全繊維量に対して20重量%未溝になると、羊毛繊維
特有のバルキー性が失われる.逆に80!量%を越える
と、抗菌ポリエステル繊維の量が20重量%未満となる
ために抗菌効果が小さくなり好ましくない. そして上記の様な構或の羊毛繊維束、又は羊毛繊維とポ
リエステル繊維からなる混合繊維束を中央より、また抗
菌ポリエステルを両側より分離した状態で1′シフト装
置のバックローラより供給し個別的に牽伸し、フロント
ローラ直後で直ちに合流せしめて空気式糸旋回装置及び
仮撚付与装置に導入し、所定番手の混紡糸となす. 空気仮撚式紡績装置から得られた単糸は公知の方法によ
って複数本、例えば2本引き揃えて加燃されて双糸とす
るか又は単糸のままで、織物用の経糸又は緯糸、又はニ
ット用の糸として使用される。
このようにして製造された糸は、混紡されているポリエ
ステル繊維の腰のある風合いと、羊毛本来のバルキー性
に、空気仮撚式紡績により得られるシャリ感が加わり、
従来にない独特の風合いを有するものとなるとともに、
抗菌性ゼオライトによる抗菌作用を呈し、これを原糸と
するmW物で作られた衣料は、ワーキング衣料用等とし
て好適な製品となる。
本発明にかかる糸の製造について、図面に示す好適例に
基づいて説明する。
第1図及び第2図に示すように、ケンス(1)から引き
出された前記の構威の抗菌ポリエステル繊維束からなる
粗糸(2′)と前記の構威の羊毛繊維束又は羊毛/ポリ
エステルの混紡繊維東からなる粗糸(2)をスライバー
ガイド(12),第3図に示すセパレータ(13),バ
ックローラ対(3),エプロン(4)を具えたミドルロ
ーラ対(5),フロントローラ対(6)の二者からなる
ドラフト機構に各々の粗糸(2) . (2 ’)が重
ならない様に順次に通してフリース状となし、フロント
ローラ対(6)の出口で直ちに合流したものを、第1空
気噴射ノズル(7),解撚管(8),第2空気噴射ノズ
ル(9).引き出しローラ(IO)を経て前述の独特の
構造を有する単糸(Y)  となし、パンケージ(11
)として巻き取っている.本発明の糸を得るためには、
第4図に示すドラフト機構(14)のミドルローラ対(
5)のトンブローラの方に、第5図に示すような構造の
中抜きローラ(15)を特別に採用し、特定長さの抗菌
ポリエステル繊維とポリエステル繊維と羊毛繊維とのド
ラフトを円滑に実施できるように構成している。この中
抜きローラ(15)は、外周面の中央領域を小径に制作
してあり、これによって適宜深さの中抜き部(16)が
形威されている。中抜き部(l6)の深さは供給される
粗糸の番平に応して選択され、太い粗糸に対しては深く
することが望ましく、例えば、粗糸の重量が0. 4 
〜2. 0 g / mの場合には、0.4〜0. 8
 m m程度が適当である。この中抜きローラ(15)
の機能は、粗糸中にドラフト機構に設定されたローラゲ
ージよりも長い繊維が存在している場合(このようなこ
とは羊毛繊維を対象にする場合には必然的に常に生しる
)でも、ドラフトの際にこれを切断することなく、しか
も他の繊維群のドラフトを乱さないように制御すること
にある.(作用) 本発明に係る糸は、最小10mm前後から最大250m
m前後にも達する繊維長分布の原毛をカットすることな
く、そのまま糸中に混紡させているので、羊毛特有の風
合いを損うことがない。
また本発明に係る糸は羊毛繊維束、又は羊毛繊維とポリ
エステル繊維束からなる混合繊維束を中央より、また抗
菌ポリエステル繊維を両側より互いに分離した状態でド
ラフト装置のバックローラより供給し個別的に牽伸し、
フロントローラ直後で直ちに合流せしめて空気式糸旋回
装置及び仮撚付与装置に導入し、所定番手の混紡糸とな
すようにしているので、両側より供給している抗菌ポリ
エステル繊維が糸の表面に出るようになるのである. (実施例) 梳毛紡績の通常工程を経て製造された羊毛繊維(平均織
維直径21.5μ)のスライバ−46重量部と、ポリエ
ステル3デニール,76mmバイヤスカソト織維をカー
ド方式でスライバーにしたもの54重量部を混紡し、1
.7番手(メートル番手、以下同様)の混紡スライバー
(A)を得た.一方、ポリエステル中に特開昭59−1
33235号公報の参考実施例Z,の抗菌性ゼオライト
を2.0重量%含有する抗菌ポリエステル3デニール,
83mmハイヤスカノト織維をカード方弐でスライバー
にし、6.25番手のスライハー(B)を得た。
これを第1図に示す如きからなるMJS@に(A)を中
央に(B)を(A)の両側に各々1本毎、スライバーガ
イド(12) ,  セパレータ(13)で各々が重な
らない様に分けてフィードし、フロントローラ対(6)
の出口で直ちに合流して、第一空気噴射ノズル(7),
解撚管(8),第二空気噴射ノズル(9)を通して43
番手の単糸を製造した. なお、使用装置において第4図及び第5図に見られる中
抜きローラの溝の深さは0. 6 m mとした。
またドラフト装置のローラゲージをフロントローラとミ
ドルローラ間を103mm,  ミドル口ーラとバック
ローラ間を107mmにセントし、総ドラフトを50倍
とした. 比較例として、通常の方法で製造された羊毛繊維(直径
21.5μ)のスライバ−30重量部と、ポリエステル
3デニール,76mmバイヤスカ,ト繊維をカード方式
でスライバーにしたもの35重量部と、実施例と同様の
抗菌ポリエステル3デニール.83mmバイヤスカット
繊維をカード方式でスライバーにしたちの35重量部を
前紡工程で混合し、第l図に示す如きからなるMJS機
のセバレータ(13)を外した装置を用い、43番手の
単糸を製造した。
実施例及び比較例で得られた混紡糸の糸質を第第 I 表 なお、表中の単糸強力及び伸度はJIS  L1095
7.5単糸伸長強さ及び伸び率(定速緊張形試験機でつ
かみ間距離50cm引張速度30cm/min)であり
、U%,Thin(−50%),Thick(+5Q%
),Neps(4200%)はJIS  L  109
5  7.20糸むらA法,B法で計測したものである
.第1表から理解される様に、本発明の混紡糸は前紡混
紡糸に比較してU%,IPIで優れている.次に実施例
及び比較例で得られた混紡糸を用いて編地を作成し、抗
菌試験を行なった.尚、抗菌試験方法としては繊維製品
衛生加工協議会で定めたシェークフラスコ法を用いた.
試験に使用した菌株としてはk1ebs:l1a  p
neumoniae (肺炎かん菌)を用いた.試験結
果を第2表に示す. 第  2  表 第2表から理解される様に、本発明の混紡糸を用いた編
地は前紡混紡糸のそれに比較して抗菌効果に優れる. (発明の効果) 本発明は、上述の如く空気仮撚式紡績法においての欠点
である羊毛繊維など比較的長い繊維長の織維がそのまま
使用できないという問題点と異種繊維を前紡工程でミノ
クスすると繊維の表面状態が異なるため、糸斑が増加す
るという問題点を解決しえたものであって、紡績糸とし
て必要な強力.均斉度を得ることをmj能としたもので
ある.また構威する抗菌ポリエステル繊維が抗菌作用を
呈するとともに、更に、羊毛本来のバルキーな舷感とポ
リエステル繊維特有の腰のある風合いに、空気仮撚式紡
績法により得られる特有のシャリ感が加わることにより
、従来にない独特な風合いを有するものとなり、肌着,
靴下,スポーツウエア、医療,食品関係のワーキングウ
ェアとして好適のものである。然して本発明により、空
気仮撚式紡績法の実用化推進はもとよりその普及の面に
おいても顕著な効果が期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は結束紡績糸を製造するのに使用される空気仮撚
式紡績装置の概略を示す側面図、第2図は同しく平面図
、第3図はセパレータの形状を示す正面図、第4図は第
1図の装置の主要部を示す斜視図、第5図は中抜きロー
ラの形状を示す平面図である. (1)・・・ケンス、   (2)・・・粗糸、(3)
・・・バックローラ対、 (4)・・・エプロン、   (5〉  ・・・ミドル
ローラ対、(6)・・・フロントローラ対、 (7)・・・第1空気噴射ノズル、 (8)・・・解繊管、 (9)・・・第2空気噴射ノズル、 (10)・・・引き出しローラ、 (1l)・・・バソケージ、 (12)・・・スライバーガイド、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)羊毛繊維束又は羊毛繊維とポリエステル繊維から
    なる混合繊維束と、抗菌ポリエステル繊維束の両繊維束
    を空気仮撚式紡績装置に供給し紡績してなる糸であって
    、前記羊毛繊維は最長繊維長が150mm〜240mm
    、バーベ法による平均繊維長が55mm以上であり、ま
    た、前記ポリエステル繊維は最長繊維長が100mm〜
    200mm、バーベ法による平均繊維長が55mm以上
    、単繊維の繊度が5デニール以下であり、一方、前記抗
    菌ポリエステルが抗菌作用を有する金属イオンを保持し
    ているゼオライト系固体粒子が0.05〜10重量%含
    有されているポリエステル繊維であると共に最長繊維長
    が100mm〜 200mm、バーベ法による平均繊維長が 55mm以上、単繊維の繊度が5デニール以下であり、
    且つ前記抗菌ポリエステルが全量に対して20〜80重
    量%、羊毛繊維が全量に対して20〜80重量%、ポリ
    エステル繊維が全量に対して0〜60重量%含まれてい
    ることを特徴とする抗菌ポリエステル/羊毛、抗菌ポリ
    エステル/羊毛/ポリエステル混紡糸。
  2. (2)最長繊維長が150mm〜240mm、バーベ法
    による平均繊維長が55mm以上である羊毛繊維束、又
    は最長繊維長が150mm〜240mm、バーベ法によ
    る平均繊維長が55mm以上である羊毛繊維と最長繊維
    長が100mm〜200mm、バーベ法による平均繊維
    長が55mm以上、単繊維の繊度が5デニール以下であ
    るポリエステル繊維からなる混合繊維束を中央より、ま
    た抗菌作用を有する金属イオンを保持しているゼオライ
    ト系固体粒子が0.05〜10重量%含有されていると
    共に、最長繊維長が100mm〜200mm、バーベ法
    による平均繊維長が55mm以上、単繊維の繊度が5デ
    ニール以下である抗菌ポリエステル繊維を両側より分離
    した状態でドラフト装置のバックローラより供給し個別
    的に牽伸し、フロントローラ直後で直ちに合流せしめて
    空気式糸旋回装置及び仮撚付与装置に導入し、所定番手
    の混紡糸となすことを特徴とする空気仮撚法による抗菌
    ポリエステル/羊毛、抗菌ポリエステル/羊毛/ポリエ
    ステル混紡糸の製造方法。
JP212990A 1990-01-08 1990-01-08 空気仮撚法による抗菌ポリエステル/羊毛,抗菌ポリエステル/羊毛/ポリエステル混紡糸及びその製造方法 Pending JPH03206139A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP212990A JPH03206139A (ja) 1990-01-08 1990-01-08 空気仮撚法による抗菌ポリエステル/羊毛,抗菌ポリエステル/羊毛/ポリエステル混紡糸及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP212990A JPH03206139A (ja) 1990-01-08 1990-01-08 空気仮撚法による抗菌ポリエステル/羊毛,抗菌ポリエステル/羊毛/ポリエステル混紡糸及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03206139A true JPH03206139A (ja) 1991-09-09

Family

ID=11520731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP212990A Pending JPH03206139A (ja) 1990-01-08 1990-01-08 空気仮撚法による抗菌ポリエステル/羊毛,抗菌ポリエステル/羊毛/ポリエステル混紡糸及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03206139A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07216677A (ja) * 1994-01-25 1995-08-15 Kanebo Ltd 紡績糸の製造方法
CN104032429A (zh) * 2014-05-28 2014-09-10 江苏波波熊纺织品有限公司 一种抑菌负离子功能性纤维及面料
CN105951237A (zh) * 2016-07-15 2016-09-21 义乌市麻尚生针织品有限公司 一种石墨烯纤维增强麻棉多功能纤维的混纺纱线

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59133235A (ja) * 1983-01-21 1984-07-31 Kanebo Ltd 殺菌性ポリマー組成物及びその製造法
JPS63182436A (ja) * 1987-01-20 1988-07-27 カネボウ株式会社 空気仮撚による羊毛/ポリエステル混紡精紡糸

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59133235A (ja) * 1983-01-21 1984-07-31 Kanebo Ltd 殺菌性ポリマー組成物及びその製造法
JPS63182436A (ja) * 1987-01-20 1988-07-27 カネボウ株式会社 空気仮撚による羊毛/ポリエステル混紡精紡糸

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07216677A (ja) * 1994-01-25 1995-08-15 Kanebo Ltd 紡績糸の製造方法
CN104032429A (zh) * 2014-05-28 2014-09-10 江苏波波熊纺织品有限公司 一种抑菌负离子功能性纤维及面料
CN105951237A (zh) * 2016-07-15 2016-09-21 义乌市麻尚生针织品有限公司 一种石墨烯纤维增强麻棉多功能纤维的混纺纱线

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3367095A (en) Process and apparatus for making wrapped yarns
US3365872A (en) Yarn wrapped with surface fibers locked in place by core elements
US20080299855A1 (en) Core yarn and woven and knitted fabric
US20200032427A1 (en) Yarn comprising a core and a sheath
WO2020021124A1 (en) Yarn comprising a core and a sheath of fibers
Basu Progress in air-jet spinning
EP3064623B1 (en) A soft and brilliant cotton denim fabric and method of making thereof
KR900018435A (ko) 고급면사촉감의 혼방합성 단섬유사 및 그의 제조방법
JPH06257027A (ja) 複合糸及びその製造法
CN114016177B (zh) 一种具有非均匀弹性包芯纱的生产工艺
JPH01213430A (ja) 空気仮撚法による麻/ポリエステル混紡糸
JP3098757B2 (ja) 交絡弾性糸および弾性編織物
JPH03206140A (ja) 空気仮撚法によるポリエステル/羊毛/導電性繊維混紡糸
CN212505231U (zh) 一种一步法精准控股的股线生产装置
JPH03206139A (ja) 空気仮撚法による抗菌ポリエステル/羊毛,抗菌ポリエステル/羊毛/ポリエステル混紡糸及びその製造方法
JP2006225827A (ja) コアヤーンおよび織編物
JPH0491239A (ja) 羊毛・絹混紡糸
JP2610489B2 (ja) 空気仮撚法によるアクリル繊維と天然繊維との混紡糸
JP2550132B2 (ja) 空気仮撚法による麻/レーヨン/ポリエステル混紡糸
JPH0532503B2 (ja)
JPH04108131A (ja) バルキー糸の製造方法
JPH01213428A (ja) 空気仮撚法による麻/レーヨン混紡糸
JPH01213425A (ja) 空気仮撚法によるレーヨン/ポリエステル混紡糸
JPH0214031A (ja) 羊毛と麻とからなる結束紡績糸
JPH09157983A (ja) 複合糸の製造方法