JP3098339U - 手振り洗浄容器 - Google Patents

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田村 仁子
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Abstract

【課題】洗浄開始から終了まで手で直接被洗浄物を手で水洗いすることなしに作業ができる手振り洗浄容器を提供する。
【解決手段】透明な円筒状容器本体部2の長手方向端部に上部開口部2eと下部開口部2fとを設け、着脱可能な有底蓋から構成される上蓋3と底蓋4によって容器本体部が密封されるようにした手振り洗浄容器1であって容器本体部の底蓋側に突出した漏斗形の筒状部頂部には、着脱自在の濾し網7が設けられた下部開口部が形成され、底蓋と容器本体部の下部開口部を含む漏斗形の筒状部外壁との間には滓溜り11が形成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】この考案は、家庭用の台所用品に関し、特に、小さな穀物類や野菜、根菜類又はこれに類する粒状物の洗浄容器に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、一般家庭では、穀物、野菜根菜類の多くは、ボールや洗い桶を使って水で手洗いをするのが通常であり、汚れのひどいもの、特に泥付きの根菜類では、幾度も水替えをして手洗いするため、水の使用量も多くなり、時間もかかるため、手が荒れやすく、水の冷たい冬季においては現代の女性にとって、この水洗い作業は悩みの多い家事の最たるものであった。
【0003】そこで、濾し網を有する二重構造の容器に水と被洗浄物を入れ手振り洗いし、表面に付着した塵や泥を洗い落として濾し取ることにより、簡単な作業で手を汚さず、野菜類の洗浄ができるようにした洗浄容器(例えば、特許文献1参照。)や、二重蓋容器を有する穀物洗い容器(例えば、特許文献2参照。)、容器の上方開口部に網蓋を設け、この網蓋にさらに有底蓋を着脱可能に設けたもの(例えば、特許文献3参照。)などが既に提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−258770号公報
【特許文献2】
特開2002−360453号公報
【特許文献3】
特開2002−10923号公報
【0005】
しかしながら、これらの洗浄容器は、いずれも容器の一方側だけに開口部を有するもので、水の入れ替えや、被洗浄物の出し入れ等に際して、常に一方側から操作を行うため、折角洗い落とした塵芥や泥土が再び被洗浄物の表面に付着するので、洗浄効率がよくない上に、上蓋と濾し網が同一開口部にあるため、構造上どうしても被洗浄物の取り出し口である上部開口部が小さくなり、作業性が低下するという不都合があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、前述した従来の不都合点を解消し、洗浄開始から終了まで、手で直接被洗浄物を水洗いすることなしに作業ができる手振り洗浄容器を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は、透明な円筒状容器本体部の長手方向両端に上部開口部と下部開口部とを設け、着脱可能な有底蓋から構成される上蓋と底蓋によって容器本体部を密封し、上蓋と底蓋はそれぞれ容器本体部に形成された螺子部と螺合する螺子部を有し、パッキングによって容器本体部が密封されるようにした手振り洗浄容器であって、容器本体部の下部開口部は、底蓋側に突出した漏斗形の筒状部頂部に形成され、着脱自在の濾し網が設けられ、底蓋と容器本体部の下部開口部を含む漏斗形の筒状部外壁との間には、滓溜りを形成したものである。
【0008】
したがって、折角洗い落とした塵芥や泥土が再び被洗浄物の表面に付着することもなく、被洗浄物の出し入れに際しても作業性に富んだ洗浄効果のよい手振り洗浄容器を提供することができるのである。
【0009】
【考案の実施の形態】以下、この考案の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、同一機能を有する部材や構成部分については同一の符号及び同一の符号に添字を付けて、説明を省略する場合がある。
図1はこの考案の一実施例の組み立て外観図で、図1(a)は上面図、図1(b)はA−A部分断面側面図、図1(c)は底面図である。
図2はこの考案の図1に示す実施例の分解説明図である。
【0010】図1において、1は手振り洗浄容器を示し、2は容器本体部で、ガラスやプラスチック等からなる透明な材料から構成されており、その内容物が外から観察できるようになっている。
3は板状の摘み3aが設けられた有底の上蓋で、4は同じく板状の摘み4bが設けられた底蓋である。蓋3、4の内側にはそれぞれ容器本体部2に設けられた雄螺子部2bおよび2cと螺合する雌螺子部3b、4bが形成されており、容器本体部2に着脱自在に螺着するようになっている。また、底蓋4は容器本体2の外周部に形成された螺子2cと螺合して容器本体部を密封すると共に、容器本体部2の下部開口部2fを含む漏斗形の筒状部外壁部2gとの間に滓溜り11を構成している。
【0011】
蓋3、4に設けられた摘み3a、4aは、蓋の頂部平面よりわずかに低く形成されており、洗浄器をテーブルに置いた時の安定を保証している。なお、この摘み3a、4bは、蓋を回す時にこれを摘んで回すためのものであるから、摘みの有無や形状大きさについては、設計上の選択に委ねればよい。また、蓋の外周面に図のように筋目状の滑り止めを設けるだけでも良い。
なお、着脱操作の迅速性を選んだ場合は、バヨネット結合手段を採用することもできる。特に上蓋3については、容器本体側の螺子と雌雄を入れ替えることもできる。
【0012】
5、6は密封用のパッキングで、上部パッキング5および下部パッキング6は、それぞれ上蓋3と底蓋4によって容器本体部2が密封できるものであれば周知のものを使用すればよい。
7は容器本体部2の下部開口部2fに着脱自在に取り付けられた網蓋で、容器本体部に入れられた被洗浄物の表面に付着した塵芥や泥土を網目を通して篩い落すようになっている。
【0013】
以下、図面を参照しながら各構成部品につき詳細に説明する。
容器本体部2は、前述したように透明なガラス又はプラスチックで構成されており、その内容物の状態が外から観察できるようになっている。
そして、その上端部には上部開口部2eが設けられ、その外周面には上蓋3用の雄螺子2bが形成されており、上部パッキング5を嵌めて上蓋3を螺合することにより図1に見られるように上部開口部2eを密閉することができる。
【0014】
容器本体部2の下端部には、図1、図2に見られるように、底蓋4側に突出した漏斗形の筒状部2gが形成され、その頂部には、下部開口部2fが形成されている。下部開口部2fの外周部には、網蓋7用の雄螺子2dが設けられている。更に容器本体部2に繋がる漏斗形の筒状部2gの基端部にはその外周部に底蓋4用の雄螺子2cが設けられている。
なお、2aは容器本体部2の外周に設けられた取っ手で、必要に応じて位置や形状が決められる。
【0015】
図3はこの考案の網蓋7の説明図で、図3(a)は上部平面図、図3(b)は部分断面図側面図である。この網蓋7は濾し網部7aと雌螺子部7bとが一体に形成されており、図1に見られるように容器本体部2の下部開口部2fに設けられた雄螺子2dに着脱自在に螺着するものである。使用目的によって網目の大きさが異なるが、この場合は、網目の異なる網蓋を複数用意しておくことにより容易に対応できる。
【0016】
図4は、網蓋の他の実施例で、8は網押えで、開口部8aと雌螺子部8bを有し、下部開口部2fの雄螺子部2dに網押え8の雌螺子部8bを螺合することにより、網押えの開口部8aに設けた鍔で濾し網9を挟み込むようになっている。これは、図3の網蓋の濾し網部7aを単独の濾し網9とすることにより、網目の異なる網だけを交換できるようにしたものである。網蓋自体を交換するか、網だけを交換するかという点は使用者の好みによって選択すればよい。
【0017】
次に、この考案の使用例について説明する。
図5はこの洗浄容器に被洗浄物を入れて振り洗い準備完了状態を示す部分断面図で、図6は排水状態の説明図である。
先ず、この考案の洗浄容器1の蓋3を開けて被洗浄物12である苺やサクランボ等の粒状の野菜又は比較的小さな里芋やジャガイモなどの粒状根菜類を適量、容器の中に入れ、適量の水を入れて蓋を閉め、しっかり密封して(図5参照)から、手で振り動かしながら振り洗いを開始する。
容器は透明容器であるから中の被洗浄物の洗浄状態が判るようになっているので、適当な時期に振り洗いを止めて容器を図5の状態に戻し、上蓋3を開けて水切りをし、再度注水して同じ作業を繰り返すことにより、被洗浄物表面に付着した塵芥や泥土は洗い流されて洗浄が完了する。
【0018】
この場合、濾し網を通過して落下した泥土13は、図6に示すように、滓溜り11に停留し、逆流を阻止されるので、排水に混じって洗浄済みの被洗浄物の表面に再付着する量は極めて少ない。
特に、泥付きの根菜類を洗う場合で、滓溜り11に溜まる泥土が多い場合は、上蓋3を開ける前に洗浄器の天地を逆転させ、底蓋4を開いて泥土を取り除き、下部開口部から汚水を排出することもできるので、排水が終わったら底蓋4をしっかり閉めて再び洗浄器1の天地を逆転し、上蓋3を開けて洗浄水を注水して振り洗いを開始すれば良い。こうすることにより、滓溜りに溜った泥土は、排水前に底蓋側から外部に排出されるので、逆流のおそれは全くない。
【0019】
また、被洗浄物によっては、必要に応じて、洗浄容器の壁と被洗浄物との間に一種の束子の作用をする網筒を使用する。具体的にはこの網筒は柔らかくて比較的腰の強い網からなる筒状体又は網袋であって、容器内に入れた網筒又は網袋の中にジャガイモ等の被洗浄物を入れて振り洗いすることにより、網の織糸が小さな束子の役目をして、効率よく被洗浄物の表面から汚れや薄皮を掻き落すのである。ジャガイモや里芋などは、表面の薄皮まで綺麗に削り落とされ、改めて皮むきの必要も無いほどである。図5、図6の符号10は、洗浄容器の中の網筒を示している。網筒や網袋の形状構成については、特にここでは表示しないが、使用者において任意容器の大きさやこの考案の洗浄容器の使用目的や被洗浄物の状態に応じて工夫することが好ましい。
【0020】
【考案の効果】この考案によれば、洗浄容器の上下に蓋付きの開口を設け、一方の開口部である底蓋側には、濾し網を通過した泥土中の砂などの不要物の逆流を防ぐ滓溜りを設けてあるので、折角洗い落とした塵芥や泥土が再び被洗浄物の表面に付着することがなく、被洗浄物の出し入れ口である上部開口部が広く利用できるので、作業性に富んだ洗浄効果の良い手振り洗浄容器を提供できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の組み立て外観図である。
【図2】図1の分解説明図である。
【図3】この考案の網蓋の説明図である。
【図4】この考案の網蓋の他の実施例である。
【図5】この考案の使用例である。
【図6】この考案の使用例である。
【符号の説明】
1・・・手振り洗浄容器
2・・・容器本体部
2e・・・上部開口部
2f・・・下部開口部
3・・・上蓋
4・・・底蓋
5、6・・・パッキング
7、9・・・網蓋
11・・・ 滓溜り

Claims (3)

  1. 透明な円筒状容器本体部の長手方向両端に各々上部開口部と下部開口部を設け、着脱可能な有底蓋から構成される上蓋と底蓋によって容器本体部を密封したことを特徴とする手振り洗浄容器。
  2. 上蓋と底蓋はそれぞれ容器本体部に形成された螺子部と螺合し、パッキングを使用して容器本体部を密封することを特徴とする請求項1記載の手振り洗浄容器。
  3. 容器本体の下部開口部は、底蓋側に突出した漏斗形の筒状部頂部に形成され、該開口部には着脱自在の濾し網が設けられ、底蓋と容器本体部の下部開口部を含む漏斗形の筒状部との間には、滓溜りが形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の手振り洗浄容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009279549A (ja) * 2008-05-24 2009-12-03 Sanfuroro Kogyo Kk 洗浄籠
JP2020508243A (ja) * 2017-02-23 2020-03-19 ディーダブリューエス エス.アール.エル. 3次元3d印刷により作成されるモデルから樹脂残渣を取り除くための方法及びコンテナ

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