JP3098332B2 - 異性体上純粋なイソソルビド−2−および−5−モノエステルの酵素的製造法並びにイソソルビド−2−および−5−ニトレートへのそれらの変換 - Google Patents

異性体上純粋なイソソルビド−2−および−5−モノエステルの酵素的製造法並びにイソソルビド−2−および−5−ニトレートへのそれらの変換

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    • C07D493/04Ortho-condensed systems
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    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
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    • C12P17/18Preparation of heterocyclic carbon compounds with only O, N, S, Se or Te as ring hetero atoms containing at least two hetero rings condensed among themselves or condensed with a common carbocyclic ring system, e.g. rifamycin
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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般式I
【0002】
【化7】
【0003】(式中、Rは水素および置換またはハゲロ
ン化されていてもよいC1〜C17 アルキルを表す)を有す
る鏡像体上純粋であり、しかも異性体上純粋な化合物、
並びに一般式II
【0004】
【化8】
【0005】(式中、Rは水素および置換またはハゲロ
ン化されていてもよいC1〜C17 アルキルを表す)を有す
る異性体上純粋な化合物生成のための酵素的製造法に関
する。この方法では、式III
【0006】
【化9】
【0007】を有するイソソルビド(1,4:3,6-ジアンヒ
ドロ-D- ソルビトール)が位置選択的酵素的エステル化
により一般式Iを有する異性体上純粋な化合物に選択的
に変換される。また、一般式IV
【0008】
【化10】
【0009】(式中、Rは水素および置換またはハゲロ
ン化されていてもよいC1〜C17 アルキルを表す)を有す
るイソソルビドのジエステルが酵素的加水分解またはア
ルコール分解により一般式IIを有する異性体上純粋な化
合物に選択的に変換される。実際にこの方法で定量的に
得られる一般式IおよびIIを有する異性体上純粋な化合
物は、異性体上純粋であるだけでなく鏡像体上純粋な製
薬物質、式Vのイソソルビド-2- ニトレートおよび式VI
のイソソルビド-5- ニトレートの製造のための出発物質
である。
【0010】
【化11】
【0011】このために、一般式Iを有する化合物が最
初にニトロ化され、その後アシル残基が開裂されて除か
れる。この方法では、式Vのイソソルビド-2- ニトレー
トが得られる。一般式IIを有する化合物から出発して、
式VIのイソソルビド-2- ニトレートが同様の方法で得ら
れる。式Vおよび式VIの両方の化合物は冠疾患、例え
ば、狭心症の治療に重要な治療薬である。
【0012】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】有機ニ
トレート、例えば、イソソルビド-2,5- ジニトレート(I
SD) は長年にわたって冠疾患、例えば、狭心症の治療に
使用されていた。生物中のこれらの化合物の代謝の研究
に於いて、イソソルビド-2- モノニトレートおよびイソ
ソルビド-5- モノニトレートはISD と同様の作用を有し
[例えば、R.L.Wendt,J.Pharmacol.Exp.Ther.180, 732
(1971)]、それによりモノニトレートの投与はISD より
も治療上の利点を有することが確立された。これらの化
合物の特別顕著な特徴はそれらの高い生物学的利用能お
よび長い半減期である。
【0013】現在に至るまで、イソソルビド-2- ニトレ
ートおよびイソソルビド-5- ニトレートの実用上の応用
に対する障害は、これらの化合物の複雑で、しかも殆ど
選択的ではない合成であった。これらの化合物の製造が
一連の刊行物および特許に記載されている[I.G.Czizma
dia,L.D.Hayward,Photochem.Photobiol.4, 657(1965);
M.Anteunisら,Org.Magnetic Resonance 3, 363(1971);
D.L.Hayward ら,Can.J.Chem.45, 2191(1967);DE275193
4;US特許4065488 号]。
【0014】複雑な分離法、例えば、クロマトグラフィ
ー、抽出、再結晶、誘導体化等を用いないで異性体上純
粋なイソソルビド-2- ニトレートまたはイソソルビド-5
- ニトレートを製造することは、これらの記載された方
法のいずれでも不可能である。このような精製工程は常
に収率のかなりの損失と関連し、これがこれらの製薬物
質を経済的に製造することを不可能にする。
【0015】イソソルビド-2- ニトレートの製造の更に
選択的な方法がDOS 2903983 に記載されている。この方
法では、イソマンニドが最初に酸トラップの存在下でト
リフルオロメチルメタンスルホン酸ハライドにより、ま
たはトリフルオロメタン−無水スルホン酸で変換され
る。このようにして優先的に得られるイソマンニド-2-
トリフルオロメタンスルホン酸エステルとアルカリ、ア
ルカリ土類または有機ニトレートの反応は、環系のC(2)
炭素に於ける立体配置の反転により所望のイソソルビド
-2- ニトレートを生じる。
【0016】技術上の応用に於ける問題は比較的不十分
な収率である。技術上の応用に対する別の障害は、比較
的高価な試薬およびイソマンニドを調製することの困難
なことである。しかしながら、上記の反転が最初に安息
香酸または安息香酸の塩で行われ、その後、ニトロ化
し、次にDOS 2903927 に従ってエステル基を開裂して除
く場合に、イソソルビド-5- ニトレートが得られる。再
度、高価なイソマンニドが使用される。
【0017】イソソルビドで出発してイソソルビド-2-
ニトレートを調製する別の方法がDE3124410A1 に記載さ
れている[また、P.Stoss ら,Synthesis1987,174を参照
のこと]。この方法では、無水カルボン酸による5位の
イソソルビドの位置選択的アシル化が四酢酸鉛の如き金
属触媒の別の使用により達成され、一方、無触媒反応は
好ましくはイソソルビド-2- エステルをもたらす。この
ようにして得られた生成物は続いてニトロ化され、そし
てエステル基がエステル交換により開裂して除かれてイ
ソソルビド-2- ニトレートまたはイソソルビド-5- ニト
レートを生成する。
【0018】この方法の欠点は、治療に使用される化合
物の合成に於ける毒性金属塩の使用であることがわかっ
た。これらの反応は位置選択的であるが、位置特異的で
はない。また、所望のアシル化生成物の方向への反応条
件の調節は決して容易なことではないようである。酵素
的方法は、イソソルビド-5- ニトレートまたはイソソル
ビド-2- ニトレートの合成の主要化合物である異性体上
純粋なイソソルビド-2- モノエステルまたはイソソルビ
ド-5- モノエステルの製造に関して未だ記載されていな
い。
【0019】要するに、イソソルビド-2- ニトレートお
よびイソソルビド-5- ニトレートの製造に関して従来知
られている全ての方法は、方法の点で重大な欠陥または
経済上の欠点を有することが確認されている。簡単且つ
安価に行うことができる一般式IおよびIIを有するイソ
ソルビド-5-モノエステルおよびイソソルビド-2- モノ
エステルの製造に関して、高度に選択的な方法が必要と
される。加えて、それは、簡単且つ安価で入手し得るイ
ソソルビドから出発して、一般式IおよびIIを有する両
化合物が高収率で選択的且つ異性体上純粋に得ることが
でき、そして複雑な精製工程を避けることができる方法
であるべきである。また、これは、簡単且つ安価な方法
で異性体上純粋な製薬物質、イソソルビド-2- ニトレー
トおよびイソソルビド-5- ニトレートの製造を可能にす
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a) イソソル
ビド-5- モノエステル(I) がイソソルビド(III) の酵素
的エステル化により選択的に、異性体上純粋に、且つ高
収率で得られ、そしてイソソルビド-2- モノエステル(I
I)がイソソルビド-2,5- ジエステルの酵素的加水分解ま
たはアルコール分解により選択的に、異性体上純粋に、
且つ高収率で得られる(これらの化合物は(b) イソソル
ビド-2- ニトレート(V) およびイソソルビド-5- ニトレ
ート(VI)に化学的に変換し得る)このような方法を記載
する。
【0021】本発明は請求項1〜9および以下に詳しく
記載される。過去数年、酵素はそれらの高度に選択的な
性質のために有機合成で魅力的な試薬であることが次第
に実証されてきた。これは、鏡像選択的加水分解または
エステル化による鏡像体上純粋なヒドロキシ化合物の製
造にしばしば使用されていたヒドロラーゼ(エステラー
ゼ、リパーゼ、プロテアーゼ)に特に当てはまる。
【0022】驚くことに、このようなエステルヒドロラ
ーゼはまた既に鏡像体上純粋なイソソルビド(III) 中の
2-ヒドロキシ基と5-ヒドロキシ基の位置選択的分別に格
別に適し、こうしてまた、異性体上純粋なイソソルビド
-5- モノエステル(I) またはイソソルビド-2- モノエス
テル(II)の選択的製造を可能にすることが今、見出され
た。
【0023】市販されているイソソルビドだけでなく、
それから無水酢酸によるアシル化により容易に、定量的
に、しかも安価に得ることができるイソソルビド-2,5-
ジアセテート(IV,R=CH3)が、以下に記載される反応の唯
一の出発物質として利用できる。原則として、全てのイ
ソソルビド-2,5- ジエステルが下記の加水分解およびア
ルコール分解の出発物質として適する。ジアセテート
が、コストの理由からだけでなく、それから生成される
化合物の低分子量のために使用されることが好ましい。
全ての場合、エステル基は一時的な保護基であり、これ
らはニトレートの製造のために再度開裂して除かれる必
要がある。
【0024】イソソルビド-2,5- ジアセテート(IV,R=CH
3)[2,5-ジ-O- アセチル,1,4:3,6-ジアンヒドロ-D- ソ
ルビトール]の酵素的加水分解はpH7のリン酸塩水溶液
中でヒドロラーゼの存在下で行われる。酵素的加水分解
中に、pH値はかなり低下し、そして自動滴定装置(また
はぜん動ポンプ)による1モルの水酸化ナトリウム溶液
の連続添加によりpH7で一定に保たれる。
【0025】使用されるジアセテートは固体であるの
で、この二相反応は記載されたように進行するが、非常
に遅く進行する。反応媒体への少量のTHF の添加は驚く
ことに反応のかなりの加速をもたらすことがわかった。
酵素的変換は極めて高い選択性で進行し、唯一、加水分
解されるのはC(5)位のアセテート基である。このように
して、異性体上純粋なイソソルビド-2- アセテート(II,
R=CH3)が実際に定量的な収率(>90%単離)で得られる
(図1を参照のこと)。
【0026】原則として、全てのヒドロラーゼは、それ
らが高選択性を有することを条件として、酵素的加水分
解を行うのに適する。シュードモナス株またはムコル・
ミエヘイ(Mucor miehei)株からの市販のリパーゼが好ま
しく、それにより、シュードモナス・フルオレセンス(P
seudomonas fluorescens) からの市販のリパーゼ(Amano
Pharmaceuticals Co.,Boehringer Mannheim) が特に適
することがわかった。
【0027】酵素の必要量は生体触媒の加水分解活性に
依存する。それぞれの場合の基質と酵素の最良の比は実
験の特別の反応条件下で実験により決定される必要があ
る。できるだけ高い空間時間収率を得るように努められ
るべきである。反応はpH5〜9で行われる。pH6〜8が
好ましく、pH7が特に好ましい。このような反応は、1:
10〜10:1の比の固体または液体の基質と水性緩衝液から
なる二相系中で通常行われる。1:10〜1:2 の比が特に好
ましい。
【0028】このような加水分解は、一定のpH値の維持
を容易にするために、緩衝液の存在下で通常行われる。
しかしながら、緩衝液は、その方法をうまく行うための
必須の前提条件ではない。また、酵素的加水分解は低い
塩含量の水溶液中で行うことができる。また、pHはその
他の塩基、例えば、アンモニアを使用することにより一
定に保つことができる。
【0029】上記のように、補助溶媒(例えば、THF 、
アセトン等)の添加は、その方法の成功に必須であるこ
とがわかった。このような酵素的加水分解は通常0〜70
℃の温度で行われる。それらを酵素の最適温度(これは
通常30〜60℃であるが、約65℃の最高温度以下で良好で
ある)で行うことが特に好ましい。しかしながら、その
反応はまた室温で行われてもよい。この範囲はしばしば
便宜上の理由で実験室で選ばれる。
【0030】原則として、C-1 〜C-18の鎖長を有する脂
肪酸残基を含む全てのイソソルビド-2,5- ジエステル
が、その方法を行うのに適する。全ての場合、それらは
勿論使用される生体触媒の天然基質である。上記のよう
に、ジアセテートが実用上および経済上の理由から好ん
で使用された。選択的な酵素的加水分解で唯一生成され
るイソソルビド-2- アセテート(II,R=CH3)が簡単な抽出
により反応混合物から単離され、溶媒を除去した後に、
純粋な形態で結晶化する。
【0031】酵素的加水分解の別法として、同じ変換が
また酵素的アルコール分解により行うことができる。こ
の方法では、水性の二相系が均一な有機反応媒体により
置換される。水に代えて、アルコールが求核性反応成分
として使用される。これに関して、イソソルビド-2,5-
ジアセテート(IV,R=CH3)がアセトンに溶解され、過剰の
n-ヘプタノールが添加され、そしてエステル基が完全に
開裂して除かれるまで混合物が攪拌される。
【0032】再度、開裂して除かれるのは唯一C(5)のエ
ステル基であり、この方法ではイソソルビド-2- アセテ
ートが実際に定量的に得られる。使用される酵素、選択
される反応条件および出発物質として使用されるイソソ
ルビド-2,5- ジエステルに関する上記の説明が同様に当
てはまる。原則として、全ての有機溶媒は、使用される
ヒドロラーゼがそれらの中で未だ充分な活性を有するこ
とを条件として、反応媒体として適する。これは、好ま
しくは基質と酵素の最適の比と同様にして実験により特
別の反応条件下で決定される必要がある。
【0033】原則として、このような酵素的アルコール
分解を行うのに適した求核性を有する全てのアルコール
が好適である。実用上の理由のため、特に生成物を簡単
な方法で単離し、処理するために、そのエステル(例え
ば、ヘプチルアセテート)が蒸留により容易に分離し得
るアルコールが選ばれることが好ましい。イソソルビド
-2,5- ジエステルの上記の加水分解およびアルコール分
解の別法として、イソソルビド(III) を酵素でエステル
化することがまた可能であり、更にこれは同じ高い選択
性を有する。これに関して、イソソルビドがアセトンに
溶解され、再度、それがアシルドナーとして酢酸ビニル
を使用してヒドロラーゼの存在下でアシル化される。酵
素的エステル化は再度極めて高い選択性で進行し、そし
てイソソルビドの5位に対して特異的である。この方法
では、イソソルビド-5- アセテート(I,R=CH3) が実際に
定量的な反応で得られる(図2を参照のこと)。
【0034】原則として、全ての有機溶媒は、それらが
それ自体で例えばアルコールのようにエステル化し得な
いことを条件として、反応媒体として適する。それらの
適性は特定の反応条件下で実験により決定されることが
好ましい。原則として、全てのアシルドナー(カルボン
酸、カルボン酸エステル、無水カルボン酸、グリセリ
ド、アルケニルエステル等)が、このような酵素的エス
テル化を行うのに適する。ビニルエステルが好ましい。
何となれば、これらは、酵素的エステル化が、不可逆ア
シル移動がある条件下で行われることを可能にするから
である。この反応で放出されるビニルアルコールは自然
に互変異性化して反応平衡から不可逆的に除去されるこ
とになるガス状アセトアルデヒドを生成する。C1〜C18
の脂肪酸鎖長を有する全てのビニルエステルが原則とし
てこれに適する。安価なアシルドナーとして酢酸ビニル
が特に好ましい。
【0035】原則として、全てのヒドロラーゼは、それ
らが必要とされる高選択性を有することを条件として、
酵素的エステル化を行うのに適する。再度、シュードモ
ナス・フルオレセンス株からの市販のリパーゼ(Amano P
harmaceuticals Co.,Boehringer Mannheim) が好まし
い。また、そのエステル化は、その他のヒドロラーゼ、
例えば、ムコル・ミエヘイからのリパーゼで可能であ
る。再度、それは高度に選択的であることがわかった
が、その反応は非常に遅く、変換が不完全のままであ
り、したがって生成物を単離するための分離法を必要と
する。
【0036】極めて高い選択性、両方の立体異性体の相
補的生成および上記の方法に於ける反応に関する簡単な
操作の結果として、その方法成功の技術的適用のための
全ての必須要件が満たされる。こうして、両方の異性
体、イソソルビド-5- アセテート(I,R=CH3) およびイソ
ソルビド-2- アセテート(II,R=CH3) が、複雑な精製工
程を用いないで、しかも実際に定量的に異性体上純粋な
形態で選択的に得ることができる。それ故、それらは、
相当するイソソルビド-2- ニトレート(V) およびイソソ
ルビド-5- ニトレート(VI)への変換のための出発物質と
しても利用できる。
【0037】これに関して、イソソルビド-2- アセテー
トは、例えば、最初に氷酢酸または無水酢酸中で硝酸で
ニトロ化され、続いてアセテート基がメタノール中で炭
酸カリウムで開裂されて除かれる。この方法では、イソ
ソルビド-5- ニトレートが異性体上純粋な形態で優れた
収率で得られる(図1)。イソソルビド-5- アセテート
は同様にしてイソソルビド-2- ニトレートに変換し得る
(図2)。全ての合成された生成物の性質が表1に要約
される。
【0038】酵素的反応工程の驚く程に高い選択性は製
薬上重要なこれらの化合物を調製するための極めて簡単
な方法(これは商用規模で容易に適用し得る)をもたら
した。本発明を下記の実施例で更に説明する。 表1: イソソルビド-2- アセテート:無色の結晶性物質;融点
75〜76℃; TLC(ジエチルエーテル):Rf =0.28 ;[α]D 20=+7
7.1°(c=1.12 、酢酸エチル) イソソルビド-5- アセテート:無色の粘着性の液体 TLC(ジエチルエーテル):Rf =0.30 ;[α]D 20=+11
7.9 °(c=1.36 、酢酸エチル) イソソルビド-2- ニトレート:無色の結晶性物質;融点
52〜53℃; TLC(ヘキサン:ジエチルエーテル1:1 ):Rf =0.11 イソソルビド-5- ニトレート:無色の結晶性物質;融点
88℃; TLC(ヘキサン:ジエチルエーテル1:1 ):Rf =0.10 ; [α]D 20=+181 °(c=0.99 、酢酸エチル) 2-O-アセチル- イソソルビド-5- ニトレート:無色の結
晶性物質;融点95〜96℃; TLC(ヘキサン:ジエチルエーテル1:1 ):Rf =0.36 ; [α]D 20=+163 °(c=1.00 、酢酸エチル) 5-O-アセチル- イソソルビド-2- ニトレート:無色の高
度に粘着性の液体 TLC(ヘキサン:ジエチルエーテル1:1 ):Rf =0.38 ;
【0039】
【実施例】 イソソルビド-2- アセテート[1,4:3,6-ジアンヒドロ-D
- ソルビトール-2- アセテート] 実施例1:イソソルビド-2,5- ジアセテート2.64g(11.5
ミリモル)をリン酸塩緩衝液20ml、pH7.0 に懸濁し、そ
してシュードモナス・フルオレセンスからのリパーゼ(S
AMII,Amano Pharmaceuticals) 200mg を添加する。その
pH値を、オートビュレットを使用して1モルの水酸化ナ
トリウム溶液の添加により一定に保つ。1モルの水酸化
ナトリウム溶液10.95 mlが消費された後(40 時間後)、
調製物を24時間にわたって酢酸エチルで連続的に抽出す
る。有機相をMgSO4 で乾燥し、そして溶媒を除去する。
粗生成物をジエチルエーテル中でカラムクロマトグラフ
ィー(シリカゲル60)により分離する。
【0040】収量:イソソルビド494mg(3.38ミリモル)
(29%) 無色の結晶性物質 融点61〜62℃ イソソルビド-2- アセテート180mg(0.96ミリモル)(8
%) 無色の結晶性物質 融点70〜71℃ イソソルビド-2,5- ジアセテート1070mg(4.65 ミリモ
ル)(40%) 無色の高度に粘着性の液体 実施例2:イソソルビド-2,5- ジアセテート2.30g(10ミ
リモル)を無水THF5mlとリン酸塩緩衝液20ml、pH7.0 に
溶解し、そしてシュードモナス・フルオレセンスからの
リパーゼ(SAMII,Amano Pharmaceuticals) 400mg を添加
し、そして1モルの水酸化ナトリウム溶液10.03 mlが消
費された後(48 時間後)、それを実施例1に従って処理
する。
【0041】収量:イソソルビド-2- アセテート1.60g
(8.50ミリモル)(85%) 無色の結晶性物質 融点72〜73℃ 実施例3:イソソルビド-2,5- ジアセテート6.91g(30ミ
リモル)を無水THF15ml 、リン酸塩緩衝液60ml、pH7.0
に溶解し、そしてシュードモナス・フルオレセンスから
のリパーゼ(SAMII,Amano Pharmaceuticals) 500mg を添
加し、そして1モルの水酸化ナトリウム溶液29.07 mlが
消費された後(24 時間後)、それを実施例1に従って処
理する。
【0042】収量:イソソルビド-2- アセテート5.00g
(26.7ミリモル)(89%) 無色の結晶性物質 融点75〜76℃ 実施例4:イソソルビド-2,5- ジアセテート2.30g(10ミ
リモル)をアセトン15ml、n-ヘプタノール5 mlに溶解
し、シュードモナス・フルオレセンスからのリパーゼ(S
AMII,Amano Pharmaceuticals) 200mg を添加し、そして
それを室温で攪拌する。12日後に、酵素を濾過により除
去し、それをアセトンで充分洗浄し、溶媒並びに過剰の
n-ヘプタノールおよび生成したヘプチルアセテートを蒸
留により除去する。
【0043】収量:イソソルビド-2- アセテート1.71g
(9.09ミリモル)(91%) 無色の結晶性物質 融点75〜76℃ イソソルビド-5- アセテート[1,4:3,6-ジアンヒドロ-D
- ソルビトール-5- アセテート] 実施例5:イソソルビド1.46g(10ミリモル)をアセトン
20ml、酢酸ビニル2.77ml(30 ミリモル) に溶解し、そし
てシュードモナス・フルオレセンスからのリパーゼ(SAM
II,Amano Pharmaceuticals) 200mg を添加し、そしてそ
れを室温で攪拌する。3日後に、酵素を濾過により除去
し、それをアセトンで充分洗浄し、そして溶媒を除去す
る。粗生成物をバルブチューブで蒸留する。
【0044】収量:イソソルビド-5- アセテート1.70g
(9.03ミリモル)(90%) 無色の粘着性の液体 沸点125 ℃/0.08 ミリバール 実施例6:イソソルビド14.61g(100ミリモル)をアセト
ン150ml 、酢酸ビニル22ml(300ミリモル) に溶解し、そ
してリパーゼSAMII500mgを添加し、そしてそれを室温で
6日間攪拌する。続いて、酵素を濾過により除去し、そ
れをアセトンで充分洗浄し、溶媒を除去し、そして粗生
成物を高真空中で蒸留する。
【0045】収量:イソソルビド-5- アセテート16.90g
(89.9 ミリモル)(90%) 無色の粘着性の液体 沸点130 ℃/0.09 ミリバール イソソルビド-2- ニトレート[1,4:3,6-ジアンヒドロ-D
- ソルビトール-2- ニトレート] 実施例7:65%の硝酸0.2 mlを0℃で無水酢酸0.8 mlと
混合し、そしてジクロロメタン0.2 mlとイソソルビド-5
- アセテート330mg(1.75ミリモル) の溶液をこの温度で
滴下して添加する。それを室温で更に20分間攪拌し、ジ
クロロメタン0.4 mlと水1mlを添加し、そして相を分離
する。有機相を希薄なアンモニア溶液で、それが中性に
なるまで抽出し、それをMgSO4 で乾燥し、そして溶媒を
除去する。
【0046】収量:5-O-アセチル- イソソルビド-2- ニ
トレート400mg(1.7 ミリモル)(98 %) 無色の高度に粘着性の液体 5-O-アセチル- イソソルビド-2- ニトレート400mg(1.7
ミリモル) をメタノール10mlおよび炭酸カリウム50mgに
添加し、そしてその混合物を室温で12時間攪拌する。続
いて溶媒を除去し、残渣を水2mlに吸収させ、そして毎
回10mlの酢酸エチルで4回抽出する。溶媒を、合わせた
有機相から除去し、そして残渣を高真空中で乾燥する。
【0047】収量:イソソルビド-2- ニトレート300mg
(1.56ミリモル) (89 %) 無色の結晶性物質 融点52〜53℃ イソソルビド-5- ニトレート[1,4:3,6-ジアンヒドロ-D
- ソルビトール-5- ニトレート] 実施例8:65%の硝酸1.4 mlを0℃で無水酢酸5.5 mlと
混合し、そしてジクロロメタン1.4 mlとイソソルビド-2
- アセテート2.6g(13.8 ミリモル) の溶液をこの温度で
滴下して添加する。それを室温で更に20分間攪拌し、ジ
クロロメタン2.8 mlと水6.9ml を添加し、そして相を分
離する。有機相を希薄なアンモニア溶液で、それが中性
になるまで抽出し、それをMgSO4 で乾燥し、そして溶媒
を除去する。
【0048】収量:2-O-アセチル- イソソルビド-5- ニ
トレート2.73g(11.7ミリモル)(85 %) 無色の結晶性物質 融点95〜96℃ 2-O-アセチル- イソソルビド-5- ニトレート800mg(3.4
ミリモル) をメタノール20mlおよび炭酸カリウム100mg
に添加し、そしてその混合物を室温で14時間攪拌する。
続いて溶媒を除去し、残渣を水20mlに吸収させ、そして
毎回20mlの酢酸エチルで6回抽出する。溶媒を、合わせ
た有機相から除去し、そして残渣を高真空中で乾燥す
る。
【0049】収量:イソソルビド-5- ニトレート590mg
(3.1 ミリモル) (91 %) 無色の結晶性物質 融点88℃
【図面の簡単な説明】
【図1】イソソルビド-5- ニトレート(VI)の化学酵素的
製造を示す。
【図2】イソソルビド-2- ニトレート(V) の化学酵素的
製造を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12P 17/18 BIOSIS(DIALOG) CA(STN)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式IV 【化1】 を有するイソソルビド-2,5- ジエステルをpH範囲5〜9
    でヒドロラーゼと反応させることを特徴とする一般式II 【化2】 (各式中、Rは水素およびC1〜C17 アルキル並びにハロ
    ゲン化アルキルである)を有する異性体上純粋なイソソ
    ルビド-2- モノエステルの製造法。
  2. 【請求項2】 イソソルビド-2,5- ジアセテート(IV;R=
    CH3)を基質として使用する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 シュードモナス・フルオレセンスからの
    リパーゼをヒドロラーゼとして使用する請求項1〜2に
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 有機溶媒に溶解した一般式IVを有するイ
    ソソルビド-2,5- ジエステルをアルコールの存在下でヒ
    ドロラーゼとインキュベートすることを特徴とする一般
    式IIを有する異性体上純粋なイソソルビド-2- モノエス
    テルの製造法。
  5. 【請求項5】 シュードモナス・フルオレセンスからの
    リパーゼをヒドロラーゼとして使用する請求項4に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 一般式III 【化3】 を有する有機溶媒に溶解したイソソルビドをヒドロラー
    ゼの存在下でアシル供与体と反応させることを特徴とす
    る一般式I 【化4】 (式中、Rは水素およびC1〜C17 アルキル並びにハロゲ
    ン化アルキルである)を有する異性体上純粋なイソソル
    ビド-5- モノエステルの製造法。
  7. 【請求項7】 シュードモナス・フルオレセンスからの
    リパーゼをヒドロラーゼとして使用する請求項6に記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の方法により、一般式II
    を有する異性体上純粋なイソソルビド-2-モノエステル
    を製造し、該イソソルビド-2- モノエステルをニトロ化
    し、続いてそのエステル基を加水分解により除去し、こ
    うして異性体上純粋なイソソルビド-5- ニトレートを単
    離することを特徴とする式VI 【化5】 を有するイソソルビド-5- ニトレートの製造法。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の方法により、一般式I
    を有する異性体上純粋なイソソルビド-5- モノエステル
    を製造し、該イソソルビド-5- モノエステルをニトロ化
    し、続いてそのエステル基を加水分解により除去し、こ
    うして異性体上純粋なイソソルビド-2- ニトレートを単
    離することを特徴とする式V 【化6】 を有する異性体上純粋なイソソルビド-2- ニトレートの
    製造法。
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