JP3093977U - 情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置

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JP3093977U JP2002007167U JP2002007167U JP3093977U JP 3093977 U JP3093977 U JP 3093977U JP 2002007167 U JP2002007167 U JP 2002007167U JP 2002007167 U JP2002007167 U JP 2002007167U JP 3093977 U JP3093977 U JP 3093977U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体の情報の再生を中断した後、レジュ
ーム再生を行った場合に情報が不再生部分無しに再生す
ることができる情報再生装置を提供する。 【解決手段】 再生動作が中断された後、この続きの再
生動作を行った場合に記録媒体1上の再生中断地点から
再生開始地点までのずれにより生じる情報の不再生時間
に相当する調整時間を予めメモリ5に記憶させておく。
再生動作を中断後にレジューム再生を行う時に、当該中
断時間から当該調整時間を引いた時間に対応する再生開
始地点をレジューム処理部6により算出し、この算出さ
れた再生開始地点から再生を行う。これにより、再生開
始地点が再生中断地点よりも時間的に前になり、レジュ
ーム再生を行った場合に情報が不再生部分無しに再生す
ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、光ディスクや磁気テープなどの記録媒体にデジタル圧縮されて記録 された情報を再生する情報再生装置に関し、特に、再生途中で中断した後、再び 再生を開始した場合、中断地点から情報が再生できるようにするレジューム機能 を備えた情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の情報再生装置として、例えば光ディスク再生装置では、光ディスクの 情報を再生中に、ユーザが一時的に再生を中断し、その後、再び、その光ディス クに対して再生動作を行った場合、再生を中断した時点の記録位置である再生中 断地点から引き続き情報を再生することができるレジューム機能を有している。 即ち、このレジューム機能は、光ディスクが光ディスク再生装置にセットされ情 報が再生されているとき、この再生を途中で中断した場合、この中断時点の記録 位置である再生中断地点をレジューム情報としてメモリに記憶しておき、再び再 生を行うと、そのレジューム情報をメモリから読み出し、そのレジューム情報に 基づいて光ディスク上の再生中断地点を検出し、この再生中断地点から情報を再 生する機能である。
【0003】
【特許文献1】 特開2002−140858号公報
【特許文献2】 特開2002−25235号公報
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、光ディスクなどの記録媒体へのデジタルデータの記録は、音声にお いてはMP3/Dolby−AC3等によるデジタル圧縮で記録され、映像にお いてはMPEG/Quick−Time等によるデジタル圧縮で記録されるのが 一般的である。しかし、圧縮記録であるため、記録媒体の情報を任意の地点から 再生を行う場合、情報再生装置におけるデコード処理などにはある程度の時間が 必要であり、ユーザが再生キーを押しても映像・音声が出るまでにタイムラグが 発生するのが現状である。また、ユーザが一時停止(中断)した地点から再生を 行うと、デコードが完了した地点の映像や音声は中断した地点よりも少し後の地 点となり、再生されない部分が発生する。そこで、再生されない部分を視聴する ためには、ユーザは手動操作で記録媒体を中断地点の再生位置に戻す必要があっ た。
【0005】 したがって、映像・音声の圧縮データが記録された光ディスクや磁気テープな どの記録媒体の情報を再生する情報再生装置では、記録媒体に対する再生動作が 開始してから表示装置に供給される映像信号およびオーディオ装置に供給される 音声信号が出力されるまで所要の処理時間を要する。それは、記録媒体から読み 出された圧縮データを伸張(デコード)して、さらにアナログ信号に変換するの に所要の処理時間を要し、また、この処理時間は記録媒体への情報記録時に決定 されるビットレートにも起因する。
【0006】 この種の情報再生装置においては、記録媒体に対する再生を中断した時、その 時点の再生中断地点を記憶しておき、その続きの再生を行う所謂レジューム再生 を行った場合に、前記記憶された再生中断地点から再生を行っても前記の所要処 理時間による遅れにより情報の再生開始地点が前記再生中断地点よりも時間的に 遅い方にずれ、これにより、前記再生中断地点から前記再生開始地点までの間の 情報は映像信号および音声信号として出力されないので、その分の映像および音 声がカットされ、ユーザにとってはレジューム再生をしたにも関わらず、一部カ ットされた映像および音声を視聴することになり、満足感が劣るという課題があ った。
【0007】 例えば、特許文献1に記載の再生装置の制御方法では、光ディスクに記録され た圧縮データを光学ヘッドにより読み取ってメモリに一旦記憶し、再生中断時に 前記メモリからの読み出しデータのアドレス情報をバックアップ用記憶手段に記 憶しておき、再生動作の再開時に、該バックアップされているアドレス情報に基 づいて光ディスクをアクセスして、該アドレス情報に対応するディスク位置から 記録データを読み取って前記メモリに対して書き込み/読み出し制御しながら再 生を行うことにより、中断した内容から続けて再生を行う所謂レジューム再生を 可能にしている。
【0008】 しかしながら、この制御方法では、レジューム再生時に、前記バックアップ用 記憶手段によりバックアップされているアドレス情報に基づいて光ディスクをア クセスしているので、再生中断時点からの圧縮データは光ヘッドで得られるが、 この得られた圧縮データは、伸張(デコード)して、さらにアナログ信号に変換 するのに所要の処理時間を要し、その時間分の情報がカットされるので、上記課 題を解決することができない。
【0009】 また、特許文献2に記載の情報再生装置におけるレジューム再生方法では、再 生を停止する場合、デコード処理後のデータを一時的に蓄えておく記憶装置から 再生位置サーチ情報を検索し、停止位置前後の相対アドレスを取得し、次回再生 開始絶対アドレスを計算後、停止処理を行うようにしているので、例えば、映画 の再生を途中で停止した場合、次回再生時(レジューム再生時)には、予め初期 設定した位置(絶対アドレス)、 例えば、前回停止位置の一分前から再生する ことができる。
【0010】 しかしながら、このレジューム再生方法では、再生を中断した位置からレジュ ーム再生を正確に行うことができず、例えば、前回停止位置の一分前から再生す るため、ユーザは一分間同じ内容を見ることになり、同じ内容を見たくないユー ザにとっては不快感が生じる。
【0011】 本考案は上記のような課題を解決するためになされたもので、記録媒体の情報 の再生を中断した後、レジューム再生を行った場合に、ユーザが中断した地点か らの情報が不再生部分無しに再生することができる情報再生装置を提供すること を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の考案は、再生動作が中断された後、この 続きの再生動作を行った場合に記録媒体上の再生中断地点から再生開始地点まで のずれにより生じる情報の不再生時間に相当する調整時間を、前記記録媒体への 情報記録時に決定されたビットレートに対応付けして予めメモリに記憶させてお く調整時間記憶処理手段と、再生動作が中断された時の前記記録媒体上の再生中 断地点に対応する中断時間を前記メモリに記憶させる中断時間記憶処理手段と、 再生動作を中断後にレジューム再生を行う時に、当該記録媒体の情報記録時に決 定されたビットレートに対応する調整時間および当該中断時間を前記メモリから 読出し、当該中断時間から当該調整時間を引いた時間に対応する再生開始地点を 算出する再生開始地点算出手段とを備えたレジューム処理部を設け、再生動作が 中断された後のレジューム再生を、前記算出された再生開始地点から行うことを 特徴とする情報再生装置を提供する。
【0013】 この構成において、再生動作が中断された時、記録媒体上の再生中断地点に対 応する中断時間がメモリに記憶される。その後、レジューム再生を行うとき、前 記記録媒体の情報記録時に決定されたビットレートに対応する調整時間および前 記中断時間が前記メモリから読出され、前記中断時間から前記調整時間を引いた 時間に対応する再生開始地点が算出され、この算出された再生開始地点からレジ ューム再生が行われる。
【0014】 この構成によれば、記録媒体に対する再生動作が中断された後、レジューム再 生を行うと、再生中断地点よりも前に、調整時間に相当する分だけ再生開始地点 が戻されるので、この再生開始地点から再生中断地点までの間で、情報を再生す るための準備的なデータ処理を行うことができ、これにより、再生中断地点から 情報のレジューム再生が可能になる。したがって、記録媒体の情報の再生を中断 した後、レジューム再生を行った場合に、ユーザが中断した地点からの情報が不 再生部分無しに再生することができ、ユーザにとっては満足感の高いレジューム 機能を備えた情報再生装置を得ることができる。
【0015】 請求項2の考案は、再生動作が中断された後、この続きの再生動作を行った場 合に記録媒体上の再生中断地点から再生開始地点までのずれにより生じる情報の 不再生時間に相当する調整時間を予め記憶しておき、再生動作が中断された時の 前記記録媒体上の再生中断地点に対応する中断時間から前記調整時間を引いた時 間に対応する再生開始地点を算出するレジューム処理部を設け、再生動作が中断 された後のレジューム再生を、前記算出された再生開始地点から行うことを特徴 とする情報再生装置を提供する。
【0016】 この構成において、再生動作が中断された後、レジューム再生を行うとき、中 断時間から調整時間を引いた時間に対応する再生開始地点が算出され、この算出 された再生開始地点からレジューム再生が行われる。
【0017】 この構成によれば、記録媒体に対する再生動作が中断された後、レジューム再 生を行うと、再生中断地点よりも前に、調整時間に相当する分だけ再生開始地点 が戻されるので、この再生開始地点から再生中断地点までの間で、情報を再生す るための準備的なデータ処理を行うことができ、これにより、再生中断地点から 情報のレジューム再生が可能になる。したがって、記録媒体の情報の再生を中断 した後、レジューム再生を行った場合に、ユーザが中断した地点からの情報が不 再生部分無しに再生することができ、ユーザにとっては満足感の高いレジューム 機能を備えた情報再生装置を得ることができる。
【0018】 請求項3の考案においては、前記調整時間は前記記録媒体への情報記録時に決 定されたビットレートに対応付けして予めメモリに記憶させておき、レジューム 再生を行う時は再生される当該記録媒体の情報記録時に決定されたビットレート に対応する調整時間を前記メモリから読み出すようにしたので、再生モードに応 じた調整時間を得ることができ、これにより、再生中断地点から情報の再生が可 能になるような再生開始地点を算出することが可能になる。
【0019】 請求項4の考案においては、前記レジューム処理部は、前記調整時間を前記記 録媒体への情報記録時に決定されたビットレートに対応付けして予めメモリに記 憶させておく調整時間記憶処理手段と、再生動作が中断された時の前記記録媒体 上の再生中断地点に対応する中断時間を前記メモリに記憶させる中断時間記憶処 理手段と、再生動作を中断後にレジューム再生を行う時に、当該記録媒体の情報 記録時に決定されたビットレートに対応する調整時間および当該中断時間を前記 メモリから読出し、当該中断時間から当該調整時間を引いた時間に対応する再生 開始地点を算出する再生開始地点算出手段とを備えたので、前記記録媒体に対す る再生動作が中断された後、レジューム再生を行うと、再生中断地点よりも前に 調整時間に相当する分だけ再生開始地点を戻すことができ、これにより、再生中 断地点から情報のレジューム再生が可能になる。
【0020】
【考案の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ、本考案の実施の形態について説明する。図1は 本考案の一実施形態に係る情報再生装置の構成を示すブロック図である。この図 1において、記録媒体1が光ディスクであり、この情報再生装置11が光ディス ク再生装置である場合について先に説明する。光ディスクとしては、例えば、C D(コンパクト・ディスク)、MD(ミニ・ディスク)、DVD(デジタル・バ ーサタイル・ディスク)などが有り、光ディスクには、音声においてはMP3/ Dolby−AC3等によるデジタル圧縮で記録され、映像においてはMPEG /Quick−Time等によるデジタル圧縮で記録されている。
【0021】 この情報再生装置11は、光ディスクを回転させ光ディスクに記録された圧縮 データを光学的により読み出す読出機構2と、この読出機構2により読み出され た圧縮データを入力し該圧縮データに誤りがある場合は訂正を行うと共に該圧縮 データを伸張して復号化した映像データおよび音声データを出力するデコード部 3と、前記映像データおよび音声データを入力してデジタル/アナログ変換しア ナログの映像信号および音声信号を出力するD/A変換部4とを備えている。D /A変換部4からの映像信号は表示装置9に供給され、これにより表示装置9に は映像が表示される。また、D/A変換部4からの音声信号はオーディオ装置1 0に供給され、これによりオーディオ装置10からは音声が発生する。
【0022】 また、この情報再生装置11は、再生動作が中断された後、この続きの再生動 作を行った場合に、光ディスク上の再生中断地点から再生開始地点までのずれに より生じる情報の無再生時間に相当する調整時間を、光ディスクへの情報記録時 に決定されたビットレートに対応付けして予めメモリ5に記憶させておく調整時 間記憶処理手段61と、再生動作が中断された時の光ディスク上の再生中断地点 に対応する中断時間をメモリ5に記憶させる中断時間記憶処理手段62と、再生 動作を中断後にレジューム再生を行う時に、当該光ディスクの情報記録時に決定 されたビットレートに対応する調整時間および当該中断時間をメモリ5から読出 し当該中断時間から当該調整時間を引いた時間に対応する再生開始地点を算出す る再生開始地点算出手段63とを有するレジューム処理部6を備えている。
【0023】 また、この情報再生装置11は、装置全体を制御する制御部7と、再生を開始 してからの時間などを計時するタイマ12、制御部7に操作情報を入力する操作 部8とを備えている。制御部7には、読出機構2、デコード部3、D/A変換部 4、レジューム処理部6、タイマ12、および操作部8が接続されている。操作 部8は、リモコンまたは本体装置に備えられた操作部を示す。なお、前記レジュ ーム処理部6は制御部8に含めても良い。
【0024】 なお、この情報再生装置11が光ディスク再生装置である場合の読出機構2は 構成要素を図示していないが、光ディスクを再生時に載置するトレイ、光ディス クを回転駆動するスピンドルモータ、光ディスクに記録された情報を読み取るた めに光ディスクの記録面にレーザ光を出射すると共に光ディスクからの反射光を 受光する光ピックアップ、および光ピックアップを光ディスクの半径方向に移動 させるスレッドなどを備えている。
【0025】 図2は本考案の一実施形態に係る情報再生装置におけるレジューム再生の処理 を説明するためのフローチャートである。以下、図1および図2を参照して情報 再生装置11が光ディスク再生装置である場合のレジューム処理について説明す る。
【0026】 先ず、ユーザが再生したい映像音声情報が圧縮記録された光ディスクを光ディ スク再生装置の読出機構2のトレイに載置し、この後、操作部8の再生キーを操 作すると、操作部8からの再生開始信号が制御部7に入力され、これに応答して 制御部7は読出機構2を動作させ、前記光ディスクに対する再生動作を開始させ る(ステップS1)。
【0027】 これにより、読出機構2からは圧縮データが読み出され、前記圧縮データはデ コード部3に入力される。デコード部3では、前記圧縮データに誤りがある場合 は訂正を行ない、前記圧縮データを伸張して復号化した映像データおよび音声デ ータを出力する。前記映像データおよび前記音声データはD/A変換部4に入力 され、D/A変換部4では、入力された前記映像データおよび前記音声データを デジタル/アナログ変換し、アナログの映像信号および音声信号を出力する。そ してD/A変換部4からの映像信号は表示装置9に供給され、これにより表示装 置9には映像が表示される。また、D/A変換部4からの音声信号はオーディオ 装置10に供給され、これによりオーディオ装置10からは音声が発生する。
【0028】 そして、前記光ディスクの情報が最後まで再生を終えた場合は、制御部7は読 出機構2の動作を停止させ、前記光ディスクに対する再生動作が終了する(ステ ップS2,ステップS10)。
【0029】 ところが、ユーザが何らかの理由で、前記光ディスクの再生動作を途中で中断 したい場合が生じたとき、ユーザは操作部8の再生ストップキーを操作すると、 操作部8からの再生停止指令信号が制御部7に入力され、これに応答して制御部 7は読出機構2を停止させ、前記光ディスクに対する再生動作を中断させる(ス テップS3,S4)。
【0030】 前記再生動作が中断した時、レジューム処理部6は制御部7からの再生中断指 令信号を入力すると、レジューム処理部6の中断時間記憶処理手段62は前記光 ディスク上の再生中断地点に対応する中断時間Xをタイマ12から読出してメモ リ5に記録する(ステップS5)。 なお、タイマ12は、再生開始時点からの 時間を計時し、再生を中断すると中断時点までの時間情報を出力するので、この 時間情報が前記光ディスク上の中断地点に対応する中断時間Xとなる。
【0031】 次にユーザがレジューム再生したいため、操作部8の再生キーを操作すると( ステップS6)、 操作部8からのレジューム再生開始指令信号が制御部7に入力 され、これに応答して制御部7はレジューム処理部6に対して再生開始地点算出 指令信号を出力する。これにより、レジューム処理部6の再生開始地点算出手段 63は、当該光ディスクへの情報記録時に決定されたビットレートに対応した調 整時間αと、前記中断時間Xとをメモリ5から読出し(ステップS7)、 中断時 間Xから調整時間αを引いた時間に対応する再生開始地点を算出し(ステップS 8)、 この再生開始地点から光ディスクが再生するように制御部7は読出機構2 を駆動制御する。これにより、光ディスクは前記再生開始地点から再生が開始さ れることになる(ステップS9)。
【0032】 なお、前記調整時間αは、再生動作が中断された後、この続きの再生動作を行 った場合に、光ディスク上の再生中断地点から再生開始地点までのずれにより生 じる情報の無再生時間に相当する時間であり、光ディスクへの情報記録時に決定 されたビットレートに対応付けして予めメモリ5に記憶させている。このような 調整時間は、記録ビットレートの異なる光ディスクに対するレジューム再生を実 験的に行って求め、調整時間記憶処理手段61によってメモリ5に記憶されてい る。また、このような調整時間は、情報再生装置のデコード処理などの能力によ り異なり、装置毎に調整される。
【0033】 このように本実施形態によれば、当該光ディスクに対する再生動作が中断され た後、レジューム再生を行うと、再生中断地点よりも前に、調整時間に相当する 分だけ再生開始地点が戻されるので、この再生開始地点から再生中断地点までの 間で、情報を再生するための準備的なデータ処理を行うことができ、これにより 再生中断地点から情報のレジューム再生が可能になる。前記準備的なデータ処理 とは、光ディスクには圧縮されたデータが記録されており、この圧縮データを読 み出して伸張し、表示装置9およびオーディオ装置10に供給される映像信号お よび音声信号を作成するまでのデータ処理を言う。
【0034】 次に、図1において、記録媒体1が磁気テープであり、この情報再生装置11 がテープ再生装置である場合について説明する。この情報再生装置11がテープ 再生装置である場合の読出機構2は、構成要素を図示していないが、磁気テープ を走行させるためのサーボモータ、磁気テープに記録された情報を読み取るため の磁気ヘッドなどを備えている。
【0035】 以下、図1および図2を参照して情報再生装置11がテープ再生装置である場 合のレジューム処理について説明する。
【0036】 先ず、ユーザが再生したい映像音声情報が圧縮記録された磁気テープをテープ 再生装置の読出機構2にセットし、この後、操作部8の再生キーを操作すると、 操作部8からの再生開始信号が制御部7に入力され、これに応答して制御部7は 読出機構2を動作させ、前記磁気テープに対する再生動作を開始させる(ステッ プS1)。
【0037】 これにより、読出機構2からは圧縮データが読み出され、前記圧縮データはデ コード部3に入力される。デコード部3では、前記圧縮データに誤りがある場合 は訂正を行ない、前記圧縮データを伸張して復号化した映像データおよび音声デ ータを出力する。前記映像データおよび前記音声データはD/A変換部4に入力 され、D/A変換部4では、入力された前記映像データおよび前記音声データを デジタル/アナログ変換し、アナログの映像信号および音声信号を出力する。そ してD/A変換部4からの映像信号は表示装置9に供給され、これにより表示装 置9には映像が表示される。また、D/A変換部4からの音声信号はオーディオ 装置10に供給され、これによりオーディオ装置10からは音声が発生する。
【0038】 そして、前記磁気テープが最後まで再生を終えた場合は、制御部7は読出機構 2の動作を停止させ、前記磁気テープに対する再生動作が終了する(ステップS 2,ステップS10)。
【0039】 ところが、ユーザが何らかの理由で、前記磁気テープの再生動作を途中で中断 したい場合が生じたとき、ユーザは操作部8の再生ストップキーを操作すると、 操作部8からの再生停止指令信号が制御部7に入力され、これに応答して制御部 7は読出機構2を停止させ、前記磁気テープに対する再生動作を中断させる(ス テップS3,S4)。
【0040】 前記再生動作が中断した時、レジューム処理部6は制御部7からの再生中断指 令信号を入力すると、レジューム処理部6の中断時間記憶処理手段62は前記磁 気テープ上の再生中断地点に対応する中断時間Xをタイマ12から読出してメモ リ5に記録する(ステップS5)。 なお、タイマ12は、再生開始時点からの 時間を計時し、再生を中断すると中断時点までの時間情報を出力するので、この 時間情報が前記磁気テープ上の中断地点に対応する中断時間Xとなる。
【0041】 次にユーザがレジューム再生したいため、操作部8の再生キーを操作すると( ステップS6)、 操作部8からのレジューム再生開始指令信号が制御部7に入力 され、これに応答して制御部7はレジューム処理部6に対して再生開始地点算出 指令信号を出力する。これにより、レジューム処理部6の再生開始地点算出手段 63は、当該磁気テープへの情報記録時に決定されたビットレートに対応した調 整時間αと、前記中断時間Xとをメモリ5から読出し(ステップS7)、 中断時 間Xから調整時間αを引いた時間に対応する再生開始地点を算出し(ステップS 8)、 この再生開始地点から磁気テープが再生するように制御部7は読出機構2 を駆動制御する。これにより、磁気テープは前記再生開始地点まで巻き戻され、 前記再生開始地点から再生が開始されることになる(ステップS9)。
【0042】 なお、前記調整時間αは、レジューム処理部6の動作がない場合に、再生動作 が中断された後、この続きの再生動作を行った場合に、磁気テープ上の再生中断 地点から再生開始地点までのずれにより生じる情報の無再生時間に相当する時間 であり、磁気テープへの情報記録時に決定されたビットレートに対応付けして予 めメモリ5に記憶させている。このような調整時間は、記録ビットレートの異な る磁気テープに対するレジューム再生を実験的に行って求め、調整時間記憶処理 手段61によってメモリ5に記憶されている。
【0043】 このように本実施形態によれば、当該磁気テープに対する再生動作が中断され た後、レジューム再生を行うと、再生中断地点よりも前に、調整時間に相当する 分だけ再生開始地点が戻されるので、この再生開始地点から再生中断地点までの 間で、情報を再生するための準備的なデータ処理を行うことができ、これにより 再生中断地点から情報のレジューム再生が可能になる。前記準備的なデータ処理 とは、磁気テープには圧縮されたデータが記録されており、この圧縮データを読 み出して伸張し、表示装置9およびオーディオ装置10に供給される映像信号お よび音声信号を作成するまでのデータ処理を言う。
【0044】 なお、以上説明した情報再生装置11が、光ディスク再生装置またはテープ再 生装置である場合について述べたが、光ディスク再生機能とテープ再生機能を含 む再生装置であっても良い。また、情報記録再生装置においても、再生時のレジ ューム機能に本実施形態のレジューム機能を適用できるのは言うまでもない。
【0045】
【考案の効果】 以上のように請求項1の考案によれば、再生動作が中断された後、この続きの 再生動作を行った場合に記録媒体上の再生中断地点から再生開始地点までのずれ により生じる情報の不再生時間に相当する調整時間を、前記記録媒体への情報記 録時に決定されたビットレートに対応付けして予めメモリに記憶させておく調整 時間記憶処理手段と、再生動作が中断された時の前記記録媒体上の再生中断地点 に対応する中断時間を前記メモリに記憶させる中断時間記憶処理手段と、再生動 作を中断後にレジューム再生を行う時に、当該記録媒体の情報記録時に決定され たビットレートに対応する調整時間および当該中断時間を前記メモリから読出し 、当該中断時間から当該調整時間を引いた時間に対応する再生開始地点を算出す る再生開始地点算出手段とを備えたレジューム処理部を設けたので、記録媒体に 対する再生動作が中断された後、レジューム再生を行うと、再生中断地点よりも 前に、調整時間に相当する分だけ再生開始地点が戻され、この再生開始地点から 再生中断地点までの間で、情報を再生するための準備的なデータ処理を行うこと ができ、これにより、再生中断地点から情報のレジューム再生が可能になる。し たがって、記録媒体の情報の再生を中断した後、レジューム再生を行った場合に ユーザが中断した地点からの情報が不再生部分無しに再生することができ、ユー ザにとっては満足感の高いレジューム再生機能を備えた情報再生装置を得ること ができる。
【0046】 請求項2の考案によれば、再生動作が中断された後、この続きの再生動作を行 った場合に、記録媒体上の再生中断地点から再生開始地点までのずれにより生じ る情報の不再生時間に相当する調整時間を予め記憶しておき、再生動作が中断さ れた時の前記記録媒体上の再生中断地点に対応する中断時間から前記調整時間を 引いた時間に対応する再生開始地点を算出するレジューム処理部を備えたので、 記録媒体に対する再生動作が中断された後、レジューム再生を行うと、再生中断 地点よりも前に、調整時間に相当する分だけ再生開始地点が戻され、この再生開 始地点から再生中断地点までの間で、情報を再生するための準備的なデータ処理 を行うことができ、これにより、再生中断地点から情報のレジューム再生が可能 になる。したがって、記録媒体の情報の再生を中断した後、レジューム再生を行 った場合に、ユーザが中断した地点からの情報が不再生部分無しに再生すること ができ、ユーザにとっては満足感の高いレジューム再生機能を備えた情報再生装 置を得ることができる。
【0047】 請求項3の考案によれば、前記調整時間は前記記録媒体への情報記録時に決定 されたビットレートに対応付けして予めメモリに記憶させておき、レジューム再 生を行う時は再生される当該記録媒体の情報記録時に決定されたビットレートに 対応する調整時間を前記メモリから読み出すようにしたので、再生モードに応じ た調整時間を得ることができ、これにより、再生中断地点から情報の再生が可能 になるような再生開始地点を算出することが可能になる。
【0048】 請求項4の考案によれば、前記レジューム処理部は、前記調整時間を前記記録 媒体への情報記録時に決定されたビットレートに対応付けして予めメモリに記憶 させておく調整時間記憶処理手段と、再生動作が中断された時の前記記録媒体上 の再生中断地点に対応する中断時間を前記メモリに記憶させる中断時間記憶処理 手段と、再生動作を中断後にレジューム再生を行う時に、当該記録媒体の情報記 録時に決定されたビットレートに対応する調整時間および当該中断時間を前記メ モリから読出し、当該中断時間から当該調整時間を引いた時間に対応する再生開 始地点を算出する再生開始地点算出手段とを備えたので、前記記録媒体に対する 再生動作が中断された後、レジューム再生を行うと、再生中断地点よりも前に調 整時間に相当する分だけ再生開始地点を戻すことができ、これにより、再生中断 地点から情報のレジューム再生が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態に係る情報再生装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】 本考案の一実施形態に係る情報再生装置にお
けるレジューム再生の処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 記録媒体 5 メモリ 6 レジューム処理部 11 情報再生装置 61 調整時間記憶処理手段 62 中断時間記憶処理手段 63 再生開始地点算出手段

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体にデジタル圧縮されて記録され
    た情報を再生する情報再生装置において、再生動作が中
    断された後、この続きの再生動作を行った場合に記録媒
    体上の再生中断地点から再生開始地点までのずれにより
    生じる情報の不再生時間に相当する調整時間を、前記記
    録媒体への情報記録時に決定されたビットレートに対応
    付けして予めメモリに記憶させておく調整時間記憶処理
    手段と、再生動作が中断された時の前記記録媒体上の再
    生中断地点に対応する中断時間を前記メモリに記憶させ
    る中断時間記憶処理手段と、再生動作を中断後にレジュ
    ーム再生を行う時に、当該記録媒体の情報記録時に決定
    されたビットレートに対応する調整時間および当該中断
    時間を前記メモリから読出し、当該中断時間から当該調
    整時間を引いた時間に対応する再生開始地点を算出する
    再生開始地点算出手段とを備えたレジューム処理部を設
    け、再生動作が中断された後のレジューム再生を、前記
    算出された再生開始地点から行うことを特徴とする情報
    再生装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体にデジタル圧縮されて記録され
    た情報を再生する情報再生装置において、再生動作が中
    断された後、この続きの再生動作を行った場合に記録媒
    体上の再生中断地点から再生開始地点までのずれにより
    生じる情報の不再生時間に相当する調整時間を予め記憶
    しておき、再生動作が中断された時の前記記録媒体上の
    再生中断地点に対応する中断時間から前記調整時間を引
    いた時間に対応する再生開始地点を算出するレジューム
    処理部を設け、再生動作が中断された後のレジューム再
    生を、前記算出された再生開始地点から行うことを特徴
    とする情報再生装置。
  3. 【請求項3】 前記調整時間は前記記録媒体への情報記
    録時に決定されたビットレートに対応付けして予めメモ
    リに記憶させておき、レジューム再生を行う時は再生さ
    れる当該記録媒体の情報記録時に決定されたビットレー
    トに対応する調整時間を前記メモリから読み出すことを
    特徴とする請求項2に記載の情報再生装置。
  4. 【請求項4】 前記レジューム処理部は、前記調整時間
    を前記記録媒体への情報記録時に決定されたビットレー
    トに対応付けして予めメモリに記憶させておく調整時間
    記憶処理手段と、再生動作が中断された時の前記記録媒
    体上の再生中断地点に対応する中断時間を前記メモリに
    記憶させる中断時間記憶処理手段と、再生動作を中断後
    にレジューム再生を行う時に、当該記録媒体の情報記録
    時に決定されたビットレートに対応する調整時間および
    当該中断時間を前記メモリから読出し、当該中断時間か
    ら当該調整時間を引いた時間に対応する再生開始地点を
    算出する再生開始地点算出手段とを備えたことを特徴と
    する請求項2に記載の情報再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010050051A1 (ja) * 2008-10-31 2010-05-06 パイオニア株式会社 記録媒体再生装置、記録媒体再生方法、記録媒体再生プログラムおよび記録媒体再生プログラムを格納した記録媒体

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WO2010050051A1 (ja) * 2008-10-31 2010-05-06 パイオニア株式会社 記録媒体再生装置、記録媒体再生方法、記録媒体再生プログラムおよび記録媒体再生プログラムを格納した記録媒体

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