JP3093783B2 - 船舶推進機のチルト装置 - Google Patents
船舶推進機のチルト装置Info
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- JP3093783B2 JP3093783B2 JP02325857A JP32585790A JP3093783B2 JP 3093783 B2 JP3093783 B2 JP 3093783B2 JP 02325857 A JP02325857 A JP 02325857A JP 32585790 A JP32585790 A JP 32585790A JP 3093783 B2 JP3093783 B2 JP 3093783B2
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- JP
- Japan
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- piston
- tilt
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H20/00—Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
- B63H20/08—Means enabling movement of the position of the propulsion element, e.g. for trim, tilt or steering; Control of trim or tilt
- B63H20/10—Means enabling trim or tilt, or lifting of the propulsion element when an obstruction is hit; Control of trim or tilt
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Actuator (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、船外機、船内外機等の船舶推進機のチルト
装置に関する。
装置に関する。
［従来の技術］ 従来、特開昭61−18597号公報に記載の如くのガスア
シスト機能を備えたチルト装置が提案されている。この
チルト装置では、チルトアップ動作時に上室と下室とを
連通し、ガス圧を作動流体を介してピストンの両側に作
用させ、ピストンの両側油圧面積の差となるピストンロ
ッドの断面積×ガス圧のアシスト力で、チルトアップ荷
重を軽減している。
シスト機能を備えたチルト装置が提案されている。この
チルト装置では、チルトアップ動作時に上室と下室とを
連通し、ガス圧を作動流体を介してピストンの両側に作
用させ、ピストンの両側油圧面積の差となるピストンロ
ッドの断面積×ガス圧のアシスト力で、チルトアップ荷
重を軽減している。
［発明が解決しようとする課題］ 然しながら、従来技術では、チルト装置の出力とし
て、上述の如くにピストンロッドの断面積分の力しか発
生できないから、チルトアップ荷重を充分に軽減するた
めには高いシリンダ内圧力が必要となり、シリンダの強
度上の問題を生ずる。
て、上述の如くにピストンロッドの断面積分の力しか発
生できないから、チルトアップ荷重を充分に軽減するた
めには高いシリンダ内圧力が必要となり、シリンダの強
度上の問題を生ずる。
本発明は、強いアシスト力によりチルトアップ可能と
するとともに、推進機本体を任意の位置に保持可能とす
ることを目的とする。
するとともに、推進機本体を任意の位置に保持可能とす
ることを目的とする。
［課題を解決するための手段］ 本発明は、推進機本体を船体に支持する取付ブラケッ
トと、取付ブラケットに傾動自在に支持される傾動ブラ
ケットと、取付ブラケットと傾動ブラケットの一方に回
動可能に支持され作動流体を収容するシリンダと、上記
両ブラケットの他方に回動可能に支持され、シリンダ内
に挿入されるピストンロッドと、シリンダ内のピストン
ロッド端部に固定され、シリンダ内にピストンロッド収
容側の上室とピストンロッド非収容側の下室とを画成す
るピストンとを有してなる船舶推進機のチルト装置にお
いて、上室には連通し下室には連通しない体積補償タン
クと、下室には連通し上室には連通しない蓄力タンクと
を備え、それらのタンク同士は互いに非連通とするとと
もに、体積補償タンクと蓄力タンクのそれぞれに加圧ガ
スを封入し、体積補償タンクに連なる管路には開閉弁を
介装し、蓄力タンクに連なる管路にはガスアシスト阻止
弁を介装し、上記開閉弁とガスアシスト阻止弁は単一の
開閉操作で同時に開閉するようにしたものである。
トと、取付ブラケットに傾動自在に支持される傾動ブラ
ケットと、取付ブラケットと傾動ブラケットの一方に回
動可能に支持され作動流体を収容するシリンダと、上記
両ブラケットの他方に回動可能に支持され、シリンダ内
に挿入されるピストンロッドと、シリンダ内のピストン
ロッド端部に固定され、シリンダ内にピストンロッド収
容側の上室とピストンロッド非収容側の下室とを画成す
るピストンとを有してなる船舶推進機のチルト装置にお
いて、上室には連通し下室には連通しない体積補償タン
クと、下室には連通し上室には連通しない蓄力タンクと
を備え、それらのタンク同士は互いに非連通とするとと
もに、体積補償タンクと蓄力タンクのそれぞれに加圧ガ
スを封入し、体積補償タンクに連なる管路には開閉弁を
介装し、蓄力タンクに連なる管路にはガスアシスト阻止
弁を介装し、上記開閉弁とガスアシスト阻止弁は単一の
開閉操作で同時に開閉するようにしたものである。
［作用］ 本発明によれば、上室側回路と下室側回路とは回路上
分離され、上室には体積補償装置が連結され、下室には
畜力装置が連結される。
分離され、上室には体積補償装置が連結され、下室には
畜力装置が連結される。
従って、チルトアップ時には、開閉弁を開き、及び／
またはガスアシスト阻止可能手段のアシスト阻止作用を
解除する状態で、ピストンを退出させることにより、畜
力装置のガス圧をピストンの下室側にのみ作用させなが
ら、上室の作動流体を体積補償装置へ貯蓄せしめる。こ
れにより、このチルトアップ時には、ガス圧に基づくア
シスト力がピストンの全面積分だけ発生し得ることとな
り、シリンダ内圧力を比較的低くしながら、充分なるア
シスト力を得ることができる。即ち、シリンダの強度を
格別に増大化する必要のない構成にて、チルトアップ荷
重を充分に軽減できる。
またはガスアシスト阻止可能手段のアシスト阻止作用を
解除する状態で、ピストンを退出させることにより、畜
力装置のガス圧をピストンの下室側にのみ作用させなが
ら、上室の作動流体を体積補償装置へ貯蓄せしめる。こ
れにより、このチルトアップ時には、ガス圧に基づくア
シスト力がピストンの全面積分だけ発生し得ることとな
り、シリンダ内圧力を比較的低くしながら、充分なるア
シスト力を得ることができる。即ち、シリンダの強度を
格別に増大化する必要のない構成にて、チルトアップ荷
重を充分に軽減できる。
また、チルトダウン時には、開閉弁を開き、及び／ま
たはガスアシスト阻止可能手段のアシスト阻止作用を解
除する状態で、ピストンを侵入させることにより、蓄力
装置のガスを収縮させながら、体積補償装置の作動流体
を上室へ供給せしめる。
たはガスアシスト阻止可能手段のアシスト阻止作用を解
除する状態で、ピストンを侵入させることにより、蓄力
装置のガスを収縮させながら、体積補償装置の作動流体
を上室へ供給せしめる。
そして、航行中のチルトロック時には、開閉弁を閉
じ、及び／またはガスアシスト阻止可能手段によりアシ
スト阻止作用を機能せしめ、ピストン位置を固定化する
ことにて、前進、後進可能とする。このとき、（Ａ）開
閉弁のみ備えるものにあっては、開閉弁を閉じること
によりピストンの退出を阻止して後進スラストを支える
ことにて後進可能とし、前進スラストは傾動ブラケッ
トの前縁部を取付ブラケットに設けたチルトロックロッ
ド等に衝合せしめることにて前進可能とする。また、
（Ｂ）ガスアシスト阻止可能手段のみ備えるものにあっ
ては、ガスアシスト阻止可能手段によるアシスト阻止作
用を機能せしめ、下室に作動流体のみを密封する状態で
ピストンの侵入を阻止することにて前進のみ可能とす
る。
じ、及び／またはガスアシスト阻止可能手段によりアシ
スト阻止作用を機能せしめ、ピストン位置を固定化する
ことにて、前進、後進可能とする。このとき、（Ａ）開
閉弁のみ備えるものにあっては、開閉弁を閉じること
によりピストンの退出を阻止して後進スラストを支える
ことにて後進可能とし、前進スラストは傾動ブラケッ
トの前縁部を取付ブラケットに設けたチルトロックロッ
ド等に衝合せしめることにて前進可能とする。また、
（Ｂ）ガスアシスト阻止可能手段のみ備えるものにあっ
ては、ガスアシスト阻止可能手段によるアシスト阻止作
用を機能せしめ、下室に作動流体のみを密封する状態で
ピストンの侵入を阻止することにて前進のみ可能とす
る。
［実施例］ 第１図は船外機を示す全体外観図、第２図は第１実施
例の回路図、第３図は第２実施例の要部回路図、第４図
は第３実施例の回路図である。
例の回路図、第３図は第２実施例の要部回路図、第４図
は第３実施例の回路図である。
（第１実施例）（第１図、第２図参照） 船外機10は、推進ユニット11を船体12に支持する取付
ブラケット13と、取付ブラケット13に傾動自在に支持さ
れる傾動ブラケット14と、取付ブラケット13に回動可能
に支持され作動流体を収容するシリンダ15と、傾動ブラ
ケット14に回動可能に支持され、シリンダ15内に挿入さ
れるピストンロッド16と、シリンダ15内のピストンロッ
ド16端部に固定され、シリンダ15内にピストンロッド収
容側の上室15Aとピストンロッド非収容側の下室15Bとを
画成するピストン17とを有して構成される。
ブラケット13と、取付ブラケット13に傾動自在に支持さ
れる傾動ブラケット14と、取付ブラケット13に回動可能
に支持され作動流体を収容するシリンダ15と、傾動ブラ
ケット14に回動可能に支持され、シリンダ15内に挿入さ
れるピストンロッド16と、シリンダ15内のピストンロッ
ド16端部に固定され、シリンダ15内にピストンロッド収
容側の上室15Aとピストンロッド非収容側の下室15Bとを
画成するピストン17とを有して構成される。
上室15Aには管路18を介して体積補償タンク19が連結
され、この体積補償タンク19は、分離ピストン20の上部
に低圧ガスを封入され、ピストン17の退出に応じて上室
15Aの作動流体を貯蓄し、かつピストン17の侵入に応じ
て上室15Aへ作動流体を供給可能とする。
され、この体積補償タンク19は、分離ピストン20の上部
に低圧ガスを封入され、ピストン17の退出に応じて上室
15Aの作動流体を貯蓄し、かつピストン17の侵入に応じ
て上室15Aへ作動流体を供給可能とする。
下室15Bには管路21を介して蓄力タンク22が連結さ
れ、この蓄力タンク22は、分離ピストン23の上部に高圧
ガスが封入され、ピストン17の侵入に応じて収縮する高
圧ガスのガス圧をピストン17の下室15B側にのみ作用可
能とする。
れ、この蓄力タンク22は、分離ピストン23の上部に高圧
ガスが封入され、ピストン17の侵入に応じて収縮する高
圧ガスのガス圧をピストン17の下室15B側にのみ作用可
能とする。
体積補償タンク19に連なる管路18の中間部には開閉弁
24が介装され、蓄力タンク22に連なる管路21の中間部に
はガスアシスト阻止弁25が介装される。両弁24、25は、
手動カム26により操作されるロッド24A、25Aにより同時
開、または同時閉とされる。開閉弁24は、閉により、ピ
ストン17に退出力を作用させるときでも上室15Aから体
積補償タンク19への作動流体の流れを阻止可能とする。
ガスアシスト阻止弁25は、閉により、蓄力タンク22のガ
ス圧がピストン17に作用するのを阻止可能とする。
24が介装され、蓄力タンク22に連なる管路21の中間部に
はガスアシスト阻止弁25が介装される。両弁24、25は、
手動カム26により操作されるロッド24A、25Aにより同時
開、または同時閉とされる。開閉弁24は、閉により、ピ
ストン17に退出力を作用させるときでも上室15Aから体
積補償タンク19への作動流体の流れを阻止可能とする。
ガスアシスト阻止弁25は、閉により、蓄力タンク22のガ
ス圧がピストン17に作用するのを阻止可能とする。
尚、開閉弁24は常時閉方向に作用するばねを備えてお
り、閉状態下での流木衝突時に開くアブソーバ弁を兼ね
る。このとき、上室15Aと体積補償タンク19との間の管
路27には、体積補償タンク19内の作動流体を流木衝突後
に上室15Aへ戻すためのチェック弁28が介装されてい
る。
り、閉状態下での流木衝突時に開くアブソーバ弁を兼ね
る。このとき、上室15Aと体積補償タンク19との間の管
路27には、体積補償タンク19内の作動流体を流木衝突後
に上室15Aへ戻すためのチェック弁28が介装されてい
る。
また、ガスアシスト阻止弁25は常時閉方向に作用する
ばねを備えており、閉状態下での後進衝突時に開くアブ
ソーバ弁を兼ねる。
ばねを備えており、閉状態下での後進衝突時に開くアブ
ソーバ弁を兼ねる。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記実施例によれば、上室15A側回路と下室15B側回路
とは回路上分離され、上室15Aには体積補償タンク19が
連結され、下室15Bには蓄力タンク22が連結される。
とは回路上分離され、上室15Aには体積補償タンク19が
連結され、下室15Bには蓄力タンク22が連結される。
従って、チルトアップ時には、開閉弁24を開き、かつ
ガスアシスト阻止弁25のアシスト阻止作用を解除する状
態で、ピストン17を退出させることにより、蓄力タンク
22のガス圧をピストン17の下室15B側にのみ作用させな
がら、上室15Aの作動流体を体積補償タンク19へ貯蓄せ
しめる。これにより、このチルトアップ時には、ガス圧
に基づくスラスト力がピストン17の全面積分だけ発生し
得ることとなり、シリンダ15内圧力を比較的低くしなが
ら、充分なるアシスト力を得ることができる。即ち、シ
リンダ17の強度を格別に強大化する必要のない構成に
て、チルトアップ荷重を充分に軽減できる。
ガスアシスト阻止弁25のアシスト阻止作用を解除する状
態で、ピストン17を退出させることにより、蓄力タンク
22のガス圧をピストン17の下室15B側にのみ作用させな
がら、上室15Aの作動流体を体積補償タンク19へ貯蓄せ
しめる。これにより、このチルトアップ時には、ガス圧
に基づくスラスト力がピストン17の全面積分だけ発生し
得ることとなり、シリンダ15内圧力を比較的低くしなが
ら、充分なるアシスト力を得ることができる。即ち、シ
リンダ17の強度を格別に強大化する必要のない構成に
て、チルトアップ荷重を充分に軽減できる。
また、チルトダウン時には、開閉弁24を開き、かつガ
スアシスト阻止弁25のアシスト阻止作用を解除する状態
で、ピストン17を侵入させることにより、蓄力タンク22
のガスを収縮させながら、体積補償タンク19の作動流体
を上室15Aへ供給せしめる。
スアシスト阻止弁25のアシスト阻止作用を解除する状態
で、ピストン17を侵入させることにより、蓄力タンク22
のガスを収縮させながら、体積補償タンク19の作動流体
を上室15Aへ供給せしめる。
そして、航行中のチルトロック時には、開閉弁24を閉
じ、かつガスアシスト阻止弁25によるアシスト阻止作用
を機能せしめ、ピストン17の位置を固定化することに
て、前進、後進可能とする。
じ、かつガスアシスト阻止弁25によるアシスト阻止作用
を機能せしめ、ピストン17の位置を固定化することに
て、前進、後進可能とする。
また、航行中の流木衝突時には、上室15Aの作動流体
がアブソーバ弁を兼ねている開閉弁24を通って体積補償
タンク19へ流れ、エネルギを吸収する。このとき、下室
15Bは真空となる。そして、衝突の前後で下室15B内の作
動流体体積は変化がないから、エネルギ吸収後には、体
積補償タンク19内の作動流体がチェック弁28を通って上
室15Aに戻り、ピストン17は流木衝突前の位置に復元す
る。
がアブソーバ弁を兼ねている開閉弁24を通って体積補償
タンク19へ流れ、エネルギを吸収する。このとき、下室
15Bは真空となる。そして、衝突の前後で下室15B内の作
動流体体積は変化がないから、エネルギ吸収後には、体
積補償タンク19内の作動流体がチェック弁28を通って上
室15Aに戻り、ピストン17は流木衝突前の位置に復元す
る。
（第２実施例）（第３図参照） 第２実施例が上記第１実施例と実質的に異なる点は、
管路18、21の各中間部に３位置切換弁30を設けたことに
ある。３位置切換弁30は、上室15Aから体積補償タン
ク19への流れ、蓄力タンク22から下室15Bへの流れを許
容するチルトアップモードＡ、上室15A、下室15Bをそ
れぞれ密閉するチルトロックモードＢ、体積補償タン
ク19から上室15Aへの流れ、下室15Bから蓄力タンク22へ
の流れを許容するチルトダウンモードＣを選択設定可能
とする。
管路18、21の各中間部に３位置切換弁30を設けたことに
ある。３位置切換弁30は、上室15Aから体積補償タン
ク19への流れ、蓄力タンク22から下室15Bへの流れを許
容するチルトアップモードＡ、上室15A、下室15Bをそ
れぞれ密閉するチルトロックモードＢ、体積補償タン
ク19から上室15Aへの流れ、下室15Bから蓄力タンク22へ
の流れを許容するチルトダウンモードＣを選択設定可能
とする。
尚、管路27には、流木衝突時に開いてエネルギ吸収す
るアブソーバ弁31と、エネルギ吸収後に開いて体積補償
タンク19内の作動流体を上室15Aへ戻すチェック弁32と
が並列的に介装されている。
るアブソーバ弁31と、エネルギ吸収後に開いて体積補償
タンク19内の作動流体を上室15Aへ戻すチェック弁32と
が並列的に介装されている。
（第３実施例）（第４図参照） 第３実施例が上記第１実施例と実質的に異なる点は、
管路18、21の中間部に２位置切換弁40を設け、ピストン
17にアブソーバ弁41とチェック弁42を並列的に設け、シ
リンダ15の下室15B内にフリーピストン43を設けたこと
にある。
管路18、21の中間部に２位置切換弁40を設け、ピストン
17にアブソーバ弁41とチェック弁42を並列的に設け、シ
リンダ15の下室15B内にフリーピストン43を設けたこと
にある。
２位置切換弁40は、上室15Aと体積補償タンク19の
間、下室15Bと蓄力タンク22の間における流れを許容す
るチルトアップ／ダウンモードＡ、上室15A、下室15B
をそれぞれ密閉するチルトロックモードＢを選択設定可
能とする。
間、下室15Bと蓄力タンク22の間における流れを許容す
るチルトアップ／ダウンモードＡ、上室15A、下室15B
をそれぞれ密閉するチルトロックモードＢを選択設定可
能とする。
アブソーバ弁41は流木衝突時に開いてエネルギ吸収す
る。チェック弁42はエネルギ吸収後に開いて体積補償タ
ンク19内の作動流体を上室15Aに戻す。フリーピストン4
3は流木衝突後のピストン17を衝突前の位置に復元す
る。
る。チェック弁42はエネルギ吸収後に開いて体積補償タ
ンク19内の作動流体を上室15Aに戻す。フリーピストン4
3は流木衝突後のピストン17を衝突前の位置に復元す
る。
［発明の効果］ 以上のように、本発明によれば、強いアシスト力によ
りチルトアップ可能とするとともに、推進機本体を任意
の位置に保持可能とすることができる。
りチルトアップ可能とするとともに、推進機本体を任意
の位置に保持可能とすることができる。
第１図は船外機を示す全体外観図、第２図は第１実施例
の回路図、第３図は第２実施例の要部回路図、第４図は
第３実施例の回路図である。 10……船外機、 11……推進ユニット、 12……船体、 13……取付ブラケット、 14……傾動ブラケット、 15……シリンダ、 15A……上室、 15B……下室、 16……ピストンロッド、 17……ピストン、 19……体積補償タンク、 22……蓄力タンク、 24……開閉弁、 25……ガスアシスト阻止弁、 30……３位置切換弁、 40……２位置切換弁、
の回路図、第３図は第２実施例の要部回路図、第４図は
第３実施例の回路図である。 10……船外機、 11……推進ユニット、 12……船体、 13……取付ブラケット、 14……傾動ブラケット、 15……シリンダ、 15A……上室、 15B……下室、 16……ピストンロッド、 17……ピストン、 19……体積補償タンク、 22……蓄力タンク、 24……開閉弁、 25……ガスアシスト阻止弁、 30……３位置切換弁、 40……２位置切換弁、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B63H 5/12 B63H 20/08 F16F 9/00
Claims (1)
- 【請求項１】推進機本体を船体に支持する取付ブラケッ
トと、取付ブラケットに傾動自在に支持される傾動ブラ
ケットと、取付ブラケットと傾動ブラケットの一方に回
動可能に支持され作動流体を収容するシリンダと、上記
両ブラケットの他方に回動可能に支持され、シリンダ内
に挿入されるピストンロッドと、シリンダ内のピストン
ロッド端部に固定され、シリンダ内にピストンロッド収
容側の上室とピストンロッド非収容側の下室とを画成す
るピストンとを有してなる船舶推進機のチルト装置にお
いて、 上室には連通し下室には連通しない体積補償タンクと、
下室には連通し上室には連通しない蓄力タンクとを備
え、それらのタンク同士は互いに非連通とするととも
に、 体積補償タンクと蓄力タンクのそれぞれに加圧ガスを封
入し、 体積補償タンクに連なる管路には開閉弁を介装し、蓄力
タンクに連なる管路にはガスアシスト阻止弁を介装し、 上記開閉弁とガスアシスト阻止弁は単一の開閉操作で同
時に開閉するものであることを特徴とする船舶推進機の
チルト装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02325857A JP3093783B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 船舶推進機のチルト装置 |
| US07/800,605 US5222900A (en) | 1990-11-29 | 1991-11-27 | Tilt cylinder arrangement for outboard drive |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02325857A JP3093783B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 船舶推進機のチルト装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04197890A JPH04197890A (ja) | 1992-07-17 |
| JP3093783B2 true JP3093783B2 (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=18181398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02325857A Expired - Fee Related JP3093783B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 船舶推進機のチルト装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5222900A (ja) |
| JP (1) | JP3093783B2 (ja) |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2953335A (en) * | 1959-09-30 | 1960-09-20 | Elmer C Kiekhaefer | Outboard propulsion units for boats |
| US4153237A (en) * | 1976-11-01 | 1979-05-08 | Supalla Steven A | Hydrapneumatic suspension unit and valving structure |
| JPS59100094A (ja) * | 1982-11-30 | 1984-06-09 | Sanshin Ind Co Ltd | 船舶推進機のチルトロツク装置 |
| JPS59153694A (ja) * | 1983-02-22 | 1984-09-01 | Sanshin Ind Co Ltd | 船舶推進機のチルト装置 |
| JPS60116592A (ja) * | 1983-11-29 | 1985-06-24 | Sanshin Ind Co Ltd | 船舶推進機のチルトロック装置 |
| SU1243964A1 (ru) * | 1985-01-14 | 1986-07-15 | Рижское Высшее Военно-Политическое Краснознаменное Училище Им.Бирюзова С.С. | Активна пневмогидравлическа подвеска транспортного средства |
| US5074193A (en) * | 1987-07-29 | 1991-12-24 | Brunswick Corporation | Marine power steering system |
| JPH0759096B2 (ja) * | 1988-09-27 | 1995-06-21 | 日本電気株式会社 | 時分割スイッチ制御装置 |
| US5094325A (en) * | 1990-06-21 | 1992-03-10 | Smith J Marlow | Vehicle shock absorber assembly |
-
1990
- 1990-11-29 JP JP02325857A patent/JP3093783B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-11-27 US US07/800,605 patent/US5222900A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04197890A (ja) | 1992-07-17 |
| US5222900A (en) | 1993-06-29 |
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