JP3945878B2 - 船舶推進機用トリム・チルト装置 - Google Patents

船舶推進機用トリム・チルト装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、船外機、船内外機等のための船舶推進機用トリム・チルト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、船舶推進機用トリム・チルト装置として、船体と、この船体に傾動自在に支持された船舶推進機との間にシリンダ装置を介装し、作動油給排装置からシリンダ装置に作動油を供給もしくは排出制御することにより、シリンダ装置を伸縮させて船舶推進機をトリム動作及びチルト動作させるものがる。即ち、トリム動作は、航走中の船舶推進機を推進力に抗して所定のトリム域内で傾動させてトリムアップ−ダウンさせ、水面ロードの変化に対して船舶推進機の航走姿勢を調整し、最良の航走状態を得るものであり、シリンダ装置に比較的大きな推進力を必要とする。また、チルト動作は、停泊中の船舶推進機を重力に抗して所定のチルト域内で傾動させてチルトアップ−ダウンさせ、船舶推進機を水面から上昇させるものであり、シリンダ装置の推進力は比較的小さくて足りる。
【0003】
然るに、トリム・チルト装置のコンパクト化を図るため、シリンダ装置を外観的に単筒化したものとして、USP325240 に記載のものがある。この従来技術のシリンダ装置は、船体と船舶推進機の一方に連結して用いられる、大径のトリム室を形成するハウジングと、ハウジングのトリム室に伸縮可能に挿入され、小径のチルト室を形成するシリンダと、ハウジングのトリム室内のシリンダ端部に固定され、トリム室をシリンダ収容側の第1トリム室と、シリンダ非収容側の第2トリム室とに区画する大径のトリムピストンと、船体と船舶推進機の他方に連結して用いられ、シリンダのチルト室に伸縮可能に挿入されるピストンロッドと、シリンダのチルト室内のピストンロッド端部に固定され、チルト室をピストンロッド収容側の第1チルト室と、ピストンロッド非収容側の第2チルト室とに区画する小径のチルトピストンとを有する。そして、トリムピストンに固定して起立せしめた起立管をチルトピストンに摺動可能に貫通し、この起立管の管内通路により第1トリム室と第1チルト室とを連通し、第1トリム室と第1チルト室をトリム動作とチルト動作の収縮行程で作動油給排装置の供給側に連絡し、伸長行程で作動油給排装置の排出側に連絡するように構成するものとした。また、トリムピストンに貫通形成した連通路により第2トリム室と第2チルト室とを連通し、これらの第2トリム室と第2チルト室をトリム動作とチルト動作の伸長行程で作動油給排装置の供給側に連絡し、収縮行程で作動油給排装置の排出側に連絡するように構成するものとした。
【0004】
この従来技術では、第1トリム室と第1チルト室とをトリムピストンに固定した起立管にて連通したので、作動油給排装置からシリンダ装置に給排される作動油の配管がシリンダ装置の外部に露出することを抑制できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、従来技術には以下の問題点がある。
▲1▼シリンダ装置回りの露出配管を削減するために、トリムピストンに固定して起立せしめた起立管をチルトピストンに摺動可能に貫通するものであり、シリンダ装置の構成は複雑である。
【0006】
▲2▼シリンダ装置の液密シール必要部が、ハウジングに設けたシリンダガイドに対するシリンダの摺動部、ハウジングのトリム室内面に対するトリムピストンの摺動部、シリンダに設けたロッドガイドに対するピストンロッドの摺動部、シリンダのチルト室内面に対するチルトピストンの摺動部の4カ所の他に、チルトピストンの貫通孔に対する起立管の摺動部を加えた全5カ所となり、シール性の確保に困難を伴う。
【0007】
▲3▼チルトピストンは、チルト動作時にシリンダのチルト室内面に外周部を、起立管に内周部を摺接して上下動するものであり、シリンダと起立管の同芯度が悪いとその組立性、摺動性が悪く、チルト動作性を損なう。
【0008】
本発明の課題は、船舶推進機用トリム・チルト装置において、シリンダ装置の構成を簡易にしながら、シリンダ装置回りでの配管の露出を抑制するとともに、シリンダ装置のシール性を向上し、且つチルト動作性を向上することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、船体と、この船体に傾動自在に支持された船舶推進機との間にシリンダ装置を介装し、作動油給排装置からシリンダ装置に作動油を供給もしくは排出制御することにより、シリンダ装置を伸縮させて船舶推進機をトリム動作及びチルト動作させる船舶推進機用トリム・チルト装置において、前記シリンダ装置が、船体と船舶推進機の一方に連結して用いられる、大径のトリム室を形成するハウジングと、ハウジングのトリム室に伸縮可能に挿入され、小径のチルト室を形成するシリンダと、ハウジングのトリム室内のシリンダ端部に固定され、トリム室をシリンダ収容側の第1トリム室と、シリンダ非収容側の第2トリム室とに区画する大径のトリムピストンと、船体と船舶推進機の他方に連結して用いられ、シリンダのチルト室に伸縮可能に挿入されるピストンロッドと、シリンダのチルト室内のピストンロッド端部に固定され、チルト室をピストンロッド収容側の第1チルト室と、ピストンロッド非収容側の第2チルト室とに区画する小径のチルトピストンとを有し、シリンダの壁内に第1トリム室と第1チルト室とを連通する連通路を内蔵してなり、これらの第1トリム室と第1チルト室はトリム動作とチルト動作の収縮行程で作動油給排装置の供給側に連絡され、伸長行程で作動油給排装置の排出側に連絡されるように構成され、トリムピストンが第2トリム室と第2チルト室とを連通する連通路を内蔵してなり、これらの第2トリム室と第2チルト室はトリム動作とチルト動作の伸長行程で作動油給排装置の供給側に連絡され、収縮行程で作動油給排装置の排出側に連絡されるように構成され、第1チルト室に面するチルトピストンの受圧面積の方が第1トリム室に面するトリムピストンの受圧面積より大きくなるように設定され、チルト動作の収縮行程で作動油が第1トリム室と第1チルト室に供給されるとき、チルトピストンがトリムピストンに衝合するまではチルトピストンだけが押し下げられるように構成されてなるものである。
【0010】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明において更に、前記シリンダ装置のシリンダが二重筒構造をなし、二重筒間の通路を前記連通路としてなるようにしたものである。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の本発明において更に前記作動油給排装置がモータとポンプとタンクと切替弁付き流路からなり、前記ハウジングに形成したモータ据付面にモータを据付けて該モータを前記シリンダの横に並設し、ポンプとタンクと切替弁付き流路をハウジングに内蔵することにより、ハウジングの外部に作動油の配管を露出しないようにしたものである。
【0012】
請求項1に記載の本発明によれば下記▲1▼〜▲3▼の作用がある。
▲1▼第1トリム室と第1チルト室とをシリンダの壁内に設けた連通路にて連通したので、作動油給排装置からシリンダ装置に給排される作動油の配管がシリンダ装置の外部に露出することを抑制できる。これにより、シリンダ装置の外観はコンパクトで、露出配管の損傷や接続部からの油洩れ等の心配がない。このとき、第1トリム室と第1チルト室との連通路を、シリンダの壁内に設けたものであるから、シリンダ装置の構成は簡易である。
【0013】
▲2▼シリンダ装置の液密シール必要部が、ハウジングに設けたシリンダガイドに対するシリンダの摺動部、ハウジングのトリム室内面に対するトリムピストンの摺動部、シリンダに設けたロッドガイドに対するピストンロッドの摺動部、シリンダのチルト室内面に対するチルトピストンの摺動部の4カ所だけであり、シリンダ装置のシール性を向上できる。
【0014】
▲3▼チルトピストンは、チルト動作時に、シリンダのチルト室内面に外周部を摺接するだけで上下動するものであり、その組立性、摺動性が良く、チルト動作性を向上できる。
【0015】
請求項2に記載の本発明によれば下記▲4▼の作用がある。
▲4▼シリンダ装置のシリンダを二重筒構造とすることにより、内パイプと外パイプの結合によりこの二重筒構造を形成し、それらの両パイプ間の間隙を第1トリム室と第1チルト室との連通路として用いることができる。これにより、シリンダ装置の構成を極めて簡易にできる。
【0016】
請求項3に記載の本発明によれば下記▲5▼、▲6▼の作用がある。
▲5▼作動油給排装置のポンプとタンクと切替弁付き流路を、シリンダ装置のハウジングに内蔵することにより、作動油給排装置とシリンダ装置との連絡流路を外部に露出することがなく、前記▲1▼と相まってトリム・チルト装置の全ての露出配管をなくすことができる。
【0017】
▲6▼作動油給排装置をシリンダ装置に一体に組付けるものとなり、シリンダ装置のハウジングとピストンロッドとを船体と船舶推進機とに連結することのみにより、作動油給排装置の取付けも同時完了となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は船舶推進機を示す模式図、図2はトリム・チルト装置を示す模式図、図3は図2の平面図、図4はシリンダ装置のハウジングへの作動油給排装置の組み込み状態を示す模式図、図5はトリム・チルト装置の油圧回路のトリム動作状態を示す模式図、図6はトリム・チルト装置の油圧回路のチルト動作状態を示す模式図である。
【0019】
船舶推進機10(船外機、但し船内外機であっても良い)は、船体11の船尾板11Aにクランプブラケット12を固定され、クランプブラケット12にはチルト軸13を介してスイベルブラケット14が略水平軸回りに傾動可能に枢着されている。スイベルブラケット14には、図示されない略鉛直配置される転舵軸を介して、推進ユニット15が転舵軸回りに回動可能に枢着されている。推進ユニット15の上部にはエンジンユニット16が搭載され、推進ユニット15の下部にはプロペラ17が備えられている。
【0020】
即ち、船舶推進機10は、船体11に固定のクランプブラケット12に、チルト軸13、スイベルブラケット14を介して推進ユニット15を傾動自在に支持され、クランプブラケット12とスイベルブラケット14との間にトリム・チルト装置20のシリンダ装置21を介装し、作動油給排装置22からシリンダ装置21に作動油を供給もしくは排出制御することにより、シリンダ装置21を伸縮させて推進ユニット15を図1のトリム域ないしはチルト域で傾動可能としている。尚、船舶推進機10は、推進ユニット15をトリム域内の比較的緩傾斜状態に保持することにより、水面ロードの変化に対して最適な航走姿勢を得ることを可能としている。
【0021】
(シリンダ装置21)
トリム・チルト装置20のシリンダ装置21は、図1、図2に示す如く、クランプブラケット12に連結して用いられるハウジング31を有し、このハウジング31に大径のトリム室32を形成している。尚、ハウジング31は、例えばアルミ合金の鋳造製であり、クランプブラケット12への取付ピン挿着孔33を備える。
【0022】
また、シリンダ装置21は、トリム域でのトリムアップ−ダウン操作時に、ハウジング31の開口端に設けてあるシリンダガイド34からトリム室32に伸縮可能に挿入されるシリンダ41を有し、このシリンダ41に小径のチルト室42を形成している。シリンダガイド34は、シリンダ41の外面に摺接するOリング等のシール部材35、ウォータシール36を備える。
【0023】
また、シリンダ装置21は、ハウジング31のトリム室32内にあるシリンダ41の端部に固定される大径のトリムピストン51を有する。トリムピストン51は、トリム室32の内面に摺接するOリング等のシール部材52を備え、トリム室32を、シリンダ41を収容する側の第1トリム室32Aと、シリンダ41を収容しない側の第2トリム室32Bとに区画する。
【0024】
また、シリンダ装置21は、スイベルブラケット14に連結して設けられるピストンロッド61を有し、このピストンロッド61をチルト域でのチルトアップ−ダウン操作時にシリンダ41の開口端に設けてあるロッドガイド43からチルト室42に伸縮可能に挿入されている。ロッドガイド43は、ピストンロッド61の外面に摺接するOリング等のシール部材44、ウォータシール45を備える。ピストンロッド61はスイベルブラケット14への取付ピン挿着孔62を備える。
【0025】
また、シリンダ装置21は、シリンダ41のチルト室42内にあるピストンロッド61の端部に固定される小径のチルトピストン71を有する。チルトピストン71は、シリンダ41の内面に摺接するOリング等のシール部材72を備え、チルト室42を、ピストンロッド61を収容する側の第1チルト室42Aと、ピストンロッド61を収容しない側の第2チルト室42Bとに区画する。
【0026】
チルトピストン71は、伸側緩衝弁73と逆止弁74とを有している。伸側緩衝弁73は、推進ユニット15への流木衝突時等に、シリンダ装置21の伸長方向への衝撃力が加わったとき、油圧回路の保護のために設定圧で開き、第1チルト室42Aの作動油を第2チルト室42B内にある後述するフリーピストン81の側に移送してピストンロッド61を伸長可能とする。このとき、フリーピストン81はその位置にとどまり、チルトピストン71だけが動く。逆止弁74は、伸側緩衝弁73の上述の開弁の後、推進ユニット15の自重でピストンロッド61のチルトピストン71が元の位置(フリーピストン81がとどまっている位置)に戻ろうとするとき開き、チルトピストン71とフリーピストン81との間の作動油を第1チルト室42Aに戻す。
【0027】
また、シリンダ装置21は、シリンダ41の第2チルト室42B内で、通常チルトピストン71に接する位置に設定されるフリーピストン81を有する。フリーピストン81は、シリンダ41の内周に接するOリング等のシール部材83を備える。また、フリーピストン81は、リセット逆止弁82を有している。船舶推進機10の後進中の追突、前進中のブレーキ操作時、或いは始動操作時に何らかの理由でシリンダ装置21の伸長方向への外力が加わったとき、伸側緩衝弁73が開いてピストンロッド61が伸び、第1チルト室42Aから第2チルト室42Bに移送された油がチルトピストン71とフリーピストン81との間に入ることがある。これをポンプ作動により強制的に戻したいとき、リセット逆止弁82が開いてチルトピストン71とフリーピストン81が接する元の位置にリセットされる。
【0028】
然るに、シリンダ装置21にあっては、シリンダ41を内パイプ41Aと外パイプ41Bからなる二重筒構造とし、内パイプ41Aと外パイプ41Bの間の間隙を第1トリム室32Aと第1チルト室42Aとを連通する連通路46としている。即ち、第1トリム室32Aはハウジング31に設けてある第1流路91に直接接続され、第1チルト室42Aはシリンダ41のロッドガイド43に設けた通路91A、シリンダ41の連通路46、シリンダ41の外パイプ41Bに設けた通路91B、ハウジング31のシリンダガイド34に設けた通路91C、第1トリム室32Aを介して第1流路91に接続される。これにより、第1トリム室32Aと第1チルト室42Aは、トリム動作とチルト動作の(a) 収縮行程で作動油給排装置22の供給側に第1流路91を介して連絡され、(b) 伸長行程で作動油給排装置22の排出側に第1流路91を介して連絡される。
【0029】
また、シリンダ装置21にあっては、トリムピストン51が第2トリム室32Bと第2チルト室42Bとを連通する貫通孔状の連通路53を有している。即ち、第2トリム室32Bはハウジング31に設けてある第2流路92に直接接続され、第2チルト室42Bはトリムピストン51の連通路53、第2トリム室32Bを介して第2流路92に接続される。これにより、第2トリム室32Bと第2チルト室42Bは、トリム動作とチルト動作の(a) 伸長行程で作動油給排装置22の供給側に第2流路92を介して連絡され、(b) 収縮行程で作動油給排装置22の排出側に第2流路92を介して連絡される。
【0030】
(作動油給排装置22)
作動油給排装置22は、可逆式モータ23と可逆式ギヤポンプ24とタンク25と切替弁付き流路26からなり、前述の第1流路91、第2流路92を介して、シリンダ装置21の第1トリム室32A、第2トリム室32B、第1チルト室42A、第2チルト室42Bに作動油を給排可能とする。
【0031】
このとき、作動油給排装置22は、図4に示す如く、シリンダ装置21のハウジング31に形成したモータ据付面31Aにモータ23の取付けベース23Aを据付けてボルト27により固定し、モータ23をシリンダ装置21のシリンダ41の横に並設してある。
【0032】
また、作動油給排装置22は、シリンダ装置21のハウジング31におけるトリム室32を囲む両側に伸びる空洞部分をタンク25として作動油を収容する。そして、ハウジング31に設けられたタンク25の内で、モータ23の下部対応部分には開口25Aを設け、この開口25Aにはモータ23の取付けベース23Aに連なる嵌合部23BがOリング等のシール部材25Bを介して気密に嵌合される。そして、ハウジング31に設けたタンク25内におけるモータ23の下部にはポンプ24が油中に浸漬される状態で固定配置され、モータ23の嵌合部23Bから突出している出力軸23Cとポンプ24の被動軸24Aとが接続されている。
【0033】
また、作動油給排装置22は、ポンプ24を第1流路91、第2流路92に連絡する切替弁付き流路26もハウジング31に内蔵し、この切替弁付き流路26にシャトル式切替弁101、逆止弁102、103、縮側リリーフ弁104、伸側リリーフ弁105、縮側緩衝弁106、手動切替弁107を設けている。
【0034】
シャトル式切替弁101は、シャトルピストン111、シャトルピストン111の両側に位置する第1チェック弁112A及び第2チェック弁112Bを有し、シャトルピストン111の第1チェック弁112A側に第1シャトル室113Aを画成し、シャトルピストン111の第2チェック弁112B側に第2シャトル室113Bを画成している。第1チェック弁112Aは、ポンプ24の正転によって管路93Aを介して第1シャトル室113Aに加えられる送油圧力によって開作動され、第2チェック弁112Bは、ポンプ24の逆転によって管路93Bを介して第2シャトル室113Bに加えられる送油圧力によって開作動可能とされている。また、シャトルピストン111は、ポンプ24の正転による送油圧力によって第2チェック弁112Bを開作動し、ポンプ24の逆転による送油圧力によって第1チェック弁112Aを開作動可能としている。
【0035】
シャトル式切替弁101の第1チェック弁112Aは第1流路91に接続され、第2チェック弁112Bは第2流路92に接続されている。
【0036】
ポンプ24とタンク25との接続管路94Aの中間部には逆止弁102が介装されている。即ち、船舶推進機10のチルトアップ操作時に、第1チルト室42Aの内容積は、ピストンロッド61の退出容積だけ増加することとなり作動油の循環油量が不足することから、上記逆止弁102が開作動し、タンク25からポンプ24に循環油量の不足分を補償可能としている。
【0037】
ポンプ24とタンク25との接続管路94Bの中間部には逆止弁103が介装されている。即ち、船舶推進機10のトリムダウン操作時に、トリムピストン51が最大収縮位置に達してトリムダウンが完了し、第2トリム室32Bからポンプ24への戻り油がなくなった時点で、なおポンプ24が作動する場合に、上記逆止弁103が開作動し、タンク25からポンプ24に作動油を供給可能としている。
【0038】
縮側リリーフ弁104は、第1シャトル室113Aに接続され、チルトダウン、トリムダウン作動時に余るロッド分の油量をタンク25に戻すため、及びトリムダウンが完了してもなおポンプ24を作動し続けたときの油圧回路保護のため、設定圧で回路圧をタンク25に逃がすものである。
【0039】
伸側リリーフ弁105は、第2シャトル室113Bに接続され、チルトアップ操作時に、ピストンロッド61が最大伸長位置に達してチルトアップが完了してもなおポンプ24を作動し続けたときの油圧回路保護のため、設定圧で回路圧をタンク25に逃がすものである。
【0040】
縮側緩衝弁106は、シリンダ装置21のチルトピストン71、フリーピストン81がチルト室42の中間位置で航走中、ピストンロッド61を収縮する方向の何らかの衝撃力が推進ユニット15に加わったとき(推進ユニット15に後方から障害物がぶつかった場合等)の油圧回路保護のため、設定圧で回路圧をタンク25に逃がすものである。
【0041】
手動切替弁107は、第1流路91と第2流路92の連絡路95に介装され、第1流路91と第2流路92を導通することにより、シリンダ装置21を手動で伸縮せしめ、推進ユニット15をトリム域とチルト域とで傾動自在とするものである。
【0042】
以下、トリム・チルト装置20の作動について説明する。
(1) トリムアップ(図5)
モータ23及びポンプ24を逆転すると、ポンプ24の吐出油は、管路93Bからシャトル式切替弁101の第2シャトル室113Bへ流れ、シャトルピストン111は図5で右側に移動し、第1チェック弁112Aを押し開く。また、切替弁101の第2シャトル室113Bに流入した作動油は自らの圧力で第2チェック弁112Bを押し開き、実線矢印で示すように、管路92を介して第2トリム室32Bに送られる。このようにして、第2トリム室32Bに流れ込んだ作動油は、トリムピストン51を押し上げようとする。尚、第2トリム室32Bの作動油は、トリムピストン51に作用するだけでなく、トリムピストン51に密接しているチルトピストン71にもトリムピストン51の貫通孔状の連通路53を通って作用するが、トリムピストン51の受圧面積の方がチルトピストン71の受圧面積より大きくなるように連通路53の面積を設定してあるため、トリムピストン51がチルトピストン71を押し上げ移動するものとなる。このとき、第1トリム室32Aの作動油が第1流路91へ流出し、ひいてはポンプ24に戻るため、トリムピストン51が移動するとともに、シリンダ41及びピストンロッド61をハウジング31の外方へ突出し、トリムアップする。そして、トリムピストン51が第1トリム室32A内のトリムアップ方向のストロークエンドに衝合するに至り、最大トリムアップとなる。
【0043】
(2) チルトアップ(図6)
上記(1) において、トリムピストン51が最大トリムアップまで移動した後、更に、作動油が第2トリム室32Bに供給されると、第2トリム室32B内の作動油圧力がトリムピストン51に設けてある貫通孔状の連通路53からフリーピストン81を介してチルトピストン71の反ピストンロッド61側端面に及ぶ。これにより、第2トリム室32Bに供給される作動油は、シリンダ41内でトリムピストン51とフリーピストン81(及びチルトピストン71)との間に次第に拡張形成される第2チルト室42Bに充填され、第1チルト室42A内の作動油はシリンダ41のロッドガイド43に設けた通路91A、シリンダ41の連通路46、シリンダ41の外パイプ41Bに設けた通路91B、ハウジング31のシリンダガイド34に設けた通路91C、第1トリム室32Aを介して第1流路91Aへ流出するため、チルトピストン71のみが移動することとなる。これにより、ピストンロッド61はシリンダ41の外方へ突出し、チルトアップする。そして、チルトピストン71が第1チルト室42A内のチルトアップ方向のストロークエンドに衝合するに至り、最大チルトアップとなる。
【0044】
(3) チルトダウン(図6)
モータ23及びポンプ24が正転すると、ポンプ24からの吐出油は管路93Aから切替弁101の第1シャトル室113Aへ流れ、シャトルピストン111は図6で左側へ移動し、第2チェック弁112Bを押し開く。また、切替弁101の第1シャトル室113Aに流入した作動油は、自らの圧力で第1チェック弁112Aを押し開き、破線矢印で示すように、第1流路91から第1トリム室32A、通路91C、通路91B、シリンダ41の連通路46、通路91Aを介して第1チルト室42Aに送られる。このようにして、作動油が第1チルト室42Aへ流れ込むと、上記作動油はチルトピストン71(及びフリーピストン81)を押し下げる。尚、このとき、第1トリム室32Aの作動油がトリムピストン51に作用するが、第1チルト室42Aに面するチルトピストン71の受圧面積の方が第1トリム室32Aに面するトリムピストン51の受圧面積より大きくなるように設定してあるため、チルトピストン71がトリムピストン51に衝合するまではチルトピストン71だけが押し下げられる。これにより、ピストンロッド61はシリンダ41の内方へ没入し、チルトダウンする。このとき、第2チルト室42Bの作動油がトリムピストン51の貫通孔状の連通路53から第2トリム室32Bを経て第2流路92へ流出し、ひいてはポンプ24に戻る。そして、チルトピストン71がトリム室32のトリムアップ方向のストロークエンドに停留しているトリムピストン51に衝合するに至り、チルトダウンを終了する。
【0045】
(4) トリムダウン(図5)
上記(3) のチルトダウン終了後、更に、作動油が第1トリム室32A、第1チルト室42Aに供給されると、チルトピストン71(及びフリーピストン81)はトリムピストン51と一体となって第2トリム室32Bの側へ押し下げられ、第2トリム室32B内の作動油は第2流路92へ流出するため、シリンダ41及びピストンロッド61はハウジング31の内方へ更に没入し、トリムダウンする。そして、トリムピストン51が第2トリム室32B内のトリムダウン方向のストロークエンドに衝合するに至り、トリムダウンを終了する。
【0046】
ここで、トリム・チルト装置22にあっては、上記(1) 〜(2) のトリムアップからチルトアップへの移行過程、及び(3) 〜(4) のチルトダウンからトリムダウンへの移行過程で、ピストン51、71の有効面積が大径トリムピストン51と小径チルトピストン71との間で変化する。このため、ピストンロッド61の移行速度は「トリム域<チルト域」であり、ピストンロッド61に作用する力は「トリム域>チルト域」である。即ち、上記実施例では、(a) トリム域においては、プロペラ推力に対向してトリム角の微調整ができるとともに、浅瀬航行も可能となり、(b) チルト域においては、推進ユニット自重を支えるに必要な比較的小さな力で、迅速にチルトアップ/ダウンできる。
【0047】
従って、本実施形態によれば以下の作用がある。
▲1▼第1トリム室32Aと第1チルト室42Aとをシリンダ41の壁内に設けた連通路46にて連通したので、作動油給排装置22からシリンダ装置21に給排される作動油の配管がシリンダ装置21の外部に露出することを抑制できる。これにより、シリンダ装置21の外観はコンパクトで、露出配管の損傷や接続部からの油洩れ等の心配がない。このとき、第1トリム室32Aと第1チルト室42Aとの連通路46を、シリンダ41の壁内に設けたものであるから、シリンダ装置21の構成は簡易である。
【0048】
▲2▼シリンダ装置21の液密シール必要部が、ハウジング31に設けたシリンダガイド34に対するシリンダ41の摺動部(シール部材35)、ハウジング31のトリム室31内面に対するトリムピストン51の摺動部(シール部材52)、シリンダ41に設けたロッドガイド43に対するピストンロッド61の摺動部(シール部材44)、シリンダ41のチルト室42内面に対するチルトピストン71の摺動部(シール部材72)の4カ所だけであり、シリンダ装置21のシール性を向上できる。
【0049】
▲3▼チルトピストン71は、チルト動作時に、シリンダ41のチルト室42内面に外周部を摺接するだけで上下動するものであり、その組立性、摺動性が良く、チルト動作性を向上できる。
【0050】
▲4▼シリンダ装置21のシリンダ41を二重筒構造とすることにより、内パイプ41Aと外パイプ41Bの結合によりこの二重筒構造を形成し、それらの両パイプ41A、41B間の間隙を第1トリム室32Aと第1チルト室42Aとの連通路46として用いることができる。これにより、シリンダ装置21の構成を極めて簡易にできる。
【0051】
▲5▼作動油給排装置22のポンプ24とタンク25と切替弁付き流路26を、シリンダ装置21のハウジング31に内蔵することにより、作動油給排装置22とシリンダ装置21との連絡流路を外部に露出することがなく、前記▲1▼と相まってトリム・チルト装置20の全ての露出配管をなくすことができる。
【0052】
▲6▼作動油給排装置22をシリンダ装置21に一体に組み付けるものとなり、シリンダ装置21のハウジング31とピストンロッド61とを船体11と船舶推進機10とに連結することのみにより、作動油給排装置22の取付けも同時完了となる。
【0053】
然るに、本発明にあっては、シリンダの壁内に内蔵されて第1トリム室と第1チルト室とを連通する連通路を、シリンダの肉厚内に設けた孔状連通路にて構成しても良い。このとき、シリンダを鋳物にて形成し、孔状連通路を鋳造するものであっても良く、シリンダをパイプにて形成し、孔状連通路をパイプの肉厚内に穿設するものであっても良い。
【0054】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0055】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、船舶推進機用トリム・チルト装置において、シリンダ装置の構成を簡易にしながら、シリンダ装置回りでの配管の露出を抑制するとともに、シリンダ装置のシール性を向上し、且つチルト動作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は船舶推進機を示す模式図である。
【図2】図2はトリム・チルト装置を示す模式図である。
【図3】図3は図2の平面図である。
【図4】図4はシリンダ装置のハウジングへの作動油給排装置の組み込み状態を示す模式図である。
【図5】図5はトリム・チルト装置の油圧回路のトリム動作状態を示す模式図である。
【図6】図6はトリム・チルト装置の油圧回路のチルト動作状態を示す模式図である。
【符号の説明】
10 船舶推進機
11 船体
21 シリンダ装置
22 作動油給排装置
23 モータ
24 ポンプ
25 タンク
26 切替弁付き流路
31 ハウジング
32 トリム室
32A 第1トリム室
32B 第2トリム室
41 シリンダ
42 チルト室
42A 第1チルト室
42B 第2チルト室
46 連通路
51 トリムピストン
53 連通路
61 ピストンロッド
71 チルトピストン

Claims (3)

  1. 船体と、この船体に傾動自在に支持された船舶推進機との間にシリンダ装置を介装し、作動油給排装置からシリンダ装置に作動油を供給もしくは排出制御することにより、シリンダ装置を伸縮させて船舶推進機をトリム動作及びチルト動作させる船舶推進機用トリム・チルト装置において、
    前記シリンダ装置が、
    船体と船舶推進機の一方に連結して用いられる、大径のトリム室を形成するハウジングと、
    ハウジングのトリム室に伸縮可能に挿入され、小径のチルト室を形成するシリンダと、
    ハウジングのトリム室内のシリンダ端部に固定され、トリム室をシリンダ収容側の第1トリム室と、シリンダ非収容側の第2トリム室とに区画する大径のトリムピストンと、
    船体と船舶推進機の他方に連結して用いられ、シリンダのチルト室に伸縮可能に挿入されるピストンロッドと、
    シリンダのチルト室内のピストンロッド端部に固定され、チルト室をピストンロッド収容側の第1チルト室と、ピストンロッド非収容側の第2チルト室とに区画する小径のチルトピストンとを有し、
    シリンダの壁内に第1トリム室と第1チルト室とを連通する連通路を内蔵してなり、これらの第1トリム室と第1チルト室はトリム動作とチルト動作の収縮行程で作動油給排装置の供給側に連絡され、伸長行程で作動油給排装置の排出側に連絡されるように構成され、
    トリムピストンが第2トリム室と第2チルト室とを連通する連通路を内蔵してなり、これらの第2トリム室と第2チルト室はトリム動作とチルト動作の伸長行程で作動油給排装置の供給側に連絡され、収縮行程で作動油給排装置の排出側に連絡されるように構成され
    第1チルト室に面するチルトピストンの受圧面積の方が第1トリム室に面するトリムピストンの受圧面積より大きくなるように設定され、チルト動作の収縮行程で作動油が第1トリム室と第1チルト室に供給されるとき、チルトピストンがトリムピストンに衝合するまではチルトピストンだけが押し下げられるように構成されてなることを特徴とする船舶推進機用トリム・チルト装置。
  2. 前記シリンダ装置のシリンダが二重筒構造をなし、二重筒間の通路を前記連通路としてなる請求項1記載の船舶推進機用トリム・チルト装置。
  3. 前記作動油給排装置がモータとポンプとタンクと切替弁付き流路からなり、前記ハウジングに形成したモータ据付面にモータを据付けて該モータを前記シリンダの横に並設し、ポンプとタンクと切替弁付き流路をハウジングに内蔵することにより、ハウジングの外部に作動油の配管を露出しない請求項1又は2記載の船舶推進機用トリム・チルト装置。
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