JP3092589U - 車椅子用段差解消リフト装置 - Google Patents

車椅子用段差解消リフト装置

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JP3092589U
JP3092589U JP2002005612U JP2002005612U JP3092589U JP 3092589 U JP3092589 U JP 3092589U JP 2002005612 U JP2002005612 U JP 2002005612U JP 2002005612 U JP2002005612 U JP 2002005612U JP 3092589 U JP3092589 U JP 3092589U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンパクトに収容可能とする。 【解決手段】昇降テーブル17を最下方に移動し、車椅
子利用者を昇降テーブル17上に移動し(a)、ベルト
巻取機構を駆動し、昇降テーブル17をステージ高さま
で上昇させる。渡用テーブル19を収容位置から渡用テ
ーブル19下面がステージ上に接地する位置まで倒し、
この状態で車椅子利用者を渡用テーブル19を渡らせて
ステージ上に移動する(b)。車椅子用段差解消リフト
装置の使用が終了したならば、昇降テーブル17から柵
部27を取り外し、昇降テーブル17を跳ね上げて収容
し、固定ピン113を外して延長脚部13を跳ね上げて
収容する。そして、昇降テーブル17と脚部11の間に
柵部27を収納し、適当な拘束具で延長用脚部が倒れな
いように拘束する(c)。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本発明は、段差箇所において車椅子及びその利用者を昇降する車椅子用段差解 消リフト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
段差箇所において車椅子及びその利用者を昇降する車椅子用段差解消リフト装 置としては、利用者が車椅子ごと、その上に乗り入れる昇降テーブルと、昇降テ ーブル下方より支持すると共に昇降テーブルを昇降させるシザーリンクを備えた リフト装置が知られている。
【0003】 また、車椅子用段差解消リフト装置としては、図6に示すように、昇降テーブ ル601を一辺で支えて昇降させる片持形式の車椅子用段差解消リフト装置も知 られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の車椅子用段差解消リフト装置によれば、シザーリンクを備えたリフト装 置においてはシザーリンクを含む昇降機構を昇降テーブル下部に設ける必要があ るために、片持形式の車椅子用段差解消リフト装置においては車椅子の昇降テー ブル601の下、又は、車椅子用段差解消リフト装置接地面と昇降テーブルとの 間の通路上に横たわるように車椅子用段差解消リフト装置の脚部(図6、602 )を設ける必要があるために、昇降テーブル601を再下端位置まで降ろした状 態において、車椅子用段差解消リフト装置接地面と昇降テーブル602上面の間 に、比較的大きな段差が生じてしまうことが避けられない。そして、この段差の ために、車椅子利用者の車椅子用段差解消リフト装置接地面と昇降テーブル上面 の間の乗り降りの負担が生じる。
【0005】 ところで、車椅子用段差解消リフト装置を常時設置して使用しない場合、たと えば、表彰式などの儀典開催時に車椅子利用者のステージへの昇降にのみ車椅子 用段差解消リフト装置を用いるような場合には、儀典を開催していない非使用時 には車椅子用段差解消リフト装置を倉庫やステージ下などの保管場所に保管して おきたいという要求が生じる。また、一つの車椅子用段差解消リフト装置を、複 数の場所で、必要な時にそれぞれの場所に移動して使用することにより共用した いという要求もある。
【0006】 しかしながら、従来の車椅子用段差解消リフト装置は、その全体のサイズが大 きいために、その保管には大きなスペースが必要となる。また、移動の際には大 型の運送用車両を用いて運送するか、一旦分解して運送した後に再組立して使用 する必要がある。すなわち、従来の、車椅子用段差解消リフト装置は保管や移動 に要する負担が大きいものであった。
【0007】 そこで、本考案は、車椅子用段差解消リフト装置接地面と昇降テーブル上面の 間に生じる段差を軽減することを課題とする。 また、本考案は、併せて車椅子用段差解消リフト装置の移動や保管を容易化す ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題達成のために、本考案は、段差箇所において車椅子利用者を前記段 差を形成する低面と高面との間で昇降する車椅子用段差解消リフト装置を、左右 に離間して配置された2つの脚部と、当該2つの脚部を後方において連結する連 結部を備えたベースと、左右に離間して前記ベースに連結された、鉛直方向に延 びる2本のガイドポールと、前記ガイドポールに沿って上下方向に移動可能に前 記2本のガイドポールにガイドされた垂直移動ステージと、前記垂直移動ステー ジに後部が連結された、左右方向について前記2つの脚部の間に配置された昇降 テーブルと、前記垂直移動ステージを上下に昇降する昇降機構とより構成したも のである。ここで、前記昇降テーブルは、昇降に際して前記ベースと干渉せずに 、当該昇降テーブル下面が前記低面に接する高さまで下降可能であり、また、前 記2本のガイドポールの間は上方において前後方向に開放されている。そして、 車椅子用段差解消リフト装置は、前記昇降テーブル下面が前記低面に接する高さ まで下降した状態において車椅子利用者を前方より当該昇降テーブル上面上に出 入りさせ、当該昇降テーブル上面が前記高面高さまで上昇した状態において車椅 子利用者を当該昇降テーブル上面上に後方より左右方向に関して前記2本のガイ ドポールの間を通して出入りさせるものである。
【0009】 このような車椅子用段差解消リフト装置によれば、脚部等が昇降テーブル下降 の妨げとならないので、昇降テーブルの上面を、従来よりも、段差の低面高さに 近い高さまで下降して車椅子利用者を昇降テーブル上に受け入れることができる 。
【0010】 また、本考案は、前記課題達成のために、段差箇所において車椅子利用者を前 記段差を形成する低面と高面との間で昇降する車椅子用段差解消リフト装置を、 左右に離間して配置された2つの脚部と、当該2つの脚部を後方において連結す る連結部を備えたベースと、左右に離間して前記ベースに連結された、鉛直方向 に延びる2本のガイドポールと、前記ガイドポールに沿って上下方向に移動可能 に前記ガイドポールにガイドされる、前記ガイドポール毎に設けられた左右2つ の垂直移動ステージと、前記左の垂直移動ステージに左後部が左右方向を回転軸 方向として回動可能に枢支され、前記右の垂直移動ステージに右後部が左右方向 を回転軸方向として回動可能に枢支された昇降テーブルと、前記2つの脚部のそ れぞれに設けられた、前記脚部前方端部に左右方向を回転軸方向として回動可能 に枢着された、左右二つの延長脚部と、前記各垂直移動ステージを上下に昇降す る昇降機構とより構成したものである。なお、前記2つの垂直移動ステージは相 互に連結され一体化されたものであっても良い。
【0011】 このような車椅子用段差解消リフト装置によれば、昇降テーブルや、延長脚部 を上方に跳ね上げて収容可能となるので、コンパクトな形状による保管や移動が 可能となる。 なお、前記2つの脚部のそれぞれに設けた延長脚部は、前記脚部に対して前後 にスライド可能なものとしても良い。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態について説明する。 図1に本考案に係る車椅子用段差解消リフト装置の構造を示す。 図中において、aが車椅子用段差解消リフト装置の上面図、cが底面図、dが 正面図、eが左側面図、fが背面図である。また、図中bは、車椅子用段差解消 リフト装置の斜視図である。なお、右側面は左側面と対称に現れる。 図示するように、車椅子用段差解消リフト装置は、離間して並行に配置された 2つの脚部11と二つの脚部11を後方において連結する連結部12とよりなる 上下方向より見てコの字形状を有するベースと、各脚部11の前方端にそれぞれ 跳ね上げ収容可能なように枢着された二つの延長脚部13と、脚部11と連結部 12との連結部内側コーナにそれぞれ下端近傍で固着された垂直柱状の二つのガ イドポール14と、各々ガイドポール14にガイドされて垂直に昇降する二つの 垂直移動ステージ15と、各ガイドポール14上端と脚部11を各外側部で連結 する二つ補強フレーム16とを有する。また、車椅子用段差解消リフト装置は、 二つの垂直移動ステージ15の間に配置された、垂直移動ステージ15に後部左 右端が跳ね上げ収容可能なように枢支された昇降テーブル17を有し、昇降テー ブル17は、一端が昇降テーブル外側部に他端が垂直移動ステージ15上部に連 結された二つの吊ベルト18によって、水平な姿勢を安定的に確保するよう支持 されている。また、車椅子用段差解消リフト装置は、昇降テーブル17に後部左 右端が、跳ね上げ収容可能なように枢支された渡用テーブル19と、垂直移動ス テージ15を昇降するための昇降機構とを有する。なお、図6に示した従来の車 椅子用段差解消リフト装置においては、車椅子利用者の昇降テーブル17への出 入口を遮ることになるため、本実施形態の如き吊ベルト18によって昇降テーブ ル17を支持する構造はとることができない。
【0013】 また、この他、車椅子用段差解消リフト装置には、各脚部11の前後端下面に 設けられた4つのキャスタ20と、各延長脚部13の前方端下面に設けられた二 つのストッパ21と、各脚部11の後方端下面に設けられた2つのストッパ22 と、各ガイドポール14後面に固定された各昇降ベルトをガイドするガイド部材 24と、渡用テーブル19を昇降テーブル17に対して回転操作するための操作 リンク25と、昇降テーブル17の左右両側部に設けた上方が開いた筒状の装着 部26に挿入することにより昇降テーブル17に脱着可能に装着する二つの柵部 27と、二つの柵部27の前部に脱着可能に掛け渡される安全紐28とが設けら れている。
【0014】 そして、前述した昇降機構は、ケース29内に収容された、ベースに対して固 定したベルト巻き取り機構と、各ガイドポール14上部に設けた二つのガイドロ ーラ30と、各ガイドローラ30に掛けられた、一端が垂直移動ステージ上端に 他端がケース29内に収容したベルト巻き取り機構に連結された二つの昇降ベル ト31と、各ガイドポール14に固定された緊急巻取固定機構(ELR)32と 、各ガイドローラ30に掛けられた、一端が垂直移動ステージ上端に他端が緊急 巻取固定機構32に連結された二つの落下防止ベルト33とより構成される。な お、緊急巻取固定機構32は自動車のシートベルトの卷取機構として広く適用さ れている周知のものである。
【0015】 このような構造において、昇降機構によるベルトの卷き取りに応じて上下する 垂直移動ステージ15に支持された垂直移動ステージ15は、昇降機構によるベ ルトの卷き取りに応じて垂直移動ステージ15と共に昇降する。また、昇降テー ブル17は、昇降に際して、ベースや延長脚部13と干渉しないように配置され ており、図中に波線で示すように昇降テーブル17の下面が車椅子用段差解消リ フト装置の設地面に設地する位置まで下降することができる。したがって、車椅 子用段差解消リフト装置の設地面と昇降テーブル17の上面との高さの差、すな わち、段差を従来に比べ小さくすることができる。
【0016】 以下、このような車椅子用段差解消リフト装置の詳細について説明する。 まず、図2に、脚部11と延長脚部13の連結の構造を示す。 図中aに示すように、脚部11前方端部には前後に二つの孔部111が設けら れており、延長脚部後方端の左右側には後方に突出した二つの突出片131が設 けられており、この突出片131には脚部前方端部に設けられた二つの孔部と同 間隔で設けられた二つの孔部132が前後に設けられている。
【0017】 そして、図中bに示すように、脚部11と延長脚部13の連結は、延長脚部1 3の二つの突出片131の間に脚部前方端部を配置し、脚部11と突出片131 の後方側の計4つの孔にリベットやボルト等の軸112を通して、脚部11と突 出片131を枢着することにより行う。また、脚部11と延長脚部13の固定は 、固定ピン113を脚部11と突出片131の前方側の4つの孔を貫通するよう に差し込むことにより行う。
【0018】 このような構造において、固定ピン113を抜いた状態においては、図中cに 示すように、延長脚部13は脚部11に対して上下方向に回動可能となるので、 延長脚部13は脚部11に対して跳ね上げて収容することができるようになる。 一方、固定ピン113を差し込んだ状態においては図中bに示すように、延長脚 部13は脚部11に対して固定される。 ところで、このような延長脚部13を収容する構造は、図3d、eに示すよう に、脚部11と延長脚部13を入れ子状に構成し、延長脚部13を脚部11から 出し入れすることにより行う構造とするようにしても良い。
【0019】 次に、図3に、ガイドポール14、垂直移動ステージ15、渡用テーブル19 の相互関係について説明する。 図3aは、垂直方向からガイドポール14、垂直移動ステージ15、渡用テー ブル19の関係を模式的に表したものであり、図3bは、左右方向からガイドポ ール14、垂直移動ステージ15、渡用テーブル19の関係を模式的に表したも のである。図aに水平方向断面を示すように、ガイドポール14は前方に開いた 垂直方向に延びる中央スリット141と、この中央スリット141に内部で連結 する二つの垂直方向に延びるガイド溝142を形成する形状を有する。そして、 図3a、bに示すように、垂直移動ステージ15は、中央スリット141に前方 より挿入されており、垂直移動ステージ15には上下に左右一対の各々ガイド溝 142内に配置された4つの車輪151が設けられている。
【0020】 次に二つの垂直移動ステージ15には、垂直移動ステージ15の間に配置され た昇降テーブル17が軸171で枢支されており、この垂直移動ステージ15に 対しては、渡用テーブル19が軸191で枢支されている。また、図3bに示す ように垂直移動ステージ15には、レバーリンク251の一端が枢支され、レバ ーリンク251には、一端が渡用テーブル19の側部に枢支されたサブリンク2 52の他端が枢支されている。ここで、このレバーリンク251とサブリンク2 52が前述した操作リンク25を構成する。また、各垂直移動ステージ15の上 部には前述した昇降ベルト31と落下防止ベルト33が連結され、垂直移動ステ ージ15の上部には、前述した吊ベルト18の一端が連結されている。
【0021】 このような構造において、図3aの状態からレバーリンク251をガイドポー ル14方向に引き起こすと、図3cに示すように渡用テーブル19は軸191を 中心にして回転して跳ね上がり、上下面がガイドポール14と並行となる位置に 収容することができる。なお、図示は省略したが、図3cに示す状態においてレ バーリンク251を解放可能に拘束するフック部材が垂直移動ステージ15には 設けられている。
【0022】 また、図3dに示すように、昇降テーブル17も軸171を中心にして回転す ることができ、上下面がガイドポール14と並行となる位置に収容することがで きる。 次に、垂直移動ステージ15を昇降させる昇降機構について説明する。 図4aは、左右方向から昇降機構の構造を模式的に表したものであり、図4b は、前後方向から昇降機構の構造を模式的に表したものである。 図示するように、前述したベルト巻取機構は、ベースに対して固定されたモー ター401、ベースに対して回転可能に枢支されたシャフト402、シャフト両 端に設けられた卷取ローラ404、モータの回転をシャフト402に伝達するた めのチェーン405、シャフト402に固定されたチャーンに噛合するプーリ4 03とを有する。
【0023】 このような構成において、モータを図aにおける時計回りに回転すると、これ に追従して卷取ローラ404が時計方向に回転して昇降ベルト31を卷き取って いく。すると、昇降ベルト31の他端に連結された垂直移動ステージ15が引き 上げられこれに伴い、昇降テーブル17と渡用テーブル19も上昇する。一方、 モータを図aにおける反時計回りに回転すると、これに追従して卷取ローラ40 4が反時計方向に回転して昇降ベルト31を送り出していく。すると、昇降ベル ト31の他端に連結された垂直移動ステージ15は、自重及び昇降テーブル17 と渡用テーブル19の重量によって降下する。
【0024】 なお、垂直移動ステージ15の昇降に際して、垂直移動ステージ15の車輪1 51はガイドポール14のガイド溝142内で回転しながら移動する。 以下、このような車椅子用段差解消リフト装置の使用法について説明する。 図5に、車椅子用段差解消リフト装置の使用例を示す。 車椅子利用者をステージ(舞台)上に移動させる場合には、まず、図5aに示 すように、渡用テーブル19を跳ね上げレバーリンク251をフック部材で拘束 して収容し、延長脚部13を前方に倒して固定ピン113で固定し、昇降テーブ ル17を前方に倒し、昇降テーブル17に柵部27を装着した状態で、車椅子用 段差解消リフト装置をステージ前方に配置する。そして、昇降テーブル17が最 下方の位置まで降下していない場合には、ベルト巻取機構を駆動し、昇降テーブ ル17を昇降テーブル17下面が接地する位置まで降下させる。
【0025】 そして、この状態で車椅子利用者を昇降テーブル17上に移動し、安全紐28 を掛け渡したならば、ベルト巻取機構を駆動し、図5bに示すように、昇降テー ブル17をステージ高さまで上昇させる。次に、レバーリンク251を解放して 操作し、渡用テーブル19を収容位置から渡用テーブル19下面がステージ上に 接地する位置まで倒し、この状態で車椅子利用者を渡用テーブル19を渡らせて ステージ上に移動する。
【0026】 ステージ上から車椅子利用者を車椅子用段差解消リフト装置の接地面に降ろす 場合には、以上と逆の手順を行う。 そして、車椅子用段差解消リフト装置の使用が終了したならば、図5cに示す ように、昇降テーブル17から柵部27を取り外し、昇降テーブル17を跳ね上 げて収容し、固定ピン113を外して延長脚部13を跳ね上げて収容する。そし て、昇降テーブル17と脚部11の間に柵部27を収納し、適当な拘束具で延長 脚部13が倒れないように拘束する。
【0027】 以上、本考案の一実施形態について説明した。 以上のように本実施形態によれば、昇降テーブル17の上面を、従来よりも、 車椅子用段差解消リフト装置の接地面高さに近い高さまで下降して車椅子利用者 を昇降テーブル17上に受け入れることができる。 また、昇降テーブル17や、渡用テーブル19や、延長脚部13を跳ね上げて 収容可能な構造としているので、コンパクトな形状による保管や移動が可能とな る。
【0028】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、車椅子用段差解消リフト装置の接地面と昇降 テーブル上面の間に生じる段差を軽減することができる。また、本考案は、併せ て車椅子用段差解消リフト装置の移動や保管を容易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態に係る車椅子用段差解消リフ
ト装置の構成を示す図である。
【図2】本考案の実施形態に係る脚部と延長脚部の連結
構造を示す模式図である。
【図3】本考案の実施形態に係るガイドポール、垂直移
動ステージ、渡用テーブルの連結構造を示す模式図であ
る。
【図4】本考案の実施形態に係る昇降機構の構造を示し
た模式図である。
【図5】本考案の実施形態に係る車椅子用段差解消リフ
ト装置の使用例を示す図である。
【図6】従来の車椅子用段差解消リフト装置を示す図で
ある。
【符号の説明】 11:脚部、12:連結部、13:延長脚部、14:ガ
イドポール、15:垂直移動ステージ、16:補強フレ
ーム、17:昇降テーブル、18:吊ベルト、19:渡
用テーブル、24:ガイド部材、25:操作リンク、2
6:装着部、27:柵部、28:安全紐、29:ケー
ス、30:ガイドローラ、31:昇降ベルト、33:落
下防止ベルト、113:固定ピン、141:中央スリッ
ト、142:ガイド溝、151:車輪、251:レバー
リンク、252:サブリンク、401:モーター、40
2:シャフト、403:プーリ、404:卷取ローラ、
405:チェーン。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】段差箇所において車椅子利用者を前記段差
    を形成する低面と高面との間で昇降する車椅子用段差解
    消リフト装置であって左右に離間して配置された2つの
    脚部と、当該2つの脚部を後方において連結する連結部
    を備えたベースと、 左右に離間して前記ベースに連結された、鉛直方向に延
    びる2本のガイドポールと、 前記ガイドポールに沿って上下方向に移動可能に前記2
    本のガイドポールにガイドされた垂直移動ステージと、 前記垂直移動ステージに後部が連結された、左右方向に
    ついて前記2つの脚部の間に配置された昇降テーブル
    と、 前記垂直移動ステージを上下に昇降する昇降機構とを有
    し、 前記昇降テーブルは、昇降に際して前記ベースと干渉せ
    ずに、当該昇降テーブル下面が前記低面に接する高さま
    で下降可能であり、かつ、前記2本のガイドポールの間
    は上方において前後方向に開放されており、 前記昇降テーブルは、前記昇降テーブル下面が前記低面
    に接する高さまで下降した状態において車椅子利用者の
    前方よりの当該昇降テーブル上面上への出入りを受け入
    れ、当該昇降テーブル上面が前記高面高さまで上昇した
    状態において車椅子利用者の当該昇降テーブル上面上へ
    の後方よりの左右方向に関して前記2本のガイドポール
    の間を通った出入りを受け入れることを特徴とする車椅
    子用段差解消リフト装置。
  2. 【請求項2】段差箇所において車椅子利用者を前記段差
    を形成する低面と高面との間で昇降する車椅子用段差解
    消リフト装置であって左右に離間して配置された2つの
    脚部と、当該2つの脚部を後方において連結する連結部
    を備えたベースと、 左右に離間して前記ベースに連結された、鉛直方向に延
    びる2本のガイドポールと、 前記ガイドポールに沿って上下方向に移動可能に前記ガ
    イドポールにガイドされた、前記ガイドポール毎に設け
    られた左右2つの垂直移動ステージと、 前記左の垂直移動ステージに左後部が左右方向を回転軸
    方向として回動可能に枢支され、前記右の垂直移動ステ
    ージに右後部が左右方向を回転軸方向として回動可能に
    枢支された昇降テーブルと、 前記2つの脚部のそれぞれに設けられた、前記脚部前方
    端部に左右方向を回転軸方向として回動可能に枢着され
    た、左右二つの延長脚部と、 前記各垂直移動ステージを上下に昇降する昇降機構とを
    有することを特徴とする車椅子用段差解消リフト装置。
  3. 【請求項3】段差箇所において車椅子利用者を前記段差
    を形成する低面と高面との間で昇降する車椅子用段差解
    消リフト装置であって左右に離間して配置された2つの
    脚部と、当該2つの脚部を後方において連結する連結部
    を備えたベースと、 左右に離間して前記ベースに連結された、鉛直方向に延
    びる2本のガイドポールと、 前記ガイドポールに沿って上下方向に移動可能に前記ガ
    イドポールにガイドされた、前記ガイドポール毎に設け
    られた左右2つの垂直移動ステージと、 前記左の垂直移動ステージに左後部が左右方向を回転軸
    方向として回動可能に枢支され、前記右の垂直移動ステ
    ージに右後部が左右方向を回転軸方向として回動可能に
    枢支された昇降テーブルと、 前記2つの脚部のそれぞれに設けられた、前記脚部に対
    して前後にスライド可能な、左右二つの延長脚部と、 前記各垂直移動ステージを上下に昇降する昇降機構とを
    有することを特徴とする車椅子用段差解消リフト装置。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の車椅子用段差解消
    リフト装置であって、 前記昇降テーブルは、左右方向について前記2つの脚部
    の間に配置され、昇降に際して前記ベースと干渉せず
    に、当該昇降テーブル下面が前記低面に接する高さまで
    下降可能であり、 前記2本のガイドポールの間は上方において前後方向に
    開放されており、 前記昇降テーブルは、前記昇降テーブル下面が前記低面
    に接する高さまで下降した状態において車椅子利用者の
    前方よりの当該昇降テーブル上面上への出入りを受け入
    れ、当該昇降テーブル上面が前記高面高さまで上昇した
    状態において車椅子利用者の当該昇降テーブル上面上へ
    の後方よりの左右方向に関して前記2本のガイドポール
    の間を通った出入りを受け入れることを特徴とする車椅
    子用段差解消リフト装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4記載の車椅子用
    段差解消リフト装置であって、 前記垂直移動ステージと前記昇降テーブルの左側部及び
    前記昇降テーブルの右側部の間とに、それぞれ仰角をも
    って張られた左右2本の吊部材を有することを特徴とす
    る車椅子用段差解消リフト装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4または5記載の車椅
    子用段差解消リフト装置であって、 前記垂直移動ステージ、または、前記昇降テーブル後部
    に左右方向を回転軸方向として回動可能に枢支された渡
    用テーブルを有し、 前記渡用テーブルは、前記昇降テーブル上面が前記高面
    高さまで上昇した状態において、その広面が水平となる
    ように回動配置され、当該昇降テーブル上面と前記高面
    の間の渡り路を形成することを特徴とする車椅子用段差
    解消リフト装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015037463A (ja) * 2013-02-12 2015-02-26 文栄 小林 段差解消用リフト

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