JP4141027B2 - 車椅子用昇降装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は車椅子に搭乗したまま自動車へ移乗する際に使用される車椅子用昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車椅子に搭乗したまま屋内、屋外を往来する場合、自動車へ移乗する際には、通常、箱荷台を有する自動車、所謂ワンボックス車の後部に、地面と自動車床面との間を昇降する載置テーブルを備えた昇降装置を取り付け、載置テーブル上に車椅子を載せ、車椅子ごと搭乗者を自動車へ移乗する方法がとられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のような従来の車椅子用昇降装置においては、複雑な構造の昇降装置を自動車に装備する必要があり、昇降装置がその自動車専属の備品となる。
【0004】
そのため、他の場所での車椅子の昇降、例えば、屋内から屋外へ出る際、高低差の大きい日本家屋の玄関の上がり框等においては、自動車の昇降装置が利用できず、別の昇降装置を用意するか、介助者の労力に頼るという問題があった。
【0005】
また、昇降装置により車椅子に座ったまま高い位置へ上昇するとき、車椅子搭乗者に前のめり感が出て、不安定感を招き易いという問題があった。
【0006】
この発明は、上記にかんがみてなされたものであり、その目的とするところは、装置自体が移動性を備えて屋内、屋外の両面で車椅子の昇降を行えるとともに、上昇時の前のめり感を防止することのできる車椅子用昇降装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記目的を達成するためになされたものであり、
第1の発明の車椅子用昇降装置は、前後各1対の車輪を有するベースフレームと、
上下方向に延びるとともに前記ベースフレーム上に立設された昇降ガイドフレームと、
左右1対の上ローラおよび下ローラを有し前記昇降ガイドフレームに案内されて昇降可能な昇降体と、
前記昇降体に前方向へ突出して設けられて車椅子のフレーム下部を支持可能な左右1対の車椅子支持体と、
前記昇降体を昇降駆動可能に設けられた駆動手段と、
前記昇降体の上昇に伴って前記車椅子支持体に支持された車椅子の前部側を上向きに傾斜可能な前上がり手段と、を備えた車椅子用昇降装置であって、
前記前上がり手段が、
基端側で前方へ傾斜した前傾部、および該前傾部上端から斜め後上方へ延設された後傾部を有する昇降ガイドフレームと、
最下位置において前記上ローラおよび下ローラがそれぞれ前記昇降ガイドフレームの後傾部位置と前傾部位置を取り得る昇降体からなり、
前記昇降体が最下位置において、前記上ローラおよび下ローラがそれぞれ前記昇降ガイドフレームの後傾部位置と前傾部位置とにあって前記車椅子支持体が前記ベースフレームと略同一水準で略水平に保持されるとともに、
前記昇降体の上昇に伴って、前記上ローラおよび下ローラがそれぞれ前記昇降ガイドフレームの後傾部位置にあって前記車椅子支持体の前端側が上向きに傾斜可能に形成されてなる、ことを特徴とする車椅子用昇降装置である。
【0009】
の発明の車椅子用昇降装置は、前後各1対の車輪を有するベースフレームと、
上下方向に延びるとともに前記ベースフレーム上に立設された昇降ガイドフレームと、
左右1対の上ローラおよび下ローラを有し前記昇降ガイドフレームに案内されて昇降可能な昇降体と、
前記昇降体に前方向へ突出して設けられて車椅子のフレーム下部を支持可能な左右1対の車椅子支持体と、
前記昇降体を昇降駆動可能に設けられた駆動手段と、
前記昇降体の上昇に伴って前記車椅子支持体に支持された車椅子の前部側を上向きに傾斜可能な前上がり手段と、を備えた車椅子用昇降装置であって、
前記前上がり手段が、
上下方向に直線状に延びて形成された昇降ガイドフレームと、
前端側が上向きに傾斜して前記昇降体に取り付けられた車椅子支持体と、からなり、
前記昇降体が最下位置において、前記車椅子支持体が前記ベースフレームと略同一水準に保持されるとともに、
前記昇降体の上昇に伴い前記車椅子支持体の上向き傾斜に倣って前記車椅子の前部側が上向きに傾斜可能に形成されてなる、ことを特徴とする車椅子用昇降装置である。
【0010】
の発明の車椅子用昇降装置は、前後各1対の車輪を有するベースフレームと、
上下方向に延びるとともに前記ベースフレーム上に立設された昇降ガイドフレームと、
左右1対の上ローラおよび下ローラを有し前記昇降ガイドフレームに案内されて昇降可能な昇降体と、
前記昇降体に前方向へ突出して設けられてそれぞれ車椅子の一側の走行輪およびキャスタ輪下部を支持可能に形成されるとともにその幅員が前記キャスタ輪の平面上の旋回直径より大きく形成された左右1対の車椅子支持体と、
前記昇降体を昇降駆動可能に設けられた駆動手段と、
前記昇降体の上昇に伴って前記車椅子支持体に支持された車椅子の前部側を上向きに傾斜可能な前上がり手段と、を備えた車椅子用昇降装置であって、
前記前上がり手段が、
基端側で前方へ傾斜した前傾部、および該前傾部上端から斜め後上方へ延設された後傾部を有する昇降ガイドフレームと、
最下位置において前記上ローラおよび下ローラがそれぞれ前記昇降ガイドフレームの後傾部位置と前傾部位置をとり得る昇降体と、からなり、
前記昇降体が最下位置において、前記上ローラおよび下ローラがそれぞれ前記昇降ガイドフレームの後傾部位置と前傾部位置とにあって前記車椅子支持体が地面と同一水準で略水平に保持されるとともに、
前記昇降体の上昇に伴って、前記上ローラおよび下ローラがそれぞれ前記昇降ガイドフレームの後傾部位置にあって前記車椅子支持体の前端側が上向きに傾斜可能に形成されてなる、ことを特徴とする車椅子用昇降装置である。
【0011】
の発明の車椅子用昇降装置は、請求項、請求項の何れかに記載の車椅子用昇降装置であって、
前記車椅子支持体が、前記昇降体に対して回動自在に取り付けられるとともに該車椅子支持体の突設角度を調整可能な突設角度可変機構を備えてなる、ことを特徴とする車椅子用昇降装置である。
【0012】
の発明の車椅子用昇降装置は、請求項、請求項、請求項の何れかに記載の車椅子昇降装置であって、
前記1対の車椅子支持体の間隔を調整可能な間隔調整機構を備えてなる、ことを特徴とする車椅子用昇降装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1〜9は、本発明の第1実施形態を示し、図において符号1Aで示す車椅子用昇降装置(以下、昇降装置と略称す)は、各1対の前輪17,後輪18を有するベースフレーム10と、前傾部21,後傾部22を有しベースフレーム10上に立設された昇降ガイドフレーム20と、上ローラ34,下ローラ36を有し昇降ガイドフレーム20に案内されて昇降する昇降体30と、昇降体30に前方向へ突出して設けられた車椅子支持体40と、間隔調整機構50と、歯車機構61を主体とした駆動手段60と、昇降ガイドフレーム20の前傾部21,後傾部22と昇降体30の上ローラ34,下ローラ36とによる前上がり手段55とを備えて構成されている。なお、以下の説明では、昇降装置1Aの左右対称的部分については左側部分について記し、右側部分については説明を省略する。
【0015】
ベースフレーム10は、前後方向に相対して配設された1対のベースパイプ12と、1対のベースパイプ12を連結する横棧13,13と、左右のベースパイプ12後端に立設された支柱15,15間を連結するとともに、両側方へ突出して設けられた横部材14を有して枠状に形成されている。また、ベースパイプ12の前端には前輪17が取り付けられ、横部材14の両端部には、それぞれ足踏み式ブレーキ付きのキャスタ車輪からなる後輪18が取り付けられている。
【0016】
昇降ガイドフレーム20は、上ローラ34,下ローラ36を転動可能に案内するガイドレール状の左右1対の角形部材を主体とし、背板26,27により枠状に形成され、ベースフレーム10後部に上下方向に延びて立設されている。なお、符号15は支柱であり、昇降ガイドフレーム20の後面側には、介助者手押し用のハンドルが設けられている。
【0017】
この昇降ガイドフレーム20は、下部基端側に前方へ傾斜(例えば、垂直線よりの傾斜角30度)した所定長の前傾部21と、前傾部21上端を屈曲部23として後上方へ傾斜(例えば、垂直線より後方への傾斜角10度)した所定長の後傾部22とを有して形成されている。また、昇降ガイドフレーム20の上部には、左右方向の水平軸に滑車63が枢着され、その近傍にはフック65が取り付けられている。
【0018】
昇降体30は、左右に相対して配設された1対の昇降側板31,31、前後に相対して配設され左右の昇降側板31を連結する連結板32,32、上下方向に所定間隔で設けられ、昇降ガイドフレーム20に案内されて転動する上ローラ34,下ローラ36、左右の昇降側板31を貫通して水平状に取り付けられた上下1対のガイドパイプ38,38を有して、枠形状に形成されている。なお、上ローラ34,下ローラ36はそれぞれ軸35,37により枢支され、また連結板32,32の間には、前後方向の水平軸に枢支された滑車64が枢着されている。
【0019】
車椅子支持体40は、角形パイプからなり、前後方向に延びて設けられろとともに、後端部には、ほぼ直角に上方へ伸びる基部41が固着され、水平軸43を介して昇降体30のガイドパイプ38に摺動可能に支持されている。
【0020】
基部41には、内側方向へ水平に平行した水平軸43,43が突設され、水平軸43,水平軸43は、それぞれガイドパイプ38,38に挿入されて、左右の車椅子支持体40,40が近接,離隔するように構成されている。そして、昇降体30が最下位置において、車椅子支持体40がベースフレーム10の外側にあって、それと平行し、ほぼ同一水準に位置するように形成されている。
【0021】
なお、昇降体30の軸35,37中心を上下に結ぶ線Yと、車椅子支持体40の前後方向に延びる線とはほぼ直角に形成されている。上記ガイドパイプ38,38と水平軸43,43とにより、車椅子支持体40の間隔調整機構50を構成し、左右の車椅子支持体40,40の間隔を、所要の間隔で固定可能に形成されている。
【0022】
また車椅子支持体40の前端部には、昇降支持する車椅子70のフレーム71下部側方を支持する上向きコ字状の支持片44が取り付けられ、車椅子支持体40後端部には、基部41との間に斜めに所定間隔で平行する支柱42,42が設けられ、車椅子支持体40を補強するとともに、支柱42,42間に車椅子70のフレーム71後端部側方を支持するように形成されている。
【0023】
また、基部41の上端にはベルト掛け41aが設けられ、車椅子支持体40で支持した車椅子70を、その搭乗者ごと締め付け可能なベルト49が取り付けられている。
【0024】
なお、上述の昇降ガイドフレーム20の前傾部21,後傾部22と、昇降体30の上ローラ34,下ローラ36の構成により、車椅子支持体40の前端側を上向きに傾斜可能な、本発明の前上がり手段55を形成している。
【0025】
駆動手段60は、本例では、歯車、ラチェット機構等を備え、駆動ハンドル61aの回転方向により、ロープ62を巻き込み、繰り出し可能な歯車機構61と、そのロープ62、および前述の滑車63,64、フック65とにより構成されている。この歯車機構61は、昇降ガイドフレーム20の後部に取り付けられ、ロープ62は、滑車63,64に巻き掛けられて端部がフック65に固定されている。このロープ62を巻き込み量により、滑車64を介して昇降体30の上下位置が定められる。
【0026】
次に、このように構成された昇降装置1Aの作用を説明する。
【0027】
昇降装置1Aが非使用状態においては、通常、昇降体30が最下位にあり、上ローラ34が昇降ガイドフレーム20の後傾部22に位置し、下ローラ36が前傾部21にあって、軸35,37中心を上下に結ぶ線Yはほぼ垂直状態にある(図4参照)。そして、車椅子支持体40は、ほぼ水平状態でベースフレーム10の外側方に平行した位置にある。このとき、ロープ62は最も繰り出された状態にある(図1,2参照)。
【0028】
この昇降装置1Aを使用して、車椅子70を自動車へ搭載する場合、介助者がベースフレーム10および最下位置にある車椅子支持体40を、車椅子70の後方からそのフレーム71下方へ進入させ(図7参照)、間隔調整機構50により左右の車椅子支持体40,40の間隔を調整して、フレーム71の左右幅に一致させる。
【0029】
次いで、駆動ハンドル61aをロープ巻き込み方向に回転操作してロープ62を巻き込み、滑車64を上方へ引き上げて昇降体30を上昇させる。このとき、昇降体30の上ローラ34は、昇降ガイドフレーム20の後傾部22に添って斜め後上方へ転動し、下ローラ36は前傾部21に添って斜め前上方へ転動し、下ローラ36が屈曲部23を越えて後傾部22へ移動する。それにつれて軸35,37中心を上下に結ぶ線Yは、軸35側が後方へ傾斜し(図5参照)、車椅子支持体40前端側が後端側より10度上向きに傾斜する。
【0030】
車椅子70の最下位置からの上昇につれて、車椅子支持体40がフレーム71下部に当接して、ついには、車椅子70の走行輪72,キャスタ輪73を地面より上昇させる(図8参照)。このとき、車椅子支持体40の前端側上向き傾斜に随伴して、車椅子70前部が前上がりとなり、車椅子70搭乗者の重心が稍背持たれ側へ移って安定姿勢となる。そして、フレーム71前部側方を支持片44が支持し、フレーム71後部側方を支柱42,42の間で安定して支持している。なお、車椅子支持体40全体がフレーム71に当接したときに、左右のベルト49,49を車椅子70の搭乗者ごと締め付け、この状態で昇降装置1Aを自動車近傍まで移動する。
【0031】
さらに、ロープ62の巻き込み操作をすることにより、滑車64を一層上方へ引き上げ、昇降体30を所望の高さまで上昇させる。この上昇位置は歯車機構61により保持される。このとき、車椅子70は、上昇直後の前部側上向き姿勢のまま上昇して、走行輪72,キャスタ輪73は、車椅子支持体40より下方へ垂下し、走行輪72,キャスタ輪73とベースフレーム10との間には、大きな立体的空間が形成される(図9参照)。
【0032】
そして、昇降装置1Aを図9の矢印X方向に移動して、上昇位置にある車椅子支持体40および車椅子70を、扉の開いた自動車の床80上方へ前進させる。このとき、ベースフレーム10は自動車の床80下方へ移動し、車椅子支持体40および車椅子70は床80上方に進出する。
【0033】
次いで、駆動ハンドル61aを反転操作して、ロープ62を歯車機構61より繰り出す。これにより、昇降体30,車椅子支持体40,車椅子70等の重量により、滑車64を介して昇降体30,車椅子支持体40が下降する。
【0034】
この下降に伴って、車椅子70の走行輪72,キャスタ輪73が床80上に当接し、車椅子70は自動車に搭載される。昇降体30をさらに下降させると、車椅子支持体40が車椅子70のフレーム71下部より離れ、車椅子支持体40が、フレーム71と床80との間の位置で昇降装置1Aを後退させて、車椅子70の自動車への搭載が完了する。
【0035】
この間、車椅子70は、その前部が上向きの安定姿勢で、地面GLと床80面との間の上昇移動ができ、車椅子70搭乗者に前のめり感を与えることなく上昇する。また、車椅子70昇降時の昇降装置1Aにおける重心移動が少なく、昇降作業の安定性を保持することができる。さらに、車椅子70を自動車に搭載後の本昇降装置1Aは、自動車に搭載して移動することができる。
【0036】
一方、玄関の上がり框のように、床面の下方に昇降装置1Aのベースフレーム10が進入する空間がない場合は、上がり框床面と同一高さを有する縁台状の中継台(図示省略)を用いて、車椅子70の上昇移動が行われる。即ち、上がり框に中継台を添え置き、その中継台の下側にベースフレーム10を進入させて、上述の床80への上昇移動と同様に、車椅子70を上がり框上へ上昇移動させることができる。
【0037】
なお、自動車、または上がり框等の高い床面から、車椅子70を降ろす場合は、上述した搭載の逆手順によって、車椅子70を高位置から地面GLへ降下させることができる。
【0038】
図10〜12は、この発明の第2実施形態を示し、前上がり手段および駆動手段の構成に特徴を有する。なお、以下の説明では、第1実施形態と同一あるいは同等な構成要素は同一符号を付してその説明を省略する。
【0039】
この第2実施形態の昇降装置1Bは、各1対の前輪17,後輪18を有するベースフレーム10と、ベースフレーム10上に立設された昇降ガイドフレーム25と、上ローラ34,下ローラ36を有し昇降ガイドフレーム25に案内されて昇降する昇降体30と、昇降体30に前方向へ突出して設けられた車椅子支持体45と、間隔調整機構50と、おねじ体66,めねじ67を主体とした駆動手段60と、昇降ガイドフレーム25と車椅子支持体45とによる前上がり手段55とを備えて構成されている。
【0040】
昇降ガイドフレーム25は、上ローラ34,下ローラ36を転動可能に案内するガイドレール状の左右1対の角形部材を主体とし、ベースフレーム10後部に固着された基端側から、上端側へ直線状に延びた枠状に形成されている。
【0041】
この昇降ガイドフレーム20は、例えば、垂直線より後方への傾斜角10度で傾斜して立設され、その上部と下部に、それぞれ駆動手段60の一部を構成する軸受68,68が同一軸線上に取り付けられている。
【0042】
昇降体30は、左右1対の昇降側板31の間にほぼ水平面状に配設された1枚の連結板32を備え、連結板32の中央部には上記軸受68,68と同一軸線上に、駆動手段60の一部を構成するめねじ部67が取り付けられている。なお、上ローラ34,下ローラ36、ガイドパイプ38,38等は、第1実施形態の昇降体30と同様である。
【0043】
車椅子支持体45は、前後方向に延びる角形パイプからなり、その側面には、車椅子70のフレーム71下部側方を支持する側板46,46が取り付けられている。また、車椅子支持体45の後端部には、ほぼ直角に上方へ延びる基部41が固着され、基部41には、第1実施形態の車椅子支持体40と同様な、水平軸43,43が突設されている。そして、昇降体30が最下位置において、車椅子支持体45がベースフレーム10とほぼ同一水準に位置するように形成されている。
【0044】
この昇降ガイドフレーム25と車椅子支持体45の組み合わせにより、昇降体30の最下位置から最上位置の間において、車椅子支持体45の前端側が、水平線に対して10度上向きに傾斜して昇降する。この昇降ガイドフレーム25と車椅子支持体45との構成により、第2実施形態の昇降装置1Bの前上がり手段55を形成している。
【0045】
昇降装置1Bの駆動手段60は、駆動ハンドル66aを有するおねじ体66、およびそれにねじ対偶するめねじ部67、軸受68,68により構成されている。このおねじ体66は、軸線を上下方向にしてめねじ部67に螺合して貫通するとともに、上,下端部を軸受68,68により回転可能に支持されて、昇降ガイドフレーム25に配設されている。このおねじ体66の回転により、めねじ部67、すなわち、昇降体30を上、または下方向へ移動するように構成されている。
【0046】
この第2実施形態の昇降装置1Bによれば、非使用状態で昇降体30が最下位にあるとき、上ローラ34,下ローラ36が昇降ガイドフレーム25の最下部にあり、軸35,37の中心を上下に結ぶ線は、昇降ガイドフレーム25に平行した後方傾斜10度にあり、車椅子支持体45前端側が後端側より10度上向きの傾斜状態にある。
【0047】
この昇降装置1Bを使用して、車椅子70を自動車へ搭載する場合、ベースフレーム10、および最下位置にある車椅子支持体45を、車椅子70後方からフレーム71下方へ進入させ(図12参照)、左右の車椅子支持体45,45の間隔をフレーム71の左右幅に一致させる。
【0048】
次いで、駆動手段60の駆動ハンドル66aを、昇降体30上昇方向へ回転操作して昇降体30を上昇させる。昇降体30の上昇につれて、始め、車椅子支持体45前端側がフレーム71下部に当接し、車椅子70の前部キャスタ輪73を上昇させ、続いて、車椅子支持体45上面全体がフレーム71下部に当接して、車椅子70が前上り姿勢となり、ついには、車椅子70の走行輪72を地面GLより上昇させる。図12の2点鎖線は昇降体30の最上位置を示す。
【0049】
この間、車椅子70搭乗者は、前のめりになる不安定感を生ずることなく上昇する。なお、フレーム71は、側板46,46および支柱42,42で側方を安定して支持されている。以下、第1実施形態の昇降装置1Aの昇降手順に準じて昇降動作が行われる。
【0050】
この第2実施形態の昇降装置1Bによれば、前上がり手段55、および駆動手段60をそれぞれ簡潔に構成することができる。
【0051】
図13〜15は、この発明の第3実施形態を示し、車椅子支持体の構成に特徴を有する。
【0052】
この第3実施形態の昇降装置1Cは、各1対の前輪17,後輪18を有するベースフレーム10と、ベースフレーム10上に立設された昇降ガイドフレーム20と、上ローラ34,下ローラ36を有し昇降ガイドフレーム20に案内されて昇降する昇降体30と、昇降体30に前方向へ突出して設けられた車椅子支持体47と、間隔調整機構50と、歯車機構61を主体とした駆動手段60と、昇降ガイドフレーム20の前傾部21,後傾部22と昇降体30の上ローラ34,下ローラ36とによる前上がり手段55とを備えて構成されている。
【0053】
車椅子支持体47は、前後方向に延びる平板状部材からなり、その左右の側縁には、上方へ折り曲げた立上がり側縁部47a,47aが形成されている。車椅子支持体47後端部には、ほぼ直角に上方へ延びる基部41が固着され、基部41には、内側方向へ水平軸43,43が突設されて、第1実施形態の車椅子支持体40と同様に、1対の車椅子支持体47が左右に相対して近接、離隔するように形成されている。そして、昇降体30が最下位置において、車椅子支持体47が地面GL上に位置するように形成されている。
【0054】
車椅子支持体47の立上がり側縁部47a,47aの間隔は、車椅子70のキャスタ輪73の平面上の旋回直径より稍大きく形成されており、走行輪72,キャスタ輪73の前後方向への進退を案内するとともに、進退反転時に、キャスタ輪73が旋回自在な間隔に形成されている。
【0055】
そして、車椅子支持体47は前上がり手段55によって、昇降装置1Aの前上がり手段55と同様に、水平状態の最下位置から、上昇に伴って前端側を上向きに傾斜可能に形成されている。
【0056】
この昇降装置1Cを使用して、車椅子70を自動車へ搭載する場合、間隔調整機構50により車椅子支持体47,47間隔を、車椅子70の走行輪72,キャスタ輪73の左右間隔に一致させ、最下位置で地面GL上にある車椅子支持体47の前側から、車椅子70を後退させて、その走行輪72,キャスタ輪73を、車椅子支持体47上に移動する(図15参照)。
【0057】
次いで、駆動ハンドル61aを巻き込み方向に回転操作して、昇降体30を上昇させる。この上昇に伴って、水平状態の車椅子支持体47は、前端側が徐々に上向きに傾斜し、下ローラ36が屈曲部23を越えると、車椅子支持体47前端側が、後端側より10度上向きの前上り姿勢となる。さらに、巻き込み操作を継続することにより、前上り姿勢のまま昇降体30,車椅子支持体47、および車椅子70を上昇位置へ上昇させて、車椅子支持体47とベースフレーム10との間に、大きな立体空間が形成される(図15の2点鎖線参照)。
【0058】
そして、昇降装置1Cを自動車近傍へ移動するとともに、車椅子支持体47上面前端を、自動車の床80端と同一高さに揃え、車椅子70自体を前進させることにより、床80上へ上昇移動を行うことができる。また、上がり框においては、車椅子支持体47上面前端を、上がり框端と同一高さに揃えることにより、上記と同様に、上昇移動を行うことができる。
【0059】
なお、この発明は上述の説明および図例に限定されることなく、この発明の技術的思想から逸脱しない範囲において、その実施態様を変更することができる。例えば、車椅子支持体40、または車椅子支持体45を基部41に枢着して、その前方への突設角度を複数段に調整できるように構成してもよい。
【0060】
また昇降ガイドフレームは、屈曲形状、直線形状のものを示したが、曲線形状のものであってもよい。また、駆動手段に電動モータを組み合わせてもよい。
【0061】
さらに、上記実施形態の他に、昇降ガイドフレーム25と、車椅子支持体45と、歯車機構61を主体とした駆動手段60との組み合わせ等、昇降ガイドフレームと車椅子支持体と駆動手段との組み合わせは、必要に応じて変更することが可能である。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の車椅子用昇降装置によれば、車椅子用昇降装置自体が移動性を備えているので、車椅子の自動車への搭載、および日本家屋の玄関の上がり框等の、両方での昇降に、随時に対応することができる。
【0063】
また、車椅子の上向き傾斜の前上がり手段を備えた構成により、車椅子搭乗者の背もたれ側が下がった椅座姿勢で上昇するので、前のめり感を防止するとともに、安定した状態で昇降動作することができる。
【0064】
また、本発明の車椅子用昇降装置は、自動車に装備することなく車椅子を昇降できるので、車椅子を搭載できる何れの自動車にも適合して、車椅子の搭載昇降をすることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の車椅子用昇降装置の側面図。
【図2】図1の正面図。
【図3】図1の平面図。
【図4】昇降体の最下位置における昇降ガイドフレームの左側部分と上ローラ,下ローラを拡大して示す部分側面断面図。
【図5】昇降体上昇時における昇降ガイドフレームの左側部分と上ローラ,下ローラを拡大して示す部分側面断面図。
【図6】図3の昇降ガイドフレームと昇降体とを拡大して示す平面断面図。
【図7】第1実施形態の車椅子用昇降装置の車椅子支持体が最下位置での使用状態を示す側面図。
【図8】同じく車椅子支持体が中間上昇位置での使用状態を示す側面図。
【図9】同じく車椅子支持体が最上位置での使用状態を示す側面図。
【図10】本発明の第2実施形態の車椅子用昇降装置の側面図。
【図11】図10の正面図。
【図12】第2実施形態の車椅子用昇降装置の使用状態を示す側面図。
【図13】本発明の第3実施形態の車椅子用昇降装置の側面図。
【図14】図13の正面図。
【図15】第3実施形態の車椅子用昇降装置の使用状態を示す側面図。
【符号の説明】
1A,1B,1C 昇降装置
10 ベースフレーム
20,25 昇降ガイドフレーム
21 前傾部
22 後傾部
30 昇降体
34 上ローラ
36 下ローラ
40,45,47 車椅子支持体
50 間隔調整機構
55 前上がり手段
60 駆動手段
61 歯車機構
66 おねじ体
70 車椅子

Claims (5)

  1. 前後各1対の車輪を有するベースフレームと、
    上下方向に延びるとともに前記ベースフレーム上に立設された昇降ガイドフレームと、
    左右1対の上ローラおよび下ローラを有し前記昇降ガイドフレームに案内されて昇降可能な昇降体と、
    前記昇降体に前方向へ突出して設けられて車椅子のフレーム下部を支持可能な左右1対の車椅子支持体と、
    前記昇降体を昇降駆動可能に設けられた駆動手段と、
    前記昇降体の上昇に伴って前記車椅子支持体に支持された車椅子の前部側を上向きに傾斜可能な前上がり手段と、を備えた車椅子用昇降装置であって、
    前記前上がり手段が、
    基端側で前方へ傾斜した前傾部、および該前傾部上端から斜め後上方へ延設された後傾部を有する昇降ガイドフレームと、
    最下位置において前記上ローラおよび下ローラがそれぞれ前記昇降ガイドフレームの後傾部位置と前傾部位置を取り得る昇降体からなり、
    前記昇降体が最下位置において、前記上ローラおよび下ローラがそれぞれ前記昇降ガイドフレームの後傾部位置と前傾部位置とにあって前記車椅子支持体が前記ベースフレームと略同一水準で略水平に保持されるとともに、
    前記昇降体の上昇に伴って、前記上ローラおよび下ローラがそれぞれ前記昇降ガイドフレームの後傾部位置にあって前記車椅子支持体の前端側が上向きに傾斜可能に形成されてなる、
    ことを特徴とする車椅子用昇降装置。
  2. 前後各1対の車輪を有するベースフレームと、
    上下方向に延びるとともに前記ベースフレーム上に立設された昇降ガイドフレームと、
    左右1対の上ローラおよび下ローラを有し前記昇降ガイドフレームに案内されて昇降可能な昇降体と、
    前記昇降体に前方向へ突出して設けられて車椅子のフレーム下部を支持可能な左右1対の車椅子支持体と、
    前記昇降体を昇降駆動可能に設けられた駆動手段と、
    前記昇降体の上昇に伴って前記車椅子支持体に支持された車椅子の前部側を上向きに傾斜可能な前上がり手段と、を備えた車椅子用昇降装置であって、
    前記前上がり手段が、
    上下方向に直線状に延びて形成された昇降ガイドフレームと、
    前端側が上向きに傾斜して前記昇降体に取り付けられた車椅子支持体と、からなり、
    前記昇降体が最下位置において、前記車椅子支持体が前記ベースフレームと略同一水準に保持されるとともに、
    前記昇降体の上昇に伴い前記車椅子支持体の上向き傾斜に倣って前記車椅子の前部側が上向きに傾斜可能に形成されてなる、
    ことを特徴とする車椅子用昇降装置。
  3. 前後各1対の車輪を有するベースフレームと、
    上下方向に延びるとともに前記ベースフレーム上に立設された昇降ガイドフレームと、
    左右1対の上ローラおよび下ローラを有し前記昇降ガイドフレームに案内されて昇降可能な昇降体と、
    前記昇降体に前方向へ突出して設けられてそれぞれ車椅子の一側の走行輪およびキャスタ輪下部を支持可能に形成されるとともにその幅員が前記キャスタ輪の平面上の旋回直径より大きく形成された左右1対の車椅子支持体と、
    前記昇降体を昇降駆動可能に設けられた駆動手段と、
    前記昇降体の上昇に伴って前記車椅子支持体に支持された車椅子の前部側を上向きに傾斜可能な前上がり手段と、を備えた車椅子用昇降装置であって、
    前記前上がり手段が、
    基端側で前方へ傾斜した前傾部、および該前傾部上端から斜め後上方へ延設された後傾部を有する昇降ガイドフレームと、
    最下位置において前記上ローラおよび下ローラがそれぞれ前記昇降ガイドフレームの後傾部位置と前傾部位置をとり得る昇降体と、からなり、
    前記昇降体が最下位置において、前記上ローラおよび下ローラがそれぞれ前記昇降ガイドフレームの後傾部位置と前傾部位置とにあって前記車椅子支持体が地面と同一水準で略水平に保持されるとともに、
    前記昇降体の上昇に伴って、前記上ローラおよび下ローラがそれぞれ前記昇降ガイドフレームの後傾部位置にあって前記車椅子支持体の前端側が上向きに傾斜可能に形成されてなる、
    ことを特徴とする車椅子用昇降装置。
  4. 請求項1、請求項2の何れかに記載の車椅子用昇降装置であって、
    前記車椅子支持体が、前記昇降体に対して回動自在に取り付けられるとともに該車椅子支持体の突設角度を調整可能な突設角度可変機構を備えてなる、
    ことを特徴とする車椅子用昇降装置。
  5. 請求項1、請求項2、請求項3の何れかに記載の車椅子昇降装置であって、
    前記1対の車椅子支持体の間隔を調整可能な間隔調整機構を備えてなる、
    ことを特徴とする車椅子用昇降装置。
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