JP3092568B2 - 樹脂封止型半導体装置製造金型 - Google Patents

樹脂封止型半導体装置製造金型

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JP3092568B2 JP09322069A JP32206997A JP3092568B2 JP 3092568 B2 JP3092568 B2 JP 3092568B2 JP 09322069 A JP09322069 A JP 09322069A JP 32206997 A JP32206997 A JP 32206997A JP 3092568 B2 JP3092568 B2 JP 3092568B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリアーテープ
等の強度の無い基板を用いた樹脂封止型半導体装置製造
用の成形金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】キャリアーテープを用いた製品、例えば
CSP(チップサイズパッケージ)の樹脂封止につい
て、図4を参照して説明する。図4(A)に示すよう
に、下型aにチップjが搭載されたキャリアーテープi
をセットする。その上に樹脂封止によるパッケージ外形
を形成するスペーサー(中型)c、及び上型bをセット
する。セット完了後、熱硬化性樹脂pをトランスファー
方式にてキャビティー内に注入して樹脂の効果特性に応
じた樹脂キュアーを行う。
【0003】完了後、上型bを取り外し、樹脂ランナー
lをゲート口fからゲートブレークさせる。
【0004】次にスペーサーcを取り外すと、樹脂形成
された樹脂がスペーサーcに密着した状態になってい
る。
【0005】これを、打ち抜き治具等で製品を外し、樹
脂封止の1サイクルが完了する。なお図4(A)におい
て、kはプランジャー、mは樹脂カルを示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来の樹脂封止で
は、製品の供給(セット)〜製品の打ち抜き迄の工程全
てを手動で行う必要が有る為、生産能力のロスが大きい
という問題点がある。
【0007】この問題としては、樹脂の注入を、L/F
(リードフレーム)基材の様な、L/F上に樹脂ランナ
ー及びその延長上にあるゲート口をパッケージの上方か
ら行わなければならない為、下型a、スペーサーc、上
型bといった3金型方式が必要となっている。
【0008】そして、この最大要因として、L/F基材
の場合と同様に、キャリアーテープi上に樹脂ランナー
lを構築した場合、図4(B)に示すように、キャリア
ーテープiと樹脂lの密着力、及び、樹脂のキャリアー
テープiの裏面への回り込みにより、ゲートブレークが
不可となり、又、ゲートブレークできた場合でも、キャ
リアーテープiの破損となる。
【0009】更に、ゲートブレイクを行わない場合、樹
脂ランナーlの自重により、製品保持ができず不良発生
の原因となる、という問題があった。
【0010】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、キャリアーテー
プ基材を用いた樹脂封止型半導体製造装置において、樹
脂ランナーをキャリアーテープ上に構築させずに樹脂封
止を行い、搬送性を向上させ樹脂封止の自動化を実現さ
せる金型装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の樹脂封止型半導体装置の製造用金型装置
は、樹脂ランナー溝部を主金型から分離し、樹脂投入部
であるポット口部に一体化させ駆動可能な溝としたもの
である。
【0012】本発明によれば、樹脂ランナーをキャリア
ーテープ上に接する必要が無く、ゲートブレークが設備
内で可能であることから、樹脂封止の自動化が可能とな
る。
【0013】本発明は、好ましくは、封止金型上にセッ
トされたチップが搭載されたキャリアーテープのポット
側の辺をテープクランプでクランプし上下金型で型締
し、前記ポット内に投入された樹脂を前記ポットと連結
した前記テープクランプ内に設けられた樹脂ランナー溝
に注入しゲート口を通じてキャビティー内へ充填させる
構成とされ、前記キャリアーテープに樹脂ランナーを非
接触で樹脂封止し、且つ、成形完了後のノックアウト時
に、前記テープクランプを同時に作動させることで前記
樹脂ランナーを前記ゲート口でゲートブレイクする構成
とされたことを特徴とする。
【0014】また、本発明においては、ポット内に投入
された樹脂を上金型に設けられた樹脂ランナー溝に注入
しゲート口を通じてキャビティー内へ充填させる構成と
してもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明の成形金型装置は、封止金型上にセ
ットされたチップが搭載されたキャリアーテープのポッ
ト側の辺をテープクランプでクランプし、上下金型で型
締し、このポット内に投入された樹脂を、前記ポットと
連結した前記テープクランプ内に設けられた樹脂ランナ
ー溝に注入し、ゲート口を通じて、キャビティー内へ充
填させ、キャリアーテープに樹脂ランナーを非接触で樹
脂封止する構成とされる。
【0016】そして、成形完了後のノックアウト(エジ
ェクト)時に、前記テープクランプを同時に作動させる
ことで、前記樹脂ランナーを前記ゲート口でゲートブレ
イクする。
【0017】本発明の実施の形態においては、ポット内
に投入された樹脂を上金型に設けられた樹脂ランナー溝
に注入しゲート口を通じてキャビティー内へ充填させる
構成としてもよい。
【0018】本発明の実施の形態においては、樹脂ラン
ナーをゲート口でゲートブレイクし、ノックアウント
(エジェクタ)が作動し、前記樹脂ランナーが前記金型
から離型され、これにより、吸着搬送等を用いて前記樹
脂ランナーの除去及び製品の収納を行うことを可能とし
ている。
【0019】
【実施例】上記した実施の形態について更に詳細に説明
すべく、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
【0020】[実施例1]図1は、本発明の第1の実施
例の半導体装置製造金型の断面図、図2は上面図であ
る。
【0021】図1を参照すると、まず、チップjが搭載
されたキャリアーテープiを下金型aにセットし、ポッ
トeと連結されたテープクランプgにより、キャリアー
テープiの辺を固定する。次に上金型bが下降又は下金
型aの上昇によりキャリアーテープi全体を上下金型
b、aによりクランプを行う。
【0022】ポットe内に投入していた樹脂pを、プラ
ンジャーkにて注入を開始し、樹脂pをテープクランプ
g内に設けられた樹脂ランナー溝qに注入されゲート口
fを通じてキャビティーd内へ充填される。
【0023】充填された樹脂のキュアー完了後、上金型
b又は下金型aが開き、ノックアウトが開始される。こ
の際、テープクランプgが同時に作動するため、樹脂ラ
ンナーlがゲート口fにてゲートブレイクされる。
【0024】次にノックアウトhが上昇し、樹脂ランナ
ーlが樹脂ランナー溝qから離型され、吸着搬送等にて
樹脂ランナーl除去及び製品の収納を行う。
【0025】[実施例2]次に本発明の第2の実施例に
ついて図面を参照して説明する。図3は本発明の第2の
実施例の半導体装置製造金型の断面図である。
【0026】まず、チップjが搭載されたキャリアーテ
ープiを下金型aにセットし、ポットeと連結されたテ
ープクランプgによりキャリアーテープiの辺を固定す
る。次に上金型bが下降又は下金型aの上昇によりキャ
リアーテープi全体を上下金型によりクランプを行う。
【0027】ポットe内に投入していた樹脂pをプラン
ジャーkにて注入を開始し、樹脂pは上金型bに設けら
れた樹脂ランナー溝lに注入されゲート口fを通じてキ
ャビティーd内へ充填される。
【0028】注入された樹脂のキュアー完了後、上金型
b又は下金型aが開き、ノックアウトが開始される。こ
の際、テープクランプgが同時に作動する為、樹脂ラン
ナーlがゲート口fにてゲートブレイクされる。
【0029】次にノックアウトhが上昇し樹脂ランナー
lが金型から離型され吸着搬送等にて樹脂ランナー除去
及び製品の収納を行う。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ポット部と一体化されたキャリアーテープクランプ部を
設けたことにより、樹脂ランナーがキャリアーテープに
非接触で構築可能となり、樹脂ランナーのノックアウト
及び搬送自動化が可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す側面図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施例の構成を示す上面図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施例の構成を示す側面図であ
る。
【図4】従来技術の構成を示す図である。
【符号の説明】
a 下金型 b 上金型 c スペーサー(中型) d キャビティー e ポット f ゲート口 g テープクランプ h ノックアウト i キャリアーテープ j チップ k プランジャー l 樹脂ランナー m 樹脂カル n 樹脂ダム o 樹脂漏れ p 樹脂

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂封止型半導体装置製造用の樹脂封止成
    形金型装置において、 封止金型上にセットされたチップが搭載されたキャリア
    ーテープのポット側の辺をテープクランプでクランプし
    て上下金型で型締し、前記ポット内に投入された樹脂を
    前記ポットと連結した前記テープクランプ内に設けられ
    た樹脂ランナー溝に注入しゲート口を通じてキャビティ
    ー内へ充填させる構成とされ、前記キャリアーテープに
    樹脂ランナーを非接触で樹脂封止し、且つ、成形完了後
    のノックアウト時に、前記テープクランプを同時に作動
    させることで前記樹脂ランナーを前記ゲート口でゲート
    ブレイクするように構成されたことを特徴とする半導体
    装置の樹脂封止成形金型装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の成形金型装置において、前
    記樹脂ランナーを前記ゲート口でゲートブレイクした
    後、ノックアウト(エジェクタ)が動作し、前記樹脂ラ
    ンナーが前記金型から離型され、これにより、吸着搬送
    等を用いて前記樹脂ランナーの除去及び製品の収納を行
    うことを可能としたことを特徴とする半導体装置の樹脂
    封止成形金型装置。
  3. 【請求項3】樹脂封止型半導体装置製造用の樹脂封止成
    形金型装置において、 封止金型上にセットされたチップが搭載されたキャリア
    ーテープの辺をテープクランプでクランプして上下金型
    で型締し、ポット内に投入された樹脂を上金型に設けら
    れた樹脂ランナー溝に注入しゲート口を通じてキャビテ
    ィー内へ充填させる構成とされ、前記キャリアーテープ
    に樹脂ランナーを非接触で樹脂封止し、且つ、成形完了
    後のノックアウト時に、前記テープクランプを同時に作
    動させることで前記樹脂ランナーをゲート口でゲートブ
    レイクするように構成されたことを特徴とする半導体装
    置の樹脂封止成形金型装置。
  4. 【請求項4】樹脂封止前のキャリアーテープ等の強度の
    弱い基材を用いた半製品を自動搬送、キャリアーテープ
    クランプ可能であり、且つ、キャリアーテープクランプ
    と上金型の間に樹脂ランナーを設け前記樹脂ランナーを
    通じて樹脂封止することを特徴とする半導体装置の樹脂
    封止成形金型装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の樹脂封止成形金型装置にお
    いて、自動搬送、キャリアーテープクランプを共有す
    る、駆動可能な樹脂ランナー溝を有し、前記樹脂ランナ
    を前記キャリアーテープクランプと前記上金型の間に
    設け前記樹脂ランナーとゲート口迄樹脂を流動させた後
    前記ゲート口を通じキャビティ内に樹脂を充填させて封
    止することを特徴とする半導体製造装置の樹脂封止成形
    金型。
  6. 【請求項6】樹脂封止前のキャリアーテープ等の強度の
    弱い基材を用いた半製品を自動搬送キャリアーテープク
    ランプ可能であり、且つ、キャリアーテープクランプと
    上金型の間に樹脂ランナーを設け前記ランナーを通じ
    樹脂封止することを特徴とするの樹脂封止型半導体装置
    製造金型。
  7. 【請求項7】自動搬送、キャリアーテープクランプを共
    有する駆動可能な樹脂ランナー溝を有し、前記樹脂ラン
    ナーを前記キャリアーテープクランプと前記上金型の間
    に設け前記樹脂ランナーとゲート口迄樹脂を流動させた
    前記ゲート口を通じキャビティ内に樹脂を充填させる
    封止を可能としたことを特徴とする請求項6記載の樹脂
    封止型半導体製造金型。
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