JP3091733B2 - 殺菌脱臭装置 - Google Patents

殺菌脱臭装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、殺菌脱臭装置に関
し、特に、自動車室内、一般住居室内等に設置すること
により、対象室内で発生する汚染された空気を、紫外線
ランプ等を用いて殺菌及び脱臭することにより清浄化す
るようにした殺菌脱臭装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、病院や食品加工工場等の高度に衛
生状態を保持する必要のある施設においては、細菌等の
微生物や悪臭成分が、院内感染、食中毒、環境汚染等を
引き起こすおそれがあるため、細菌等の微生物や悪臭成
分を含む汚染された空気を、紫外線ランプ、オゾンラン
プ等を用いて殺菌及び脱臭することにより清浄化するよ
うにした殺菌脱臭装置が提案されている(必要があれ
ば、例えば、特開平6−225929号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の殺菌
脱臭装置は、一般に、病院や食品加工工場等の大規模な
施設を対象として設計されているため、装置自体比較的
大形のものが多く、これをそのまま、自動車室内、一般
住居室内等の比較的小規模な場所に設置して使用するこ
とができず、また、比較的小規模な場所に設置すること
ができるように小形化しても、単に小さくしただけで
は、殺菌及び脱臭効率が低いものとなり、十分な清浄効
果が得られないという問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の殺菌脱臭装置の有す
る問題点に鑑み、殺菌及び脱臭効率が高く、装置を小形
化しても十分な清浄効果を得ることができ、自動車室
内、一般住居室内等の比較的小規模な場所に設置して使
用することが可能な殺菌脱臭装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の殺菌脱臭装置は、紫外線ランプを挟んで、
送気用ファン及び多数の通気孔を形成した立体構造の光
触媒フィルタを配置するとともに、前記送気用ファンの
回転羽根の表面を紫外線を反射する構造となし、該回転
羽根の回転により、光触媒フィルタと逆方向に照射され
た紫外線を光触媒フィルタに向けて乱反射するように
たことを特徴とする。ここで、「送気用ファンの回転羽
根の表面を紫外線を反射する構造とした」とは、送気用
ファンの回転羽根の表面に紫外線の反射効率の高いメッ
キや塗料を施すようにしたり、回転羽根の材質を紫外線
の反射効率の高い材料で構成することを意味する。
【0006】この殺菌脱臭装置は、紫外線ランプを挟ん
で、送気用ファン及び多数の通気孔を形成した立体構造
の光触媒フィルタを配置するとともに、送気用ファンの
回転羽根の表面を紫外線を反射する構造とするようにし
ているので、紫外線ランプから光触媒フィルタとは逆方
向に照射された紫外線が、紫外線ランプを挟んで光触媒
フィルタとは反対側に配置した送気用ファンの表面を紫
外線を反射する構造とした回転羽根に当たり、回転羽根
が回転することと相俟って、紫外線を光触媒フィルタの
方向に向けて乱反射させ、多数の通気孔を形成した立体
構造の光触媒フィルタの深部にまで紫外線を届かせるこ
とが可能となる。
【0007】この場合において、紫外線ランプにオゾン
ランプを並設し、紫外線ランプとオゾンランプとを選択
的に点灯するようにすることができる。
【0008】これにより、紫外線ランプによる殺菌作
用、紫外線ランプと光触媒フィルタによる脱臭作用に加
え、オゾンランプによる殺菌及び脱臭作用により、一層
殺菌及び脱臭効率を高めることができる。
【0009】また、空気送出部にマイナスイオンを発生
する鉱石を含有するフィルタを配設するようにすること
ができる。
【0010】これにより、マイナスイオンが人体に与え
るといわれている不安や憂鬱の解消、識別力の向上、熟
睡、楽な呼吸、空気の清浄化等の作用を付与することが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の殺菌脱臭装置の実
施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3に、本
発明の殺菌脱臭装置の一実施例を示す。
【0012】この殺菌脱臭装置は、蝶番によリ連結する
ことにより、開放可能に形成した合成樹脂又は金属製の
上部ケース1及び下部ケース2から構成した筺体内に収
納されるように構成されている。
【0013】そして、上部ケース1には、その表面に露
出するように、吸入空気用フィルタ3と太陽電池4を配
設し、その内部に、紫外線ランプ5及びオゾンランプ6
をワンタッチで着脱できるように保持するランプホルダ
21,22に並設するようにするとともに、上部ケース
1を開放したとき自動的に電源が切れるようにするため
に下部ケース2の内部に配設した安全スイッチ18の操
作片19を突設するようにする。また、上部ケース1の
前面には、この殺菌脱臭装置の操作を行うための電源ス
イッチ12、電源表示灯13、紫外線ランプ5の点灯時
間調整スイッチ14及び紫外線ランプ5の点灯表示灯1
5並びにオゾンランプ6の点灯時間調整スイッチ16及
びオゾンランプ6の点灯表示灯17を配設するようにす
るとともに、紫外線ランプ5及びオゾンランプ6を用い
て殺菌及び脱臭することにより清浄化した空気を排出す
るスリット状の空気排出口20を形成するようにする。
【0014】また、下部ケース2には、その内部に、2
台(台数はこれに限定されない。)の送気用ファン7、
制御用プリント基板8、多数の通気孔を形成した立体構
造の光触媒フィルタ9、マイナスイオンを発生する鉱石
を含有するフィルタ10及び蓄電池11を配設するよう
にする。そして、制御用プリント基板8には、上部ケー
ス1を開放したとき自動的に電源が切れるようにするた
めの安全スイッチ18を、上部ケース1の内部に突設し
た操作片19に対向するように配設するようにする。
【0015】この場合において、送気用ファン7は、そ
の回転羽根7aの表面に紫外線の反射効率の高いメッキ
や塗料を施すようにしたり、回転羽根7aの材質を紫外
線の反射効率の高い材料で構成するようにしている。こ
れにより、紫外線ランプ5から光触媒フィルタ9とは逆
方向に照射された紫外線が、紫外線ランプ5を挟んで光
触媒フィルタ9とは反対側に配置した送気用ファン7の
回転羽根7aに当たり、回転羽根7aが回転することと
相俟って、紫外線を光触媒フィルタ9の方向に向けて乱
反射させ、多数の通気孔を形成した立体構造の光触媒フ
ィルタ9の深部にまで紫外線を届かせることが可能とな
り、殺菌及び脱臭効率を高めることができるものとな
る。
【0016】また、光触媒フィルタ9は、図4に示すよ
うに、紙、不織布等の担体に二酸化チタン、好ましく
は、アナターゼ型二酸化チタンを担持させたもので、ハ
ニカム構造等の多数の通気孔を形成した立体構造にする
ことにより、紫外線ランプ5の点灯時には、空気中に含
まれている有機物を光触媒作用である酸化還元反応によ
り分解を行うようにし、また、オゾンランプ6の点灯時
には、有機物の分解と併せて余剰オゾンの分解を行い安
全性を向上するようにしている。
【0017】マイナスイオンを発生する鉱石を含有する
フィルタ10は、基材として、例えば、不織布を使用
し、その繊維には、希土類元素を含む鉱石を200メッ
シュ以下に粉砕し、セラミック塗料を混合して作られて
いる。原料となる鉱石には、トルマリン(電気石)を始
め、微量の放射線を放出するトリチウムが含まれたもの
を用いることができ、マイナスイオン発生量は、このフ
ィルタ10、1枚当たり(約400cm2)の通過空気
で、8,000個/cm3程度になる。このように、光
触媒フィルタ9を通過した空気を、マイナスイオンを発
生する鉱石を含有するフィルタ10を通して室内に排出
することにより、マイナスイオンが人体に与えるといわ
れている不安や憂鬱の解消、識別力の向上、熟睡、楽な
呼吸、空気の清浄化等の作用を付与することができるも
のとなる。
【0018】また、電源スイッチ12、紫外線ランプ5
の点灯時間調整スイッチ14及びオゾンランプ6の点灯
時間調節スイッチ16には、動作寿命や操作性の観点か
らタッチセンサ式のスイッチを採用することが望まし
い。
【0019】次に、この殺菌脱臭装置の動作の一例を説
明する。この殺菌脱臭装置は、自動車側の電源(DC1
2−24V)、商用電源(交流100〜115V。専用
アダプタ(図示省略)を使用)等の外部電源又は蓄電池
11から供給された電力により運転することができる。
この場合、蓄電池11には、太陽電池4のほか、自動車
側の電源、商用電源等によって適宜充電が行われるよう
に構成する。
【0020】そして、電源スイッチ12をONにする
と、送気用ファン7が回転し、この殺菌脱臭装置を設置
した、自動車室内、一般住居室内等の対象室内で発生す
る汚染された空気が、吸入空気用フィルタ3を介するこ
とによって、微細なダスト分を除去されてから、殺菌脱
臭装置内に吸入される。
【0021】殺菌脱臭装置内に吸入された空気は、その
全量が制御用プリント基板8を配設した箇所を通過する
ように殺菌脱臭装置内の空気流路を構成し、これによ
り、制御用プリント基板8上の電源回路用及ランプ点
灯用インバータ等の発熱を伴う素子を強制的に冷却する
ようにする。
【0022】制御用プリント基板8を冷却した空気は、
紫外線ランプ5及オゾンランプ6を配設した箇所を通
過するとき、紫外線ランプ5又はオゾンランプ6から光
の照射を受ける。
【0023】そして、紫外線ランプ5の点灯時には、空
気中に存在するバクテリア等の殺菌が行われるととも
に、紫外線ランプ5の発生する紫外線と光触媒フィルタ
9による酸化還元反応により空気中に存在する悪臭物質
の分解による脱臭が行われる。この場合において、送気
用ファン7の回転羽根7aの表面を紫外線を反射する構
造とするようにしているため、紫外線ランプ5から光触
媒フィルタ9とは逆方向に照射された紫外線が、紫外線
ランプ5を挟んで光触媒フィルタ9とは反対側に配置し
た送気用ファン7の回転羽根7aに当たり、回転羽根7
aが回転することと相俟って、紫外線を光触媒フィルタ
9の方向に向けて乱反射させ、多数の通気孔を形成した
立体構造の光触媒フィルタ9の深部にまで紫外線を届か
せることが可能となり、殺菌及び脱臭効率を高めること
ができる。
【0024】また、オゾンランプ6の点灯時には、その
発生する光の波長によリ空気はオゾンヘと変化し、空気
中に存在するバクテリア等の殺菌及び空気中に存在する
悪臭物質の酸化分解による脱臭が行われる。
【0025】その後、光触媒フィルタ9を通過した空気
は、マイナスイオンを発生する鉱石を含有するフィルタ
10を通って、上部ケース1の前面に形成したスリット
状の空気排出口20から室内に排出されるが、マイナス
イオンを発生する鉱石を含有するフィルタ10を配設す
ることにより、マイナスイオンが人体に与えるといわれ
ている不安や憂鬱の解消、識別力の向上、熟睡、楽な呼
吸、空気の清浄化等の作用を付与することができる。
【0026】ところで、紫外線ランプ5とオゾンランプ
6の点灯周期(点灯時間)は、紫外線ランプ5の点灯時
間調整スイッチ14及びオゾンランプ6の点灯時間調節
スイッチ16により調節することができる。この調節
は、殺菌脱臭装置の使用目的、すなわち、主として殺菌
目的の場合には、紫外線ランプ5の点灯時間調整スイッ
チ14を、紫外線ランプ5の点灯表示灯15を確認しな
がら、また、主として脱臭目的の場合には、オゾンラン
プ6の点灯時間調節スイッチ16を、オゾンランプ6の
点灯表示灯17を確認しながら、それぞれ操作すること
により、その点灯周期を長く設定することができる。な
お、オゾンランプ6の点灯時には、その発生する光の波
長によリ空気はオゾンヘと変化し、空気中に存在するバ
クテリア等の殺菌及び空気中に存在する悪臭物質の酸化
分解による脱臭が行われるが、このオゾンは、その強力
な酸化カにより、ある濃度以上に達すると、特に、人体
に対して好ましいものではないとされている。したがっ
て、この殺菌脱臭装置を使用するに当たっては、紫外線
ランプ5とオゾンランプ6の点灯周期の設定を、使用環
境を十分考慮して行う必要がある。この場合、点灯表示
灯15,17による点灯周期の表示は、点滅パルス数の
変化や複数の発色が可能な発光ダイオードを利用するこ
とにより行うことができる。
【0027】なお、本実施例の殺菌脱臭装置において
は、点灯表示灯15,17を、紫外線ランプ5及びオゾ
ンランプ6の寿命警告表示にも利用するようにしてい
る。すなわち、制御盤用プリント基板8上に配設した水
晶発振子等の発振パルスを、同じく制御盤用プリント基
板8上に配設したCPU(中央演算装置素子)により処
理を行い、各ランプ5,6の点灯時間を演算して予め設
定された点灯時間に達すると寿命とみなし、点灯表示灯
15,17を、例えば、赤色に点灯し、各ランプ5,6
の交換の警告を行うようにする。また、制御盤用プリン
ト基板8上には、タッチセンサ式のリセットスイッチ
(図示省略)を配設し、このリセットスイッチを操作す
ることにより、ランプ交換の際の点灯時間カウントをリ
セットすることができるようにしている。また、同様
に、電源表示灯13は、CPUの異常表示警告にも利用
するようにしている。
【0028】また、制御盤用プリント基板8上に配設し
た安全スイッチ18は、吸入空気用フィルタ3の清掃や
紫外線ランプ5及びオゾンランプ6の交換の際に、上部
ケース1を開放すると、上部ケース1の内部に突設した
操作片19が、この安全スイッチ18と離れ、内部の高
電圧回路を遮断する構造となっている。
【0029】次に、太陽電池4、蓄電池11等の機能に
ついて説明する。特に、この殺菌脱臭装置を自動車に搭
載した場合、自動車室内の容積や人が存在する時間等か
ら推察し、人体に対する安全性の観点からオゾンの放出
量が少ないことが望ましい。しかしながら、自動車の場
合、タバコ臭や自動車走行中に流入してくる窒素酸化物
x)等の汚染物質を除去する必要があり、これら
の汚染物質の分解にはオゾンによる酸化分解による脱臭
を利用するのが効率的である。このため、本実施例の殺
菌脱臭装置においては、自動車走行中、すなわち、人が
自動車室内に存在している場合には、紫外線ランプ5の
点灯時間調整スイッチ14及びオゾンランプ6の点灯時
間調節スイッチ16により、紫外線ランプ5に比較して
オゾンランプ6の点灯周期を比較的短時間に設定するよ
うにする。そして、人が自動車室内に存在しなくなった
場合には、殺菌脱臭装置は、自動車側からの電力の供給
の停止を検出して、自動的に、太陽電池4及蓄電池1
1から電力の供給を受けるように切り替えるとともに、
オゾンランプ6のみの点灯モードに設定し、発生するオ
ゾンにより、空気中に存在するバクテリア等の殺菌及び
空気中に存在する悪臭物質の酸化分解による脱臭を行う
ようにする。なお、このオゾンランプ6のみの点灯モー
ドは、太陽電池4の稼働効率によりその時間は異なる
が、蓄電池11のみから電力の供給を受けると仮定した
場合には、蓄電池11の容量から約1.5時間の連続運
転が可能である。そして、蓄電池11は、太陽電池4の
ほか、自動的に、再度自動車を運転した場合に、自動車
側の電源によって充電が行われるようにするとともに、
点灯モードを通常モード、すなわち、予め紫外線ランプ
5の点灯時間調整スイッチ14及びオゾンランプ6の点
灯時間調節スイッチ16により設定されている点灯モー
ドに切り替わるようにする。
【0030】本発明の殺菌脱臭装置は、このように、自
動車室内、一般住居室内、例えば、家庭、病室、ホテル
の室内等に設置することにより、対象室内で発生する汚
染された空気を、紫外線ランプ5及びオゾンランプ6を
用いて、効率よく殺菌及び脱臭することにより清浄化す
ることができるものであるが、この殺菌脱臭装置を、商
用電源(交流100〜115V)等の外部電源を常に利
用できる場所に設置する場合には、太陽電池4や蓄電池
11は不要となり、これによリ装置のコストを低廉にす
ることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の殺菌脱臭装置によれば、紫外線
ランプを挟んで、送気用ファン及び多数の通気孔を形成
した立体構造の光触媒フィルタを配置するとともに、送
気用ファンの回転羽根の表面を紫外線を反射する構造と
なし、該回転羽根の回転により、光触媒フィルタと逆方
向に照射された紫外線を光触媒フィルタに向けて乱反射
するようにしているので、紫外線ランプから光触媒フィ
ルタとは逆方向に照射された紫外線が、紫外線ランプを
挟んで光触媒フィルタとは反対側に配置した送気用ファ
ンの表面を紫外線を反射する構造とした回転羽根に当た
り、回転羽根が回転することと相俟って、紫外線を光触
媒フィルタの方向に向けて乱反射させ、多数の通気孔を
形成した立体構造の光触媒フィルタの深部にまで紫外線
を届かせることが可能となる。これにより、殺菌及び脱
臭効率を高めることができ、装置を小形化しても十分な
清浄効果を得ることができるため、自動車室内、一般住
居室内等の比較的小規模な場所に設置して使用すること
が可能な殺菌脱臭装置とすることができる。
【0032】また、紫外線ランプにオゾンランプを並設
し、紫外線ランプとオゾンランプとを選択的に点灯する
ようにすることにより、紫外線ランプによる殺菌作用、
紫外線ランプと光触媒フィルタによる脱臭作用に加え、
オゾンランプによる殺菌及び脱臭作用により、一層殺菌
及び脱臭効率を高めることができる。
【0033】また、空気送出部にマイナスイオンを発生
する鉱石を含有するフィルタを配設するようにすること
により、マイナスイオンが人体に与えるといわれている
不安や憂鬱の解消、識別力の向上、熟睡、楽な呼吸、空
気の清浄化等の作用を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の殺菌脱臭装置の一実施例で、上部ケー
スを閉じた状態を示す斜視図である。
【図2】同上部ケースを開放した状態を示す斜視図であ
る。
【図3】同動作状態(上部ケースを透視した状態)を示
す斜視図である。
【図4】光触媒フィルタを示し、(a)は正面図、
(b)は側面図である。
【符号の説明】
1 上部ケース 2 下部ケース 3 吸入空気用フィルタ 4 太陽電池 5 紫外線ランプ 6 オゾンランプ 7 送気用ファン 8 制御用プリント基板 9 光触媒フィルタ 10 フィルタ 11 蓄電池 12 電源スイッチ 13 電源表示灯 14 点灯時間調整スイッチ(紫外線ランプ用) 15 点灯表示灯(紫外線ランプ用) 16 点灯時間調整スイッチ(オゾンランプ用) 17 点灯表示灯(オゾンランプ用) 18 安全スイッチ 19 操作片 20 空気排出口 21 ランプホルダ 22 ランプホルダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B01J 35/02 B60H 3/00 Z B60H 3/00 F24F 3/16 F24F 1/00 B01D 53/36 J 3/16 F24F 1/00 371Z (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61L 9/00 - 9/22 B01D 53/34 - 53/96

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線ランプを挟んで、送気用ファン及
    び多数の通気孔を形成した立体構造の光触媒フィルタを
    配置するとともに、前記送気用ファンの回転羽根の表面
    を紫外線を反射する構造となし、該回転羽根の回転によ
    り、光触媒フィルタと逆方向に照射された紫外線を光触
    媒フィルタに向けて乱反射するようにしたことを特徴と
    する殺菌脱臭装置。
  2. 【請求項2】 紫外線ランプにオゾンランプを並設し、
    紫外線ランプとオゾンランプとを選択的に点灯するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の殺菌脱臭装置。
  3. 【請求項3】 空気送出部にマイナスイオンを発生する
    鉱石を含有するフィルタを配設するようにしたことを特
    徴とする請求項1又は2記載の殺菌脱臭装置。
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CN105465898A (zh) * 2014-09-03 2016-04-06 中国科学院城市环境研究所 光触媒空气净化器

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