JP3091100U - フードプロセッサのカッター及び該カッターを具えたフードプロセッサ - Google Patents

フードプロセッサのカッター及び該カッターを具えたフードプロセッサ

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JP3091100U
JP3091100U JP2002003975U JP2002003975U JP3091100U JP 3091100 U JP3091100 U JP 3091100U JP 2002003975 U JP2002003975 U JP 2002003975U JP 2002003975 U JP2002003975 U JP 2002003975U JP 3091100 U JP3091100 U JP 3091100U
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cutter
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晋益 黄
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亜弘電科技股▲ふん▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】食物に対する切断が効率よく行われるフードプ
ロセッサのカッターを提供する。 【解決手段】カッターは、モータに連繋する回転中心軸
20の上端部から下方外向きに傾斜した攪拌板21と、該攪
拌板21の上方にて回転中心軸20上に設けられた複数枚の
カッター板22、24を具えている。各カッター板22、24間
には、隔離部23を設けて互いに高さ位置を違えており、
攪拌板21によって押し上げられた食物Aが第1のカッタ
ー板22にて切られた後に、再度上方のカッター板24によ
って切られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、フードプロセッサのカッター及び該カッターを具えたフードプロセ ッサに関わるものである。特に2つのカッター板間に適当な高さ間隔を設けたこ とにより、食物に対する切断力が強く、切断効果が高いものに関わる。
【0002】
【従来の技術】
ジュースを作ったり、或いは食物を細かく切る為のフードプロセッサ(3)は、 図9に示すように、モータ収納室(30)上に食物が入れられるケース(31)を載置し て構成され、モータ収納室(30)内にはモータMが設けられる。モータMの回転軸 (35)は、ケース(31)の下面を通ってケース(31)内に突出し、該回転軸(35)の先端 部にカッター(1)が取り付けられる。 ケース(31)に食物Aを入れて、ケース(31)の上面開口を蓋(32)にて覆う。モー タMに通電して、カッター(1)を回転させて、食物Aを切断する。
【0003】 このカッターに於ける公知例として、図10に示すようなカッター(1)がある 。 該カッター(1)の中央部には、回転中心軸(10)が下方に延びており、フードプ ロセッサのモータに連動して回転する。該回転中心軸(10)の上端部には、攪拌板 (11)が設けられており、該攪拌板(11)の両端部は下方外向きに約45度折れ曲が って、斜面(110)を形成している。攪拌板(11)の上には、周縁部に歯形の切り刃( 13)を有する2つのカッター板(12)(12)が設けられ、両カッター板(12)(12)は1 枚のカッター板(12)の厚みだけ、互いに高さ位置を違えている。 使用の際には、モータによって該カッター(1)が回転する。攪拌板(11)の斜面 (110)がフードプロセッサ内で切られる食物Aを先ず上方に押し上げ、続いて該 食物Aは攪拌板(11)の上方にて、互いに高さ位置を違えて設けられた2つのカッ ター板(12)(12)によって切断される(図11、図12参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述のような公知構造に於けるフードプロセッサのカッターに於いて は、以下のような欠点がある。 先ず、切り刃(13)は歯形を呈していることで、食物は多少切られ易くはなって いるが、切れ易さの程度は真っ直ぐな刃のものと比べて稍切れやすい程度であり 、尚、改善の余地がある。 更に2枚のカッター板(12)(12)の高さは、1枚のカッター板(12)の厚み分しか ずれていない。従って、攪拌板(11)によって押し上げられた食物は、下側のカッ ター板(12)によって切られた後に、更に押し上げられると、上側のカッター板(1 2)を超えてしまう。即ち、上側のカッター板(12)によって再度切られずに通り過 ぎるから、カットされる効率が悪い。 本考案の目的は、食物に対する切断が効率よく行われるフードプロセッサのカ ッターを提供することにある。
【0005】
【課題を解決する為の手段】
フードプロセッサのカッターは、モータに連繋する回転中心軸(20)と、該回転 中心軸(20)の上端部から下方外向きに傾斜した攪拌板(21)と、該攪拌板(21)の上 方に設けられ回転中心軸(20)に沿って、互いに高さ位置を違えている複数枚のカ ッター板(22)(24)を具え、各カッター板(22)(24)は、先端部が鋭利な波状の切り 刃(220)(240)を具えている。各カッター板(22)(24)の高さ位置の差は、カッター 板(22)(24)の厚みよりも大きい。 カッター板(22)(24)間には、隔離部(23)を設けてカッター板(22)(24)の厚みよ りも大きい距離が形成され、攪拌板(21)によって押し上げられた食物は、下側の カッター板(22)で切られた後に、再度上側のカッター板(24)で切られる。
【0006】
【作用及び効果】
本考案によると、切り刃の形状を先端部が鋭利な波状に形成したことにより、 従来に比して更に切れやすくなる。また、隔離部により2枚のカッター板間の高 さ位置の差が従来に比して開くことにより、食物がより効率よく切られる。
【0007】
【考案の実施の形態】
図1は、本例に関わるカッター(2)の斜視図であり、図2はその断面図である 。カッター(2)は、中央部に下向きに延びる回転中心軸(20)を具え、該回転中心 軸(20)は、フードプロセッサ内のモータに連動して、カッター(2)が回転する。 該回転中心軸(20)の上端部には、攪拌板(21)が設けられており、攪拌板(21)は下 方外向きに約45度傾斜した斜面(210)を具えている。 回転中心軸(20)上にて、攪拌板(21)の上方には、第1カッター板(22)が設けら れており、該カッター板(22)の切り刃(220)は、図3及び図4に示すように、き ちんと揃って並んでいる歯形ではなく、鋸の刃のように先端が鋭利で波形を呈し ている。
【0008】 攪拌板(21)上には更に、カッター板(22)(24)の厚みよりも大きい高さの隔離部 (23)が設けられ、該隔離部(23)の上に図5及び図6に示す第2カッター板(24)が 設けられる。第2カッター板(24)は、第1カッター板(22)と同様に、不揃いで先 端が鋭利な波形を呈した切り刃(240)を具える。両カッター板(22)(24)間には、 カッター板(22)(24)の厚みよりも大きい高さの差があるから、図7に示すように 、カッター(2)が回転駆動されると、カッター板(22)(24)の切り刃(220)(240)が 食物Aに対してカマを振ったような強大な切断力を与え、公知構造のカッターよ りも遙かに優れた切断効果が得られる。
【0009】 また、両カッター板(22)(24)間は、隔離部(23)によって間隔が空けられている から、図7及び図8に示すように、カッター(2)が回転駆動されると、攪拌板(2 1)が食物Aを押し上げ、第1カッター板(22)が食物Aを切る。食物Aは更に押し 上げられて、続けて第2カッター板(24)により切られる。これにより、食物Aの 種類を選ばず、素早く切断ができる。
【0010】 上記実施例の説明は、本考案を説明するためのものであって、実用新案登録請 求の範囲に記載の考案を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又 、本考案の各部構成は上記実施例に限らず、実用新案登録請求の範囲に記載の技 術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案におけるカッター全体の斜視図である。
【図2】図1のカッターの断面図である。
【図3】第1カッター板の平面図である。
【図4】第1カッター板を斜め上から見た斜視図であ
る。
【図5】第2カッター板の平面図である。
【図6】第2カッター板を斜め上から見た斜視図であ
る。
【図7】本考案の実施例において、食物Aが切断される
様子を示す図である。
【図8】本考案の実施例において、食物Aが切断される
様子を示す図である。
【図9】従来のフードプロセッサの正面断面図である。
【図10】公知のカッターの斜視図である。
【図11】図10におけるカッターの動作を示す側面図
である。
【図12】図10におけるカッターの動作を示す側面図
である。
【符号の説明】
A 食物 (1) カッター (10) 回転中心軸 (11) 攪拌板 (12) カッター板 (2) カッター (20) 回転中心軸 (21) 攪拌板 (22) 第1カッター板 (23) 隔離部 (24) 第2カッター板 (110) 斜面 (210) 斜面 (220) 切り刃 (240) 切り刃

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータに連繋する回転中心軸(20)と、該
    回転中心軸(20)の上端部から下方外向きに傾斜した攪拌
    板(21)と、該攪拌板(21)の上方に設けられ回転中心軸(2
    0)上で互いに高さ位置を違えている複数枚のカッター板
    (22)(24)を具え、 各カッター板(22)(24)は、先端部が鋭利な波状の切り刃
    (220)(240)を具えたことを特徴とするフードプロセッサ
    のカッター。
  2. 【請求項2】 回転中心軸(20)と、該回転中心軸(20)の
    上端部から下方外向きに傾斜した攪拌板(21)と、該攪拌
    板(21)上に設けられた隔離部(23)と、該隔離部(23)の下
    面に設けられた第1カッター板(22)と、隔離部(23)の上
    面に設けられた第2カッター板(24)とを具え、隔離部(2
    3)の高さはカッター板(22)(24)の厚みよりも大きく形成
    され、 各カッター板(22)(24)は、先端部が鋭利な波状の切り刃
    (220)(240)を具えたことを特徴とするフードプロセッサ
    のカッター。
  3. 【請求項3】 モータに連繋する回転中心軸(20)と、該
    回転中心軸(20)の上端部から下方外向きに傾斜した攪拌
    板(21)と、該攪拌板(21)の上方に設けられ回転中心軸(2
    0)に沿って、互いに高さ位置を違えている複数枚のカッ
    ター板(22)(24)を具え、カッター板(22)(24)の間隔は、
    カッター板(22)(24)の厚みよりも大きく形成され、 各カッター板(22)(24)は、先端部が鋭利な波状の切り刃
    (220)(240)を有するカッターを具えたフードプロセッ
    サ。
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