JP3090993B2 - 二重床根太用三本脚 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【技術分野】本発明は、ＯＡ用などの床に適した二重床
を支持するための根太を支える脚部材に関する。

【０００２】

【従来技術】従来、ＯＡ用などの床に適した二重床を支
持するための根太を支える脚部材としては、ハット型根
太のコの字型部分に嵌合する形式の一本脚やハット型根
太のつば部分をくわえこむ形式の一本脚などが知られて
いるが、いずれも根太の揺れなどに対して安定性の面で
充分満足できるものではなかった。また、この種の一本
脚を相互に連結した二本脚も試みられたがこれも充分な
ものではなかった。

【０００３】

【目的】本発明の目的は、根太方式のＯＡ床において根
太の揺れを防止することのできる二重床根太用三本脚を
提供する点にある。

【０００４】

【構成】本発明は、ハット型根太のコの字型部分に嵌合
するハット型の鋼部材、該部材の下側にあってそれと一
体になって十字状またはＴ字状に固定された鋼部材およ
び前記十字状またはＴ字状鋼部材における三脚取付位置
として安定な個所に取付けられた三脚よりなることを特
徴とする二重床根太用三本脚に関する。本発明において
は、前記鋼部材の両端近傍に、隣接する他の二重床根太
用三本脚と連結部材をもって結合しうる手段を付設する
ことが好ましい。前記連結部材をもって結合しうる手段
としては、前記鋼部材の両端近傍に前記連結部材をボル
トナットゃネジなどで固定する手段や両者を嵌合させる
手段あるいは溶接、接着などがある。また、第一の鋼部
材ともいうべきハット型鋼部材に固定されるいわば第二
の鋼部材は、板状、中空角柱状あるいはハット型状など
いろいろの形状の者を使用することができる。

【０００５】

【実施例】図面を参照して実施例を説明するが、本発明
はこれに限定されるものではない。図２ないし４は、本
実施例の二重床根太用三本脚の斜視図、正面図および平
面図である。第一の鋼部材１および第二の鋼部材２とし
ていずれも寸法２０×５０×２００ｍｍ、厚さ２．３ｍ
ｍの亜鉛メッキ鋼板を使用した。ボルトナット６は、第
一の鋼部材１と第二の鋼部材２とを接合させるものであ
る。ボルトナットのかわりに溶接をすることもできる。
脚部材は、高さ調節機能を有するものを少なくとも三本
のうち一本は使用することがのぞましく、本実施例で
は、三本ともネジ棒を使用した。図１で示すハット型根
太は、前記本実施例の二重床根太用三本脚の第一の鋼部
材１のコの字型の部分に嵌合させる。嵌合後は、必要に
応じてボルトナットなどで固定することができる。隣接
する他の二重床根太用三本脚と連結部材をもって結合す
るため、第二の鋼部材２の端部にストリンガ穴を設け、
隣接する他の二重床根太用三本脚と連結したところその
安定度は一層向上した。

【０００６】

【効果】本発明の構造により、脚を三本とすることがで
きたので、構造上もっとも安定な形となり、揺れに対し
て極めて強い二重床根太用三本脚を提供することができ
た。また、鋼部材の両端近傍に、隣接する他の二重床根
太用三本脚と連結部材をもって結合しうる手段を付設し
た場合には、その安定度は一層向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】ハット型根太の斜視図である。

【図２】本実施例の二重床根太用三本脚の斜視図であ
る。

【図３】本実施例の二重床根太用三本脚の正面図であ
る。

【図４】本実施例の二重床根太用三本脚の平面図であ
る。

【符号の説明】

１ 第一の鋼部材 ２ 第二の鋼部材 ３ 脚部材 ４ ストリンガ穴 ５ ハット型根太（第一の鋼部材に嵌合できる寸法であ
る） ６ ボルトナット

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ハット型根太のコの字型部分に嵌合する
   ハット型の鋼部材、該部材の下側にあってそれと一体に
   なって十字状またはＴ字状に固定された鋼部材および前
   記十字状またはＴ字状鋼部材における三脚取付位置とし
   て安定な個所に取付けられた三脚よりなることを特徴と
   する二重床根太用三本脚。
2. 【請求項２】 前記鋼部材の両端近傍に、隣接する他の
   二重床根太用三本脚と連結部材をもって結合しうる手段
   を付設してなる請求項１記載の二重床根太用三本脚。