JP3089355B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3089355B2
JP3089355B2 JP02154321A JP15432190A JP3089355B2 JP 3089355 B2 JP3089355 B2 JP 3089355B2 JP 02154321 A JP02154321 A JP 02154321A JP 15432190 A JP15432190 A JP 15432190A JP 3089355 B2 JP3089355 B2 JP 3089355B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カラーファクシミリや画像通信装置等にお
いて、N値画像をM値画像(M>N)に復元する画像処
理装置に関する。
[従来の技術] 従来のファクシミリ装置等においては、主に白黒画像
通信が行われており、カラー画像通信に関しては、高性
能なカラープリンタがない現状ではほとんど行われてい
なかった。
従って、カラー画像通信を行う上で問題となる技術も
把握されていない状態で、2値画像を多値画像に変換す
る技術や回路構成については、ほとんど検討されていな
いのが実情である。
[発明が解決しようとする課題] 従って、従来の多値復元のための処理としては、実際
のハードウェアではもてない程の大きなテーブルを使用
することが考えられたり、動作スピードの考慮がなされ
ていなかったり、さらに他の画像処理との組合せにより
初めて生じてくる障害等は全く把握されていなかった。
例えば、2値カラー画像を受信側で高性能カラープリ
ンタに出力する場合には、カラープリンタの現像剤に合
わせたマスキング処理やMTF補正等、様々な画像処理を
施した後に出力しないと、高性能カラープリンタの性能
を生かし切れない。しかし、2値化画像のまま画像処理
しても、十分な効果が得られず、文字の解像度劣化等の
悪影響が生じる可能性がある。
本発明は、有効にN値画像をM値画像(M>N)に復
元することができる画像処理装置を提供することを目的
とする。
[課題を解決する手段] 本発明は、N値カラー画像データをM値カラー画像デ
ータ(N<M)に復元する画像処理装置において、複数
色成分によって構成されるN値カラー画像データをシリ
アルに点順次に入力する入力手段と、上記入力手段によ
り入力されたN値カラーデータを、1ライン毎に遅延し
て出力する複数ライン遅延手段と、上記複数ライン遅延
手段が複数ラインパラレルに出力したN値カラー画像デ
ータの中から、同じ色成分のデータを取り出すことによ
って複数画素の同じ色成分のデータを得、この得られた
複数画素の同じ色成分のデータを用いて、上記M値カラ
ー画像データに復元する手段であって、上記複数色成分
ごとに異なる特性の復元テーブルを用いて上記複数画素
の同じ色成分の画像データを復元する復元手段とを有す
る画像処理装置である。
[実施例] 第1図は、本発明の第1実施例を示すブロック図であ
る。
この実施例による画像処理装置は、入力2値画像デー
タの3×3ウィンド内のドットパターンからテーブルを
参照して多値化を行うものである。
そして、この画像処理装置の処理部には、1024×2ビ
ットで画像データのライン単位の遅延に用いるFIFO100
と、画素単位の遅延を行うラッチ列101〜104と、第2図
に示すようなフイルタリングを行う複数のテーブルを格
納したROM105と、このROM105の出力データをラッチする
ラッチ106とが設けられている。
このような画像処理装置において、外部より受信され
た2値画像データは、まず、FIFO100に入力される。
FIFO100では、1ライン分の遅延が行われ、計3ライ
ン分のデータが3ブロックのラッチ列101〜104に入力さ
れ、隣接する3×3画素のデータが取り出されてROM105
のアドレスとして与えられ、その結果、8ビットデータ
が得られる。
本実施例では、2値データとして、R、G、B、X
(黒データ)の各色成分データを、シリアルに処理部に
入力することから、ラッチ列102〜104には、R、G、
B、Xの各色成分データが1ビットずつ順に並んでラッ
チされている。従って、ラッチ列102〜104から4ビット
おきにデータを取り出すことにより、同じ色成分でかつ
連続する3×3画素の2値データが取り出されることに
なる。
また、ROM105は、文字モード、中間調モード、文字/
中間調混在モードなどに応じて、パターンSEL信号で多
値復元テーブルを切り換えることが可能である。
たとえば、中間調モードでは、第2図(a)のテーブ
ル、文字/中間調混在モードでは、第2図(b)のテー
ブル、そして文字モードでは、第2図(c)のテーブル
というように、各画像特性を重視したフィルタの選択を
行う。
なお、第2図(a)のテーブルは、滑らかな多値画像
再現が可能であり、第2図(b)のテーブルでは、滑ら
かな階調性と文字等のエッジ保存性を同時に満たすこと
が可能である。また、第2図(c)のテーブルでは、文
字等のエッジを全く劣化させずに出力することが可能
で、疑似中間調処理の2値画像でも、そのまま出力する
ものである。
さらに、ROM105では、各テーブルにデータをパスさせ
るスルー機能を持たせている。
また、本実施例では、各色成分毎に2値から多値に変
換(復元)する値は、ほとんど差がないことから、各色
成分ともに共通のテーブルを使用することにより、テー
ブル容量の削減を実現している。
なお、各色成分毎に多値復元テーブルを変えたい場合
には、パターンSEL信号にカラー切換用の2ビットを付
加し、多値復元テーブルを画素毎に切り換えれば実現で
きる。その場合は、2ビットの各対応する4つのテーブ
ルに色毎の多値復元データを書込む。
さらに、カラーファクシミリ等に本機能を組み込んだ
場合には、送信側で文字モード、中間調モード、文字/
中間調混在モード等のモードを設定すれば、送受信間の
プロトコルにより受信側が信号を受けてパターンSEL信
号により多値復元テーブルの切り換えが可能となる。
なお、このようなモードの指定が送受信間のプロトコ
ルにより指定されない場合には、受信側の判断により設
定しても良い。
以上のような構成において、ROM105の多値復元テーブ
ルを混在モードにしておけば、エッジ部、中間調部とも
に良く再現できるが、主に文書画像を重視したければ、
文字モードを選ぶことにより、解像度劣化は防げる。ま
た、常に中間調モードに設定しておけば、多値化の際に
階調性が重視され、多値に復元された画像に対して、マ
スキング処理や階調変換等の処理をする場合に非常に有
効である。
第3図は、本発明の第2実施例を示すブロック図であ
る。
上記第1実施例の構成では、FIFO100に、R、G、
B、Xの各色成分の画素を点順次に格納するが、FIFO30
0の前段および後段に、第3図に示すシリアル/パラレ
ル変換部301およびパラレル/シリアル変換部302、302
を設ければ、FIFO300を、256×4×2すなわち256×8
ビットタイプのものとすることができ、短いアドレス長
で処理することができる。
まず、R、G、B、BKの順に点順次に入力されるシリ
アル2値データは、タイミング調整用のディレイ304お
よびシリアル/パラレル変換部301に入力される。
シリアル/パラレル変換部301では、点順次の画像デ
ータを並列に同時タイミングで出力し、各データはライ
ンバッファであるFIFO300の入力端子DI0〜DI3に入力さ
れ、1ライン分の遅延が行われ、出力端子DO0〜DO3に出
力される。この出力データは、さらにFIFO300の入力端
子DI4〜DI7に入力され、再び1ライン分の遅延が行わ
れ、計2ライン分遅延して出力端子DO4〜DO7に出力され
る。
このようにして垂直方向に連続する3ライン分のデー
タが得られるが、FIFO300の出力(D00〜D03、D04〜D0
7)は、再びR、G、B、Xのパラレル状態から時間的
にシリアルに変換され、1ビットの信号として出力され
る。
これら1ライン目から3ライン目の画像データは、第
1実施例と全く同じように、ラッチ102〜104に入力さ
れ、ROM105において多値画像復元処理が行われる。
結果として8ビットデータ幅で短いアドレス長のFIFO
300により処理できる。
第4図は、本発明の第3実施例を示すブロック図であ
る。
上述の実施例では、ROM105をLUT(ルックアップテー
ブル)として用いたが、第4図はRAMを使った場合の構
成例を示している。
この場合には、CPUからRAMに多値復元データを書き込
む制御動作が必要である。
第1実施例と同様にして生成された連続する3×3の
2値画像データQ0〜Q8は、セレクタ(SEL)400に入力さ
れる。また、セレクタ400にはCPUからのCPUアドレスが
入力される。そして、セレクタ400の2つの入力のうち
のどちらかが選択されてRAM401のアドレスに供給され、
多値データが出力される。
通常の多値画像復元時には、2値画像データQ0〜Q8が
セレクタ400より出力されて、RAM401より多値復元デー
タが出力されるが、CPUにより多値復元データをRAM401
に書き込む場合には、まずCPUからの書き込み信号CPUWR
とRAM401のセレクト信号CSとが“1"となり、ゲート402
より“0"が出力される。
ゲート402の“0"出力は、セレクタ400の選択制御端子
S、RAM401のリードライト端子WRおよびバッファ(BU
F)403の出力許可端子OE(負論理)に入力される。この
ときセレクタ400は、CPUアドレスを選択して出力し、RA
M401はリード状態から書き込み状態となる。これと同時
に、CPUのデータ線であるCPUデータがバッファ403を介
して出力され、RAM401のデータ線に供給されるので、CP
UからのデータがRAM401に書き込まれることになる。
また、さらに他の実施例としては、上記第1実施例と
同様の処理を、5×5のウィンサイズで行なうことも可
能である。ただしこの場合は参照する画素が25画素にな
るので、単一のメモリではテーブルを構成できない。そ
こで、積和演算を用いて処理する構成と、テーブルをい
くつかのメモリに分離して処理する構成の2つの実施例
について説明する。
(1)積和演算を用いて処理する構成 第5図は、5×5の25画素をシフトする回路を示すブ
ロック図である。
この構成は、上記第1実施例における3×3のウィン
ドサイズの場合の構成を単純に拡張したものである。こ
れは積和演算を用いて処理する構成でも、テーブルをい
くつかのメモリに分離して処理する構成でも共通に用い
る。
また、積和演算を行なう回路は、積部と和部に分かれ
ている。
第6図は、積部の構成を示すブロック図である。
この積部を構成する25個のレジスタ(REG)は、4ビ
ット程度の出力をもち、CPUからフィルタ係数を書き込
めるようになっている。そして、STの入力が“0"の時の
み“0"を出力し、“1"の場合は、予め設定された係数を
出力する。
第7図は、和部の構成を示すブロック図である。この
和部は、24個の加算器(ADD)と1個の割り算器から構
成される。
第1実施例と同様に、第5図に示すFIFO501は、1ラ
イン分の遅延を行うもので、遅延されたデータは再びFI
FO501に入力され、さらに1ライン分の遅延を繰り返
し、結果として1ライン〜4ライン分の遅延したデータ
が得られる。
そして、これらの遅延データを遅延されないデータと
合せて垂直方向に連続するよう、5ラインのデータがラ
ッチでタイミング調整された後、それぞれ4ビットシフ
トレジスタに入力される。4ビットシフトレジスタは、
1ビットのラッチ値が直列に4つ入っており、画素クロ
ックに同期して1画素ずつ転送される。従って、ラッチ
から出力されるデータが点順次(画素順次)にR、G、
B、Xと変るのに同期して、25個の4ビットシフトレジ
スタ全てが同時にR、G、B、Xと変わり、同じ属性の
色同士で、かつ垂直、水平方向に連続する5×5画素の
2値画像データがCLR11〜CLR55に得られ、画素クロック
毎にR、G、B、Xが点順次に出力される。
シフト部で取り出された25画素データCLR11〜CLR55
は、積部の各レジスタのST端子に入力される。
各レジスタには、予めCPUによりフィルタ係数が書き
込まれており、2値データの“0"、“1"とフィルタ係数
の積をとり、2値画像データが“0"の場合は、“0"を出
力し、2値画像データが“1"の場合はフィルタ係数その
ものを出力する(REG11〜REG55)。
その後、和部で全ての和をとり、割り算器でダイナミ
ックレンジの調整をする。
すなわち、和部では、上記REG11〜REG55の和が演算さ
れ、割り算器で除算される。
割り算器で割る値は、nビットの多値画像を復元する
場合、CPUよりレジスタにセットした係数の合計がmで
あるとすれば、m/2nとなる。
n=8ビットとし、フィルタ係数が全て“1"なら、割
り算器で25/28=1/10.24の値で除算つまり10.24倍の積
算を行う。
オペレーションパネルからの指示や、通信開始時のネ
ゴシエーションによって、転送画像が中間調画像か文字
画像かが判別できれば、それに応じてCPUから積部のレ
ジスタの値を変更することによって、ウィンドサイズを
3×3にすることもできる。
すなわち、5×5の中心3×3以外の係数を“0"に
し、割り算器の値をそれに合わせて変更する。
第8図は、マスキングの係数の例を示す模式図であ
る。
すなわち、第8図(a)のような3×3のフィルタに
すれば、第8図(b)のフィルタよりも、文字画像の多
値復元に有利であり、反対に第8図(b)のフィルタを
選択すれば、多値による中間調再現の点で性能が高い。
さらに、第8図(c)のフィルタを選択すれば、入力
の2値データがそのまま出力され、解像度の劣化が生じ
ない。なお、第2図(c)のフィルタも全くこれと同じ
もので、出力を8ビットとすれば、“0"、“255"以外に
得られず、2値画像の多値画像復元処理はキャンセルし
たことと同様になる。
(2)テーブルをいくつかのメモリに分離して処理する
構成 第9図は、テーブルをいくつかのメモリに分離した例
を示す模式図である。
この構成では、第5図のシフト部からのCLR11〜CLR55
の25個の1ビットデータを、CLR1〜CLR23、CLR24〜CLR4
1およびCLR42〜CLR55の、それぞれ8ビット、8ビット
および9ビットに分け、テーブルのアドレスとして与え
る。そして、その結果を加算し、ダイナミックレンジを
合わせ、多値画像データを得る。
この構成でもテーブルセレクタ信号によってテーブル
を切換えることで、ウィンドサイズを3×3にも5×5
にもできる。
各テーブルには、例えば2値画像データCLR11〜CLR23
が入力されているテーブルでは、第10図に示すフィルタ
のうち、フィルタf1〜f23と画像データとの積和の値 が書き込まれている。
ただし、(n,m)={(1,1)、(1,2)、(1,3)、
(1,4)、(1,5)、(2,1)、(2,2)、(2,3)}であ
る。
実際にフィルタリングで求める積和演算は、 である。
ただし、n=1〜5、m=1〜5であるので、3つの
テーブルの和を2つの加算器ADDにより加算演算すれ
ば、求めるフィルタリング演算ができる。
第9図の割り算器における割り残係数は、求める多値
画像データがpビットで、フィルタ係数の和がqビット
ならば、q/2Kである。
fnmの数値を自由に設定することにより、3×3のフ
ィルタにも5×5のフィルタにもなる。
また、フィルタ中心付近のフィルタ係数の値を大き目
にとり、周辺付近の値を比較的小さな値にすれば、文字
や線画等の解像度の劣化を極力防ぎながら多値画像復元
が可能になる。
LUT(ルックアップテーブル)は、ROMで構成してもRA
Mで構成しても良く、ROMの場合は第9図に示すように、
テーブルセレクタなる選択線を設けて切換えれば、複数
のフィルタの演算内容を同時に記憶格納することが可能
である。
上記実施例では、文字モード、中間調モード、混在モ
ードに応じて、多値画像復元用フィルタの種類を切換え
ることが可能であるが、第11図に示すように、多値画像
復元のための多値変換部1の後に、輝度から濃度への変
換のための対数変換部3やプリンタの現像剤の不要吸収
部分の補正のための色補正部2またはガンマ変換のため
のガンマ変換部4を有する場合について説明する。
この場合には、文字モードのときに、第2図(c)ま
たは第8図(c)に示すような、解像度劣化のないフィ
ルタを用いるが、同時に出力は“0"、“255"(8ビット
復元時)となり、中間調の再現ができなくなる。しかし
この場合、多値変換部1では、文字等の解像度の保存を
第1目的としているために、多値復元時に“0"、“255"
となることは好ましい。
ところが、多値変換部の出力の後で、対数変換、色補
正、ガンマ変換等の処理があると、折角の“0"、“255"
が他の値に変ってしまい、最高濃度、最低濃度の幅、す
なわちダイナミックレンジが狭くなり、文字や線画の再
現性が劣化する。しかも、文字が7色カラーの場合に
は、色あいも狂ってしまう。
そこで、これを防ぐために、多値変換部1に対して入
力されている文字モードの選択を示す信号SELが、色補
正部2、対数変換部3およびガンマ変換部4の各部に入
力されていて、文字モードが選択された場合には、各部
の出力は何も処理しないで入力されたデータをそのまま
出力する。
従って、文字の白黒ダイナミックレンジや解像度等に
悪影響を及ぼさずに、プリンタ出力することが可能であ
る。
第12図は、この動作を示すフローチャートである。
まず、2値画像を受信側で受ける際に、各ページの画
像データと共に、文字画像かそれ以外の画像かの属性を
各ページ毎に受け取った後、画像データのプリントスタ
ートを行う(S0)。
次に、プリントする画像の属性が文字であるか否かを
判断し(S1)、文字以外であれば、第11図に示すSELを
“0"に設定する(S3−1)。
また、文字画像である場合には、対数補正や色補正や
ガンマ変換をパスするモードか判断し(S2)、文字画像
にかかわらず、パスしないモードならば、SELを0また
は1以外に設定する(S3−2)。また、パスするモード
であれば、SELを1に設定する(S3−3)。
そして、このような設定状態で、画像プリント動作を
はじめる(S4)。従って、第11図の多値変換部1では、
SEL=1のときに第2図(c)または第8図(c)のよ
うなフィルタを選ぶ。
また、SEL=0あるいはSEL=1以外のとき(SELが2
ビット以上の場合)は、それ以外にフィルタを選択す
る。
そして、SEL=1のときには、第11図に示す色補正部
2、対数変換部3、ガンマ変換部4は、内部でパスさ
れ、入力値がそのまま出力される。
第13図は、以上の動作でプリント画像が文字画像か否
かの属性を、画像データの送受信間のプロトコルにより
受ける動作を示す。
まず、送信側から受信側に対して受信要求を行う(S2
1)。そして、受信側が受信可能な場合には、アクノリ
ッジACKをかえして受信動作を続行し、受信不可能な場
合は、ノンアノリッジNAを返して終了する(S22)。
次に、送信側から受信側に対して、送信画像枚数を知
らせる(S23)。受信側は、送信枚数に対応する各画像
が文字画像なのか、文字画像以外であるかの属性通知を
送信側に対して要求し(S24)、送信側は、その属性を
受信側に知らせる(S25)。
ここで、受信側が送信側に対し、画像データの送信開
始を要求し(S26)、初めて画像データの送信が行われ
る(S27)。
上記S23における送信枚数の全てが送信されると、正
常終了を告げるACKが返され、異常が生じた場合は、異
常終了を示すNAが返されて終了する(S28)。
さらに、1ページ内でも領域毎にモードを切換えても
全く構わない。その領域も矩形領域であっても、その他
の形の領域であっても何ら制限するものではない。ま
た、モードの切換えは、画素毎に行っても良い。この場
合は、画素毎に切換えるための情報を画像送信側から受
けるようにしても良い。さらにこの場合、最大で2値画
像1ページにつき、1ページ分の画素に対応する切換え
情報が必要なことは言うまでもない。
さらに、画素毎の切換えでは、受信側で2値画像より
エッジ等の情報を抽出し、像域分離を行い、文字/中間
調/混在モードの切換えを行っても良い。また、送信側
で各画素に対応する切換え情報(像域分離情報)を生成
するにあたり、2値画像データから像域分離する必要性
はなく、画像送信側における2値化処理部による2値化
の前の多値画像データに対し、エッジ検出、文字検出を
行って像域分離を行えば、2値画像から像域分離した場
合と比べて非常に精度良く分離することが可能で、多値
画像復元の際に、文字のエッジ保存性と中間調の階調復
元性をより有効に両立できる。
また、像域分離の際には、文字/中間調の2種類の分
離を行い、多値復元において文字/中間調の2種類の切
換えを行っても良いし、像域分離において文字/中間調
/混在の3種類の画像に分離して多値復元において3種
類の切換えを行っても良い。さらに、像域分離におい
て、多段階の種類の分離を行い、多値復元においても、
多段階にウィンドサイズやフィルタ係数の切換えを行え
ば、より各画像性質間での処理の連続性が増して切換え
の違和感のない画像が得られる。
以上の実施例によれば、中間調画像や文字画像や混在
画像に応じて、2値画像データから多値画像データの復
元テーブル内容を切り換えたり、または書き換えたり、
ウィンドサイズをかえることにより、文字画像に対して
は解像度のエッジの劣化を小さく、または劣化を少なく
することが可能でありる。また、文字/中間調の混在画
像では、文字、線画等の解像度およびエッジ保存性と、
階調性の両方を高いレベルで実現することが可能であ
る。
さらに、カラー画像をシリアルに転送して、2値画像
から多値画像の復元を行うために、カラー毎に処理回路
を設けなくて済むという利点がある。また、多値画像復
元は色毎に復元特性がほとんど変わらないために同値画
像テーブル内容により処理すればテーブル容量の削減も
可能である。
さらに、テーブル前後の部分のみ画像データをパラレ
ルにすることにより、ラインバッファであるFIFOのアク
セススピードより早い4倍のスピードでの動作が可能に
なり、リアルタイムでのパイプライン処理でプリンタに
画像データを出力することも可能である。
また、上記実施例によれば、大きなウィンドサイズの
2値画像の処理に対してはテーブルを分割し、各テーブ
ル出力をテーブルではなく加算器により加算演算すると
いう構成により、フィルタリングの積和演算の内、積に
関する部分は全てテーブル内容に含ませ、和に関する部
分の一部をテーブル外の加算器で演算することによりテ
ーブルの分割を可能としている。
さらに、本実施例によれば、文字や線画等の解像度や
エッジの保存性を重視した文字モードを選択する場合
に、多値画像復元処理の際に完全に解像度やエッジ保存
できるフィルタを用いることができるが、この際には、
多値画像復元処理の後の各種の画像処理、すなわち色マ
スキング補正を目的とした色補正処理や対数変換処理、
ガンマ補正等の処理をパスして各処理による解像度やエ
ッジ、濃度のダイナミックレンジ等の劣化を防ぐことに
より文字、線画等における画像劣化を極力防ぐことが可
能である。
[発明の効果] 本発明によれば、複数の色成分がシリアル、点順次に
入力されるN値カラー画像信号を色成分毎にM値に復元
するに際して、簡単な構成によって効率よく出力するこ
とができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、色成分毎に異なる特性でN値
カラー画像信号を復元することができ、画質を向上させ
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例を示すブロック図であ
る。 第2図(a)〜(c)は、同第1実施例において用いら
れるフィルタリング用のテーブルを示す模式図である。 第3図は、本発明の第2実施例を示すブロック図であ
る。 第4図は、本発明の第3実施例を示すブロック図であ
る。 第5図は、本発明の第4実施例で用いられる5×5の25
画素をシフトする回路を示すブロック図である。 第6図は、同第4実施例における積和演算回路の積部の
構成を示すブロック図である。 第7図は、同第4実施例における積和演算回路の和部の
構成を示すブロック図である。 第8図(a)〜(c)は、同第4実施例で用いられるマ
スキングの係数の例を示す模式図である。 第9図は、本発明の第5実施例においてテーブルをいく
つかのメモリに分離した例を示す模式図である。 第10図は、同第5実施例で用いられるフィルタの構成を
示す模式図である。 第11図は、本発明の第6実施例を示すブロック図であ
る。 第12図は、同第6実施例における動作を示すフローチャ
ートである。 第13図は、同第6実施例において、プリント画像が文字
画像か否かの属性を、画像データの送受信間のプロトコ
ルにより受ける動作を示す模式図である。 1……多値変換部、 2……色補正部、 3……対数変換部、 4……ガンマ変換部、 100、300、501……FIFO、 101〜104……ラッチ列、 105……ROM、 301……シリアル/パラレル変換部、 302、303……パラレル/シリアル変換部、 400……セレクタ、 401……RAM。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】N値カラー画像データをM値カラー画像デ
    ータ(N<M)に復元する画像処理装置において、 複数色成分によって構成されるN値カラー画像データを
    シリアルに点順次に入力する入力手段と; 上記入力手段により入力されたN値カラーデータを、1
    ライン毎に遅延して出力する複数ライン遅延手段と; 上記複数ライン遅延手段が複数ラインパラレルに出力し
    たN値カラー画像データの中から、同じ色成分のデータ
    を取り出すことによって複数画素の同じ色成分のデータ
    を得、この得られた複数画素の同じ色成分のデータを用
    いて、上記M値カラー画像データに復元する手段であっ
    て、上記複数色成分ごとに異なる特性の復元テーブルを
    用いて上記複数画素の同じ色成分の画像データを復元す
    る復元手段と; を有することを特徴とする画像処理装置。
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