JP3084740U - 装飾ボード - Google Patents

装飾ボード

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JP3084740U
JP3084740U JP2001006119U JP2001006119U JP3084740U JP 3084740 U JP3084740 U JP 3084740U JP 2001006119 U JP2001006119 U JP 2001006119U JP 2001006119 U JP2001006119 U JP 2001006119U JP 3084740 U JP3084740 U JP 3084740U
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俊雄 松井
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株式会社松井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電報文を包装している包装体の表紙、アルバ
ムや書籍の表紙、装飾はがきなどに用いる装飾ボードに
関し、新規でより装飾性が高くかつ廃棄したり焼却した
りするときの環境汚染の心配のない装飾ボードを得る。 【解決手段】 表裏面を透明樹脂コーティングした天然
の押し花ないし押し葉を網代編の台紙の表面に貼着した
構造を備えている。網代編の台紙表面に添着された和紙
の表面に、上記透明樹脂コーティングした押し花ないし
押し葉を貼着してこの考案の装飾ボードを得ることもで
きる。押し花ないし押し葉のコーティング樹脂として生
分解性樹脂を用いることにより、廃棄する際の環境汚染
の問題を回避できる。この考案の装飾ボードは、電報文
の包装体の表紙や、複数の枚葉紙を綴じてなる書籍ない
し文具の表紙として用いることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、祝電や弔電等の電報文を包装している包装体の表紙、アルバムや 書籍の表紙、文箱の表面、装飾はがきなどに用いる装飾ボードに関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
装飾ボードにはボード本体となる台紙の種別やどのような態様で装飾を現すか により、非常に多くの種類のものが従来から用いられている。台紙となるボード は、一般に厚紙、木板、金属板などであり、これらの上に布帛を添着したものも 用いられている。装飾模様は、染料や顔料を台紙の表面に印写することにより行 われることが多いが、紙片や布片、折り紙、天然の押し花ないし押し葉、地塗り の塗膜に貼着した金属粉や金属箔などで形成することも一般的に行われている。
【0003】 一方、竹、葦、桧などの細長い薄板材を縦横に編んだ網代編は、箱や笊、壁掛 の一部などに用いられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
装飾ボードの装飾材料として天然の押し花ないし押し葉を用いることは、従来 も行われていたが、この場合のボードの台紙は紙を用いていた。この考案は、新 規でより装飾性が高く、かつ廃棄したり焼却したりするときの環境汚染の心配の ない装飾ボードを得ることを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案の装飾ボードは、表裏面を透明樹脂コーティング3した天然の押し花 2ないし押し葉4を網代編の台紙1の表面に貼着した構造を備えている。この場 合、網代編の台紙表面に添着された和紙5の表面に、上記透明樹脂コーティング した押し花ないし押し葉を貼着してこの考案の装飾ボードを得ることもできる。
【0006】 押し花2ないし押し葉4は、複数種の複数枚を組み合わせて配置することがで きる。この場合、押し花ないし押し葉の切片を適宜組み合わせて用いることで、 種々の態様のより豊かな装飾模様を表すことができる。更に、押し花2ないし押 し葉4のコーティング樹脂として生分解性樹脂を用いることにより、廃棄する際 の環境汚染の問題を回避できる。
【0007】 この考案の装飾ボードは、単独でも用いることができるが、電報文の包装体の 表紙や、複数の枚葉紙を綴じてなる書籍ないし文具の表紙として用いることがで きる。
【0008】 網代網の台紙に和紙を添着して押し花ないし押し葉を貼着したものは、上記表 紙としてのほか、絵葉書としても用いられる。
【0009】 押し花ないし押し葉をコーティングする透明樹脂としては、エチレンビニルア ルコール共重合樹脂(EVOH)又はポリ乳酸などの熱可塑性の生分解性樹脂を 用いるのが好ましい。生分解性樹脂には、 (1) ポリ乳酸、化学合成樹脂(脂肪族ポリエステル系、ポリビニルアルコール (PVA)、エチレンビニルアルコール共重合樹脂(EVOH))などの熱可塑 性樹脂 (2) キトサンなどの熱硬化性樹脂 (3) その他の澱粉、セルロース及び木材からの生分解や微生物の作るポリマー があるが、熱可塑性系の生分解性樹脂を用いるのが好ましい。
【0010】 常法により製造した押し花ないし押し葉の両面にこれらの樹脂をコーティング し、網代編の台紙にホットプレスすることにより、押し花ないし押し葉を網代編 の台紙表面に貼着する。
【0011】 また、はがきなどとして用いられる装飾ボードは、網代編の台紙で和紙を漉く ことにより、台紙表面に和紙層を形成し、その和紙層の上に前記と同様な方法で 透明樹脂コーティングした押し葉ないし押し葉を貼着する。
【0012】 このようにして得られた装飾ボードは、自然の素材で編組みされた網代台紙の 素朴な美観を備えた表面に、天然の押し花や押し葉による模様が付与されるので 、自然志向の優美な装飾ボードが得られる。また、天然の素材を用いており、押 し花や押し葉をコーティングする樹脂としてとうもろこしなどの自然の有機物を 材料とする生分解性樹脂を用いることにより、廃棄したときに微生物分解され、 焼却したときにも有害ガスを生じない装飾ボードを提供できる。
【0013】 この考案の装飾ボードは、書籍の表紙、アルバムなどの枚葉紙を綴じてなる文 具の表紙や箱の表面の装飾等に用いることができるほか、廃棄による環境汚染の 問題を生じないから、電報文の包装体の表紙やギフトカードの包装体の表紙など 、廃棄される可能性の高い包装用品の装飾にも用いることができるという特徴が ある。
【0014】
【考案の実施の形態】
図1及び図2は、この考案の第1実施例を示す図で、図1は斜視図、図2は断 面図である。この第1実施例の装飾ボードは、杉の薄板を細く切ったものを編ん だ網代編の台紙1に、小菊や桔梗の花の押し花2や菊の葉の押し葉の切片4を貼 着して装飾模様を形成したものである。この押し花2や押し葉4は、図2に誇張 して示すように、押し花ないし押し葉2、4の表裏面に透明なEVOH樹脂3な どを浸漬や塗布によってコーティングしたあと乾燥し、それを網代台紙1上にホ ットプレスすることにより貼着されているものである。
【0015】 図3及び図4は、この考案の第2実施例を示す図で、図3は斜視図、図4は断 面図である。この第2実施例の装飾ボードは、第1実施例と同様な網代編の台紙 1でパルプ液を漉くことにより、表面に和紙の層5を形成した後、第1実施例と 同様な方法により、表裏面を透明樹脂コーティングした押し花ないし押し葉2、 4を和紙5上に貼着したものである。
【0016】 上記のようにこの第2実施例の和紙5は、予め漉いた和紙を接着剤等で貼着し たものではなく、台紙1自体を漉き網としてパルプ液を漉くことにより、台紙1 上に添着されたものである。
【0017】 図5は電報文の包装体の表紙として用いられるこの考案の装飾ボードの一実施 例を示したもので、包装体6の表紙7に窓8を設け、この窓部分に押し花ないし 押し葉2、4で形成した装飾模様が現れるように、表紙7の裏面側に第1実施例 の装飾ボード9を貼付し、その裏に表紙の裏紙を貼って装飾ボード9の裏面を隠 したものである。
【0018】 また、図6は図5と同様な構造をアルバムの表紙として用いた例を示したもの で、その表紙7の構造は、図5のものと同じである。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したこの考案によれば、天然の植物を素材にした従来にない優美な装 飾ボードを得ることができ、押し花ないし押し葉をコーティングする樹脂として 生分解性樹脂を用いたものは、その材料がすべて天然の素材となるので、廃棄や 焼却の際に環境汚染物質を生じない。
【0020】 また、天然の木竹や草花を用いるので、各地域毎に特徴のある素材を用いて、 種々の趣を持った多種多様な装飾ボードが得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の装飾ボードの斜視図
【図2】図1の装飾ボードの要部を誇張して示す断面図
【図3】第2実施例の装飾ボードの斜視図
【図4】図3の装飾ボードの要部を誇張して示す断面図
【図5】包装体の表紙に用いた装飾ボードの例を示す斜
視図
【図6】アルバムの表紙に用いた装飾ボードの例を示す
斜視図
【符号の説明】
1 網代編の台紙 2 押し花 3 透明樹脂コーティング層 4 押し葉の切片 5 和紙の層 6 包装体 7 表紙 8 切抜き窓 9 装飾ボード

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏面を透明樹脂コーティングした天然
    の押し花ないし押し葉を網代編の台紙表面に貼着してな
    る、装飾ボード。
  2. 【請求項2】 押し花及び複数枚の押し葉の切片が貼着
    されている、請求項1記載の装飾ボード。
  3. 【請求項3】 表裏面を透明樹脂コーティングした天然
    の押し花ないし押し葉を網代編の表面に添着された和紙
    を介して貼着した、請求項1又は2記載の装飾ボード。
  4. 【請求項4】 コーティング樹脂が熱可塑性の生分解性
    樹脂である、請求項1、2又は3記載の装飾ボード。
  5. 【請求項5】 電報文の包装体の表紙として用いられて
    いる、請求項1、2、3又は4記載の装飾ボード。
  6. 【請求項6】 複数の枚葉紙を綴じてなる書籍ないし文
    具の表紙として用いられている、請求項1、2、3又は
    4記載の装飾ボード。
  7. 【請求項7】 絵葉書として用いられる、請求項3記載
    の装飾ボード。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010249203A (ja) * 2009-04-14 2010-11-04 Nsk Ltd 機械部品及び転がり軸受
KR101426205B1 (ko) 2013-07-24 2014-08-04 양정인 나무판을 이용한 누름꽃 나무엽서 제작방법 및 그 나무엽서
JP2016168709A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 杉野 宣雄 カードの製造方法

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