JP3796661B2 - 貼絵 - Google Patents

貼絵 Download PDF

Info

Publication number
JP3796661B2
JP3796661B2 JP2002322033A JP2002322033A JP3796661B2 JP 3796661 B2 JP3796661 B2 JP 3796661B2 JP 2002322033 A JP2002322033 A JP 2002322033A JP 2002322033 A JP2002322033 A JP 2002322033A JP 3796661 B2 JP3796661 B2 JP 3796661B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
pattern
punching
cloth
plastic film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002322033A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004155008A (ja
Inventor
一毅 若林
Original Assignee
一毅 若林
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 一毅 若林 filed Critical 一毅 若林
Priority to JP2002322033A priority Critical patent/JP3796661B2/ja
Publication of JP2004155008A publication Critical patent/JP2004155008A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3796661B2 publication Critical patent/JP3796661B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Toys (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、特に専門的な技術を要さずに、ある程度の知識と手順を備えることによって立体的で且つ見栄えのする作品を創作でき、趣味としても充分に楽しむことができる貼絵に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の貼絵は、芸術家が創作した美術作品、あるいは児童教材用として使用される予め輪郭が線引きされた台紙の上に輪郭線に沿って色紙を切って貼りつけて所定の絵柄を形成するものや、佐賀錦布片を貼りつけるもの(特開昭63−43796)、紬絣貼絵の製造法(特開昭56−37198)、貼絵の色を布帛に転写染色するもの(特開昭52−59791)、色ステッカーを貼りつける色ステッカー貼り絵(特開昭61−111798)が既に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記の貼絵の類は何れも平板状の紙布片を台紙に貼りつけて所望の絵柄を表現してなるもので、この種の貼絵は油絵や水彩画とは違う独特の雰囲気を表現することが可能ではあるが、平板状の紙布片を貼りつけただけで立体感に乏しい欠点を有する。また、適宜形状に裁断した平板状の紙布片を用いており、素材の用意に手間がかかる上、細かい模様を出すことが難しいという欠点があった。
【0004】
そこで、前記のような欠点を解消するために、この発明はパンチ装置により適宜模様や色合いの布または紙等の薄片に円形の孔をあけることによって得た適宜模様や色合いのパンチくずを用いるものであり、これを所望の絵柄を表現するよう絵柄に合わせて貼絵台に配置・貼着するとともに、その表面に上記絵柄の輪郭線を表示した透明ないし半透明のトレーシングペーパーまたはプラスチックフィルムを貼付することによって、立体感と美感に特に優れ、また、独特の風合いを備えた貼絵を提供することを目的とする。得た貼絵は、美的装飾品としても、はがきやうちわ等の実用品としても優れた価値を有するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、この発明の貼絵は、パンチ装置により適宜模様や色合いの布または紙等の薄片に円形の孔をあけることによって得た適宜模様や色合いのパンチくずを用い、その片面に接着剤を塗布して、風景、人物、動植物等所望の絵柄を表現するよう絵柄に合わせて貼絵台に配置・貼着することで絵柄の美観を向上させるとともに、その表面に上記絵柄の輪郭線を表示した透明ないし半透明のトレーシングペーパーまたはプラスチックフィルムを貼付したことを特徴とするものである。
【0006】
この発明の貼絵は、前記貼絵台が、和紙等を用いたはがき等の郵送のための用紙、うちわや扇子用の台紙、色紙用台紙、その他の模様を施されて使用する台紙類であることをも特徴とするものである。
【0009】
この発明に係る貼絵は、前記のように構成されているので、パンチくずの重ね貼りの状態によって、所望の絵柄に微妙な配色を施すことができ、しかもパンチくずが浮き上がり、または沈んで見える結果、絵柄全体の立体感が際立つ作用をなす。
【0010】
また、パンチくずの重ね貼りの状態によって所望の絵柄に微妙な配色を施し、しかも所望の絵柄の輪郭線を描いた透明ないし半透明のトレーシングペーパーまたはプラスチックフィルムを施して、これらのパンチくずからなるあいまいな輪郭線を明確なものとすることにより、パンチくずの重ね貼りとトレーシングペーパーまたはプラスチックフィルムの輪郭線の両者があいまって、独特の風合いの、美感をより向上させた貼絵を提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の代表的な実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1はこの発明の代表的な夏の風物の絵柄(かき氷とその暖簾)を表現した貼絵をはがきに適用した実施例を示す正面図、図2は貼絵台にパンチくずを所望の絵柄に沿って貼り付けた状態の正面図、図3は所望の絵柄の輪郭線を描いたトレーシングペーパーまたはプラスチックフィルムの正面図である。
【0012】
図1において、1はこの発明のかき氷とその暖簾を表現した実施例に係る貼絵の全体を示す。11は和紙を素材とするはがき類からなる貼絵台で、その表面には適宜模様や色合いのパンチくず12が所望の絵柄に沿って重ね貼りされている。ここで用いられるパンチくず12は、板状部材に円形の孔をあけるためのパンチ装置により、適宜模様や色合いの布または紙等の薄片に孔をあけることによって得たものである。
【0013】
上記布または紙等の薄片としてはパンチ装置が適用できるものであれば種類を問うものではないが、新聞紙や新聞の折込広告、あるいは適当な厚さと大きさの市販の折り紙用紙、また障子紙、奉書紙などの和紙、ラッピングペーパー、画用紙などの厚手の洋紙類ばかりでなく、トイレットペーパーから段ボールまでの種々の紙類、布類やプラスチックシート、金属板、革、海苔等を用いることができる。前記の上記布または紙等の薄片をパンチ装置で穴あけした後、パンチくずを回収して素材となるパンチくずを得た。もちろん、パンチくずを得た後に各片に着色してもよい。
【0014】
貼絵台11は、ある程度の保形性を有する限りにおいて、前記和紙等を用いたはがき等の郵送のための用紙、うちわや扇子用の台紙、色紙用台紙、その他の模様を施されて使用する台紙類が使用でき、素材も紙、合成紙、合成樹脂製のフィルムやシート等であってもよい。
【0015】
図中13は、上記パンチくず12上に貼付される透明ないし半透明のトレーシングペーパーまたはプラスチックフィルムであり、その表面には所望の絵柄の輪郭線14が手作業や印刷、プリンタ等を用いて描かれている。また、このトレーシングペーパーまたはプラスチックフィルム13は、予め色彩を施しておくことができる。
【0016】
次に、この発明の貼絵を作成する手順について、パンチくず12を用いた場合を例にとって説明する。予め、適宜模様や色合いの布または紙等の薄片をパンチ装置で穴あけした後、パンチくずを回収して素材となるパンチくずを得ておく。そして先ず、布地や和紙を使って貼絵台11を作成し、得ようとする絵柄の構成に基づいて、予めパンチくず12を貼る位置を示す下絵を鉛筆等で描く。そして図2のように、パンチくず12をその裏面に接着剤を塗布して前記貼絵台11の所定の位置に貼りつける。
【0017】
その後、図3に示すように絵柄全体を覆うように、裏面に接着剤を塗布したトレーシングペーパーまたはプラスチックフィルム13を貼りつける。このようにして、得ようとする絵柄の構成に基づいてパンチくず12を貼り、その上から絵柄に沿った輪郭線を描いたトレーシングペーパーまたはプラスチックフィルム13を貼付すれば、パンチくず12とトレーシングペーパーまたはプラスチックフィルム13の素材の相乗効果、またパンチくず12による絵柄とトレーシングペーパーまたはプラスチックフィルム13の絵柄に沿った輪郭線の相乗効果があいまって、得た貼絵1は従来のものにない趣きを備えたものとなる。
【0018】
【発明の効果】
この発明に係る貼絵は、パンチ装置により適宜模様や色合いの布または紙等の薄片に円形の孔をあけることによって得た適宜模様や色合いのパンチくずを用いるものであり、これを所望の絵柄を表現するよう絵柄に合わせて貼絵台に配置・貼着するとともに、その表面に上記絵柄の輪郭線を表示した透明ないし半透明のトレーシングペーパーまたはプラスチックフィルムを貼付することによって、立体感と美感に特に優れ、また、独特の風合いを備えた貼絵を提供することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の代表的な夏の風物の絵柄(かき氷とその暖簾)を表現した貼絵をはがきに適用した実施例を示す正面図である。
【図2】貼絵台に例えばパンチくずを所望の絵柄に沿って貼り付けた状態の正面図である。
【図3】所望の絵柄の輪郭線を描いたトレーシングペーパーまたはプラスチックフィルムの正面図である。
1 貼絵
11 貼絵台
12 パンチくず
13 トレーシングペーパーまたはプラスチックフィルム
14 輪郭線

Claims (2)

  1. パンチ装置により適宜模様や色合いの布または紙等の薄片に円形の孔をあけることによって得た適宜模様や色合いのパンチくずを用い、その片面に接着剤を塗布して、風景、人物、動植物等所望の絵柄表現するよう絵柄に合わせて貼絵台に配置・貼着することで絵柄の美観を向上させるとともに、その表面に上記絵柄の輪郭線を表示した透明ないし半透明のトレーシングペーパーまたはプラスチックフィルムを貼付したことを特徴とする貼絵。
  2. 前記貼絵台が、和紙等を用いたはがき等の郵送のための用紙、うちわや扇子用の台紙、色紙用台紙、その他の模様を施されて使用する台紙類であることを特徴とする請求項1に記載の貼絵。
JP2002322033A 2002-11-06 2002-11-06 貼絵 Expired - Fee Related JP3796661B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002322033A JP3796661B2 (ja) 2002-11-06 2002-11-06 貼絵

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002322033A JP3796661B2 (ja) 2002-11-06 2002-11-06 貼絵

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004155008A JP2004155008A (ja) 2004-06-03
JP3796661B2 true JP3796661B2 (ja) 2006-07-12

Family

ID=32802334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002322033A Expired - Fee Related JP3796661B2 (ja) 2002-11-06 2002-11-06 貼絵

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3796661B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8748691B2 (en) 2006-10-16 2014-06-10 The Procter & Gamble Company Three-dimensional printed article
KR100842172B1 (ko) 2008-01-11 2008-06-27 이승오 폐지나 폐책을 이용한 회화의 제작방법
NO339059B1 (en) * 2015-02-16 2016-11-07 Jle As Method for stabilizing grounds
CN113787862A (zh) * 2021-08-16 2021-12-14 南京嘉美服饰辅料有限公司 一种利用废料生产的商标及其生产方法和生产设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004155008A (ja) 2004-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6163991A (en) Machine-foldable display having superimposed, spaced-apart image panels
US20140034210A1 (en) Customizable gift wrap
US6010338A (en) Magnetic frame kit
US6099928A (en) Multipurpose transparency mat cards
US7971721B1 (en) Decorative christmas gift wrap kit and method
KR100780747B1 (ko) 입체감을 갖도록 하는 액자 및 그 제작방법
JP3796661B2 (ja) 貼絵
KR100577513B1 (ko) 입체 모형 장식 물품
CN1970317A (zh) 层叠状立体画的制作工艺
CN201736555U (zh) 一种能够自由组装的相册
RU2474499C2 (ru) Способ изготовления картинки и набор для изготовления картинки
US8622741B2 (en) Form-based artwork kits
CN2312131Y (zh) 自助贺卡
JP6059129B2 (ja) 装飾加工シートおよび装飾加工シートの製造方法
JP4018098B2 (ja) 飾り用シート,装飾ケース,装飾付きカード及び飾り用シートの製作方法
CN203511023U (zh) 竹木艺术雕刻贺卡
TWM284552U (en) A booklet with function of hanging decoration
CN2250870Y (zh) 沙画卡
JP3021116U (ja) 立体感と色彩を蘇生するメジをもつ貼り絵
JP3126733U (ja) しおり
JP3055712U (ja) 祝儀袋
JP3179829U (ja) 袋体
RU63742U1 (ru) Книга-конструктор
JP3182983U (ja) 化粧素材付き印刷用紙
JP3030352U (ja) 写真アルバム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050701

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20050701

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050909

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20051027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051031

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060208

R155 Notification before disposition of declining of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R155

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 6

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 6

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 6

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 6

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150428

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees