JP3084496U - 木造建築物における柱・土台締結構造とその締結金具 - Google Patents

木造建築物における柱・土台締結構造とその締結金具

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JP3084496U JP2001005848U JP2001005848U JP3084496U JP 3084496 U JP3084496 U JP 3084496U JP 2001005848 U JP2001005848 U JP 2001005848U JP 2001005848 U JP2001005848 U JP 2001005848U JP 3084496 U JP3084496 U JP 3084496U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁体骨組が水平力を受けた場合においても、
柱が土台から浮き上がることのない強固な柱・土台締結
構造とその締結金具によって、木造建築物の耐震性およ
び耐風性の向上を図る。 【解決手段】 当接板材aと底部材bとが側面略L形を
なして一体な締結金具Bが、上記当接板材aを柱Aの側
面に当接するとともに、上記底部材bを土台に乗載し、
上記当接板材aの係止片cが、柱Aの側面の凹処に嵌合
係止し、上記当接板材aのボルト挿込み孔とこれに一致
する柱Aのボルト貫通孔に緊締ボルト26を挿通し、そ
れにナット27を螺合し緊締し、上記底部材bのボルト
挿込み孔20とこれに一致する土台のボルト貫通孔24
に緊締ボルト24を挿通するとともに、それにナット
25を螺合し緊締してなる木造建築物における柱・土台
締結構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、木造建築物における柱・土台締結構造とその締結金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
木造建築物において、柱と横架材(梁および土台等)で形成される方形の壁体 骨組は、その対角線の位置に斜材すなわち筋交いを組み入れることによって、壁 体面の水平力に対する抵抗力を増し、当該建築物に耐震性および耐風性を付与し ている。
【0003】 その筋交いは、水平力を受ける方向によって圧縮力または引張力を受けること になるが、そのときに、折れたり、曲がり出たりしない材料が採用され、また、 端部が外れないように軸部骨組すなわち柱または/および横架材に強固に締結さ れているものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
今例えば、図12に示すように、土台1,柱2〜4および梁5からなる壁体骨 組において、筋交い6,7が中央の柱3に対し対称にハの字形に配置されている 場合、すなわち、筋交い6が土台1,柱2−梁5,柱3間に、また、筋交い7が 土台1,柱4−梁5,柱3間に組み入れられている場合において、水平力が、矢 印8方向、すなわち柱4側から2側へ加わわるとすると、筋交い7は引張力を受 け、また、筋交い6は圧縮力を受けながら、その筋交い6が、下端の土台1,柱 2との締結部を支点に、上端の梁5,柱3との締結部に円弧運動をさせて、上記 矢印8方向に回動しようとする。
【0005】 このため、柱3,4には、これを土台1から浮かせようとする力が作用するこ とになり、このことが、土台1,柱2〜4および梁5からなる上記壁体骨組の抵 抗力を低減させる。 もちろん、柱2〜4は、土台1に対して切り刻み,穿孔,接着等の従来手段に よって立設されてはいるが、かかる立設構造では、上記のような場合の浮き上が りを阻止するのに不十分であることが多い。
【0006】 本考案は、上記構成のような壁体骨組においても、水平力を受けた場合におい て、柱が土台から浮き上がることのない強固な柱・土台締結構造とその締結金具 を提供し、これによって、木造建築物の耐震性および耐風性の向上を図ろうとす るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本考案木造建築物における柱・土台締結構造は、 (1)当接板材aと底部材bとが側面略L形をなして一体な締結金具Bが、上記 当接板材aを柱Aの側面に当接するとともに、上記底部材bを土台に乗載し、 (2)上記当接板材aの係止片cが、柱Aの側面の凹処に嵌合係止し、 (3)上記当接板材aのボルト挿込み孔とこれに一致する柱Aのボルト貫通孔に 緊締ボルト26を挿通し、それにナット27を螺合し緊締し、 (4)上記底部材bのボルト挿込み孔20とこれに一致する土台のボルト貫通孔 24に緊締ボルト24を挿通し、それにナット25を螺合し緊締してなる。
【0008】 請求項2記載の本考案木造建築物における柱・土台締結構造は、 (1)当接板材aと底部材bとが側面略L形をなして一体な複数個の締結金具B が、各々の当接板材aを柱Aの複数の側面に当接するとともに、各々の底部材b を、当接板材aが当接する柱Aの上記各側面に対向する土台10〜10に乗 載し、 (2)上記各当接板材aの各係止片cが、柱Aの複数の側面において上下に異な る位置の凹処13〜13に嵌合係止し、 (3)上記柱Aの対向する側面に当接する二つの当接板材aの各ボルト挿込み孔 15〜15とこれに一致する柱Aのボルト貫通孔14〜14とが、それ ぞれ上下に異なり、それらに挿通した緊締ボルト26が、上下に異なる位置に配 置されナット27を螺合し緊締し、 (4)上記底部材bのボルト挿込み孔20とこれに一致する土台のボルト貫通孔 24に緊締ボルト24を挿通するとともに、それにナット25を螺合し緊締し てなる。
【0009】 上記において、上記柱Aは、それに一対の筋交いをハの字形に対称に配置して なる構成の壁体骨組におけるものであってもよいこと明らかである。
【0010】 係止片cは、当接板材aに対し溶接等により固定するものの他に、当接板材a に取付け孔16〜16を上下に所要の間隔で列設し、それの任意のものに係 止片cを取り付けるものとしてもよい。
【0011】 また、締結金具Bの上記当接板材aと底部材bとの間に補強結合片23を溶接 設立することや、上記底部材bのボルト挿込み孔20を設けた底板21に起立壁 22を設けることは、実施上好適である。
【0012】 請求項7記載の本考案締結金具は、 (1)柱Aの側面に当接する当接板材aと土台に乗載する底部材bとが、側面略 L形をなして一体であること、 (2)上記当接板材aが、柱Aの側面の凹処に嵌合係止する係止片cを備え、か つ、柱Aのボルト貫通孔に一致するボルト挿込み孔を設けていること、 (3)上記底部材bが、土台のボルト貫通孔24に一致するボルト挿込み孔2 0を備えてなる。
【0013】 上記において、係止片cは、当接板材aに対し溶接等により固定するものの他 に、当接板材aに取付け孔16〜16を上下に所要の間隔で列設し、それの 任意のものに係止片cを取り付けるものとしてもよい。
【0014】 また、上記当接板材aと底部材bとの間に補強結合片23を溶接設立すること や、上記底部材bのボルト挿込み孔20を設けた底板21に起立壁22を設けて なることは、実施上好適である。
【0015】 さらに、当接板材aと底部材bを、当初から一体成形するか、あるいは各別に 製作した後で溶接等により一体化するかは、製造コスト等を勘案し適宜選択して よいことである。
【0016】
【考案の実施の形態】
図1〜7は、本考案の1実施形態に係る木造建築物における柱・土台締結構造 とその締結金具を示す。
【0017】 Aは、十字状に交差する土台10〜10の交差部11に従来公知の手段す なわち切り刻み,穿孔,接着等により立設した横断面正方形状の柱である。 この柱Aには、前述の図12の壁体骨組における筋交い6,7と同じように、 一対の筋交いをハの字形に対称に配置されている(図示省略)。
【0018】 その柱Aは、上記土台10〜10に対向する側面12〜12に、いず れもその位置を上下に異にする横長角形の凹処13〜13を掘削形成してい る。 これによって、すなわち、同じ高さのところに2以上の凹処を形成しないこと によって、柱Aの同じ高さのところに生じる欠損部分を少なくし、該部分におけ る強度が低下するのを極力回避できる。
【0019】 また、柱Aは、たがいに反対側になる側面12と12、12と12の 間に、それぞれ上下2本のボルト貫通孔14と14、14と14を穿設 形成している。 これらのボルト貫通孔14〜14は、たがいに上下位置を異にするととも に、上記凹処13〜13ともその上下位置を異にしている。 これによって、すなわち、同じ高さのところに2以上の凹処やボルト貫通孔を 形成しないことによって、柱Aの同じ高さのところに生じる欠損部分を少なくし ているものである。
【0020】 Bは上記柱Aと土台10〜10とを締結するのに使用する締結金具である 。 その締結金具Bは、柱Aの側面12〜12の一つに当接する当接板材aと 土台10〜10の一つに乗載固定する底部材bとからなる、側面略L形で一 体なものである。 本実施形態では、この締結金具Bを、当接板材aと底部材bを各別に作製した 後、これらを溶接等で接合してL形に一体化したものを示した。 しかし、この締結金具Bは、後述のように、当接板材aと底部材bを当初から 一体成形することもできること明らかで(図11)、いずれによるかは、必要個 数および製造コスト等の観点から適宜選択するとよいことである。
【0021】 15〜15は、当接板材aの縦中心線上に所要の間隔で列設したボルト挿 込み孔で、柱Aの上記ボルト貫通孔14〜14と同じ列設間隔をなしている 。 16〜16は、当接板材aの縦中心線の側方に上下方向に所要の間隔で列 設した取付け孔で、縦中心線の側方左右対称位置に2個ずつ配置されている。
【0022】 cは係止片で、それは、柱Aの上記凹処13〜13に嵌入する大きさの横 長角形をなすとともに、一側面に左右一対の小ボルト17を突設してなり、その 一対の小ボルト17を、上記取付け孔16〜16のうちの任意の段のものに 挿通し、ナット18で緊締することにより、当接板材aの背面の所要の高さのと ころに自由に固定できるようにしてある。なお、19は当接板材aに設けた釘孔 である。
【0023】 上記底部材bは、ボルト挿込み孔20を設けた底板21の周囲に起立壁22を 設けてなり、その底板21と当接板材aとの間に、補強結合片23を溶接設立し ている。 このように、底部材bは、単に底板21のみからなるのではなく、その周囲に 起立壁22を設けていることにより、その強度を著しく高くしている。
【0024】 なお、図5に示すように、上記起立壁22または補強結合片23に、透孔22 または23を開設しておくと、その起立壁22または補強結合片23に、周 囲に架設する適宜の部材を連結するのに利用できるから便利である。
【0025】 上記構成の締結金具Bにより土台10〜10の交差部11に柱Aを締結施 工するには、次のようにする。
【0026】 まず、4個の締結金具Bの各当接板材aの背面に、係止片cを、それぞれ取付 け孔16〜16を異にして取り付ける。すなわち、係止片cの固定高さを4 種にした4個の締結金具B〜Bを用意する。
【0027】 そして、上記係止片cを対応する凹処13〜13に嵌入させながら、その 4個の締結金具B〜Bを、土台10〜10に乗載する。 これにより、土台10と10に乗載した締結金具BとBの係止片cが 柱Aの凹処13と13に嵌入係止し(図3)、また、土台10と10に 乗載した締結金具BとBの係止片cが柱Aの凹処13と13に嵌入係止 する(図4)。
【0028】 また、締結金具BとBの当接板材aのボルト挿込み孔15と15が、 柱Aの上記ボルト貫通孔14と14に一致し(図3)、締結金具BとB の当接板材aのボルト挿込み孔15と15が、柱Aの上記ボルト貫通孔14 と14に一致する(図4)。
【0029】 そこで、各土台にそのボルト貫通孔24の下方から挿通しボルト挿込み孔2 0から突出させた緊締ボルト24に、ナット25を螺合し緊締する。 さらに、ボルト挿込み孔15〜15とボルト貫通孔14〜14のそれ ぞれに、緊締ボルト26を挿通するとともに、それにナット27を螺合し緊締す る。 また、各締結金具B〜Bの当接板材aに設けてある上記釘孔19を通じ止 め釘を打着する。
【0030】 これによって、十字状に交差する土台10〜10の交差部11に立設した 柱Aを、4個の締結金具B〜Bにより、四側面において締結した柱・土台締 結構造ができあがる(図2〜4)。
【0031】 図8は、土台10の一端部に立設した柱Aを1個の締結金具Bで一側面にお いて締結した施工例を示している。
【0032】 図9は、土台10の中央部に立設した柱Aを2個の締結金具Bで二側面にお いて締結した施工例を示している。なお、この場合には、その2個の締結金具B の係止片cおよび緊締ボルト26の位置が各々上下に異なるようにしている。
【0033】 図10は、T字状をなす土台10と10の交差部に立設した柱Aを3個の 締結金具Bで三側面において締結した施工例を示している。なお、この場合には 、その3個の締結金具Bの係止片cおよび緊締ボルト26の位置が各々上下に異 なるようにしている。
【0034】 図11は、締結金具Bの他の例を示すもので、当接板材aと底部材bを当初か ら一体成形している。 係止片cについては、当接板材aの所要位置に溶接することにより取り付けて いる。したがって、係止片cの上下位置を異にする締結金具Bは、それぞれ各別 に製造しておく必要がある。 しかし、この場合においても、係止片cは、上記実施形態の場合のように、ボ ルトとナットで取付け孔16〜16に取り付けるようにしてもよいこと明ら かで、いずれにするかは、締結金具Bの必要個数と製造コスト等の観点から適宜 選択するとよい。
【0035】 なお、上記実施形態では、凹処および係止片を横長角形にしたものについて示 したが、これら凹処および係止片は、たがいに嵌合係止する形状であれば、正方 形,円形,その他任意の変形形状のものであってもよい。
【0036】
【考案の効果】
以上詳述したところから明らかなように、本考案柱・土台締結構造によれば、 当接板材と底部材とが一体をなす締結金具が、その当接板材の係止片を柱の側面 の凹処に嵌合係止し、また、当接板材のボルト挿込み孔とこれに一致する柱のボ ルト貫通孔に挿通した緊締ボルトにナットを螺合緊締し、かつ、上記底部材のボ ルト挿込み孔とこれに一致する土台のボルト貫通孔に挿通した緊締ボルトにナッ トを螺合緊締していることよって、柱・土台が強固に締結されるので、当該壁体 骨組が水平力を受けた場合においても、柱が土台から浮き上がるのを阻止でき、 木造建築物の耐震性および耐風性の向上を図ることができる。
【0037】 請求項2記載の本考案柱・土台締結構造によれば、柱が複数の側面において上 記締結金具により一層強固に締結される。 この場合、複数個の締結金具が、各々の当接板材を柱の複数の側面に当接する とともに、各々の底部材を、当接板材が当接する柱の上記各側面に対向する土台 に乗載し、かつ、上記各当接板材の各係止片が、柱の複数の側面において上下に 異なる位置の凹処に嵌合係止し、しかも、上記柱の対向する側面に当接する二つ の当接板材の各ボルト挿込み孔とこれに一致する柱のボルト貫通孔とが、それぞ れ上下に異なり、それらに挿通した緊締ボルトが、上下に異なる位置に配置され ナットを螺合し緊締されている。 このため、柱は、同じ高さの部分に、二つ以上の凹処またはボルト貫通孔を位 置させないので、該部分の欠損が最小限で済み、したがって、欠損による柱の強 度低下を極力防止できる。
【0038】 請求項3の本考案柱・土台締結構造によれば、柱に一対の筋交いをハの字形に 対称に配置してなる構成の壁体骨組における当該柱の締結が十分に行われること になり、そのような壁体骨組が水平力を受けた場合において、その柱が土台から 浮き上がるのを防止できる。
【0039】 本考案締結金具によれば、上記柱・土台締結構造を簡単に施工できる。また、 本考案締結金具は、構成が簡単で、製造が容易であり、耐力の十分な製品を経済 的に得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】十字状に交差する土台の交差部に柱を立設した
状態の斜視図である。
【図2】本考案の1実施形態に係る柱・土台締結構造の
施工例の平面図である。
【図3】図2のI−I線断面図である。
【図4】図2のII−II線断面図である。
【図5】本考案の1実施形態に係る柱・土台締結構造に
ための締結金具の断面図である。
【図6】図5の締結具の側面図である。
【図7】図5の締結具の正面図である。
【図8】本考案の1実施形態に係る柱・土台締結構造の
他の施工例の平面図である。
【図9】本考案の1実施形態に係る柱・土台締結構造の
さらに他の施工例の平面図である。
【図10】本考案の1実施形態に係る柱・土台締結構造
のさらに他の施工例の平面図である。
【図11】本考案の1実施形態に係る柱・土台締結構造
にための締結金具の他の例の斜視図である。
【図12】木造建築物において、柱と梁および土台で形
成されかつ対角線の位置に筋交いを組み入れてなる壁体
骨組が、水平力を受けたときの挙動を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
A 柱 B 締結金具 a 当接板材 b 底部材 c 係止片 10〜10土台 13〜13凹処 14〜14ボルト貫通孔 15〜15ボルト挿込み孔 16〜16取付け孔 20 ボルト挿込み孔 21 底板 22 起立壁 23 補強結合片 24 緊締ボル 24ボルト貫通孔 25 ナット25 26 緊締ボルト 27 ナット

Claims (14)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】当接板材と底部材とが側面略L形をなして
    一体な締結金具が、上記当接板材を柱の側面に当接する
    とともに、上記底部材を土台に乗載していること、 上記当接板材の係止片が、柱の側面の凹処に嵌合係止し
    ていること、 上記当接板材のボルト挿込み孔とこれに一致する柱のボ
    ルト貫通孔に緊締ボルトを挿通し、それにナットを螺合
    し緊締していること、 上記底部材のボルト挿込み孔とこれに一致する土台のボ
    ルト貫通孔に緊締ボルトを挿通するとともに、それにナ
    ットを螺合し緊締していることを特徴とする木造建築物
    における柱・土台締結構造。
  2. 【請求項2】当接板材と底部材とが側面略L形をなして
    一体な複数個の締結金具が、各々の当接板材を柱の複数
    の側面に当接するとともに、各々の底部材を、当接板材
    が当接する柱の上記各側面に対向する土台に乗載してい
    ること、 上記各当接板材の各係止片が、柱の複数の側面において
    上下に異なる位置の凹処に嵌合係止していること、 上記柱の対向する側面に当接する二つの当接板材の各ボ
    ルト挿込み孔とこれに一致する柱のボルト貫通孔とが、
    それぞれ上下に異なり、それらに挿通した緊締ボルト
    が、上下に異なる位置に配置されナットを螺合し緊締さ
    れていること、 上記底部材のボルト挿込み孔とこれに一致する土台のボ
    ルト貫通孔に緊締ボルトを挿通し、それにナットを螺合
    し緊締していることを特徴とする木造建築物における柱
    ・土台締結構造。
  3. 【請求項3】上記柱が、一対の筋交いをハの字形に対称
    に配置していることを特徴とする請求項1または2記載
    の木造建築物における柱・土台締結構造。
  4. 【請求項4】係止片が、当接板材に対し溶接等により固
    定されていることを特徴とする請求項1,2または3記
    載の木造建築物における柱・土台締結構造。
  5. 【請求項5】締結金具が、上記当接板材と底部材との間
    に補強結合片を溶接設立していることを特徴とする請求
    項1,2,3または4記載の木造建築物における柱・土
    台締結構造。
  6. 【請求項6】締結金具が、上記底部材のボルト挿込み孔
    を設けた底板に起立壁を設けてなることを特徴とする請
    求項1,2,3,4または5記載の木造建築物における
    柱・土台締結構造。
  7. 【請求項7】当接板材が係止片を取り付ける複数の取付
    け孔を上下に所要の間隔で列設し、係止片は、上記取付
    け孔の上下に異なる位置のものに取り付けられているこ
    とを特徴とする請求項2,3,4,5または6記載の木
    造建築物における柱・土台締結構造。
  8. 【請求項8】柱の側面に当接する当接板材と土台に乗載
    する底部材とが、側面略L形をなして一体をなしている
    こと、 上記当接板材が、柱の側面の凹処に嵌合係止する係止片
    を備え、かつ、柱のボルト貫通孔一致するボルト挿込み
    孔を設けていること、 上記底部材が、土台のボルト貫通孔に一致するボルト挿
    込み孔を備えていることを特徴とする木造建築物におけ
    る柱・土台締結構造のための締結金具。
  9. 【請求項9】上記係止片が、当接板材に対し溶接等によ
    り固定されていることを特徴とする請求項8記載の木造
    建築物における柱・土台締結構造のための締結金具。
  10. 【請求項10】上記当接板材と底部材との間に補強結合
    片を溶接設立していることを特徴とする請求項8または
    9記載の木造建築物における柱・土台締結構造のための
    締結金具。
  11. 【請求項11】上記底部材のボルト挿込み孔を設けた底
    板に起立壁を設けてなることを特徴とする請求項8,9
    または10記載の木造建築物における柱・土台締結構造
    のための締結金具。
  12. 【請求項12】上記当接板材が係止片を取り付ける複数
    の取付け孔を上下に所要の間隔で列設していることを特
    徴とする請求項8,9,10または11記載の木造建築
    物における柱・土台締結構造のための締結金具。
  13. 【請求項13】当接板材と底部材が当初から一体成形さ
    れていることを特徴とする請求項8,9,10,11ま
    たは12記載の木造建築物における柱・土台締結構造の
    ための締結金具。
  14. 【請求項14】各別に製作した当接板材と底部材を溶接
    し一体化していることを特徴とする請求項8,9,1
    0,11または12記載の木造建築物における柱・土台
    締結構造のための締結金具。
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