JP3084473B2 - 冷え症用ストッキング - Google Patents

冷え症用ストッキング

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JP3084473B2 JP07091820A JP9182095A JP3084473B2 JP 3084473 B2 JP3084473 B2 JP 3084473B2 JP 07091820 A JP07091820 A JP 07091820A JP 9182095 A JP9182095 A JP 9182095A JP 3084473 B2 JP3084473 B2 JP 3084473B2
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  • Socks And Pantyhose (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷え症の患者が治療目的
で着用するストッキングに関する。なお、本発明でスト
ッキングとは、脚部に着用する全ての衣料を指し、ソッ
クス、ハイソックス、オーバーニー、パンティストッキ
ング、タイツなどを含む。
【0002】
【従来の技術】冷え症とは、身体の他の部分は冷たさを
感じないのに、身体の一部、特に脚、場合によっては手
や腰だけが冷たく感ずる症状で、自律神経機能の失調が
原因とされ、通常、内臓機能の異常や体調不良などの諸
症状を伴うことが多い。この冷え症に対して、従来は、
保温に留意するという観点から、ストッキングの重ね履
き、足温湯、床暖房、局部温湿布、温熱療法などの治療
法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の治療
法の内、ストッキングを2重、3重に重ね履きしたり、
あるいは、厚手のストッキングを用いたりする方法は、
ほとんど治療効果が現れず、逆に症状が悪化する場合す
らある。その原因については従来全く解明されていない
が、本発明者は種々の研究の結果、原因が脚全体を保温
している点にあることを発見した。
【0004】即ち、冷え症は、人体の自律性体温調節機
構が上手く機能しないことによって発症するものである
から、これを外部から保温や加温によって改善を試みて
も根本的な治療とはならない上に、自律神経本来の機能
をより弱体化し、症状を悪化させるだけである。
【0005】因に、人体の体温調節作用は、皮膚面に存
在する熱感覚器官、例えば冷覚や温覚で得た信号を感覚
神経によって脳に送り、脳はこれに基ずいて各部位に放
熱や発熱の指令を出して体温調節を図る仕組みになって
いる。例えば、冷覚からの信号に対しては、交感神経に
よって、毛細血管の収縮、立毛、発汗抑制などの熱放散
抑制指令を出すと共に、アドレナリン、サイロキシンな
どの分泌や筋肉の震えなどの熱産生指令を出し、体温上
昇調節を図るのである。ところが、例えば、外気温が低
いにもかかわらず、足先を人工的に高保温すると、冷覚
は不正確な情報を脳に送ることになり、自律神経による
体温調節に狂いが生じて、冷えを発症させる結果とな
る。
【0006】本発明は、以上の冷え症の発症メカニズム
の解明に基ずき、必要な冷覚刺激を得られる状態で脚を
保温することにより、冷え症を効果的に治療できるスト
ッキングを提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、皮膚
の冷覚を刺激し易い感知領域1と保温性の高い保温領域
2とを備えた冷え症用ストッキングに於いて、前記スト
ッキングを形成する爪先部Aと足底部Cとかかと部Dと
を感知領域1に、また足甲部Bと身部Eと口ゴム部Fと
を保温領域2にすると共に、前記感知領域1は100デ
ニール以下の細番手の糸を用いた平編とし、また保温領
域2は100デニール以上の太番手の糸を用いたパイル
編としたことを発明の基本構成とするものである。
【0008】また、感知領域は、通気性のよい薄地構成
や、吸湿性に優れた構成にするのがよい。
【0009】請求項2の発明は、皮膚の冷覚を刺激し易
い感知領域1と保温性の高い保温領域2とを備えた冷え
症用ストッキングに於いて、前記ストッキングを形成す
る爪先部Aと足底部Cとかかと部Dとを感知領域1に、
また足甲部Bと身部Eと口ゴム部Fとを保温領域2にす
ると共に、前記感知領域1は100デニール以下の細番
手の糸を用いた平編とし、また保温領域2は100デニ
ール以下の細番手の糸を用いた2重の平編としたことを
発明の基本構成とするものである。又、請求項3の発明
は、請求項2の発明に於いて、ポリアミド繊維、アクリ
ル繊維、ウールの混紡で、太さ100デニールの糸を用
いるようにしたものである。
【0010】冷覚が刺激されると、脚が冷たいという信
号が感覚神経を介して脳に送られる。すると、脳からは
逆に脚に向けて熱放散抑制や熱産生指令が発せられ、脚
は発汗の抑制、筋肉の震えなどによって体温調節を図ろ
うとする。この脳からの指令信号は、冷覚からの刺激信
号が爪先などの脚の一部からだけの場合でも、脚の全部
位に発せられ、脚全体に体温調節作用が生ずる。
【0011】また、本発明のストッキングでは、身部な
どが保温領域になっていて、体熱を外部に逃さない構成
であるから、脳からの指令による体温調節作用がよく効
き、脚は適度な高温状態に保持される。従って、脚に循
環した血液は冷やされることなく、内臓部に戻るので、
内臓部での負担が軽減し、冷え症に伴う体調不良や、内
臓疾患などが治療されることになる。なお、本発明に於
いて、感知領域の形成面積は、脳から体温調節指令信号
を出させるのに充分なだけでよく、爪先部など、ストッ
キングの一部に設ければ足りるので、脚の保温を損なう
ことはない。
【0012】
【実施例】本発明の冷え症用ストッキングの実施例を図
面について説明する。実施例はハイソックスに用いた例
である。なお、図面において、破線で区分したストッキ
ング各部の名称としては、本明細書では、爪先部A、足
甲部B、足底部C、かかと部D、身部E、口ゴム部Fを
使用する。また、本明細書では、身体のくるぶしから下
の部分を足と称し、この足と、下腿、大腿との全体を脚
と称する。
【0013】本発明のストッキングは全面を同一組成と
せず、一部に組成を異ならせた感知領域1を設ける。感
知領域1は、皮膚の冷覚が刺激され易くするためのもの
であるから、できるだけ保温性を押え、皮膚がよく外気
温に晒されるようにする。例えば、この領域の生地厚を
薄くし、編製の場合は、薄編とする。具体的には、10
0デニール以下、好ましくは70デニール以下の細番手
の糸を使用し、かつ通常は通気性のよい平編にする。こ
の他、生地の熱放散を大にして、皮膚が冷たさを感じ易
くなるようにしてもよい。この場合には、糸に吸湿性の
高いもの、例えば、綿糸、合成繊維の吸湿加工糸などを
用いる。
【0014】感知領域1は皮膚の冷覚が必要量の冷刺激
を受けるのに充分なだけの面積を有すればよく、保温の
点からは、できるだけ狭い方が好ましい。また、領域の
位置も、皮膚面に冷覚が多く存在する部位に選定するの
がよい。図1の実施例では、爪先部Aのみを感知領域1
にしている。爪先は皮膚の内では冷覚の分布率が高く、
表面積も広いので、感知領域1の形成には適する。
【0015】図2の実施例は、爪先部Aの他、足底部
C、かかと部D、及び足甲部Bの先側半分を感知領域1
にしたものである。足の裏には、指圧治療における多く
のツボが存在することからも分かるように、神経刺激に
とって重要な部位であり、ここに感知領域を形成するの
は好ましいことである。
【0016】2は保温領域で、少なくとも身部Eは保温
の領域とする。特に、足首や、くるぶしの付近では血管
が皮膚面近くに位置するので、この部位の保温は冷え症
の治療にとって重要である。この保温領域1はできるだ
け保温性に富んだ生地組成とする。具体的には、次のよ
うな手段がある。糸に100デニール以上、好ましく
は、130デニール以上の太番手のものを用いる。遠赤
外線放射糸、マルチフィラメント糸、中空糸のような保
温性の高い特殊加工糸を用いる。編み方をパイル編やリ
ブ編のような厚編にする。内面に発泡ウレタンなどの保
温薄膜や、遠赤外線放射粒状物質などを貼り付けたり、
ポリウレタンをコーティングしたりするなどの方法があ
る。
【0017】同一ストッキングに感知領域1と、保温領
域2とを設ける方式としては、編製作業時に、糸を切替
えたり、編み方を変えたりする方式の他、各領域を別個
に編製した後に、両者を縫合などによって結合する方式
などを自由に採ることができる。
【0018】本発明のストッキングには、前記の感知領
域1と、保温領域2とを設けることは不可欠であるが、
この他に、別の目的のための領域を設けるのは妨げな
い。例えば、足底部Cやかかと部Dをクッション性を付
与した生地組成しておくことなどは自由に採択可能であ
る。
【0019】実施例1: 形状:図1のように、爪先部Aのみを感知領域とし、他
を保温領域とした。 組成:糸には、ポリアミド繊維、アクリル繊維、ウール
の混紡で、太さ100デニールの糸を用い、感知領域は
単なる平編、保温領域は2重の平編とした。
【0020】実施例2: 形状:図2のように、爪先部A、足甲部Bの先側半分、
足底部C、かかと部Dを感知領域とし、他を保温領域と
した。 組成:感知領域は70デニールのポリアミド、ポリウレ
タン混紡糸を用いた平編とし、保温領域は150デニー
ルのポリアミド、ポリウレタン、ウール混紡糸を用いた
パイル編とした。
【0021】なお、本発明は前記の実施例に限定される
ものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で自由に
変形実施可能である。特に感知領域1や、保温領域2の
形成方法は自由である。また、夏用のものについては、
保温領域2に格別の保温性を付与する必要はなく、感知
領域1に吸湿性を付与するだけでもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明のストッキングには、感知領域が
あって、ここで充分な冷覚刺激を図れるので、脚の体温
調節作用を惹起でき、かつ、保温領域によって、脚の体
温保持を図れるため、脚を常に適度な高温状態に置くこ
とができ、脚の冷えと、これに伴う内臓諸疾患を効果的
に治癒できる。更に、本発明のストッキングは、その構
成が簡単である為、通常のストッキングと同程度のコス
トで製造できる他、履き心地や外観体裁を損なうことも
ない。
【0023】請求項2のものでは、感知領域を簡単に作
れるので、製造コストを低くでき、実用的である。
【0024】請求項3のものでは、汗の蒸発によって、
冷感を得る方式であるから、特に夏用に適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストッキングの第1実施例の側面図。
【図2】第2実施例の側面図。
【符号の説明】
1 感知領域 2 保温領域

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮膚の冷覚を刺激し易い感知領域(1)
    と保温性の高い保温領域(2)とを備えた冷え症用スト
    ッキングに於いて、前記ストッキングを形成する爪先部
    (A)と足底部(C)とかかと部(D)とを感知領域
    (1)に、また足甲部(B)と身部(E)と口ゴム部
    (F)とを保温領域(2)にすると共に、前記感知領域
    (1)は100デニール以下の細番手の糸を用いた平編
    とし、また保温領域(2)は100デニール以上の太番
    手の糸を用いたパイル編としたことを特徴とする冷え症
    用ストッキング。
  2. 【請求項2】 皮膚の冷覚を刺激し易い感知領域(1)
    と保温性の高い保温領域(2)とを備えた冷え症用スト
    ッキングに於いて、前記ストッキングを形成する爪先部
    (A)と足底部(C)とかかと部(D)とを感知領域
    (1)に、また足甲部(B)と身部(E)と口ゴム部
    (F)とを保温領域(2)にすると共に、前記感知領域
    (1)は100デニール以下の細番手の糸を用いた平編
    とし、また保温領域(2)は100デニール以下の細番
    手の糸を用いた2重の平編としたことを特徴とする冷え
    症用ストッキング。
  3. 【請求項3】 ポリアミド繊維、アクリル繊維、ウール
    の混紡で、太さ100デニールの糸を用いるようにした
    請求項2に記載の冷え症用ストッキング。
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