JPS5812801Y2 - 医療用弾性くつ下 - Google Patents

医療用弾性くつ下

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JPS5812801Y2
JPS5812801Y2 JP1977136362U JP13636277U JPS5812801Y2 JP S5812801 Y2 JPS5812801 Y2 JP S5812801Y2 JP 1977136362 U JP1977136362 U JP 1977136362U JP 13636277 U JP13636277 U JP 13636277U JP S5812801 Y2 JPS5812801 Y2 JP S5812801Y2
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JP
Japan
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leg
midfoot
heel
elastic
foot
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977136362U
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English (en)
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JPS5461734U (ja
Inventor
加藤勉
Original Assignee
大衛株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は医療用弾性くつ下、特に脚部皮静脈瘤の治療
および予防に用いられる弾性くつ下に関する。
皮静脈瘤は、皮静脈中での環流血液の滞留によって起こ
り血管の膨大、蛇行等を生じるが、人体脚部のこのよう
な皮静脈瘤の予防釦よび痛感等諸症状緩和、治療には、
脚部を外側から弾力的に締め付けることが効果的である
ことが知られている。
従来、このような用途目的のために、種々の医療用サポ
ータ−の類が提供されているが、多くは脚の一部に部分
的に着用するもので、局部的効果しかなくかつかえって
他の部分のスムーズな血液環流を阻害する釦それがある
等の欠点があり、また脚部の全体を締め付けるようにな
ったものでも、足の運動を阻害しないように足先部や踵
部等を露出するようになされたもので、くつ下の場合と
違った着用時の異和感があり、かつ体裁上も、特に婦人
には静脈瘤が起り易いに拘らず着用を疎まれる傾向があ
った。
この考案の目的は、上記のような事項に鑑み、使用状態
にかいて通常のくつ下と全く同様の外観を有して外出時
等の着用にも好適し、かつ特に足先部やその他に痛感を
起こさせたり、歩行その他の足の運動に支障を与える等
の欠点なく、長時間の連続着用に適し、しかも通気性、
吸湿性が良く肌ざわりも良好であり、また耐洗濯性にも
優れて長期間にわたり初期の伸縮弾性を失うことなく耐
久性に優れた医療用弾性くつ下を提供しようとするもの
である。
而して、この考案に係る弾性くつ下は、図面に示す実施
例のように、足の爪先から中足に達する長さに形成され
た足先部1と、中足の中間から足板にかけての所謂土踏
まず部分の足底1足背を覆う所定幅の中足部2と、踵の
下面、後面釦よび両側面を覆う踵部3ど、前記中足部2
と踵部3に連続して足首から下腿上端乃至大腿上部に達
する長さを有する脚筒部4と、との脚筒部4の上端につ
づく所定幅の口ゴム部5との各部配置構成を有し、前記
中足部2および脚筒部4は、ポリワレタン系弾性繊維a
をコアとしてこれに綿粗糸すを捲、絡してなるコアスパ
ン糸イにより編成されて特に円周方向に強い弾性緊縮力
が帯有せられたものとなされる一方、前記足先部1釦よ
び踵部3は、上記同様のコアスパン糸イあるいはワーリ
ーナイロン糸等の伸縮性に富む糸の1種以上を一部又は
全部に用いて、かつ前記脚筒部5および中足部2より実
質的に太い絹糸で大きいループに編成されて相対的に弛
緩状態に形成されていることを特徴とするものである。
この考案の弾性くつ下に釦ける各部の配置構成は、特に
その足先部1が爪先から足指骨の後方の中足骨の中間部
に達する長さを有し、通常のくつ下の爪先部より顕著に
長いものとなされている点に特殊性を有する。
足先部1をこのような長さとしたのは、繰返し試作試用
の結果、脚筒部4と同様の緊縮性の強い部分を足指部ま
でに及ばしめると、長時間の着用によって足指部、足指
根元部分等に強い圧迫による痛感を生せしめ、歩行等の
運動にも支障を生じることが分ったためによるものであ
る。
中足部2釦よびこれに連続する同組織の脚筒部4は、太
い1本のコアスパン糸イで編成するよりも、細いコアス
パン糸を2本あるいはそれ以上引き揃えて編成する方が
、柔軟性、適度の伸縮性、仕上り表面の滑らかさ、従っ
て着用時の肌ぎわシ等の点で望ましい。
例えば76デニールのポリウレタン弾性繊維aに40番
手の綿粗糸すを捲回し絡ませたコアスパン糸イを第3図
に示すように2本揃えて編成した場合、好適な結果が得
られる。
脚筒部4の長さは、上端が下腿上端までのニー・レング
スのものとしてもよいし、大腿の上部にまで達するオー
バー、ニー・タイプのものとしても良い。
いずれの場合も、望ましくは、細い足首部から太い下腿
部に至るに従って、更に大腿上部に至るに従って編地の
いわゆる度目を変え、編組織のループの大きさを漸次ま
たは段階的に変更することにより、脚筒部4の各部に人
脚部位の周囲長に対応した好適な弾性緊縮力を有するよ
うにすることが望ましい。
少なくともオーバー・ニー、タイプのものでは、大腿下
部を境として、それより上部の度目を下部より大きいも
のとすることが必要である。
第1図に示すニー・レングス・タイプの実施例に釦いて
、脚筒部4は、足首部4aが最も強い緊縮状態に編成さ
れ、これにつづく下腿部4bがそれよりや\緩く編成さ
れている。
更に第5図に示すオーバー・ニー、レングスタイプのも
のでは、大腿部4cが上記下腿部4bよりも更に緩く編
成されて、ふとももの過度圧迫による不快感を生ぜしめ
ることがないように配慮されている。
足先部1釦よび踵部3は、前記中足部2釦よび脚筒部4
より顕著に弛緩状態、すなわち足に対する締付力が相対
的に弱い状態に編成することが必要であるが、着用感を
良好なものとするためにはこれら両部1,3も緩い弾性
伸縮力を有するものとする方が良い。
このような要請から、足先部1釦よび踵部3は、前記の
コアスパン糸イ、あるいはウーリーナイロンロのような
伸縮性に富む糸の1種以上を編糸の一部または全部に用
い、しかも編成時の編針の針床上端からの編糸引込み度
合を増大せしめることによって、編成ループの大きさを
脚筒部4釦よび中足部2のそれより大きいものとするこ
とが必要である。
また上記両部2,4より実質的に太い編糸を用いて編成
することが必要である。
従って、編糸の好適な一例としては、133デニールの
ポリワレタン弾性糸に20番手の綿粗糸を絡ませたコア
スパン糸イと、53デニールのワーリーナイロン双糸口
とを第3図に示すように前者を表糸とし後者を裏糸とし
て2本引揃えて使用するとか、あるいは又133デニー
ルのポリウレタン弾性糸に20番手の綿粗糸をシースと
して用いたコアスパン糸イ′を2本引揃えて使用するの
が良い。
かつループの大きさとしては、製品において見掛は上、
隣接コース間の距離が中足部2釦よび脚筒部4の1.2
〜2.0倍程度に構成するのが好適である。
口ゴム部5は、従来の普通のくつ下と同様にゴム編組織
により、コース方向にポリウレタン弾性糸等の伸縮糸を
挿入して編成されたもので、望ましくは前記足先部1釦
よび踵部3と同様の編糸でそれよりも更に若干太き目の
度目で編成するのが良い。
上記の弾性くつ下の編立は、例えば針釜径4インチ、編
針数168〜180本程度のくつ下編機により連続自動
編成される。
そして爪先部を縫合して仕立を完了したのち、コアスパ
ン糸イの弾性伸縮力を増大せしめるために50〜70℃
ノ温水に浸し、乾燥後、足型にはめ、蒸熱して形を固定
させるプリボーディング工程を経て製品となされるもの
である。
この考案に係る医療用弾性くつ下は上述のような構成か
ら戒るものであり、次のような効果を奏する。
(i)中足部2及び脚筒部4の全体に強い弾性緊縮力を
もったものであるから、着用した場合脚の皮静脈を外側
から適度に圧迫し、静脈瘤の予防釦よびその症状の緩和
、足のむくみや足の疲れ防止等に優れた医療的効果を発
揮する。
(11)、土踏まず部分の足底1足背を包む中足部2に
も強い緊縮力が与えられているから、皮静脈の浮き出し
易い足背の皮静脈のうっ血膨出を効果的に防止する機能
を有するに加え、土踏まず部分を強く圧迫して足を軽快
にし、疲労軽減に役立つ。
(iji)、着用時、足の爪先から下腿全体あるいは大
腿上部までの全体を包んで、爪先や踵を露出させないか
ら、普通のくつ下を着用している場合と全く同様の外観
体裁を有し、外出時等にも異和感なく着用しうると共に
、むしろ脚を締め付けてほっそりと見せうるかも、脚線
の美しさを強調しうる効果がある。
QV)、足先部1が爪先から足指前後方の中足に及ぶも
のとなされ、かつ緊縮力の相対的に弱いものとなされて
いるから、足指を過度に圧迫して痛感を起こさせたり、
足指の動きの自由性を阻害することがなく、長時間の着
用によっても不快感を催させることがないし、また踵部
3がこれも同様に相対的弛緩状態に形成されていること
も相俟って、歩行等の足の運動には伺ら支障を生ぜしめ
ることなく、通常のぐつ下を着用している場合と全く同
様の感覚で走ったり歩いたりすることができる。
かつこれら足先部1及び踵部3(ハ、相対的に大きな/
l+プで縮重れて締め付は力が弱いといいながらも、伸
縮性に富む糸が用いられて適度の伸縮性が与えられて釦
す、しかも相対的に太い編糸で編まれて中足部2釦よび
脚筒部4と厚味の違いを生ぜしめることなく滑らかに連
続されているから、それら各部2,4との境界部分で肌
に対する圧迫力に顕著な差が生ずることによる不快感、
異質感がない。
M1中足部2及び脚筒部4に伸縮性を与えるのに、ポリ
ワレタン弾性繊維をコアとしたコアスパン糸が用いられ
ているから、該ポリウレタン弾性繊維自体の持つ特性に
より、非常にソフトな弾性を有し、肌に最も好適な圧迫
を与えうると共に、強度が大きく、かつ耐老化性、耐薬
品性等にも優れているので、長期間にわたって初期の伸
縮弾性を失うことなく、前記のような緊縮効果を永く持
続し、優れた耐久性を有する。
かつ上記コアスパン糸は、コアに綿粗糸を捲絡したもの
が用いられているから、綿のもつ優れた吸湿性、通気性
により、長時間着用してもむれることがなく、かつ肌ざ
わりも良好で着用感に優れている。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図はニー、
レングス・タイプの実施例の斜視図、第2図はその着用
状態の斜視図、第3図は第1図■部の組織拡大斜視図、
第4図はコアスパン糸の構成説明図、第5図はオーバー
、ニー、タイプの実施例の斜視図であ、る。 1・・・足先部、2;・・中足部1.3・・・踵部、4
・・・脚筒部、5・・・Qdム細ツ□1 ・\

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 足の爪先から中足に達する長さに形成された足先部と、
    中足の中間から足板にかけての所謂土踏まず部分の足底
    ・足背を覆う所定幅の中足部と、踵の下面、後面釦よび
    両側面を覆う踵部と、前記中足部と踵部に連続して足首
    から下腿上端乃至大腿上部に達する長さを有する脚筒部
    と、これの上端につづく所定幅の口ゴム部との各部の配
    置構成を有し、前記中足部釦よび脚筒部は、ポリワレタ
    ン系弾性繊維をコアとしてこれに綿粗糸を捲絡してなる
    コアスパン糸により編成されて強い弾性緊縮力が帯有さ
    れたものとなされる一方、前記足先部pよび踵部は、上
    記同様のコアスパン糸、ワーリーナイロン等の伸縮性に
    富む系の1種以上を一部又は全部に用い且つ前記脚筒部
    釦よび中足部より実質的に太い編糸で大きいループに編
    成されて相対的に弛緩状態に形成されていることを特徴
    とする医療用弾性くつ下。
JP1977136362U 1977-10-11 1977-10-11 医療用弾性くつ下 Expired JPS5812801Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977136362U JPS5812801Y2 (ja) 1977-10-11 1977-10-11 医療用弾性くつ下

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JPS5461734U JPS5461734U (ja) 1979-04-28
JPS5812801Y2 true JPS5812801Y2 (ja) 1983-03-11

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ID=29107520

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JP1977136362U Expired JPS5812801Y2 (ja) 1977-10-11 1977-10-11 医療用弾性くつ下

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JPS509123U (ja) * 1973-05-21 1975-01-30

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JPS5461734U (ja) 1979-04-28

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