JP3083697B2 - 天井構造 - Google Patents

天井構造

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JP3083697B2 JP05332159A JP33215993A JP3083697B2 JP 3083697 B2 JP3083697 B2 JP 3083697B2 JP 05332159 A JP05332159 A JP 05332159A JP 33215993 A JP33215993 A JP 33215993A JP 3083697 B2 JP3083697 B2 JP 3083697B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は住宅における天井の構造
にかかり、詳しくは天井面の中央が高くなるよう天井パ
ネルを山形に組んでなる天井構造に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅の天井は、例えば図7に示すように
2階の床を形成する床材1の下方に、2階の生活音を階
下に伝えないようにするため床材1とは直接連結されな
いようにして複数の吊梁2…が配設され、これら吊梁2
…にそれぞれ吊木3…が鉛直方向に取付けられ、吊木3
…の下端部に野縁4…が取付けられて軸組みされ、これ
ら野縁4…の下面に石膏ボード等の天井材5…が木ネジ
や接着等により貼着固定され、さらに天井材5…の下面
(天井面)がクロス仕上げされることなどにより形成さ
れている。また、このように天井面がクロス仕上され、
さらに壁面がクロス仕上げされた後、天井面と壁面との
境界部に回り縁(図示略)が取付けられることにより、
該境界部の見切りがなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
天井構造では、野縁4…を軸組みする作業や天井材5…
を木ネジや接着等によって野縁5…に貼着する作業が作
業者にとっては上向きの姿勢で行う不安定な作業とな
り、しかも高所作業であることから、施工に際しての作
業性が極めて悪いといった問題がある。そして、このよ
うに作業性が悪いことから、当然その作業時間が長くな
ってしまい、結果として工期の短縮化を妨げる一因とな
っている。
【0004】また、近年では居間等居室を単に生活する
だけの場でなく、憩いの場として、さらには家族や友人
等との親交を深めるため社交の場として機能させたいと
の要求が強く、これに伴って例えば居間をゆったりとし
た感じが得られるように広がりのある空間にしたいとの
要望が多く聞かれるようになっている。しかしながら、
地価の高騰などによって敷地面積の狭小化が進んでいる
ことから、必要な居室の数を確保するためには居間等居
室に十分な広さを持たせることができないのが現状であ
る。
【0005】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、施工が容易でありしたが
って全体の工期短縮化が図れ、しかも室内に広がりを持
たせることができる天井構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
記載の天井構造では、住宅等建物において天井面の中央
が高くなるよう天井パネルを山形に組んでなる天井構造
であって、前記天井パネルは、矩形板状の天井材とこの
天井材の裏面の両側部にそれぞれ設けられた桟材とから
なり、該桟材の外側面にはその長さ方向の全長にわたっ
溝が形成され、かつ該天井パネルは、その一端側が相
対向した壁面の上部にそれぞれ略水平でかつ互いに略同
一の高さとなるように取付けられた受け材の一方に支持
され、さらにその桟材が設けられた側が、該桟材の溝に
その長さ方向の全長にわたって嵌合する細長い平板状の
ジョイナー材とこのジョイナー材の長手方向に沿ってそ
の略中央上部に一体に設けられた板状のリブ材とからな
る横断面略T字状のリブ付きジョイナーを介して他の天
井パネルに連結され、該リブ付きジョイナーの、前記天
井パネルの一端側を支持する受け材と反対の側の端部
が、該受け材と反対の側の壁面に取付けられた受け材に
一端側が支持された天井パネルの間を連結するリブ付き
ジョイナーの端部とジョイントプレートによって連結さ
れてなることを前記課題の解決手段とした。また、請求
項2記載の天井構造では、住宅等建物において天井面の
中央が高くなるよう天井パネルを山形に組んでなる天井
構造であって、前記天井パネルは、矩形板状の天井材と
この天井材の裏面の両側部にそれぞれ設けられた桟材と
からなり、該桟材の外側面にはその長さ方向に沿って溝
が形成され、かつ該天井パネルは、その一端側が相対向
した壁面の上部にそれぞれ略水平でかつ互いに略同一の
高さとなるように取付けられた受け材の一方に支持さ
れ、さらにその桟材が設けられた側が、該桟材の溝に嵌
合する細長い平板状のジョイナー材とこのジョイナー材
の長手方向に沿ってその略中央上部に一体に設けられた
板状のリブ材とからなる横断面略T字状のリブ付きジョ
イナーを介して他の天井パネルに連結され、該リブ付き
ジョイナーの、前記天井パネルの一端側を支持する受け
材と反対の側の端部が、該受け材と反対の側の壁面に取
付けられた受け材に一端側が支持された天井パネルの間
を連結するリブ付きジョイナーの端部とジョイントプレ
ートによって連結されてなることを特徴とする天井構造
において、前記受け材が回り縁であることを特徴として
いる。
【0007】
【作用】請求項1記載の天井構造によれば、天井面の中
央が高くなるよう天井パネルを山形に組んでなるので、
室内側から見て天井面が高くなり、したがって室内全体
に広がりが感じられるようになる。また、この天井構造
によれば、天井パネルが、その一端側が受け材に支持さ
れるとともに、他端側がリブ付きジョイナー、ジョイン
トプレートを介して一端部が受け材に支持された別の天
井パネルに連結され、これによって天井面全体が山形に
形成されているので、従来のごとく吊梁や吊木、野縁を
軸組みする必要がなくなるため、天井の施工時に上向き
の姿勢で作業をする必要がほとんどなく、したがって、
施工性が向上する。また、この天井構造によれば、天井
パネルの桟材が設けられた側において、該桟材の溝にそ
の長さ方向の全長にわたってリブ付きジョイナーのジョ
イナー材が嵌合しているので、このジョイナー材によっ
て天井パネルの側部をその長さ方向全長にわたって支持
することができる。したがって、長手方向における天井
パネルの撓みを防止することができるので、大きい天井
パネルでも確実に支持することができる。そして、ジョ
イントプレートによりリブ付きジョイナーの端部どうし
を連結しているので、大きい天井パネルどうしを山形に
支持でき、よって、この天井構造を居間や寝室等の居室
や、さらに天井が大きい体育館や講堂等の天井に適用す
ることができる。請求項2記載の天井構造によれば、受
け材が回り縁であることから、受け材と回り縁とをそれ
ぞれ別に取付ける必要がなくなって部品点数の増加が抑
さえられる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳しく説明す
る。図1は本発明における天井構造を居間の天井に適用
した場合の一実施例を示す図であり、この図において符
号10は居間、11a、11b、11cは居間10を区
画する壁である。居間10の互いに対向する壁11a、
11bには、その上部に回り縁12、12が取付けら
れ、さらに壁11aおよびこれに対向する壁(図示略)
にも回り縁13が取付けられている。回り縁12、12
は、それぞれ略水平に配置され、かつ互いに略同一の高
さとなるよう取付けられたものである。また、これら回
り縁12、12の上には、天井パネル14が複数架設さ
れている。
【0009】天井パネル14は、図2に示すようにクロ
ス貼り等の仕上げがなされた矩形板状の石膏ボードから
なる天井材15と、この天井材15の裏面の長手側両側
縁部にそれぞれ接着やビス止め等により取付けられた角
柱状の桟材16、16と、これら桟材16、16と直交
するようにしてこれらの間に取付けられた補強材17と
からなるものである。また、桟材16は木、硬質樹脂あ
るいは金属からなるもので、その外側面には該桟材16
の長さ方向の全長にわたって溝18が形成されている。
【0010】また、この天井パネル14は、図3に示す
ようにその一端側、すなわち天井材15の一方の短手側
が回り縁12に支持され、他端側が一端側より上方に位
置するよう傾斜して配置されている。ここで回り縁12
は、壁11a(11b)面に当接してこれに釘打ち等に
よって取付けられる背板12aと、該背板12aの下端
部から前方に延出して形成された底板12bと、該底板
12bと平行となるようにして背板12aのほぼ中間部
に形成された中板12cとから構成されたものであり、
中板12cと底板12bとの間に天井パネルの一端側を
挟み込んでこれを底板12b上に支持するものである。
なお、この回り縁12においては、その底板12bが見
切り縁として機能するものとなっている。また、底板1
2bは、見切り縁として機能することから、その外面が
化粧されたものとなっており、また天井パネル14の荷
重を受けることから、適宜に折曲されて補強された形状
のものとなっている。
【0011】また、このような天井パネル14は、回り
縁12の長さ方向に沿って複数が並べられており、これ
ら天井パネル14…のうち隣合う天井パネル14、14
間には、図2および図4に示すように鋼製のリブ付きジ
ョイナー19が配設されている。このリブ付きジョイナ
ー19は、細長い平板状のジョイナー材20と、このジ
ョイナー材20の長手方向に沿ってその略中央上部に溶
接により一体に設けられた板状のリブ材21とからなる
横断面略T字状のもので、ジョイナー材20の両側部が
それぞれ天井パネル14、14の桟材16の溝18に
の長さ方向の全長にわたって嵌合し、これによって天井
パネル14、14間を連結するものである。また、この
リブ付きジョイナー19のリブ材21には、その一方の
端部にジョイナー材20側を切り欠いてなる切欠22が
形成されており、他方の端部にボルト孔(図示略)が二
つ形成されている。
【0012】なお、このような構成のリブ付きジョイナ
ー19は、リブ材21の切欠22を形成した側が回り縁
12側に、ボルト孔を形成した側が居間10の室内側に
なるよう天井パネル14、14間に取付けられ、さらに
リブ材21の切欠22が図3に示すように回り縁12の
中板12cに係合するようにして回り縁12に取付けら
れている。
【0013】そして、回り縁12が取付けられた壁11
a、11bに、それぞれ天井パネル14…が一端側を支
持されて取付けられた状態のもとで、図2に示すように
リブ付きジョイナー19の他端部にジョイントプレート
23がボルト止めされ、これにより合掌構造をつくるよ
うにして相対向する壁11a、11bに一端側が支持さ
れた天井パネル14、14が、ボルト止めにより一体化
されて回り縁12、12間に架け渡されたリブ付きジョ
イナー19、ジョイントプレート23、リブ付きジョイ
ナー19に側端部が支持され、これによって本発明の天
井構造が構成されている。ここで、ジョイントプレート
23はく字状の鋼板からなるもので、リブ付きジョイナ
ー19のボルト孔に対応する位置にボルト孔(図示略)
を有したものであり、このボルト孔とリブ付きジョイナ
ーのボルト孔を貫通してボルト24が差し込まれ、ナッ
ト(図示略)で止められることにより、リブ付きジョイ
ナー19、19間を連結するものとなっている。
【0014】このような天井構造を施工するには、ま
ず、立てられた壁のうち互いに対向する壁11a、11
bの上部に、水平でかつ互いに同じ高さとなるようにし
て回り縁12、12を釘打ちや接着等により取付ける。
次に、一方の桟材16にのみジョイントプレート23を
取付けた天井パネル14を一対用意し、これらを図3に
示すように天井パネル14の一端側を回り縁12の中板
12cと底板12bとの間に差し込み、かつリブ付きジ
ョイナー19の切欠22を中板12cに係合させる。次
に、回り縁12、12にそれぞれ一端側が支持された天
井パネル14、14の、桟材16の溝18に取付けられ
たリブ付きジョイナー19、19間を、ジョイントプレ
ート23をボルト止めすることによりこれを介して連結
する。
【0015】次いで、同様に一方の桟材16にのみリブ
付きジョイナー19を取付けた天井パネル14を一対用
意し、それぞれのリブ付きジョイナー19を取付けてい
ない側の桟材16を、先に回り縁12に支持させたリブ
付きジョイナー19のジョイナー材20に嵌め込み、か
つその状態を維持して天井パネル14の一端側を回り縁
12に支持させるとともに、リブ材21の切欠22を回
り縁12の中板12cに係合させる。続いて、先の場合
と同様にしてリブ付きジョイナー19、19間をジョイ
ントプレート23で連結し、以下同じ手順を繰り返して
順次天井パネル14、14を山形に組んでいく。
【0016】そして、天井面の大きさに応じて予め決め
られた枚数の最後の2枚の天井パネル14、14を取付
けるとき、リブ付きジョイナー19を取付けずに天井パ
ネル14のみで回り縁12に支持させ、かつ先に配設し
たリブ付きジョイナー19に桟材16の溝を嵌め込む。
なお、このような壁側の天井パネル14、14の取付に
ついては、図5に示すように壁11c面と天井パネル1
4との間に適宜な隙間ができるように予め天井パネル1
4の短手側の寸法、およびリブ付きジョイナー19のリ
ブ材21の厚さを設定しておき、壁11cぎりぎりとな
るようにして天井パネル14を回り縁12に支持させ、
その後壁11cと反対の側にスライドさせてその桟材1
6をリブ付きジョイナー19に連結させることによって
行うことができる。
【0017】またこのとき、壁11c面に予め所定高さ
でしかも所定の傾斜角となるように位置決め材25を取
付けておけば、天井パネル14の桟材16の上面を該位
置決め材25に当接させることによって位置合わせする
ことができる。そして、このようにして天井パネル1
4、14を取付けた後、回り縁13を下から取付けるこ
とにより、前述した天井パネル14と壁11cとの間の
隙間を隠す。
【0018】このようにして天井パネル14…を回り縁
12に支持させた後、図6に示すように回り縁12に支
持された側と反対の側に形成される天井パネル14、1
4間の目地部に、樹脂成形品からなる目地材26をその
弾性変形を利用して下側から嵌め込み、図1に示すよう
に天井パネル14、14間に取付ける。
【0019】このようにして得られた天井構造にあって
は、天井パネル14、14…が山形に組まれてなること
により天井面の中央が高く形成されていることから、室
内側から見て天井面が高く、したがって天井面が低い場
合のように圧迫感を感じることがなく、室内全体に広が
りが感じられてゆったりとした印象が得られるものとな
る。また、天井パネル14が、その一端側が回り縁12
に支持されるとともに、他端側がリブ付きジョイナー1
9、19、ジョイントプレート23を介して同様に一端
部が回り縁12に支持された別の天井パネル14に連結
され、これによって天井面全体が山形に形成されている
ので、従来のごとく吊梁や吊木、野縁を軸組みする必要
がなくなるため、天井の施工時に上向きの姿勢で作業を
する必要がほとんどなく、したがって、施工性が向上す
る。また、天井パネル14の桟材16が設けられた側に
おいて、該桟材16の溝18にその長さ方向の全長にわ
たってリブ付きジョイナー19のジョイナー材20が嵌
合しているので、このジョイナー材20によって天井パ
ネル14の側部をその長手方向全長にわたって支持する
ことができる。したがって、長手方向における天井パネ
ル14の撓みを防止することができるので、大きい天井
パネル14でも確実に支持することができる。そして、
ジョイントプレート23によりリブ付きジョイナー19
の端部どうしを連結しているので、大きい天井パネル1
4、14どうしを山形に支持でき、よって、この天井構
造を居間や寝室等の居室や、さらに天井が大きい体育館
や講堂等の天井に適用することができる。
【0020】さらに、天井と壁との境界部に取付けられ
る回り縁12、12をそのまま天井材16を受ける受け
材としているので、部品を新たに増やす必要がなくな
り、したがって野縁等の軸組みが不要になるメリットが
そのまま残ることからコストの低減化を図ることができ
る。
【0021】なお、前記実施例によれば、ジョイントプ
レート23によって連結され一体化されたリブ付きジョ
イナー19、19が回り縁12、12に架け渡されて自
立していることから、ジョイントプレート23をフリー
の状態にしていても回り縁12、12とともに天井パネ
ル14…を十分支持することができるが、特に耐震性等
を高めたい場合には、図6に示すように従来のごとく予
め吊梁27を形成しておき、さらにこの吊梁27から垂
下した状態に吊木28を取付けておき、この吊木28に
ジョイントプレート23をボルト止め等適宜な連結手段
によって固定してもよい。
【0022】また、前記実施例では本発明の天井構造を
居間10の天井に適用したが、本発明はこれに限定され
ることなく、寝室等の別の居室にも地用できるのはもち
ろん、体育館や講堂等の天井にも適用することができ
る。さらに、前記実施例ではリブ付きジョイナー23を
介して連結された天井パネル14、14間の目地部につ
いては特に目地材を設けなかったが、必要に応じて目地
材を取付けてもよいのはもちろんである。
【0023】また、前記実施例では、回り縁12、12
を天井パネル14を受けるための受け材として用いた
が、これらをそれぞれ別に設けてもよく、その場合に
は、角材状の受け材に天井パネルの一端側を支持させて
天井面を形成した後、例えば横断面L字状の回り縁によ
って受け材を覆うようにすればよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明における請求
項1記載の天井構造は、天井面の中央が高くなるよう天
井パネルを山形に組み、これにより室内側から見て天井
面が高くなるようにしたものであるから、天井面が低い
場合のように圧迫感を感じることがなく、室内全体に広
がりが感じられてゆったりとした印象が得られるものと
なる。また、天井パネルが、その一端側が回り縁に支持
されるとともに、他端側がリブ付きジョイナー、ジョイ
ントプレートを介して同様に一端部が回り縁に支持され
た別の天井パネルに連結され、これによって天井面全体
が山形に形成されたものであるから、従来のごとく吊梁
や吊木、野縁を軸組みする必要がなくなるため、天井の
施工時に上向きの姿勢で作業をする必要がほとんどな
く、したがって施工性が格段に向上して工期の短縮化を
図り得ることができるとともに、施工コストの低減化も
図り得るものとなる。また、天井パネルの桟材が設けら
れた側において、該桟材の溝にその長さ方向の全長にわ
たってリブ付きジョイナーのジョイナー材が嵌合してい
るので、このジョイナー材によって天井パネルの側部を
その長さ方向全長にわたって支持することができる。し
たがって、長手方向における天井パネルの撓みを防止す
ることができるので、大きい天井パネルでも確実に支持
することができる。そして、ジョイントプレートにより
リブ付きジョイナーの端部どうしを連結しているので、
大きい天井パネルどうしを山形に支持でき、よって、こ
の天井構造を居間や寝室等の居室や、さらに天井が大き
い体育館や講堂等の天井に適用することができる。請求
項2記載の天井構造は、回り縁を受け材として機能さ
せ、これにより部品点数の増加を抑えたものであるか
ら、施工コストの低減化を一層図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の天井構造の一実施例を示す概略構成
図。
【図2】天井パネルとリブ付きジョイナーとジョイント
プレートの概略構成を示す斜視図。
【図3】図1に示した天井構造の要部側断面図。
【図4】リブ付きジョイナーを介して連結された天井パ
ネルの要部側断面図。
【図5】図1に示した天井構造の施工方法を説明するた
めの要部断面図。
【図6】本発明の天井構造の変形例を示す側断面図。
【図7】従来の天井構造の概略構成を示す要部斜視図。
【符号の説明】
10 居間 11a、11b、11c 壁 12 回り縁 14 天井パネル 15 天井材 16 桟材 18 溝 19 リブ付きジョイナー 20 ジョイナー材 21 リブ材 23 ジョイントプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 5/52 E04F 19/04 102

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅等建物において天井面の中央が高く
    なるよう天井パネルを山形に組んでなる天井構造であっ
    て、前記天井パネルは、矩形板状の天井材とこの天井材
    の裏面の両側部にそれぞれ設けられた桟材とからなり、
    該桟材の外側面にはその長さ方向の全長にわたって溝が
    形成され、かつ該天井パネルは、その一端側が相対向し
    た壁面の上部にそれぞれ略水平でかつ互いに略同一の高
    さとなるように取付けられた受け材の一方に支持され、
    さらにその桟材が設けられた側が、該桟材の溝にその長
    さ方向の全長にわたって嵌合する細長い平板状のジョイ
    ナー材とこのジョイナー材の長手方向に沿ってその略中
    央上部に一体に設けられた板状のリブ材とからなる横断
    面略T字状のリブ付きジョイナーを介して他の天井パネ
    ルに連結され、該リブ付きジョイナーの、前記天井パネ
    ルの一端側を支持する受け材と反対の側の端部が、該受
    け材と反対の側の壁面に取付けられた受け材に一端側が
    支持された天井パネルの間を連結するリブ付きジョイナ
    ーの端部とジョイントプレートによって連結されてなる
    ことを特徴とする天井構造。
  2. 【請求項2】 住宅等建物において天井面の中央が高く
    なるよう天井パネルを山形に組んでなる天井構造であっ
    て、前記天井パネルは、矩形板状の天井材とこの天井材
    の裏面の両側部にそれぞれ設けられた桟材とからなり、
    該桟材の外側面にはその長さ方向に沿って溝が形成さ
    れ、かつ該天井パネルは、その一端側が相対向した壁面
    の上部にそれぞれ略水平でかつ互いに略同一の高さとな
    るように取付けられた受け材の一方に支持され、さらに
    その桟材が設けられた側が、該桟材の溝に嵌合する細長
    い平板状のジョイナー材とこのジョイナー材の長手方向
    に沿ってその略中央上部に一体に設けられた板状のリブ
    材とからなる横断面略T字状のリブ付きジョイナーを介
    して他の天井パネルに連結され、該リブ付きジョイナー
    の、前記天井パネルの一端側を支持する受け材と反対の
    側の端部が、該受け材と反対の側の壁面に取付けられた
    受け材に一端側が支持された天井パネルの間を連結する
    リブ付きジョイナーの端部とジョイントプレートによっ
    て連結されてなることを特徴とする天井構造において、
    前記受け材が回り縁であることを特徴とする天井構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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