JP3083056U - 無影灯 - Google Patents

無影灯

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JP3083056U JP2001004294U JP2001004294U JP3083056U JP 3083056 U JP3083056 U JP 3083056U JP 2001004294 U JP2001004294 U JP 2001004294U JP 2001004294 U JP2001004294 U JP 2001004294U JP 3083056 U JP3083056 U JP 3083056U
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直樹 勝田
拓也 大槻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高圧回路部が備えられたバラスト回路を有する
メタルハライドランプを無影灯の光源ランプとして用い
た無影灯を提供する。 【解決手段】光源ランプ1の後方に反射ミラー3を有
し、該反射ミラー3にて前記光源ランプ1からの光を反
射して光源ランプ1の前方に照射するようにした無影灯
において、上記光源ランプ1は、高圧印加タイプであっ
て、少なくとも該光源ランプ1に印加される高電圧を発
生させる高圧回路部12が備えられたバラスト回路13
を有するメタルハライドランプで構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、歯科治療、医科治療等において患者の患部を照射する無影灯に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来、歯科治療等において、患者の患部を照射する照明具として無影灯が広く 用いられている。
【0003】 この無影灯は、光源ランプの前に遮光板を設けて該光源ランプの光で直接照射 しないようにするとともに、上記光源ランプの後側に反射ミラー(散乱鏡)を設 置して光源の数を実質的に無限大として(換言すれば面光源として)被照射物の 影ができないようにしたものであり、歯科等の治療において患部を照射するのに 適したものである。
【0004】 このような無影灯の光源ランプには、ハロゲンランプが多用されているが、白 色光つまりより太陽光に近く演色性がよく、また、発光効率のよいメタルハライ ドランプ(以下、「メタハラランプ」とも呼ぶ。)の採用がより望ましかった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来のメタハラランプは、そのスイッチがON、OFFされたときに 、直に反応せず、点灯或いは消灯されるまでの時間、或いは、消灯された後に再 点灯する際の待ち時間が長いという問題がある。
【0006】 また、メタハラランプの繰り返し点灯できる回数は1000回程度であり、そ の寿命が短いという問題があった。
【0007】 本考案は、かかる課題を解決しようとするもので、従来の問題を解決しながら 、なおかつ、メタハラランプの特徴を生かすことのできる無影灯を提供すること を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、 請求項1に係る無影灯は、光源ランプの後方に反射ミラーを有し、該反射ミラ ーにて前記光源ランプからの光を反射して光源ランプの前方に投射するようにし た無影灯において、 上記光源ランプは、高圧印加タイプであって、少なくとも該光源ランプに印加 される高電圧を発生させる高圧回路部が備えられたバラスト回路を有するメタル ハライドランプで構成されていることを特徴とする。
【0009】 このものでは、メタルハライドランプを用いているので、ハロゲンランプに比 べ、そのスペクトルが広く、白色性が高いので演色性に優れ、また、約5倍の輝 度を有するので、患者に投射される光の輝度(明るさ)を高めることができる。
【0010】 更に、このメタルハライドランプは、従来の点灯や再点灯時間の問題、繰り返 し点灯回数の問題を解決したものであるため、無影灯として良好に用いることが できる。
【0011】 請求項2に係る無影灯は、請求項1において、上記バラスト回路の高圧回路部 と、上記メタルハライドランプのランプ部とは、近接した位置に設けられている 。
【0012】 このものでは、高圧回路部を備えたバラスト回路と、メタルハライドランプの ランプ部とを、近接した位置に設けているので、これらの結線を短くでき、この 結線からの高電圧の漏電や感電を防止できる。
【0013】 請求項3に係る無影灯は、請求項1又は2の何れかにおいて、上記バラスト回 路の高圧回路部は、上記無影灯の本体部内に設けられていると共に、上記バラス ト回路の低圧回路部は、上記無影灯の本体部と別体、或いは、前記本体部内に設 けられている。
【0014】 このものでは、バラスト回路の低圧回路部だけを無影灯の本体部と別体に設け ているので、無影灯の本体部を小型化できる。
【0015】 また、この低圧回路部を、無影灯の本体部内に設けることもでき、この場合に はバラスト回路を一体化してコンパクトにできる。
【0016】 請求項4に係る無影灯は、請求項1〜3の何れかにおいて、上記光源ランプに 印加される供給電圧を制御して、この光源ランプの照度を制御可能な電圧制御部 を設けている。
【0017】 このものでは、メタハラランプへの供給電圧を制御して、その照度を制御可能 な電圧制御部を設けているので、メタハラランプが待機中でも、これに印加され る供給電圧を完全に遮断することなく、待機モードにできるため、メタハララン プをより素早く起動させることができるうえ、待機中におけるメタハラランプの 眩惑を防止できる。
【0018】 また、各治療目的に合わせた適度な照度に制御することができる。
【0019】 請求項5に係る無影灯は、請求項1〜4の何れかにおいて、上記光源ランプの 光路中には、各治療目的用のフィルターが可動又は着脱自在に設けられている。
【0020】 このものでは、各治療目的用のフィルターが設けられているので、暗部照明だ けでなく、重合やブリーチングに使用できる。
【0021】 請求項6に係る無影灯は、請求項1〜5の何れかにおいて、上記光源ランプの 光路中には、各治療目的用の反射ミラーが交換可能に設けられている。
【0022】 このものでは、各治療目的用の反射ミラーが交換可能に設けられているので、 各治療目的に応じた照射範囲に適合した反射ミラーを自在に選択することができ る。
【0023】 請求項7に係る無影灯は、請求項5又は6の何れかにおいて、上記フィルター 又は反射ミラーは、光重合用或いはブリーチング用に形成されている。
【0024】 このものでは、上記フィルター又は反射ミラーを、光重合用或いはブリーチン グ用に限定して形成している。
【0025】 請求項8に係る無影灯は、請求項7において、上記フィルター又は反射ミラー は、光重合用とブリーチング用に形成されたものを入替可能にしている。
【0026】 このものでは、光重合用とブリーチング用のフィルター又は反射ミラーを簡単 に入れ替えて使用できる。
【0027】 請求項9に係る無影灯は、請求項1〜8の何れかにおいて、上記無影灯には、 先端に受具を設けたフレキシブルアームが連結されており、上記無影灯の光源ラ ンプは、これを取外して、上記受具に取付けて使用可能に形成されている。
【0028】 このものでは、無影灯の光源ランプを取外して、これを受具に取付けて使用で きるため、無影灯の光源ランプを利用して、光重合による歯科治療用の光源ラン プとして兼用できる。
【0029】 請求項10に係る無影灯は、請求項9において、上記フレキシブルアームの受 具に上記光源ランプを装着した状態で、この受具部分にライトガイドを備えてい る。
【0030】 このものでは、無影灯の光源ランプを取外して、これを受具に取付けて使用で きるため、無影灯の光源ランプを兼用できると共に、受具には、ライトガイドが 設けられているので、各治療目的に応じた位置に必要な照明を導くことができる 。
【0031】 請求項11に係る無影灯は、請求項10において、上記ライトガイドは、上記 受具に対して着脱自在に交換できるようにしている。
【0032】 このものでは、ライトガイドは、受具に着脱自在に交換できるので、各治療目 的に応じたライトガイドを簡単に取替えることができる。
【0033】 請求項12に係る無影灯は、請求項1から11の何れかにおいて、上記光源ラ ンプには、この光源ランプを冷却するための冷却用ファンが設けられている。
【0034】 このものでは、メタハラランプで構成された光源ランプが、冷却用ファンで冷 却されるようになっているので、ランプが高温になることなく、光源ランプの性 能を良好に発揮する。
【0035】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る無影灯Aを図面に基づき説明する。
【0036】 本考案に係る無影灯Aは、歯科治療や医科治療等のときに使用されるものであ るが、本実施例では歯科治療に用いるものを例示して説明する。
【0037】 図1は、本考案に係る無影灯を説明するための歯科治療室内の全体斜視図であ る。 一般に、歯科治療室内には、患者を乗せる治療椅子Bが設置され、その頭部B1 の近くには、治療器具を載置するテーブルCが設けられ、これと逆側に患者がう がいなどを行なうスピットン部Dが設置されている。
【0038】 そして、医師は、治療椅子Bの頭部B1周囲に位置し、患者の歯科治療を行な うのであるが、この歯科治療のときに患者の口内を照射するために本考案に係る 無影灯Aが用いられる。
【0039】 この無影灯Aには、ON、OFF用のスイッチA1が設けられており、これを 公知な支持体の先端に取り付け、無影灯Aの照明位置を自由に調整することがで きるようになっている。
【0040】 図2(a)、(b)は、本考案に係る無影灯の横断断面図及び正面図である。
【0041】 この無影灯Aは、光源ランプの前方に遮光板2を設けて該光源ランプの光を直 接照射しないようにするとともに、上記光源ランプの後側に反射ミラー3(散乱 板)を設置して光源の数を実質的に無限大として(換言すれば面光源として)被 照射物の影ができない構造にしている。
【0042】 本考案では、この光源ランプは、高圧印加タイプであって、少なくとも該光源 ランプに印加される高電圧を発生させる高圧回路部が備えられたバラスト回路を 有するメタルハライドランプ(以下、「メタハラランプ」とも呼ぶ。)1で構成 されている点に特徴がある。
【0043】 遮光板2は、メタハラランプ1からの光が直接患者に照射されないようにする ものであり、これによって、面光源を均一に保っているものであるが、この遮光 板2を反射板とし、メタハラランプ1から前方に漏出される光を遮光板2によっ て反射ミラー3に反射し、該反射ミラー3にて再度反射して照明に利用すること もできる。
【0044】 反射ミラー3は、メタハラランプ1から後方に向けて放出された光を面光源と して前面に反射させるようにしたものであり、弧状に形成されている。
【0045】 反射ミラー3は、集光や無影効果を計算した特殊な放物曲線面及び波状曲線の 組合わせにより、可視光線を90%以上反射する。
【0046】 なお、反射ミラー3の裏面に赤外線を吸収可能な特殊コーティングを施すなど して、放熱板の役割を担わせることもできる。
【0047】 この反射ミラー3からの反射光は、前方に照射されるが、本実施例では、無影 灯Aの前面にさらに光照射部材4を設けている。
【0048】 このような光照射部材4をメタハラランプ1の光路中に設けているので、メタ ハラランプ1からの反射光が直接患者に照射されず、反射光による眩惑を防止で きる。
【0049】 また、この光源ランプ1には、その後方に、ランプの発光によって生じる熱に よってランプが高温になるのを防止するための冷却ファン17が設けられており 、これによって、光源ランプ1が一定温度以上の高温にならないように冷却され るので、光源ランプ1の性能が良好に発揮される。
【0050】 図3(a)、(b)は、本考案に係るメタハラランプの分解斜視図及びその縦 断面図である。
【0051】 このメタハラランプ1は、高圧印加タイプであって、ランプ部11と、これに 印加される高電圧を発生させる高圧回路部12が備えられたバラスト回路13を 有しており、このバラスト回路13には、ON、OFF用のスイッチA1に連動 される低圧回路部14を設けている。
【0052】 また、ランプ部11と、バラスト回路13の高圧回路部12とは、近接して設 けることが好ましく、このように両者を近接した位置に設ければ、これらの結線 を短くでき、この結線からの高電圧の漏電や放電を防止できる。
【0053】 このようなバラスト回路13は、その発熱を抑え、且つ外部からの衝撃を防止 するため、保護ケース15内に収納されている。
【0054】 なお、保護ケース15の前方は開口されており、ランプ部11の基端に設けら れた取付部16と、上記バラスト回路13とが連結されている。
【0055】 このような構造のメタハラランプ1は、そのランプ部11の光が、図2で示す ように、後方の反射ミラー2に向けて放出されるように無影灯1内に設置されて いる。
【0056】 図4は、図2で示した無影灯を概略的に示した説明図である。
【0057】 このように構成した無影灯Aは、図の矢印で示すように、メタハラランプ1か ら放出された光束が、後方の反射ミラー3で反射された後、光照射部材4を通じ て患者の患部に照射される。
【0058】 そのため、本考案に係る無影灯Aによれば、メタハラランプ1を用いているの で、ハロゲンランプに比べ、そのスペクトルが広く、白色性が高いので演色性に 優れ、また、約5倍の輝度を有するので、患者に投射される光の輝度(明るさ) を高めることができる。
【0059】 更に、このメタハラランプ1は、従来の点灯や再点灯時間の問題、繰り返し点 灯回数の問題を解決したものであるため、無影灯Aとして良好に用いることがで きる。
【0060】 ところで、図3で示したように、バラスト回路13の高圧回路部12は、高圧 印加タイプのメタハラランプ1には必須の回路であるので、メタハラランプ1と 同じ無影灯Aの本体部内に設けられている。
【0061】 このバラスト回路13には、高圧回路部12に加え、低圧回路部14が設けら れているが、この低圧回路部14は、無影灯Aの本体部と別体、或いは、この本 体部内に設けることができる。
【0062】 このように低圧回路部14だけを、無影灯Aの本体部と別体に設ければ、無影 灯Aの本体部を小型化できる。
【0063】 一方、低圧回路部14を、高圧回路部12と同様、無影灯Aの本体部内に設け ることもでき、この場合では、バラスト回路13に低圧回路部を一体化させるこ とができる。
【0064】 図5は、本考案に係る無影灯の他の例を示すブロック図である。
【0065】 メタハラランプ1には、高電圧が印加されるが、図5では、電源20からの供 給電圧を制御する電圧制御部21を設けて、このメタハラランプ1の照度を制御 可能にしたものを示している。
【0066】 このような電圧制御部21を設ければ、メタハラランプ1への供給電圧を制御 して、その照度を制御可能にでき、例えば、メタハラランプ1が待機中でも、こ れに印加される供給電圧を完全に遮断することなく、待機モードにできるため、 メタハラランプ1を素早く起動させることができるうえ、待機中におけるメタハ ラランプ1の眩惑を防止できる。
【0067】 また、各治療目的に合わせた適度な照度に制御することができる。
【0068】 図6は、本考案に係る無影灯の他の実施例を示す概略的に示した説明図である 。
【0069】 上記の通り、本考案に係る無影灯Aは、メタハラランプ1から放出された光束 が、後方の反射ミラー3で反射された後、光照射部材4を通じて患者の患部に照 射される。
【0070】 図6で示す無影灯Aでは、メタハラランプ1の光路中に、各治療目的用のフィ ルター5を可動又は着脱自在に設けている。
【0071】 例えば、この図では、光照射部材4の前面に各治療目的用のフィルター5を可 動又は着脱自在に設けており、その治療目的によっては、光照射部材4に代えて 、フィルター5を設けても構わない。
【0072】 また、同様に、上記反射ミラー3を、各治療目的用のものに交換可能に設ける こともでき、この反射ミラー3を交換することで、各治療目的に応じた照射範囲 に適合させることができる。
【0073】 ここで、各治療目的としては、上記した患者の患部を照射する目的は勿論、こ れ以外の目的、例えば、歯科治療で使用される光重合用或いはブリーチング用に 形成されている。
【0074】 このような各治療目的用のフィルター5或いは反射ミラー3に交換可能にすれ ば、本考案の無影灯Aを暗部照明だけでなく、歯科治療で使用される重合やブリ ーチングに使用できる。
【0075】 加えて、このフィルター5及び/又は反射ミラー3に使用される光重合用とブ リーチング用に形成されたものを各々入替可能に形成することも可能であり、こ のようにすれば、各治療目的に応じたフィルター5や反射ミラー3を簡単に入替 できる。
【0076】 図7は、本考案に係る無影灯の更に他の実施例を示す概略説明図である。
【0077】 この無影灯Aは、図1〜図6で示したものに加えて、先端に受具6を設けたフ レキシブルアーム7が連結されたものを示している。
【0078】 このような受具6を設けたフレキシブルアーム7自体は、公知であり、従来の 受具6には、光源ランプと別体の光源ランプ(不図示)が設けられていた。
【0079】 この受具6は、例えば、上記光源ランプ(不図示)から照射される光束を、前 方の集光手段61によって集光し、この集光された光を患者の患部に照射するこ とで、光重合による歯科治療などに用いるものである。
【0080】 本考案に係る無影灯Aは、受具6に設けられる光源に、メタハラランプ1を利 用して使用せんとするものであり、そのため、無影灯Aのメタハラランプ1は、 これを取外して、受具6に取付けて使用可能に形成されている。
【0081】 具体的には、受具6にメタハラランプ1を取付可能な取付部6aを、無影灯A のメタハラランプ1の取付部1aと同一に形成し、無影灯Aの光源ランプ1を取 外して、受具6に付け替えれば、これを受具6の光源ランプとして兼用できる。
【0082】 このように、本考案の無影灯Aによれば、そのメタハラランプ1を取外して、 これを受具6に取付けて使用できるため、無影灯Aのメタハラランプ1を利用し て、光重合による歯科治療用の光源ランプとして兼用できる。
【0083】 なお、図7で示すように、無影灯Aのメタハラランプ1に供給される電源と、 受具6に供給される電源とを共通にしておき、これらを切換えスイッチSWで切 換えて共用することが望ましい。
【0084】 図8は、図7で示した受具の他の例を示した概略説明図である。
【0085】 図8は、フレキシブルアーム7の受具6にメタハラランプ1を装着した状態で 、この受具6の前方部分に着脱自在なライトガイド8が着脱自在に設けられてい る。
【0086】 このライトガイド8は、光ファイバ81等が前方に設けられており、患者の治 療目的に応じてこれを適宜取替え、その目的に応じた位置に必要な照明を導くも のである。
【0087】 このようなライトガイド8を設けた受具6にも、図7と同様に、その光源とし てメタハラランプ1を兼用できると共に、ライトガイド8が着脱自在に設けられ ているので、各治療目的に応じた位置に必要な照明を導くことができる。
【0088】 図9は、本考案に係る無影灯の更に他の実施例を示す概略斜視図である。
【0089】 この実施例では、取付具9から延設されたフレキシブルアーム7の先端に、図 1〜7で示された反射ミラー3を備えた無影灯Aを連結したものを示している。
【0090】 なお、図1〜図7で示した部材と共通する部材と共通のものには、同一の番号 を番号を付し、その説明は省略している。
【0091】 このような無影灯Aによれば、図1〜図7で説明した無影灯Aの各効果に加え 、フレキシブルアーム7によって無影灯Aの照明位置を患者の治療部位や治療目 的に応じて簡単に調整することができる。
【0092】
【考案の効果】
本考案によれば、次のような効果がある。
【0093】 請求項1に係る無影灯によれば、メタルハライドランプを用いているので、ハ ロゲンランプに比べ、そのスペクトルが広く、白色性が高いので演色性に優れ、 また、約5倍の輝度を有するので、患者に投射される光の輝度(明るさ)を高め ることができる。
【0094】 更に、このメタルハライドランプは、従来の点灯や再点灯時間の問題、繰り返 し点灯回数の問題を解決したものであるため、無影灯として良好に用いることが できる。
【0095】 請求項2係る無影灯によれば、高圧回路部を備えたバラスト回路と、メタルハ ライドランプのランプ部とを、近接した位置に設けているので、これらの結線を 短くでき、この結線からの高電圧の漏電や感電を防止できる。
【0096】 請求項3に係る無影灯によれば、バラスト回路の低圧回路部だけを無影灯の本 体部と別体に設けているので、無影灯の本体部を小型化できる。
【0097】 また、この低圧回路部を、無影灯の本体部内に設けることもでき、この場合に はバラスト回路を一体化してコンパクトにできる。
【0098】 請求項4に係る無影灯によれば、メタハラランプへの供給電圧を制御して、そ の照度を制御可能な電圧制御部を設けているので、メタハラランプが待機中でも 、これに印加される供給電圧を完全に遮断することなく、待機モードにできるた め、メタハラランプをより素早く起動させることができるうえ、待機中における メタハラランプの眩惑を防止できる。
【0099】 また、各治療目的に合わせた適度な照度に制御することができる。
【0100】 請求項5に係る無影灯によれば、各治療目的用のフィルターが設けられている ので、暗部照明だけでなく、重合やブリーチングに使用できる。
【0101】 請求項6に係る無影灯によれば、各治療目的用の反射ミラーが交換可能に設け られているので、各治療目的に応じた照射範囲に適合した反射ミラーを自在に選 択することができる。
【0102】 請求項7に係る無影灯によれば、フィルター又は反射ミラーを、光重合用或い はブリーチング用に限定して形成することができる。
【0103】 請求項8に係る無影灯によれば、光重合用とブリーチング用のフィルター又は 反射ミラーを簡単に入れ替えて使用できる。
【0104】 請求項9に係る無影灯によれば、無影灯の光源ランプを取外して、これを受具 に取付けて使用できるため、無影灯の光源ランプを利用して、光重合による歯科 治療用の光源ランプとして兼用できる。
【0105】 請求項10に係る無影灯によれば、無影灯の光源ランプを取外して、これを受 具に取付けて使用できるため、無影灯の光源ランプを兼用できると共に、受具に は、ライトガイドが設けられているので、各治療目的に応じた位置に必要な照明 を導くことができる。
【0106】 請求項11に係る無影灯によれば、ライトガイドは、受具に着脱自在に交換で きるので、各治療目的に応じたライトガイドを簡単に取替えることができる。
【0107】 請求項12に係る無影灯によれば、メタハラランプで構成された光源ランプが 、冷却用ファンで冷却されるようになっているので、ランプが高温になることな く、光源ランプの性能を良好に発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る無影灯を説明するための歯科治療
室内の全体斜視図
【図2】本考案に係る無影灯の横断断面図及び正面図
【図3】(a)、(b)は、本考案に係るメタハララン
プの分解斜視図及びその縦断面図
【図4】図2で示した無影灯を概略的に示した説明図
【図5】本考案に係る無影灯の他の例を示すブロック図
【図6】本考案に係る無影灯の他の実施例を示す概略的
に示した説明図
【図7】本考案に係る無影灯の更に他の実施例を示す概
略説明図
【図8】図7で示した受具の他の例を示した概略説明図
【図9】本考案に係る無影灯の更に他の実施例を示す概
略斜視図
【符号の説明】
A 無影灯 1 光源ランプ(メタルハライドランプ) 11 ランプ部 12 高圧回路部 13 バラスト回路 14 低圧回路部 17 冷却ファン 21 電圧制御部 3 反射ミラー 5 フィルター 6 受具 7 フレキシブルアーム 8 ライトガイド

Claims (12)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源ランプの後方に反射ミラーを有し、該
    反射ミラーにて前記光源ランプからの光を反射して光源
    ランプの前方に投射するようにした無影灯において、 上記光源ランプは、高圧印加タイプであって、少なくと
    も該光源ランプに印加される高電圧を発生させる高圧回
    路部が備えられたバラスト回路を有するメタルハライド
    ランプで構成されていることを特徴とする無影灯。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記バラスト回路の高圧回路部と、上記メタルハライド
    ランプのランプ部とは、近接した位置に設けられている
    無影灯。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の何れかにおいて、 上記バラスト回路の高圧回路部は、上記無影灯の本体部
    内に設けられていると共に、上記バラスト回路の低圧回
    路部は、上記無影灯の本体部と別体、或いは、前記本体
    部内に設けられている無影灯。
  4. 【請求項4】請求項1〜3の何れかにおいて、 上記光源ランプに印加される供給電圧を制御して、この
    光源ランプの照度を制御可能な電圧制御部を設けている
    無影灯。
  5. 【請求項5】請求項1〜4の何れかにおいて、 上記光源ランプの光路中には、各治療目的用のフィルタ
    ーが可動又は着脱自在に設けられている無影灯。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の何れかにおいて、 上記光源ランプの光路中には、各治療目的用の反射ミラ
    ーが交換可能に設けられている無影灯。
  7. 【請求項7】請求項5又は6の何れかにおいて、 上記フィルター又は反射ミラーは、光重合用或いはブリ
    ーチング用に形成されている無影灯。
  8. 【請求項8】請求項7において、 上記フィルター又は反射ミラーは、光重合用とブリーチ
    ング用に形成されたものを入替可能にしている無影灯。
  9. 【請求項9】請求項1〜8の何れかにおいて、 上記無影灯には、先端に受具を設けたフレキシブルアー
    ムが連結されており、上記無影灯の光源ランプは、これ
    を取外して、上記受具に取付けて使用可能に形成されて
    いる無影灯。
  10. 【請求項10】請求項9において、 上記フレキシブルアームの受具に上記光源ランプを装着
    した状態で、この受具部分にライトガイドを備えている
    無影灯。
  11. 【請求項11】請求項10において、 上記ライトガイドは、上記受具に対して着脱自在に交換
    できるようにしている無影灯。
  12. 【請求項12】請求項1から11の何れかにおいて、 上記光源ランプには、この光源ランプを冷却するための
    冷却用ファンが設けられている無影灯。
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