JP2012130710A - 歯科医療用処置照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】種々の光学的条件、ないし顧客要望に容易に適合可能にし、衛生的に好ましい形態も選択される医療用の、特に歯科医療用の、処置照明器具提供する。
【解決手段】ハウジングおよび複数のLED光源200
を有し、LED光源が、エネルギ供給手段と可逆的に取外し可能に結合されており、その場合にLED光源が、好ましくは直列回路において、互いに接続されており、
かつ/または好ましくはエネルギ供給手段が、ハウジングの内部に配置されている
【選択図】図5

Description

本発明は、医療用、特に歯科医療用の処置照明器具に関する。
最適な医療処置を保証するために、たとえば、手術または歯科医療処置の場合に、処置箇所を適切に照明することは、不可欠である。その場合に、一方で患者を保護するため、しかし他方では照明を最適化するために、種々の周辺条件に留意され、それらは種々の規格に採用されている。たとえば、これらの規格は、光フィールドの形状、照明のカラー再現インデックスの所定の最小値および照明強度の最小値を規定している。
それにもかかわらず、規格の枠内で、かつ特殊場合においても、さらに、多数の適用要望が考慮されるので、照明器具メーカーの視野から、顧客要望への競争力のある適合を可能にするために、多数の照明器具モデルが提示される。たとえば、十分なコントラスト比を得るために、最大提供可能な照明強さを処置室の空間的条件に適合させることが、必要になる場合がある。さらに、処置照明器具の位置決めに重きをおくと、照明器具からオブジェクト平面への予め定められた光路をもたらすことがあり、それは、たとえば発光手段の特殊な位置決めを前提とする。
照明器具を医療用に使用するための他の周辺条件は、さらに、照明器具が、特殊な衛生要請を満たさなければならないことである。従って、照明器具が簡単な清掃を可能にすることが、望ましい。
従って本発明の課題は、然るべき医療用の、特に歯科医療用の、処置照明器具を改良し、かつ種々の光学的条件、ないし顧客要望に容易に適合可能にすることであって、その場合に衛生的に好ましい形態も選択される。
この課題は、請求項1の特徴によって解決される。本発明の展開が、従属請求項の対象である。
本発明によれば、医療用ないし歯科医療用の処置照明器具は、ハウジングと複数のLED光源とを有している。その場合にLED光源は、LED光源のためのエネルギ供給手段と可逆的に取外し可能に接続されている。
複数のLED光源は、大面積のリフレクタの使用(逆にこれは、半導体ベースではない光源を有する歯科医療用の処置照明器具の場合には、一般的である)を、省くことができるように配置されている。従ってLED光源を使用することによって、光源の配置における自由度が得られ、この自由度は、リフレクターベースの照明器具に対して、光放射の適合可能性における著しい利点を提供する。さらに駆動のためにエネルギ供給手段と可逆的に取外し可能に結合されている、LED光源は、この適合可能性をさらに増大させる。従って、1つまたは複数のLED光源、好ましくはハウジング内に配置されたすべてのLED光源を、簡単なやり方で取り替えて、適用要望に適合させる可能性が提供される。特に、LED光源の各々は、然るべき接続手段を有しており、それが、エネルギ供給手段との可逆的に取外し可能な接続を許す。
さらに、エネルギ供給手段は、好ましくはハウジングの内部に配置されている。従って簡単なやり方で、種々のLED光源への、特に修正された数のLED光源への適合を、ハウジングの内部に配置された接続手段によって、達成することが可能である。
好ましい形態において、光源は、直列回路で、特に好ましくはフレックス導体によって、互いに接続されている。これは、一連の利点を合体するものである。たとえば、それによって電流を案内するためのリング形状の配置において電流供給路の長さを減少させることができる。付加的なLED発光手段は、電流を案内するためのリング形状の配置内へ容易に統合することができる。というのは、隣接するLED光源への電流供給路を閉成するだけで済むからである。さらに、このようにして電流を案内するためのリング状の配置内へ供給電流の大きさを容易に組み込むことができるので、−処置照明器具を拡張する場合に−たとえば、エネルギ供給手段へのより複雑な適合を、効果的に回避することができる。
本発明の展開において、LED光源はブリッジ手段を有しており、そのブリッジ手段は、LED光源が故障した場合に、接続電流回路を維持するように形成されている。これが、たとえば、直列回路の中断を回避することを可能にするので、まだ残っている、機能し得るLED光源が、さらにエネルギ供給手段と接続されている。
最適な医療用照明装置のための周辺条件は、一連の規格内で文書化されており、その中で歯科医療用の目的にとって一番重要なのが、現在ではEN ISO 9680である;この規格は、処置するために最適なオブジェクト平面−好ましくは医療処置の場所を含む−内の光フィールドを定めている。
本発明の展開において、LED光源は、オブジェクト平面内の共通の光フィールドを、好ましくは共通の光フィールドのみを、照明する。
LED光源の簡単な取付けと交換可能性をさらに促進して、さらに、LED光源が共通の支持体上に配置されるようにすることができ、その支持体が、たとえばハウジングと結合されている。
好ましくは、支持体は、LED光源を支持体と結合するための適切な固定手段を有している。さらに、これは同様に、LED光源のために、設けることができる。
さらに、支持体は、LED光源のための固定面ないし固定点を有することができ、それらは次のように、すなわちLED光源の各々がオブジェクト平面の共通の光フィールドの共通の中心点に対して方向付けされるように、配置されているので、特にそれぞれのLED光源の光学軸が、光フィールドの共通の中心点へ向く。
本発明の展開において、LED光源の各々は、共通の光フィールドを完全に照明するように、形成されている。この場合において、好ましくはLED光源は、共通の光フィールドのみを照明するように、形成することもできる。
この形態によって、たとえば、光源を容易に、光学的に調整するための特別な措置なしで、支持体部材上に配置することができ、その場合に同時にハウジング内部の配置が、支持体部材によって予め定められる、という利点が得られる。従って、LED光源の予め定められた種類の配置が与えられており、それによって、各場合において規格に合った光フィールドが発生されることを、保証することができる。
本発明に従って設けられた、LED光源をエネルギ供給手段と可逆的に取外し可能に結合する可能性と組み合わせて、さらに、光フィールドの最大可能な照明を迅速なやり方で変化させることが可能であるので、顧客要望に対する極めてフレキシブルな適合が与えられている。
特に好ましくは、この場合において、支持体をLED光源の熱を逃がすように形成することができる。好ましくは、LED光源と支持体との間で熱を伝導することは、接着箔、たとえば自己接着するフレキシブルな熱伝導箔によって行なわれる。
特にこれは、一方で、光源を支持体部材と可逆的に取外し可能に結合することを可能にし、その場合に接着箔は、場合によっては何回かの取外しおよび固定プロセス後に替えなければならない。他方で、これは、支持体部材の製造許容誤差の補償も結果としてもたらすことができる。
たとえば、接着箔は、適切に選択された、好ましくは0.2と3mmの間の、厚みを有することができる。さらに、接着箔は、ハウジングに対するLED光源の電気的絶縁も支援するので、たとえば電気的に絶縁するための空気−/沿面区間のための、より少ないスペース需要を有する、然るべき規格を遵守することができる。
しかし、本発明は、接着箔による熱伝導に限定されるものではない。さらに、たとえば支持体上に、熱伝導ペーストないし液体のための収容部を設けることができ、その収容部がさらに、支持体との可逆的に取外し可能な結合を可能にする。その場合にたとえば、LED光源は、支持体上に形成された槽内に挿入することができ、その槽が同時に、熱伝導を促進する手段を収容する。たとえばこれは、熱伝導ペーストまたは、LED光源の接触面積を増大させる、然るべき液体とすることもできる。
さらに、たとえば支持体が、LED光源のエネルギ供給手段のための固定手段を有することができる。従って支持体が同時にエネルギ供給手段のコンパクトな配置を実現し、そのエネルギ供給手段は、エネルギ供給の接続手段を介して熱を逃がすようにも、形成されている。
さらに、固定手段は、エネルギ供給手段のカスケード配置が実現されるように、形成することができる。たとえば、支持体は、複数の、好ましくは同種の固定手段を有することができ、その固定手段は、LED光源のための複数の独立したエネルギ供給手段を支持体と結合するように、形成されている。
本発明の考えの展開において、LED光源は、幾つかに分けて形成されている。好ましくはLED光源は、光学手段を有している。特に好ましくは、LED光源は、シートバーを有し、それが接続手段を有している。その場合に特に、その接続手段は、特に好ましくはフレックス導体用の、プラグコネクタとすることができる。その場合に好ましくは、接続手段、特にプラグコネクタは、可逆的に取外し可能なLED光源の各々との直列回路が設けられるように、形成することができる。
実施例において、LED光源は、複数のLED発光手段を有しており、かつ好ましくは、実質的に点状の光源として、ないしはできる限り小さい面積を有する光源として形成されている。本発明の展開において、LED発光手段は、それぞれ互いに対して異なるカラーロケーションを有する光を放出するように、形成されている。
この場合において、LED発光手段は、所定のカラーロケーションの光放射と直列回路で接続されており、従って異なるカラーロケーションのLED発光手段のための多数の直列回路が形成されており、それらが、それぞれ所定のカラーロケーションのLED発光手段を互いに対して、かつ可逆的に取外し可能にエネルギ供給手段と、接続する。
本発明の好ましい実施形態において、LED光源の複数のLED発光手段が、共通の基板上に配置されており、その基板が熱を逃がすように形成されている。それは、たとえば金属基板であることができる。好ましくは基板は、支持体との形状による結合が達成されるように、形成することができる。特に金属基板は、たとえば接着箔、熱伝導ペーストまたは冷却液と組み合わせて、接触面の増大を支援するように、形成することもできる。
さらに、本発明の考えの展開において、エネルギ供給手段は、LED発光手段の光度を閉ループ制御ないし開ループ制御するように形成することができる。好ましくは、異なるカラーロケーションの発光手段のための閉ループ制御ないし開ループ制御は、互いに独立して行なわれる。
さらに、LED発光手段を有する処置照明器具の形態は、他の利点をもたらす。通常、処置照明器具のためのハウジングは、比較的コンパクトに選択することができる。しかしこのコンパクトなハウジング内で、−従来の発光手段と比較して−少ない熱放射に基づいて、LED発光手段を駆動するために必要な温度を維持することが可能であって、ハウジング内へ空気流を導入する必要はない。
本発明の展開において、処置照明器具はハウジングを有しており、そのハウジングは、実質的に完全に閉鎖されており、かつ好ましくは光出射面の完全に閉鎖されたカバーを有しており、そのカバーは、たとえば一体的に形成されている。たとえば、カバーに、引っ掻きに強いナノコーティングないしケイ酸塩コーティングを設けることができる。
好ましくは、カバーは、オートクレーブ処理可能に形成されており、たとえばカバーの最大寸法がそれを考慮することができるので、カバーの一体的な部分は、普通の清掃装置によって定められる最大寸法を上回らない。これは、たとえば21x30cmより小さい寸法を有する、一体的な領域の場合である。
従って、衛生的な視点のもとで最適に形成された処置照明器具を実現することができ、その処置照明器具は、容易に清掃すべき表面を有し、かつ駆動中に周囲空気の付加的な汚染をもたらすことはない。
その場合に、実質的に完全に閉鎖されたハウジングというのは、ハウジングが、エネルギ供給の導線用の開口部、通信手段、表示手段あるいは操作部材用の開口部を除いて完全に閉鎖されていることを意味している。特にこの場合において、LED光源は、閉鎖されたハウジングの内部に完全に配置される。
衛生的特性をさらに改良するために、たとえば、処置照明器具の操作部材は、取出し可能である。また、操作部材は、オートクレーブ処理可能に形成することもできる。特に好ましくは、操作部材を取り付けるための複数の取付け位置を設けることができるので、さらに、取付け位置を変更することによって照明器具のフレキシブルな利用を達成することができる。
本発明の展開において、処置照明器具は、非接触で操作可能な、操作部材を有している。それは、たとえば運動を感じるセンサ手段とすることができ、そのセンサ手段は、好ましくは、LED光源の1つまたは複数をオンないしオフするように、形成されている。さらに、たとえば、処置照明器具の光放出の調光の非接触の制御を設けることができる。
さらに、処置照明器具は、たとえば取外し可能なグリップないしミラーを有することができ、それらは、照明器具の衛生特性を改良するために、好ましくは同様にオートクレーブ処理可能に形成することができる。各場合において、取外し可能であることは、結果として清掃可能性の改良をもたらし、さらに、同様に、グリップないしミラーのための種々の取付け位置を配置することができるので、それによっても、顧客要望に適合させる場合、および処置照明器具の使用において、増大された柔軟性が得られる。
さらに、処置照明器具は、カメラないしオリエンテーリングレーザーを有することができる。これは、処置が難しい場合に、処置箇所の拡大された表示をライブ表示として得る可能性を提供し;さらにたとえば文書化目的ないし照明目的のために、処置の間個々の画像を検出するために設けることもできる。その場合に処置照明器具の正確なセンタリングは、たとえば、オリエンテーリングレーザーによって改良し、かつコントロールすることができる。
以下、添付の図面を用いて本発明を詳細に説明し、その場合にすべての表示において同一の部材には、同一の参照符号が設けられている。
幾つかに分かれて構成された光源を有する処置照明器具の実施例を詳細に示す斜視図である。 本発明に係る処置照明器具を図式的に横断面または上面で示す図である。 支持体上に複数のLED光源を取り付けることを詳細に示す分解図である。 ハウジングと結合された支持体上にLED光源を有する、照明器具ハウジングの背面シェルを詳細に示す斜視図である。 処置照明器具にミラーないしグリップを取り付けるための実施例を示している。
医療用、特に歯科医療用の処置照明器具は、処置箇所を最適に照明するために形成されており、従ってオブジェクト平面内に空間的に限定された光フィールドを発生させる。その場合に空間的限定は、たとえば規格EN ISO 9680に定められているように、周辺領域内の照明強度を定められたように低下させることによって、定められる。しかし、規格の決定を別にして、多くの場合において、処置照明器具をユーザーの必要性に適合させることが、必要である。
図1に図式的に示す処置照明器具は、これを、簡単なやり方で可能にする。
本発明によれば、処置照明器具は、複数のLED光源200を有しており、それらは、LED光源200を駆動するためのエネルギ供給手段と可逆的に取外し可能に接続されている。実施例は、3つのLED光源200を示しており、それらは対応づけられた、この場合においては槽状のハウジング500内に配置されており、かつ、ハウジング500内に他のLED光源を取り付けることもできる。特に、そのために、ハウジング内に、たとえば固定手段を有する、少なくとも1つの他の取付け位置を設けることができる。ハウジングは、プラスチック材料から、たとえばガラス繊維強化されたプラスチックから形成することができるが、たとえば金属から形成することもできる。しかし、統一的な材料、好ましくはプラスチックから完全に形成することは、種々の材料の結合を省き、それによって広い温度領域にわたってハウジングの形状安定性を改良する可能性を提供する。
処置照明器具の本発明に基づく形態は、たとえば多数のLED光源200を変化させて、それによって処置照明器具の全光放出を、ユーザーの必要性に適合させることを、可能にする。さらに、本発明に基づく形態は、LED光源200の組込み位置を特に効率的なやり方で修正するアイデアも実現する;すなわち全光放出が定められている場合に、組込み位置を変化させることによって、オブジェクト平面内の空間的に限定された光フィールドへの入射角を変化させることができるので、場合によっては陰が生じることを、回避することができる。
たとえば、LED光源200の少なくとも1つが、エネルギ供給手段と可逆的に取外し可能に接続されているが、好ましくはLED光源200の各々が、エネルギ供給手段と可逆的に取外し可能に接続される。
本発明の好ましい展開において、複数のLED光源200が、エネルギ供給手段と直列回路において接続されている。
さらに、この実施例において、処置照明器具のエネルギ供給手段がハウジング500の内部に配置されていることが、処置照明器具の適合可能性を効率的に形成するのに役立つ。
好ましい実施例において、LED光源200は、オブジェクト平面内で共通の光フィールドを、たとえば好ましくは処置平面の空間的に限定された光フィールドを表す、共通の光フィールドのみを、照明するように、形成されている。
簡単に取り付けるために、LED光源は、この実施例においては、支持体510上に配置されている。この支持体は、好ましくは、ハウジング500内のLED光源200の組込み位置を定め、かつ好ましくはハウジング500と、たとえば可逆的に取外し可能に、結合されている。好ましい展開において、支持体510は−そしてまた好ましくはハウジング500も−然るべき固定手段を有している。
支持体510は、たとえば金属、好ましくはアルミニウムから形成することができ、しかしまたプラスチック、特にガラス繊維強化されたプラスチックから、形成することができる。
さらに、支持体510は、LED光源200を固定するための固定手段を有することができる。図1に示す実施例において、支持体510とのLED光源200の可逆的に取外し可能な結合が設けられている。そのために、支持体は孔を有しているので、LED光源200と支持体510の結合は、たとえばねじを用いて行なうことができるが、たとえば孔と係止される、然るべき係止手段を設けることもできる。さらに支持体は、固定ピンも有しており、その固定ピンは、LED光源200と係合して、それによって対応する開口部を用いてLED光源200の方位を定めるように、形成されている。開口部とピンを用いて、たとえばコード化を実現することができ、そのコード化が、所定のLED光源200を予め定められた組込み位置へ取り付けることを指示し、あるいは排除する。従って、展開においては、少なくとも2つのLED光源200のための固定手段は異なり、好ましくはLED光源200の少なくとも2つのためのピンの配置が、異なる。
図示の実施例において、支持体510は、LED光源200のための固定面515を有しており、それらは、LED光源200がオブジェクト平面内の共通の光フィールドの共通の中心点に対して方向付けされるように、配置されている。さらに、実施例において、固定面515は、LED光源200を支持体と形状結合で結合するように、形成されている。
本発明の好ましい展開において、支持体510は、LED光源200の熱を逃がすように形成されている。さらに、図2に示すように、LED光源200と支持体510の間に、熱を逃がすことを支援する接着箔530が配置される。接着箔530によって、一方で、支持体510とLED光源200の間にすぐれた熱結合を実現する可能性が形成されている。他方で、接着箔530は、その厚みを適切に選択した場合に、支持体510とLED光源200との間に形状による結合をもたらすように、形成することができる。それによって特に、支持体510ないしLED光源200の可能な許容誤差を補償することができる。従って好ましくは接着箔530は、0.01と5mmの間の厚みを有し、特に好ましくは0.2と3mmの間の領域内の厚みを有している。同時に、接着箔を使用することによって、さらに、支持体510とLED光源200の間を実質的に可逆的に取外し可能に結合する可能性が、影響を受けることはない。特に、接着箔530は、一連の結合ないし取外しプロセスの後に初めて新しくされるので、上述した適用場合−処置照明器具の光放射の適合−のために、この結合が可逆的に取外し可能であると見なされることが、前提とされる。
特に好ましくは、ハウジング500は、同様に、熱を逃がすように形成することができ、特にこれは、以下で説明するハウジング500の背面シェルに関する。その場合に支持体510は、たとえばLED光源200を挿入するために然るべき切欠きを有するように、形成するこができる。その場合に支持体510は、好ましくは、LED光源200がハウジング500と熱を逃がす接触をすることができるように、寸法設計されている。たとえば、適切な接着箔530が、ハウジング500へ熱を逃がす接触を形成することができる。図3に示す該当する実施例を、以下で、さらに正確に説明する。
図2に示す本発明の展開によれば、LED光源200は、幾つかに分かれて形成されている。この場合において、LED光源200は、複数のLED発光手段100を有しており、そられは、たとえば共通の基板上に配置することができる。好ましくはこの基板は、LED発光手段100と共通に熱を逃がすように形成されており、たとえば金属から形成することができる。さらに、この実施例において、LED発光手段100は、シートバー210と接続されている。この好ましい形態において、シートバー210は、LED発光手段100の共通の基板用の切欠きを有しているので、この基板は、直接支持体510へ向けられており、たとえば接着箔530によって支持体510と結合することができる。
実施例は、FR4−シートバー(クラス4の"flame retardant")を示しており、それは、LED発光手段100から放出される光円錐の開放角度を制限するための削り取り部を有している。この削り取り部は、図示の実施例においては、LED発光手段100の共通の基板のための切欠きの延長として形成されており、かつ、開放角度が、対応づけられたLED光源200の光学手段220に適合されるように、選択されている。たとえば、開放角度は、LED発光手段100の光放射によって対応づけられたレンズのみが照射されるように、選択することができる。図示の実施例において、開放角度は、好ましくは170°と20°の間、しかし特に好ましくは150°と110°の間である。
本発明の展開において、LED光源200の部品は、たとえば拡散光を減衰させるために、黒くされ、ないしは暗色にされている。特にこれは、削り込み領域について言える。
光学手段220は、好ましくはレンズまたはレンズの配置であることができ、それらは、たとえば直接シートバー210上に配置されているので、LED光源200は、つながり合った、好ましくは完結したアッセンブリと見なすことができる。このようにして、特に簡単に、LED光源200の光放射を、処置照明器具の光学的コンセプトに統合することができる。というのは、LED光源200のアッセンブリと同時に、適切な光学手段220も処置照明器具内へ挿入することができるからである。
図示されていない展開によれば、光学手段は、光波ガイドとして形成されたnエッジプリズムを有することもできるので、同時にLED発光手段100から放出された光のコリメートと色混合が達成される;その場合に折曲エッジの数「n」は、好ましくは5と7の間にある。この場合において、LED発光手段は、直接光学手段と結合することができ、従って特にプリズムの然るべき結合面と添接することができる。これは、たとえばビーム拡幅光学系として実現することができる。好ましくは、プリズムは、プリズムから出る光を共通の平面上に投影するように、形成されている。その場合にこの平面は、たとえば、オブジェクト平面内に規格に合った、空間的に限定された光フィールドを発生させるレンズによって実現される、他のビーム拡幅光学系のための結合面として用いることができる。しかし、このビーム拡幅光学系は、プリズムの光出射面に直接配置することもでき、ないしは直接プリズムと結合するもことができる。
好ましくは、LED光源200の1つ、好ましくは各々は、接続手段215を有しており、それが、エネルギ供給手段520との可逆的に取外し可能な結合を実現するために、形成されている。図2の実施例において、そのために、シートバー220上にプラグコネクタが設けられており、それは、たとえば少なくとも2極で、対応づけられたLED光源200にエネルギ供給するように、形成されている。
好ましい展開において、接続手段215は、LED光源200の複数の電流回路をエネルギ供給手段520と接続するために、形成されている。
たとえば、LED光源200は、複数のLED発光手段100を有することができ、そのLED発光手段は、互いに異なるカラーロケーションの光放射を有している。この場合において、たとえば接続手段215が、それぞれ所定の種類の光放射を有するLED発光手段100のために、独立した電流回路を実現することができ、その電流回路がエネルギ供給手段520と接続されている。好ましくはそのために、共通のプラグコネクタを設けることができるが、本発明の考えの枠内で複数のプラグコネクタの使用も、決して排除されない。特に好ましくは、それぞれたとえば共通のカラーロケーションを有する、所定の種類の光放射を有するLED発光手段100のための電流回路が、直列電流回路として形成されている。
本発明の考えの展開において、LED光源200は、実質的に点状の光源として形成されており、その光源が、たとえば複数のLED発光手段100を有しており、それは、たとえば他のカラーロケーションの、互いに異なる光放射を有することができる。ここで「実質的」という概念は、複数のLEDの中心対称の配置(グループ)がもたらされ、その配置は、個々のLED発光手段100のサイズのみによってもたらされる、中心対称からの偏差を有している。
エネルギ供給手段520は、実施例において、LED発光手段100の光度を閉ループ制御ないし開ループ制御するために形成することができる。それによって、特に処置照明器具の歯科医療用利用にとって重要な、一連の利点を得ることができる。
たとえば、所定のLED光源100を、好ましくは、処置照明器具の光放出のスペクトルから所定の色成分をほぼ濾過されたと見なすことができるように、調光することができる。たとえばそれは、歯科医療用処置材料の硬化を促進する、青(<520nm)、バイオレットないしUVスペクトル領域内の波長成分とすることができる。従ってこの波長成分を調光ないしフェードアウトすることによって、好ましい硬化時間を得ることができ、処置照明器具の光路内へ機械的なフィルタを挿入する必要はない。この波長成分のフェードアウトは、たとえば同様に、個々のLED手段100を選択的にオフにすることによって実現することができる。
さらに、LED光源200ないし処置照明器具の全光放出のカラーロケーションを開ループ制御ないし閉ループ制御することも、考えられる。特にカラー調整の目的で、昼光に似た光放出を準備することが、必要となる場合がある。そのために、処置照明器具が然るべきセンサ手段を有することができ、それを介して、好ましくはカラーロケーションの目標値によって、個々のLED光源200ないし処置照明器具の光放出の調整を実施することができる。たとえばそれは、光学センサないしカラーセンサ、好ましくは、たとえば放出される光スペクトルまたはオブジェクト平面内の光の互いに異なる波長成分を検出するように形成された、1つまたは複数のフォトダイオードないしRGB−またはRGBWセンサとすることができる。さらに、たとえば、光放出の開ループ制御ないし閉ループ制御に用いることができる、好ましくはLED発光手段100の光放出に比例する測定量を求めるために、温度検出手段を設けることもできる。この展開において、そのために、NTC抵抗("Negative Temperature Coefficient")を設けることができる。
その場合に、エネルギ供給手段520は、好ましくは、センサ手段によって提供される測定量に基づいて、異なるカラーロケーションのLED発光手段100のためのエネルギ供給の目標値に対する偏差を評価して、エネルギ供給の開ループ制御と閉ループ制御によってLED光源200の光放出を適合させるために、形成されている。これを実現するのは、所定のカラーロケーションの光を放出するための、処置照明器具の、そしてまた光放出の強度の、開ループ制御ないし閉ループ制御である。従って処置照明器具の光放出は、同時に全光放出の強度を制御しながら、たとえば特別な昼光に似た光放出を表し、かつそれに応じたカラー抵抗インデックスを有する、所定のカラーロケーションに合わせて決定することができる。たとえば、歯科医療用インプラントのカラー調整する場合に、予め定められたカラーロケーションを維持しながら光放出の強度を高めることが、特に好ましい場合がある。
その場合に、たとえば、温度検出手段ないしNTC抵抗を、LED光源200のシートバー上に直接配置することができる。この手段をエネルギ供給手段520と接続することは、好ましくは同様に可逆的に取外し可能に形成されている。
LED発光手段100の光度の開ループ制御ないし閉ループ制御は、好ましくは、エネルギ供給のパルス幅変調を介して行なわれる。特に、複数の、好ましくはすべてのLED光源200を、パルス幅変調可能なエネルギ供給手段520と、特に好ましくは直列回路で、接続することができる。
図3に示す展開は、本発明の特徴を有する処置照明器具を示している。好ましくは、処置照明器具は、実質的に完全に閉鎖されたハウジングを有している。この形態は、特に、処置照明器具の衛生的に完璧な状態を維持するのに役立つ。特にハウジング内部への冷却空気の導入を省くことは、処置照明器具の清掃サイクルにとって大きな利点を意味している。というのは、実際に、ほこりないしゴミ粒子が処置照明器具の内部空間へ侵入し得ることが、排除されているからである。たとえば、ハウジングが適切なシールを有することもできるので、たとえば処理照明器具の内部空間への消毒薬の侵入も、回避される。
その場合に、ハウジング500の槽形状の背面シェル580は、光出射面の実質的に透明なカバー570と、好ましくは可逆的に取外し可能に結合されている。特に、カバー570が、たとえば係止結合によって、工具なしでハウジングと取外し可能に結合されていると、好ましいことが明らかにされている。しかし、さらにこれは、以下で明らかにするように、ねじ結合の使用を排除していない。特に好ましくは、カバー570とハウジングの背面シェル580との間に、シールが取り付けられている。
実施例において、光出射面のカバー570は、一体的に形成されている。さらに、カバー570は、処置照明器具の、シートバーへ向いた面全体を実質的に包囲している。特に好ましくは、カバー570の一体的に形成された部分は、歯科医療のオートクレーブ内での処理を可能にする寸法を有している。従って好ましくは、カバーは、21cmx30cmより小さい面寸法を有している。この形態において、LED光源200への特に好ましい接近可能性の他に、処置照明器具は、極めて容易に清掃される。特に、この実施例において、本質的な汚れは、処置照明器具の光出射面のカバー570の領域内で発生することが、予測される。さらに、処置照明器具の他のコンポーネントから独立してカバー570を清掃する可能性が与えられている。たとえば、カバー570のオートクレーブ処理可能な仕様によって、然るべき清掃方法を支援することができる。
さらに、同様に、LED光源200への接近可能性を、それぞれ各LED光源200の光出射面のカバー570に、開口部が対応づけられており、その開口部がそれぞれ別々に取外し可能なカバーによって閉鎖されていることによって、改良することができる。LED光源200の利用されない取付け位置のために、たとえば特殊なブラインドカバーを設けることができる。
図4aと4bの展開において、処置照明器具は、ハウジング500の槽形状の背面シェル580を有しており、その場合にこの背面シェルが支持アーム575を有しており、その支持アームが、光出射面の同様に槽状のカバー570のための固定点を形成している。光出射面の槽状のカバー570は、処置照明器具の、患者へ向いた部分を実質的に完全に包囲している。さらに、グリップ550は、単に処置照明器具の、患者へ向いた領域を表している。
図4aと4bの図示の実施例において、グリップ550は、それが同時に光出射面のカバー570のための固定手段となるように、配置されている。特に、グリップ550は、処置照明器具のハウジング500と同様に可逆的に取外し可能に結合されている。好ましくはこれは、外から接近可能なねじ結合によって実現することができるので、グリップ550を取り出すための処置照明器具の開口部を回避することができる。たとえば、グリップは、然るべき支持アーム575内へ螺合することができるので、グリップ面を用いて十分な螺合力をもたらすことができ、それが確実に工具なしの結合を可能にする。これは、同様に、処置照明器具の他のコンポーネントとは関係なく、グリップ550の容易な清掃を可能にするので、この実施例において、処置照明器具の、患者へ向いた部分の最適な清掃が可能である。実施例は、さらに、グリップ550のための複数の固定点を示しており、それらは、ハウジング500の好ましくは左ないし右側に形成された支持アーム575に配置されている。この多数の固定点によって、さらに、処置状況に最適に適合された、グリップの配置を見いだすことが、可能である。同時に、図4aないし4bに示す展開において、カバー570は、ハウジング500へのグリップ550の結合を用いて、ハウジングに固定されている。
図5は、さらに、同様にハウジング500と結合され、ないしは共通の支持アーム上に配置されている、取外し可能なミラー560を示しており、その場合に支持アームは、好ましくは、処置照明器具を揺動させるためのカルダンジョイントを有しており、かつこの処置照明器具と結合されている。特に好ましくは、ミラー560は、同様にオートクレーブ処理可能である。
本発明の展開において、処置照明器具は、たとえばグリップ550またはミラー560の他に、他の取外し可能な操作部材540を有しており、それらは、たとえば調光またはカラーロケーションを調節するための、回転リングを有している。特に好ましくは、回転リングは、多数の係止位置を提供するので、調節の再現可能性が与えられている。すなわち、たとえば各係止位置は、処置照明器具の定められた光放出と結合することができ、その処置照明器具は、光放出の連続的な変化の他に、たとえば専用の処置モードの主旨で、著しく異なる光放出特性を選択することもできる。展開は、たとえば工場側の前調節の他に、処置照明器具内の光放出値のユーザー固有の記憶に関する。さらに、操作部材も同様に、オートクレーブ処理可能に形成することができる。
さらに、特に好ましい変形例において、照明器具が、照明器具をオンないしオフにするトグルスイッチを有しており、それは、たとえば上述した回転リングの回転軸内へ統合することができる。
照明器具の処置モードは、たとえば、口腔ガンを検出するために、400から460nmの波長領域内で光放出の強度を高めることを、含むことができる。口腔粘膜の刺激された緑の蛍光を検出するために、処置者は、ダイクロマティック眼鏡を着用しなければならず、あるいは照明器具が、以下で説明するように、然るべき証明手段をもたなければならない。
さらに、たとえば光放出の強度増大は、処置モード内でカリエスを検出するために、405nmの領域内に設けることもできる。その場合に、カリエスバクテリアの代謝産物は、赤の蛍光によって証明される。処置照明器具は、同様に、以下で説明するように、この代謝産物を証明するために形成することもできる。
さらに、処置モード内で、天然の歯物質を人工のそれから区別することができるようにするために、光放出を主としてモノクロームで行なうことができる。認識は、人工の歯物質ないし天然の歯物質の異なる反射挙動によって行なうことができる。たとえば、処置照明器具は、そのために、種々の角度における反射光を検出するように形成することができる。
実施例において、処置照明器具は、非接触で操作可能な操作部材を有している。それはたとえば、光学センサであることができ、その光学センサが、たとえば運動を感じて、好ましくは固定的に設けられた検出領域内で処置照明器具をオンないしオフにし、あるいは調光段階ないし処置モードを非接触で選択する。さらに、非接触の操作部材ないし適切なセンサ手段は、オブジェクト平面への光路内に陰があればそれを検出して、場合によってはアクティブなLED光源200の数を適合させるように、形成することができる。その場合にたとえば、主として陰になる領域を照射するLED光源200をオフにして、場合によっては残りのLED光源200の光放出を増大させ、あるいは処置照明器具のそれまで利用されていなかったLED光源200をオンにするように、形成することができる。これは、各場合において処置箇所が最適に十分に照明されることを保証することができる。
これは、LED光源200の各々が、オブジェクト平面内の共通の、空間的に限定された光フィールドを、特にこの光フィールドのみを、完全に照明するように形成されていることによって、特に効果的に実現される。
本発明の展開において、操作部材は、LED光源200内に統合されているので、処置照明器具は、たとえば、然るべきLED光源200を交換ないし組み込むことによって、所定の処置モードの機能性だけを補完することができる。
本発明の展開において、処置照明器具は、画像検出ユニット、たとえばカメラを有している。好ましくは、カメラは、たとえばLED光源200の1つと交換して、支持体510上に配置することもできるので、LED光源200の上述した配置と交換可能性は、画像検出ユニットないしカメラについても、考えられる。その場合にカメラは、個別画像またはつながり合ったフィルムシーケンスを検出するように、形成することができる。
好ましくは、それは、半導体ベースの画像検出ユニット、たとえばCCDチップである。特に好ましくは、画像検出ユニットないしカメラに対応づけられた対物レンズが、たとえば光出射面のカバー570を貫通することができる、調整可能なドーム内に挿入されている。その場合にカメラないし画像検出ユニットの調節は、手動で、あるいはまた、たとえば別体の操作部材を介して、遠隔操作で行なうことができる。
特に、処置進行をプロトコル化するために、最適な照明は、画像検出ユニットないしカメラの最適な方向付けと結びついており、その場合に同時に、カメラが処置照明器具とオブジェクト平面の間の光路内へ侵入することにより陰ができることと、照明器具によるカメラの方向付けにおけるブラインド効果が考慮されなければならないことは、回避されている。
文書化目的の他に、さらに、処置箇所の拡大された表示が「実時間で」行なわれ、その場合に常に最適な照明が与えられていることが、望まれることもある。そのために、処置照明器具を画像再現装置と結合して、たとえば然るべき接続手段を提供することができる。たとえば、ミラーの箇所にモニターを設けることができる。
さらに、カメラは、上述した処置モード内で証明目的に使用することもできるので、画像検出ユニットは、たとえば特に、所定の波長を証明するため、あるいは所定の入射角度にある光を検出するために、形成されている。
実施例において、さらに、画像検出ユニットは、処置照明器具の光放出を制御するために使用される。たとえば、画像検出ユニットは、上述したセンサ手段を表すことができ、そのセンサ手段は、処置照明器具の光放出を検出して、目標値に対する偏差を量定する。さらに、たとえば光路内の陰も、画像検出ユニットによって検出することができ、特に好ましくは、複数の画像検出ユニットによって照明の3次元情報を検出することができる。
展開において、照明器具は、さらにオリエンテーリングレーザーを有することができる。従ってたとえば、光フィールドの中心点または限定点を−好ましくは短時間だけ−マークすることができるので、それによって処置照明器具の最適な利用が与えられている。たとえば、画像検出ユニットと協働して、同様に照明の3次元情報が再構築されるので、好ましくはこの情報を用いてオブジェクト平面に対する処置照明器具の間隔を最適に調節することができる。しかし、レーザーないし処置照明器具に、距離を検出するための他の検出手段を対応づけることもできる。好ましくはそのために、レーザーは脈動駆動されるので、反射された信号の時間的評価が、この情報を提供する。
最終的に、本発明によって、ユーザーの要望に極めてフレキシブルに適合可能な、歯科医療用処置照明器具が提供され、そして同時にすぐれた衛生的特性が一緒にもたらされる。
最後に特に、種々の実施例の特徴または図に開示された特徴の組合せは、本発明に従って排除されていないことを、指摘しておく。

Claims (15)

  1. ・ハウジング(500)および
    ・複数のLED光源(200)
    を有する、医療用ないし歯科医療用の処置照明器具において、
    LED光源(200)が、LED光源(200)のためのエネルギ供給手段(520)と可逆的に取外し可能に結合されており、
    その場合にLED光源(200)が、好ましくは直列回路において、互いに接続されており、
    かつ/または好ましくはエネルギ供給手段(520)が、ハウジング(500)の内部に配置されている、
    ことを特徴とする医療用ないし歯科医療用の処置照明器具。
  2. LED光源(200)が、オブジェクト平面内の共通の光フィールドを、好ましくは共通の光フィールドのみを、照明する、ことを特徴とする請求項1に記載の医療用ないし歯科医療用の照明器具。
  3. LED光源(200)が、共通の支持体(510)上に配置されており、前記支持体がハウジング(500)と結合されており、かつ好ましくはLED光源(200)を支持体(510)と結合するための固定手段を有している、ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の医療用ないし歯科医療用の処置照明器具。
  4. 支持体(510)が、LED光源(200)のための固定面(515)を有しており、前記固定面が次のように、すなわち各LED光源(200)が、オブジェクト平面内で共通の発光フィールドの共通の中心点へ方向付けされるように、配置されている、ことを特徴とする請求項3に記載の医療用ないし歯科医療用の処置照明器具。
  5. 支持体(510)が、LED光源(200)の熱を逃がすように形成されており、その場合に好ましくは光源(200)と支持体(510)の間の熱伝導が、接着箔(530)によって行なわれる、ことを特徴とする請求項3または4のいずれか1項に記載の医療用ないし歯科医療用の処置照明器具。
  6. 支持体(510)が、LED光源(200)のエネルギ供給手段(520)のための固定手段(525)を有している、ことを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の医療用ないし歯科医療用の処置照明器具。
  7. LED光源(200)が、幾つかに分かれて形成されており、好ましくは光学手段(220)および/または好ましくはそれぞれシートバー(210)を有しており、前記シートバーが接続手段(215)、好ましくはプラグコネクタを有している、ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の医療用ないし歯科医療用の処置照明器具。
  8. LED光源(200)が、複数のLED発光手段(100)を有しており、かつ好ましくは実質的に点状の光源として形成されており、その場合にLED発光手段(100)が、好ましくは異なるカラーロケーションの光放射を有している、ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の医療用ないし歯科医療用の処置照明器具。
  9. LED光源(200)の複数のLED発光手段(100)が、共通の基板上に配置されており、前記基板が熱を逃がすように形成されている、ことを特徴とする請求項8に記載の医療用ないし歯科医療用の処置照明器具。
  10. エネルギ供給手段(520)が、好ましくは、それぞれ異なるカラーロケーションの光放射を有するLED発光手段(100)のために独立して、LED発光手段(100)の光度を閉ループ制御ないし開ループ制御するために形成されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の医療用ないし歯科医療用の処置照明器具。
  11. ハウジング(500)が、実質的に完全に閉鎖されており、かつ特に処置照明器具の光出射面の完全に閉鎖されたカバーを有しており、前記カバーが好ましくはオートクレーブ処理可能である、ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の医療用ないし歯科医療用の処置照明器具。
  12. 処置照明器具が、取外し可能な操作部材(540)を有しており、前記操作部材が、好ましくはオートクレーブ処理可能である、ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の医療用ないし歯科医療用の処置照明器具。
  13. 処置照明器具が、操作部材(540)を有しており、前記操作部材が、非接触で操作可能に形成されている、ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の医療用ないし歯科医療用の処置照明器具。
  14. 処置照明器具が、取外し可能なグリップ(550)ないしミラー(560)を有しており、それらが好ましくはオートクレーブ処理可能である、ことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の医療用ないし歯科医療用の処置照明器具。
  15. 処置照明器具が、カメラおよび/またはオリエンテーリングレーザーを有している、ことを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の医療用ないし歯科医療用の処置照明器具。
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