JP3080748B2 - 吸収冷凍機 - Google Patents

吸収冷凍機

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JP3080748B2
JP3080748B2 JP04006444A JP644492A JP3080748B2 JP 3080748 B2 JP3080748 B2 JP 3080748B2 JP 04006444 A JP04006444 A JP 04006444A JP 644492 A JP644492 A JP 644492A JP 3080748 B2 JP3080748 B2 JP 3080748B2
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小林  隆
信明 山内
太 正木
裕 川田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和、プロセス用そ
の他の用途に利用される吸収冷凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の吸収冷凍機のフロー図を図3に示
す。図示のように従来の吸収冷凍機では再生器(また
は、低圧再生器)1から出て、溶液熱交換器(または、
低温側溶液熱交換器)2を介して、吸収器4へ戻る濃溶
液ライン10には、吸収器4から出て、吸収器溶液ポン
プ9により昇圧された希溶液により駆動される主エジェ
クター8を一つ備えているのが普通であった。なお、図
中、11は蒸発希、12は冷媒ポンプである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の吸収冷凍機
には解決すべき次の課題があった。
【0004】即ち、再生器(または、低圧再生器)1か
ら出た濃溶液は、溶液熱交換器(または、低温側溶液熱
交換器)2を通る間に圧力損失を生じ、圧力低下を来
す。このため、濃溶液の吸収器4への戻りを維持するた
めに、希溶液で駆動する主エジェクター8を備えている
が、溶液熱交換器(又は、低温側溶液熱交換器)2を出
た濃溶液の状態は、飽和状態に近く、主エジェクター8
のノズルの下流では、静圧が低下し、フラッシュを生じ
易くなる。このため、大きな騒音を発生する問題があっ
た。
【0005】本発明は上記問題解決のため、エジェクタ
ー(主エジェクター)の上流側又は下流側に補助エジェ
クターを追加し、濃溶液の昇圧を2段階で行なう構成と
した吸収冷凍機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
手段として、吸収器、蒸発器、再生器、溶液熱交換器、
溶液ポンプ、冷媒ポンプ、配管を有し再生器から出て溶
液熱交換器を介し吸収器へ戻る濃溶液ラインに溶液ポン
プで昇圧された溶液でこの戻りの濃溶液を昇圧するエジ
ェクターを備えた吸収冷凍機において、上記エジェクタ
ーの上流側又は下流側の何れかに補助エジェクターを具
備してなることを特徴とする吸収冷凍機を提供しようと
するものである。
【0007】なお、当然のことながらここに再生器は、
低圧、高圧何れの再生器をも含み、溶液熱交換器は低温
側、高温側何れの溶液熱交換器をも含むものである。
【0008】また、エジェクター、補助エジェクターは
互いに同一性能であってもよい。
【0009】
【作用】本発明は上記のように構成されるので次の作用
を有する。
【0010】即ち、吸収冷凍機の再生器から溶液熱交換
器を介し、吸収器へ接続される濃溶液ラインに、稀溶液
で駆動されるエジェクターと補助エジェクターとが介装
されるため、濃溶液が2段階で昇圧される。これによ
り、エジェクターと補助エジェクターの各1段当りの昇
圧量は小さくできるので、エジェクターと補助エジェク
ターの所要駆動圧力はそれぞれの昇圧量に応じ、小さく
できる。
【0011】この結果、エジェクターと補助エジェクタ
ーで吸引される時の濃溶液の静圧低下量は小さくなるこ
とから、エジェクターまたは補助エジェクターの下流部
で冷媒蒸気が吸収溶液からフラッシュするのを抑えるこ
とができ、相応してフラッシュによる騒音レベルも小さ
く抑えられる。
【0012】
【実施例】本発明の第1、第2実施例を図1、図2によ
り説明する。なお、従来例ないしは先の実施例と同様の
構成品には同符号を付し、必要ある場合を除き、説明を
省略する。
【0013】先ず、第1実施例を図1により説明する。
図1は第1実施例に係る二重効用吸収冷凍機のフロー図
で、図において、濃溶液ライン10の主エジェクター8
の上流側には補助エジェクター3が介装されている。な
お、補助エジェクター3は再生器溶液ポンプ5の下流側
とも配管で連通されている。その他の構成は従来例と同
様である。
【0014】次に上記構成の作用について説明する。
【0015】図1において、再生器1(低圧再生器)を
出た濃溶液は、溶液熱交換器2(低温側溶液熱交換器)
を通って補助エジェクター3に達する。一方、吸収器4
から再生器溶液ポンプ5により昇圧された、稀溶液の一
部は、高圧再生器6への稀溶液ライン7から分かれて、
補助エジェクター3へ達する。稀溶液で吸引された濃溶
液は、稀溶液と一緒になって混合溶液となり主エジェク
ター8へ達する。一方、吸収器4から出て吸収器溶液ポ
ンプ9により昇圧された稀溶液は、主エジェクター8に
達し、混合溶液を吸収して、第2の混合溶液となる。こ
の混合溶液は吸収器4の上部に送られ、伝熱管群の上に
散布され、周囲の冷媒蒸気を吸収して稀溶液となる。
【0016】以上の通り、濃溶液は補助エジェクター3
及び主エジェクター8の両方によって2段階に昇圧さ
れ、所要圧に達するので、補助エジェクター3及び主エ
ジェクター8のそれぞれにおける昇圧は小さく、相応し
て補助エジェクター3及び主エジェクター8で吸引され
るときの濃溶液の静圧低下量(差圧)はそれぞれ小さ
い。従って、それらの下流部における冷媒蒸気のフラッ
シュが抑制され、フラッシュによる騒音レベルが低減す
る。
【0017】次に第2実施例を図2により説明する。図
2は第2実施例に係る一重効用吸収冷凍機のフロー図
で、図において、濃溶液ライン10の主エジェクター8
の上流側には補助エジェクター3が介装され、かつ、主
エジェクター8及び補助エジェクター3はそれぞれ再生
器溶液ポンプ5の下流側と配管で連通されている。その
他の構成は第1実施例から高圧再生器6の系及び吸収器
溶液ポンプ9を除いた構成と同様である。
【0018】次に上記構成の作用について説明する。
【0019】図2において、再生器1を出た濃溶液は溶
液熱交換器2を通って補助エジェクター3に達する。一
方、吸収器4を出て再生器溶液ポンプ5により昇圧され
た稀溶液の一部は再生器1への稀溶液ライン7から分か
れて、補助エジェクター3へ達する。稀溶液で吸引され
た濃溶液は稀溶液と一緒になって混合溶液となり、主エ
ジェクター8へ達する。稀溶液ライン7から分かれた別
の溶液は主エジェクター8に達し、上記混合溶液を吸収
して第2の混合溶液となる。この混合溶液は吸収器4の
上部に送られ、伝熱管群の上に散布され、周囲の冷媒蒸
気を吸収して稀溶液となる。
【0020】このようにして第2実施例の場合も、主エ
ジェクター8への稀溶液の昇圧を、再生器溶液ポンプ5
が吸収器溶液ポンプ9に取って代わるだけで、補助エジ
ェクター3及び主エジェクター8によって2段階昇圧を
行なう作用は第1実施例の場合と同様で、従って第1実
施例と同様の作用及び効果を果たす。なお、本実施例の
場合は吸収器溶液ポンプ9を必要としないという利点が
ある。
【0021】以上の通り、第1、第2実施例によれば、
従来、濃溶液の昇圧を主エジェクター8のみで所要圧に
昇圧していたのに対し、補助エジェクター3及び主エジ
ェクター8で2段階に昇圧するので、1段当りの昇圧量
が小さく、相応して主エジェクター8、補助エジェクタ
ー3のそれぞれで吸引される際の濃溶液の静圧低下量が
小さくなって、フラッシュが生じにくく、従ってフラッ
シュによる騒音が著しく低減するという利点がある。
【0022】なお、第1、第2実施例では補助エジェク
ター3を主エジェクター8の上流側に介装したが、下流
側に介装されても勿論よい。また、主エジェクター8と
補助エジェクター3とが同仕様のエジェクターである場
合、上流、下流に各別の意味を有せず、かつ、直列に2
個連結されたエジェクターの構成も本発明の範囲に含ま
れることは云うまでもない。
【0023】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので次
の効果を有する。
【0024】即ち、冷凍機の再生器から溶液熱交換器を
介して吸収器に戻る濃溶液を、溶液ポンプで昇圧された
溶液で駆動されるエジェクター及び補助エジェクターの
2個のエジェクターにより2段階に昇圧することで各エ
ジェクター当りの静圧低下量を小さくし、これによって
溶液のフラッシュを抑え、フラッシュにより発生する騒
音を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る二重効用吸収冷凍機
のフロー図、
【図2】本発明の第2実施例に係る一重効用吸収冷凍機
のフロー図、
【図3】従来の吸収冷凍機のフロー図である。
【符号の説明】
1 再生器(又は低圧再生器) 2 溶液熱交換器(又は低温側溶液熱交換器) 3 補助エジェクター 4 吸収器 5 再生器溶液ポンプ 6 高圧再生器 7 稀溶液ライン 8 主エジェクター 9 吸収器溶液ポンプ 10 濃溶液ライン 11 蒸発器 12 冷媒ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川田 裕 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (56)参考文献 特開 昭54−59654(JP,A) 特開 昭55−89663(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 41/00 F25B 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収器、蒸発器、再生器、溶液熱交換
    器、溶液ポンプ、冷媒ポンプ、配管を有し再生器から出
    て溶液熱交換器を介し吸収器へ戻る濃溶液ラインに溶液
    ポンプで昇圧された溶液でこの戻りの濃溶液を昇圧する
    エジェクターを備えた吸収冷凍機において、上記エジェ
    クターの上流側又は下流側の何れかに補助エジェクター
    を具備してなることを特徴とする吸収冷凍機。
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