JP3080117B2 - 養魚餌料用混合飼料及び養魚用餌料 - Google Patents

養魚餌料用混合飼料及び養魚用餌料

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は養魚餌料用の混合飼料及
びこれを含有する養魚用餌料に関する。更に詳しくは、
魚の補食率の向上、自動給餌による省力化の実現、給餌
時の自家汚染防止等に優れ、かつ油脂多量添加型の養魚
用餌料を提供し得る養魚餌料用混合飼料に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】近年、我が国の漁業におい
ては、経済水域設定等の国際的な制約によって漁場は著
しくせばめられている。この為、タイ、ハマチ、ヒラ
メ、アジ、トラフグ、ギンザケ等の海面養殖による養魚
が盛んになっている。しかし現在、海面養殖の餌料とし
ては、多獲魚であるイワシ、サバ、サンマ、アミ、エビ
等をミンチ、切断、丸の形状で投与している為に、水溶
性栄養成分の溶出が多く、かつ、ミンチ等は水中での散
逸が多い為、魚の補食率が低い。
【0003】また、最近は、魚粉、油粕、穀類、糖類、
栄養剤(ビタミン類、ミネラル類)及び、その他の養魚
用餌料用の粉末原料に粘結剤を混合した配合飼料と、生
餌破砕物を混合攪拌した後、造粒機でペレット状に成型
した養魚用餌料(モイストペレットまたはオレゴンペレ
ットと称される)が急速に普及してきたが、養殖業者に
より製造方法がまちまちであり、成型した餌料ペレット
も海面に投与すると崩れ易く餌が散逸するという問題が
あり、また浮遊性がないので魚に摂餌されない餌料ペレ
ットが沈下し養殖海面を汚染するので自家汚染防止も限
界にある。
【0004】更に、養殖漁業の現場に於いては作業者不
足が顕著であり、養殖に関する作業量低減が強く望まれ
ている。特にモイストペレット製造の場合は、早朝から
の製造作業になると共に、水分が多く、凍結した氷も共
にペレット化しているために変質し易く、給餌に多大の
人手を要するので省力化が出来る餌料の開発が待たれて
いる。
【0005】モイストペレットの物性を改善するため
に、粘結剤としてアルギン酸ナトリウム等の水溶性高分
子を使用する事は、特開昭41−13773 号公報に記載され
ている。しかし、これらの水溶性高分子を使用したモイ
ストペレットは、粘結力、耐海水性が弱く、海水中に投
与すると、短時間で膨潤し粘結力を低下して崩壊してし
まう。従って、魚の摂餌による湧出流の為、生簀外への
餌の散逸が著しく、魚の補食率の低下を招くと共に漁場
を汚染して好ましくない。
【0006】また、モイストペレットは、硬さが不足な
為、切口等が崩れ易く粉化が発生し好ましくない上に、
製造時に餌箱に収納した時に自重により変形し、全体が
団子状となり給餌作業性が困難となる。
【0007】更に、モイストペレットは、造粒時には配
合物の混合混練を充分に行わないと満足な製品が得られ
ない事と、粘結剤を加える事により吸水力を高めて硬さ
を得ているが、反面、経時安定性に欠け短時間で軟化し
崩れ易い。
【0008】近時、一般的に実施されているように、モ
イストペレットを一時冷凍後、再解凍して給餌する場合
や、造粒成型後やや長い時間が経過したものを給餌する
場合は、成型ペレットの軟化が激しく、最悪の場合は投
餌できない状態になる事が多い。
【0009】現状のモイストペレット(生餌ミンチと配
合飼料の併用品)は養殖場での現地製造である為、生餌
種或いは生餌の使用比率が各養殖場で異なる為に一定の
品質の餌料ペレットが得られない事が欠点であり、育成
した養殖魚の味覚、肉質等も大幅に異なる。また、各養
殖業者が設備を設置する事になり経費負担が大きい。ま
た、水分が多いので保存性が極端に悪く、給餌時の解凍
による崩壊等取扱いが面倒である。
【0010】また、淡水魚用の乾燥ペレットが、cpm
タイプ(カリフォルニアペレットミル社)の造粒機で製
造されているが、少ない水分(蒸気で供給する)の為、
機械的に強力な加圧が必要であり、水溶性粘結剤あるい
は、液状油脂の添加は困難である。海産魚、特にヒラ
メ、ハマチ、トラフグ等の雑食性でない魚類が必要とす
る柔軟性を持った成型ペレットは得られない。また、こ
のタイプの成型ペレットは給餌に際し、極短時間で吸水
崩壊し散逸するので、海面汚染防止には効果が期待され
ない。
【0011】油脂含有率の高いドライペレットを製造す
る方法として、ドライペレットを多孔質にして投餌前に
浸漬する或いは油を散布するなどの方法がとられるが、
これらは手間が掛かり、ドライペレットが粉化したり、
投餌時に油が分離して水面に浮く等の欠点がある。
【0012】また、ハードペレット(固形餌料)は良好
に投餌できるが、栄養的な欠陥、即ち、油脂分が少なく
海産魚に適さない事と、水中での崩壊性が高く散逸し易
いという欠点を有する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題点を解決すべく鋭意研究の結果、生餌を使用しない粉
末飼料に馬鈴薯澱粉或いはα澱粉等を添加した配合飼料
に、カルボキシメチルセルロース、海藻粉末及びグルテ
ン加水分解物の三者を混合したものを添加する事によ
り、一軸或いは二軸エクストルーダーを使用して成型す
る油脂多量添加ドライペレットを安定に製造できる事を
見出し、本発明を完成するに至った。
【0014】すなわち本発明は、カルボキシメチルセル
ロースナトリウム(以下CMCと略記する)、海藻粉末
及びグルテン加水分解物を含有する養魚餌料用混合飼
料、及び生餌を含まない養魚用粉末飼料に、澱粉、前記
の養魚餌料用混合飼料、水及び油脂を添加してなること
を特徴とする養魚用餌料を提供するものである。
【0015】従来、ペレットミルを使用して製造するド
ライペレットは、設備的に充分な油脂添加は不可能とさ
れていたが、本発明の養魚餌料用混合飼料を使用する事
により、現在開発目標とされている5〜10重量%或いは
それ以上の液体油脂の添加が可能となると共に、製品ペ
レットの粉発生が防止できる。
【0016】本発明の養魚餌料用混合飼料は、養魚餌料
に多用されるCMCの吸水力及び粘結性、海藻粉末の潤
滑性能及び固化機能、グルテン加水分解物の混練性能及
び熱時の粘り発現機能等を発揮させる事によって、従来
の方法或いは従来の粘結剤では製造困難であった、生餌
を使用しない養魚餌料原料のみで油脂多量添加型の養魚
用餌料の成型が可能となり、柔軟で崩壊し難いドライペ
レットを効率よく製造可能ならしめたものである。
【0017】本発明の養魚餌料用混合飼料中の望ましい
CMCの配合量は、40〜80重量%の範囲である。CMC
は、無水換算で1重量%の水溶液の25℃における粘度が
500cP以上、特に1500〜6000 cP のものが好ましい。ま
た、CMCのエーテル化度は0.5 以上、 0.8〜2.5 が好
ましい。粘度及びエーテル化度がこの範囲を外れると成
型性が悪くなり、生産性が低下する。例えば粘度が500
cP未満の場合、吸水不足となり、練られた配合飼料がス
ラリー状を呈し、成型しにくくなる。また粘度が6000cP
を越えると、吸水力が高すぎて充分な混練性と潤滑性が
得られず、ボロボロになり、やはり充分な成型性が得ら
れない。置換度が0.5 未満の場合は充分な溶解性が得ら
れず、潤滑性や粘結性等の性能が得られず造粒が困難に
なる。また置換度が2.5 を越えるものも使用できるが、
造粒が困難であり、実用的でない。
【0018】本発明の養魚餌料用混合飼料に使用される
海藻粉末は、海藻の種類は特に限定されないが、アルギ
ン酸ソーダ含量が20重量%以上であるか、あるいはカラ
ギーナン含量が15重量%以上であり、且つ海藻粉末の粒
度が60メッシュ通過分が90%以上のものが好ましい。本
発明の養魚餌料用混合飼料中の望ましい海藻粉末の配合
量は、5〜40重量%の範囲である。
【0019】本発明の養魚餌料用混合飼料に使用される
グルテン加水分解物としては、液状又は粉末状のものが
使用でき、特に水に希釈した液状のものを使用するのが
好ましい。本発明に係わるグルテン加水分解物は、例え
ば次のようにして得られる。グルテンを希塩酸溶液に分
散させて加熱攪拌した後、苛性ソーダで中和し、分解物
を得る(分解物A)。この分解物Aに苛性ソーダを加え
てアルカリ性にして加熱攪拌した後、塩酸にて中和し、
分解物を得る(分解物B)。ついで、この分解物Bに塩
酸等を加えてpHを4付近にし、分子量の比較的大きいも
のを沈澱させて分取し、中性に戻して再溶解して分解物
を得る(分解物C)。以上の分解物A〜Cは何れを用い
てもよい。なお、市販されているものを使用してもよ
い。本発明の養魚餌料用混合飼料中の望ましいグルテン
加水分解物の配合量は、5〜40重量%の範囲である。
【0020】本発明の混合飼料の添加効果は、従来非常
に困難とされていたドライペレットへの多量の油脂添加
を可能にする事と造粒時の吐出性の安定化、製品の柔軟
性付与が上げられる。また含水比率の高い成型ペレット
の場合でも水分活性が抑制される効果もあり、防黴及び
耐腐敗性を高める効果もある。
【0021】次に、本発明の養魚用餌料について説明す
る。本発明の養魚用餌料は、生餌を含まない養魚用粉末
飼料(基礎飼料)に、澱粉類、必要に応じて小麦粉、米
糠、ふすま等を配合し、更に上述したような本発明の混
合飼料、水及び油脂を添加してなるものである。通常、
エクストルーダー又はペレットミルを使用して、多量の
油脂添加を行なうダライペレットの製造は、生餌を使用
しない蛋白質を主成分とする粉末状の基礎飼料を使用
し、その基礎飼料に上記の如き本発明の混合飼料を配合
してなる配合飼料に、少量の水及び多量の油脂を同時に
一軸或いは二軸エクストルーダー等の造粒機に供給する
ことにより製造される。このようにして得られる本発明
の養魚用餌料は充分な成型性と柔軟性を持った成型ペレ
ットである。
【0022】本発明に用いられる基礎飼料は通常の高蛋
白質配合飼料を基本飼料とするものである。基礎飼料に
用いられる代表的な動物性蛋白質源としてはイワシミー
ル等の魚粉があるが、この他に、肉粉、骨粉、フェザー
ミール、血粉、脱脂粉乳、南極オキアミミール、イカミ
ール等がある。また、植物性原料としては、油粕、穀
類、糠糖類、大豆粕及び大豆粉、澱粉類等が使用され
る。
【0023】また、基礎飼料には、ビタミン類としてビ
タミンB1 、ビタミンB2 、ビタミンB6 、ビタミンB
12、ビタミンC、ナイアシン、イノシトール、パラアミ
ノ安息香酸等が、ミネラル類としてりん、カルシウム、
カリウム、ナトリウム等が要求に応じて配合される。
【0024】また、本発明に用いられる油脂としては、
養殖水産動物用の油脂であれば、いずれのものも使用で
きるが、特に液体の油脂を使用するのが好ましい。
【0025】以下に、本発明に用いられる基礎飼料、配
合飼料(基礎飼料+澱粉類+混合飼料)及び本発明の養
魚用餌料(配合飼料+油脂+水)の一般的な組成を示す
が、これらに限定されるものではない。 (1) 基礎飼料 (a) 魚粉 70.0〜75.0重量% (b) アルファルファーミール 1.0〜3.0 重量% (c) 大豆粕 5.0〜10.0重量% (d) ビール酵母 1.0〜3.0 重量% (e) 肝臓粉末 0.5〜1.0 重量% (f) 第一燐酸カルシウム 1.0〜1.5 重量% (g) ビタミン、ミネラル類 0.5〜3.0 重量% (h) 小麦粉又は小麦粉末 6.0〜12.0重量% (i) 糟糠類 3.0〜10.0重量% (2) 配合飼料 (a) (1) の基礎飼料 80〜91.5重量% (b) 本発明の混合飼料 0.5〜5.0 重量% (c) 澱粉、小麦粉等 8.0〜15.0重量% (3) 養魚用餌料 (a) (2) の配合飼料 100 重量部 (b) 油脂 15.0〜30.0重量部 (c) 水分 25.0〜50.0重量部。
【0026】養魚用餌料においては、魚種により摂餌状
況が異なるので、成型ペレットの物性(比重、沈降速
度、柔軟性等)が容易に調節可能な事が必要である。本
発明の養魚用餌料においては、本発明に係る混合飼料
を、配合飼料中に 0.5〜5.0 重量%、好ましくは 1.0〜
3.0 重量%となるように添加することにより、処理温度
を変更しても油脂添加が可能となるため、一般に膨化さ
せて造るエクスパンションペレットと相違し、膨化の度
合いを抑制あるいは調節する事が可能となり、目的の成
型ペレットが得られる。
【0027】
【発明の効果】本発明による混合飼料を使用したソフト
ドライペレットは、任意の水及び油脂を添加する事が可
能になり、混合飼料の適度な粘りと潤滑性により良好な
混練性が得られ、ダイ吐出性も安定化されるので、常に
一定の品質を持った柔軟で崩れない良好な成型ペレット
が得られるものである。
【0028】また、澱粉の種類を変更する事により、α
化に必要な加熱処理の温度を調節できるので目的に応じ
ペレットの比重を調節する事も可能な為、摂餌のゆっく
りしたトラフグ用或いはヒラメ用としても良好な餌料と
なる。また、このペレットを給餌の為、海中に投与して
も保型性良好で崩れない為、水溶性栄養分の水中への溶
出がなく、また、添加油脂も充分に練りこまれているの
で油分の離脱もなく海水の汚染も防止できる。
【0029】また、崩れない為、生簀外への餌の流出も
防止できる事と、温度設定を変更することにより膨化の
程度を調節できるので、任意の比重のペレットが得られ
るため、魚の補食率も高まり餌料効率が向上すると共
に、散逸した餌の沈下による漁場の環境悪化の防止にも
効果がある。また、無人化した沖合養殖での自動給餌も
可能になるものである。
【0030】
【実施例】以下実施例にて本発明を説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0031】実施例1〜3及び比較例1〜5 試験用の基礎飼料を下記の内容で調製した。 表1に示す組成の本発明の混合飼料を、上記の基礎飼料
100 重量部に対し2.0重量部添加し、これに馬鈴薯澱粉1
0重量部を混合し、二軸エクストルーダーで造粒し、配
合飼料を得た。二軸エクストルーダーは、クリモトKE
X−50(栗本鉄工(株))を使用した(ダイ径9m
m)。なお、造粒中、油脂及び水分を、配合飼料100 重
量部に対して表1に示す量となるように配合飼料に添加
してドライペレットを得た。なお、添加油脂として「理
研フィードオイルΩ」(理研ビタミン(株) 製、原材料
スケソウタラ肝油)を用いた(以下の実施例でも同
様)。得られたドライペレットについて、押出時の状態
と成型品の水分、成型物の状態を評価した。表1中の評
価の記号は次の意味である(以下の実施例でも同様)。
結果を表1に示す。 ◎…最良 ○…良好 △…悪い ×…非常に悪い。
【0032】尚、表1中、混合飼料に用いた海藻粉末
は、「PROTATEK BF-120 IMP 」(アルギン酸ソーダ分22
%以上、粒度60メッシュ90%以上通過品、プロタン社
製)を用いた。また、グルテン加水分解物は下記の方法
によって得たものを用いた。小麦グルテンを希塩酸水溶
液中で約60℃〜120 ℃の範囲で約1〜2時間攪拌加熱す
る。その後水酸化ナトリウムを加えてグルテン分解物を
得る。なお、この加水分解にて得られたグルテン分解物
の平均分子量は、原料の小麦グルテンの平均分子量が約
13万であるのに対し、約6〜7万の黄色で粉末状のもの
を使用した(平均分子量の測定はゲル濾過法による)。
これらの海藻粉末、グルテン加水分解物は以下の実施例
でも同じものを用いた。
【0033】
【表1】
【0034】注) 表1中、混合飼料及び馬鈴薯澱粉の添加量は、基礎飼料
100 重量部に対する重量部であり、油脂及び水の添加量
は、配合飼料100 重量部に対する重量部(以下同じ)。
【0035】実施例4〜11 試験用の基礎飼料は下記の内容で調製した。
【0036】 表2に示す組成の本発明の混合飼料を、上記の基礎飼料
100 重量部に対し2.0重量部添加し、馬鈴薯澱粉10重量
部を混合し、二軸エクストルーダーで造粒し、配合飼料
を得た。二軸エクストルーダーは、クリモトKEX−5
0(栗本鉄工(株))を使用した(ダイ径9mm)。なお、
造粒中、油脂及び水分を、配合飼料100重量部に対して
表2に示す量となるように配合飼料に添加してドライペ
レットを得た。得られたドライペレットについて、押出
時の状態と成型品の水分、成型物の状態を評価した。結
果を表2に示す。
【0037】
【表2】
【0038】実施例12〜14及び比較例6〜10 試験用の基礎飼料は下記の内容で調製した。
【0039】 表3に示す組成の本発明の混合飼料を、上記の基礎飼料
100 重量部に対し2.0重量部添加し、馬鈴薯澱粉10重量
部を混合し、二軸エクストルーダーで造粒し、配合飼料
を得た。二軸エクストルーダーは、クリモトKEX−5
0(栗本鉄工(株))を使用し、配合飼料を得た(ダイ
径9mm)。なお、造粒中、油脂及び水分を、配合飼料10
0 重量部に対して表3に示す量となるように配合飼料に
添加してドライペレットを得た。得られたドライペレッ
トについて、押出時の状態と成型品の水分、成型物の状
態を評価した。結果を表3に示す。
【0040】
【表3】
【0041】実施例15〜17及び比較例11〜15 試験用の基礎飼料を下記の内容で調製した。 表4に示す組成の本発明の混合飼料を、上記の基礎飼料
100 重量部に対し 0.5重量部添加し、馬鈴薯澱粉5重量
部を混合し、ペレットミルで造粒し、配合飼料を得た。
ペレットミルは、カリフォルニアペレットミル社(株)
(米国)センチュリー2000型を使用した(ダイ径6m
m)。なお、造粒中、油脂を配合飼料100 重量部に対し
て表4に示す量となるように混合飼料に添加し、また、
水分として水蒸気を表4に示す蒸気圧で添加してドライ
ペレットを得た。得られたドライペレットについて、押
出時の状態と成型品の水分、成型物の状態を評価した。
結果を表4に示す。
【0042】
【表4】

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルボキシメチルセルロースナトリウ
    ム、海藻粉末及びグルテン加水分解物を含有する養魚餌
    料用混合飼料。
  2. 【請求項2】 カルボキシメチルセルロースナトリウム
    が、無水換算で1重量%水溶液の25℃における粘度が50
    0cP 以上、エーテル化度が 0.5以上であり、海藻粉末
    が、アルギン酸ソーダ含量が20重量%以上あるいはカラ
    ギーナン含量が15重量%以上であり、且つ海藻粉末の粒
    度が60メッシュ通過分が90%以上であり、グルテン加水
    分解物が液状又は粉末状である請求項1記載の養魚餌料
    用混合飼料。
  3. 【請求項3】 カルボキシメチルセルロースナトリウム
    を40〜80重量%、海藻粉末を5〜40重量%、グルテン加
    水分解物を5〜40重量%の範囲で含有する請求項1の記
    載の養魚餌料用混合飼料。
  4. 【請求項4】 生餌を含まない養魚用粉末飼料に、澱
    粉、請求項1〜3の何れか1項記載の養魚餌料用混合飼
    料、水及び油脂を添加してなることを特徴とする養魚用
    餌料。
  5. 【請求項5】 養魚餌料用混合飼料を、養魚用粉末飼
    料、養魚餌料用混合飼料及び澱粉の総量中、 0.5〜5.0
    重量%含有する請求項4記載の養魚用餌料。
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