JP3079883U

JP3079883U - 携帯用ティッシュペーパー

Info

Publication number: JP3079883U
Application number: JP2001000986U
Authority: JP
Inventors: 久貴後藤
Original assignee: 株式会社原町加工紙
Priority date: 2001-02-28
Filing date: 2001-02-28
Publication date: 2001-08-31
Anticipated expiration: 2007-02-28

Abstract

(57)【要約】【課題】本考案は携帯用ティッシュペーパーを使用し
た後、ゴミ箱やビニール袋がない場合でも簡単に且つ綺
麗に処理することが可能となる携帯用ティッシュペーパ
ーを提供することを目的とする。【解決手段】袋体２のミシン目や切欠の取出口３から
取出される携帯用ティッシュペーパーに於いて、袋体２
にポケット部分７を具備した携帯用ティッシュペーパー
の構造とする。またポケット部分７の入口71に、線や矢
印等の目印８を付けると良い。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は携帯用ティッシュペーパーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、携帯用ティッシュペーパーを使用した後、ゴミ箱があればそこへ捨てることが出来るが、ゴミ箱がない時には、ビニール袋の中に入れて持ち帰っていた。またビニール袋のような防水性を有した袋がない場合には、使用したティッシュペーパーの周りに未使用のもので包んで濡れないようにし、カバンやバックなどの中に入れたり、衣服のポケットの中に直接入れて持ち帰っていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、使用したティッシュペーパーを持ち帰る場合、ビニール袋のような防水性を有した袋がない場合には、未使用のもので包むため余分に使うと共に嵩張った塊となるので見た目が悪い。又、それを衣服のポケットの中に直接入れて持ち帰った場合、特にシャツやズボンなどのポケットの中に入れると、ティッシュペーパーをポケットから出さずに洗濯してしまう恐れがあった。

【０００４】本考案は携帯用ティッシュペーパーを使用した後、ゴミ箱やビニール袋がない場合でも簡単に且つ綺麗に処理することが可能となる携帯用ティッシュペーパーを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記目的を達成するために成されたものであり、つまり、袋のミシン目や切欠の取出口から取出される携帯用ティッシュペーパーに於いて、袋にポケット部分を具備した携帯用ティッシュペーパーの構造とする。またポケット部分の入口に、線や矢印等の目印を付けると良い。尚、本考案で言う「ティッシュペーパー」には、ウェットティッシュも含まれるものとする。

【０００６】

【考案の実施の形態】

図１、図２は本考案の実施形態を示す図であり、これに基づき説明する。（１）は折畳まれて収納されるティッシュペーパーであり、（２）は合成樹脂製の帯状シートで形成した袋体である。（３）は袋体（２）の表面中央に設けたミシン目の取出口であり、該取出口（３）には、ミシン目以外に切欠を設け、その上に密封用テープを設けても良く、この場合はウェットティッシュを用いる時の取出口（３）とすれば良好なものとなる。（４）は帯状シートの一端側で且つ内側に来る合せ片であり、（５）は帯状シートの他端側で且つ前記合せ片（４）の上に重ねる重ね片であり、前記合せ片（４）と重ね片（５）は袋体（２）の裏面側になる。（６）はティッシュペーパー（１）を帯状シートで包んだ際に出来る開口が密封される圧着部であり、該圧着部（６）は熱線や熱板などによって設けられる。（７）は重ね片（５）が外側で折り返されて具備するポケット部分であり、該ポケット部分（７）の深さとしては袋体（２）裏面の３分の２以上が好ましい。（８）はポケット部分（７）の入口（71）に線や矢印等を付けた目印であり、該目印（８）を付けることによって、ポケット部分（７）の入口（71）が一目で分かるようになる。

【０００７】図３は本考案品の使用方法を示す図であり、これに基づいて説明する。先ず始めに本考案品をポケットや手提等の中から出し、袋体（２）の中央のミシン目を切開いて取出口（３）が形成され、前記袋体（２）の内部に収納したティッシュペーパー（１）を取出す［図３（ａ）参照］。次にティッシュペーパー（１）を使用して、拭いたり、鼻をかむ等の目的動作を行う。その後、ポケット部分（７）の入口（71）を開き［図３（ｂ）参照］、使用済みティッシュペーパー（１’ ）をポケット部分（７）の内部に押込む［図３（ｃ）参照］。すると、使用済みティッシュペーパー（１’）はポケット部分（７）の内部に収納され、且つ袋体（２）のティッシュペーパー（１）には触れることなく持ち帰られる状態となるのである［図３（ｄ）参照］。前記使用済みティッシュペーパー（１’）をポケット部分（７）の内部に押込む際、ポケット部分（７）の入口（71）に線や矢印等の目印（８）が付けられていると、使用済みティッシュペーパー（１’）が素早くしまい易いものとなる。又、前記ポケット部分（７）の深さは、袋体（２）裏面の３分の２以上であると、収納能力が増し、持ち帰りの途中で出て落ちたりする心配がなくなる。次に使用する際は,ポケットなどの中から出し、図３（ｄ）の状態で、内部からティッシュペーパー（１）を取出口（３）から取出して使用すれば良い。

【０００８】

【考案の効果】

本考案はこのように構成させたことにより、下記に記載する効果を有する。

【０００９】請求項１のようにミシン目や切欠の取出口（３）から内部のティッシュペーパー（１）が取出される袋体（２）にポケット部分（７）を具備することにより、ティッシュペーパー（１）を取出した後、拭いたり、鼻をかんだりして汚れた使用済みティッシュペーパー（１’）を、ポケット部分（７）の入口（71）から内部に押込んで収納でき、且つ袋体（２）のティッシュペーパー（１）とは隔離されているので、次に使用する場合に安心して未使用のものを取出すことが出来ると共に安心して持ち帰れるものとなった。従って、従来の如き使用済みティッシュペーパー（１’）を衣服のポケットに直接入れたまま洗濯されて、他の洗濯物にティッシュペーパー（１）が付着することはなくなる。つまり、洗濯されても袋体（２）で包まれているので、他の洗濯物にティッシュペーパー（１）が付着することはなくなるのである。

【００１０】請求項２のようにミシン目や切欠の取出口（３）を設けた合成樹脂製の帯状シートでティッシュペーパー（１）が包まれ、その一端側である合せ片（４）を内側にし、他端側である長めの重ね片（５）を合せ片（４）の上に重ねると共に外側へ折り返し、且つ両側の開口を圧着部（６）によって密封した袋体（２）が形成されると共にポケット部分（７）も形成されることにより、請求項１と同様な効果が得られる。

【００１１】請求項３に示すように重ね片（５）の折り返し長さとして、袋体（２）裏面の３分の２以上にすると、収納能力が増し、持ち帰りの途中で出て落ちたりする心配がなくなる。

【００１２】請求項４に示すようにポケット部分（７）の端部に、線や矢印等の目印（８）を付けることにより、ポケット部分（７）の入口（71）が一目で分かるため、使用済みティッシュペーパー（１’）を素早く片付けることが出来るものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施形態の要部断面を示す説明図であ
る。

【図２】本実施形態の裏面を示す説明図である。

【図３】本考案品の使用方法を示す説明図である。

【図４】従来の実施形態の要部断面を示す説明図であ
る。

【符号の説明】

１ティッシュペーパー２袋体３取出口４合せ片５重ね片６圧着部７ポケット部分 71 入口８目印

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ティッシュペーパー（１）を合成樹脂製
の袋体（２）の内部に収納し、前記袋体（２）の表面に
は、前記ティッシュペーパー（１）が取出されるための
ミシン目や切欠の取出口（３）を設けた携帯用ティッシ
ュペーパーに於いて、前記袋体（２）に袋状のポケット
部分（７）を具備したことを特徴とする携帯用ティッシ
ュペーパー。
【請求項２】ミシン目や切欠の取出口（３）を設けた
合成樹脂製の帯状シートでティッシュペーパー（１）が
包まれ、その一端側である合せ片（４）を内側にし、他
端側である重ね片（５）を前記合せ片（４）の上に重
ね、且つ両側の開口を圧着部（６）によって密封した袋
体（２）が形成されると共にその内部に前記ティッシュ
ペーパー（１）を収納する携帯用ティッシュペーパーに
於いて、前記重ね片（５）が外側で折り返されてポケッ
ト部分（７）を具備させたことを特徴とする携帯用ティ
ッシュペーパー。
【請求項３】前記重ね片（５）の折り返し長さが、前
記袋体（２）裏面の３分の２以上である請求項２記載の
携帯用ティッシュペーパー。
【請求項４】前記ポケット部分（７）の端部に、その
入口（71）を示す線や矢印等の目印（８）を付けた請求
項１又は２記載の携帯用ティッシュペーパー。