JP3078955B2 - 塗りつぶし方法 - Google Patents

塗りつぶし方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビットマップエディタ
により図形データ内部をドットパターンで塗りつぶして
所望の画像データを編集する塗りつぶし方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の塗りつぶし方法を説明する
図であり、ビットマップエディタによる場合を示す。
【0003】この図に示すように、編集画面上には使用
者が作成編集するビットマップのサイズに対応した格子
51と、その編集状態が表示される。格子51で区切ら
れた矩形領域は、それぞれ作成するビットマップの1ド
ットに対応する。1つのドットは「黒」,「白」の2値
データであり、編集画面上で「黒」または「白」で矩形
領域を塗りつぶすことでドットの状態表示を行う。
【0004】編集は、ポインティングデバイス操作によ
り行い、ポインティングデバイスの、例えば「左ボタ
ン」のクリックまたはドラッグにより指定されたドット
を「黒」に、またポインティングデバイスの「右ボタ
ン」のクリックまたはドラッグにより指定されたドット
を「白」に設定する。例えばドット52をポインティン
グデバイスにより指定し、左ボタンを押下したまま軌跡
53に沿って移動(ドラッグ)すると、それらのドット
52が「黒」に設定され、表示される。
【0005】また、特に図示していないが、通常は付加
機能として「円」や「直線」の描画や、一部領域のコピ
ー/移動/消去等を選択するボタンが用意されており、
これらにより使用者はポインティングデバイスをペン代
わりに用いてコンピュータ画面上に任意の「絵」を描く
ことができる。
【0006】このようにビットマップエディタは、使用
者がいわばフリーハンドで「絵」を描くものである。従
って、その際には当然その一部、特にあらかじめ描画し
ておいた輪郭の中を塗りつぶす操作が多く行われること
になる。このため、従来のビットマップエディタでは、
この「図形塗りつぶし」を実行するために、以下の
(1)〜(3)の各機能を有している場合がある。
【0007】(1)カーソル等で指示された1ドットを
塗りつぶす機能 (2)一度に塗りつぶすドット領域を変更する(ペンの
太さを変更する)機能 (3)閉領域をプログラムで判断し、その領域を塗りつ
ぶす機能 このうち、(1)の機能は、ビットマップエディタの基
本機能であり、この操作を繰り返すことにより、任意の
領域を塗りつぶすことができる。また、(2)の機能
は、通常はマウスで指示される塗りつぶし領域が1ドッ
トであるのに対して、ポインティングデバイスで指示さ
れたドットを中心とする円や矩形領域の複数ドット領域
を一度に塗りつぶすことにより、効率よく塗りつぶすし
ていくという操作を可能とするものである。さらに、
(3)の機能は、対象となる閉じた曲線図形内の1点を
ポインティングデバイスで指定することによりプログラ
ムが塗りつぶす閉じた領域を判断し、塗りつぶし処理を
実行する。これにより指定された閉じた領域を一度に塗
りつぶすことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の塗りつぶし方法
による図形の塗りつぶしに際しては、(1)の機能のよ
うなドット単位の塗りつぶしでは使用者の作業負担が大
きい。また、(2)の機能は、いわば「太いペン」を用
いて塗りつぶして行くものであるが、不必要な領域に対
してまで塗りつぶしを行ってしまう可能性が大きく、細
かな作業領域の塗りつぶしには不向きであり、効率の面
から明らかに良くない。
【0009】また、閉じた領域をプログラムが判断し塗
りつぶす機能は、対象が完全な閉じた曲線図形でなけれ
ばならず、また、閉じた領域全体に対してのみ処理を実
行するので、閉じた領域のうち一部を塗りつぶすような
ことはできない。また、完全に閉じた曲線でなければ動
作がおかしくなる。不完全な図形に対しては閉じた曲線
図形を補完するアルゴリズム等が考えられるが、いずれ
にせよ使用者が意図した領域を塗りつぶすことができ難
いという幾多の問題点があった。
【0010】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたのもで、塗りつぶし処理を行なうための所定のサ
イズの塗りつぶし領域の移動に伴って塗りつぶし領域内
、塗りつぶしの対象となる図形を構成する描画ドット
が存在するか否かを判断しながら、描画ドットで形成さ
れる図形の境界と、塗りつぶし領域の内、塗りつぶし領
域の中心を含むことにより特定される塗りつぶし領域の
部分領域に対して塗りつぶし処理を実行することによ
り、あるサイズの塗りつぶし領域を有するペンで自由に
塗りを行いながらも、図等のデータがあれば、その領域
部分で、あるサイズの塗りつぶし領域がはみ出すことな
く塗りを行える塗りつぶし方法を提供することを目的と
する。
【0011】
【問題点を解決するための手段】本発明に係る塗りつぶ
し方法は、塗りつぶし処理を行うための所定のサイズ
の塗りつぶし領域の移動に伴って、前記塗りつぶし領域
内に、塗りつぶしの対象となる図形を構成する描画ドッ
トが存在するか否かを判断し、前記判断により前記塗り
つぶし領域内に前記図形を構成する描画ドットが存在す
ると判断された場合、前記描画ドットで形成される前記
図形の境界と、前記塗りつぶし領域の内、前記塗りつぶ
し領域の中心を含むことにより特定される前記塗りつぶ
し領域の部分領域に対して、塗りつぶし処理を行うこ
とを有したものである。
【0012】
【作用】本発明においては、塗りつぶし処理を行なうた
めの所定のサイズの塗りつぶし領域の移動に伴って塗り
つぶし領域内に、塗りつぶしの対象となる図形を構成す
る描画ドットが存在するか否かを判断し、該判断により
前記塗りつぶし領域内に前記図形を構成する描画ドット
が存在すると判断された場合、前記描画ドットで形成さ
れる前記図形の境界と、前記塗りつぶし領域の内、前記
塗りつぶし領域の中心を含むことにより特定される前記
塗りつぶし領域の部分領域に対して、塗りつぶし処理を
って、あるサイズの塗りつぶし領域を有するペンで
自由に塗りを行いながらも、図等のデータがあれば、そ
の領域部分で、あるサイズの塗りつぶし領域がはみ出す
ことなく塗りを行うことを可能とする
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す塗りつぶし方
法を適用するデータ処理装置の一例を示すブロック図で
ある。
【0014】図において、1は画面装置で、使用者が描
画・作成するビットパターンおよびカーソルを表示する
表示画面を有する。2はCPUで、図示しないROMに
記憶された制御プログラムに基づいてポインティングデ
バイス4,メモリ3のアクセスを制御する。ポインティ
ングデバイス4は画面装置1上に表示されているカーソ
ルの位置を移動させ、メモリ3は描画・作成中のドット
パターンデータを主として描画・作成に必要なデータを
記憶する。
【0015】図2は本発明の一実施例を示す塗りつぶし
方法を説明する図であり、図1に示した画面装置1に表
示されるビットマップエディタ画面を例として説明す
る。なお、本実施例において、「ペンによる描画」と
は、マウス操作によりドットパターンを編集画面上に描
くことを意味する。また、一度に塗りつぶす領域は通常
1ドットであるが、マウスで指示されたドットを中心と
する円や矩形領域の複数ドット領域全体を指定すること
もできる。この時、その一度に塗りつぶす領域の大きさ
を「ペンサイズ」とし、領域を「ペン先領域」とする。
【0016】図において、11〜13はエディットメニ
ューで、エディットメニュー11はペン色選択メニュー
に対応し、「黒」,「白」のいずれかを選択可能に構成
されており、現在反転表示されている「黒」が選択状態
を示す。エディットメニュー12はペンサイズ選択メニ
ューに対応し、「5ドット」,「9ドット」,「15ド
ット」を選択可能に構成されており、現在反転表示され
ている「9ドット」が選択されている状態を示す。エデ
ィットメニュー13はペン形状選択メニューに対応し、
「矩形」,「円」のいずれかを選択可能に構成されてお
り、現在反転表示されている「矩形」が選択されている
状態に対応する。
【0017】なお、操作は、あらかじめ上記エディット
メニュー11〜13において、ペンのサイズ,形状,色
を設定し、エディタ上でポインティングデバイスの左ボ
タンを「クリック」または「ドラッグ」することによ
り、ペン先領域単位で塗りつぶし処理を実行する。
【0018】この図に示されるように、既に画面上に描
画されたドットパターン14に対して実線矩形15で示
される<縦9ドット,横9ドット>サイズのペンを使用
し塗りつぶしを行う場合を示す。×印16はポインティ
ングデバイスにより指定されたペン先領域の中心を示
し、17はペン先領域を示す。ここで、ポインティング
デバイスの左ボタンを各×印を結ぶ矢印18に沿ってド
ラッグさせると、斜線19で示すドット領域が黒く塗り
つぶされる。
【0019】この様に構成されたデータ処理装置におい
て、画面装置1のドットマトリクス上に前記所定サイズ
の塗りつぶし領域を設定表示し、該設定表示された塗り
つぶし領域の移動指示(ポインティングデバイス4のカ
ーソル指示による)に従って前記塗りつぶし領域内に塗
りつぶされた指定色の描画ドット有無を(後述する図5
に示す制御手順に従って行う)CPU2が判定し、該判
定結果に基づいてメモリ3の前記塗りつぶし領域内の前
記描画ドットの内側の未塗りドットまたは前記塗りつぶ
し領域内を指定色で塗りつぶす。
【0020】具体的には、画面装置1上に、使用者がポ
インティングデバイス4を用いてドットパターンを描画
・作成するビットマップエディタによる描画された輪郭
の内部の塗りつぶし処理を行う際に、ポインティングデ
バイス4により指示される描画中心より2ドット以上を
含む塗りつぶし領域(本実施例ではブロックとして設定
されるペン先領域17)を設定し、既に描画されたドッ
トパターンとポインティングデバイス4により指示され
た該塗りつぶし領域内部から、該塗りつぶし領域の中に
既に描画されたドットが存在する場合には、前記ポイン
ティングデバイス4により指示される描画中心(図2の
×印16)より既に描画されたドットまでを塗りつぶし
の対象として設定し、また、該塗りつぶし領域の中に既
に描画されたドットが存在しない場合には、塗りつぶし
領域の内部全体を塗りつぶしの対象として設定し、該設
定された塗りつぶし対象を塗りつぶすことにより、閉じ
た領域でない領域で、かつ上記ブロック内に既に描画さ
れた黒または白ドットの内側の白または黒ドットを黒ま
たは白ドットに塗りつぶすことができるので、領域限定
された範囲でかつ既に塗りつぶされたドットに支障なく
塗りつぶしを行えるため、塗りつぶし処理を格段に効率
化することができる。
【0021】以下、斜線19で示すドット領域を黒く塗
りつぶす処理について図3に示すフローチャートを参照
しながら詳細に説明する。
【0022】なお、格子で表示される編集画面の左下の
ドットを原点として、横方向にX軸を、縦方向にY軸を
立てて、ドット位置をX−Yの二次元座標20で表す。
また、各ドットのデータの値は「黒」をONデータ、
「白」をOFFデータとして取り扱い、例えば「(X,
Y)=(2,6)はONである。」と表す。
【0023】図3は本発明の一実施例を示す塗りつぶし
方法を説明するフローチャートである。なお、(1)〜
(5)は各ステップを示す。
【0024】まず、ポインティングデバイス4のボタン
が押下されていなければ塗りつぶし操作の終了を確認し
(1)、終了でなければポインティングデバイス4によ
り指定される編集画面上の位置座標(X,Y)=(X
0,Y0)を求め、位置座標と既に指定されているペン
サイズからペン先領域内のデータを2次元の配列バッフ
ァA(−4:4,−4:4)に取り込む(3)。また、
最終的な塗りつぶし領域を設定するためにOFFデータ
で初期化された上記配列バッファAと同じサイズのバッ
ファ(−4:4,−4:4)を用意する。これらの両バ
ッファの各配列要素はペンサイズ領域の各ドットに1対
1に対応する。
【0025】次いで、配列バッファAに取り込まれた各
ドットデータを順次検索することにより塗りつぶす処理
対象領域を判断し、バッファBにセットする(4)。そ
の後、セットされたバッファBの情報に基づいて処理対
象領域を塗りつぶし(5)、塗りつぶし完了後ステップ
(1)に戻り、処理を繰り返す。
【0026】以下、図4,図5を参照しながら図3に示
した処理対象領域判断処理動作について説明する。
【0027】図4は、図3に示した処理対象領域判断処
理の第1の詳細手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1),(2)は各ステップを示す。
【0028】まず、配列バッファAを4つのブロックに
分ける(1)。なお、本実施例では、各ブロックはペン
先領域をその中心である(X,Y)=(X0,Y0)を
原点座標としてX−Y方向に以下の定義域〔1〕〜
〔4〕をもつ領域(ブロック)に分けたものに対応す
る。
【0029】 〔ブロック1〕右上:X0 <=X<=X0+4 Y0 <=Y<=Y0+4 〔ブロック2〕左上:X0−4 <=X<X0 Y0 <=Y<=Y0+4 〔ブロック3〕左下:X0−4<=X<X0 Y0−4 <=Y<=Y0 〔ブロック4〕右下:X0 <=X<=X0+4 Y0−4 <=Y<Y0 次いで、上記〔ブロック1〕〜〔ブロック4〕の全ての
ブロックについて順次塗りつぶし領域を後述する図5に
示すフローチャートに基づいて判断し、バッファBにセ
ットし(2)、処理を終了する。
【0030】図5は、図4に示した分割されたブロック
毎の塗りつぶし領域判断処理の詳細手順を示すフローチ
ャートである。なお、(1)〜(21)は各ステップを
示す。
【0031】処理したドットの数をカウントするための
変数をX軸方向にi,Y軸方向にjを用意し、いずれも
その値を「0」にする(1)。次いで、変数iが「5」
かどうかを判断し(2)、YESならば変数jを「1」
インクリメントし(3)、変数jが「5」かどうかを判
断し(4)、NOならば変数iを「0」に初期化して
(5)、ステップ(2)に戻る。
【0032】一方、ステップ(4)の判定で変数jが
「5」と判定された場合には、変数i,jを「0」に設
定する(11)。
【0033】一方、ステップ(2)の判定でNOの場合
は、データ(X,Y)=(X0+i,Y0+j)を求め
(6)、求めたデータがONかどうかを判定し(7)、
YESならば変数iを「5」として(8)、ステップ
(2)に戻る。
【0034】これにより、ブロック内の全てのY軸方向
領域、すなわちj=0〜4に対してバッファA(X0,
Y+j)からX軸方向へ、各ドットデータを順次検索す
る。その際、既に描かれたドットが検索された場合、す
なわち、バッファA(X0+i,Y0+j)の値がON
の場合には、Y=Y0+jにおけるX=0からX=X0
+iまでを、また描かれたドットが検索されなかった場
合には、Y=Y0+jにおけるX軸方向の全てのドット
を処理対象候補として対応するバッファBの配列要素に
セットする。
【0035】一方、ステップ(11)で変数i,jを
「0」とした後、変数jが「5」かどうかを判定し(1
2)、YESならば変数iを「1」インクリメントし
(13)、変数iが「5」かどうかを判定し(14)、
YESならば処理を終了し、NOならば変数jを「0」
とし(15)、ステップ(12)に戻る。
【0036】一方、ステップ(12)の判定でNOの場
合はデータ(X,Y)=(X0+i,Y0+j)を求め
(16)、求めたデータがONかどうかを判定し(1
7)、YESならば以後のデータをOFFとしてバッフ
ァBにセットし、変数jを「5」として(18)、ステ
ップ(12)に戻る。
【0037】一方、ステップ(17)の判定でNOの場
合は、バッファB(X0+i,Y0+j)は既に塗りつ
ぶし対象候補かどうかを判定し(19)、NOならばバ
ッファB(X0+i,Y0+j)を塗りつぶし対象外と
してセットし(20)、ステップ(12)に戻る。
【0038】一方、ステップ(19)の判断でYESの
場合は、バッファB(X0+i,Y0+j)を塗りつぶ
し対象ドットとしてセットして(21)、ステップ(1
2)に戻る。
【0039】これにより、ブロック1内において、全て
のX軸方向領域、すなわち、i=0〜4に対してバッフ
ァA(X0+i,Y0)からY軸方向へ、各ドットデー
タを順次検索する。その際、既に描かれたドットが検索
された場合、すなわちバッファA(X0+i,Y0+
j)の値がONの場合には、X=X0+iにおけるY=
0からY=Y0+jまでを、また既に描かれたドットが
検索されなかった場合には、X=X0+iにおけるY軸
方向の全てのドットを処理対象候補として、対応するバ
ッファBの配列要素にセットする。
【0040】また、ブロック1における処理対象領域の
判断ではX軸方向およびY軸方向で同じドットが2度検
索されるが、ステップ(18)〜(20)により、とも
に処理対象候補となるドットのみを最終的な塗りつぶし
処理対象ドットとしてバッファBにセットする。
【0041】以下、図6に示すフローチャートを参照し
ながら図3に示した処理対象領域判断処理の他の例につ
いて説明する。
【0042】図6は、図3に示した処理対象領域判断処
理の第2の詳細手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1),(2)は各ステップを示す。また、
本実施例では従来技術で示した塗りつぶし機能を備え
て、閉じた領域を塗りつぶすことができるものとする。
【0043】まず、図1に示したポインティングデバイ
ス4により指定されたペン先領域に外接するドットを仮
想的に描画し、閉じた領域を作成する(1)。その後、
ペン先領域の中心を内部の点とする閉じた領域を改めて
判断し(2)、その閉じた領域を処理対象領域とする。
閉じた領域がない場合には、あらかじめ描画した外接領
域、すなわちペン先領域全体を処理対象領域とする。
【0044】これにより、設定されたペンサイズを越え
る領域を塗りつぶすことは決してなく、ペン先領域17
の中に既に描かれた輪郭があれば、それらのペン先中心
の側の領域のみが塗りつぶされることになる。
【0045】従って、使用者が塗りつぶしを行う際に
は、既に描画された輪郭の内側をポインティングデバイ
ス4でなぞっていけば良いので、効率よく塗りつぶしを
行うことができる。また、輪郭に多少「欠け」があって
も、設定されたペンサイズ以上に大きくはみ出して塗り
つぶしてしまうことは無いので、その後、はみ出し部分
の修正が大幅に軽減される。
【0046】なお、上記実施例では、ペン先形状が矩形
で、サイズが9ドットであるペンを用いた「黒」による
塗りつぶしを例としたが、本発明は塗りつぶし処理にお
いて「黒」でなく、「白」による塗りつぶしや任意の模
様パターンによる塗りつぶし、また、ペン先の形状を変
更、更にカラー化といった拡張にも容易に適用すること
ができる。
【0047】また、上記実施例では、塗りつぶしのため
のペン先形状種が矩形と円の2種類を示したが、他の閉
じた任意形状をペン先形状としてもいいし、筆圧を感知
してドットサイズを変更してもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る塗り
つぶし方法よれば、塗りつぶし処理を行なうための所
定のサイズの塗りつぶし領域の移動に伴って塗りつぶし
領域内に、塗りつぶしの対象となる図形を構成する描画
ドットが存在するか否かを判断し、該判断により前記塗
りつぶし領域内に前記図形を構成する描画ドットが存在
すると判断された場合、前記描画ドットで形成される前
記図形の境界と、前記塗りつぶし領域の内、前記塗りつ
ぶし領域の中心を含むことにより特定される前記塗りつ
ぶし領域の部分領域に対して、塗りつぶし処理を行
ので、あるサイズの塗りつぶし領域を有するペンで自由
に塗りを行いながらも、図等のデータがあれば、その領
域部分で、あるサイズの塗りつぶし領域がはみ出すこと
なく塗りを行うができる。
【0049】従って、塗りつぶし処理を格段に効率化す
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す塗りつぶし方法を適用
するデータ処理装置の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示す塗りつぶし方法を説明
する図である。
【図3】本発明の一実施例を示す塗りつぶし方法を説明
するフローチャートである
【図4】図3に示した処理対象領域判断処理の第1の詳
細手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】図4に示した分割されたブロック毎の塗りつぶ
し領域判断処理の詳細手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】図3に示した処理対象領域判断処理の第2の詳
細手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】従来の塗りつぶし方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 画面装置 2 CPU 3 メモリ 4 ポインティングデバイス
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−163164(JP,A) 特開 平4−218876(JP,A) 特開 平4−180176(JP,A) 遠藤悦郎「Adobe Photos hop AtoZ」,株式会社ビー・エ ヌ・エヌ,1993年2月15日,p.60およ びp.122−123 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 11/40 G06T 11/80

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗りつぶし処理を行うための所定のサ
    イズの塗りつぶし領域の移動に伴って、前記塗りつぶし
    領域内に、塗りつぶしの対象となる図形を構成する描画
    ドットが存在するか否かを判断し、 前記判断により前記塗りつぶし領域内に前記図形を構成
    する描画ドットが存在すると判断された場合、前記描画
    ドットで形成される前記図形の境界と、前記塗りつぶし
    領域の内、前記塗りつぶし領域の中心を含むことにより
    特定される前記塗りつぶし領域の部分領域に対して、塗
    りつぶし処理を行うことを有したことを特徴とする塗
    りつぶし方法。
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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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遠藤悦郎「Adobe Photoshop AtoZ」,株式会社ビー・エヌ・エヌ,1993年2月15日,p.60およびp.122−123

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