JP3078295U - Ｃｄ−ｒｏｍのための保持具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトに画像データのハードコピーを収
容することができるＣＤ−ＲＯＭのための保持具を提供
し、従来の絵葉書セットに代る画像データファイルする
ことである。 【解決手段】 画像データが書き込まれたＣＤ−ＲＯＭ
を取り出し自在に保持するための袋状の第１の保持手段
と、該画像データのハードコピーを取り出し自在に保持
するための透明な袋状の第２の保持手段と、少なくとも
表紙部と裏表紙部とを備えた、前記第１および第２の保
持手段を綴じるためのファイル状の綴じ手段とからなる
ＣＤ−ＲＯＭのための保持具であって、前記表紙部に窓
部が設けられ、少なくとも該窓部から表紙部に隣接した
第２の保持手段内に収容されたハードコピーの画像を見
ることができることを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はＣＤ−ＲＯＭのための保持具に関する。さらに詳しくは、画像データ が書き込まれたＣＤ−ＲＯＭと該画像データのハードコピーとを保持するための 保持具に関する。

【０００２】

【従来の技術および考案が解決しようとする課題】

京都、奈良、日光などの観光地のホテル、旅館、みやげ物店では、旅行の記念 として、たとえば、清水寺、金閣寺、平安神宮など、観光地の名所・旧跡の写真 が複数枚セットになった絵葉書がケースに収容された絵葉書セットが販売されて いる。

【０００３】 しかし、かかる絵葉書セットの場合、旅先から家族や友人あてに差し出された たり、友人に譲ったりされることが多く、また、知らないあいだに何枚かが散逸 してしまうことは、日常経験しているところである。

【０００４】 そのうえ、絵葉書自体を確実に保存する場合には、ケースから取り出して、一 般の文房具として販売されている年賀状などの葉書用のファイルに綴じるか、通 常のアルバムに綴じることになるのであるが、画像データのハードコピーとして の絵葉書の大きさは、プリクラなどの画像データのハードコピー（写真）と比べ てかなり大きいため、どうしてもかさばってしまうという感がある。このことは 、ひいては、最近の若い世代の人達から、記念品としての絵葉書が敬遠されてし まうという結果にもつながるのである。

【０００５】 本考案は、かかる従来の絵葉書セットの問題点を解消し、コンパクトに画像デ ータのハードコピーを収容することができるＣＤ−ＲＯＭのための保持具を提供 し、従来の絵葉書セットに代る画像データファイルすることを目的とするもので ある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案の一態様にかかわるＣＤ−ＲＯＭのための保持具は、画像データが書き 込まれたＣＤ−ＲＯＭを取り出し自在に保持するための袋状の第１の保持手段と 、 該画像データのハードコピーを取り出し自在に保持するための透明な袋状の第２ の保持手段と、 少なくとも表紙部と裏表紙部とを備えた、前記第１および第２の保持手段を綴じ るためのファイル状の綴じ手段 とからなるＣＤ−ＲＯＭのための保持具であって、 前記表紙部に窓部が設けられ、少なくとも該窓部から表紙部に隣接した第２の保 持手段内に収容されたハードコピーの画像を見ることができる ことを特徴としている。

【０００７】 また、前記窓部が開口であることが好ましい。

【０００８】 また、前記表紙部が透明な合成樹脂材料からなり、前記窓部以外の領域が半透 明または不透明に着色されてなることが好ましい。

【０００９】 本考案の他の態様は、前記保持具に、観光地の画像データが書き込まれたＣＤ −ＲＯＭと、当該観光地の画像データのハードコピーとが収容されてなる画像デ ータファイルに向けられている。

【００１０】 また、前記ＣＤ−ＲＯＭに音声データが記録されることができる。

【００１１】

【考案の実施の形態】

添付図面を参照しつつ本考案のＣＤ−ＲＯＭのための保持具を詳細に説明する 。

【００１２】 図１は、本考案の一実施の形態にかかわるＣＤ−ＲＯＭのための保持具の一例 を示す斜視図である。

【００１３】 実施の形態１ 図１に示されるように、本実施の形態のＣＤ−ＲＯＭのための保持具は、参照 符号Ｒによって示されたＣＤ−ＲＯＭを保持するための合成樹脂または紙製の袋 状の第１の保持手段１と、ＣＤ−ＲＯＭに書き込まれた画像データのハードコピ ーＰを保持するための透明な合成樹脂製の袋状の第２の保持手段２とを一括して 綴じるためのファイル状の綴じ手段Ｆとから構成されている。第１の保持手段１ および第２の保持手段２の上部には開口部が設けられていて、開口部からＣＤ− ＲＯＭやハードコピーが出し入れされる。

【００１４】 本実施の形態の場合、綴じ手段Ｆは、表紙部３と、連結部Ｃを介して該表紙部 ３と一体的に形成された裏表紙部４とから構成されている。綴じ具Ｆの素材は特 定のものに限定されることない。したがって、綴じ具Ｆの素材として、紙、ボー ル紙、軽量の金属板なども採用できるが、軽量である点、加工性が良好である点 、耐久性に優れている点から合成樹脂を採用することが好ましい。

【００１５】 すでに述べたように、本実施の形態では、表紙部３と裏表紙部４とが連結部Ｃ を介して一体的に形成されており、該連結部Ｃの長手方向に沿って複数の第２の 保持手段２の各辺と第１の保持手段１の一辺とが熱融着されている。しかしなが ら、かかる形態に限定されるものではない。すなわち、表紙部３と裏表紙部４と が互いに分離した状態で形成されていてもよい。この場合、書類の綴じ具のよう に、表紙部３と裏表紙部４とのあいだに第１および第２の保持手段１および２を 挟持したものや、紐やファスナ（図示されていない）で固着したものであっても よい。

【００１６】 また、本実施の形態の場合、図１に示されるように、表紙部３に窓部Ｗとして 機能する開口が穿設されている。この窓Ｗを通して第２の保持手段２に収容され たハードコピーを見ることができる。設けられ、少なくとも該窓部から表紙部に 隣接した第２の保持手段内に収容されたハードコピーの画像を見ることができる 。表紙部３が合成樹脂製である場合は、窓Ｗとして利用したい領域以外を半透明 または不透明に着色し、窓Ｗとして利用したい領域を透明に着色または無着色と してもよい。なお、窓Ｗの形状は特定のものにげんていされない。たとええば、 矩形、円形、楕円、長円、菱形、三角形、ハート形またはこれらの２種以上を組 み合わせた形状が適用される。

【００１７】 実施の形態２ 本実施の形態は、前述の実施の形態１の保持具に、たとえば、京都の清水寺、 金閣寺、銀閣寺、二条城、平安神宮などの名所旧跡の四季折々の風景の画像デー タが書き込まれたＣＤ−ＲＯＭを第１の収容手段１に収容し、当該画像データの ハードコピーを第２の収容手段２に収容したもので、従来の絵葉書セットに代る 画像データファイルである。たとえば、表紙部３に隣接する第２の保持手段２に 旅の思いでとしてもっとも印象に残った画像データを配置させておけば窓Ｗから その画像データを見ることができる。

【００１８】 また、ＣＤ−ＲＯＭに観光地に因んだ民謡などの音声データを記録しておけば 、一層懐かしくく旅を思い出すことができる。

【００１９】

【考案の効果】

本考案によれば、コンパクトに画像データのハードコピーを収容することがで きるＣＤ−ＲＯＭのための保持具が提供され、従来の絵葉書セットに代る画像デ ータファイルすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施の形態にかかわるＣＤ−ＲＯＭ
のための保持具の一例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 第１の保持手段 ２ 第２の保持手段 ３ 表紙部 ４ 裏表紙部 Ｐ 画像データのハードコピー Ｒ ＣＤ−ＲＯＭ Ｗ 窓部

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 画像データが書き込まれたＣＤ−ＲＯＭ
   を取り出し自在に保持するための袋状の第１の保持手段
   と、該画像データのハードコピーを取り出し自在に保持
   するための透明な袋状の第２の保持手段と、少なくとも
   表紙部と裏表紙部とを備えた、前記第１および第２の保
   持手段を綴じるためのファイル状の綴じ手段とからなる
   ＣＤ−ＲＯＭのための保持具であって、前記表紙部に窓
   部が設けられ、少なくとも該窓部から表紙部に隣接した
   第２の保持手段内に収容されたハードコピーの画像を見
   ることができることを特徴とする保持具。
2. 【請求項２】 前記窓部が開口であることを特徴とする
   請求項１記載の保持具。
3. 【請求項３】 前記表紙部が透明な合成樹脂材料からな
   り、前記窓部以外の領域が半透明または不透明に着色さ
   れてなることを特徴とする請求項１記載の保持具。
4. 【請求項４】 請求項１、２または３記載の保持具に、
   観光地の画像データが書き込まれたＣＤ−ＲＯＭと、当
   該観光地の画像データのハードコピーとが収容されてな
   る画像データファイル。
5. 【請求項５】 前記ＣＤ−ＲＯＭに音声データが記録さ
   れてなる請求項４記載の画像データファイル。