JP3075557U - ラック装置 - Google Patents

ラック装置

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JP3075557U JP2000005748U JP2000005748U JP3075557U JP 3075557 U JP3075557 U JP 3075557U JP 2000005748 U JP2000005748 U JP 2000005748U JP 2000005748 U JP2000005748 U JP 2000005748U JP 3075557 U JP3075557 U JP 3075557U
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賢一 五嶋
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五嶋運輸合資会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷物量の増減に合せて、枠体の一部を展開格
納して空間を有効利用できるラック装置を提供する。 【構成】 荷物の載置用固定棚16を固定させた複数の
立体枠体18,20,22を有し、少なくとも1個の立
体枠体は固定立体枠体18であり、それ以外の立体枠体
は移動立体枠体20,22とされ、固定立体枠体18と
少なくとも引き出し展開状態で中間に位置するそれぞれ
の移動立体枠体20とは、隣接する他の移動立体枠体2
2の載置用固定棚16を懸架状に支持しつつ横方向に移
動案内させる支持案内部34を有するとともに自移動立
体枠体20に隣接する他の立体枠体18の支持案内部2
4に懸架支持されながら横方向に移動する移動係合部3
6を有し、固定立体枠体18とすべての移動立体枠体2
0,22が1つの多重立体枠状に収束される状態と、そ
れぞれの立体枠体が係合状態で列状に展開される状態
と、に選択的に配置されるラック装置10から構成され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、倉庫内などで荷物を複数段の棚に高層状に載置するラック装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、倉庫内などの床スペースが限られた空間で効率的に荷物を保管する ために高層ラックが広く普及しており、保管する荷物量が変動する場合には最多 時に合わせて高層ラックを常設していた。近時では棚と縦枠を組にしてワンブロ ックづつ形成し、必要に応じて積み重ねることで高層化する分割式ラックも実用 化されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来のように荷物量が最多の時に合わせて高層ラックを常設した場合 、荷物が少ないときでも高層ラックが床面積を占有したままであるため非効率的 であった。また、分割式ラック装置では、荷物が少ないときに外したブロック枠 体をフォークリフト等で他の場所に運ばなければならず、一時的に荷物が減った ときなどには結局外されずに床面積を占有したままにされていた。本考案は上記 従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は荷物量が減少したときには 瞬時に棚を支持する枠体の一部を格納して床の占有面積を減らすことができ、ま た、荷物量の増加に合わせて格納した棚を引き出して瞬時に対応できるラック装 置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、周面に複数の荷物出し入れ用開口12 を備え縦枠14を介して荷物の載置用固定棚16を上下方向に複数個固定させた 複数の立体枠体18,20,22を有し、少なくとも1個の立体枠体は固定立体 枠体18であり、それ以外の立体枠体は移動立体枠体20,22とされ、移動立 体枠体20,22は横方向に引き出し格納自在にそれぞれが係合し、かつ、片縦 枠14b,14cから逆L字状に載置用固定棚16b,16cを突設させて支持 させた片持ち支持構造であり、さらに、固定立体枠体18と少なくとも引き出し 展開状態で中間に位置するそれぞれの移動立体枠体20とは、隣接する他の移動 立体枠体22の載置用固定棚16を懸架状に支持しつつ横方向に移動案内させる 支持案内部34を有するとともに自移動立体枠体20に隣接する他の立体枠体1 8の支持案内部24に懸架支持されながら横方向に移動する移動係合部36を有 し、固定立体枠体18とすべての移動立体枠体20,22が1つの多重立体枠状 に収束される状態と、それぞれの立体枠体が係合状態で列状に展開される状態と 、に選択的に配置されるラック装置10から構成される。
【0005】 また、支持案内部34は載置用固定棚16bの引き出し格納方向に対する幅方 向の両端側であって同載置用固定棚16bに固定され、移動立体枠体20の横方 向移動に伴って載置用固定棚16bとともに一体的に移動することとしてもよい 。
【0006】 また、移動係合部36は支持案内部34に一体的に取り付けられ、1つの移動 立体枠体20の横方向移動に伴ってそれらの載置用固定棚16bと支持案内部3 4とともに一体的に移動することとしてもよい。
【0007】 また、支持案内部34は上面を載置用固定棚16に共用させた袋状枠体26b であり、移動係合部36はこの袋状枠体26bの下部に取り付けられた転動体4 0を含むこととしてもよい。
【0008】 また、引き出し展開状態で中間に位置するそれぞれの移動立体枠体20であっ て、当該移動立体枠体20の袋状枠体26bは隣接する立体枠体18,22の袋 状枠体26a,26cとその断面が順次大きさを異ならしめるように形成されて なることとしてもよい。
【0009】 また、固定立体枠体18であって、同固定立体枠体18に対する移動立体枠体 20,22の収束方向端面側が床や壁などの構造物に固定されてなることとして もよい。
【0010】 また、移動立体枠体20,22の縦枠14b,14cの下端には転動体40が 設けられてなることとしてもよい。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本考案のラック装置の好適な実施の形態を説明する 。本考案のラック装置は、荷物の量に合わせて、棚面積を広げた展開状態と、不 要な棚を格納した収束状態と、に変形できる高層型のラック装置である。図1に 示すように、本実施形態のラック装置10は倉庫内などに設置され、パレットP に乗せた荷物Qをフォークリフトなどで上昇させてパレットPごと載置して使用 される。
【0012】 図1ないし図4に示すように本実施形態のラック装置10は周面に荷物出し入 れ用開口12a,12b,12c,12dを備え縦枠14...を介して荷物Q の載置用固定棚16,16を上下方向に2段固定させた3つの立体枠体を有して いる。この3つの立体枠体が互いに横方向に引き出し格納自在に係合しており、 それぞれの立体枠体が備える4方向の荷物出し入れ用開口12a,12b,12 c,12dうち1つまたは2つは隣接する立体枠体と共有した状態になっている 。
【0013】 1つの立体枠体は展開時と収束時との変形に際して位置が変わらない固定立体 枠体18とされ、それ以外の立体枠体は変形に際して横移動する第1移動立体枠 体20,第2移動立体枠体22とされている。すなわちラック装置10の展開収 束は固定立体枠体18を起点として移動立体枠体20,22が横移動して列状の 延長方向を引き出し格納方向Rとして伸縮状に行われ、図1において破線で示す ようなそれぞれの立体枠体が係合状態で列状に展開される展開状態と、実線で示 すような収束状態に選択的に配置されるようになっている。
【0014】 本実施形態のラック装置10は、列状に引き出した状態で一端側に位置する立 体枠体を固定立体枠体18、列状の中間に位置し固定立体枠体18と他の移動立 体枠体に挟まれて係合した立体枠体を第1移動立体枠体20、列状の他端側に位 置し第1移動立体枠体20に展開格納される立体枠体を第2移動立体枠体22と している。
【0015】 本実施形態のラック装置10は、固定立体枠体18であって、同固定立体枠体 18に対する移動立体枠体20,22の収束方向端面側を壁に固定させている。 すなわち、固定立体枠体18の移動立体枠体が突出されない側の複数箇所には図 示しない固定片が設けてあり、アンカーボルトによって壁面に固定されている。
【0016】 すべての立体枠体18,20,22は床面から起立させた縦枠14を有してお り、この縦枠14を介して高さ方向の中間位置と上端位置に載置用固定棚16, 16を略水平に固定させている。図4に示すように固定立体枠体18は、四隅に 配置させた縦枠14aの内側に載置用固定棚16a,16aを固定させたやぐら 状で自立可能な縦長の立体枠体である。第1移動立体枠体20(と第2移動立体 枠体22)は片側に配置させた片縦枠14b,14b(14c,14c)から逆 L字状に2段の載置用固定棚16b,16b(16c,16c)を突設させて支 持させた側面視F字状の片持ち支持構造の縦長な立体枠体である。第1移動立体 枠体20と第2移動立体枠体22の縦枠14b,14cの下端には床面上を引き 出し格納方向Rに走行する転動体38が設けられている。
【0017】 第1移動立体枠体20は片側を固定立体枠体18に持たせ掛けた状態で展開さ れ、第2移動立体枠体22は片側を第1移動立体枠体20に持たせ掛けた状態で 展開される。第1移動立体枠体20と第2移動立体枠体22を格納した状態では 、図1,図2,図6(ア)に示すように、載置用固定棚は上から16a、16b 、16cの順に重畳して格納され、縦枠は14aの壁から離れた側の2本と、1 4b、14cが近接して格納される。
【0018】 図1ないし図6に示すように、全ての立体枠体18,20,22は、載置用固 定棚14の引き出し格納方向Rに対する幅方向の両端側にそれぞれ配置されて引 き出し格納方向に延長され、それぞれの載置用固定棚14a,14b,14cに 固定された袋状枠体26a,26b、26cを備えている。図に示すように、袋 状枠体26は上下に平行な面をそなえた長い横枠部材であり、断面コ字状に形成 された開溝側を対向させて平行に配置されている。
【0019】 袋状枠体26の上面は載置用固定棚14に共用されている。すなわち、すべて の立体枠体18,20,22の載置用固定棚14a,14b,14cは、間隔を おいて並列された袋状枠体26、26を掛け渡して載置用平面を形成するように 複数の棒板部材28...が間隔を空けて平行に固定されたスノコ状の載置用固 定棚として形成されている。図2,図4ないし図6に示すように、固定立体枠体 18の袋状枠体26aと第1移動立体枠体20の袋状枠体26bは、コ字状の内 側に空間を形成させるように上面外側に棒板部材28を固定させている。
【0020】 固定立体枠体18は隣接する第1移動立体枠体20の載置用固定棚16bを懸 架状に支持しつつ横方向に移動案内させる第1支持案内部24を有している。引 き出し展開状態で中間に位置する第1移動立体枠体20は、隣接する第2移動立 体枠体22の載置用固定棚16cを懸架状に支持しつつ横方向に移動案内させる 第2支持案内部34を有するとともに自第1移動立体枠体20に隣接する固定立 体枠体18の第1支持案内部24に懸架支持されながら横方向に移動する第1移 動係合部36を有している。第2移動立体枠体22は、第1移動立体枠体20の 第2支持案内部34に懸架支持されながら横方向に移動する第2移動係合部44 を有している。
【0021】 すなわち、図1ないし図6に示すように、第1移動立体枠体20の袋状枠体2 6bは一方側に隣接する固定立体枠体18の袋状枠体26aよりその断面を小さ く、他方側に隣接する第2移動立体枠体22の袋状枠体26cよりその断面を大 きく形成させている。これらの袋状枠体を外側から26a、26b、26cの順 で載置用固定棚と一体に入れ子状に配置させ、長手方向に相互に移動自在に係合 させている。そして、本実施形態においては、固定立体枠体18の袋状枠体26 aの内側空間を第1支持案内部24、第1移動立体枠体20の袋状枠体26bの 内側空間を第2支持案内部34とし、第1移動立体枠体20の袋状枠体26bの 下面を第1移動係合部36、第2移動係合部22の袋状枠体26cの下面を第2 移動係合部44とさせている。横移動しない固定立体枠体18は袋状枠体26a の下面を移動係合部としておらず、展開状態で列状の末端に位置する第2移動立 体枠体22は袋状枠体26cの内側を他の立体枠体を移動案内させる支持案内部 としていないが、それぞれ設けてもよい。
【0022】 また、図2,図5,図6に示すように、本実施形態の第1移動係合部36と第 2移動係合部44とは、それぞれの袋状枠体26b,26cの下部に一体的に取 り付けられたキャスタ状の転動体40を含んでいる。第1移動立体枠体20の第 1移動係合部36が含む転動体40は、第2支持案内部34としての袋状枠体2 6bに転動自在に一体的に取り付けられている。
【0023】 そして、第1移動立体枠体20に固定された転動体40(第1移動係合部36 )は固定立体枠体18の袋状枠体26aの下フランジ42の上面を走行するよう に下フランジ42に接地して配置され、第2移動立体枠体22に固定された転動 体40(第2移動係合部44)は第1移動立体枠体20の袋状枠体26bの下フ ランジ42の上面を走行するように当接されている。すなわち、袋状枠体26a の内側空間(第1支持案内部24)には、袋状枠体26bと載置用固定棚16b と転動体40が一体に固定された状態で引き出し格納自在に内蔵され、袋状枠体 26bの内側空間(第2支持案内部34)には、袋状枠体26cと載置用固定棚 16cと転動体40が一体に固定された状態で引き出し格納自在に内蔵されてい る。
【0024】 第2支持案内部34としての袋状枠体26bは第1移動立体枠体20の横方向 移動に伴って載置用固定棚16bとともに一体的に移動するから、すなわち、第 1移動係合部36(転動体40)も第2支持案内部34とともに一体的に移動す るようになっている。これによって、複数段状に伸縮する係合構造を簡単かつコ ンパクトに具現化し、移動立体枠体の横移動を軽くして支持案内部と移動係合部 双方の摩滅を防止している。
【0025】 また、袋状枠体26aと袋状枠体26bの内側面の一端寄り位置には、転動体 40の走行を停止させる円柱状のピンが突設されている。本実施形態においては 、このピンが移動立体枠体20,22の引き出し展開時の引き出し端位置を規定 するストッパ32とされる。
【0026】 ここで本実施の形態の作用を説明する。図1に実線で示す状態のラック装置1 0においては、図2,図5に示すように、固定立体枠体18と、すべての移動立 体枠体20,22が1つの多重立体枠状に収束されている。この状態のときは上 面に露出している載置用固定棚16a,16aに荷物を載置する。載置用固定棚 16aが一杯になった段階で第1移動立体枠体20を引き出し、載置用固定棚1 6a,16aの下側に重畳して格納されていた載置用固定棚16b,16bを展 開させる。
【0027】 図6(イ)に示すように、この第1移動立体枠体20の引き出しに際しては、 第1移動係合部36としての転動体40が第1支持案内部24しての袋状枠体2 6aの下フランジ42上面を走行し、縦枠14b,14cの接地部に設けた転動 体38...が床面上を走行する。そして、第1移動係合部36がストッパ32 に当接する位置で第1移動立体枠体20が横移動を停止する。このとき第2移動 立体枠体22は第1移動立体枠体20の内側に格納された状態で従動して横移動 されている。固定立体枠体18は壁に固定されているので、ややラフに第1移動 立体枠体20を引き出しても勢い余って固定立体枠体18が動かされたりラック 装置10全体が転倒することはない。
【0028】 展開させた第1移動立体枠体20の載置用固定棚16bが一杯になったら図3 ,図4,図6(ウ)に示すように第2移動立体枠体22を第1移動立体枠体20 から引き出す。このとき、第2支持案内部34上を第2移動係合部44としての 転動体40が走行し、載置用固定棚16b,16bの下側に重畳して格納されて いた載置用固定棚16c,16cが展開される。
【0029】 また、図6(ア)の状態から、第1移動立体枠体20を引き出さずに第2移動 立体枠体22だけを引き出してもよい。このようにして載置用固定棚16c,1 6cが一杯になってから第2移動立体枠体22をさらに引き出しても、第2移動 係合部44がストッパ32を引っ掛けて第1移動立体枠体20を引き出すことが できる。
【0030】 荷物が搬出され、載置用固定棚16b,16bまたは載置用固定棚16c、1 6cが空荷になった場合には、空いた移動立体枠体を順次格納してラック装置1 0の床占有面積を減らす。こうして生じたスペースは例えば上に荷物が置かれて いる下の荷物を取り出す際に上の荷物を仮置きしたり、フォークリフトの取り回 し空間として有効利用できる。
【0031】 本実施形態のラック装置10は、3つの立体枠体によって形成しているが、移 動立体枠体を増設して4つ以上の立体枠体で形成してもよいし、1つ減らして2 つの立体枠体で形成してもよい。
【0032】 また、本実施形態では、第1移動係合部36と第2移動係合部44に転動体4 0を含んでいるが、例えば滑りが良く耐磨耗性も高い含油鋳鉄のブロックを取り 付けても良いし、何も取付けずに袋状枠体26の下面を直に係合させ適宜潤滑油 を注入するようにしてもよい。また、移動立体枠体の縦枠14b,14cが接地 する部分に介設した転動体38も必ず必要なものではない。
【0033】 また、本実施の形態においては、収束時に多重立体枠状の最も外側に配置され る立体枠体を固定立体枠体としたが、最も内側に配置される立体枠体を固定立体 枠体とし、移動立体枠体を固定立体枠体の外側に沿わせて格納させるようにして もよい。また、中間に配置される立体枠体を固定立体枠体とし、左右両側に移動 立体枠体を引き出し格納させるようにしてもよい。また、固定立体枠体は壁や床 などの構造物に固定しなくてもよい。
【0034】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るラック装置は、周面に複数の荷物出し入れ 用開口を備え縦枠を介して荷物の載置用固定棚を上下方向に複数個固定させた複 数の立体枠体を有し、少なくとも1個の立体枠体は固定立体枠体であり、それ以 外の立体枠体は移動立体枠体とされ、移動立体枠体は横方向に引き出し格納自在 にそれぞれが係合し、かつ、片縦枠から逆L字状に載置用固定棚を突設させて支 持させた片持ち支持構造であり、さらに、固定立体枠体と少なくとも引き出し展 開状態で中間に位置するそれぞれの移動立体枠体とは、隣接する他の移動立体枠 体の載置用固定棚を懸架状に支持しつつ横方向に移動案内させる支持案内部を有 するとともに自移動立体枠体に隣接する他の立体枠体の支持案内部に懸架支持さ れながら横方向に移動する移動係合部を有し、固定立体枠体とすべての移動立体 枠体が1つの多重立体枠状に収束される状態と、それぞれの立体枠体が係合状態 で列状に展開される状態と、に選択的に配置される構成であるから、荷物が増え た時だけ瞬時に移動立体枠体を引き出して棚面積を増やすことができ、荷物が少 ないときには移動立体枠体を格納して空荷のラック装置が無駄に床面積を占有す るのを防止できる。例えば荷物が多いときにはラック装置が占めてしまう床面積 も通常はフォークリフトの取り回し空間などに有効利用して作業効率を向上させ ることができる。
【0035】 また、支持案内部は載置用固定棚の引き出し格納方向に対する幅方向の両端側 であって同載置用固定棚に固定され、移動立体枠体の横方向移動に伴って載置用 固定棚とともに一体的に移動するから、収束状態のラック装置から載置用固定棚 を増やすべく移動立体枠体を引き出すだけで支持案内部も同時に引き出された状 態になり、その支持案内部を介してさらに他の移動立体枠体を適宜引き出してラ ック装置を長く展開することができる。また、ラック装置を収束するときには、 載置用固定棚を順次格納するだけで特に支持案内部を格納する作業を行うことな く支持案内部まで含めて完全に固定立体枠体1個分の容積に収束できる。
【0036】 また、移動係合部は支持案内部に一体的に取り付けられ、1つの移動立体枠体 の横方向移動に伴ってそれらの載置用固定棚と支持案内部とともに一体的に移動 するから、載置用固定棚の展開格納と同時に起こる支持案内部の移動は、その支 持案内部に一体的に設けられた移動係合部が隣接する固定立体枠体または移動立 体枠体の支持案内部に係合して行われるので、構造が簡易で大荷重に耐えること ができ、製造が容易で低コストにでき、また、移動係合部として例えは転がり係 合する転動体や滑り易く摩滅し難い材質のブロックなどを設けることで、少しの 力で展開収束でき、かつ、装置寿命の長いラック装置を実現できる。
【0037】 また、支持案内部は上面を載置用固定棚に共用させた袋状枠体であり、移動係 合部はこの袋状枠体の下部に取り付けられた転動体を含むから、軽量で曲げ剛性 が高い袋状枠体によって載置用固定棚を保持しつつ袋状枠体の下部を支持案内部 及び移動係合部になすことができ、部品数が少なく故障が少ない簡単な構造で引 き出し格納できるラック装置を実現できる。
【0038】 また、引き出し展開状態で中間に位置するそれぞれの移動立体枠体であって、 当該移動立体枠体の袋状枠体は隣接する立体枠体の袋状枠体とその断面が順次大 きさを異ならしめるように形成されてなるから、載置用固定棚と支持案内部と移 動係合部とを一体構造で形成しつつ、その一体構造体を複数互いに横移動自在に 係合させる構造を故障の少ない簡単な部品で具現化できる。
【0039】 また、固定立体枠体であって、同固定立体枠体に対する移動立体枠体の収束方 向端面側が床や壁などの構造物に固定されてなるから、移動立体枠体を横移動可 能に保持しつつ、多少ラフに引き出し格納操作したり、誤ってフォークリフトを ぶつけたりしてもラック装置全体が横転することがない。
【0040】 また、移動立体枠体の引き出し展開時の引き出し端位置を規定するストッパが 設けられてなるから、移動立体枠体が引き出し端位置を超えて引き出され隣接す る移動立体枠体または固定立体枠体から外れることがなく、使用者は移動立体枠 体の引き出し限界を意識することなく引き出し格納できる。
【0041】 また、移動立体枠体の縦枠の下端には転動体が設けられてなるから、移動立体 枠体を横移動させる展開格納作業が軽い力で可能であり、重機やウインチなどを 用いずに人力でも引き出し格納させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態に係るラック装置の側面図
兼作用説明図である。
【図2】同ラック装置を収束させた状態の正面図であ
る。
【図3】同ラック装置を展開して荷物を載置させた状態
の側面図である。
【図4】同ラック装置の斜視説明図である。
【図5】同ラック装置の一部省略断面図である。
【図6】同ラック装置の作用説明図である。
【符号の説明】
10 ラック装置 12a,12b,12c,12d 荷物出し入れ用開口 14a,14b,14c 縦枠 16a,16b,16c 載置用固定棚 18 固定立体枠体 20,22 移動立体枠体 24,34 支持案内部 26a,26b,26c 袋状枠体 32 ストッパ 36,44 移動係合部 38 転動体 40 転動体 P パレット Q 荷物 R 引き出し格納方向

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面に複数の荷物出し入れ用開口を備え
    縦枠を介して荷物の載置用固定棚を上下方向に複数個固
    定させた複数の立体枠体を有し、少なくとも1個の立体
    枠体は固定立体枠体であり、それ以外の立体枠体は移動
    立体枠体とされ、 移動立体枠体は横方向に引き出し格納自在にそれぞれが
    係合し、かつ、片縦枠から逆L字状に載置用固定棚を突
    設させて支持させた片持ち支持構造であり、 さらに、固定立体枠体と少なくとも引き出し展開状態で
    中間に位置するそれぞれの移動立体枠体とは、隣接する
    他の移動立体枠体の載置用固定棚を懸架状に支持しつつ
    横方向に移動案内させる支持案内部を有するとともに自
    移動立体枠体に隣接する他の立体枠体の支持案内部に懸
    架支持されながら横方向に移動する移動係合部を有し、 固定立体枠体とすべての移動立体枠体が1つの多重立体
    枠状に収束される状態と、それぞれの立体枠体が係合状
    態で列状に展開される状態と、に選択的に配置されるラ
    ック装置。
  2. 【請求項2】 支持案内部は載置用固定棚の引き出し格
    納方向に対する幅方向の両端側であって同載置用固定棚
    に固定され、移動立体枠体の横方向移動に伴って載置用
    固定棚とともに一体的に移動する請求項1記載のラック
    装置。
  3. 【請求項3】 移動係合部は支持案内部に一体的に取り
    付けられ、1つの移動立体枠体の横方向移動に伴ってそ
    れらの載置用固定棚と支持案内部とともに一体的に移動
    する請求項1または2記載のラック装置。
  4. 【請求項4】 支持案内部は上面を載置用固定棚に共用
    させた袋状枠体であり、移動係合部はこの袋状枠体の下
    部に取り付けられた転動体を含む請求項1ないし3のい
    ずれかに記載のラック装置。
  5. 【請求項5】 引き出し展開状態で中間に位置するそれ
    ぞれの移動立体枠体であって、当該移動立体枠体の袋状
    枠体は隣接する立体枠体の袋状枠体とその断面が順次大
    きさを異ならしめるように形成されてなる請求項4記載
    のラック装置。
  6. 【請求項6】 固定立体枠体であって、同固定立体枠体
    に対する移動立体枠体の収束方向端面側が床や壁などの
    構造物に固定されてなる請求項1ないし5のいずれかに
    記載のラック装置。
  7. 【請求項7】 移動立体枠体の引き出し展開時の引き出
    し端位置を規定するストッパが設けられてなる請求項1
    ないし6のいずれかに記載のラック装置。
  8. 【請求項8】 移動立体枠体の縦枠の下端には転動体が
    設けられてなる請求項1ないし7のいずれかに記載のラ
    ック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07170046A (ja) * 1993-09-22 1995-07-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd プリント配線板及びその製造方法

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JPH07170046A (ja) * 1993-09-22 1995-07-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd プリント配線板及びその製造方法

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