JP3075469U - 床下空間を活用した集中暖房換気方式を採用した木造住宅 - Google Patents

床下空間を活用した集中暖房換気方式を採用した木造住宅

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JP3075469U JP2000005670U JP2000005670U JP3075469U JP 3075469 U JP3075469 U JP 3075469U JP 2000005670 U JP2000005670 U JP 2000005670U JP 2000005670 U JP2000005670 U JP 2000005670U JP 3075469 U JP3075469 U JP 3075469U
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(57)【要約】 【課題】 従来の集中暖房方式はコストが高くつき、市
販の設備機器は住宅性能の著しい向上に対し、設備仕様
が過大となると共に、集中暖房方式を構成する加熱パネ
ルあるいは個別暖房用ストーブ等は、設置のために相当
のスペースを必要とするなどの問題がある。 【解決手段】 床下部2と、床板部3と、壁部4と、屋
根部5、外気導入管部6と、暖房機7と、排気筒部8か
ら構成され、集中暖房集中換気のトータルな設備コスト
が大幅に削減できると共に、機械力による給熱、換気に
よらず保守点検や運転用動力のランニングコストがかか
らないように構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、床下を集中暖房の給熱の発生源とし、同時に新鮮空気の供給源とし たパッシブ集中暖房換気方式を採用した木造住宅に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の木造住宅は下記のような構成を有する構造のものとなっている。 A.基礎は布基礎コンクリートで構成され、内部には同じく布基礎コンクリー トで間仕切りされている。 B.床を支える大引は強度を必要とするため、梁材が用いられている。 C.大引の上に床根太を取付け、その上に床板を貼付ける。 D.床下には必ず床下換気口を取付けなければならない。 E.防湿のために床下土間にポリフィルムを敷込み、土間からの湿気の発生を 抑える。 F.床を構成する大引及び床根太部分に断熱材を取付け、ポリフィルムで気密 工事を施す。 G.暖房については、一般的にはストーブなどで個別に採暖する。 また、集中暖房を採用する場合は温水ボイラーを設置し、各室内に相当のパネ ルヒーターを配置し、断熱被覆した配管で連結し動力ポンプで温水を循環させる よう構成されている。 H.換気については、一般的には各室に外部に直接つながる換気口を取付ける か、または給排気同時の換気扇を主要な部屋に取付ける等としている。 I.動力付集中換気方式を採用する場合は、所定の部屋に外部に直結する給気 のための換気口を壁面に設け、天井裏に配管された排気用ダクトで所定の部屋に 設けられた排気口から動力付換気装置を用い、1階と2階の間の壁面または屋根 面から強制排気する。 あるいは同時給排気熱交換型の動力付換気装置を用い、同じく強制給排気する ことで集中換気するよう構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有していた。 A.床面の断熱気密において、設備配管等による貫通部分があるため充分な気 密工事を行うことが困難であった。 また、床下の防湿についても、ポリフィルムや床下換気口による防湿対策は充 分とは言えず、土台や大引が腐敗していることがよく見かけられた。 B.暖房については、ストーブ等による個別暖房では、各室間に温度差を生ず ることがあり、玄関、便所、浴室等といった非暖房室あるいは暖房機のない部屋 では大きな温度低下が生じた。 また、集中暖房方式は、設置するための工事費が高くつき、市販の設備機器は 住宅の断熱気密性能の著しい向上に対し設備仕様が過大となっている。 C.集中暖房方式を構成する加熱パネルあるいは個別暖房用ストーブ等は、そ の設置のために相当のスペースを必要とする。 D.基礎及び床下換気口からの熱損失は無視できない。 E.換気については、各室に設けられた直接外部につながる換気口では、正し い換気量を確保することができない。また、給排気同時の換気扇ではショートサ ーキットを引き起こす可能性が大きく、室内全体の換気を正しく行うことが難し い。 F.動力付集中換気方式の場合、その装置の性能が換気量全体に影響し、取付 工事の不適正や装置の性能の低下により、正しく換気されない。 また、停電や故障等になった場合は、全く換気は行われない。
【0004】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、 その目的とするところは、下記の問題を解決できるものを提供しようとするもの である。 1.本考案のものは、換気のためのエネルギーを必要とせず、暖房に使用され たエネルギーを利用し計画換気を行うもので、その目的は第1に室内の空気質の 改善、第2に省エネルギーの推進である。 2.換気の方法については、床下空間に暖房機を配置し、同時に外部からの新 鮮空気を取り込むことで、この床下空間は暖房のためのスペースとチャンバーの 役目をすることになる。 3.このチャンバーで暖められた新鮮空気は、吹出し口ガラリを介して各室に 分配され(2階へはそのために特別に作った間仕切壁内に設けた通路を通して1 階天井裏(2階床下)に新鮮空気を上げ、このチャンバーから吹出し口ガラリを 介して各室に分配する)、各室を通った空気は汚染空気として2階天井に設けら れた排気筒部から外部に排出されることになる。 この間、空気を移動させるために換気扇などのエネルギーは一切必要としない 。 4.また、暖房については、1階及び2階の床面を暖めることにより、各室を むらなく暖めることができる。 暖められた床面に於いては、全面に上昇気流が発生し、この上昇気流が室内の 空気を撹拌し、澱みなく排出することになる。 5.室内で発生した上昇気流は、浮遊カビの落下増殖防止、ダニの繁殖抑制を 可能にし、また室内で発生するホルムアルデヒドをはじめとするVOC(揮発性 有機化合物)等を極めて自然に、かつ有効に排出できることにより、真の意味の 健康住宅を可能にし、快適で安心して住める居住空間を作ることができる。
【0005】 6.高気密化工法と床下暖房システムは、更に床下等隠れた部分の乾燥を促進 して構造材の腐敗等を抑制し、乾燥状態を維持することで防蟻効果を高めるため 、建物の寿命を長くする大きな要因となっている。 7.床下暖房機の選択 この方式の基本理念は、外部から供給された新鮮空気10が、室4C内で循環 及び対流するように工夫されており、その基本理念を実現するためには、床下に 配置される暖房機7は対流型を採用するのが望ましい。 8.給気及び排気筒の改善 A.外気吸引口6Bからゴミ、虫、その他異物が侵入するのを防ぐため、同入 口部に0.4×8×8mmのステンレス製金網を張り付けるか、または不織布等 によるフィルター6B1を取付ける。 B.縦排気筒の頂部に防鳥用ネット8Bとして、0.4×8×8mmのステン レス製金網を取付ける。 C.排気筒部には、強風時の風切音を防止するため、グラスウールパイプなど の消音管8Eを使用するか、または消音装置を取付ける。 D.縦排気筒の頂部からの雨水、粉雪などの侵入に備え、縦排気筒の底部に水 抜きドレーン8Cを取付けし、常時排水を可能にする。 9.室内の空気対流をスムーズに行うため、1階部分は床下から1階部分の床 に設けられた吹出し口ガラリ3Aを通じ循環させ、2階は1階の間仕切壁4C3 を通し2階の床下へ暖まった新鮮空気を導入し、2階の各部屋の床に設けられた 吹出し口ガラリ4C22から循環させる。 このとき間仕切壁の直下に暖房機7を設置することで循環効果を高める。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は下記のようになるものである。 すなわち、本願のものは、床下部2と、床板部3と、壁部4と、屋根部5、外 気導入管部6と、暖房機7と、排気筒部8から構成され、 床下部2は、布基礎コンクリート2Aと床下土間2Bから構成され、布基礎コ ンクリート2Aの内外両面は断熱材2A1で断熱処理され、床下土間2Bは鉄筋 コンクリートを土間コンクリートとして構成され、 床板部3は、厚手の構造用合板などの単体張りにより張設することで、床下部 2には、布基礎コンクリート2Aと床下土間2Bで囲まれた給熱室9が構成され 、 壁部4は、布基礎コンクリート2A上に施工され、必要に応じて窓4Aが設け られていると共に、天井面4Bを張設して室4Cが形成され、 屋根部5は、壁部4の上面に小屋裏5Aを介して設けられ、 外気導入管部6は、所定深度の地下に配管されたパイプ6Aと、このパイプの 先端に地上に向け連設された外気吸引口6Bと、このパイプの後端に連設された 給熱室9内で開口している床下新鮮空気導入口6Cから構成され、外気吸引口6 Bにおける入口部の近傍には、ゴミ、虫、その他異物が侵入するのを防ぐための 金網あるいはフィルター6B1が張設され、 床板部3には、壁部4の近傍位置をもって適数箇の吹出し口ガラリ3Aが刻設 され、床下土間2B上には、暖房機7が当該吹出し口ガラリに接近させて配設さ れ、 排気筒部8は、屋根部5において、当該屋根部を貫通した状態で支持された縦 排気筒8Aと、縦排気筒の上端に設けられた排気筒頂部カバー8A1と、縦排気 筒の頂部に張設された防鳥用ネット8Bと、縦排気筒8Aの底部に取付けられた 水抜きドレーン8Cと、縦排気筒8Aの下方側壁より分岐された横排気筒8Dと 、横排気筒8Dと消音管8Eを介して連結され、かつ下端が室内に開口されてい る下方縦排気筒8Fから構成され、 室4C内に1階の天井4C11と2階の床4C21により1階部分4C1と2 階部分4C2が形成されている場合における暖まった新鮮空気の対流は、1階部 分4C1へは、床下から1階部分の床に設けられた吹出し口ガラリ3Aを通じ循 環させ、2階部分4C2へは、1階部分内に設けた間仕切壁4C3内に設けた通 路4C31を通し2階部分の床下へ暖まった新鮮空気を導入し、2階部分の各部 屋の床4C21に設けられた吹出し口ガラリ4C22から循環させるよう構成さ れていることを特徴とする床下空間を活用した集中暖房換気方式を採用した木造 住宅である。
【0007】
【考案の実施の形態】
実施例について図面を参照して説明する。 1は本考案の床下空間を活用した集中暖房換気方式を採用した木造住宅で、床 下部2と、床板部3と、壁部4と、屋根部5、外気導入管部6と、暖房機7と、 排気筒部8から構成されている。 A.床下部2は、布基礎コンクリート2Aと床下土間2Bから構成され、布基 礎コンクリート2Aの内外両面は断熱材2A1で断熱処理され、床下土間2Bは 鉄筋コンクリートを土間コンクリートとして構成されている。 B.床板部3は、厚手の構造用合板などの単体張りにより張設されている。 この結果、床下部2には、布基礎コンクリート2Aと床下土間2Bで囲まれた 給熱室9が構成されていることになる。 C.壁部4は、公知の工法で布基礎コンクリート2A上に施工され、必要に応 じて窓4Aが設けられていると共に、天井面4Bを張設して室4Cが形成されて いる。 D.屋根部5は、公知の工法で壁部4の上面に小屋裏5Aを介して設けられて いる。 E.外気導入管部6は、所定深度の地下に配管されたパイプ6Aと、このパイ プの先端に地上に向け連設された外気吸引口6Bと、このパイプの後端に連設さ れた給熱室9内で開口している床下新鮮空気導入口6Cから構成され、外気吸引 口6Bにおける入口部の近傍には、ゴミ、虫、その他異物が侵入するのを防ぐた めの金網あるいはフィルター6B1が張設されている。 なお、金網には0.4×8×8mmのステンレス製金網が、また、フィルター には不織布等が好適である。 F.床板部3には、壁部4の近傍位置をもって適数箇の吹出し口ガラリ3Aが 刻設され、床下土間2B上には、暖房機7が当該吹出し口ガラリに接近させて配 設されている。 この場合、暖房機は対流型を採用するのが望ましい。
【0008】 G.排気筒部8は、屋根部5における棟中央付近において、当該屋根部を貫通 した状態で支持された縦排気筒8Aと、縦排気筒の頂部に張設された防鳥用ネッ ト8Bと、縦排気筒8Aの底部に取付けられた水抜きドレーン8Cと、縦排気筒 8Aの下方側壁より分岐された横排気筒8Dと、横排気筒8Dと消音管8Eを介 して連結され、かつ下端が室内に開口されている下方縦排気筒8Fから構成され ている。 図中、8F1は下方縦排気筒8Fの下端に設けた室内排気グリルである。 8Gは排気筒補強小屋根である。 なお、8A1は縦排気筒の上端に着脱自在に取付けられた排気筒頂部カバーで 、これにより防鳥用ネットを上方から抑えている。 a.防鳥用ネット8Bとしては、0.4×8×8mmのステンレス製金網が好 適である。 b.消音管8Eとしては、グラスウールパイプなどが好適であるが、消音装置 を取付けることもできる。そしてこれにより、強風時の風切音を防止することが できる。 c.水抜きドレーン8Cにより、縦排気筒の頂部からの雨水、粉雪などの侵入 に備えることができる。そして、この場合、この水抜きドレーンは常時排水を可 能にしておく。
【0009】 H.室4C内に1階の天井4C11と2階の床4C21により1階部分4C1 と2階部分4C2が形成されている場合における暖まった新鮮空気の対流は、下 記の通りスムーズに行うよう構成されている。 a.1階部分4C1へは、床下から1階部分の床に設けられた吹出し口ガラリ 3Aを通じ循環させる。 b.2階部分4C2へは、1階部分内に設けた間仕切壁4C3内に設けた通路 4C31を通し2階部分の床下へ暖まった新鮮空気を導入し、2階部分の各部屋 の床4C21に設けられた吹出し口ガラリ4C22から循環させる。 このとき、間仕切壁4C3における通路4C31の直下に暖房機7を設置する ことで循環効果を高めることができる。 図中、11は壁、11Aはこの壁の上方に設けた空気循環開口部、11Bは壁 の下方に設けた空気循環開口部である。
【0010】
【実施例】
A.床下を給熱室とするため床下土間が形成されているが、この床下土間は蓄 熱効果を上げるためと、土壌から湿気が上るのを防ぐよう0.2mmのポリフィ ルムを敷込み、その上に厚さ100mm程度の鉄筋コンクリートを設置すること で構成されている。 B.床下全体を温度むらの無い給熱室に近付けるため、空気の流れを阻害した り、空気溜りを作ったりする要因を除く工夫をした。 a.中間仕切基礎を基本的に廃し、最小限のものに限定、大引は105mm角 までの大きさに抑え、強度不足はプラスチック調整束のような束材3Cによって 補った。 b.床断熱は廃し、床材は厚手の構造用合板などの単体張りを用い、床根太構 造を廃するのが望ましい。 C.温水パネルヒーターのような対流型の暖房機が温度むらのないような基数 適当な位置に配置されている。
【0011】 D.換気については、直径150mm程度のパイプ6AをG.L1000mm 程度の地中を経由して(冬期間外気温度より地熱の方が高い)床下に立ち上げ、 新鮮外気を床下新鮮空気導入口6Cから吹出させるよう構成されている。 E.床下新鮮空気導入口6Cから吐き出された新鮮空気は、暖房機で加熱昇温 させる。 この場合、所謂床下換気口は必要なく設けない。 このようにして得られたほぼ均一に分布する床下の新鮮な加熱空気は、上昇気 流となって床板部3に適宜配置した吹出し口ガラリから静かに吹出し、部屋全体 を対流しながら暖める。 F.室内を加温暖房し終えた上昇気流は、屋根部の棟中央付近に立上げた縦排 気筒8Aから排出する。 縦排気筒8Aの高さは、自然換気をスムーズに行う程度の気圧差を設けるため 、G.Lから9000mm以上とする。 G.縦排気筒8Aは排気筒頂部カバー8A1で覆い、雨水、粉雪などの侵入は もちろん風速の影響を防止する。このようなことから、部屋全体の自然な換気が 確保され、他に室内換気口を必要としないことになる。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。 A.本考案によれば、床に特別な装置を施すことなく、快適で定評のある床暖 房と同様な室内上下温度差の少ない、また足下の暖かい体感の良好な環境が得ら れ、しかも集中暖房集中換気のトータルな設備コストが大幅に削減される。 B.機械力による給熱、換気ではないので、保守点検や運転用動力のランニン グコストがかからない。 C.換気が効率よく行われるため、室内の湿気や汚染空気が屋外に排出され、 結露を防止しカビの発生を抑え、VOC(揮発性有機化合物)の滞留を防止する 。 D.空気換気口がないので当該空気換気口からの熱損失を考えなくてよい。 E.副次的な効果として、床上にヒーター、ストーブなどの暖房機器がないの で、室内スペースを広く使用できる。 この結果、間取りや家具などのレイアウトに全く制約を受けることがない。 F.比較的広い床下空間を有効に利用できる。 G.換気をするための空気移動に動力換気扇等は使用せず、また、床下暖房の ため暖房効率が高いので、住宅の省エネルギーになる。 H.床下が乾燥するため、土台や大引等の構造材が全く腐らないため、建物の 寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の縦断面図である。
【図2】全体の縦断面図である。
【図3】暖房機と外気導入管部の配置を説明する略図的
横断面である。
【図4】外気導入管部における要部拡大縦断面図であ
る。
【図5】排気筒部における1部を切欠いた要部拡大斜視
図である。
【図6】床板部における吹出し口ガラリなどを中心に見
た斜視図である。
【符号の説明】
1 床下空間を活用した集中暖房換気方式を採用した木
造住宅 2 床下部 3 床板部 4 壁部 5 屋根部 6 外気導入管部 7 暖房機 8 排気筒部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床下部(2)と、床板部(3)と、壁部
    (4)と、屋根部(5)、外気導入管部(6)と、暖房
    機(7)と、排気筒部(8)から構成され、 床下部(2)は、布基礎コンクリート(2A)と床下土
    間(2B)から構成され、布基礎コンクリート(2A)
    の内外両面は断熱材(2A1)で断熱処理され、床下土
    間(2B)は鉄筋コンクリートを土間コンクリートとし
    て構成され、床板部(3)は、厚手の構造用合板などの
    単体張りにより張設することで、床下部(2)には、布
    基礎コンクリート(2A)と床下土間(2B)で囲まれ
    た給熱室(9)が構成され、壁部(4)は、布基礎コン
    クリート(2A)上に施工され、必要に応じて窓(4
    A)が設けられていると共に、天井面(4B)を張設し
    て室(4C)が形成され、屋根部(5)は、壁部(4)
    の上面に小屋裏(5A)を介して設けられ、外気導入管
    部(6)は、所定深度の地下に配管されたパイプ(6
    A)と、このパイプの先端に地上に向け連設された外気
    吸引口(6B)と、このパイプの後端に連設された給熱
    室(9)内で開口している床下新鮮空気導入口(6C)
    から構成され、外気吸引口(6B)における入口部の近
    傍には、ゴミ、虫、その他異物が侵入するのを防ぐため
    の金網あるいはフィルター(6B1)が張設され、床板
    部(3)には、壁部(4)の近傍位置をもって適数箇の
    吹出し口ガラリ(3A)が刻設され、床下土間(2B)
    上には、暖房機(7)が当該吹出し口ガラリに接近させ
    て配設され、排気筒部(8)は、屋根部(5)におい
    て、当該屋根部を貫通した状態で支持された縦排気筒
    (8A)と、縦排気筒の上端に設けられた排気筒頂部カ
    バー(8A1)と、縦排気筒の頂部に張設された防鳥用
    ネット(8B)と、縦排気筒(8A)の底部に取付けら
    れた水抜きドレーン(8C)と、縦排気筒(8A)の下
    方側壁より分岐された横排気筒(8D)と、横排気筒
    (8D)と消音管(8E)を介して連結され、かつ下端
    が室内に開口されている下方縦排気筒(8F)から構成
    され、室(4C)内に1階の天井(4C11)と2階の
    床(4C21)により1階部分(4C1)と2階部分
    (4C2)が形成されている場合における暖まった新鮮
    空気の対流は、1階部分(4C1)へは、床下から1階
    部分の床に設けられた吹出し口ガラリ(3A)を通じ循
    環させ、2階部分(4C2)へは、1階部分内に設けた
    間仕切壁(4C3)内に設けた通路(4C31)を通し
    2階部分の床下へ暖まった新鮮空気を導入し、2階部分
    の各部屋の床(4C21)に設けられた吹出し口ガラリ
    (4C22)から循環させるよう構成されていることを
    特徴とする床下空間を活用した集中暖房換気方式を採用
    した木造住宅。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015194450A1 (ja) * 2014-06-18 2015-12-23 パッシブホーム株式会社 集合住宅用暖冷房換気システム
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