JP3073804U - 濾過滓の洗浄装置を備えたストレーナ - Google Patents

濾過滓の洗浄装置を備えたストレーナ

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JP3073804U
JP3073804U JP2000003818U JP2000003818U JP3073804U JP 3073804 U JP3073804 U JP 3073804U JP 2000003818 U JP2000003818 U JP 2000003818U JP 2000003818 U JP2000003818 U JP 2000003818U JP 3073804 U JP3073804 U JP 3073804U
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screen
brush
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strainer
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吉孝 鈴木
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ワシノ機器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体中に含まれる滓等を除去するためにスク
リーンに設けられるブラシの組付けが容易でブラシの片
減りを防止した濾過滓の洗浄装置を備えたストレーナを
提供すること。 【解決手段】 洗浄装置10のブラシ30はバネ34に
よって均等な押圧力でスクリーン11に接触するように
構成することにより片減りを防止し、スクリーンの目詰
まりを生じた場合には、回転軸20を回転させてスクリ
ーン11に付着する濾過滓を掻き落として除去すること
ができる。ブラシによって除去された濾過滓について
は、排出バルブ41を開くことによりドレン口19から
外部に排出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、流体を送給する管路に設置されて流体中に含まれる滓等を除去する ための洗浄装置を備えたストレーナに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の濾過滓の洗浄装置を備えたストレーナは、図4に例示するように、入口 孔xと出口孔yを有する直管部bの中間に下方から一定角度で交わる傾斜管部c を一体に形成した三叉形の本体aと、他端部を開放した所定長さの円筒形のスク リーンgの一端部を蓋部材fに固定し、そのスクリーンgに内接するブラシhが 取り付けられたハンドル付の回転軸mを回転可能とした洗浄装置eを設け、本体 aの傾斜管部cにスクリーンgを収めて洗浄装置eを同傾斜管部cの開口部dに 取り付けた構造とされている。そして、そのブラシhについては、回転軸mの周 面に突設された支持片nにブラシ台iの取付片jを小ネジoとナットを用いて固 定を施している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のストレーナにおいて、洗浄装置eの回転軸mの支持片nに対するブラシ hの取り付けは、スクリーンgに均等な押圧力で接触するように、取付片jの位 置を適宜調整することによって行っている。しかし、ブラシhは片減り現象を生 じやすく、その先端部が摩耗した場合には、小ネジoを緩めて再び微妙な調整を 行わなければならない。したがって、ブラシhの最初の組付けや摩耗時の調整作 業については、非常に手間がかかるものであった。
【0004】 本考案の目的は、流体中に含まれる滓等を除去するためにスクリーンに設けら れるブラシの組付けが容易でブラシの片減りを防止した濾過滓の洗浄装置を備え たストレーナを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本考案は、入口孔と出口孔を有する直管部の中間に 下方から一定角度で交わる傾斜管部を一体に形成した三叉形の本体と、他端部を 開放した所定長さの円筒形のスクリーンの一端部を蓋部材に固定し、該スクリー ンに内接するブラシが取り付けられた回転軸を該蓋部材に回転可能とした洗浄装 置を設け、前記本体の傾斜管部に該洗浄装置のスクリーンを収めて前記蓋部材を 当該傾斜管部の開口部に取り付けてなり、前記洗浄装置の回転軸を回転させるこ とによりスクリーンに付着する濾過滓を掻き落とし、それをドレン口から外部に 排出させるように構成したストレーナであって、前記ブラシは、前記回転軸の周 面から半径方向に突出する案内軸に進退自由に支持されると共に、該案内軸とブ ラシのベースとの間に装着されたバネによって前記スクリーンに対して均等な押 圧力で接触するように設けられていることを特徴とするものである。
【0006】
【考案の作用及び効果】
洗浄装置のブラシはバネによって常に適宜な弾力でスクリーンに接触している ので、スクリーンが目詰まりを生じている場合には、回転軸の回転操作によりス クリーンに付着する濾過滓を円滑に掻き落として除去することができる。ブラシ によって除去された濾過滓については、排出バルブを開くことによりドレン口か ら外部に排出される。
【0007】 この濾過滓の洗浄装置を備えたストレーナは、ブラシをバネによりスクリーン に対して均等な押圧力で接触するように構成しているため、スクリーンに対する ブラシの当たり具合の調整作業が不要であり、ブラシの片減りを防止することが できる。加えて、ブラシが摩耗したときの位置調整も行う必要がなく、ブラシの 耐久性も向上し、組付けや保守作業が簡易化される。さらには、スクリーンのサ イズの異なるストレーナについても、本発明に用いるブラシを共用部品として使 用することが可能となり、製品コストの低減に役立つ。
【0008】
【考案の実施の形態】 以下に、本考案の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図1はストレーナ の縦断側面図、図2は洗浄装置の縦断側面図、図3は図2のA−A線断面図であ る。
【0009】 図1に示す濾過滓の洗浄装置を備えたストレーナSは、本体1に洗浄装置10 が組み込まれた構造とされている。その三叉形の本体1は、入口孔3と出口孔4 を有する直管部2の中間位置に下方から一定角度、ここでは45°の角度で交わ る傾斜管部5が一体に形成されている。その傾斜管部5には、奥部に後記するス クリーン11の他端部11aを嵌合させるための円形段部6を形成すると共に、 開口部7にフランジ8を一体に形成する。
【0010】 図2において、11は上記洗浄装置10の両端を開放された所定長さの円筒形 のスクリーンである。そのスクリーン11の他端部11aの内面には、補強リン グ12を固定し、直径方向に差し渡された支持杆13の中心部に軸孔14を穿設 する。そのスクリーン11の一端部11bは、蓋部材15の内方に少し突出する ように形成された座面15aに密着されている。
【0011】 なお、スクリーン11の目の粗さ及び形状については、流体の種類に応じて適 宜選択し決定するものとする。
【0012】 上記スクリーン11に内接するブラシ30を取り付けた回転軸20は、その先 端の小径のネジ軸部20aを前記スクリーン11の軸孔14に遊嵌してナット2 3で締付けると共に、他端側20bを上記蓋部材15に穿設された軸孔17に遊 嵌して回転可能に設けられている。その軸孔17に連続して穿設された拡径穴1 8には、前記回転軸20に内接してスクリーン11に流入する流体の漏出を防止 するためのパッキン24を装着している。25はそのパッキン24を適宜な力で 側面から押圧する押え部材である。この押え部材25は前記回転軸20に遊嵌さ れており、フランジ25aを蓋部材15に固定されたボルト26に通してナット 27により締め付けて取り付けられている。28は前記回転軸20の他端側20 bに固定されたハンドルである。
【0013】 ブラシ30には、ステンレス製等の一定長さのブラシワイヤ31が植設された ベース32の背面に所定長さの複数の円筒片33を一体的に形成している。図2 、図3に示すように、このブラシ30は、前記回転軸20の周面から半径方向に 突出する各案内軸21に各々対応する円筒片33を外から嵌めて進退自由に支持 されると共に、各案内軸21に外装された適宜な弾力を有するコイルバネ34に よって前記スクリーン11に向けて付勢されるように設けられている。
【0014】 また、上記蓋部材15に穿設されたドレン口19には、エルボ継手40を介し て排出バルブ41を取り付ける。
【0015】 しかして、洗浄装置10のスクリーン11部分を前記本体1の傾斜管部5に収 めてから、蓋部材15を当該傾斜管部5のフランジ8にガスケツト42を介して ボルト43により締め付けることにより当該洗浄装置10を本体1に取り付ける 。これにより、ハンドル28を操作して回転軸20を回転させることにより、ス クリーン11に付着する濾過滓をブラシ30によって掻き落とし、それをドレン 口19から外部に排出させる本考案のストレーナSが構成される。
【0016】 以上、この濾過滓の洗浄装置を備えたストレーナは、ブラシをバネによりスク リーンに対して均等な押圧力で接触するように構成しているため、ブラシの片減 りを防止することができる。加えて、従来のストレーナで煩瑣な作業とされてい たスクリーンに対するブラシの当たり具合の調整が不要となり、ブラシの組付け や保守作業が簡易化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ストレーナの縦断側面図
【図2】洗浄装置の縦断側面図
【図3】図2のA−A線断面図
【図4】従来のストレーナの縦断側面図
【符号の説明】
S→ストレーナ 1→本体 2→直管部 3→入口孔 4→出口孔 5→傾斜管部
7→開口部 10→洗浄装置 11→スクリーン 11a→他端部 11b→一端部 15→蓋部材 19→ドレン口 20→回転軸 21→案内軸 28→ハンドル 30→ブラシ 31→ブラシワイヤ 32→ベース 3
3→円筒片 34→コイルバネ(バネ) 41→排出バルブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口孔と出口孔を有する直管部の中間に
    下方から一定角度で交わる傾斜管部を一体に形成した三
    叉形の本体と、他端部を開放した所定長さの円筒形のス
    クリーンの一端部を蓋部材に固定し、該スクリーンに内
    接するブラシが取り付けられた回転軸を該蓋部材に回転
    可能とした洗浄装置を設け、前記本体の傾斜管部に該洗
    浄装置のスクリーンを収めて前記蓋部材を当該傾斜管部
    の開口部に取り付けてなり、前記洗浄装置の回転軸を回
    転させることによりスクリーンに付着する濾過滓を掻き
    落とし、それをドレン口から外部に排出させるように構
    成したストレーナであって、前記ブラシは、前記回転軸
    の周面から半径方向に突出する案内軸に進退自由に支持
    されると共に、該案内軸とブラシのベースとの間に装着
    されたバネによって前記スクリーンに対して均等な押圧
    力で接触するように設けられていることを特徴とする濾
    過滓の洗浄装置を備えたストレーナ。
JP2000003818U 2000-06-05 2000-06-05 濾過滓の洗浄装置を備えたストレーナ Expired - Lifetime JP3073804U (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012030183A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Daido Machines Co Ltd Y形ストレーナとy形ストレーナの構成部品取付方法
JP2017039102A (ja) * 2015-08-21 2017-02-23 ワシノ機器株式会社 洗浄機能付きストレーナ
KR20190037614A (ko) * 2017-09-29 2019-04-08 가스파워 주식회사 수중 이물질 파쇄장치
CN110787524A (zh) * 2019-11-08 2020-02-14 协鑫高科纳米新材料(徐州)有限公司 一种气相二氧化硅生产用的分离器
KR102571445B1 (ko) * 2023-03-21 2023-08-28 케이원에코텍 주식회사 자동 세척 기능이 있는 배관형 정밀여과장치
KR102612079B1 (ko) * 2023-04-07 2023-12-11 케이원에코텍 주식회사 자동 세척 기능이 있는 기존 배관장착용 파이프형 정밀여과장치

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