JP3073163U - ネールガードオープナー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者の爪を損傷させることなく、またお年
寄りや子供といった非力な使用者でも簡単に缶タブをあ
けることのできるネールガードオープナーを提供するこ
と。 【解決手段】 缶タブを受け入れるように開口されたタ
ブ差込口２を一端面に有するとともに該タブ差込口２か
ら挿入される前記缶タブを収容し得るタブ収容部を内部
に有するタブ受入部４と、該タブ受入部４から前記一端
面と反対方向に延在する柄部５と、を有して構成された
ネールガードオープナー１において、前記缶タブを前記
タブ差込口２から前記タブ収容部に挿入する際に前記缶
タブと缶上面との間に位置される前記タブ受入部４の一
面と、前記タブ差込口２が形成された前記一端面との間
に、これら双方の面に対し鈍角をなして接続される滑り
込み傾斜面が設けられていることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、飲料缶などの缶タブをあけるためのネールガードオープナーに関す るものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、飲料缶などの缶タブをあける場合、使用者は自身の手指の爪の先端に 缶タブの先端を引っかけるとともにそれを上方に引き上げることにより缶をあけ ていた。

【０００３】 しかしながら、缶タブをあける際に使用者の爪が割れてしまったり、あるいは 欠けてしまうという問題があった。

【０００４】 また、お年寄りや子供などといった指先に力のない使用者は缶タブを一人であ けることができないといった問題があった。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、使用者の爪を損傷さ せることなく、またお年寄りや子供といった非力な使用者でも簡単に缶タブをあ けることのできるネールガードオープナーを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案のネールガードオープナーでは、上記課題を解決するため、以下の手段 を採用した。 すなわち、請求項１記載のネールガードオープナーによれば、缶タブを受け入 れるように開口されたタブ差込口を一端面に有するとともに該タブ差込口から挿 入される前記缶タブを収容し得るタブ収容部を内部に有するタブ受入部と、該タ ブ受入部から前記一端面と反対方向に延在する柄部と、を有して構成されたネー ルガードオープナーにおいて、前記缶タブを前記タブ差込口から前記タブ収容部 に挿入する際に前記缶タブと缶上面との間に位置される前記タブ受入部の一面と 、前記タブ差込口が形成された前記一端面との間に、これら双方の面に対し鈍角 をなして接続される滑り込み傾斜面が設けられていることを特徴とする。 このネールガードオープナーにおいては、缶タブと缶上面との間に位置される タブ受入部の一面と、タブ差込口が形成された一端面との間に、これら双方の面 に対し鈍角をなして接続される滑り込み傾斜面が設けられている。

【０００７】 請求項２記載のネールガードオープナーによれば、前記タブ受入部の一面と対 向する対向面と、前記タブ差込口が形成された前記一端面との間に、これら双方 の面に対し鈍角をなして接続される滑り込み傾斜面が設けられていることを特徴 とする。 このネールガードオープナーにおいては、缶タブと缶上面との間に位置される タブ受入部の一面と、タブ差込口が形成された一端面との間、およびタブ受入部 の一面と対向する対向面と、前記タブ差込口が形成された前記一端面との間に、 これら双方の面に対し鈍角をなして接続される滑り込み傾斜面が設けられている 。

【０００８】 請求項３記載のネールガードオープナーによれば、前記滑り込み傾斜面の傾斜 角度は、前記タブ受入部の前記一面または前記対向面に対して２０゜〜８０゜、 好ましくは３０゜であることを特徴とする。 このネールガイドオープナーにおいては、滑り込み傾斜面の傾斜角度が鋭角で 形成されている。

【０００９】 請求項４記載のネールガードオープナーによれば、前記柄部の長さは、前記タ ブ受入部の長さの１倍〜５倍、好ましくは４倍であることを特徴とする。 このネールガードオープナーにおいては、柄部がタブ受入部の長さの１倍〜５ 倍の長さで形成されている。

【００１０】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。 図１は本考案のネールガードオープナー１の全体斜視図、図２はネールガード オープナー１の平面図である。

【００１１】 このネールガードオープナー１は、缶タブ（図示せず）を受け入れるように開 口されたタブ差込口２を一端面に有するとともにこのタブ差込口２から挿入され る缶タブを収容し得るタブ収容部３を内部に有するタブ受入部４と、このタブ受 入部４から一端面と反対方向に延在する柄部５と、を有して構成されたものであ る。

【００１２】 図３はネールガードオープナー１の側面図、図４はネールガードオープナー１ の正面図である。

【００１３】 缶タブをタブ差込口２からタブ収容部３に挿入する際に缶タブと缶上面との間 に位置されるタブ受入部４の一面６と、タブ差込口２が形成された一端面との間 に、これら双方の面に対し鈍角をなして接続される滑り込み傾斜面７が設けられ ている。

【００１４】 また、タブ受入部４の一面６と対向する対向面８と、タブ差込口２が形成され た一端面との間に、これら双方の面に対し鈍角をなして接続される滑り込み傾斜 面９が設けられている。

【００１５】 この滑り込み傾斜面７，９の傾斜角度は、タブ受入部４の一面６または対向面 ８に対して２０゜〜８０゜、好ましくは３０゜である。

【００１６】 柄部５の長さは、タブ受入部４の長さの１倍〜５倍、好ましくは４倍であり、 また、図２に示すように、ネールガードオープナー１は平面視において全体とし て細長い矩形形状を有している。柄部５の厚みは、タブ受入部の厚みよりも小さ く、好ましくはタブ受入部の厚みの約半分である。

【００１７】 つぎに、上記構成からなるネールガードオープナー１の使用方法について説明 する。 まず、購入してきた飲料缶などの上面に設けられた缶タブと缶上面との間にネ ールガードオープナー１の滑り込み傾斜面７，９を滑り込ませるとともに、タブ 差込口２からタブ収容部３内に缶タブを収容するようにしてネールガードオープ ナー１を配置する。 そして、柄部５の先端を把持するとともに上方に引き上げることにより缶タブ の一端を上方に引き上げて、缶タブをあける。

【００１８】

【考案の効果】

本考案のネールガードオープナーによれば、以下の効果が得られる。 すなわち、缶タブと缶上面との間に位置されるタブ受入部の一面と、タブ差込 口が形成された一端面との間に、これら双方の面に対し鈍角をなして接続される 滑り込み傾斜面が設けられているので、タブ受入部の厚みを十分に大きなものと して、大きな力の加わる該タブ受入部の機械的強度を向上させつつも、缶タブと 缶上面との間にネールガードオープナーを容易に滑り込ませることができるとい う効果を奏する。

【００１９】 また、缶タブと缶上面との間に位置されるタブ受入部の一面と、タブ差込口が 形成された一端面との間、およびタブ受入部の一面と対向する対向面と、前記タ ブ差込口が形成された前記一端面との間に、これら双方の面に対し鈍角をなして 接続される滑り込み傾斜面が設けられているので、タブ受入部の厚みを十分に大 きなものとして、大きな力の加わる該タブ受入部の機械的強度を向上させつつも 、ネールガードオープナーの表裏に関係なく缶タブと缶上面との間にネールガー ドオープナーを容易に滑り込ませることができるという効果を奏する。

【００２０】 さらに、滑り込み傾斜面の傾斜角度が鋭角で形成されているので、缶タブと缶 上面との間にネールガードオープナーを容易に滑り込ませることができるという 効果を奏する。

【００２１】 さらにまた、柄部がタブ受入部の長さの１倍〜５倍の長さで形成されているの で、てこの原理を使って非力な老人や小さい子供でも簡単に缶タブをあけること ができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の好適な実施形態であるネールガード
オープナーの全体斜視図である。

【図２】 図１の平面図である。

【図３】 図１の側面図である。

【図４】 図１の正面図である。

【符号の説明】

１ ネールガードオープナー ２ タブ差込口 ３ タブ収容部 ４ タブ受入部 ５ 柄部 ６ 一面 ７ 滑り込み傾斜面 ８ 対向面 ９ 滑り込み傾斜面

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 缶タブを受け入れるように開口されたタ
   ブ差込口を一端面に有するとともに該タブ差込口から挿
   入される前記缶タブを収容し得るタブ収容部を内部に有
   するタブ受入部と、該タブ受入部から前記一端面と反対
   方向に延在する柄部と、を有して構成されたネールガー
   ドオープナーにおいて、 前記缶タブを前記タブ差込口から前記タブ収容部に挿入
   する際に前記缶タブと缶上面との間に位置される前記タ
   ブ受入部の一面と、前記タブ差込口が形成された前記一
   端面との間に、これら双方の面に対し鈍角をなして接続
   される滑り込み傾斜面が設けられていることを特徴とす
   るネールガードオープナー。
2. 【請求項２】 前記タブ受入部の一面と対向する対向面
   と、前記タブ差込口が形成された前記一端面との間に、
   これら双方の面に対し鈍角をなして接続される滑り込み
   傾斜面が設けられていることを特徴とする請求項１に記
   載のネールガードオープナー。
3. 【請求項３】 前記滑り込み傾斜面の傾斜角度は、前記
   タブ受入部の前記一面または前記対向面に対して２０゜
   〜８０゜、好ましくは３０゜であることを特徴とする請
   求項１または２に記載のネールガードオープナー。
4. 【請求項４】 前記柄部の長さは、前記タブ受入部の長
   さの１倍〜５倍、好ましくは４倍であることを特徴とす
   る請求項１から３のいずれか１項に記載のネールガード
   オープナー。