JP3072986U - ワークの着座確認装置 - Google Patents

ワークの着座確認装置

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JP3072986U
JP3072986U JP2000000374U JP2000000374U JP3072986U JP 3072986 U JP3072986 U JP 3072986U JP 2000000374 U JP2000000374 U JP 2000000374U JP 2000000374 U JP2000000374 U JP 2000000374U JP 3072986 U JP3072986 U JP 3072986U
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seating
work
elastic material
hole
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学 久保田
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Shiga Yamashita Co Ltd
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Shiga Yamashita Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々のワークを加工治具を用いて所定の精度
に加工する際に、ワークが治具上に密着しているかどう
かを確認するワークの着座確認装置であって、ワーク側
接触面に表面荒さや歪み等が存在しても、これらに関係
なく高精度に着座確認ができるのみならず、種々の材
質、形状のワークに対しても高精度に着座確認し得る。 【構成】 頂部にワーク受け面を有するピン101と、ピ
ン101の周方向に帯状に付着された弾力性材料104と、
ピン101を挿嵌する穴106が穿設され、かつ穴106の着
座面107にそれぞれ、空気供給口108および排気口109
が貫通された着座ケース102とを備え、ピン101は弾力
性材料104を介して穴106中に、上下に移動自在に挿嵌
され、ワーク受け面103上にワークを載置してピン101
を押しつけると、ピン101が沈んでピン101の底面110
が着座面107に接触し、ピン101の押しつけを中止する
と、弾力性材料104の復元力ないしは弾力によってピン
101の底面110が着座面107から離れてピン101の底面
110と着座面107との間に隙間111を形成して構成され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本考案は種々のワークを加工治具を用いて所定の精度に加工する際に、ワーク が治具上に密着しているかどうかを確認するワークの着座確認装置にかかり、特 に、ワーク側接触面に表面荒さや歪み等が存在しても、これらに関係なく高精度 に着座確認ができるのみならず、種々の材質、形状のワークに対しても高精度に 着座確認し得るワークの着座確認装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワークを所定の精度に加工するためには、ワークが加工治具上に正しく着座し ていなければならない。このことは、自動加工機等の場合には特に重要であり、 着座が正しくなされているかの確認をする必要がある。
【0003】 この着座の確認装置として、従来、図3に示されるものが知られている。図3 において、1は着座確認ユニットであって、これは先端のワーク受け面2、およ びこのワーク受け面2に穿設された空気噴出口3、さらに、この空気噴出口3に 通じる、縦方向に開口された空気供給口4を備えたアタッチ5から構成される。 6はワーク、7はワーク6およびワーク受け面2の間に形成される隙間である。
【0004】 上述のように構成される図3の着座確認ユニット1は、空気供給口4から例え ば図1に示される空気供給システムAを用いて空気を導入する。すなわち、図1 において、空気供給源9からの空気を減圧弁10、固定絞り11を経て空気供給口4 に導入すると、当初では空気は図3に示されるように空気噴出口3を経て隙間7 から排出される。
【0005】 やがて、図2に示されるように、ワーク6がクランプ8によって押しつけられ ると、図3におけるワーク受け面2の空気噴出口3がワーク6によって封鎖され る。この間のワーク受け面2とワーク6との隙間から漏れる空気圧の変動を図1 の圧力センサ12によって検出する。もし、着座が完全であるならば、この隙間か らの空気の漏れはなく、圧力は着座圧力にまで上昇するはずである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、ワーク6の接触面に表面荒さや、歪みがある場合には、空気がこれら 表面荒さや歪み個所から接触面を通じて漏れてしまい、たとえ着座が完全に達成 されている場合でも隙間があるように判断されてしまう。しかも、上記装置は微 小隙間が存在する場合でも敏感に反応してしまい、このため、特定のワークにし か適用することができない。
【0007】 このような問題点に対応する方策として、ワーク受け面2を小さくすることが 考えられるが、しかし、この場合、面圧が上昇してしまう。また、空気噴出口3 を大きくして空気の流量を増やすことも考えられるが、この場合もまた、面圧上 昇をきたすのみならず、空気消費量が大きくなってしまう。
【0008】 そこで、本考案の目的はワーク側接触面に表面荒さや歪み等が存在しても、こ れらに関係なく高精度に着座確認ができるのみならず、種々の材質、形状のワー クに対しても高精度に着座確認し得、上述の公知技術に存する欠点を改良したワ ークの着座確認装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本考案によれば、頂部にワーク受け面を有するピ ンと、このピンの周方向に帯状に付着された弾力性材料と、前記ピンを挿嵌する 穴が穿設され、かつこの穴の着座面にそれぞれ、空気供給口および排気口が貫通 された着座ケースとを備え、前記ピンは前記弾力性材料を介して前記穴中に上下 に移動自在に挿嵌され、前記ワーク受け面上にワークを載置してピンを押しつけ ると、前記弾力性材料が押しつぶされ、ピンが下方に移動してピンの底面が着座 面に接触し、ピンの押しつけを中止すると、弾力性材料の復元力によってピンが 上方に移動し、ピンの底面が着座面から離れてピンの底面と着座面との間に隙間 を形成するようにしたことを特徴とする。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を添付図面を用いて詳述する。
【0011】 図1は本考案にかかるワークの着座確認装置の一具体例の断面図であり、図2 はワークがクランプによってワーク受け面上に押しつけられた状態の説明図であ り、図3は従来の装置の断面図である。
【0012】 図1に示されるように、本考案装置Xは基本的にはピン101と、着座ケース1 02とから構成される。
【0013】 ピン101は頂部にワーク受け面103を有するとともに、ピン101の周方向に帯 状の弾力性材料104を付着して構成される。この付着は例えば図1に示されるよ うにピン101の周方向に溝105を刻設し、この溝105にリング状の弾力性材料1 04をはめ込んで環装することにより行うが、その他、いかなる方法で付着されて もかまわない。弾力性材料104としては例えばポリウレタン樹脂等が用いられる 。
【0014】 着座ケース102はほぼ中央部に、縦方向にピン101を挿嵌する穴106が穿設さ れるとともに、この穴106の着座面107には、それぞれ空気供給口108および排 気口109が外側に向かって貫通される。
【0015】 そして、ピン101は弾力性材料104を介して、穴106に、上下に移動自在に挿 嵌される。すなわち、ピン101は弾力性材料104を介してフローテイング状態と なる。この状態でワーク受け面103上にワーク6を載置し、図2に示されるよう にクランプ8で押すと、ピン101がワーク6によって押しつけられる。このとき 、ピン101は弾力性材料104がつぶされて下方に沈み、この結果、ピン101の底 面110が着座面107に接触する。
【0016】 次いで、クランプ8をゆるめてピン101の押しつけを中止すると、ピン101は 弾力性材料104の復元力、すなわちスプリング作用により上方に移動してピン1 01の底面110が着座面107から離れ、ピン101の底面110と着座面107との間に 隙間111が形成される。弾力性材料104の初期圧縮設定は0.5mmであり、これに よりピン101は弾力性材料104のスプリング作用により0.5mmの可動ストローク を保持する。
【0017】 なお、図1に示されるように、ピン101の任意の周面、例えば中段周面に溝1 12を刻設し、この溝112にボルト113の先端114が位置するようにボルト113を 着座ケース102の側面から横方向に挿入し、これによりピン101の上方への抜け を防止するストッパーとすることもできる。
【0018】 上述の構成からなる本考案装置は使用に際して、まず、着座確認すべきワーク 6を図1に示されるようにピン101のワーク受け面103上に載置し、次いで、図 2に示されるようにワーク6をクランプ8で押さえつける。
【0019】 同時に、図1に示されるように、空気供給源9から、例えば空気ボンベから空 気を、減圧弁10および固定絞り11を経て、圧力センサ12で空気圧を測定しながら 空気供給口108に供給する。
【0020】 ワーク6が図2のクランプ8によって充分に押さえつけられない間には、着座 面107と、底面110との間には隙間111が存在するため、空気供給口108からの 空気は隙間111を通じて排気口109から外部に排出される。
【0021】 やがて、ワーク6が図2のクランプ8によって充分に押さえつけられると、弾 力性材料104が押しつぶされてピン101が下方に移動し、この結果、底面110が 着座面107に圧着されて隙間111がなくなる。したがって、空気供給口108から の空気は排気口109から排出されなくなって、空気圧は着座圧力に上昇する。こ の結果、ワーク6のワーク受け面103への着座が確認される。
【0022】
【考案の効果】
上述の本考案装置は次の効果を奏する。
【0023】 (1)ワークとワーク受け面との接触部での空気圧変化を検知せず、ピンの底面 と着座面との間での空気圧変化を検知するため、ワーク側接触面に表面荒さや歪 みが存在しても、これらに関係なく高精度に着座確認ができる。
【0024】 (2)検知する隙間が機械加工面なので、種々の材質、形状のワークにも対応で きる。
【0025】 (3)ワーク受け面の面積を自由に選択でき、ワークに対する面圧を低く保つこ とができる。
【0026】 (4)空気消費量、空気圧力等の設定を一定に保てる。
【0027】 (5)穴が露出していないので、ゴミの進入等による穴つまりがない。
【0028】 (6)ワークがクランプされている時とそうでない時では、ピンのフローチイン グ機構により空気圧力に明らかな差が出るので、クランプ確認も兼用できる。
【0029】 (7)電気式と違い、空気圧力検知式なので、電線を取り回す必要がなく、使用 範囲に限定されない。
【0030】 (8)ワーク受け面の摩耗し易い部位がピン形状のため、従来では摩耗するとア タッチごと交換する必要があったが、ピンのみの交換でよい。また、消耗品コス トが低く、交換時間も短い。なお、アタッチは装置およびワークにより異なった 形状となるが、ピンは全て同一形状でよい。
【0031】 (9)躍動部へのゴミ異物の進入は弾力性材料によりシールされ、また、着座確 認用空気圧で内圧が外部より高いので、完全にパージされた状態となり、動作不 良の原因が非常に少ない。
【提出日】平成12年2月3日(2000.2.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
考案の属する技術分野】
本考案は種々のワークを加工治具を用いて所定の精度に加工する際に、ワーク が治具上に密着しているかどうかを確認するワークの着座確認装置にかかり、特 に、ワーク側接触面に表面荒さや歪み等が存在しても、これらに関係なく高精度 に着座確認ができるのみならず、種々の材質、形状のワークに対しても高精度に 着座確認し得るワークの着座確認装置に関する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるワークの着座確認装置の一具体
例の断面図である。
【図2】ワークがクランプによってワーク受け面上に押
しつけられた状態の説明図である。
【図3】従来の装置の断面図である。
【符号の説明】
101 ピン 102 着座ケース 103 ワーク受け面 104 弾力性材料 106 穴 107 着座面 108 空気供給口 109 排気口 110 底面 111 隙間 X 本考案装置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂部にワーク受け面を有するピンと、こ
    のピンの周方向に帯状に付着された弾力性材料と、前記
    ピンを挿嵌する穴が穿設され、かつこの穴の着座面にそ
    れぞれ、空気供給口および排気口が貫通された着座ケー
    スとを備え、前記ピンは前記弾力性材料を介して前記穴
    中に上下に移動自在に挿嵌され、前記ワーク受け面上に
    ワークを載置してピンを押しつけると、前記弾力性材料
    が押しつぶされ、ピンが下方に移動してピンの底面が着
    座面に接触し、ピンの押しつけを中止すると、弾力性材
    料の復元力によってピンが上方に移動し、ピンの底面が
    着座面から離れてピンの底面と着座面との間に隙間を形
    成するようにしたことを特徴とするワークの着座確認装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1の弾力性材料がポリウレタン樹
    脂材料である請求項1に記載のワークの着座確認装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009034762A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Ohashi Tekko Kk ワーク位置決め用治具における位置決めブロック
JP2014159077A (ja) * 2014-04-17 2014-09-04 Kosmek Ltd ワークサポート
JP2015193050A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 パスカルエンジニアリング株式会社 ワーク検知装置
JP2021090916A (ja) * 2019-12-11 2021-06-17 株式会社スギノマシン テーブル

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