JP2930470B2 - ワークロールクロス圧延機のワークロールチョック位置安定装置 - Google Patents

ワークロールクロス圧延機のワークロールチョック位置安定装置

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JP2930470B2 JP6701992A JP6701992A JP2930470B2 JP 2930470 B2 JP2930470 B2 JP 2930470B2 JP 6701992 A JP6701992 A JP 6701992A JP 6701992 A JP6701992 A JP 6701992A JP 2930470 B2 JP2930470 B2 JP 2930470B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下ワークロールを互
いにクロスさせ、上下バックアップロールは互いに平行
にして圧延するワークロールクロス圧延機のワークロー
ルチョックのロール軸方向と直交する水平方向の位置を
安定させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は上下ワークロールをクロスさせる
従来のワークロールクロス圧延機の要部を示す側面図、
図5は上下ワークロールのクロス及びこのクロスによっ
て発生するクロス角を拡大しようとする力(以下股裂き
力と称する)を示す平面概念図である。両図において、
51は上ワークロール、52は下ワークロールであり、
その両端はハウジング60内の入側クロスヘッド61及
び出側クロスヘッド62に支承された上ワークロールチ
ョック55及び下ワークロールチョック56に軸着され
ている。
【0003】65は右ねじの上シャフト、67は左ねじ
の下シャフトであり、ハウジング60の入側A及び出側
Bに埋設された各々のナット66,68に螺合され、入
側クロスヘッド61及び出側クロスヘッド62に回転自
在に連結されている。そして、図示しないモータによっ
て軸64及びウォーム減速機63を介して回転するよう
になっている。71は油圧シリンダであり、入側クロス
ヘッド61に内装され、そのロッド73の先端にはブロ
ック74が装着されている。
【0004】各々の上下シャフト65,67の回転によ
って入側クロスヘッド61及び出側クロスヘッド62を
それぞれ入側Aまたは出側Bへ移動し、上ワークロール
チョック55及び上ワークロール51と、下ワークロー
ルチョック56及び下ワークロール52とを、そのロー
ル軸方向中央点(クロス点)Oを中心に、所要のクロス
角θで互いに逆方向に回動してクロスさせ、圧延材50
を圧延する。
【0005】圧延中は、各々の油圧シリンダ71によっ
てブロック74を上下ワークロールチョック55,56
の入側Aの側面に、上下ワークロールチョック55,5
6が、上下ワークロール51,52のベンディングのた
めに昇降可能な圧力で押圧し、股裂き力FM の発生によ
る上下ワークロールチョック55,56のロール軸方向
と直交する水平方向の振動を防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】熱間圧延では、その連
続化が未だ達成されてなく、圧延材50の1チャージ毎
に、高速で圧延機に噛込ませるので、上下ワークロール
51,52のロール軸方向と直交する水平方向への振動
は顕著であり、この振動のために上下ワークロールチョ
ック55,56に作用する水平力は圧延中に作用する水
平力の4〜8倍とはるかに大きなものになる。また、上
下ワークロール51,52だけをクロスさせるワークロ
ールクロス圧延機では、上ワークロール51と下ワーク
ロール52との間に発生する股裂き力FM に、上ワーク
ロール51と上バックアップロール53との間、及び下
ワークロール52と下バックアップロール54との間に
発生する股裂き力FM が付加されるので、上下ワークロ
ール51,52にそれぞれ作用する股裂き力FM の合計
は強大なものになる。このようなワークロールクロス圧
延機を熱間圧延に用いると、圧延機50の噛込み時に、
股裂き力FM と前記振動による水平力とが合成され、作
業側Wと駆動側Dとに水平力が同相で作用しなくなる。
この水平力が油圧シリンダ71の押圧力よりも大きくな
ると、前記振動の振幅が大きくなり、また、作業側Wと
駆動側Dとでクロス角θが異相に変動し、上下ワークロ
ール51,52のロールギャップが変動するので、板ウ
ェッジ等の大きな板形状不良が発生する。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の構成は、上下ワークロールを上下ワークロールチョ
ックと共に、ロールクロス方向支持部材の移動によっ
て、そのロール軸心が圧延板面に平行な面内で互いに所
要のクロス角でクロスするようにクロスさせるワークロ
ールクロス圧延機において、前記上下ワークロールチョ
ックの入側または出側のいずれか一方の側面と前記ロー
ルクロス方向支持部材との間に、前記クロス角の変動許
容値に相当する長さ以下に制限したバックリミットスト
ロークを有するロールクロス方向押圧手段を設けて成る
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】入側及び出側のロールクロス方向支持部材をロ
ール軸方向と直交する水平方向に移動して、上下ワーク
ロールチョック及び上下ワークロールを、そのロール軸
心が圧延板面に平行な面内で互いに所要のクロス角でク
ロスするようにクロスさせ、ロールクロス方向押圧手段
によって上下ワークロールチョックの入側または出側の
いずれか一方の側面を、上下ワークロールチョックが上
下ワークロールのベンディングのために昇降することが
可能な押圧力で押圧する。
【0009】圧延機先端部の上下ワークロールの噛込み
に際し、前記押圧力よりも大きい逆方向の水平力が上下
ワークロールチョックに作用すると、ロールクロス方向
押圧手段は、この水平力に負けて後退し、この水平力が
不安定になると上下ワークロールチョックはロール軸方
向と直交する水平方向に移動または振動するが、その振
幅をロールクロス方向押圧手段のバックリミットストロ
ークが制限し、上下ワークロールのクロス角の変動をそ
の許容値以下に抑制する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって具体的
に説明する。なお、従来の装置と同一の部材及び部位に
は同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0011】図1は、本発明の第1実施例に係るワーク
ロールクロス圧延機の要部を示す側面図、図2は図1の
要部を拡大した側面図である。両図において、1は油圧
シリンダであり、各々の入側クロスヘッド21に内装さ
れ、そのロッド3の先端にはブロック4が装着されてい
る。そして、そのプランジャ2の背面と油圧シリンダ1
のヘッド側との間には、クロス角θの変動許容値に相当
するバックリミットストロークSが設けられていて、こ
のバックリミットストロークSは、入側クロスヘッド2
1と上下ワークロールチョック55,56の入側Aの側
面との隙間aよりも小さくなっている。
【0012】モータ軸64,ウォーム減速機63によっ
て、各々の上下シャフト65,67を回転して入側クロ
スヘッド21及び出側クロスヘッド62を移動し、上ワ
ークロールチョック55及び上ワークロール51と、下
ワークロールチョック56及び下ワークロール52と
を、そのクロス点Oを中心に互いに逆方向に回動し、上
下ワークロール51,52を所要のクロス角θでクロス
させる。
【0013】次に油圧シリンダ,プランジャ2,ロッド
3によって、ブロック4を、上下ワークロールチョック
55,56が上下ワークロール51,52のベンディン
グのために昇降することが可能な圧力で押圧し、圧延機
50の先端部を上下ワークロール51,52に噛込ませ
る。このとき、前記圧力よりも大きい逆方向の水平力が
上下ワークロールチョック55,56に作用すると、プ
ランジャ2はこの水平力に負けて入側Aに後退し、この
水平力が不安定になると上下ワークロールチョック5
5,56は、ロール軸方向と直交する水平方向に移動ま
たは振動するが、その振幅をバックリミットストローク
Sの長さ以下に制限し、上下ワークロール51,52の
クロス角θの変動をその許容値以下に抑制する。
【0014】図3は、本発明の第2実施例に係るワーク
ロールクロス圧延機の要部を拡大した側面図である。こ
の第2実施例は、ロールクロス方向押圧手段として、ブ
ロック4が固着されたロッド12と、このロッド12に
固着されて入側クロスヘッド21に内装されロール軸方
向と直交する水平方向に自在に摺動するカップ状のスト
ッパ13と、このストッパ13の内面とロッド12とに
介装された皿ばね11とから成るものであり、ストッパ
13の入側Aと入側クロスヘッド21との間にバックリ
ミットストロークSが形成されている。
【0015】そして、皿ばね11によるブロック4の押
圧力は、上下ワークロールチョック55,56が昇降可
能なものに調節されていて、第1実施例と同様に作用す
るものである。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、上下ワークロールの入
側または出側のいずれか一方の側面を押圧するロールク
ロス方向押圧手段にバックリミットストロークを設けた
ことにより、圧延機の噛込み時に上下ワークロールチョ
ックがロール軸方向と直交する水平方向に移動または振
動しても、その振幅を上下ワークロールのクロス角の変
動許容値以下に抑制することができる。従って、上下ワ
ークロールの両端部近くのロールギャップ変動による圧
延材の板ウェッジ等の板形状不良を、許容値以下に小さ
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るワークロールクロス
圧延機の要部を示す側面図。
【図2】第1実施例の要部を拡大した側面図。
【図3】本発明の第2実施例に係るワークロールクロス
圧延機の要部を拡大した側面図。
【図4】従来のワークロールクロス圧延機の要部を示す
側面図。
【図5】上下ワークロールのクロス角及び股裂き力を示
す平面概念図。
【符号の説明】
1 油圧シリンダ 2 プランジャ 3 ロッド 4 ブロック 11 皿ばね 12 ロッド 13 ストッパ 21 入側クロスヘッド 50 圧延機 51 上ワークロール 52 下ワークロール 53 上バックアップロール 54 下バックアップロール 55 上ワークロールチョック 56 下ワークロールチョック 62 出側クロスヘッド A 入側 B 出側 S バックリミットストローク θ クロス角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21B 1/22,13/14 B21B 31/02,31/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下ワークロールを上下ワークロールチ
    ョックと共に、ロールクロス方向支持部材の移動によっ
    て、そのロール軸心が圧延板面に平行な面内で互いに所
    要のクロス角でクロスするようにクロスさせるワークロ
    ールクロス圧延機において、 前記上下ワークロールチョックの入側または出側のいず
    れか一方の側面と前記ロールクロス方向支持部材との間
    に、前記クロス角の変動許容値に相当する長さ以下に制
    限したバックリミットストロークを有するロールクロス
    方向押圧手段を設けて成ることを特徴とするのワークロ
    ールクロス圧延機のワークロールチョック位置安定装
    置。
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JP3426398B2 (ja) * 1995-04-21 2003-07-14 新日本製鐵株式会社 ペアクロス圧延機のクロスポイント修正装置及びクロスポイント修正方法
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