JP3071700U - オーディオ信号出力回路 - Google Patents

オーディオ信号出力回路

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JP3071700U JP2000001461U JP2000001461U JP3071700U JP 3071700 U JP3071700 U JP 3071700U JP 2000001461 U JP2000001461 U JP 2000001461U JP 2000001461 U JP2000001461 U JP 2000001461U JP 3071700 U JP3071700 U JP 3071700U
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祥治 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーディオ信号出力回路において、電源電圧
が変動してもオペアンプの出力がクリップされることな
く使用可能でオーディオ特性に優れ、また、オペアンプ
を変更した場合もリファレンス電源の変更に設計段階で
容易に対応可能とする。 【解決手段】 オペアンプ1の電源3とリファレンス電
圧生成回路2の電源3とを一系統の電源から取るように
したので、その電源電圧が変動しても、リファレンス電
圧も変動し、従って、オーディオ信号のオペアンプ出力
がクリップされない範囲で使用することができる。ま
た、リファレンス電圧を抵抗分圧により生成しているの
で、リファレンス電圧をオペアンプの最大振幅のセンタ
ーにもっていくことが容易であり、オペアンプが変更さ
れてもリファレンス電源の変更に容易に対応することが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、DVDプレーヤやDVD−ROMドライブ等に用いられ、再生オー ディオ信号を増幅するオペアンプを備えたオーディオ信号出力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、オーディオ信号出力回路においては、再生されたオーディオ信号を 、オペアンプを用いて所定のリファレンス電圧を基準に増幅し、出力するように している。オペアンプは、その電源電圧(例えば9Vとする)に応じて、出力で きる信号の振幅レベルは変動する(最大電圧はオペアンプの電源電圧の変化に比 例して変動する)。従来のこの種のオーディオ信号増幅回路において、電源電圧 が低下すると、出力信号の波形が大きく歪んでしまう。そこで、このような問題 を解消するために、電源電圧と基準電圧(リファレンス電圧)とに応じた制御電 流を生成する生成回路を備え、オペアンプの帰還側入力端子に制御電流を加える ことが知られている(例えば、特開平6−125227号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来のオーディオ機器では、通常、モータ駆動やオペアンプの電源 として比較的に高い電圧(例えば9V)の電源系が用いられ、デジタル再生信号 を処理する回路の電源として、それよりも低い電圧(例えば5V)の電源系が用 いられている。そして後者の電源系が前者の電源系に比べてノイズ成分が少ない ことから、リファレンス電圧の生成には後者の電源系が用いられ、また、オペア ンプには、パワーを要することから後者の低電圧の電源は適当ではない。
【0004】 しかしながら、このように、リファレンス電圧を、オペアンプの電源とは別の 電源(例えば5Vとする)から生成するものであると、その別電源の電圧のバラ ツキがオペアンプの出力に大きく影響を与え、出力の最大電圧がクリップされる ようなことが起き、オーディオ特性が劣化する。また、使用するオペアンプを変 更した場合、リファレンス電源を変更しなければならないが、その対応が煩わし いものとなっていた。なお、上記公報に示される増幅回路では、オペアンプの電 源と基準電圧生成の電源とをどのように生成するかについては関知していない。
【0005】 本考案は、上記従来の問題に鑑みて成されたものであり、電源電圧が変動して もオペアンプの出力がクリップされることなく使用可能でオーディオ特性に優れ 、また、オペアンプを変更した場合もリファレンス電源の変更に設計段階で容易 に対応可能なオーディオ信号出力回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の考案は、オーディオ信号を所定のリファ レンス電圧を基準に増幅するオペアンプを備えたオーディオ信号出力回路におい て、前記リファレンス電圧を抵抗分圧により生成するリファレンス電圧生成回路 を備え、前記オペアンプの電源電圧と、前記リファレンス電圧生成回路の電源電 圧とを一系統の電源から取るようにしたものである。
【0007】 上記構成においては、オペアンプはその電源電圧如何で出力可能な振幅レベル が変化することから、オペアンプ出力に必要な振幅が最大レベル振幅に近いとす ると、その時のリファレンス電圧(振幅のセンター電圧となる)は適切に選ばれ なければならない。ここに、オペアンプの電源とリファレンス電圧生成回路の電 源とを一系統の電源から取るので、その電源電圧がバラツキ、変動しても、リフ ァレンス電圧も変動し、従って、オーディオ信号のオペアンプ出力がクリップさ れない範囲で使用することができる。また、リファレンス電圧を抵抗分圧により 生成しているので、リファレンス電圧をできるだけオペアンプの最大振幅のセン ターにもっていくことが容易であり、オペアンプが変更されても、リファレンス 電源の変更に容易に対応することができる。
【0008】 また、請求項2の考案は、上記請求項1において、前記リファレンス電圧生成 回路は、ノイズ除去回路を並設したものである。これにより、モータ等が接続さ れていてノイズが乗り易い電源であっても、リファレンス電圧生成回路の電源と して使用可能となる。
【0009】 また、請求項3の考案は、上記請求項2において、オーディオ機器のモータ駆 動用の高電圧電源と、この電圧よりも低いオーディオ信号処理用の低電圧電源と が備えられ、前記一系統の電源として該高電圧電源を用いるものである。これに より、一般にデジタルオーディオ機器に備えられている9V電源と5V電源の内 、9V電源を一系統電源として使用すればよく、オペアンプ駆動に必要なパワー を取ることができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る装置を具体化した一実施形態について図面を参照して説明 する。図1はオーディオ信号出力回路を示す。本回路は、オーディオ信号を所定 のリファレンス電圧を基準に増幅するICから成るオペアンプ1と、リファレン ス電圧Vrefを抵抗分圧により生成するリファレンス電圧生成回路2とを備え、 オペアンプ1の電源電圧と、リファレンス電圧生成回路2の電源電圧とを一系統 の電源3(本例では9V;AUDIO+9)から取るようにしている。この電源3は、 DVDプレーヤ等のデジタルオーディオ機器に通常備えられている、モータ駆動 用の高電圧電源である。なお、該デジタルオーディオ機器には、この電圧よりも 低いオーディオ信号処理用の低電圧電源も備えられている。
【0011】 リファレンス電圧生成回路2は、電源3(AUDIO+9)とGNDとの間に接続し た分圧抵抗R1,R2から構成され、さらに、抵抗R2に並列に、ノイズ除去回 路を構成するコンデンサC1(高域用)及びコンデンサC2(低域用)が接続さ れている。本回路の入力端5(AUDIO-L,AUDIO-R)には、DVDプレーヤ等によ り再生復号化され、デジタル/アナログ変換された左・右オーディオ信号が入力 され、出力端6(AUDIO-Lch,AUDIO-Rch)には、増幅された左・右オーディオ信 号が出力される。入力端5に入力されたオーディオ信号はリファレンス電圧Vre fを基準に振れることになる。
【0012】 オペアンプ1は、ここでは正帰還の差動増幅器を用い、正転入力(+)に上記 リファレンス電圧Vrefを基準に振れるオーディオ信号が入力され、反転入力( −)に抵抗R11とコンデンサC11によりAC(交流)分をカットされたDC (直流)分がリファレンス電圧として入力される。
【0013】 次に、上記のように構成されたオーディオ信号出力回路の動作を説明する。オ ペアンプ1により出力可能な振幅レベルはオペアンプ1の電源電圧で制限を受け ることから、図2に示すように、オペアンプ1の最大振幅のセンターにファレン ス電圧Vrefをもってくるようにすることが望ましい。このリファレンス電圧Vr efは、リファレンス電圧生成回路2の分圧抵抗R1,R2の設定により容易に取 得することができる。ここに、オペアンプ1の電源とリファレンス電圧生成回路 2の電源とを一系統の電源3(AUDIO+9)から取るので、その電源電圧がバラツ キ、変動しても、リファレンス電圧Vrefも変動し、従って、オペアンプ1のオ ーディオ信号出力のピーク部分がクリップされないものとなる。
【0014】 また、リファレンス電圧Vrefを抵抗R1,R2の分圧により生成しているの で、リファレンス電圧Vrefをオペアンプ1の電源電圧のセンターにもっていく ことが容易であり、オペアンプ1が変更されても、リファレンス電源の変更に説 系段階で容易に対応することができる。
【0015】 また、電源3(AUDIO+9)としては、一般にデジタルオーディオ機器に備えら れている9V電源と5V電源の内の9V電源を使用すればよく、オペアンプ1の 駆動に必要なパワーを十分に取ることができる。さらには、リファレンス電圧生 成回路2の電源3(AUDIO+9)がモータ等のノイズが乗り易い電源であっても、 リファレンス電圧生成回路2にはコンデンサC1及びコンデンサC2から成るノ イズ除去回路が設けられているので、ノイズの影響を受けることなくリファレン ス電圧として使用できる。
【0016】 なお、本考案は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能であり、 例えば、上記ではオペアンプ1として正帰還の差動増幅器を示したが、負帰還の 差動増幅器を用いても同様に適用可能である。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように請求項1の考案によれば、一系統の電源からオペアンプの 電源とリファレンス電圧生成回路の電源とを得るようにしたので、当該一系統の 電源電圧がバラツキ、変動しても、オペアンプの出力がクリップされない範囲で 使用することができ、音質劣化が生じなくなる。また、オペアンプが変更されて も、リファレンス電圧を抵抗分圧により生成しているので、リファレンス電源の 変更に容易に対応可能となる。
【0018】 また、請求項2の考案によれば、上記の効果に加えて、リファレンス電圧生成 回路の電源として、モータ等が接続されていてノイズが乗り易い電源であっても 使用可能となる。
【0019】 また、請求項3の考案によれば、さらに、オーディオ機器のモータ駆動用の高 電圧電源(例えば9V電源)と、この電圧よりも低いデジタルオーディオ信号処 理用の低電圧電源(例えば5V電源)とが備えられていることに対応して、高電 圧電源を、オペアンプの電源とリファレンス電圧生成回路の電源として用いるこ とで、オペアンプ駆動に必要なパワーを取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施の形態によるオーディオ信号
出力回路の構成図。
【図2】 同回路でのオペアンプの電源電圧とリファレ
ンス電圧との関係を示す図。
【符号の説明】
1 オペアンプ 2 リファレンス電圧生成回路 3 電源 Vref リファレンス電圧 R1,R2 分圧抵抗 C1,C2 コンデンサ(ノイズ除去回路)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ信号を所定のリファレンス電
    圧を基準に増幅するオペアンプを備えたオーディオ信号
    出力回路において、 前記リファレンス電圧を抵抗分圧により生成するリファ
    レンス電圧生成回路を備え、 前記オペアンプの電源電圧と、前記リファレンス電圧生
    成回路の電源電圧とを一系統の電源から取るようにした
    ことを特徴とするオーディオ信号出力回路。
  2. 【請求項2】 前記リファレンス電圧生成回路は、ノイ
    ズ除去回路を並設したものであることを特徴とする請求
    項1記載のオーディオ信号出力回路。
  3. 【請求項3】 オーディオ機器のモータ駆動用の高電圧
    電源と、この電圧よりも低いオーディオ信号処理用の低
    電圧電源とが備えられ、前記一系統の電源として該高電
    圧電源を用いたことを特徴とする請求項2に記載のオー
    ディオ信号出力回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013042285A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Toshiba Corp 電力増幅回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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