JP3070666B2 - ブレーキ倍力装置 - Google Patents

ブレーキ倍力装置

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JP3070666B2
JP3070666B2 JP8357754A JP35775496A JP3070666B2 JP 3070666 B2 JP3070666 B2 JP 3070666B2 JP 8357754 A JP8357754 A JP 8357754A JP 35775496 A JP35775496 A JP 35775496A JP 3070666 B2 JP3070666 B2 JP 3070666B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のブレーキ装置
に用いられるブレーキ倍力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に、ブレーキ倍力装置は、シェ
ル内に摺動自在に設けたバルブボデイと、このバルブボ
デイに設けた弁機構と、この弁機構を構成する弁プラン
ジャを進退動させて弁機構の流路を切換えさせる入力軸
と、上記バルブボデイに摺動自在に設けた出力軸と、こ
の出力軸の基部と弁プランジャとの間に介在させたリア
クションディスクとを備えている。この種のブレーキ倍
力装置では、出力軸に加わるブレーキ反力は、リアクシ
ョンディスクから弁プランジャおよび入力軸を介してブ
レーキペダルに伝達されるようになっている。このと
き、ブレーキ倍力装置のサーボ比を大きく設定すると、
つまりブレーキペダルに伝達される反力が小さくなるよ
うに設定すると、軽い踏力でブレーキ倍力装置を操作す
ることができるが、小さなブレーキ力が必要な範囲では
その操作性が悪くなる。これとは逆に、ブレーキ倍力装
置のサーボ比を小さく設定すると、ブレーキペダルに伝
達される反力の割合が大きくなるので、小さなブレーキ
力が必要な範囲における操作性を良好なものとすること
ができるが、その反面、大きな出力を得るためには大き
な踏力が必要となり、特に女性や老人では大きなブレー
キ力を得ることが困難になっていた。このため従来、ブ
レーキ倍力装置の制動初期には小さなサーボ比が、制動
後期には大きなサーボ比が得られるようにしたブレーキ
倍力装置が提案されている(特開平59−92242号
公報、実開平61−205858号公報、特開平8−8
5442号公報)。かかるブレーキ倍力装置によれば、
制動初期にはブレーキ倍力装置のサーボ比を小さくする
ことができるので、小さなブレーキ力が必要な範囲にお
ける操作性を良好なものとすることができ、また制動後
期にはサーボ比が大きくなるので、軽い踏力で大きなブ
レーキ力を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したサーボ比を変
更することができるブレーキ倍力装置によれば、特に制
動後期の大きなサーボ比により軽い踏力で大きなブレー
キ力を得ることができるが、それでも女性や老人にとっ
ては大きな踏力が必要となり、依然として大きなブレー
キ力を得ることが困難になっていた。本発明はそのよう
な事情に鑑み、制動初期にはブレーキ倍力装置のサーボ
比を小さく、制動中期にはサーボ比が大きくし、さらに
制動後期にはサーボ比を無限大に、つまり踏力が所定値
を越えた際にはブレーキ倍力装置が全負荷状態となるよ
うにして、より軽い踏力で大きなブレーキ力を得ること
ができるようにしたブレーキ倍力装置を提供するもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、シェ
ル内に摺動自在に設けたバルブボデイと、このバルブボ
デイに設けた弁機構と、この弁機構を構成する弁プラン
ジャを進退動させて弁機構の流路を切換えさせる入力軸
と、上記バルブボデイに摺動自在に設けた出力軸と、こ
の出力軸の基部と弁プランジャとの間に介在させたリア
クションディスクとを備えたブレーキ倍力装置におい
て、上記リアクションディスクと弁プランジャとの間
に、それぞれ上記バルブボデイに変位可能に設けた第1
リテーナと第2リテーナと、これら第1リテーナと第2
リテーナとの間に所定のセット荷重で弾装されて通常は
両リテーナを離隔状態に保持するばねとを備えた反力伝
達手段を配置し、この反力伝達手段は、通常は上記リア
クションディスクから伝達されるブレーキ反力を第1リ
テーナ、ばねおよび第2リテーナを介して弁プランジャ
に伝達させ、また上記ばねが圧縮されて第1リテーナが
相対的にバルブボデイに対して後退された際には、第1
リテーナをバルブボデイに当接させて上記リアクション
ディスクから伝達されるブレーキ反力を第1リテーナを
介してバルブボデイに伝達させるようにしたものであ
る。
【0005】
【作用】上述した構成によれば、ブレーキペダルが踏込
まれてブレーキ倍力装置が作動されても、反力伝達手段
のばねが圧縮されるまでは、反力伝達手段は単にリアク
ションディスクから伝達されるブレーキ反力を第1リテ
ーナ、ばねおよび第2リテーナを介して弁プランジャに
伝達させるだけなので、このときのサーボ比を相対的に
小さく設定することができる。他方、上記反力伝達手段
のばねが圧縮されるようになると、このばねの圧縮分だ
け第2リテーナおよび弁プランジャが第1リテーナに対
して相対的に前進されることになるので、ブレーキペダ
ルは結果的にばねの圧縮分だけ踏込まれたことになり、
サーボ比が大きくなる。なお、第2リテーナおよび弁プ
ランジャは第1リテーナに対して相対的に前進される
が、サーボバランス状態における弁プランジャの位置は
バルブボデイに対して実質的に一定となるので、実際に
は第2リテーナおよび弁プランジャに対して、第1リテ
ーナが相対的に後退されることになる。そしてさらにブ
レーキペダルの踏力が増大すると、バルブボデイに対し
て相対的に後退される第1リテーナはバルブボデイに当
接するようになるので、リアクションディスクから伝達
されるブレーキ反力は該第1リテーナからバルブボデイ
に伝達されることになる。その結果、ブレーキペダルに
伝達されるブレーキ反力はその時点から増大しなくな
り、したがってブレーキペダルの踏力がその値を越える
とサーボバランス状態が得られなくなって、ブレーキ倍
力装置は全負荷状態となる。このように、ブレーキ倍力
装置の作動初期には小さなサーボ比が、作動中期には大
きなサーボ比が、さらに作動後期にブレーキペダルの踏
力が予め定めた値を越えた際には直ちにブレーキ倍力装
置の全負荷状態が得られるので、小さなブレーキ力が必
要な範囲においては小さなサーボ比により操作性を良好
なものとすることができる、また制動中期には大きなサ
ーボ比によって軽い踏力で大きなブレーキ力を得ること
ができ、さらに踏力が所定値を越えれば、直ちにブレー
キ倍力装置を全負荷状態とすることができるので、女性
や老人であっても強力なブレーキ力を得ることができ
る。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、タンデムブレーキ倍力装置1のシェ
ル2内はセンタープレート3によって前後にフロント室
4とリヤ室5とを区画形成している。そして筒状のバル
ブボデイ6を、シェル2のリヤ側とセンタープレート3
にそれぞれシール手段7、8により気密を保持して摺動
自在に貫通させている。上記フロント室4およびリヤ室
5内に位置するバルブボデイ6の外周部には、それぞれ
フロントパワーピストン10とリヤパワーピストン11
とを連結してあり、また各パワーピストン10、11の
背面にフロントダイアフラム12とリヤダイアフラム1
3とをそれぞれ張設している。そして、フロント室4内
においてフロントダイアフラム12の前後に定圧室Aと
変圧室Bとを形成し、またリヤ室5内においてリヤダイ
アフラム13の前後に定圧室Cと変圧室Dとを形成して
いる。上記バルブボデイ6内には上記定圧室A、Cと変
圧室B、Dとの連通状態を切換える弁機構15を設けて
いる。この弁機構15は、バルブボデイ6に形成した環
状の第1弁座16と、この第1弁座16よりも内側で上
記バルブボデイ6に摺動自在に設けた弁プランジャ17
のリヤ側に形成した環状の第2弁座18と、さらに両弁
座16、18にポペットリターンスプリング19によっ
て着座される弁体20とを備えている。上記第1弁座1
6に接離する弁体20の環状シート部の外周側の空間
は、バルブボデイ6に形成した第1定圧通路21を介し
て上記定圧室Aに連通し、また定圧室A内は第2定圧通
路22を介して定圧室Cに連通している。上記定圧室A
は負圧導入管23を介して図示しない負圧源と連通して
おり、それにより定圧室A、C内には常時負圧が導入さ
れている。また上記第1弁座16に接離する弁体20の
環状シート部よりも内側で、第2弁座18に接離する弁
体20のシート部よりも外周側の空間は、バルブボデイ
6に形成した半径方向の第1変圧通路24を介して変圧
室Dに連通しており、この変圧室Dはバルブボデイ6に
形成した第2変圧通路25を介して変圧室Bに連通して
いる。さらに、第2弁座18に接触する弁体20の環状
シート部よりも内周側の空間は、バルブボデイ6に形成
した圧力通路26およびそこに設けたフィルタ27を介
して大気に連通している。
【0007】上記弁プランジャ17の右端には入力軸3
0の先端部を枢支連結してあり、この入力軸30とバル
ブボデイ6との間に、上記ポペットリターンスプリング
19の弾発力よりも大きな弾発力を有するバルブリター
ンスプリング31を弾装して、通常は弁プランジャ17
の第2弁座18に弁体20を着座させるとともに、弁体
20をバルブボデイ6の第1弁座16から離座させてい
る。そして上記入力軸30の末端部は、図示しないブレ
ーキペダルに連動させている。また、上記弁プランジャ
17は、キー部材32によってバルブボデイ6から抜け
出るのを防止している。このキー部材32はバルブボデ
イ6の軸方向に進退動可能となっており、ブレーキ倍力
装置1の非作動時にシェル2の内面に当接して弁プラン
ジャ17をバルブボデイ6に対する前進位置に保持する
ことにより、ブレーキ倍力装置1の作動開始時における
入力軸30のロスストロークを減少させることができる
ようになっている。さらに、上記弁プランジャ17のフ
ロント側には、後に詳述する反力伝達手段33と、プレ
ートプランジャ34およびリアクションディスク35と
を順次配設している。上記プレートプランジャ34は、
バルブボデイ6のフロント側端面に気密を保持して固定
したホルダ36内に摺動自在に嵌合してあり、またリア
クションディスク35は出力軸37の基部に形成した凹
部内に収納してある。上記出力軸37の基部に形成した
凹部はホルダ36の外周面に摺動自在に嵌装してあり、
出力軸37の先端部は、シール部材38により気密を保
持してシェル2の外部に突出させて、図示しないマスタ
ーシリンダのピストンに連動させている。したがって、
上記マスターシリンダのピストンから伝達されるブレー
キ反力は、出力軸37を介してリアクションディスク3
5に伝達され、このリアクションディスク35からホル
ダ36を介してバルブボデイ6で受止められるととも
に、プレートプランジャ34、反力伝達手段33、弁プ
ランジャ17および入力軸30を介して図示しないブレ
ーキペダルに伝達されるようになっている。また上記バ
ルブボデイ6およびパワーピストン10、11は、通常
はシェル2とバルブボデイ6との間に弾装したリターン
スプリング39によって図示非作動位置に保持されてい
る。
【0008】次に、上記反力伝達手段33は、図2に拡
大して示すように、第1リテーナ41と第2リテーナ4
2と、両リテーナ41、42の間に同心状に配置して弾
装した2つのコイルばね43、44を備えている。上記
第1リテーナ41は、バルブボデイ6に形成した大径孔
6A内に摺動自在に嵌合した外側筒状部41aと、この
外側筒状部41aのフロント側端部から半径方向内方に
伸びるとともに、プレートプランジャ34のリヤ側端面
と当接する半径方向部41bと、この半径方向部41b
の内周側から軸方向フロント側に伸びる内側筒状部41
cとを備えている。他方、上記第2リテーナ42は、第
1リテーナ41の外側筒状部41a内に摺動自在に嵌合
した外側筒状部42aと、この外側筒状部42aのリヤ
側端部から半径方向内方に伸びるとともに、弁プランジ
ャ17のフロント側端面と当接する半径方向部42b
と、この半径方向部42bの中央からフロント側に突出
させて上記第1リテーナ41の内側筒状部41c内に摺
動自在に嵌合させた突出部42cとを備えている。そし
て、上記第1リテーナ41の半径方向部41bと第2リ
テーナ42の半径方向部42bの間に上記両コイルばね
43、44を弾装し、該両コイルばね43、44を所定
量だけ圧縮させた状態で、第1リテーナ41の外側筒状
部41aにおけるリヤ側端部に設けた係止部41dを第
2リテーナ42の半径方向部42bに当接させることに
より、それら両リテーナ41、42およびコイルばね4
3、44を一体的に組み立てている。
【0009】さらに、ブレーキ倍力装置1の非作動状態
では、第2リテーナ42の半径方向部42bが弁プラン
ジャ17のフロント側端面と当接した状態において、第
1リテーナ41の係止部41dとこれに向き合うバルブ
ボデイ6の当接部との間に間隙L1を形成してあり、ま
たこの状態において、第1リテーナ41の半径方向部4
1bに当接させたプレートプランジャ34と第2リテー
ナ42の突出部42cとの間に間隙L2を形成してい
る。そしてこの間隙L2を上記間隙L1よりも大きく設
定することにより、プレートプランジャ34と第2リテ
ーナ42の突出部42cとが当接する以前に、第1リテ
ーナ41の係止部41dをバルブボデイ6の当接部に当
接させることができるようにしている。
【0010】以上の構成において、ブレーキペダルが踏
込まれて入力軸30および弁プランジャ17が前進され
ると、その踏力が2つのコイルばね43、44のセット
荷重を越えるまでは、反力伝達手段33は図2の状態を
保持したまま一体的に前進され、それによってプレート
プランジャ34も前進される。そして弁プランジャ17
が前進されると、従来周知のブレーキ倍力装置と同様
に、弁機構15の流路が切換わって変圧室Bに大気が導
入されるので、定圧室Aと変圧室Bとの圧力差によりパ
ワーピストン10、11およびバルブボデイ6が前進さ
れ、それにより出力軸37が前進されるのので、マスタ
ーシリンダにブレーキ液圧が発生する。上記ブレーキ液
圧によるブレーキ反力は、出力軸37を介してリアクシ
ョンディスク35に伝達され、さらにリアクションディ
スク35からプレートプランジャ34、反力伝達手段3
3の第1リテーナ41、2つのコイルばね43、44、
第2リテーナ42、弁プランジャ17および入力軸30
を介してブレーキペダルに伝達される。このときの踏力
(入力)とブレーキ倍力装置1の出力との関係は、図3
の直線Aで示される。
【0011】上述した状態からブレーキペダルの踏力が
増大してブレーキ倍力装置1の出力が増大すると、それ
に伴ってブレーキ反力も大きくなり、その反力が上記2
つのコイルばね43、44のセット荷重を越えると、両
コイルばね43、44が圧縮されて第1リテーナ41に
対して相対的に第2リテーナ42が前進されるようにな
る(図3のB点)。上記コイルばね43、44が圧縮さ
れると、その分だけ第2リテーナ42および弁プランジ
ャ17が前進されるので、ブレーキ倍力装置1の出力
は、直線Aの傾きで示されるサーボ比よりも大きなサー
ボ比で上昇するようになる(図3の直線C)。そしてそ
の直線Cの傾き(サーボ比)は、2つのコイルばね4
3、44のばね定数を適宜に設定することによって、自
由に設定することができる。このとき、第2リテーナ4
2および弁プランジャ17は第1リテーナ41に対して
相対的に前進されるが、サーボバランス状態における弁
プランジャ17の位置は、すなわち弁体20が第1弁座
16と第2弁座18とに同時に着座するための位置はバ
ルブボデイ6に対して実質的に一定なので、実際には第
2リテーナ42および弁プランジャ17に対して、第1
リテーナ41が相対的に後退されることになる。
【0012】引き続き上記コイルばね43、44の圧縮
が進行すると、第1リテーナ41の係止部41dがバル
ブボデイ6に当接するようになる(図3のD点)。する
と、プレートプランジャ34から反力伝達手段33を介
して弁プランジャ17に伝達されていたブレーキ反力の
全てがバルブボデイ6で受止められるようになるため、
これ以降、弁プランジャ17に伝達されていたブレーキ
反力は増大しなくなる。その結果、これ以上にブレーキ
ペダルが踏込まれてもブレーキ反力は一定値を越えるこ
とができないので、弁プランジャ17をバルブボデイ6
に対して押し返すことができなくなり、変圧室Bに大気
が継続して導入されて、踏力を増大させなくても出力が
増大するようになり(図3の直線E)、やがてブレーキ
倍力装置1は全負荷状態となる(図3のF点)。そして
ブレーキペダルの踏込みによりプレートプランジャ34
と第2リテーナ42の突出部42cとの間隙L2が零と
なってプレートプランジャ34と突出部42cとが当接
すると、ブレーキペダルの踏力は弁プランジャ17から
第2リテーナ42の突出部42c、プレートプランジャ
34およびリアクションディスク35を介して出力軸3
7に伝達されるようになるので、ブレーキ倍力装置1の
出力はブレーキペダルの踏力の増大に伴って1:1の関
係で増大する(図3の直線G)。
【0013】上記実施例において、図3のB点は2つの
コイルばね43、44のセット荷重を変えることによっ
て自由に設定することができる。また上記反力伝達手段
33は、予めアセンブリーとして組み立てておくことが
できるので、ブレーキ倍力装置の組み立て時には該反力
伝達手段33を所定位置に配置するだけでよく、ブレー
キ倍力装置の組み立て作業性を良好なものとすることが
できる。
【0014】図4は本発明の第2実施例を示したもの
で、本実施例では第1実施例に比較して、第1リテーナ
141の外側筒状部141aの全長を短くするととも
に、第1実施例における外側筒状部41aのリヤ側端部
に設けていた係止部41dを省略している。他方、第2
リテーナ142の外側筒状部142aの全長を長くし
て、該外側筒状部142aを上記第1リテーナ141の
外側筒状部141a内に摺動自在に嵌合するとともに、
上記係止部41dに相当する係止部142dを第2リテ
ーナ142のフロント側端部に形成している。上記係止
部142dは、第2リテーナ142の外側筒状部142
aからフロント側に突出し、第1リテーナ141の半径
方向部141bを貫通してから半径方向内方に折曲させ
ている。この係止部142dは、上記外側筒状部142
aの円周方向等間隔位置に複数個設けてある。さらに、
上記第1リテーナ141の半径方向部141bと第2リ
テーナ142の半径方向部142bとの間に、同心状に
設けた内側コイルばね143と外側コイルばね144と
を弾装している。また、上記第1リテーナ141の外側
筒状部141aのリヤ側端面と、バルブボデイ106の
当接部との間に間隙L1を形成してあり、本実施例では
上記当接部は、第1リテーナ141の外側筒状部141
aを遊嵌合させたバルブボデイ106の大径孔106A
と、第2リテーナ142の外側筒状部142aを摺動自
在に嵌合させたバルブボデイ106の中径孔106Cと
の間の段部としてある。このとき、第1実施例と同様
に、第1リテーナ141の半径方向部141bに当接さ
せたプレートプランジャ134と第2リテーナ142の
突出部142cとの間に形成した間隙L2を、上記間隙
L1よりも大きく設定している。さらに、ホルダ136
のリヤ側端面に逃げ部136aを形成し、該逃げ部13
6aにより第2リテーナ142の係止部142dがホル
ダ136と接触することがないようにしている。その他
の構成は上記第1実施例と同様に構成してあり、第1実
施例と同一部分のうち主要な部分には、第1実施例の符
合に「100」を加えた符号を付して示してある。以上
の構成から、第2実施例においても第1実施例と同様な
作用効果が得られることは明らかである。
【0015】図5は本発明の第3実施例を示したもの
で、上記第2実施例では第2リテーナ142の半径方向
部142bを平坦に形成していたのに対し、本実施例で
は第2リテーナ242の半径方向部242bを、外側の
フロント部242eと、このフロント部242eよりも
リヤ側に設けた内側のリヤ部242fと、さらにフロン
ト部242eとリヤ部242fとを連続させる筒状部2
42gとから構成している。そして、第1リテーナ24
1の半径方向部241bと第2リテーナ242のフロン
ト部242eとの間に外側のコイルばね244を弾装す
るとともに、上記第1リテーナ241の半径方向部24
1bと第2リテーナ242のリヤ部242fとの間に内
側のコイルばね243を弾装している。さらに本実施例
では、弁プランジャ217のフロント側端面に嵌合孔2
17Aを形成し、該嵌合孔217A内に第2リテーナ2
42のリヤ部242fおよび筒状部242gを収容して
いる。その他の構成は上記第2実施例と同様に構成して
あり、間隙L1、L2を除き、第2実施例と同一部分に
は、第2実施例の符合に「100」を加えた符号を付し
て示してある。本実施例においては、上記実施例に比較
して内側のコイルばね243を長くすることができるの
で、該コイルばね243のばね定数や材質等について自
由度が大きく、設計が容易となる。
【0016】図6は本発明の第4実施例を示したもの
で、本実施例では上記第2実施例で示した第2リテーナ
142の半径方向部142bに設けた突出部142cを
省略し、その代わりに、第1リテーナ341の内側筒状
部341cと同径の内側筒状部342hをフロント側に
向けて突出形成している。そして、弁プランジャ317
の先端面軸部にフロントに向けて突出部217Bを形成
し、該突出部217Bを第2リテーナ342の内側筒状
部342h内に摺動自在に貫通させると同時に、第1リ
テーナ341の内側筒状部341c内に摺動自在に嵌合
している。その他の構成は第2実施例と同様に構成して
あり、間隙L1、L2を除き、第2実施例と同一部分に
は、第2実施例の符合に「200」を加えた符号を付し
て示してある。
【0017】図7は本発明の第5実施例を示したもの
で、本実施例では上記第1実施例ないし第4実施例にお
いて2つ設けていたコイルばねを1つにしている。本実
施例では、ホルダ436のリヤ側端部にバルブボデイ4
06の大径孔406A内に突出する筒状部436bを形
成し、この筒状部436b内に第1リテーナ441にお
ける外周側筒状部441aの先端部を摺動自在に嵌合し
ている。上記第1リテーナ441は、フロント側を小径
とした段付の外側筒状部441aと、この段付の外側筒
状部441aのフロント側端部から半径方向内方に伸び
る半径方向部441bと、この半径方向部441bの内
周部からリヤ側にテーパ状に伸びる折返し部441eと
を備えており、このテーパ状折返し部441eのリヤ側
開口441f内に弁プランジャ417の突出部417B
を挿通させている。他方、第2リテーナ442は、第1
リテーナ441の外側筒状部441aにおけるリヤ側の
大径部分内に摺動自在に嵌合した外側筒状部442a
と、この外側筒状部442aのリヤ側端部から半径方向
内方に伸びる半径方向部442bと、この半径方向部4
42bの内周部からフロント側に伸びるテーパ状の折返
し部442hとを備えており、上記弁プランジャ417
の突出部417Bをそのテーパ状折返し部442hの開
口442i内に貫通させている。さらに、第1リテーナ
441の外側筒状部441aにおけるリヤ側部分にリン
グ状のストッパ440をカシメによって取付け、このス
トッパ440によって第2リテーナ442が第1リテー
ナ441内から脱落するのを防止している。そして、第
1リテーナ441の半径方向部441bと第2リテーナ
442の半径方向442bとの間にコイルばね443を
弾装し、このコイルばね443によって通常は第2リテ
ーナ442の半径方向部442bを第1リテーナ441
に設けたストッパ440に当接させている。その他の構
成は第4実施例と同様に構成してあり、間隙L1、L2
を除き、第4実施例と同一部分には、第4実施例の符合
に「100」を加えた符号を付している。
【0018】図8は本発明の第6実施例を示したもの
で、本実施例では上記第1実施例で用いた2つのコイル
ばね43、44の代りにコイルドウェーブばね543を
用いたものである。コイルドウェーブばね543は全体
として円筒状に形成されており、図9に示すように、波
状に加工した帯状のばね材を円筒状に多重巻きにした伸
縮部543Aと、この伸縮部543Aに連続させてその
両端で、平坦に加工した帯状のばね材を円筒状の多重巻
きにした座巻き部543Bとを備えている。このコイル
ドウェーブばね543は、コイルばねに比較してばね定
数を高く設定することができるとともに、同一のばね定
数を有するコイルばねに比較してコンパクトであるとい
うメリットがある。その他の構成は上記第1実施例と同
様に構成してあり、第1実施例と同一部分のうち主要な
部分には、第1実施例の符合に「500」を加えた符号
を付している。
【0019】図10は本発明の第7実施例を示したもの
で、本実施例では上記第5実施例で用いた第1リテーナ
441と第2リテーナ442に代えてより外径の小さい
第1リテーナ641と第2リテーナ642を用いること
により、これら第1リテーナ641および第2リテーナ
642をバルブボデイ606やホルダ636の内周面か
ら離隔させている。そして本実施例では、第2リテーナ
642の半径方向部642bの内周側にフロント側に伸
びる内側筒状部642cを設けるとともに、該内側筒状
部642c内に弁プランジャ617の突出部617Bを
摺動自在に嵌合している。他方、第1リテーナ641に
は、半径方向部641bの内周側にリヤ側に伸びる内側
筒状部641cを設け、この内側筒状部641c内に弁
プランジャ617の突出部617Bを摺動自在に嵌合す
るとともに、上記第2リテーナ642の外側筒状部64
2aを第1リテーナ641の外側筒状部641a内に摺
動自在に嵌合している。その他の構成は上記第5実施例
と同様に形成してあり、第5実施例と同一部分には、第
5実施例の符合に「200」を加えた符号を付して示し
てある。そして本実施例によれば、ブレーキ倍力装置の
作動時に弁プランジャ617がバルブボデイ606に対
して傾いて作動されても、第1リテーナ641や第2リ
テーナ642はバルブボデイ606やホルダ636から
離隔されて、それらの間で摺動したり接触したりするこ
とがないので、異音が発生する虞はない。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ブレー
キ倍力装置の作動初期には小さなサーボ比が、作動中期
には大きなサーボ比が、さらに作動後期にブレーキペダ
ルの踏力が予め定めた値を越えた際には直ちにブレーキ
倍力装置の全負荷状態が得られるので、小さなブレーキ
力が必要な範囲においては小さなサーボ比により操作性
を良好なものとすることができ、また制動中期には大き
なサーボ比によって軽い踏力で大きなブレーキ力を得る
ことができ、さらに踏力が所定値を越えれば、直ちにブ
レーキ倍力装置を全負荷状態とすることができるので、
女性や老人であっても強力なブレーキ力を得ることがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】本発明の要部を示す拡大断面図。
【図3】上記実施例の特性線図。
【図4】本発明の第2実施例を示す断面図。
【図5】本発明の第3実施例を示す断面図。
【図6】本発明の第4実施例を示す断面図。
【図7】本発明の第5実施例を示す断面図。
【図8】本発明の第6実施例を示す断面図。
【図9】コイルドウェーブばね543を示す拡大図。
【図10】本発明の第7実施例を示す断面図。
【符号の説明】
6、106、206、306、406、506、606
…バルブボデイ 15、115、215、315、415、515、61
5…弁機構 17、117、217、317、417、517、61
7…弁プランジャ 30、130、230、330、430、530、63
0…入力軸 33、133、233、333、433、533、63
3…反力伝達部材 34、134、234、334、434、534、63
4…プレートプランジャ 35、135、235、335、435、535、63
5…リアクションディス ク 36、136、236、336、436、536、63
6…ホルダ 37、137、237、337、437、537、63
7…出力軸 41、141、241、341、441、541、64
1…第1リテーナ 42、142、242、342、442、542、64
2…第2リテーナ 43、143、243、343、443、643…コイ
ルばね 44、144、244、344…コイルばね 543…コイルドウェーブばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−85442(JP,A) 特開 昭59−92242(JP,A) 特開 平8−113138(JP,A) 実開 昭61−205858(JP,U) 実開 平4−38874(JP,U) 実開 平4−80750(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 1/573

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェル内に摺動自在に設けたバルブボデ
    イと、このバルブボデイに設けた弁機構と、この弁機構
    を構成する弁プランジャを進退動させて弁機構の流路を
    切換えさせる入力軸と、上記バルブボデイに摺動自在に
    設けた出力軸と、この出力軸の基部と弁プランジャとの
    間に介在させたリアクションディスクとを備えたブレー
    キ倍力装置において、 上記リアクションディスクと弁プランジャとの間に、そ
    れぞれ上記バルブボデイに変位可能に設けた第1リテー
    ナと第2リテーナと、これら第1リテーナと第2リテー
    ナとの間に所定のセット荷重で弾装されて通常は両リテ
    ーナを離隔状態に保持するばねとを備えた反力伝達手段
    を配置し、 この反力伝達手段は、通常は上記リアクションディスク
    から伝達されるブレーキ反力を第1リテーナ、ばねおよ
    び第2リテーナを介して弁プランジャに伝達させ、また
    上記ばねが圧縮されて第1リテーナが相対的にバルブボ
    デイに対して後退された際には、第1リテーナをバルブ
    ボデイに当接させて上記リアクションディスクから伝達
    されるブレーキ反力を第1リテーナを介してバルブボデ
    イに伝達させることを特徴とするブレーキ倍力装置。
  2. 【請求項2】 上記第1リテーナは、外側筒状部と、こ
    の外側筒状部のフロント側部分から半径方向内方に伸び
    る半径方向部と、この半径方向部の内周部分からリヤ側
    に伸びる内側筒状部とを備え、 また上記第2リテーナは、外側筒状部と、この外側筒状
    部のリヤ側部分から半径方向内方に伸びる半径方向部
    と、この半径方向部の中央部分からフロント側に突出す
    るとともに、上記第1リテーナの内側筒状部に摺動自在
    に嵌合する突出部とを備え、 さらに上記第1リテーナの外側筒状部と第2リテーナの
    外側筒状部とが相互に摺動自在に嵌合されるとともに、
    第1リテーナの半径方向部と第2リテーナの半径方向部
    との間に上記ばねが弾装され、かつ、少なくともいずれ
    か一方の外側筒状部に形成した係止部が他方のリテーナ
    に係合して、双方の外側筒状部が離脱されるのが阻止さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のブレーキ倍
    力装置。
  3. 【請求項3】 上記第1リテーナは、外側筒状部と、こ
    の外側筒状部のフロント側部分から半径方向内方に伸び
    る半径方向部とを備え、 また上記第2リテーナは、外側筒状部と、この外側筒状
    部のリヤ側部分から半径方向内方に伸びる半径方向部
    と、この半径方向部の中央部分からフロント側に突出す
    る内側筒状部とを備え、 さらに上記弁プランジャの先端部にフロント側に突出す
    る突出部が形成され、この突出部は上記第2リテーナの
    内側筒状部に摺動自在に嵌合され、 また上記第1リテーナの外側筒状部と第2リテーナの外
    側筒状部とが相互に摺動自在に嵌合されるとともに、第
    1リテーナの半径方向部と第2リテーナの半径方向部と
    の間に上記ばねが弾装され、かつ、少なくともいずれか
    一方の外側筒状部に形成した係止部が他方のリテーナに
    係合して、双方の外側筒状部が離脱されるのが阻止され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のブレーキ倍力
    装置。
  4. 【請求項4】 上記リアクションディスクと第1リテー
    ナとの間にプレートプランジャが軸方向に摺動自在に設
    けられており、リアクションディスクから伝達されるブ
    レーキ反力は上記プレートプランジャを介して第1リテ
    ーナに伝達されることを特徴とする請求項1ないし請求
    項3のいずれかに記載のブレーキ倍力装置。
  5. 【請求項5】上記ばねがコイルドウェーブばねであるこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載のブレーキ倍力装置。
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