JP3070356U - ゴルフクラブのヘッド - Google Patents

ゴルフクラブのヘッド

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晴祺 陳
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陳 晴▲祺▼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重心が低く、溶接作業が容易で、作業効率が
よく、品質の高いゴルフクラブのヘッドを提供する。 【解決手段】 主体20と、主薄片部32および円形薄
片部34が設けられている上側殻体薄片部30とを備
え、主体20は金属材質から製造され、殻体状であり、
表面部に弧形曲面状の第1切欠部23が形成されてお
り、主薄片部32は主体20の金属材質と異なる材質か
ら製造され、弧形曲面状であり、円形薄片部34の第2
切欠部と形状が対応し、第2切欠部に溶接されており、
円形薄片部34は主体20を形成する金属材質と同一の
金属材質から製造され、外周縁部は第1切欠部23に対
応し、第1切欠部23に溶接され、中空状のヘッド10
が形成されている。したがって、重心が低く、溶接作業
が容易で、作業効率がよく、品質の高いゴルフクラブの
ヘッドをえることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ゴルフクラブのヘッドに関する。
【従来の技術】
従来のゴルフクラブのヘッドは、2または3の要素が溶接されることにより形 成される中空状の構造を有している。図1は従来の代表的なゴルフクラブのヘッ ドを示す。まず、鋳造または鍛工により、基本の殻体91、前側の殻体薄片部9 2、上側の殻体薄片部93が成型される。次に、殻体91、前側の殻体薄片部9 2および上側の殻体薄片部93の周縁部を接合し、縫目に沿って溶接することに より中空状のヘッドが製造される。
【0002】 一般に、ゴルフクラブのヘッドの大半は、なるべく重心を低くするように製造 されている。したがって、ボールを高く、遠い所まで打つことができる。
【0003】 本考案者は、殻体と材質および比重が異なる殻体薄片を用いれば、重心の低い ヘッドが製造できる、という点に注目した。すなわち、軽い比重の金属(例えば チタン(Ti))で薄片状の上側殻体薄片部93を作り、重い比重の金属(例え ばステンレス)で基本の殻体91、前側の殻体薄片92を作る。そうすれば、得 られたヘッドは上部が軽く、重心の低い構造となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、実際に製造すると、最終の殻体薄片を溶接しているうちに、上 側の殻体薄片部93の弧状曲線を有する端部で、他の2つの殻体薄片91および 92が近接してしまう、という困難が生ずる。ひどい場合、溶接作業は真空また はアイドルガスを注入したチェンバー中で行わなくてはならないので、より困難 である。また、このような場合、製造までの時間が長くかかり、製造コストも高 くつくことになる。さらに、品質も劣り、量産の段階までには至らない。したが って、このようなヘッドは産業上の利用価値が見いだされない。
【0005】 そこで本考案の主な目的は、重心が低く、溶接作業が容易で、作業効率がよく 、品質の高いゴルフクラブのヘッドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための本考案の請求項1記載のゴルフクラブのヘッドに よると、主体と、主薄片部および円形薄片部が設けられている上側殻体薄片部と を備え、主体は金属材質から製造され、殻体状であり、表面部に弧形曲面状の第 1切欠部が形成されており、主薄片部は主体の金属材質と異なる材質から製造さ れ、弧形曲面状であり、円形薄片部の第2切欠部と形状が対応し、第2切欠部に 溶接されており、円形薄片部は主体を形成する金属材質と同一の金属材質から製 造され、外周縁部は第1切欠部に対応し、第1切欠部に溶接され、中空状のヘッ ドが形成されている。したがって、重心が低く、溶接作業が容易で、作業効率が よく、品質の高いゴルフクラブのヘッドをえることができる。
【0007】 本考案の請求項2記載のゴルフクラブのヘッドによると、主体は上部に第1切 欠部が設けられており、主薄片部の材質の比重は主体の材質の比重よりも小さい ので、重心が低いゴルフクラブのヘッドをえることができる。
【0008】 本考案の請求項3記載のゴルフクラブのヘッドによると、円形薄片部の内周縁 部および外周縁部間の長さは2から5mmであるので、品質の高いゴルフクラブ のヘッドをえることができる。
【0009】 本考案の請求項4記載のゴルフクラブのヘッドによると、主体の材質はステン レスであり、主薄片部の材質はチタンであるので、重心が低く品質の高いゴルフ クラブのヘッドをえることができる。
【0010】 本考案の請求項5記載のゴルフクラブのヘッドによると、第1切欠部はボール を打つ表面部に設けられているので、品質の高いゴルフクラブのヘッドをえるこ とができる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を示す複数の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例) 図2に示すように、ゴルフクラブのヘッド10はヘッドの主体20および主体 20の上部に溶接されている上側殻体薄片部30から形成されている。 図4に示すように、ヘッドの主体20の材質はステンレスであり、殻体状であ る。主体20は、ボールを打つ表面部24、底部25、トウ部26、ヒール部2 7、ネック部28などから構成されている。ヘッドの上部には、第1切欠部23 が形成される(図1に示す従来のヘッド構造と同様である)。ヘッドは従来から 多数あるが、単一の素材で加工しても成型可能である。
【0012】 上側殻体薄片部30は弧形曲面状であり、形状が主体20の第1切欠部23に 対応している。したがって、上側殻体薄片部30を第1切欠部23に溶接すると 中空状のヘッドが形成される。
【0013】 第1実施例の特徴は、上側殻体薄片部30が、主体20とは異なる材料から作 られている主薄片部32(チタンで作られている)と主体20と同一の材料から 作られている円形薄片部34とを溶接し、接合することにより製造されている、 ということである。
【0014】 製造法としては、まず平面状の主薄片部を主体と同一材質の平面板状材料に嵌 め込んで溶接する。主薄片部の外周に対応した輪郭に沿って裁断し、曲面まで加 工する。次に、形成された殻体薄片を主体の切欠部に溶接する。このように、こ の製造法では従来の製造法にさらに1段階溶接手続が追加されるが、処理がしに くい異なる材質の溶接が平面で容易に行われ、難しい曲面溶接も同一材質の溶接 になるので、作業が容易となり、作業効率および品質が向上する。
【0015】 具体的には、図5から図7に示すように、まずチタンの金属板からプレースを 用いて、切欠部の輪郭に対応し、面積がすこし小さめの平面板状の主薄片部32 ’を裁断する。次に、図5に示すように、ステンレス板36をプレースを用いて 、主薄片部32’に対応した第2切欠部38が形成されるよう裁断する。続いて 、チタン材質の主薄片部32’をステンレス材質の第2切欠部38に嵌め込んで 、図6に示すように、縫目に沿って溶接、接合する。主薄片部32’の外周縁部 から、2から5mm離れる輪郭線(図6の2点鎖線)に沿って、ステンレス板3 6を裁断すると同時に、プレースで曲面形状になるまで加工する(平面状の殻体 薄片を裁断したのち、曲面形状を加工してもよいし、曲面形状を成形したあとで 裁断してもよい)。そうすると、図7に示すように、チタンの主薄片部32の外 周縁部に、ステンレスの円形殻体薄片34が囲むように形成される。
【0016】 このようにして得られた上側殻体薄片部30を主体20の第1切欠部23に被 せ、主体20の弧形曲面縁部に沿って、溶接、接合する(上側殻体薄片部30を 基本殻体21に溶接したあとで、前側の殻体薄片部22に溶接してもよい)。最 後に、研磨、塗装をし、表面が滑らかで完全無欠の中空状ヘッド10が完成する 。本実施例のゴルフクラブのヘッド10は、主体20がステンレス材質で、上部 が比重の小さいチタン金属であるので、重心が低くなるという利点がある。
【0017】 さらに、材質が異なる主薄片部32’と円形薄片部34’との溶接が平面で容 易に加工される。上側殻体薄片部30が主体20の孤形曲面の縁部に溶接される が、接合箇所の材質が同一であるため、溶接作業が簡単となると共に、作業効率 が向上し、品質も向上する。
【0018】 (第2実施例) 本考案のゴルフクラブのヘッドは、第1実施例のようにヘッド10の上部に比 重の小さい薄片を溶接する構造に限定されない。
【0019】 図8および図9に示すように、ヘッド40のボールを打つ表面部に切欠部57 が形成される。ステンレスの主体50の第1切欠部57に前側殻体薄片部60が 溶接されている。ボールを打つ表面部の前側殻体薄片部60はチタン金属の主薄 片部62およびステンレスの円形薄片部64から構成されている。製造法は第1 実施例と同様に、平面板状に溶接したのち、プレースを用いて曲面になるように 裁断する(ライン溝66を形成したのち、主体50に溶接する)。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のゴルフクラブのヘッドを示す分解斜視図
である。
【図2】本考案の第1実施例によるゴルフクラブのヘッ
ドを示す斜視図である。
【図3】図2の3-3線で切断した断面図である。
【図4】図2のゴルフクラブのヘッドの分解斜視図であ
る。
【図5】本考案の第1実施例によるゴルフクラブのヘッ
ドの上側殻体薄片部の製造過程を示す斜視図である。
【図6】本考案の第1実施例によるゴルフクラブのヘッ
ドの上側殻体薄片部の製造過程を示す斜視図である。
【図7】本考案の第1実施例によるゴルフクラブのヘッ
ドの上側殻体薄片部の製造過程を示す斜視図である。
【図8】本考案の第2実施例によるゴルフクラブのヘッ
ドを示す斜視図である。
【図9】図8の9-9線で切断した断面図である。
【符号の説明】
20 主体 23 第1切欠部 30 上側殻体薄片部 32 主薄片部 34 円形薄片部 38 第2切欠部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主体と、 主薄片部および円形薄片部が設けられている上側殻体薄
    片部とを備え、 前記主体は金属材質から製造され、殻体状であり、表面
    部に弧形曲面状の第1切欠部が形成されており、前記主
    薄片部は前記金属材質と異なる材質から製造され、弧形
    曲面状であり、前記円形薄片部の第2切欠部と形状が対
    応し、前記第2切欠部に溶接されており、前記円形薄片
    部は前記主体を形成する金属材質と同一の金属材質から
    製造され、外周縁部は前記第1切欠部に対応し、前記第
    1切欠部に溶接され、中空状のヘッドが形成されている
    ことを特徴とするゴルフクラブのヘッド。
  2. 【請求項2】 前記主体は上部に前記第1切欠部が設け
    られており、前記主薄片部の材質の比重は主体の材質の
    比重よりも小さいことを特徴とする請求項1記載のゴル
    フクラブのヘッド。
  3. 【請求項3】 前記円形薄片部の内周縁部と外周縁部間
    との間の長さは、2から5mmであることを特徴とする
    請求項2記載のゴルフクラブのヘッド。
  4. 【請求項4】 前記主体の材質はステンレスであり、前
    記主薄片部の材質はチタンであることを特徴とする請求
    項2記載のゴルフクラブのヘッド。
  5. 【請求項5】 第1切欠部は、ボールを打つ表面部に設
    けられていることを特徴とする請求項1記載のゴルフク
    ラブのヘッド。
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