JP3070331U - スペ―サおよびそれを用いたリ―ド線の取付構造 - Google Patents

スペ―サおよびそれを用いたリ―ド線の取付構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 径の異なる線を容易に取付可能で、かつ、簡
単な構造で、線がはずれるのを確実に防止することが可
能なスペーサおよびそれを用いたリード線の取付構造を
提供する。 【解決手段】 このスペーサ10では、径の異なるリー
ド線を取付可能な取付孔3を設けるとともに、実質的に
V字形状の解放部5の互いに対向する端面にフック7お
よびフック受け8を設ける。解放部5からリード線を差
し込んで取付孔3に取り付けた後、フック7をフック受
け8に引っ掛けるだけでリード線が固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、スペーサおよびそれを用いたリード線の取付構造に関し、特に、径 の異なる線を取付可能なスペーサおよびそれを用いたリード線の取付構造に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来、CRT等から引き出されるアノードリード線等のリード線を取り付ける ためのスペーサが知られている。このスペーサは、リード線がCRT等と接触す るのを防止する機能を有する。
【0003】 このような従来のスペーサとして、径の異なるリード線を取付可能なスペーサ が開発されている。これらは、たとえば、実開平4―34783号公報に開示さ れている。図11は、この実開平4―34783号公報に開示された従来のスペ ーサを示した斜視図である。図11を参照して、この従来のスペーサでは、異な る径のリード線に対応可能なように、2つの貫通孔110および111が設けら れている。
【0004】 しかし、この従来のスペーサでは、リード線挿入口108が完全に閉じるよう に固定されていないため、リード線109がスペーサからはずれる可能性があっ た。
【0005】 そこで、たとえば、実開昭60−61780号公報では、径の異なるリード線 を取付可能なスペーサにおいて、リード線がスペーサからはずれるのを防止する ための構造が提案されている。その提案された構造では、スペーサを半分に分割 するとともに、中心部のリード線取付部分近傍に、一対の鋸歯状の係合部を設け る。そして、半分に分割したスペーサをその一対の鋸歯状の係合部により係合さ せることによって、リード線をはずれないように固定する。しかし、この提案さ れた従来のスペーサでは、鋸歯状の係合部の構造が複雑であるとともに、一度リ ード線を取り付けると取り外しが面倒であるという問題点がある。
【0006】 本考案は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、 この考案の一つの目的は、径の異なる線を取付可能で、かつ、簡単な構造で、 線がはずれるのを確実に防止することが可能なスペーサを提供することである。
【0007】 この考案のもう一つの目的は、上記のスペーサにおいて、容易に線の取付およ び取り外しを行うことである。
【0008】 この考案のさらにもう一つの目的は、径の異なるリード線を取付可能で、かつ 、簡単な構造で、リード線がはずれるのを確実に防止することが可能なリード線 の取付構造を提供することである。
【0009】 この考案のもう一つの目的は、上記のリード線の取付構造において、容易にリ ード線の取付および取り外しを行うことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のスペーサは、外枠と、複数のリブと、取付部と、解放部と、 フックと、フック受けとを備えている。複数のリブは、外枠から中心部に向けて 放射状に設けられている。取付部は、外枠の中心部に設けられており、径の異な る線を取付可能である。解放部は、外枠から中心部の取付部に至るように設けら れ、実質的にV字形状を有する。フックは、実質的にV字形状の解放部の互いに 対向する端面の一方側に一体的に設けられている。フック受けは、実質的にV字 形状の解放部の互いに対向する端面の他方側に一体的に設けられている。
【0011】 請求項1では、上記のように、径の異なる線を取付可能な取付部を設けるとと もに、解放部の互いに対向する端面にフックおよびフック受けを設けることによ って、その解放部から径の異なる線を差し込んで取付部に取り付けた後、フック をフック受けに引っ掛けるだけで容易に径の異なる線が固定される。これにより 、径の異なる線を容易に取付けることができ、かつ、線がはずれるのを確実に防 止することが可能なスペーサを提供することができる。また、解放部の互いに対 向する端面にフックおよびフック受けを設けるだけであるので、構造が簡単であ る。また、フックはフック受けに対して容易に脱着可能であるので、容易に線の 取付および取り外しを行うことができる。
【0012】 請求項2に記載のスペーサでは、請求項1の構成において、取付部は、径の異 なる線を取付可能な単一の取付孔を含み、その単一の取付孔は、線を保持するた めの3つの把持部を有する。そして、その3つの把持部のうちの少なくとも1つ は、線の径に応じて弾性変形可能である。請求項2では、このように3つの把持 部のうちの少なくとも1つを、線の径に応じて弾性変形可能に構成することによ り、線径の太い線を取り付ける場合に、その把持部が弾性変形される。これによ り、細い線のみならず太い線でも容易に単一の取付孔で固定することができる。 また、単一の取付孔を設けることによって、径が異なっていても同じ個所で固定 することができるので、異なる径の線に対応してそれぞれ異なる取付孔が存在す る場合と異なり、作業者が取付位置を間違うことがない。
【0013】 請求項3に記載のスペーサは、請求項2の構成において、複数のリブは、第1 リブと第2リブと第3リブと第4リブとを含んでいる。第1リブおよび第2リブ は、実質的にV字形状の解放部を構成する。第3リブは、中心部側で2つに分岐 された第1分岐部を有するとともに、第1分岐部の一方端が第1リブの端部に接 続されている。第4リブは、中心部側で2つに分岐された第2分岐部を有すると ともに、第2分岐部の一方端が第2リブの端部に接続され、かつ、第2分岐部の 他方端が第1分岐部の他方端に接続されている。また、上記把持部は、第1把持 部と、第2把持部と、第3把持部とを含む。第1把持部は、第3リブと第4リブ との接続部の内面に設けられている。また、第2把持部は、第3リブと第1リブ との接続部の内面に設けられている。第3把持部は、第4リブと第2リブとの接 続部の内面に設けられている。そして、第1把持部と第2把持部と第3把持部と は、外枠側に向かって弾性変形可能である。
【0014】 請求項3では、上記のように、第1〜第3把持部の全てを、外枠側に向かって 弾性変形可能に構成することにより、線径の太い線を取り付ける場合に、その第 1〜第3把持部が弾性変形される。これにより、細い線のみならず太い線でもよ り容易に単一の取付孔で固定することができる。
【0015】 請求項4に記載のスペーサでは、請求項2または3の構成において、解放部の 反対側の外枠部分には、切り込み部が形成されており、切り込み部の両端に位置 する外枠の端部は、単一の取付孔に線を取り付ける際に解放部を開く時に、互い に歪ませて重ね合わせ可能である。請求項4では、このように構成することによ り、切り込み部の両端に位置する外枠の端部が互いに重ね合わされる分だけ解放 部をより大きく開くことができ、その結果、太い線でも容易に解放部から差し込 むことができる。
【0016】 請求項5に記載のスペーサでは、請求項2〜4のいずれかの構成において、単 一の取付孔は、解放部側に線の挿入口を含む。その単一の取付孔の挿入口の幅は 、実質的にV字形状の解放部の開き具合に応じて大きくなる。請求項5では、こ のように構成することによって、線の径の大きさに応じて解放部の開き具合を調 整すれば、その分取付孔の挿入口の幅は広がるので、容易に線を取付孔に挿入す ることができる。
【0017】 請求項6に記載のスペーサは、請求項1の構成において、取付孔は、第1取付 孔と、第2取付孔とを含む。第1取付孔は、第1の径を有する線を取付可能であ る。第2取付孔は、第1取付孔に隣接するように設けられ、第1の径よりも大き い第2の径を有する線を取付可能である。
【0018】 請求項6では、このように、径の異なる線を取付可能な2つの取付孔を設ける ことによって、この2つの取付孔と、フックおよびフック受けとの組み合わせに よって、容易に径の異なる線を取付けることができ、かつ、簡単な構造で線がは ずれるのを確実に防止することができる。
【0019】 請求項7は、請求項6の構成において、実質的にV字形状の解放部の反対側に は、フックをフック受けに引っ掛けるときに生じるスペーサのストレスを吸収し て開く実質的にV字形状の切り込み部が設けられている。請求項7では、この実 質的にV字形状の切り込み部によって、スペーサにストレスが生じるのを有効に 防止することができる。
【0020】 請求項8は、請求項6または7の構成において、第1取付孔は、実質的にV字 形状の解放部側に線の挿入口を含み、第1取付孔の挿入口の幅は、解放部の開き 具合に応じて大きくなる。請求項8では、このように構成することによって、線 の径の大きさに応じて解放部の開き具合を調整すれば、その分第1取付孔の挿入 口の幅は広がるので、容易に線を第1取付孔に挿入することができる。
【0021】 請求項9は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載のスペーサを用いたリード 線の取付構造である。このスペーサを用いたリード線の取付構造では、実質的に V字形状の解放部に、リード線を差し入れてリード線を取付部に取り付けた後、 フックをフック受けに引っ掛けることによりリード線が固定されている。請求項 9では、このように構成することにより、径の異なるリード線を容易に取付ける ことができ、かつ、リード線がはずれるのを確実に防止することが可能なリード 線の取付構造を提供することができる。また、解放部の互いに対向する端面にフ ックおよびフック受けを設けるだけであるので、構造が簡単である。また、フッ クはフック受けに対して容易に脱着可能であるので、容易にリード線の取付およ び取り外しを行うことができる。
【0022】 請求項10に記載のスペーサを用いたリード線の取付構造は、請求項9の構成 において、リード線は、陰極線管に用いられる高圧リード線である。請求項10 では、このようにリード線が陰極線管に用いられる高圧リード線である場合に、 スペーサによって、高圧リード線と陰極線管との間隔を十分かつ確実に保持する ことができ、その結果、安全性が非常に優れている。
【0023】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0024】 (実施形態1) 図1は、本考案の実施形態1によるスペーサを示した概略図であり、図2は、 図1に示したスペーサのフック部分の拡大斜視図である。
【0025】 まず、図1および図2を参照して、実施形態1によるスペーサ10では、外枠 1から中心部に向かって放射状に4つのリブ2a、2b、2cおよび2dが設け られている。リブ2cおよびリブ2dは、それぞれ本考案の第1リブおよび第2 リブを構成する。また、リブ2aおよびリブ2bは、それぞれ本考案の第3リブ および第4リブを構成する。
【0026】 リブ2cおよびリブ2dは、実質的にV字形状の解放部5を構成している。ま た、リブ2aは、2つの分岐部(第1分岐部)12aおよび12bを有し、リブ 2bは、2つの分岐部(第2分岐部)12cおよび12dを有する。リブ2aの 分岐部12aは、リブ2bの分岐部12cと接続されている。リブ2aの分岐部 12bは、リブ2cと接続されている。また、リブ2bの分岐部12dは、リブ 2dと接続されている。
【0027】 また、分岐部12aと分岐部12cとの接続部の内側には、把持部(第1把持 部)4aが形成されている。分岐部12bとリブ2cとの接続部の内側には、把 持部(第2把持部)4bが形成されている。分岐部12dとリブ2dとの接続部 の内側には、把持部(第3把持部)4cが形成されている。3つの把持部4a、 4bおよび4cは、外枠1の方向に向かって撓み変形(弾性変形)可能である。 この3つの把持部4a、4bおよび4cによって、異なる径のリード線が把持可 能である。また、3つの把持部4a、4bおよび4cによって取り囲まれるよう に取付孔3が設けられている。取付孔3の解放部5側には、リード線挿入口3a が設けられている。
【0028】 ここで、実施形態1では、図1および図2に示すように、解放部5を構成する 一方のリブ2cにフック7が一体的に設けられている。また、解放部5を構成す る他方のリブ2dに、フック7と係合可能なフック受け8が一体的に設けられて いる。また、解放部5の反対側には、切り込み部6が形成されている。
【0029】 図3および図4は、実施形態1によるスペーサに細いリード線を取り付ける場 合の手順を説明するための概略図である。次に、図3および図4を参照して、実 施形態1によるスペーサに細いリード線を取り付ける場合の手順について説明す る。まず、図3に示すように、V字形状の解放部5を広げることによって、リー ド線挿入口3aの幅を広げる。この場合、リード挿入口3aの幅は、解放部5の 開き具合に応じて大きくなる。したがって、細いリード線30の径の大きさに応 じて解放部5の開き具合を調整すれば、その分取付孔3のリード線挿入口3aの 幅は広がるので、解放部5およびリード線挿入口3aを介して、容易に細いリー ド線30を取付孔3に挿入することができる。
【0030】 細いリード線30を取付孔3に挿入した後、フック7をフック受け8に引っ掛 けることにより、図4に示すように、細いリード線30を把持部4a、4bおよ び4cにより固定する。なお、取付孔3の径は、細いリード線30の径より若干 小さくしておく。これにより、細いリード線30を取付孔3に取付ける際に3つ の把持部4a、4bおよび4cによって、細いリード線30をある程度の締め付 け力により把持することができる。その結果、細いリード線30に対してスペー サ10が移動するのを防止することができる。
【0031】 図5および図6は、実施形態1によるスペーサに太いリード線を取り付ける場 合の手順を説明するための概略図である。次に、図5および図6を参照して、実 施形態1によるスペーサに太いリード線を取り付ける場合の手順について説明す る。まず、図5に示すように、V字形状の解放部5を大きめに広げることによっ て、リード線挿入口3aの幅を大きく広げる。この場合、外枠1の切り込み部6 側の端部1aおよび1bは、図5に示すように歪ませることによって、互いに重 ね合わせ可能である。実施形態1では、この端部1aおよび1bの重ね合わせに よって、解放部5をより大きく広げることができ、その結果、解放部5およびリ ード線挿入口3aを介して、太いリード線40を容易に取付孔3に挿入すること ができる。
【0032】 太いリード線40を取付孔3に挿入した後、図6に示すように、フック7をフ ック受け8に引っ掛けることにより、太いリード線40を把持部4a、4bおよ び4cにより固定する。この場合、把持部4a、4bおよび4cは、図6に示す 矢印の方向に撓み変形(弾性変形)可能であるので、太いリード線40を取り付 ける際には、把持部4a、4bおよび4cは、矢印の方向に弾性変形する。
【0033】 実施形態1では、このように、把持部4a、4bおよび4cを弾性変形可能に 構成することによって、上記した細いリード線30のみならず、太いリード線4 0の場合にも単一の取付孔3で容易に固定することができる。また、太いリード 線40は、弾性変形した3つの把持部4a、4bおよび4cの弾性戻り力によっ て、比較的強く締め付けられるので、スペーサ10が太いリード線40に対して 移動するのを有効に防止することができる。
【0034】 上記のようなスペーサの取付手順に従って、実施形態1によるスペーサ10を CRT(陰極線管)のアノードリード線に取り付けた状態が図7に示される。図 7を参照して、CRT52のアノード54から引き出された高圧のアノードリー ド線53は、プリント基板54上のフライバックトランス51に接続されている 。そして、実施形態1によるスペーサ10が、アノードリード線53に取り付け られている。これにより、アノードリード線53がCRT52や他の電気部品な どに接触するのを確実に防止することができる。
【0035】 また、実施形態1によるスペーサ10では、上記のように、径の異なるリード 線を取付可能な取付孔3を設けるとともに、解放部5の互いに対向する端面にフ ック7およびフック受け8を設けることによって、その解放部5からリード線を 差し込んで取付孔3に取り付けた後、フック7をフック受け8に引っ掛けるだけ でリード線を固定することができる。これにより、径の異なるリード線を容易に 取付けることができ、かつ、リード線がはずれるのを確実に防止することができ る。また、解放部5の互いに対向する端面にフック7およびフック受け8を設け るだけであるので、構造が簡単である。また、フック7はフック受け8に対して 容易に脱着可能であるので、容易にリード線の取付および取り外しを行うことが できる。
【0036】 また、実施形態1によるスペーサ10では、径の異なるリード線を取付可能な 単一の取付孔3を設けることによって、径が異なっていても同じ個所で固定する ことができる。これにより、異なる径の線に対応してそれぞれ異なる取付孔が存 在する場合と異なり、作業者が取付位置を間違うことがないという利点もある。
【0037】 (実施形態2) 図8は、本考案の実施形態2によるスペーサを示した概略図であり、図9は、 実施形態2によるスペーサに細いリード線を取り付けた状態を示した概略図であ る。図10は、実施形態2によるスペーサに太いリード線を取り付けた状態を示 した概略図である。
【0038】 図8〜図10を参照して、この実施形態2によるスペーサ20は、上記した実 施形態1と異なり、第1取付孔23および第2取付孔24の2つの取付孔を有し ている。第1取付孔23は、中心部に設けられている。第2取付孔24は、第1 取付孔23に隣接する位置に、リブ22cおよび22dを外側に凸の湾曲形状に 形成することによって設けられている。第1取付孔23は、細いリード線30( 図9参照)を取り付けるためのものであり、第2取付孔24は、太いリード線4 0(図10参照)を取り付けるためのものである。また、実施形態2では、解放 部25の反対側に実質的にV字形状の切り込み部26が設けられている。この切 り込み部26は、外枠21から中心部に向かう2つのリブ22eおよび22fに よって構成される。
【0039】 実施の形態2のその他の構造は、実施の形態1の構造とほぼ同じである。すな わち、外枠21から中心部に向かって放射状に4つのリブ22a、22b、22 cおよび22dが設けられている。リブ22cおよび22dは、実質的にV字形 状の解放部25を構成している。また、リブ22aは、2つの分岐部32aおよ び32bを有し、リブ22bは、2つの分岐部32cおよび32dを有する。リ ブ22aの分岐部32aは、リブ22bの分岐部32cと接続されている。リブ 22aの分岐部32bは、リブ22cと接続されている。また、リブ22bの分 岐部32dは、リブ22dと接続されている。
【0040】 また、分岐部32aと分岐部32cとの接続部の内側には、把持部34aが形 成されている。分岐部32bとリブ22cとの接続部の内側には、把持部34b が形成されている。分岐部32dとリブ22dとの接続部の内側には、把持部3 4cが形成されている。この3つの把持部34a、34bおよび34cによって 、第1取付孔23で細いリード線30が把持される。第1取付孔23の第2取付 孔24側には、リード線挿入口23aが設けられている。
【0041】 ここで、実施形態2においても、図8に示すように、異なる径のリード線をそ れぞれ取付可能な第1取付孔23および第2取付孔24が設けられている。また 、解放部25を構成する一方のリブ22cにフック27が一体的に設けられてい るとともに、解放部25を構成する他方のリブ22dに、フック27と係合可能 なフック受け28が一体的に設けられている。これにより、実施形態1と同様、 径の異なるリード線を容易に取付可能であり、かつ、簡単な構造で、リード線が はずれるのを確実に防止することができる。また、容易にリード線の取付および 取り外しを行うことができる。
【0042】 なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なもので はないと考えられるべきである。本考案の範囲は、上記した実施形態の説明では なく実用新案登録請求の範囲によって示され、さらに実用新案登録請求の範囲と 均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0043】 たとえば、上記実施形態1では、3つの把持部4a、4bおよび4cの全てを 撓み変形(弾性変形)可能なように構成したが、本考案は、これに限らす、3つ の把持部4a、4bおよび4cのうち、少なくとも1つが撓み変形(弾性変形) 可能であれば、単一の取付孔で径の異なるリード線を固定することができる。
【0044】 また、上記実施形態2では、第1取付孔23および第2取付孔24の2つの取 付孔を設けたが、本考案はこれに限らず、3つ以上の取付孔を設けてもよい。
【0045】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、径の異なる線を容易に取付可能で、かつ、簡 単な構造で、線がはずれるのを確実に防止することができる。また、容易に線の 取付および取り外しを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施形態1によるスペーサを示した
概略図である。
【図2】 図1に示したスペーサのフック部分の拡大斜
視図である。
【図3】 細いリード線をスペーサに取り付ける場合の
手順を説明するための概略図である。
【図4】 細いリード線をスペーサに取り付ける場合の
手順を説明するための概略図である。
【図5】 太いリード線をスペーサに取り付ける場合の
手順を説明するための概略図である。
【図6】 太いリード線をスペーサに取り付ける場合の
手順を説明するための概略図である。
【図7】 実施形態1によるスペーサをCRTのアノー
ドリード線に取り付けた状態を示した概略図である。
【図8】 本考案の実施形態2によるスペーサを示した
概略図である。
【図9】 実施形態2によるスペーサに細いリード線を
取り付けた状態を示した概略図である。
【図10】 実施形態2によるスペーサに太いリード線
を取り付けた状態を示した概略図である。
【図11】 従来のスペーサを示した斜視図である。
【符号の説明】
1,21 外枠 2a リブ(第3リブ) 2b リブ(第4リブ) 2c リブ(第1リブ) 2d リブ(第2リブ) 3 取付孔(取付部) 3a リード線挿入口(挿入口) 4a 把持部(第1把持部) 4b 把持部(第2把持部) 4c 把持部(第3把持部) 5,25 解放部 6 切り込み部 7,27 フック 8,28 フック受け 10,20 スペーサ 12a,12b 分岐部(第1分岐部) 12c,12d 分岐部(第2分岐部) 23 第1取付孔(取付部) 24 第2取付孔(取付部) 26 切り込み部

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠と、 前記外枠から中心部に向けて放射状に設けられた複数の
    リブと、 前記外枠の中心部に設けられ、径の異なる線を取付可能
    な取付部と、 前記外枠から前記中心部の取付部に至るように設けら
    れ、実質的にV字形状を有する解放部と、 前記実質的にV字形状の解放部の互いに対向する端面の
    一方側に一体的に設けられたフックと、 前記実質的にV字形状の解放部の互いに対向する端面の
    他方側に一体的に設けられたフック受けとを備えた、ス
    ペーサ。
  2. 【請求項2】 前記取付部は、前記径の異なる線を取付
    可能な単一の取付孔を含み、 前記単一の取付孔は、前記線を保持するための3つの把
    持部を有し、前記3つの把持部のうちの少なくとも1つ
    は、前記線の径に応じて弾性変形可能である、請求項1
    に記載のスペーサ。
  3. 【請求項3】 前記複数のリブは、 前記実質的にV字形状の解放部を構成する第1リブおよ
    び第2リブと、 前記中心部側で2つに分岐された第1分岐部を有すると
    ともに、前記第1分岐部の一方端が前記第1リブの端部
    に接続された第3リブと、 前記中心部側で2つに分岐された第2分岐部を有すると
    ともに、前記第2分岐部の一方端が前記第2リブの端部
    に接続され、かつ、前記第2分岐部の他方端が前記第1
    分岐部の他方端に接続された第4リブとを含み、 前記把持部は、 前記第3リブと前記第4リブとの接続部の内面に設けら
    れた第1把持部と、 前記第3リブと前記第1リブとの接続部の内面に設けら
    れた第2把持部と、 前記第4リブと前記第2リブとの接続部の内面に設けら
    れた第3把持部とを含み、 前記第1把持部と前記第2把持部と前記第3把持部と
    は、前記外枠側に向かって弾性変形可能である、請求項
    2に記載のスペーサ。
  4. 【請求項4】 前記解放部の反対側の外枠部分には、切
    り込み部が形成されており、 前記切り込み部の両端に位置する前記外枠の端部は、前
    記単一の取付孔に前記線を取り付ける時に前記解放部を
    開く際、互いに歪ませて重ね合わせ可能である、請求項
    2または3に記載のスペーサ。
  5. 【請求項5】 前記単一の取付孔は、前記実質的にV字
    形状の解放部側に線の挿入口を含み、 前記単一の取付孔の挿入口の幅は、前記解放部の開き具
    合に応じて大きくなる、請求項2〜4のいずれかに記載
    のスペーサ。
  6. 【請求項6】 前記取付孔は、 第1の径を有する線を取付可能な第1取付孔と、 前記第1取付孔に隣接するように設けられ、前記第1の
    径よりも大きい第2の径を有する線を取付可能な第2取
    付孔とを含む、請求項1に記載のスペーサ。
  7. 【請求項7】 前記実質的にV字形状の解放部の反対側
    には、前記フックを前記フック受けに引っ掛けるときに
    生じる前記スペーサのストレスを吸収して開く実質的に
    V字形状の切り込み部が設けられている、請求項6に記
    載のスペーサ。
  8. 【請求項8】 前記第1取付孔は、前記実質的にV字形
    状の解放部側に線の挿入口を含み、 前記第1取付孔の挿入口の幅は、前記解放部の開き具合
    に応じて大きくなる、請求項6または7に記載のスペー
    サ。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の
    スペーサを用いたリード線の取付構造であって、 前記実質的にV字形状の解放部に、前記リード線を差し
    入れて前記リード線を前記取付部に取り付けた後、前記
    フックを前記フック受けに引っ掛けることにより前記リ
    ード線が固定されている、スペーサを用いたリード線の
    取付構造。
  10. 【請求項10】 前記リード線は、陰極線管に用いられ
    る高圧リード線である、請求項9に記載のスペーサを用
    いたリード線の取付構造。
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