JP3068682B2 - ウェブ加工機 - Google Patents

ウェブ加工機

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JP3068682B2
JP3068682B2 JP3258025A JP25802591A JP3068682B2 JP 3068682 B2 JP3068682 B2 JP 3068682B2 JP 3258025 A JP3258025 A JP 3258025A JP 25802591 A JP25802591 A JP 25802591A JP 3068682 B2 JP3068682 B2 JP 3068682B2
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逸郎 増田
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ハマダ印刷機械株式会社
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41PINDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
    • B41P2213/00Arrangements for actuating or driving printing presses; Auxiliary devices or processes
    • B41P2213/70Driving devices associated with particular installations or situations
    • B41P2213/73Driving devices for multicolour presses
    • B41P2213/734Driving devices for multicolour presses each printing unit being driven by its own electric motor, i.e. electric shaft

Landscapes

  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Rotary Presses (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は輪転印刷機のようにウ
ェブ状のシートに印刷を施し、印刷後所要の加工を行う
ようにしたウェブ加工機に関し、特に各ユニットを機械
的に独立化し、各ユニットの駆動モータを同調位相制御
するようにした、いわゆるシャフトレス型のウェブ加工
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ウェブ加工機の代表例としての従来の輪
転印刷機においては、印刷ユニット及び折畳ユニットが
共通の駆動軸(メインシャフト)により機械的に連結さ
れた構成がとられていた。
【0003】このため、各ユニットは初期位相合わせを
行なった後は、その位相を保ったまま駆動されるので、
駆動中に各ユニットの位相や速度を合わせるための制御
をする必要はなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の構造によるウェブ加工機では、各ユニット
ごとにクラッチを設けた長尺な駆動軸を有しており、
動軸の機械連結の際は正確な位相合わせをしないと、
掛けや紙通しの際に各ユニットを連動させるため損紙量
が増えるだけでなく、紙通し距離の変動を補償するた
め、複雑な制御機能をもったコンペンセータが必要とな
る問題があった。
【0005】そこで、この発明は各ユニットを機械的に
独立化させると共に、各ユニットごとの駆動モータを同
調位相制御することにより、上記の諸問題を解決するこ
とを技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明では、印刷ユニット及びその他の所要のユ
ニットを含むウェブ加工機の各ユニットが、ユニットご
とに独立した駆動軸と、その駆動軸に連結されたモータ
と、前記モータと連結された駆動軸により駆動されるユ
ニットの回転部の回転位相を検出するパルス発生器と、
前記パルス発生器の検出パルスと各ユニットに入力され
る共通の基準信号に基づき回転部の速度と位相とをフィ
ードバック制御する制御回路と、その制御回路に前記回
転部の初期位相を設定するための駆動信号を前記回転部
に設けた原点センサからの検出信号に基づいて出力する
初期位相設定回路を備えたウェブ加工機において、上記
各ユニットに、作動スイッチを作動させるごとに速度調
整用の信号を制御回路に入力するレジスタ補正回路を設
けた構成を採用したのである。
【0007】
【0008】
【作用】このように構成されるウェブ加工機では、運転
開始の際、各ユニットは、初期位相設定回路が原点セン
サからの検出信号に基づいてそれぞれ所定の初期位相に
設定される。この状態で各ユニットの運転を開始する
と、各ユニットは、駆動軸に連結されたモータが制御回
路により制御され、ユニットの回転部の速度と位相とが
制御される。この際、各ユニットの制御回路は、この制
御を各ユニットに入力される共通の基準信号と各ユニッ
トに設けられた回転部の回転位相を検出するパルス発生
器の検出パルスとに基づきフィードバック制御する。そ
のため各ユニットは、運転開始の際、設定された所定の
位相関係を維持しながら運転を続けることができる。こ
のとき、例えば作動スイッチを作動させてレジスタ補正
回路から、制御回路に速度調整用の信号を入力すると、
入力された速度調整用の信号は、各ユニットに入力され
る共通の基準信号及び各ユニットに設けられた回転部の
回転位相を検出するパルス発生器の検出パルスと加減さ
れ、モータ回転速度を加速あるいは減速することができ
る。このため、回転部の位相を適宜変えて縦方向のレジ
スターの誤差を補正することができる。このとき、ウェ
ブはロール紙であり、連続したものなので、各ユニット
ごとに作動スイッチを作動させてレジスタ補正回路で回
転位相を補正すればレジスタ補正ができる。
【0009】
【0010】
【0011】
【実施例1】図1は3台の墨印刷ユニット1、2、3と
1台の色印刷ユニット4及び折畳ユニット5を有する輪
転印刷機の概略を示すものである。これらの各ユニット
はフレーム6上に搭載され、フレーム6は脚部7により
支持される。フレーム6上には各ユニットごとにモータ
8が設置され、そのモータ8にユニットごとの駆動軸9
が連結される。各駆動軸9には、ベベルギヤ11を介し
てユニットごとの縦軸12が結合される。各ユニットは
ユニットごとのモータ8、駆動軸9及び縦軸12により
駆動される。
【0012】上記のフレーム6の脚部7には給紙部13
が設けられ、これらの給紙部13から引き出された紙ウ
ェブ14が各印刷ユニット1、2、3、4を経て折畳ユ
ニット5に引き込まれる。上記の各モータ8は直流サー
ボモータが使用され、それぞれ共通の制御装置15によ
り制御される。
【0013】図2に示すように、上記のモータ8にはタ
コジェネレータ16及びパルス発生器17が付設され
る。また、各ユニットの回転部18には、その適当な位
置に原点マーク19が付され、回転部18の近傍に原点
センサ20が設置される。
【0014】また図2には、上記のモータ8、タコジュ
ネレータ16、パルス発生器17及び原点センサ20と
接続された制御装置15の一例が示されている。
【0015】この制御装置15は、各ユニットごとに対
応した初期位相設定回路21、初期位相設定スイッチ2
2、原点データ設定器23及び制御回路24を有する。
また、全てのユニットは、共通した速度設定器25及び
基準パルス発生器26に接続されている。
【0016】図3は1つのユニットごとに対応して設け
られた初期位相設定回路21及び制御回路24の具体例
である。初期位相設定回路21は、位相パルスカウンタ
27、初期設定パルス発生器28及び比較器29から成
る。また、制御回路24は、F/V変換器30、基準パ
ルスカウンタ31、パルス演算回路32、D/A変換器
33及びアナログレギュレータ34から成る。
【0017】初期位相設定回路21の位相パルスカウン
タ27は、その入力側に原点センサ20とパルス発生器
17が接続され、また出力側に比較器29と、制御回路
24のパルス演算回路32が接続される。この位相パル
スカウンタ27は、原点センサ20が前述の原点マーク
19を検出するとリセットされ、パルス発生器17が発
生するモータ8の位相、すなわちモータ8により駆動さ
れる各ユニットの回転部18の位相を示すパルスを計数
する。
【0018】初期位相設定スイッチ22は、ユニットご
とに回転部18の初期位相を設定するためにマニュアル
で操作される。初期設定パルス発生器28は、その入力
側に上記のスイッチ22と比較器29が接続され、出力
側に制御回路24のF/V変換器30が接続される。こ
の初期設定パルス発生器28は、上記のスイッチ22に
より起動され、モータ8の初期設定用駆動パルスを発生
し、これをF/V変換器30に出力する。
【0019】比較器29の入力側は、位相パルスカウン
タ27と、原点データ設定器23に接続され、出力側は
初期設定パルス発生器28に接続される。比較器29
は、位相パルスカウンタ27の出力パルス数φC と、原
点データ設定器23の記憶パルス数φB とを比較し、両
者が一致すると初期設定パルス発生器28の動作を停止
させる信号を出力する。
【0020】なお、原点データ設定器23は、各回転部
18の原点データが入力されるとこれを初期位相に等し
いパルス数φB に換算して記憶する。
【0021】制御回路24のF/V変換器30は、その
入力側に設定速度と位相に応じたパルス列を発生する基
準パルス発生器26が接続され、出力側にアナログレギ
ュレータ34が接続される。このF/V変換器30は、
一定の周波数の基準パルスを一定の基準電圧に変換し、
アナログレギュレータ34に出力する。
【0022】基準パルスカウンタ31は、その入力側に
基準パルス発生器26が接続されると共に、出力側にパ
ルス演算回路32が接続され、基準パルスを計数し、そ
のパルス数φA をパルス演算回路32に出力する。
【0023】パルス演算回路32は、その入力側に前記
の位相パルスカウンタ27、原点データ設定器23及び
基準パルスカウンタ31が接続され、出力側にD/A変
換器33が接続される。このパルス演算回路32は、基
準パルス数φA と原点データ設定器23の記憶パルス数
φB との和(φA +φB )と、位相パルスカウンタ27
から出力されるパルスφC との差(φA +φB −φC
を演算し、その演算結果をD/A変換器33に出力す
る。D/A変換器33はその出力を直流電圧に変換し、
アナログレギュレータ34に出力する。
【0024】アナログレギュレータ34は、その入力側
にF/V変換器30、D/A変換器33、タコジェネレ
ータ16、及びレジスタ補正回路35が接続され、出力
側にモータ8が接続される。このアナログレギュレータ
34は、F/V変換器30の出力電圧を基準入力とし、
D/A変換器33の出力及びタコジュネレータ16の出
力をフィードバック入力としてモータ8の電源装置(図
示せず)をフィードバック制御する。
【0025】タコジュネレータ16は、モータ8が上記
の基準電圧に対応する所定の基準速度で回転していると
きは、基準電圧に等しい電圧を、また基準速度よりずれ
たときはそのずれた速度に比例した電圧をアナログレギ
ュレータ34にフィードバック入力し、常にモータ8の
回転速度を基準速度に保つように作用する。
【0026】レジスタ補正回路35は、例えばレジスタ
作動スイッチ(図示せず)を作動させるごとに、速度調
整用の電圧をアナログレギュレータ34に出力する。ア
ナログレギュレータ34はその電圧をF/V変換器30
から出力される速度設定用の基準電圧に加算あるいは減
算し、その加減算された基準電圧に従った基準速度でモ
ータ8を回転制御する。
【0027】制御装置15は以上のごとき構成であり、
次にその作用について説明する。
【0028】まず、初期位相合わせを行なうには、各ユ
ニットごとの回転部18の原点データ(原点センサ20
から原点マーク19までの距離に相当するパルス数
φB )を原点データ設定器23に入力し、また初期位相
設定スイッチ22により、初期設定パルス発生器28を
作動させる。そうすると、その出力パルスがF/V変換
器30によって直流電圧に変換され、モータ8を回転さ
せる。この回転にともなってパルス発生器17より発生
する位相パルスφPGが位相パルスカウンタ27に入力さ
れる。カウンタ27は各回転部18の原点マーク19が
原点センサ20により検出された時にリセットされて位
相パルスφPGの計数を開始する。
【0029】カウンタ27の出力パルスが比較器29に
入力されそのパルス数φC と、原点データ設定器23の
記憶内容、すなわち原点データのパルス数φB と比較さ
れる。両者のパルス数(φC とφB)が一致すると、比
較器により初期設定パルス発生器28の動作を停止させ
る信号が供給される。その結果、モータ8により駆動さ
れる各回転部18はそれぞれの原点データ設定器23に
設定記憶された初期位相をもって停止する。
【0030】このようにして各ユニットごとに回転部の
初期位相を設定したならば、速度設定器25に所望の基
準速度を入力する。これを入力すると、基準パルス発生
器26から基準速度に比例した一定周波数の基準パルス
φA が出力される。
【0031】この基準パルスφA はF/V変換器30に
入力され、ここにおいて基準電圧に変換され、この基準
電圧により、アナログレギュレータ34を介してモータ
8を基準速度で回転させる。モータ8の回転速度が基準
速度よりずれると、タコジュネレータ16の出力と基準
電圧との差によってそのずれが修正されるので、モータ
8は常に基準速度を保つように同調制御される。
【0032】一方、各回転部18の位相を表わすパルス
発生器17からの位相パルスφPGが位相パルスカウンタ
27によって計数され、パルス演算回路32において、
原点データ設定器23に記憶されたパルス数φB と基準
パルス数φA との和(すなわち、各回転部18の初期位
相+基準パルスに応じた基準の位相変化量)と、位相パ
ルスカウンタ27の出力パルス数φC (初期位相+実際
の位相変化量)との差(φA +φB −φC )が演算され
る。D/A変換器33によってこの差に応じたフィード
バック補償用の電圧がアナログレギュレータ34にフィ
ードバック入力され、モータ8がその分だけ増減速され
る。その結果、各ユニットの回転部18は、初期位相設
定後の位相変化が常に基準パルスによる基準位相変化量
に一致するよう位相制御される。このため、各ユニット
の回転部18相互間の位相差は、運転中常に初期位相合
わせで設定された位相差と等しく保って運転される。
【0033】また、印刷中や折畳中に、各ウエブ14の
テンションの差等によって、ウエブ14に縦方向のレ
ジスタの誤差、例えば印刷や折畳の位置ずれが発生した
場合は、レジスタ補正回路35を作動させ各ユニットの
モータ8の回転速度を加減速し、レジスタ即ちウエブの
縦方向の位置の補正を行なう。このように、各ユニット
のモータ8の速度を個別に調整し、運転中のレジスタ補
正ができるので従来の周知のウエブ加工機に見られるよ
うな複雑なレジスタ補正機構を必要としない。したがっ
て、コストの低減が図れる。また、レジスタ補正機構に
よる故障の発生もないため、加工機全体の故障発生率も
低下する。
【0034】なお、上記基準パルス発生器26には、各
ユニットの回転精度を向上させ、各ユニット間の同調精
度を上げるため、水晶発振器等の周波数安定度の高い発
振器を用いると良い。
【0035】
【実施例2】図4に示すこの実施例の制御装置15は、
各ユニットごとに設けられたアナログレギュレータ(サ
ーボアンプ)34、位相パルスカウンタ27、基準パル
スカウンタ31、F/V変換器30及びD/A変換器3
3とそれらと接続される1つのCPU制御回路54とか
らなり、CPU54制御回路によってウェブ加工機の各
ユニットのモータをサンプル値(時分割)制御し、各ユ
ニットの初期位相の設定と同調位相制御を行なうもので
ある。なお同図には各ユニットとCPU制御回路54と
の接続は同じため、1ユニットについてのブロック図を
示す。また、本実施例では、前述の実施例1で説明した
部分については同一番号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0036】CPU制御回路54は、CPU50、デー
タセレクタ51a、51b、アドレスデコーダ52及び
I/Oインターフェース53からなる。CPU50は、
同図に示すように、各ユニットの基準パルスカウンタ3
1及び位相カウンタ27とデータセレクター51を介し
て接続され、前記両カウンタ27、31のリセット入力
には、アドレスデーコーダ52によってCPU50のア
ドレスバスABから生成されたセレクト出力が接続され
ている。また、CPU50にはI/Oインターフェース
53が接続され、そのI/Oインターフェース53の入
力ポートに原点データ設定スイッチ23とCPU作動用
の初期位相設定用スイッチ22及び各ユニットごとのレ
ジスタ補正用のスイッチ回路35とが接続されると共
に、各ユニットの原点センサ20が接続されている。さ
らに、CPU50のデータバスDBは、データラッチ5
5を介して、各ユニットのD/A変換器33と接続さ
れ、そのD/A変換機には、アドレスデコーダ52によ
るセレクト出力とCPU50の制御バスCBが接続され
ている。
【0037】この実施例は、以上のように構成されてお
り、次にその作用を説明する。
【0038】まず初期位相合せを行なうには、各ユニッ
トごとの回転部18の原点データφB を原点データ設定
用スイッチ23にセットし、初期位相設定スイッチ22
を操作して、CPU50を作動する。すると、CPU5
0は各ユニットのD/A変換器33に適当な出力データ
を出力し、各ユニットのモータ8を回転させると共に、
各ユニットの原点センサ20が接続されたI/Oインタ
ーフェース53の各入力ポートを、例えばポーリング処
理等を行ないながら順次読み込み、各ユニットの原点セ
ンサ20からの検出信号を読み込む。このようにして原
点マーク19の検出を行なったCPU50は、原点マー
ク19を検出したユニットの位相パルスカウンタ27を
リセットし、位相パルスカウンタ27に位相パルスφPG
の計数を開始させると同時に、データセレクタ51bを
作動し、順次各ユニットの位相パルスカウンタ27の計
数データをサンプリングし、そのサンプリング値φC
そのユニットに設定された原点データφB とを比較し、
両者が一致すると、前記ユニットのD/A変換器33へ
のデータ出力を止め、モータ8を停止する。その結果、
モータ8により、駆動される各ユニットの回転部18は
設定された初期位相をもって停止する。
【0039】このようにして各ユニットへの初期位相設
定が終了すると、速度設定器25に基準速度を入力す
る。これを入力すると、基準パルス発生器26からは、
基準速度に比例した一定周波数の基準パルスが出力され
る。この基準パルスは、F/V変換器30で基準電圧に
変換され、この基準電圧により、アナログレギュレータ
34は、モータ8を設定速度で回転する。このとき、モ
ータ8の回転速度が設定速度よりずれると、アナログレ
ギュレータ34は、タコジェネレータ16の出力と基準
電圧との差を無くすようにモータ8の回転を修正し、モ
ータ8を常に一定の設定速度で運転する。
【0040】一方、基準パルス発生器26から各ユニッ
トの基準パルスカウンタ31へ入力された基準パルス
は、前記カウンタ31で積算され、経過時間に対する各
ユニットのモータの回転位相即ち、各ユニットごとの
位相データφA が生成される。前記データφA はCPU
50に、各ユニットの位相パルスカウンタ27の積算デ
ータφC と共に、データセレクタ51a、51bの作動
により順次サンプリングされ、それら両サンプリングデ
ータφA 、φC は、前記各ユニットごとに設定された原
点データφB と加減算される。
【0041】すなわち、各回転部の、初期位相十基準パ
ルスに応じた基準の位相変化量と、初期位相十実際の位
相変化量との差(φA +φB −φC )を各ユニットごと
に演算し、この偏差に応じたフィードバック補償用の電
圧データを各ユニットのD/A変換器33へ順次出力す
る。このフィードバック電圧により、各ユニットのアナ
ログレギュレータ34は、モータ8の回転速度を増減す
る。この結果、各ユニットの回転部18は初期位相設定
後の位相変化が常に基準パルスによる基準位相変化量に
一致するよう正確に同調し、外乱や負荷の軽重にかかわ
らず、それらの速度及び位相は正確に保たれる。その
際、各ユニットは互いに干渉し合うことなく、同調位相
制御される。
【0042】また、運転中に各ウェブ14のレジスタに
誤差が生じた場合は、レジスタ補正用のスイッチ回路3
5を作動させると、スイッチ回路35の作動期間中、C
PU50は、例えばスイッチ回路35に対応した各ユニ
ットのD/A変換回路33への出力データを変更し、モ
ータ8の回転速度を微増減する。このため、各ユニット
は運転中にレジスタ補正が行なえる。各ユニットのレジ
スタが合い、前記スイッチ回路35の作動を停止する
と、CPU50はそのスイッチ回路35の状態を判別し
て、通常の速度制御のデータをD/A変換器33へ出力
し、各ユニットは引き続き同調位相制御される。
【0043】このように、この実施例では、図3に示す
初期位相設定回路21の初期設定パルス発生器28及び
比較器29と制御回路24のパルス演算回路32に代わ
り、それら回路が行なう処理をCPU50がソフトウェ
アにより行なう。
【0044】なお上記CPU50の各ユニットへのサン
プリング周期は上記各ユニットの偏差の変化の周波数の
2倍よりも高く選定する。また、そのサンプリング周期
の間隔はCPU50のソフトウェア処理によるタイマー
によって生成してもよいし、あるいは、CPU50にイ
ンターバルタイマクロックを設けるようにしてもよい。
また、この発明は新聞紙以外のウェブ状のシートに印刷
を施し、印刷後所要の加工を施す各種の加工機に適用す
ることができる。
【0045】さらに、上記実施例1、2の各ユニット
に、レジスタ誤差検出手段を設け、その検出手段とレジ
スタ補正用回路とにより、上記補正動作を自動的に行な
えるようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成し、各ユ
ニットごとに独立した駆動軸とモータを設け、そのモー
タと連結された駆動軸により駆動されるユニットの回転
部の回転速度と位相をパルス発生器の検出パルスと各ユ
ニットに入力される共通の基準信号に基づきフィードバ
ック制御するようにしたウェブ加工機の各ユニットに、
速度調整用の信号を制御回路に入力するレジスタ補正回
路を設けたことにより、各ユニットのモータの速度を個
別に調整し、運転中のレジスタ補正ができるので、従来
のウェブ加工機に見られるようなレジスタ補正機構を必
要としない。そのため、コストの低減が図れる。また、
レジスタ機構による故障の発生もなくなるため、加工機
全体の故障発生率も低下させることができる
【0047】
【0048】
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の概略図
【図2】図1の制御装置のブロック図
【図3】図2の制御回路のブロック図である
【図4】他の実施例の制御装置のブロック図
【符号の説明】
1、2、3、4 印刷ユニット 5 折畳ユニット 6 フレーム 7 脚部 8 モータ 9 駆動軸 11 ベベルギヤ 12 縦軸 13 給紙部 14 紙ウェブ 15 制御装置 16 タコジェネレータ 17 パルス発生器 18 回転部 19 原点マーク 20 原点センサ 21 初期位相設定回路 22 初期位相設定スイッチ 23 原点データ設定器 24 制御回路 25 速度設定器 26 基準パルス発生器 27 位相パルスカウンタ 28 初期設定パルス発生器 29 比較器 30 F/V変換器 31 基準パルスカウンタ 32 パルス演算回路 33 D/A 変換器 34 アナログレギュレータ 35 レジスタ補正回路 54 CPU制御回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷ユニット(1,2,3)及びその他
    の所要のユニット(4,5)を含むウェブ加工機の各ユ
    ニット(1〜5)が、ユニット(1〜5)ごとに独立し
    た駆動軸(9)と、その駆動軸(9)に連結されたモー
    (8)と、前記モータ(8)と連結された駆動軸
    (9)により駆動されるユニットの回転部(18)の回
    転位相を検出するパルス発生器(17)と、前記パルス
    発生器(17)の検出パルス(φ PG と各ユニット(1
    〜5)に入力される共通の基準信号(φ A に基づき回
    転部(18)の速度と位相とをフィードバック制御する
    制御回路(24)と、その制御回路(24)に前記回転
    (18)の初期位相を設定するための駆動信号を前記
    回転部(18)に設けた原点センサ(20)からの検出
    信号に基づいて出力する初期位相設定回路(21)を備
    えたウェブ加工機において、 上記各ユニット(1〜5)に、作動スイッチを作動させ
    るごとに速度調整用の信号を制御回路(24)に入力す
    るレジスタ補正回路(35)を設けたことを特徴とする
    ウェブ加工機。
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