JP3068220B2 - 操縦安定性に優れる空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
操縦安定性に優れる空気入りラジアルタイヤInfo
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- JP3068220B2 JP3068220B2 JP3016100A JP1610091A JP3068220B2 JP 3068220 B2 JP3068220 B2 JP 3068220B2 JP 3016100 A JP3016100 A JP 3016100A JP 1610091 A JP1610091 A JP 1610091A JP 3068220 B2 JP3068220 B2 JP 3068220B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、空気入りラジアルタ
イヤ、特に乗用車用ラジアルタイヤにおけるトレッドの
改良に関する。
イヤ、特に乗用車用ラジアルタイヤにおけるトレッドの
改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種のタイヤはタイヤの骨格をなすカ
ーカスの外側をベルト層で補強するのが通例であり、中
でも高速走行に供するタイヤにあっては、トレッド幅方
向の側部に対応する区域に複数のベルト層を配置するこ
とがある。
ーカスの外側をベルト層で補強するのが通例であり、中
でも高速走行に供するタイヤにあっては、トレッド幅方
向の側部に対応する区域に複数のベルト層を配置するこ
とがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記構造のタイヤで
は、ベルト層の配置によってトレッドの剛性が中央部に
比べて側部で高くなるため、接地圧分布もトレッド端寄
りの両側部で高くなる。するとコーナリング時の接地面
に対するグリップ力がトレッド側部に片寄るため、舵角
変化及び路面からの外乱等により、発生するグリップ力
の変化が大きくなって、特にコーナリング時にすべり出
しの始まる、いわゆる限界に到る直前又は限界をこえた
際の車両の挙動が急激に変化し、操縦安定性を損なう不
利があった。そこでこの発明は、上記の限界付近での車
両の挙動が穏やかで限界をこえた場合のコントロールが
容易な操縦安定性に優れる空気入りラジアルタイヤを提
供しようとするものである。
は、ベルト層の配置によってトレッドの剛性が中央部に
比べて側部で高くなるため、接地圧分布もトレッド端寄
りの両側部で高くなる。するとコーナリング時の接地面
に対するグリップ力がトレッド側部に片寄るため、舵角
変化及び路面からの外乱等により、発生するグリップ力
の変化が大きくなって、特にコーナリング時にすべり出
しの始まる、いわゆる限界に到る直前又は限界をこえた
際の車両の挙動が急激に変化し、操縦安定性を損なう不
利があった。そこでこの発明は、上記の限界付近での車
両の挙動が穏やかで限界をこえた場合のコントロールが
容易な操縦安定性に優れる空気入りラジアルタイヤを提
供しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】発明者らは、上記の問題
を解消する手段について検討したところ、トレッドの接
地圧を適正な分布にすることによって、コーナリング限
界付近での車両の挙動変化を最小限に抑え得ることを確
認し、この発明を完成するに到った。すなわちこの発明
は、円筒状のクラウン部と、このクラウン部の両端から
径方向内側へ向かってそれぞれ延びるサイドウォール部
とを、一方のサイドウォール部からクラウン部を通り他
方のサイドウォール部にわたって延びるラジアルカーカ
スで補強し、さらにこのラジアルカーカスとクラウン部
に配置したトレッドとの間にトレッドの全幅にわたって
延びる非伸張性コードのベルト層をそなえる空気入りラ
ジアルタイヤであって、適用リム装着後に規定内圧を充
てんした状態でのタイヤの回転軸を含む断面において、
タイヤの径方向外側に凸をなすトレッド表面の輪郭曲線
は、タイヤの赤道を中心としたトレッド幅の25〜40％を
占めるトレッド中央区域でタイヤ半径の少なくとも2.5
倍の曲率半径を有しかつ、このトレッド中央区域の両側
に連続して連なるトレッド側部区域でトレッド中央区域
での曲率半径よりも小さい曲率半径を有し、さらにトレ
ッド端を通るタイヤ回転軸の垂線とこの垂線に沿って測
ったトレッド表面までの距離が最大となるトレッド表面
上の点を通ってタイヤ回転軸に平行の線との交点及び、
上記トレッド側部区域の輪郭曲線の延長線と上記垂線と
の交点間の距離は、トレッド幅の5.5 〜7.5 ％の範囲に
あることを特徴とする操縦安定性に優れる空気入りラジ
アルタイヤである。
を解消する手段について検討したところ、トレッドの接
地圧を適正な分布にすることによって、コーナリング限
界付近での車両の挙動変化を最小限に抑え得ることを確
認し、この発明を完成するに到った。すなわちこの発明
は、円筒状のクラウン部と、このクラウン部の両端から
径方向内側へ向かってそれぞれ延びるサイドウォール部
とを、一方のサイドウォール部からクラウン部を通り他
方のサイドウォール部にわたって延びるラジアルカーカ
スで補強し、さらにこのラジアルカーカスとクラウン部
に配置したトレッドとの間にトレッドの全幅にわたって
延びる非伸張性コードのベルト層をそなえる空気入りラ
ジアルタイヤであって、適用リム装着後に規定内圧を充
てんした状態でのタイヤの回転軸を含む断面において、
タイヤの径方向外側に凸をなすトレッド表面の輪郭曲線
は、タイヤの赤道を中心としたトレッド幅の25〜40％を
占めるトレッド中央区域でタイヤ半径の少なくとも2.5
倍の曲率半径を有しかつ、このトレッド中央区域の両側
に連続して連なるトレッド側部区域でトレッド中央区域
での曲率半径よりも小さい曲率半径を有し、さらにトレ
ッド端を通るタイヤ回転軸の垂線とこの垂線に沿って測
ったトレッド表面までの距離が最大となるトレッド表面
上の点を通ってタイヤ回転軸に平行の線との交点及び、
上記トレッド側部区域の輪郭曲線の延長線と上記垂線と
の交点間の距離は、トレッド幅の5.5 〜7.5 ％の範囲に
あることを特徴とする操縦安定性に優れる空気入りラジ
アルタイヤである。
【０００５】なお上記トレッド幅とはタイヤを適用リム
に装着し規定内圧を充てん後に規定の荷重を加えたとき
の接地有効幅を示し、同様にタイヤ半径とはタイヤの外
径の1/2 を示す。さらにトレッド側部区域の輪郭曲線の
延長線とは、トレッド側部区域からトレッド端の方向へ
トレッド側部区域と同じ曲率で延ばした仮想線を示す。
に装着し規定内圧を充てん後に規定の荷重を加えたとき
の接地有効幅を示し、同様にタイヤ半径とはタイヤの外
径の1/2 を示す。さらにトレッド側部区域の輪郭曲線の
延長線とは、トレッド側部区域からトレッド端の方向へ
トレッド側部区域と同じ曲率で延ばした仮想線を示す。
【０００６】さて図１に、この発明に従うタイヤの構造
を、タイヤの回転軸を含む断面について示した。図中１
はカーカス、２はベルト層、３はトレッド及び４はビー
ドコアで、図示例においてトレッド３は、トレッド円周
に沿って延び実質的に互いに平行で間隔を置いて配し
た、タイヤの赤道（トレッドの幅中央における円周）Ｏ
を中心に左右で対をなす２組の周溝５にて、トレッド中
央に１列、その左右に片側２列の陸部６を区画してな
る。カーカス１は、この例でビードコア４のまわりをタ
イヤの内側から外側へ巻返した少なくとも１枚（通常１
〜２枚）のターンナッププライになり、プライはポリエ
ステル、レーヨン及びナイロンで代表される有機繊維コ
ードをタイヤの赤道面と実質的に直交する方向（ラジア
ル方向）に配列したものである。ベルト層２は、スチー
ル及び芳香族ポリアミド繊維で代表される非伸張性コー
ドをタイヤの赤道面に対して10〜40°好ましくは15〜35
°の角度で配列したベルトの少なくとも２層を互いに交
差させて配置してなる。そしてこのベルト層２上にトレ
ッド３を配置する。
を、タイヤの回転軸を含む断面について示した。図中１
はカーカス、２はベルト層、３はトレッド及び４はビー
ドコアで、図示例においてトレッド３は、トレッド円周
に沿って延び実質的に互いに平行で間隔を置いて配し
た、タイヤの赤道（トレッドの幅中央における円周）Ｏ
を中心に左右で対をなす２組の周溝５にて、トレッド中
央に１列、その左右に片側２列の陸部６を区画してな
る。カーカス１は、この例でビードコア４のまわりをタ
イヤの内側から外側へ巻返した少なくとも１枚（通常１
〜２枚）のターンナッププライになり、プライはポリエ
ステル、レーヨン及びナイロンで代表される有機繊維コ
ードをタイヤの赤道面と実質的に直交する方向（ラジア
ル方向）に配列したものである。ベルト層２は、スチー
ル及び芳香族ポリアミド繊維で代表される非伸張性コー
ドをタイヤの赤道面に対して10〜40°好ましくは15〜35
°の角度で配列したベルトの少なくとも２層を互いに交
差させて配置してなる。そしてこのベルト層２上にトレ
ッド３を配置する。
【０００７】またトレッド３はタイヤの径方向外側に凸
形状をなし、図示の断面、すなわち正規リム装着後に正
規内圧を充てんした状態でのタイヤの回転軸を含む断面
における、トレッド３表面の輪郭曲線が次の条件に従う
ことが肝要である。すなわちトレッド３表面は、タイヤ
の赤道Ｏを中心としたトレッド幅Ｗの25〜40％を占める
トレッド中央区域Ｃでタイヤ半径ｒの少なくとも2.5 倍
の曲率半径Ａを有しかつ、このトレッド中央区域Ｃの両
側に連続して連なるトレッド側部区域Ｓでトレッド中央
区域Ｃでの曲率半径よりも小さい曲率半径Ｂを有する輪
郭曲線に従うものとする。さらにトレッド３表面の輪郭
曲線は、トレッド端Ｔを通るタイヤ回転軸Ｊの垂線Ｌと
この垂線Ｌに沿って測ったトレッド表面までの距離が最
大となるトレッド表面上の点を通ってタイヤ回転軸Ｊに
平行の線Ｈとの交点Ｐ1 から、上記トレッド側部区域Ｓ
の輪郭曲線を同じ曲率の下に延長した線Ｋと上記垂線Ｌ
との交点Ｐ2 までの距離（以下トレッド端落差と示す）
δを、トレッド幅Ｗの5.5 〜7.5 ％の範囲に設定する。
形状をなし、図示の断面、すなわち正規リム装着後に正
規内圧を充てんした状態でのタイヤの回転軸を含む断面
における、トレッド３表面の輪郭曲線が次の条件に従う
ことが肝要である。すなわちトレッド３表面は、タイヤ
の赤道Ｏを中心としたトレッド幅Ｗの25〜40％を占める
トレッド中央区域Ｃでタイヤ半径ｒの少なくとも2.5 倍
の曲率半径Ａを有しかつ、このトレッド中央区域Ｃの両
側に連続して連なるトレッド側部区域Ｓでトレッド中央
区域Ｃでの曲率半径よりも小さい曲率半径Ｂを有する輪
郭曲線に従うものとする。さらにトレッド３表面の輪郭
曲線は、トレッド端Ｔを通るタイヤ回転軸Ｊの垂線Ｌと
この垂線Ｌに沿って測ったトレッド表面までの距離が最
大となるトレッド表面上の点を通ってタイヤ回転軸Ｊに
平行の線Ｈとの交点Ｐ1 から、上記トレッド側部区域Ｓ
の輪郭曲線を同じ曲率の下に延長した線Ｋと上記垂線Ｌ
との交点Ｐ2 までの距離（以下トレッド端落差と示す）
δを、トレッド幅Ｗの5.5 〜7.5 ％の範囲に設定する。
【０００８】
【作用】この発明に従うタイヤは、そのトレッド中央区
域Ｃ及びトレッド側部区域Ｓの表面輪郭曲線の曲率を異
ならせること、さらにトレッド端落差を所定の範囲にす
ることによって、接地圧分布を例えば図２に示す従来の
形状から図３に示す形状に変更し、タイヤの限界付近の
挙動変化を穏やかにすることを特徴とする。すなわち接
地圧分布を図３に示す形状とすると、コーナリング時の
接地面に対するグリップ力の発生が均一となり、タイヤ
の限界付近での舵角変化、路面からの外乱等によるグリ
ップ力の変化が小さくなるため、限界付近での挙動が穏
やかになる。
域Ｃ及びトレッド側部区域Ｓの表面輪郭曲線の曲率を異
ならせること、さらにトレッド端落差を所定の範囲にす
ることによって、接地圧分布を例えば図２に示す従来の
形状から図３に示す形状に変更し、タイヤの限界付近の
挙動変化を穏やかにすることを特徴とする。すなわち接
地圧分布を図３に示す形状とすると、コーナリング時の
接地面に対するグリップ力の発生が均一となり、タイヤ
の限界付近での舵角変化、路面からの外乱等によるグリ
ップ力の変化が小さくなるため、限界付近での挙動が穏
やかになる。
【０００９】ここにトレッド中央区域Ｃでの曲率半径Ａ
をタイヤ半径の少なくとも2.5 倍としたのは、2.5 倍未
満であると特に乗用車用タイヤに必要な接地面積を確保
できず、満足する耐摩耗性及び操縦安定性を得ることが
難しいためであり、一方上限は８倍以下とすることが好
ましい。さらにトレッド側部区域Ｓでの曲率半径Ｂは上
記曲率半径Ａに対しＡ＞Ｂとしたのは、Ａ≦Ｂではトレ
ッド中央区域Ｃの突出が大きくなって直進安定性が阻害
されるからである。さらにトレッド端落差δをトレッド
幅Ｗの5.5 〜7.5 ％としたのは、5.5 ％未満ではトレッ
ド端寄りのショルダー部での接地圧を低下することがで
きず、一方7.5 ％をこえるとショルダー部の接地面積が
不足し耐摩耗性及び操縦安定性が劣化するためである。
をタイヤ半径の少なくとも2.5 倍としたのは、2.5 倍未
満であると特に乗用車用タイヤに必要な接地面積を確保
できず、満足する耐摩耗性及び操縦安定性を得ることが
難しいためであり、一方上限は８倍以下とすることが好
ましい。さらにトレッド側部区域Ｓでの曲率半径Ｂは上
記曲率半径Ａに対しＡ＞Ｂとしたのは、Ａ≦Ｂではトレ
ッド中央区域Ｃの突出が大きくなって直進安定性が阻害
されるからである。さらにトレッド端落差δをトレッド
幅Ｗの5.5 〜7.5 ％としたのは、5.5 ％未満ではトレッ
ド端寄りのショルダー部での接地圧を低下することがで
きず、一方7.5 ％をこえるとショルダー部の接地面積が
不足し耐摩耗性及び操縦安定性が劣化するためである。
【００１０】
【実施例】図１に示した構造のタイヤサイズ255/50Ｒ16
の空気入りラジアルタイヤを、表１に示す各緒元に従っ
て試作した。これら試作タイヤの周溝は幅：11mm及び深
さ：8.5mm 、この周溝を横切る横溝は幅：５mmおよび深
さ：7.5mm とした。またポリエステルのコード（1500 d
/2）からなるプライの２層になるカーカスの外側には、
ゴム引きしたスチールコード（１×５構造）をタイヤの
赤道に沿って巻回してなる２層のベルト層と、このベル
ト層のさらに外側に配した66ナイロン（1260d/2）をタ
イヤの赤道に沿って巻回してなる１層の補助ベルト層
（トレッド側部で２層）とをそなえる。
の空気入りラジアルタイヤを、表１に示す各緒元に従っ
て試作した。これら試作タイヤの周溝は幅：11mm及び深
さ：8.5mm 、この周溝を横切る横溝は幅：５mmおよび深
さ：7.5mm とした。またポリエステルのコード（1500 d
/2）からなるプライの２層になるカーカスの外側には、
ゴム引きしたスチールコード（１×５構造）をタイヤの
赤道に沿って巻回してなる２層のベルト層と、このベル
ト層のさらに外側に配した66ナイロン（1260d/2）をタ
イヤの赤道に沿って巻回してなる１層の補助ベルト層
（トレッド側部で２層）とをそなえる。
【００１１】
【表１】
【００１２】かくして得られた各タイヤに関し、操縦安
定性試験、実車での各種フィーリング試験を行った結果
について、図４及び表２に示す。
定性試験、実車での各種フィーリング試験を行った結果
について、図４及び表２に示す。
【００１３】
【表２】
【００１４】なお操縦安定性試験は、フラットベルト型
試験機を用いてタイヤのスリップアングルを０〜15°の
範囲で変化させ、発生するサイドフォースを測定した。
またフィーリング試験は、コーナ半径20〜150 ｍの種々
のコーナを有し、ウェット及びドライの路面状態とした
試験路を、最高速度180km/h で走行した際、まず限界の
判りやすさは、コーナリング時のテールスライド始点の
感知し易さを基準とし、限界コントロール性は、テール
スライド後の車両のコントロール性、すなわちテールス
ライド後にスピンすることなしにテールスライド状態で
そのスライド量をコントロールしながらタイヤのグリッ
プを回復して通常走行に移行できるかどうかを基準と
し、回復時の挙動は、テールスライド状態での走行から
通常走行に移行中の車両の挙動、ハンドル操作及びアク
セル操作がスムーズかどうかを基準とした。
試験機を用いてタイヤのスリップアングルを０〜15°の
範囲で変化させ、発生するサイドフォースを測定した。
またフィーリング試験は、コーナ半径20〜150 ｍの種々
のコーナを有し、ウェット及びドライの路面状態とした
試験路を、最高速度180km/h で走行した際、まず限界の
判りやすさは、コーナリング時のテールスライド始点の
感知し易さを基準とし、限界コントロール性は、テール
スライド後の車両のコントロール性、すなわちテールス
ライド後にスピンすることなしにテールスライド状態で
そのスライド量をコントロールしながらタイヤのグリッ
プを回復して通常走行に移行できるかどうかを基準と
し、回復時の挙動は、テールスライド状態での走行から
通常走行に移行中の車両の挙動、ハンドル操作及びアク
セル操作がスムーズかどうかを基準とした。
【００１５】
【発明の効果】この発明によれば、タイヤの限界の把握
が容易でかつ限界前後の挙動変化の穏やかな特性を与え
ることが可能で、特に乗用車における操縦安定性の向上
に大きく寄与するタイヤを提供し得る。
が容易でかつ限界前後の挙動変化の穏やかな特性を与え
ることが可能で、特に乗用車における操縦安定性の向上
に大きく寄与するタイヤを提供し得る。
【図１】この発明に従うタイヤの構造を示す断面図であ
る。
る。
【図２】従来タイヤの接地圧分布を示すグラフである。
【図３】この発明に従うタイヤの接地圧分布を示すグラ
フである。
フである。
【図４】操縦安定性試験の結果を示すグラフである。
１ カーカス ２ ベルト層 ３ トレッド ４ ビードコア ５ 周溝 ６ 陸部 Ｏ タイヤの赤道 Ｔ トレッド端 Ｊ タイヤ回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−60404（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−148702（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−309805（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−204309（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−35004（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭64−49402（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B60C 11/00
Claims (1)
- 【請求項１】 円筒状のクラウン部と、このクラウン部
の両端から径方向内側へ向かってそれぞれ延びるサイド
ウォール部とを、一方のサイドウォール部からクラウン
部を通り他方のサイドウォール部にわたって延びるラジ
アルカーカスで補強し、さらにこのラジアルカーカスと
クラウン部に配置したトレッドとの間にトレッドの全幅
にわたって延びる非伸張性コードのベルト層をそなえる
空気入りラジアルタイヤであって、適用リム装着後に規
定内圧を充てんした状態でのタイヤの回転軸を含む断面
において、タイヤの径方向外側に凸をなすトレッド表面
の輪郭曲線は、タイヤの赤道を中心としたトレッド幅の
25〜40％を占めるトレッド中央区域でタイヤ半径の少な
くとも2.5 倍の曲率半径を有しかつ、このトレッド中央
区域の両側に連続して連なるトレッド側部区域でトレッ
ド中央区域での曲率半径よりも小さい曲率半径を有し、
さらにトレッド端を通るタイヤ回転軸の垂線とこの垂線
に沿って測ったトレッド表面までの距離が最大となるト
レッド表面上の点を通ってタイヤ回転軸に平行の線との
交点及び、上記トレッド側部区域の輪郭曲線の延長線と
上記垂線との交点間の距離は、トレッド幅の5.5 〜7.5
％の範囲にあることを特徴とする操縦安定性に優れる空
気入りラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3016100A JP3068220B2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 操縦安定性に優れる空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3016100A JP3068220B2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 操縦安定性に優れる空気入りラジアルタイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04237608A JPH04237608A (ja) | 1992-08-26 |
| JP3068220B2 true JP3068220B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=11907100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3016100A Expired - Fee Related JP3068220B2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 操縦安定性に優れる空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3068220B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5521746B2 (ja) * | 2010-04-30 | 2014-06-18 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
| CN109501523B (zh) * | 2018-12-04 | 2023-12-01 | 安徽佳通乘用子午线轮胎有限公司 | 一种高里程的全钢子午线轮胎 |
-
1991
- 1991-01-14 JP JP3016100A patent/JP3068220B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04237608A (ja) | 1992-08-26 |
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|---|---|---|---|
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