JP3066548U - コンピュ―タ用椅子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが座った状態で快適にコンピュータを
操作可能であるようにすることを課題とする。 【解決手段】 椅子本体１の両側に強度の高い骨組み１
１を有し、且つ、この骨組み１１から複数の支持ロッド
１２が延びており、各支持ロッド１２の上端に、板状体
１３が設けてある。椅子本体１の下側には、ローラで移
動する方式のスライド座１４が設けてある。操作してい
るときに見る必要がないコンピュータ本体、プリンタ等
はスライド座１４の上に置かれる。モニター、キーボー
ド、マウス等は板状体１３の上に置かれる。これによっ
て、空間が十分に使用され、ユーザが座った状態で快適
にコンピュータを操作することが可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はコンピュータ用椅子に関する。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主な目的は、コンピュータ用椅子を提供するにある。椅子の骨組みか ら延びている支持ロッドに支持された板状体の構成及びローラで移動する方式の スライド座の構成を有するコンピュータ用椅子を提供するにある。 一方、椅子の骨組みから複数の支持ロッドが延びている。各支持ロッドに板状 体が支持してある。椅子の下側に、ローラで移動する方式のスライド座が設けて ある。このスライド座に、コンピュータの周辺設備が直接に搭載される。

【０００３】 また、支持ロッドは、複数段であって、ねじによって連結してある。よって、 各板状体の相対的な距離が調整可能であり、人間工学に合い快適性に役立つ。 本考案は上記課題を解決したコンピュータ用椅子を提供するにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１記載の考案は、椅子本体の両側に強度の高い骨組みを有し；且つ、こ の骨組みから複数の支持ロッドが延びており、各支持ロッドの上端に、板状体が 設けてあり；且つ、椅子本体の下側には、ローラで移動する方式のスライド座が 設けてあり、スライド座の末端の底部に、凸体が配置してあり、凸体と骨組みの 下方の分支ロッドとによって、凸体が分支ロッドに当たってスライド座の全部が 引き出されることを制限する止め機構を構成する構成としたものである。

【０００５】 操作しているときに見る必要がないコンピュータ本体、プリンタ等はスライド 座の上に置き、モニター、キーボード、マウス等は板状体の上に置くことによっ て、空間が十分に使用され、ユーザが座った状態で快適にコンピュータを操作す ることが可能となる。また、スライド座を強く引いた場合でもスライド座の全部 が引き出されて骨組みから外れることが起きない。

【０００６】 請求項２記載の考案は、請求項１記載の考案において、支持ロッドは、複数段 であって、ねじによって連結してある構成としたものである。 ねじを弛め、支持ロッドを適宜動かし、ねじを締めることによって、板状体の 相対角度を調整することが可能となり、これによって、板状体の相対角度をユー ザの座った姿勢に対応させることが可能となる。

【０００７】 請求項３記載の考案は、請求項１記載の考案において、複数の支持ロッドは、 椅子本体に対して同じ側の骨組みに設けてある構成としたものである。 ユーザがコンピュータ用椅子から出るとき、及びユーザがコンピュータ用椅子 に入るときに、骨組みのうち支持ロッドが設けてない側を利用することによって 、ユーザがコンピュータ用椅子から出ること、及びユーザがコンピュータ用椅子 に入ることがとても利便となる。

【０００８】 請求項４記載の考案は、請求項１記載の考案において、上記スライド座は、そ の末端の外側にスリーブが設けてあり、このスリーブが分支ロッドを包んでおり 分支ロッドを相対的に摺動する構成としたものである。 スライド座は両側を分支ロッドにより支持され、スライド座は安定する。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下に、本考案の一実施例になるコンピュータ用椅子について説明する。 図１はコンピュータ用椅子１０を示す。コンピュータ用椅子１０は、椅子本体 １の両側に強度の高い骨組み１１を有し、且つ、この骨組み１１から複数の支持 ロッド１２が延びている構成である。各支持ロッド１２の上端に、板状体１３が 設けてある。椅子本体１の下側には、ローラで移動する方式のスライド座１４が 設けてある。図２に示すように、スライド座１４の末端の底部に、凸体１５が配 置してある。凸体１５と骨組み１１の下方の分支ロッド１６とによって、凸体１ ５が分支ロッド１６に当たってスライド座１４の全部が引き出されることを制限 する止め機構が形成される。よって、スライド座１４を強く引いた場合でもスラ イド座１４の全部が引き出されて骨組み１１から外れてしまう不都合は起きない 。

【００１０】 以上に述べた部品によって、コンピュータ用椅子１０の組立体としては、複数 の板状体１３及び摺動しながら引き出すスライド座１４を利用して、コンピュー タ本体、モニター、キーボード等のコンピュータの周辺設備を配置することが可 能である。図３に示すように、例えば、操作しているときに見る必要がないコン ピュータ本体、プリンタ等はスライド座１４の上に置き、モニター、キーボード 、マウス等は板状体１３の上に置く。これによって、空間が十分に使用され、コ ンピュータ用椅子１０の整合効果で、使用の快適性が向上する。

【００１１】 コンピュータ用椅子１０の支持ロッド１２の構造は複数段であって握りノブ付 きのねじ２によって連結してある構成である。よって、板状体１３の相対角度を 調整することが可能である。このため、図４に示すように、板状体１３の相対角 度をユーザの座った姿勢に対応させることが可能となる。 板状体１３は、椅子本体１の位置に対応して、高、低、前、後という、ふぞろ いな配列状態となる。

【００１２】 複数の支持ロッド１２は、椅子本体１に対して同じ側の骨組み１１に設けてあ る。よって、ユーザがコンピュータ用椅子１０から出ること、及びユーザがコン ピュータ用椅子１０に入ることはとても利便である。 図５及び図６に示すように、スライド座１４の末端の外側にスリーブ１７が設 けてあり、このスリーブ１７が分支ロッド１６を包んでおり分支ロッド１６を相 対的に摺動することによって、スライド座１４が伸縮される。よって、スライド 座１４は両側を分支ロッド１６により支持され、スライド座１４は安定している 。

【００１３】 なお、本考案は上記の実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の 範囲に記載してある考案と均等変化及び修正の範囲も権利範囲に含まれるもので ある。

【００１４】

【考案の効果】

上述の如く、本願の請求項１記載の考案は、椅子の両側に強度の高い骨組みを 有し、且つ、この骨組みから複数の支持ロッドが延びており、各支持ロッドの上 端に、板状体が設けてあり、且つ、椅子本体の下側には、ローラで移動する方式 のスライド座が設けてあり、スライド座の末端の底部に、凸体が配置してあり、 凸体と骨組みの下方の分支ロッドとによって、凸体が分支ロッドに当たってスラ イド座の全部が引き出されることを制限する止め機構を構成する構成としたもの であるため、操作しているときに見る必要がないコンピュータ本体、プリンタ等 はスライド座の上に置き、モニター、キーボード、マウス等は板状体の上に置く ことによって、空間が十分に使用され、ユーザが座った状態で快適にコンピュー タを操作することが可能となる。また、スライド座を強く引いた場合でもスライ ド座の全部が引き出されて骨組みから外れてしまう不都合は起きないように出来 る。

【００１５】 請求項２記載の考案は、請求項１記載の考案において、支持ロッドは、複数段 であって、ねじによって連結してある構成としたものであるため、ねじを弛め、 支持ロッドを適宜動かし、ねじを締めることによって、板状体の相対角度を調整 することが可能となり、これによって、板状体の相対角度をユーザの座った姿勢 に対応させることを可能とし得る。

【００１６】 請求項３記載の考案は、請求項１記載の考案において、複数の支持ロッドは、 椅子本体に対して同じ側の骨組みに設けてある構成としたものであるため、ユー ザがコンピュータ用椅子から出るとき、及びユーザがコンピュータ用椅子に入る ときに、骨組みのうち支持ロッドが設けてない側を利用することによって、ユー ザがコンピュータ用椅子から出ること、及びユーザがコンピュータ用椅子に入る ことがとても利便となる。

【００１７】 請求項４記載の考案は、請求項１記載の考案において、上記スライド座は、そ の末端の外側にスリーブが設けてあり、このスリーブが分支ロッドを包んでおり 分支ロッドを相対的に摺動する構成としたものであるため、スライド座は両側を 分支ロッドにより支持され、スライド座は安定するように出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例のコンピュータ用椅子の斜視
図である。

【図２】図１中、スライド座の部分の構造を示す図であ
る。

【図３】図１のコンピュータ用椅子にコンピュータ本体
及びコンピュータの周辺機器を備えた状態を示す図であ
る。

【図４】図１のコンピュータ用椅子にコンピュータ本体
及びコンピュータの周辺機器を備えて、これを操作する
状態を示す図である。

【図５】別の例のスライド座を示す図である。

【図６】図５中、支持ロッドの相対的な摺動を説明する
図である。

【符号の説明】

１ 椅子本体 １０ コンピュータ用椅子 １１ 骨組み １２ 支持ロッド １３ 板状体 １４ スライド座 １５ 凸体 １６ 分支ロッド １７ スリーブ

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 椅子本体（１）の両側に強度の高い骨組
   み（１１）を有し、 且つ、この骨組み（１１）から複数の支持ロッド（１
   ２）が延びており、各支持ロッド（１２）の上端に、板
   状体（１３）が設けてあり、 且つ、椅子本体（１）の下側には、ローラで移動する方
   式のスライド座（１４）が設けてあり、スライド座（１
   ４）の末端の底部に、凸体（１５）が配置してあり、凸
   体（１５）と骨組み（１１）の下方の分支ロッド（１
   ６）とによって、凸体（１５）が分支ロッド（１６）に
   当たってスライド座（１４）の全部が引き出されること
   を制限する止め機構を構成する構成としたコンピュータ
   用椅子。
2. 【請求項２】 上記支持ロッド（１２）は、複数段であ
   って、ねじ（２）によって連結してある構成とした請求
   項１記載のコンピュータ用椅子。
3. 【請求項３】 上記複数の支持ロッド（１２）は、椅子
   本体（１）に対して同じ側の骨組み（１１）に設けてあ
   る構成とした請求項１記載のコンピュータ用椅子。
4. 【請求項４】 上記スライド座（１４）は、その末端の
   外側にスリーブ（１７）が設けてあり、このスリーブ
   （１７）が分支ロッド（１６）を包んでおり分支ロッド
   （１６）を相対的に摺動する構成とした請求項１記載の
   コンピュータ用椅子。