JP3066411U - 建築用材 - Google Patents

建築用材

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JP3066411U
JP3066411U JP1999005932U JP593299U JP3066411U JP 3066411 U JP3066411 U JP 3066411U JP 1999005932 U JP1999005932 U JP 1999005932U JP 593299 U JP593299 U JP 593299U JP 3066411 U JP3066411 U JP 3066411U
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JP
Japan
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shape
surface side
building
uneven portions
unevenness
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JP1999005932U
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English (en)
Inventor
光夫 河野
Original Assignee
有限会社ナルト工芸
光夫 河野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリップしにくくして転倒等による事故を防
止し得、かつ趣味感も優れた上がり框材、式台、階段用
段板、踊り場の踏板等として使用できる建築用材を提供
する。 【解決手段】角材(または板材)の長手方向に沿って形
成される複数の凹凸部12、16、18、20、22、
24からなる多条凹凸部14を少なくとも上面側に配置
するようにして上がり框、式台、階段用段板、踊り場の
踏板等に使用する角材や板材の建築用材10、26を構
成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は角材や板材の建築用材に関するものであり、特に複数の筋状の凹凸部 を角材や板材の少なくとも上面側に並列状に設けた建築用材に関するものである 。本考案の建築用材は、例えば上がり框用材や式台用材、階段の段板、踊場用板 等として使用すれば特に有効である。
【0002】
【従来の技術】 従来より上がり框、式台、段板、踊場の板等は上面を平坦 に仕上げるのが通例である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような上面が平坦な上がり框、式台、段板、踊場等では、急い でいる場合等にはときとしてスリップし、転倒する等の事故を起こすことがあり 、特に足、腰の弱い老人等にとってその傾向が大きいという問題点があった。 本考案はこのような事情を背景としてなされたものであり、本考案の目的は、 スリップしにくい、上がり框用材、式台用材、階段の段板用材、踊場用材等の建 築用材を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するためになされた本考案は、次のように構成される。 A 角材の長手方向に形成された複数の筋状の凹凸部からなる多条凹凸部が、 前記角材の少なくとも上面側の全面もしくは一部に設けられてなる建築用材。 B 板材の長手方向に形成された複数の筋状の凹凸部からなる多条凹凸部が、 前記板材の少なくとも上面側の全面もしくは一部に設けられてなる建築用材。 C 前記 A項もしくはB項記載の建築用材において、前記多条凹凸部が形成さ れた角材は上がり框用材であり、前記多条凹凸部が形成された板材は式台用材、 階段の段板用材もしくは階段の踊場用材である建築用材。 D 前記A項〜C項のいずれか1項に記載の建築用材において、前記多条凹凸 部の断面形状は外形輪郭が円弧を連ねたような形状、波状、鋸歯状、鋸歯状の頂 部輪郭が円弧状とされたような形状、矩形状の溝と矩形状の頂部が交互に連設さ れたような形状もしくは前記各種断面形状の頂部の一部を平坦に削除したような 形状である建築用材。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下本考案の実施例を記載した図面に基づいて、考案の実施の形態を詳細に説 明する。 図1は、本考案を上がり框用の角材に、図2は式台用や階段の段板用、踊場用 等の板材に、それぞれ適用した例を示す。図1において、10は木の角材の建築 用材であり、図1(イ)〜(ハ)に示すように、その上面側全面に長手方向に複 数の筋状の凹凸部12が密接して形成されてなる多条凹凸部14が設けられてい る。凹凸部12は図1(ニ)に示すように円弧を連ねたような形状をなしており 、その成形は回転カッター(図示省略)で切削して行われる。すなわち、カッタ ーの回転軸の直角方向から見た刃の回転軌跡が図1(ニ)に示す形状のカッター により所定幅づつ順次切削することにより行われる。なお、凹凸部12は、直線 状に往復動するカッターにより1条づつあるいは複数条づつ切削成形することも 可能である。
【0006】 このような多条凹凸部14を有する建築用材10は、図3(イ)に示すように 上がり框材15として使用するときには、その凹凸部がスリップ防止の作用をな し、その上にあがった老人やその他の人が転倒する等の事故を回避できる利点が ある。また、多条凹凸部14は従来なかった趣味感を呈するという利点もある。 角材の素材として、むく材を使用してもよいが、集成材からなる角材表面に堅木 の銘木(けやき、さくら、なら、ぶな等)を張り合わせた集成造作材等を使用し てもよい。
【0007】 凹凸部の形状は、種々変更することも可能である。例えば、図1(ホ)〜(リ )に示すように鋸歯状の凹凸部16、波形の凹凸部18、鋸歯状の頂部を削除し て1歯の断面が梯形状をなすような凹凸部20、頂部も溝部も矩形状の凹凸部2 2,頂部も溝部も梯形状の凹凸部24等としてもよい。その他種々の形状として もよいが、あまり尖鋭な形状では足が痛いので、これを避けるように面取りや丸 味をつけたり、カッターによる成形の容易性、使用時の耐久性等を考慮して決定 することが望ましい。また、凹凸部のピッチも略同様な点を考慮されるが、ここ では3〜7mm程度とされている。
【0008】 図2に示す建築用材26は、板材の上面側全面に長手方向に、前記建築用材1 0の場合と同様な多条凹凸部を設けたものである。凹凸部は、建築用材10と同 様に種々の形状のものを使用できる。このような多条凹凸部を有する建築用材2 6は、図3(ロ)、(ハ)に示すように式台28や階段の段板30、踊場等とし て使用するときには、前記上がり框の場合と同様にスリップを回避できるという 利点がある。
【0009】 図4は、上記実施例の変形例を示す。すなわち、図4(イ)〜(ハ)は、それ ぞれ多条凹凸部を角材上面側の全面ではなく、端部寄りに、あるいは中央寄りに 、あるいは分散して設けた建築用材32,34、36を示す。このような多条凹 凸部は角材だけでなく、板材についても当然適用可能である。
【0010】 前記各実施例では、凹凸部の溝は角材もしくは板材の一端から他端まで同じ深 さで貫通した状態で形成されているが、長手方向にところどころ途切れた状態に 設けることも可能である。また、多条凹凸部は角材や板材の上面側だけでなく、 他の面側に設けてもよい。 以上本考案の実施例について説明したが、本考案はこのような実施例に何ら限 定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で 実施し得ることはもちろんである。
【0011】
【考案の効果】
本考案は上述のように構成されているので、次に記載する効果を奏する。 角材の少なくとも上面側に多条凹凸部を設けた建築用材は、上がり框用材とし て使用するときには、スリップを防止し、転倒による事故を回避し得る利点があ る。また、板材の少なくとも上面側に多条凹凸部を設けた建築用材は、式台用や 階段の段板用、踊場用等として使用するときには、同様にスリップを防止し、転 倒による事故を回避し得る利点がある。さらに、上記両建築用材とも従来例には 見られない趣味感を有する利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)〜(ハ)は本考案の一実施例を示す一部
を省略した平面図、正面図、左側面図であり、(ニ)は
(ハ)の部分拡大図であり、(ホ)〜(リ)は同実施例
に適用し得る凹凸部の他の形状例を示す拡大図である。
【図2】(イ)は本考案の他の実施例を示す一部を省略
した正面図、(ロ)は同実施例の左側面図である。
【図3】(イ)〜(ハ)は前記各実施例の使用例を示す
説明図である。
【図4】(イ)〜(ハ)は図1に示す実施例の変形例を
示す部分断面図である。
【符号の説明】
10 建築用材 12 凹凸部 14 多条凹凸部 15 上がり框 16 凹凸部 18 凹凸部 20 凹凸部 22 凹凸部 24 凹凸部 26 建築用材 28 式台 30 段板 32 建築用材 34 建築用材 36 建築用材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角材の長手方向に形成された複数の筋状
    の凹凸部からなる多条凹凸部が、前記角材の少なくとも
    上面側の全面もしくは一部に設けられてなる建築用材。
  2. 【請求項2】板材の長手方向に形成された複数の筋状の
    凹凸部からなる多条凹凸部が、前記板材の少なくとも上
    面側の全面もしくは一部に設けられてなる建築用材。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは請求項2記載の建築用
    材において、前記多条凹凸部が形成された角材は上がり
    框用材であり、前記多条凹凸部が形成された板材は式台
    用材、階段の段板用材もしくは階段の踊場用材である建
    築用材。
  4. 【請求項4】請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載
    の建築用材において、前記多条凹凸部の断面形状は外形
    輪郭が円弧を連ねたような形状、波状、鋸歯状、鋸歯状
    の頂部輪郭が円弧状とされたような形状、矩形状の溝と
    矩形状の頂部が交互に連設されたような形状もしくは前
    記各種断面形状の頂部の一部を平坦に削除したような形
    状である建築用材。
JP1999005932U 1999-08-06 1999-08-06 建築用材 Expired - Lifetime JP3066411U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013529731A (ja) * 2010-06-29 2013-07-22 エルジー・ハウシス・リミテッド スリップ防止特性に優れた床材及びこれを用いた合成木の床

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JP2013529731A (ja) * 2010-06-29 2013-07-22 エルジー・ハウシス・リミテッド スリップ防止特性に優れた床材及びこれを用いた合成木の床

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