JP3065144B2 - 見切材の取付構造 - Google Patents
見切材の取付構造Info
- Publication number
- JP3065144B2 JP3065144B2 JP3310730A JP31073091A JP3065144B2 JP 3065144 B2 JP3065144 B2 JP 3065144B2 JP 3310730 A JP3310730 A JP 3310730A JP 31073091 A JP31073091 A JP 31073091A JP 3065144 B2 JP3065144 B2 JP 3065144B2
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- JP
- Japan
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- attached
- wall panel
- parting material
- parting
- cover
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- Finishing Walls (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、建物構造枠体に取付
けられた下階外壁パネルと上階外壁パネルとの間に形成
される間隙に防水シートを設け、前記間隙と防水シート
を覆うように取り付ける見切材の取付構造に関する。
けられた下階外壁パネルと上階外壁パネルとの間に形成
される間隙に防水シートを設け、前記間隙と防水シート
を覆うように取り付ける見切材の取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】建物の外壁構造としては、建物構造枠体
に外壁パネルを水平方向に配設した構造のものが知られ
ている。かかる外壁パネル１は、例えば図９〜図１１に
示すように、下階パネル１Ａとこの下階パネル１Ａの上
に取り付ける上階パネル１Ｂとからなるものがある。
に外壁パネルを水平方向に配設した構造のものが知られ
ている。かかる外壁パネル１は、例えば図９〜図１１に
示すように、下階パネル１Ａとこの下階パネル１Ａの上
に取り付ける上階パネル１Ｂとからなるものがある。
【０００３】このような外壁パネル１にあっては、下階
パネル１Ａと上階パネル１Ｂとの間に間隙２が生じ、こ
の間隙２から雨水が浸入するのでこれを防止するために
防水シート３を設けている。そして、外観上の見栄えを
よくするために間隙２および防水シート３を複数の見切
材４で覆っている。
パネル１Ａと上階パネル１Ｂとの間に間隙２が生じ、こ
の間隙２から雨水が浸入するのでこれを防止するために
防水シート３を設けている。そして、外観上の見栄えを
よくするために間隙２および防水シート３を複数の見切
材４で覆っている。
【０００４】見切材４は、複数の取付具５を所定間隔毎
に間隙２に沿って配置するとともにビス６でパネル１
Ａ,１Ｂに固定し、この取付具５に嵌合させて取り付け
るものである。なお、７は建物構造枠体である。
に間隙２に沿って配置するとともにビス６でパネル１
Ａ,１Ｂに固定し、この取付具５に嵌合させて取り付け
るものである。なお、７は建物構造枠体である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな見切材４は、取付具５をビス６で固定し、さらに取
付具５に嵌合させて取り付けているので、その取付け作
業に長時間要してしまう問題があった。また、取付具５
の取付け誤差等によって、図１２に示すように、見切材
４と見切材４との間に段差８が生じてしまい、外観上見
栄えのよいものではなかった。
うな見切材４は、取付具５をビス６で固定し、さらに取
付具５に嵌合させて取り付けているので、その取付け作
業に長時間要してしまう問題があった。また、取付具５
の取付け誤差等によって、図１２に示すように、見切材
４と見切材４との間に段差８が生じてしまい、外観上見
栄えのよいものではなかった。
【０００６】そこで、この発明は、上記問題点に鑑みて
なされたもので、その目的は、見切材の取付け作業時間
の短縮を図ることができ、隣接する見切材の段差を隠す
ことができる見切材の取付構造を提供することにある。
なされたもので、その目的は、見切材の取付け作業時間
の短縮を図ることができ、隣接する見切材の段差を隠す
ことができる見切材の取付構造を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、建物構造枠体に取り付けられた下階外壁
パネルとこの上に取り付けられた上階外壁パネルとの間
に水平方向に形成される間隙に防水シートを設け、前記
間隙と防水シートを覆うように取り付けられる複数の見
切材が取り付けられる構造において、該見切材には前記
下階外壁パネルと上階外壁パネルのうち少なくとも一方
の外壁パネルに位置決めして固定される位置決め固定部
が設けられると共に、 前記複数の見切材の隣接部分を覆
うカバーが取り付けられていることを特徴とする。
達成するため、建物構造枠体に取り付けられた下階外壁
パネルとこの上に取り付けられた上階外壁パネルとの間
に水平方向に形成される間隙に防水シートを設け、前記
間隙と防水シートを覆うように取り付けられる複数の見
切材が取り付けられる構造において、該見切材には前記
下階外壁パネルと上階外壁パネルのうち少なくとも一方
の外壁パネルに位置決めして固定される位置決め固定部
が設けられると共に、 前記複数の見切材の隣接部分を覆
うカバーが取り付けられていることを特徴とする。
【０００８】
【０００９】
【作用】この発明は、外壁パネルの表面に位置決めして
固定される位置決め固定部を見切材に設けたので、見切
材を外壁パネルに位置決めしてから直接固定させること
ができる。
固定される位置決め固定部を見切材に設けたので、見切
材を外壁パネルに位置決めしてから直接固定させること
ができる。
【００１０】また、見切材との隣接部を覆うカバーを取
り付けるので、見切材と見切材とに段差が生じても、そ
の段差を隠すことができる。
り付けるので、見切材と見切材とに段差が生じても、そ
の段差を隠すことができる。
【００１１】
【実施例】以下、この発明に係わる見切材の実施例を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【００１２】図２において、１０はユニット住宅の一部
を構成する建物構造枠体で、これは、下階建物ユニット
１０Ａとこの上に配設される上階建物ユニット１０Ｂ等
からなる。
を構成する建物構造枠体で、これは、下階建物ユニット
１０Ａとこの上に配設される上階建物ユニット１０Ｂ等
からなる。
【００１３】各建物ユニット１０Ａ,１０Ｂは、四隅に
立設した柱１１と、柱１１,１１間を接続した桁梁１２
a,１２bおよび妻梁１３と、桁梁１２a,１２a（１２b,１
２b）間を接続した小梁１４とを備えている。
立設した柱１１と、柱１１,１１間を接続した桁梁１２
a,１２bおよび妻梁１３と、桁梁１２a,１２a（１２b,１
２b）間を接続した小梁１４とを備えている。
【００１４】そして、各ユニット１０Ａ,１０Ｂの外側
面（図２において右側）には、下階外壁パネル１５と上
階外壁パネル１６が図１に示すようにパネルフレーム１
７,１８を介して取り付けられている。パネルフレーム
１７,１８はリベット１９によって柱１１に接合されて
いる。
面（図２において右側）には、下階外壁パネル１５と上
階外壁パネル１６が図１に示すようにパネルフレーム１
７,１８を介して取り付けられている。パネルフレーム
１７,１８はリベット１９によって柱１１に接合されて
いる。
【００１５】下階外壁パネル１５と上階外壁パネル１６
との間に形成される間隙２０には、防水シート２１が設
けられており、雨水の浸入を防止している。この防水シ
ート２１の上部２１aは上階建物ユニット１０Ｂの桁梁
１２aに取り付けた発泡体２２に貼着され、防水シート
２１の下部２１bは下階パネル１５の表面１５aの上部に
両面粘着テープ(図示せず)によって貼着されている。
との間に形成される間隙２０には、防水シート２１が設
けられており、雨水の浸入を防止している。この防水シ
ート２１の上部２１aは上階建物ユニット１０Ｂの桁梁
１２aに取り付けた発泡体２２に貼着され、防水シート
２１の下部２１bは下階パネル１５の表面１５aの上部に
両面粘着テープ(図示せず)によって貼着されている。
【００１６】そして、間隙２０と防水シート２１を覆う
複数の見切材３０が、図３に示すように、間隙２０に沿
って取り付けられている。下階外壁パネル１５,１５間
および上階外壁パネル１６,１６間の間隙である目地部
２５a,２５bには図示しないガスケットが取り付けられ
る。
複数の見切材３０が、図３に示すように、間隙２０に沿
って取り付けられている。下階外壁パネル１５,１５間
および上階外壁パネル１６,１６間の間隙である目地部
２５a,２５bには図示しないガスケットが取り付けられ
る。
【００１７】見切材３０は、図４に示すように、水平方
向に延びた平板部３１を有し、この平板部３１の上端か
ら裏面側へ屈曲した上片部３２が連続形成され、この上
片部３２の先端部には係止部３２aが形成されている。
また、平板部３１の下端から裏面側へ屈曲した下片部３
３が連続形成され、下片部３３の先端部に係止部３３a
が形成されている。
向に延びた平板部３１を有し、この平板部３１の上端か
ら裏面側へ屈曲した上片部３２が連続形成され、この上
片部３２の先端部には係止部３２aが形成されている。
また、平板部３１の下端から裏面側へ屈曲した下片部３
３が連続形成され、下片部３３の先端部に係止部３３a
が形成されている。
【００１８】平板部３１の裏面３１ａには長手方向に沿
うとともに水平方向に突出した脚部３４が連続形成され
ている。そして、脚部３４の中間位置から下片部３３の
先端部まで延びた当接部（位置決め固定部）３５が連続
形成されている。この当接部３５と平板部３１との間は
中空とされ、平板部３１にはその長手方向における両端
部とその間には所定間隔毎にビス止め用のビス孔３６が
形成されている。
うとともに水平方向に突出した脚部３４が連続形成され
ている。そして、脚部３４の中間位置から下片部３３の
先端部まで延びた当接部（位置決め固定部）３５が連続
形成されている。この当接部３５と平板部３１との間は
中空とされ、平板部３１にはその長手方向における両端
部とその間には所定間隔毎にビス止め用のビス孔３６が
形成されている。
【００１９】ビス孔３６は、図５に示すカバー４０で覆
うようになっている。カバー４０は、見切材３０の表面
３０aと同型に形成されたカバー本体４１を有し、カバ
ー本体４１の上下端部には、係止部３２a,３３aと係合
する係合部４１a,４１bが形成されている。カバー本体
４１を見切材３０の表面３０aに嵌合させるとともに、
係合部４１a,４１bを係止部３２a,３３aに係合させて、
カバー４０を見切材３０に取り付けるものである。
うようになっている。カバー４０は、見切材３０の表面
３０aと同型に形成されたカバー本体４１を有し、カバ
ー本体４１の上下端部には、係止部３２a,３３aと係合
する係合部４１a,４１bが形成されている。カバー本体
４１を見切材３０の表面３０aに嵌合させるとともに、
係合部４１a,４１bを係止部３２a,３３aに係合させて、
カバー４０を見切材３０に取り付けるものである。
【００２０】見切材３１の取り付けは、図１に示すよう
に、先ず、見切材３１の当接部３５を防水シート２１の
下部２１bに当接させるとともに脚部３４を下階外壁パ
ネル１５の上端部に当接状態にして見切材３１の位置決
めを行なう。そして、ビス孔３６からビス４２を挿入し
てドライバ４３により当接部３５を下階外壁パネル１５
の上部に固定して取り付ける。この後、図６に示すよう
に、見切材３０の表面３０のビス孔３６の位置にカバー
４０を嵌合させて取り付けていく。見切材３０,３０の
互いに隣接する隣接部分４５は、図７に示すように、カ
バー４０より幅の広いカバー４０´でビス孔３６ととも
に覆うように嵌合させる。
に、先ず、見切材３１の当接部３５を防水シート２１の
下部２１bに当接させるとともに脚部３４を下階外壁パ
ネル１５の上端部に当接状態にして見切材３１の位置決
めを行なう。そして、ビス孔３６からビス４２を挿入し
てドライバ４３により当接部３５を下階外壁パネル１５
の上部に固定して取り付ける。この後、図６に示すよう
に、見切材３０の表面３０のビス孔３６の位置にカバー
４０を嵌合させて取り付けていく。見切材３０,３０の
互いに隣接する隣接部分４５は、図７に示すように、カ
バー４０より幅の広いカバー４０´でビス孔３６ととも
に覆うように嵌合させる。
【００２１】このように、見切材３０の取り付けは、当
接部３５をビス４２で固定していくだけでよいので、そ
の取り付け作業は短時間でよいことになる。また、互い
に隣接する見切材３０,３０の隣接部分４５はカバー４
０´で覆われるので、図８に示すように、見切材３０の
取付け誤差によって段差４６が生じていてもその段差４
６はカバー４０´で隠され、見栄えのよいものとなる。
接部３５をビス４２で固定していくだけでよいので、そ
の取り付け作業は短時間でよいことになる。また、互い
に隣接する見切材３０,３０の隣接部分４５はカバー４
０´で覆われるので、図８に示すように、見切材３０の
取付け誤差によって段差４６が生じていてもその段差４
６はカバー４０´で隠され、見栄えのよいものとなる。
【００２２】以上、実施例を図面に基づいて説明してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっ
ても本発明に含まれることは当然である。
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっ
ても本発明に含まれることは当然である。
【００２３】例えば、本願発明の実施例では、当接部３
５を下階外壁パネル１５に固定するものについて説明し
たが、上階外壁パネル１６に固定するように当接部３５
を形成してもよい。また、その固定はビス４２を使用し
ているが接着剤を使用してもよいことは勿論である。
５を下階外壁パネル１５に固定するものについて説明し
たが、上階外壁パネル１６に固定するように当接部３５
を形成してもよい。また、その固定はビス４２を使用し
ているが接着剤を使用してもよいことは勿論である。
【００２４】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、外壁パネルに位置決めして固定させる位置決め固
定部を見切材に設け、この位置決め固定部を外壁パネル
に位置決めしてから固定させて見切材を取り付けている
ので、その取付けに要する作業時間は短時間でよいこと
になる。また、互いに隣接する見切材の隣接部分はカバ
ーで嵌合されているので、見切材の取付け誤差によって
段差が生じてもその段差はカバーで隠され、見栄えのよ
いものとなる。
れば、外壁パネルに位置決めして固定させる位置決め固
定部を見切材に設け、この位置決め固定部を外壁パネル
に位置決めしてから固定させて見切材を取り付けている
ので、その取付けに要する作業時間は短時間でよいこと
になる。また、互いに隣接する見切材の隣接部分はカバ
ーで嵌合されているので、見切材の取付け誤差によって
段差が生じてもその段差はカバーで隠され、見栄えのよ
いものとなる。
【図１】この発明に係わる見切材を外壁パネルに取り付
けた状態を示した断面図、
けた状態を示した断面図、
【図２】前記見切材を使用するユニット住宅の一部を構
成する建物構造枠体を示した斜視図、
成する建物構造枠体を示した斜視図、
【図３】見切材を外壁パネルに取り付けた状態を示した
正面図、
正面図、
【図４】見切材の形状を示した斜視図、
【図５】カバーの形状を示した斜視図、
【図６】図１に示す見切材にカバーを取り付けた状態を
示した断面図、
示した断面図、
【図７】見切材の互いに隣接する隣接部分にカバーを取
り付けた状態を示した正面図、
り付けた状態を示した正面図、
【図８】見切材の段差を隠す状態を示した説明図、
【図９】従来の見切材の外壁パネルに取り付ける方法を
示した断面図、
示した断面図、
【図１０】従来の見切材を外壁パネルに取り付けた状態
を示した断面図、
を示した断面図、
【図１１】見切材を外壁パネルに取り付けた状態を示し
た正面図、
た正面図、
【図１２】見切材と見切材との間に段差ができた状態を
示した説明図である。
示した説明図である。
１０ 建物構造枠体 １５ 下階外壁パネル １６ 上階外壁パネル ２０ 間隙 ２１ 防水シート ３０ 見切材 ３５ 当接部（位置決め固定部）
Claims (1)
- 【請求項１】 建物構造枠体に取り付けられた下階外壁
パネルとこの上に取り付けられた上階外壁パネルとの間
に水平方向に形成される間隙に防水シートを設け、前記
間隙と防水シートを覆うように取り付けられる複数の見
切材が取り付けられる構造において、該見切材には 前記下階外壁パネルと上階外壁パネルのう
ち少なくとも一方の外壁パネルに位置決めして固定され
る位置決め固定部が設けられると共に、 前記複数の見切材の隣接部分を覆うカバーが取り付けら
れている ことを特徴とする見切材の取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3310730A JP3065144B2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 見切材の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3310730A JP3065144B2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 見切材の取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05148992A JPH05148992A (ja) | 1993-06-15 |
| JP3065144B2 true JP3065144B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=18008792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3310730A Expired - Lifetime JP3065144B2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 見切材の取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3065144B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4658351B2 (ja) * | 2001-02-23 | 2011-03-23 | 大和ハウス工業株式会社 | 外壁構造 |
| JP4113884B2 (ja) * | 2005-04-26 | 2008-07-09 | ニチハ株式会社 | 幕板およびその幕板を用いた外壁施工構造 |
-
1991
- 1991-11-26 JP JP3310730A patent/JP3065144B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05148992A (ja) | 1993-06-15 |
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