JP3063391B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP3063391B2
JP3063391B2 JP4139601A JP13960192A JP3063391B2 JP 3063391 B2 JP3063391 B2 JP 3063391B2 JP 4139601 A JP4139601 A JP 4139601A JP 13960192 A JP13960192 A JP 13960192A JP 3063391 B2 JP3063391 B2 JP 3063391B2
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tape
tape cassette
cassette
small
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秀明 栗山
秀昭 川田
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Sony Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な記録再生装置に関
する。詳しくは、大きさが異なると共にテープリールに
対するロックを解除するためのリールロック解除部材が
挿入される位置が異なる2種類以上のテープカセットを
使用する記録再生装置において、簡単な機構によって大
テープカセットの使用時に小テープカセット用のリール
ロック解除部材が大テープカセットの装着に邪魔になら
ないようにして、大テープカセットの形状が必要以上に
大きくならないようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来の大きさが異なるテープカセットを
使用する所謂コンパチブルタイプの記録再生装置におい
ては、大小のテープカセットのテープリールにたいする
ロックの解除を同じ位置で行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、小テープカ
セットに対するテープリールのロック解除位置は大テー
プカセットの2つのテープリールの間の位置に相当する
ので、大テープカセットにおいて、2つのテープリール
の間の位置にリールロック解除部材の挿入に応じてロッ
ク解除位置へと移動する部材を配置しなければならず、
このために、2つのテープリールの間の間隔を大きくし
なければならず、大テープカセットの大きさが大きくな
ってしまうという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明記録再生
装置は、上記課題を解決するために、少なくとも大きさ
の異なる大小2種類のテープカセットに対応してリール
台同士を近づけたり遠ざけたりするためにリール台を移
動させる手段と、大小2種類のテープカセット内にそれ
ぞれ挿入され、磁気テープを巻回する一対のテープリー
ルのロックを解除する大テープカセット用リールロック
解除部材と小テープカセット用リールロック解除部材と
を有する記録再生装置であって、小テープカセットが記
録再生装置に挿入されたときには、小テープカセット用
リールロック解除部材が小テープカセット内に挿入され
てテープリールのロックを解除し、大テープカセットが
記録再生装置に挿入されたときには、小テープカセット
用リールロック解除部材は大テープカセットの底面で押
し下げられるとともに、大テープカセット用リールロッ
ク解除部材が大テープカセット内に挿入されてテープリ
ールのロックを解除するように構成されたものである。
【0005】
【作用】従って、本発明記録再生装置にあっては、大テ
ープカセットの装着時には、小テープカセット用のリー
ルロック解除部材は大テープカセットに押されて移動し
て、大テープカセットの装着の邪魔にはならないので、
大テープカセットには、小テープカセット用のリールロ
ック解除部材逃げる部分等を設ける必要がなく、ま
た、リールロック解除部材の挿入に応じてロック解除位
置へと移動する部材はテープリールと干渉しない位置に
配置することが出来、大テープカセットの大きさを必要
以上に大きくする必要がない。
【0006】
【実施例】以下に本発明記録再生装置の詳細を添付図に
示す実施例に従って説明する。
【0007】先ず、テープカセットについて説明する。
【0008】1は小テープカセットであり、2はそのカ
セットケースであり、該カセットケース2は上方から見
て横長の長方形をした偏平な箱状をしており、その前面
の左右両端部にテープ出口3、3が形成され、また、カ
セットケース2の前面部のうちテープ出口3と3との間
の部分が前方と下方に開口されたマウス部4となってい
る。該マウス部4はテープカセット1が記録再生装置に
装着されたときにテープ引出用の部材、即ち、テープロ
ーディング部材が挿入される部分である。
【0009】5、5はカセットケース2内に左右に並ん
で回転自在に収納されたテープリールであり、該テープ
リール5、5は円筒状のリールハブ6、6と該リールハ
ブの上下両端から側方へ突出したフランジ7、7及び
8、8とから成り、下側のフランジ8、8の周縁にはロ
ック用の係合歯9、9、・・・が形成されている。
【0010】10は磁気テープであり、その両端部が上
記リールハブ6、6に止着され、かつ、所定量巻装され
ている。
【0011】磁気テープ10の一部は上記テープ出口
3、3からカセットケース2外へ導出され、不使用時に
はマウス部4の前面に沿って架け渡されている。尚、1
1、11はテープ出口3、3のマウス部4側の端部に形
成されたカセット内ガイドであり、不使用時に磁気テー
プ10が巻き付けられている。
【0012】12はカセットケース2の前面部に回動自
在に支持されたフロントリッドであり、不使用時にマウ
ス部4の前面に沿って位置している磁気テープ10の前
面側を覆って保護し、使用時には上方へ回動して磁気テ
ープ10の前面側を開放する。
【0013】また、上記テープリール5、5のリールハ
ブ6、6にその下端面に開口するように形成されたリー
ル台係合穴6a、6aはカセットケース2の底面壁2a
に形成されたリール台挿通孔13、13を通して外部に
臨んでいる。
【0014】14はカセットケース2内の後端部中央に
前後方向に摺動自在に配置された摺動体であり、稍前後
方向に長い角ブロック状をしており、後端部の両側部に
は後方を向いた係合切欠15が形成され、また、後端面
に開口した円形のバネ配置穴16が形成されている。
【0015】そして、摺動体14にはその下端面に開口
した凹部17が形成され、該凹部17の後面の下端部は
後ろ下がりに傾斜した傾斜面17aとされている。
【0016】18はコイルバネであり、その前端部は上
記摺動体14のバネ配置穴16内に挿入され、その後端
はカセットケース2の後面壁2bの内面に弾接され、こ
れによって、摺動体14には前方への移動力が付勢され
ている。尚、カセットケース2内に図示しないストッパ
が形成されていて、摺動体14の移動範囲の前端を限定
している。
【0017】19はカセットケース2の底面壁2aに形
成された挿通孔であり、該挿通孔19を通して摺動体1
4の凹部17、特に、傾斜面17aを含む部分がカセッ
トケース2外に臨んでいる。
【0018】20、20はテープリール5、5をロック
するロック部材である。尚、ロック部材20と20とは
左右対称の形状をしているので、右側のロック部材20
について詳細に説明し、左側のロック部材20について
は、その各部に右側のロック部材20の同様の部分に付
した符号と同じ符号を付して、説明を省略する。
【0019】21は筒状をした基部であり、該基部21
の外周面から略ヘ字状をした腕片22が略左方へ向かっ
て突設され、該腕片22の略中間の部分から爪片23が
略前方へ向けて突設されている。また、爪片23の腕片
22寄りの部分の上面にはバネ掛け部24が突設されて
いる。そして、このようなロック部材20はその基部が
カセットケース2の底面壁2aに立設された支持ピン2
5に回動自在に外嵌される。
【0020】26はトーションバネであり、そのコイル
部26aが上記支持ピン25に外嵌状に支持され、一方
の腕26bがカセットケース2の後面壁2bの内面に弾
接し、他方の腕26cがロック部材20のバネ掛け部2
4に後方から弾接し、これによって、ロック部材20に
は上方から見て時計回り方向への回動力が付勢され、よ
って、ロック部材の腕片22の左端部22aが上記摺動
体14の右側の係合切欠15に弾接する。
【0021】しかして、摺動体14がその移動範囲の前
端に位置しているときは、ロック部材20、20の爪片
23、23の先端がテープリール5、5の係合歯9、9
に係合して、テープリール5、5をその位置にロックす
る。
【0022】そして、摺動体14が後方へ移動すると、
ロック部材20、20の腕片22、22の先端部が摺動
体14の係合切欠15によって後方へ押圧され、これに
よって、右側のロック部材20は上方から見て反時計回
り方向へ、左側のロック部材20は時計回り方向へ、そ
れぞれ回動されて、その爪片23、23の先端がテープ
リール5、5の係合歯9、9から離れ、これによって、
テープリール5、5に対するロックが解除される。
【0023】27は大テープカセットであり、28はそ
のカセットケースであり、該カセットケース28は上方
から見て横長の長方形をした偏平な箱状をしている。そ
して、該カセットケース28はその左右幅及び前後幅と
も上記小テープカセット1のカセットケース2のそれら
よりかなり大きく形成されている。
【0024】そして、カセットケース28の前面の左右
両端寄りの部分にテープ出口29、29が形成され、ま
た、カセットケース28の前面部のうちテープ出口29
と29との間の部分が前方と下方に開口されたマウス部
30となっている。該マウス部30はテープカセット2
7が記録再生装置に装着されたときにテープ引出用の部
材、即ち、テープローディング部材が挿入される部分で
ある。
【0025】31、31はカセットケース28内に左右
に並んで回転自在に収納されたテープリールであり、該
テープリール31、31は円筒状のリールハブ32、3
2と該リールハブの上下両端から側方へ突出したフラン
ジ33、33及び34、34とから成り、下側のフラン
ジ34、34の周縁にはロック用の係合歯35、35、
・・・が形成されている。
【0026】36は磁気テープであり、その両端部が上
記リールハブ32、32に止着され、かつ、所定量巻装
されている。
【0027】磁気テープ36の一部は上記テープ出口2
9、29からカセットケース28外へ導出され、不使用
時にはマウス部30の前面に沿って架け渡されている。
尚、37、37はテープ出口29、29のマウス部30
側の端部に形成されたカセット内ガイドであり、不使用
時に磁気テープ36が巻き付けられている。
【0028】更に、カセットケース28の前端部の左右
両端寄りの位置には前方と上下に開口した左右幅が狭く
前後に延びる凹部38、38が形成されている。
【0029】39はカセットケース28の前面部に回動
自在に支持されたフロントリッドであり、不使用時にマ
ウス部30の前面に沿って位置している磁気テープ36
の前面側を覆って保護し、使用時には上方へ回動して磁
気テープ36の前面側を開放する。尚、フロントリッド
39の側面部39a、39aがカセットケース28の凹
部38、38内でカセットケース28に回動自在に支持
されている。
【0030】また、上記テープリール31、31のリー
ルハブ32、32にその下端面に開口するように形成さ
れたリール台係合穴32a、32aはカセットケース2
8の底面壁28aに形成されたリール台挿通孔40、4
0を通して外部に臨んでいる。
【0031】41はカセットケース28内の後端部中央
に前後方向に摺動自在に配置された摺動体であり、稍前
後方向に長い角ブロック状をしており、後端部の両側部
には後方を向いた係合切欠42が形成され、また、後端
面に開口した円形のバネ配置穴43が形成されている。
【0032】そして、摺動体41にはその下端面に開口
した凹部44が形成され、該凹部44の後面の下端部は
後ろ下がりに傾斜した傾斜面44aとされている。
【0033】45はコイルバネであり、その前端部は上
記摺動体41のバネ配置穴43内に挿入され、その後端
はカセットケース28の後面壁28bの内面に弾接さ
れ、これによって、摺動体41には前方への移動力が付
勢されている。尚、カセットケース28内に図示しない
ストッパが形成されていて、摺動体41の移動範囲の前
端を限定している。
【0034】46はカセットケース28の底面壁28a
に形成された挿通孔であり、該挿通孔46を通して摺動
体41の凹部44、特に、傾斜面44aを含む部分がカ
セットケース28外に臨んでいる。
【0035】47、47はテープリール31、31をロ
ックするロック部材である。尚、ロック部材47と47
とは左右対称の形状をしているので、右側のロック部材
47について詳細に説明し、左側のロック部材47につ
いては、その各部に右側のロック部材47の同様の部分
に付した符号と同じ符号を付して、説明を省略する。
【0036】48は筒状をした基部であり、該基部48
の外周面から略ヘ字状をした腕片49が略左方へ向かっ
て突設され、また、基部48から略前方へ向けて爪片5
0が突設されている。また、腕片49の略中間の部分の
上面にはバネ掛け部51が突設されている。そして、こ
のようなロック部材47はその基部48がカセットケー
ス28の底面壁28aに立設された支持ピン52に回動
自在に外嵌される。
【0037】53はトーションバネであり、そのコイル
部53aが上記支持ピン52に外嵌状に支持され、一方
の腕53bがカセットケース28の後面壁28bの内面
に弾接し、他方の腕53cがロック部材47のバネ掛け
部51に後方から弾接し、これによって、ロック部材4
7には上方から見て時計回り方向への回動力が付勢さ
れ、よって、ロック部材の腕片49の左端部49aが上
記摺動体41の右側の係合切欠42に弾接する。
【0038】しかして、摺動体41がその移動範囲の前
端に位置しているときは、ロック部材47、47の爪片
50、50の先端がテープリール31、31の係合歯3
5、35に係合して、テープリール31、31をその位
置にロックする。
【0039】そして、摺動体41が後方へ移動すると、
ロック部材47、47の腕片49、49の先端部49
a、49aが摺動体41の係合切欠42によって後方へ
押圧され、これによって、右側のロック部材47は上方
から見て反時計回り方向へ、左側のロック部材47は時
計回り方向へ、それぞれ回動されて、その爪片50、5
0の先端がテープリール31、31の係合歯35、35
から離れ、これによって、テープリール31、31に対
するロックが解除される。
【0040】54は記録再生装置であり、55はそのシ
ャーシである。
【0041】56、56はガイド軸であり、シャーシ5
5の中央部から手前側へ略90度の角度に開くように配
置されている。
【0042】57、57は上記ガイド軸56、56の向
こう側へ離間して各ガイド軸56、56に対して平行に
延びるように配置されたガイドレールであり、ガイド軸
56、56に対向した側に開口したガイド溝57a、5
7aが形成されている。
【0043】58、58はリール台ブロックであり、リ
ール台59、59及びリール台モータ60、60を支持
しており、リール台59、59はそれぞれのリール台モ
ータ60、60によって直接回転せしめられるようにな
っている。
【0044】各リール台ブロック58、58は一方の側
部に軸受部61、61、・・・が形成され、他方の側部
に摺動突起62、62が突設されており、軸受部61、
61、・・・が上記ガイド軸56、56に摺動自在に外
嵌され、摺動突起62、62が上記ガイドレール57、
57のガイド溝57a、57a摺動自在に係合してい
る。
【0045】63、63はラックであり、リール台ブロ
ック58、58の軸受部61、61、・・・が形成され
た側に水平に突設されている。
【0046】64、64はシャーシ55の手前側の位置
に左右に稍離間して回転自在に支持された平ギヤ状をし
た駆動ギヤであり、リール台ブロック58、58のラッ
ク63、63と噛合している。
【0047】65、65は上記駆動ギヤ64、64の下
側で、かつ、該駆動ギヤ64、64と同軸に回転自在に
支持されたウォームホィールであり、該ウォームホィー
ル65、65と駆動ギヤ64、64とはリミッタバネ6
6、66を介して一体的に連結されている。
【0048】67はウォームであり、シャーシ55の手
前側で前後方向に延びシャーシ55に対して回転可能に
支持されている軸68に軸方向に移動可能にかつ回転不
能に支持され、上記ウォームホィール65、65と噛合
されている。
【0049】69、69はコイルバネであり、上記軸6
8の両端側からウォーム67を押圧して、これによって
ウォーム67を軸68の略中央に保持している。
【0050】そして、軸68の手前端に平ギヤ状をした
入力ギヤ70が固定されている。
【0051】71はモータであり、ウォーム67の下方
においてシャーシ55に固定されており、その回転軸7
1aに平ギヤ状をした出力ギヤ72が固定されており、
該出力ギヤ72が上記入力ギヤ70と噛合されている。
【0052】しかして、モータ71が駆動されると、そ
の回転が、出力ギヤ72、入力ギヤ70を介して伝達さ
れて、ウォーム67が回転される。そして、ウォーム6
7が回転すると、ウォームホィール65と65とが上方
から見て逆の方向へ回転され、該ウォームホィール6
5、65の回転がリミッタバネ66、66を介して駆動
ギヤ64、64に伝達され、該駆動ギヤ64、64によ
ってリール台ブロック58、58のラック63、63を
送ることになり、これによって、リール台ブロック58
と58とが互いに近づく方へ又は互いに離れる方へ移動
される。
【0053】73はモータ71、ウォーム67等からな
る駆動部と上記ガイド軸56、56の出合部、即ち、シ
ャーシ55の略中央部との間の位置に立設された支持軸
である。
【0054】74は上記支持軸73の左側で稍奥側に寄
った位置に立設された位置決板である。
【0055】75は小テープカセット1用のリールロッ
ク解除部材であり、76は角ブロック状をした主部であ
る。
【0056】そして、主部76の一端に寄った部分には
そこを上下方向に貫通した挿通孔77が形成され、主部
76の他端に寄った部分の上面からはロック解除ピン7
8が立設されている。該ロック解除ピン78の上端部7
8aは先細りになるように形成されている。また、主部
76の上端部のうちロック解除ピン78が立設されてい
る箇所の右側からストッパ片79が右方へ突設されてい
る。
【0057】このようなリールロック解除部材75はそ
の挿通孔77に上記支持軸73が摺動自在に挿通され、
これによって、支持軸73に上下動自在に支持されてい
る。80は支持軸73の上端部に止着された止めワッシ
ャであり、この止めワッシャ80によってリールロック
解除部材75の支持軸73からの抜けが防止されてい
る。
【0058】81はコイルバネであり、リールロック解
除部材75の主部76とシャーシ55との間で支持軸7
3に外嵌かつ圧縮されている。従って、リールロック解
除部材75はこのコイルバネ81の弾発力により上方へ
の移動力を付勢されており、上方からの押圧力を受けて
いないときは、主部76の上面が止めワッシャ80に当
接したところに位置している。
【0059】コイルバネ81の下端から突出した腕片8
1aは上記位置決板74の後縁の下端部に後ろから弾接
し、コイルバネ81の上端から突出した腕片81bはリ
ールロック解除部材75の主部76の右側面の下端部に
弾接され、これによって、リールロック解除部材75に
は上方からみて反時計回り方向への回動力が付勢されて
おり、従って、主部76の左側面が上記位置決板74の
右側面に当接して、位置決めされる。
【0060】82は大テープカセット27用のリールロ
ック解除部材であり、上記ウォームホィール65と65
との間の位置から上方へ突出されている。具体的には、
板金材料からなるウォーム67やモータ71等のブラケ
ット83の一部を上方へ突出させて形成されている。そ
して、該リールロック解除部材82の上端部82aは先
細りに形成されている。
【0061】尚、この他、記録再生装置54にはヘッド
ドラムやキャプスタン等が設けられるが、これら本発明
に直接関係のないものは図示及び説明を省略してある。
【0062】次に、動作について説明する。
【0063】図示しないカセットホルダーに小テープカ
セット1が挿入されると、図示しないセンサがそれを検
知してモータ71を駆動する指令が出され、それによっ
て、モータ71が駆動されて、リール台ブロック58、
58が図13に示す小カセット位置に移動する。
【0064】そして、リール台ブロック58、58が小
カセット位置に移動すると、右側のリール台ブロック5
8のラック63が形成された部分がリールロック解除部
材75のストッパ片79の直ぐ下側に入り込む。これに
よって、リールロック解除部材75は下降することが出
来ない状態となる。
【0065】そこで、カセットホルダーに保持された小
テープカセット1がカセット装着位置に下降してくる
と、リールロック解除部材75のロック解除ピン78の
上端部78aが小テープカセット1の挿通孔17からカ
セットケース2内に侵入する。そして、カセットケース
2内に侵入したロック解除ピン78の上端部78aは摺
動体14の凹部17内に入り、その傾斜面17aを押圧
する。摺動体14はその傾斜面17aを押圧されること
によって後方への移動力を与えられ、コイルバネ18に
よる移動力に抗して後方へ移動する。そして、摺動体1
4が後方へ移動すると、ロック部材20、20の腕片2
2、22の先端部22a、22aが後方へ向けて押圧さ
れて、ロック部材20、20はテープリール5、5に対
するロックを解除する方へ回動して、その爪片23、2
3の先端がテープリール5、5の係合歯9、9から離間
する。
【0066】以上のようにして、テープリール5、5に
対するロックが解除される。
【0067】大テープカセット27が図示しないカセッ
トホルダーに挿入されると、それが図示しないセンサに
よって検知されて、モータ71が駆動されて、リール台
ブロック58、58が図17に示す大カセット位置へと
移動される。
【0068】そして、リール台ブロック58、58が大
カセット位置へと移動すると、右側のリール台ブロック
58のラック63が形成されている部分がリールロック
解除部材75のストッパ片79の下側から移動されてし
まい、リールロック解除部材75の下方への移動を邪魔
するものがなくなってしまう。
【0069】そこで、大テープカセット27がその装着
位置へ下降してくると、そのカセットケース28の挿通
孔46からリールロック解除部材82の上端部82aが
カセットケース28内に入り、摺動体41の凹部44の
傾斜面44aを押圧し、これによって、摺動体41を後
方へ移動させて、テープリール31、31に対するロッ
クを解除する。
【0070】一方、カセットケース28の底面壁28a
の下面が小テープカセット1用のリールロック解除部材
75のロック解除ピン78の上端を押圧する。これによ
って、リールロック解除部材75はコイルバネ81の弾
発力に抗して下方へ移動して、大テープカセット27の
装着を妨げないようになる。
【0071】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明記録再生装置は、少なくとも大きさの異なる
大小2種類のテープカセットに対応してリール台同士を
近づけたり遠ざけたりするためにリール台を移動させる
手段と、大小2種類のテープカセット内にそれぞれ挿入
され、磁気テープを巻回する一対のテープリールのロッ
クを解除する大テープカセット用リールロック解除部材
と小テープカセット用リールロック解除部材とを有する
記録再生装置であって、小テープカセットが記録再生装
置に挿入されたときには、小テープカセット用リールロ
ック解除部材が小テープカセット内に挿入されてテープ
リールのロックを解除し、大テープカセットが記録再生
装置に挿入されたときには、小テープカセット用リール
ロック解除部材は大テープカセットの底面で押し下げら
れるとともに、大テープカセット用リールロック解除部
材が大テープカセット内に挿入されてテープリールのロ
ックを解除するように構成されたことを特徴とする。
【0072】従って、本発明記録再生装置にあっては、
大テープカセットの装着時には、小テープカセット用の
リールロック解除部材は大テープカセットに押されて移
動して、大テープカセットの装着の邪魔にはならないの
で、大テープカセットには、小テープカセット用のリー
ルロック解除部材逃げる部分等を設ける必要がなく、
また、リールロック解除部材の挿入に応じてロック解除
位置へと移動する部材はテープリールと干渉しない位置
に配置することが出来、大テープカセットの大きさを必
要以上に大きくする必要がない。
【0073】尚、上記実施例において示した具体的な形
状乃至構造は何れも本発明の具体化に当たってのほんの
一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技
術的範囲が限定的に解釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープリールがロックされている状態を示す小
テープカセットの水平断面図である。
【図2】テープリールのロックが解除された状態を示す
小テープカセットの水平断面図である。
【図3】小テープカセットの底面図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う拡大断面図である。
【図5】図2のV−V線に沿う拡大断面図である。
【図6】図1中A部の拡大図である。
【図7】テープリールがロックされている状態を示す大
テープカセットの水平断面図である。
【図8】テープリールのロックが解除された状態を示す
大テープカセットの水平断面図である。
【図9】大テープカセットの底面図である。
【図10】図7のX−X線に沿う拡大断面図である。
【図11】図8のXI−XI線に沿う拡大断面図であ
る。
【図12】図7中B部の拡大図である。
【図13】小テープカセットを装着する状態にある記録
再生装置を示す平面図である。
【図14】一部を切り欠いて示す正面図である。
【図15】要部の断面図である。
【図16】小テープカセットを装着した記録再生装置の
要部の断面図である。
【図17】大テープカセットを装着する状態にある記録
再生装置を示す平面図である。
【図18】一部を切り欠いて示す正面図である。
【図19】要部の断面図である。
【図20】大テープカセットを装着した記録再生装置の
要部の断面図である。
【符号の説明】
1 小テープカセット 5 テープリール10 磁気テープ 27 大テープカセット 31 テープリール36 磁気テープ 54 記録再生装置 58、63、64、65、66、67、70、71、7
2 リール台を移動させる手段 59リール台 75 小テープカセット用のリールロック解除部材 82 大テープカセット用のリールロック解除部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも大きさの異なる大小2種類の
    テープカセットに対応してリール台同士を近づけたり遠
    ざけたりするためにリール台を移動させる手段と、 上記大小2種類のテープカセット内にそれぞれ挿入さ
    れ、磁気テープを巻回する一対のテープリールのロック
    を解除する大テープカセット用リールロック解除部材と
    小テープカセット用リールロック解除部材とを有する記
    録再生装置であって、 上記小テープカセットが上記記録再生装置に挿入された
    ときには、上記小テープカセット用リールロック解除部
    材が上記小テープカセット内に挿入されて上記テープリ
    ールのロックを解除し、 上記大テープカセットが上記記録再生装置に挿入された
    ときには、上記小テープカセット用リールロック解除部
    材は上記大テープカセットの底面で押し下げられるとと
    もに、上記大テープカセット用リールロック解除部材が
    上記大テープカセット内に挿入されて上記テープリール
    のロックを解除するように構成された ことを特徴とする
    記録再生装置。
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