JP3062900B2 - インバータ制御装置 - Google Patents

インバータ制御装置

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JP3062900B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータ駆動に使用するイ
ンバータ制御装置に関し、特に、誘導モータを高いPW
M周波数で駆動する用途に適する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のインバータ制御装置の一例
を示すブロック図であり、電流制御回路17は、上位制
御回路からの電流指令iu,iv,iwと、電流
検出器14,15によって検出されるモータ16の相電
流iu,ivに基づいてモータ各相の電流偏差を求め、
これを比例及び積分増幅することで、モータ各相に印加
すべき電圧指令vu,vv,vwを作成してPW
M信号発生回路18へ送出する。電圧指令vu,vv
,vwはPWM信号発生回路18によって、指令値
に比例したon/offデューティを持つPWM信号S
IGU,SIGV,SIGWに変換され、デッドタイム
発生回路b20へ送出される。
【0003】デッドタイム発生回路b20はPWM信号
SIGU,SIGV,SIGWを後述する方法を用い
て、インバータのパワー素子2〜7に対するon/of
f指令信号G1〜G6に変換し、各パワー素子2〜7の
ゲート回路8〜13に入力する。ゲート回路8〜13は
on/off指令信号G1〜G6に従い各パワー素子2
〜7をon/offすることにより、コンバータ1によ
って整流された直流電圧を、電圧指令vu,vv
vwに比例したデューティでモータ16の各相に印加
する。このようにしてモータ各相の相電流は、電流指令
に一致するように制御される。
【0004】以下にデッドタイム発生回路の動作例につ
いて説明する。図4は図3のデッドタイム発生回路b2
0の構成のうちU相に関する部分のみを示すブロック図
であり、V相についても同様のブロックが含まれる。こ
こでは、各相のブロックは対象なためU相のみを取り上
げて説明する。図6(a)に示すようなPWM信号SI
GUの変化は、エッジ検出回路21によって検出され、
図6(b)のようなワンショット回路25のトリガ信号
TRUとなる。ワンショット回路25は、トリガ信号T
RUの立ち上がりエッジごとに、時間幅tdの図6
(c)のようなパルス信号DTUを発生して論理回路b
26へ送出する。論理回路b26は、パルス信号DTU
とPWM信号SIGUとから、数1,数2の論理式を使
用して、デッドタイム幅tdの図6(d),(e)に示
すようなゲート信号G1,G2を発生する。
【数1】
【数2】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のインバータ制御
装置の各部の信号波形を図5の(a)〜(f)に示す。
(a)は三角波比較方式を用いたPWM信号発生回路1
8における三角波VTと指令電圧Vuの関係を示した
図であり、両信号を大小比較して、(b)のPWM信号
SIGUが得られる。この際の信号のオフ幅はTとな
る。一方、ゲート信号G1,G2は、上下のパワー素子
が同時にオンするのを防ぐためデッドタイムtdが付加
されて(c),(d)の波形となり、実際のU相印加電
圧は、(e),(f)のようになる(U相電流の極性で
異なる)。ここで、U相電圧がロ一側になる時間幅T
n+,Tn−は、パワー素子のオン時間オフ時間をそれ
ぞれton,toffとすれば、以下の数3,数4のよ
うになる。
【数3】Tn+=T+td+(ton−toff)
【数4】Tn−=T−td+(ton−toff)
【0006】したがって、電流の極性が変化する前後に
おいて、U相の印加電圧は2・tdだけ変化してしま
い、この影響でU相電流波形が0付近で歪んでしまう。
このように従来のインバータ制御装置では、デッドタイ
ムによって実際の印加電圧が指令と異なり電流波形が0
付近で歪んでしまうという問題があった。本発明は、上
記の問題に鑑みて成されたものであり、本発明の目的
は、CPUでの演算を行なうことなく、デッドタイムに
よる電流の歪みを防止できるインバータ制御装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、インバータの
出力電圧指令に比例したデューティ比のPWM信号を発
生するPWM信号発生回路と、前記PWM信号に対し短
絡防止のデッドタイムを設けてインバータアームの上下
のパワー素子へのオンオフ指令信号とするデッドタイム
発生回路とを有する、モータの相電流を制御するインバ
ータ制御装置に関するものであり、本発明の上記目的
は、前記デッドタイム発生回路に、前記上下のパワー素
子へのそれぞれのオンオフ指令信号に付加するデッドタ
イム時間及びタイミングを、上位の制御回路からの電流
指令の極性に応じて切替える切替手段を備えることによ
り達成される。
【0008】
【作用】本発明のインバータ制御装置にあっては、電流
の極性に関係なく、実際に印加される電圧が指令電圧に
一致するように制御するので、電流波形が0付近で歪む
ことを防止できる。したがって、駆動するモータにトル
クリップルが発生しない。
【0009】
【実施例】図1は、本発明のインバータ制御装置の一例
を図3に対応させて示すブロック図であり、同一機能の
箇所は同符号を付して説明を省略する。本実施例では従
来のインバータ制御装置に対して、電流制御回路17か
らデッドタイム発生回路a19に送られる電流指令極性
信号pu,pv,pwが付加されている。また、デッド
タイム発生回路a19の内部ブロックは、図2のデッド
タイム発生回路の一例に示すようにワンショット回路が
2組(ワンショット回路A22,ワンショット回路B2
3)に増加するとともに、論理回路a24の論理式が従
来と異なっている。
【0010】以下に、図2と図6を用いてデッドタイム
発生回路の動作例を説明する。図6(a)に示すような
PWM信号SIGUの変化は、エッジ検出回路21によ
って検出され、図6(b)のようなワンショット回路A
22,B23のトリガ信号TRUとなる。ワンショット
回路A22及びワンショット回路B23は、それぞれト
リガ信号TRUの立ち上がりエッジごとに時間幅td及
びtcl(2・td)の図6(f)及び(g)のような
パルス信号DTAU,DTBUを発生して論理回路a2
4へ送出する。倫理回路a24は、パルス信号DTA
U,DTBU,PWM信号SIGU及び図6(h)のよ
うな電流指令極性puとから、数5,数6の論理式を使
用して、図6の(i)及び(j)のようなゲート信号G
1,G2を発生する。ここで、従来のゲート信号G1,
G2(図5(c),(d))と比較すると相電流iu>
0のときはゲート信号G1,G2が図5(g),(h)
のようになり、相電流iu<0のときはそれぞれ図5
(j),(k)のようになる。
【0011】
【数5】
【数6】 これにより実際に印加されるU相電圧は、図5の(i)
及び(l)のようになり、電流が“+”の際のロ一側電
圧の時間幅Tc+および電流が“−”の際のロ一側電圧
の時間幅Tc−は、それぞれ以下の数7,数8で示され
る。
【数7】Tc+=T+td+(ton−toff)
【数8】 Tc−=T+td+(ton−toff)=Tc+ 即ち、電流の極性にかかわらず同一時間幅となる。
【0012】
【発明の効果】本発明のインバータ制御装置によれば、
インバータの各相の出力電圧は相電流の極性にかかわら
ずPWM信号の幅に一致するため、歪みの少ない良好な
出力電流波形が得られる。また補正に伴う演算が不要と
いうメリットがあるため、本発明は、電流制御をアナロ
グ回路で高速に演算する制御装置に対しても適用するこ
とができる。さらに、従来考えられている瞬時ベクトル
選択法を用いたデッドタイムの補正方式に対して、補正
に伴う演算が不要というメリットがある他に、PWM信
号発生回路とデッドタイム発生回路間をPWM信号と電
流極性信号のみで接続できるため、インバータブリッジ
と制御回路が離れた場所にあってもインバータブリッジ
側にデッドタイム発生回路を実装することで、ゲート信
号に対するノイズの影響や、信号線間の遅延時間のばら
つきによるアーム短絡を防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインバータ制御装置の一例を示すブロ
ック図である。
【図2】図1のデッドタイム発生回路の一例を示すブロ
ック図である。
【図3】従来のインバータ制御装置の一例を示すブロッ
ク図である。
【図4】図3のデッドタイム発生回路の一例を示すブロ
ック図である。
【図5】本発明装置及び従来装置の各部信号波形の一例
を示す図である。
【図6】図2及び図4のデッドタイム発生回路の各部信
号波形の一例を示す図である。
【符号の説明】
19 デッドタイム発生回路 22,23 ワンショット回路 24 論理回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータの出力電圧指令に比例したデ
    ューティ比のPWM信号を発生するPWM信号発生回路
    と、前記PWM信号に対し短絡防止のデッドタイムを設
    けてインバータアームの上下のパワー素子へのオンオフ
    指令信号とするデッドタイム発生回路とを有する、モー
    タの相電流を制御するインバータ制御装置において、前
    記デッドタイム発生回路に、前記上下のパワー素子への
    それぞれのオンオフ指令信号に付加するデッドタイム時
    間及びタイミングを、上位の制御回路からの電流指令の
    極性に応じて切替える切替手段を備えたことを特徴とす
    るインバータ制御装置。
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