JP3062480B2 - フォークリフトスケール - Google Patents
フォークリフトスケールInfo
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- Japan
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- load cell
- forklift
- rear plate
- single point
- plate
- Prior art date
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- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
おけるバックレストに取付けられた後板と、一対のフォ
ークを保持するための前板との間に設けられ、前記一対
のフォークに積載される荷物を計重するためのフォーク
リフトスケールに関するものである。
フォークに積載させて計重することは、各種の方法で行
われている。その一つとして、フォークリフトの前板と
後板とをシングルポイントロードセルで直結させ、該ロ
ードセルで計重するものが公知である。
の前部には2本のマスト1が立設されていて、これらの
マスト1の前方には、該マスト1に跨がって取付けられ
たバックレスト2が、チェーン(図示せず)によって昇
降可能に設けられている。なお、図1ないし図4におい
て、符号RはフォークリフトAの前輪である。
て説明する。この実施例は、2個のシングルポイントロ
ードセルBから構成される場合で、容量の大きい、また
は幅の広いフォークリフトAに適用される。図2ないし
図4に示されるように、バックレスト2の下部には、上
下の各フィンガーバー3,4が高さ方向に所定の間隔を
おいて設けられている。上側フィンガーバー3の上端部
と下側フィンガーバー4の下端部には、断面略台形状を
成す係合凸部3a,4a が形成されている。上下の各フィ
ンガーバー3,4の前部には、フォークリフトAの幅方
向に沿って一定の間隔をおいて2枚の後板5が取付けら
れている。そして、各後板5の背面側の上下端部には、
前記係合凸部3a,4a に対応する係合凹部5aが設けら
れている。上下の各フィンガーバー3,4の係合凸部3
a,4a に、各後板5の係合凹部5aが係合されることに
よって、各後板5が上下の各フィンガーバー3,4に強
固に取付けられる。
な前板6が、それぞれ一定の間隔をおいて相対向して配
置されている。各前板6の上部には、一対のフォーク7
の上端に設けられた引掛け部7aの裏面に突設された係
止体(図示せず)を係止させるための係止溝6aが、幅
方向に沿って一定間隔をおいて設けられている。各前板
6におけるそれぞれの係止溝6aに、一対のフォーク7
が引掛けられる。一対のフォーク7は、各前板6に対し
て着脱可能である。そして、各後板5と各前板6との間
には、それぞれシングルポイントロードセルBが取付け
られている。前記シングルポイントロードセルBは、正
面視における各後板5及び各前板6のほぼ中央部に、そ
れぞれ4本の固定ボルト8を介して取付けられている。
明する。図5に示されるように、このロードセルBは、
直方体形状のロードセル本体9の上面と下面に歪ゲージ
G1〜G4 が、フォークリフトAの長手方向に沿って2
枚ずつ直列に貼り付けられた形態である。前記ロードセ
ル本体9が、該ロードセルBの起歪部(歪ゲージが貼り
付けられて、荷重を歪に変換するための部材)となって
いて、その材質はアルミ合金、低合金鋼、析出硬化形ス
テンレス鋼等である。そして、側面視におけるロードセ
ル本体9のほぼ中央部は、フォークリフトAの幅方向に
沿って、略長方形状にくり抜かれていて、中空孔部11
が形成されている。更に、前記中空孔部11における各
コーナー部C1 〜C4 は、円弧状にくり抜かれている。
上記した各歪ゲージG1 〜G4 は、各コーナー部C1 〜
C4 に対応して、それらのほぼ直上(或いは直下)に貼
り付けられている。各コーナー部C1 〜C4 が円弧状に
くり抜かれているのは、該ロードセルBを製作する際の
最終調整が、この部分のくり抜き量を調整すること、即
ち、各歪ゲージG1 〜G4 が貼り付けられている部分の
ロードセル本体9の厚みtを調整することによって行わ
れるためである。なお、図5における符号12は、ロー
ドセル本体9の取付面に設けられた逃し部である。
いて説明する。図4に示されるように、一対のフォーク
7に荷物が積載される。この荷物を質点として考える
と、その荷重Wは、一対のフォーク7の前端面7bから
荷重中心距離L1 だけ離れた荷重中心位置Pに垂直に作
用する。その結果、図6に示されるように、ロードセル
Bを構成するロードセル本体9に、前記荷重Wが前板6
を介して垂直に作用する。ここで、後板5は上下の各フ
ィンガーバー3,4に強固に固定されているため、荷重
Wによってロードセル本体9が略平行四辺形状に変形さ
れる。そして、歪ゲージG2,G3 には引張力が作用し、
歪ゲージG1,G4 には圧縮力が作用する。この結果、各
歪ゲージG1 〜G4 の電気抵抗が変化し、出力電圧が変
化する。各シングルポイントロードセルBにおける歪ゲ
ージG1 〜G4 の出力電圧の変化の総和をブリッジ回路
及び増幅器(いずれも図示せず)を介して計測し、和算
箱(図示せず)で和算することにより、荷物が計重され
る。
セルBを構成するロードセル本体9が、荷重Wにより略
平行四辺形状に変形される。前記ロードセル本体9は、
一定の範囲内の荷重Wがいかなる方向に作用しようと
も、常に垂直面内において平行四辺形状に変形される。
換言すれば、前記ロードセル本体9が捩じれた状態(垂
直面内から逸脱した状態)で変形することはない。この
結果、一対のフォーク7のいかなる部分に荷物を積載
(例えば、1本のフォーク7にのみ荷物を積載したり、
フォークリフトAの幅方向や前後方向に荷物を積載)し
ても、常に正確に計重される。この機構は、「ロバーバ
ル機構」と称されている。
ルS”について説明する。この実施例は、上記したもの
と同一のシングルポイントロードセルBを1個だけ使用
した場合であり、比較的容量の小さいフォークリフトA
に適用される。図8及び図9に示されるように、上下の
各フィンガーバー3,4が設けられていて、これらに1
枚の後板13が強固に取付けられている。各後板13の
前方には、該後板13とほぼ同じ大きさの前板14が、
一定の間隔をおいて相対向して配置されている。そし
て、後板13と前板14との間には、シングルポイント
ロードセルBが1個取付けられている。該シングルポイ
ントロードセルBは、正面視における後板13及び前板
14のほぼ中央部に、それぞれ4本の固定ボルト8を介
して取付けられている。この実施例の場合、シングルポ
イントロードセルBが1個だけなので、スケールS2 の
構成が更に簡単になると共に、より軽量化される
に示されるように、フォークリフトAにおける荷重中心
位置Pは、各フォーク7における垂直部分の前端面7b
から、その長手方向に荷重中心距離L1 (通常の場合5
00mm)だけ離れた位置であり、該荷重中心位置Pに
作用する荷重Wによって、フォークリフトの最大積載量
が定められている。しかし、後板5と前板6との間にフ
ォークリフトスケールS’が取付けられている場合、該
スケールS’の自重により、前記最大積載量が減少す
る。しかも、該スケールS’の厚さにより、前記荷重中
心位置Pが、距離L2'(フィンガーバー53の前端面か
ら、一対のフォーク57の垂直部分の前端面までの距
離)だけ前方に移動する。即ち、フォークリフトスケー
ルS’が取付けられていない場合、一対のフォーク7に
荷物が積載されることにより、その荷重中心位置Pに
は、フォークリフトAの前輪Rと地表面との接触部Qを
中心として、その大きさがW×L1 のモーメントが作用
する。ところが、フォークリフトスケールS’が取付け
られている場合、一対のフォーク7の荷重中心位置Pに
は、大きさがW×(L1 +L2')のモーメントが作用す
る。このため、フォークリフトAの最大積載量は、前記
モーメントの増加分(W×L2')だけ減少する。例え
ば、フォークリフトスケールS’の自重が約120kg
で、それを取付けたことによる荷重中心位置Pの移動量
(距離L2')が約130mmである場合、2000kg
積のフォークリフトAの最大積載量は、約1700kg
に減少する。これは「減トン」と称されていて、その量
は最大積載量の15〜20%である。
S’が取付けられて減トンされたフォークリフトAによ
って、最大積載量近くの重量の荷物が搬送されると、該
フォークリフトAが転倒するおそれがある。そのため、
作業の安全性に問題が生じ、的確な作業を行うことが困
難である。
具合に鑑み、フォークリフトスケールによる減トンを少
なくすることを課題としている。
ために本発明が採用した手段は、フォークリフトの前部
に配設されたバックレストに取付けられた後板と、前記
後板の前方に配設され、一対のフォークを引掛けた状態
で保持するための前板と、前記前板と後板とを直結させ
るシングルポイントロードセルとを備え、該シングルポ
イントロードセルにより、前記一対のフォークに積載さ
れた荷物を計重する構成のフォークリフトスケールにお
いて、前記後板には、前記シングルポイントロードセル
よりも大きな開口部が設けられていて、該ロードセルを
後板の後方に張り出して取付けたことである。
取付けられた後板と、一対のフォークを保持する前板と
は、シングルポイントロードセルによって直結されてい
る。このシングルポイントロードセルが、後板の後方に
張り出して取付けられているため、該ロードセルによる
荷重中心位置の移動を少なくすることができ、減トンを
少なくすることができる。また、前記後板がバックレス
トの厚み内に納められている場合、前板の位置をバック
レストにより近づけることができるため、更に減トンを
少なくすることができる。
に詳細に説明する。図10は本発明の第1実施例のフォ
ークリフトスケールS1 の一部を破断した拡大側面図、
図11は第1実施例において、シングルポイントロード
セルBを分離させた状態の側面図、図12は本発明の第
2実施例のフォークリフトスケールS2 の一部を破断し
た拡大側面図、図13は本発明の第3実施例のフォーク
リフトスケールS3 が取付けられたフォークリフトAに
おけるバックレスト19の位置からの正面図、図14は
図13のX−X線側面断面図である。最初に、本発明の
第1実施例のフォークリフトスケールS1 について説明
する。なお、従来の技術で説明したものと同一の部分に
ついては、同一の符号を使用し、重複を避けて本発明の
特徴部分のみを説明する。
ントロードセルBを使用し、しかも、該ロードセルBに
よって荷重中心位置Pが前方に移動することを防止した
構成である。図10に示されるように、後板15のほぼ
中央部には、開口部15aが設けられている。この開口
部15aは、シングルポイントロードセルBを通過させ
ることができる大きさを有している。この後板15の背
面側には、上下の各フィンガーバー3,4の間に配置さ
れたロードセル取付板16が、固定ボルト17によって
固定されている。前記開口部15aとシングルポイント
ロードセルBとの間には、僅かな隙間が形成されてい
る。そして、前記ロードセルBが、前板6(従来の前板
と同一である)と前記取付板16との間に、固定ボルト
17によって固定されている。シングルポイントロード
セルBの後部が後板15の開口部15aに入り込んでい
るため、該ロードセルBが取付けられたことにより増加
した距離L2 は、従来の場合よりも少なくて済む。その
ため、一対のフォーク7の荷重中心位置Pにおけるモー
メントの増加が少なく、フォークリフトAの減トンを少
なくすることができる。
の組付けは、図11に示されるように、予めロードセル
取付板16を後板15に取付けておき、該取付板16と
前板6にシングルポイントロードセルBを固定ボルト1
7によって固定させるのみで済む。そのため、極めて簡
単である。この実施例におけるシングルポイントロード
セルBは、1個の場合でも、一対のフォーク7に対して
それぞれ1個ずつの場合のいずれであっても構わない。
ルS2 について説明する。この実施例の場合、図12に
示されるように、シングルポイントロードセルBを断面
凹状のロードセル取付板18に固定させて、該ロードセ
ルBを後板15(第1実施例の後板と同一である)の後
方に張り出させた構成である。この場合、前板6(第1
実施例の前板と同一である)と後板15との隙間eをほ
とんど無くすことができるという利点を有しているた
め、一対のフォーク7に作用するモーメントの大きさを
最小にすることができるという効果が奏される。
ルS3 について説明する。この実施例は、図13及び図
14に示されるように、バックレスト19に固定された
後板21にシングルポイントロードセルBを、第2実施
例と同一のロードセル取付板18を介して取付けた構成
である。即ち、後板21には、シングルポイントロード
セルBよりも僅かに大きな開口部21aが2箇所に設け
られている。そして、前板6に取付けられた2個のシン
グルポイントロードセルBが、それぞれ前記開口部21
aを介してロードセル取付板18に取付けられている。
この実施例の場合、上側及び下側の各フィンガーバー
3,4が存せず、後板21はバックレスト19の厚み2
2内に納められた状態で固定されている。この結果、前
板6も、バックレスト19の厚み22内に納めることが
できる。この場合の前板6の位置は、フォークリフトス
ケールが設けられていない通常のフォークリフトにおけ
る前板の位置とほとんど同じである。したがって、減ト
ンがほとんど生じない。シングルポイントロードセルB
が、1個であっても複数個であっても構わないのはもち
ろんである。
るために、シングルポイントロードセルBの長さをでき
るだけ短くすると共に、できるだけ軽量化させることが
望ましい。
は、後板に開口部が設けられていて、シングルポイント
ロードセルが後板の後方に張り出して取付けられた構成
である。そのため、次に示す諸効果が奏される。(1)
後板に開口部が設けられていて、シングルポイントロー
ドセルが後板の後方に張り出して取付けられているた
め、スケール自体の厚みによる荷重中心位置の移動量が
少なくなり、減トンを少なくすることができる。(2)
前板及び後板に対するシングルポイントロードセルの取
付位置、及びその取付個数の制約を受けることなく減ト
ンが可能である。(3)後板がバックレストの厚み内に
納められている場合、前板の位置をバックレストにより
近づけることができるため、更に減トンを少なくするこ
とができる。
れたフォークリフトAの側面図である。
断した拡大側面図である。
側面図である。
ードセルBの作用説明図である。
シングルポイントロードセルBを分離させた状態の側面
図である。
S”が取付けられたフォークリフトAの正面図である。
ルS1 の一部を破断した拡大側面図である。
ドセルBを分離させた状態の側面図である。
ルS2 の一部を破断した拡大側面図である。
ルS3 が取付けられたフォークリフトAにおけるバック
レスト19の位置からの正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 フォークリフトの前部に配設されたバッ
クレストに取付けられた後板と、 前記後板の前方に配設され、一対のフォークを引掛けた
状態で保持するための前板と、 前記前板と後板とを直結させるシングルポイントロード
セルとを備え、 該シングルポイントロードセルにより、前記一対のフォ
ークに積載された荷物を計重する構成のフォークリフト
スケールにおいて、 前記後板には、前記シングルポイントロードセルよりも
大きな開口部が設けられていて、該ロードセルが後板の
後方に張り出して取付けられていることを特徴とするフ
ォークリフトスケール。 - 【請求項2】 前記後板は、前記バックレストの厚み内
に納められていることを特徴とする請求項1に記載のフ
ォークリフトスケール。
Priority Applications (1)
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JP10286072A JP3062480B2 (ja) | 1998-09-22 | 1998-09-22 | フォークリフトスケール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Family
ID=17699598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10286072A Expired - Lifetime JP3062480B2 (ja) | 1998-09-22 | 1998-09-22 | フォークリフトスケール |
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Cited By (1)
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CN113336140B (zh) * | 2021-05-11 | 2022-06-10 | 杭叉集团股份有限公司 | 一种工业车辆移动称重*** |
-
1998
- 1998-09-22 JP JP10286072A patent/JP3062480B2/ja not_active Expired - Lifetime
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