JP2000095496A - フォークリフトスケール - Google Patents

フォークリフトスケール

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JP2000095496A JP10286072A JP28607298A JP2000095496A JP 2000095496 A JP2000095496 A JP 2000095496A JP 10286072 A JP10286072 A JP 10286072A JP 28607298 A JP28607298 A JP 28607298A JP 2000095496 A JP2000095496 A JP 2000095496A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フォークリフトスケールの構成を簡単なものに
すると共に、該スケールが取付けられたことによる減ト
ンを少なくすることである。 【解決手段】フォークリフトAの前部に取付けられた後
板5と、その前方に取付けられ、一対のフォーク7が引
掛けられる前板6を、シングルポイントロードセルBで
直結させることによって、フォークリフトスケールS1
を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフトに
おけるバックレストのフィンガーバーに取付けられた後
板と、一対のフォークを保持するための前板との間に設
けられ、前記一対のフォークに積載される荷物を計重す
るためのフォークリフトスケールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】フォークリフトにおいて、荷物を一対の
フォークに積載させて計重することは、各種の方法で行
われている。既存1の方法は、バックレストに設けられ
たフィンガーバーを昇降させるチェーンの端部にセンサ
(例えば歪ゲージ)を取付けて、荷物を計重する方法で
ある。しかし、この方法は、あくまで荷重計であり、前
記センサまでの過程においていくつかの変動要素が介在
しているため、荷物を正確に計重することはできない。
【0003】既存2の方法は、一対のフォークの昇降時
の油圧力を変換器により検出し、この圧力から一対のフ
ォーク上の負荷を求める方法である。しかし、この方法
も誤差要素が大きく、間接的な荷重概算値が求められる
に過ぎない。
【0004】既存3の方法として、ビーム型、圧縮型ま
たは引張型等の各種のロードセルを4個使用して、前板
と後板との間に取付ける方法がある。この場合、一対の
フォークに荷物を積載した際の垂直荷重を正しく求める
ためには、各ロードセルの調整が必要であり、しかも精
度的な問題がある。更に、複数個のロードセルを使用す
るため、コストも高い。
【0005】そのため、前板と後板の上下端部に板ばね
を水平にして取付け、その間に引張型のロードセルを取
付けたフォークリフトスケールを構成し、該スケールに
よって荷物を計重する方法が主流であり、本出願人によ
る出願(特願平7−293391)も行われている。こ
の方法におけるフォークリフトスケールS’の構成を、
図15を参照しながら説明する。フォークリフトAを構
成するマスト51の前部にバックレスト52が取付けら
れていて、前記バックレスト52の下部には、高さ方向
に沿って2枚のフィンガーバー53が固着されている。
各フィンガーバー53の前部には後板54が固着されて
いて、しかも、その前方には一定の間隔をおいて前板5
5が配置されている。前記前板55の前部には、高さ方
向に沿って2枚のフォーク取付板56が固着されてい
て、前記フォーク取付板56には、一対のフォーク57
が取付けられている。一対のフォーク57は、その上端
部が上側のフォーク取付板56に引掛けられることによ
って取付けられている。
【0006】後板54と前板55は、一定の間隔をおい
て相対向して配置されていて、それらの上端部と下端部
がそれぞれ板ばね58によって連結されている。そし
て、両者54,55の間には、ロードセルB’が配設さ
れている。該ロードセルB’の上端部は、リンクボール
ユニット59を介して後板54と連結されており、同じ
く下端部は同一のリンクボールユニット59を介して前
板55と連結されている。前記ロードセルB’は、フォ
ークリフトAの幅方向の両端部に1組ずつ取付けられて
いる。上記したリンクボールユニット59を使用せず、
球面受け(図示せず)を使用して連結する構成のものも
存している。
【0007】一対のフォーク57に荷物が積載される
と、その荷重Wが、一対のフォーク57及び前板55を
介して各ロードセルB’に作用する。すると、各ロード
セルB’に貼り付けられた歪ゲージ(図示せず)が歪
み、その電気信号が変換器によって荷重に変換される。
それぞれの荷重が加算されることによって荷物が計重さ
れる。しかし、各ロードセルB’の調整(ロバーバル機
構を正確に作動させるための調整)が面倒である。
【0008】フォークリフトAにおける荷重中心位置P
は、各フォーク57における垂直部分の前端面57aか
ら、その長手方向に荷重中心距離L1 (通常の場合50
0mm)だけ離れた位置であり、該荷重中心位置Pに作
用する荷重Wによって、フォークリフトの最大積載量が
定められている。しかし、後板54と前板55との間に
フォークリフトスケールS’が取付けられている場合、
該スケールS’の自重により、前記最大積載量が減少す
る。しかも、該スケールS’の厚さにより、前記荷重中
心位置Pが、距離L2'(フィンガーバー53の前端面か
ら、一対のフォーク57の垂直部分の前端面までの距
離)だけ前方に移動する。即ち、フォークリフトスケー
ルS’が取付けられていない場合、一対のフォーク57
に荷物が積載されることにより、その荷重中心位置Pに
は、フォークリフトAの前輪Rと地表面との接触部Qを
中心として、その大きさがW×L1 のモーメントが作用
する。ところが、フォークリフトスケールS’が取付け
られている場合、一対のフォーク57の荷重中心位置P
には、大きさがW×(L1 +L2')のモーメントが作用
する。このため、フォークリフトAの最大積載量は、前
記モーメントの増加分(W×L2')だけ減少する。例え
ば、フォークリフトスケールS’の自重が約120kg
で、それを取付けたことによる荷重中心位置Pの移動量
(距離L2')が約130mmである場合、2000kg
積のフォークリフトAの最大積載量は、約1700kg
に減少する。これは「減トン」と称されていて、その量
は最大積載量の15〜20%である。
【0009】上記したように、フォークリフトスケール
S’が取付けられて減トンされたフォークリフトAによ
って、最大積載量近くの重量の荷物が搬送されると、該
フォークリフトAが転倒するおそれがある。そのため、
作業の安全性に問題が生じ、的確な作業を行うことが困
難である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した不
具合に鑑み、フォークリフトスケールの構成を簡単なも
のにすることと、該スケールによる減トンを少なくする
ことを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために本発明が採用した手段は、フォークリフトの前部
に配設されたバックレストのフィンガーバーに取付けら
れた後板と、前記後板の前方に配設され、一対のフォー
クを引掛けた状態で保持するための前板とを備え、前記
前板と前記後板との間に装着されたロードセルにより、
前記一対のフォークに積載された荷物を計重する構成の
フォークリフトスケールにおいて、前記前板と後板とを
シングルポイントロードセルで直結させたことである。
【0012】フォークリフトを構成するバックレストに
取付けられた後板と、一対のフォークを保持する前板と
は、シングルポイントロードセルによって直結されてい
る。このため、フォークリフトスケールの構成が極めて
簡単なものであるため、その取付けが容易である。しか
も、軽量化が図られるため、減トンを少なくすることが
できる。更に、このシングルポイントロードセルが、後
板の後方に張り出して取付けられている場合、該ロード
セルによる荷重中心位置の移動を少なくすることができ
るため、上記した効果に加えて更に減トンを少なくする
ことができる。また、前記後板がバックレストの厚み内
に納められている場合、前板の位置をバックレストによ
り近づけることができるため、更に減トンを少なくする
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。図1は本発明の第1実施例のフォー
クリフトスケールS1 が取付けられたフォークリフトA
の側面図、図2は同じく正面図、図3は同じく平面図、
図4は第1実施例のフォークリフトスケールS1 の一部
を破断した拡大側面図である。図1に示されるように、
フォークリフトAの前部には2本のマスト1が立設され
ていて、これらのマスト1の前方には、該マスト1に跨
がって取付けられたバックレスト2が、チェーン(図示
せず)によって昇降可能に設けられている。なお、図1
ないし図4において、符号RはフォークリフトAの前輪
である。
【0014】第1実施例のフォークリフトスケールS1
について説明する。この実施例は、2個のシングルポイ
ントロードセルBから構成される場合で、容量の大き
い、または幅の広いフォークリフトAに適用される。図
2ないし図4に示されるように、バックレスト2の下部
には、上下の各フィンガーバー3,4が高さ方向に所定
の間隔をおいて設けられている。上側フィンガーバー3
の上端部と下側フィンガーバー4の下端部には、断面略
台形状を成す係合凸部3a,4a が形成されている。上下
の各フィンガーバー3,4の前部には、フォークリフト
Aの幅方向に沿って一定の間隔をおいて2枚の後板5が
取付けられている。そして、各後板5の背面側の上下端
部には、前記係合凸部3a,4a に対応する係合凹部5a
が設けられている。上下の各フィンガーバー3,4の係
合凸部3a,4a に、各後板5の係合凹部5aが係合され
ることによって、各後板5が上下の各フィンガーバー
3,4に強固に取付けられる。
【0015】各後板5の前方には、該後板5よりも大き
な前板6が、それぞれ一定の間隔をおいて相対向して配
置されている。各前板6の上部には、一対のフォーク7
の上端に設けられた引掛け部7aの裏面に突設された係
止体(図示せず)を係止させるための係止溝6aが、幅
方向に沿って一定間隔をおいて設けられている。各前板
6におけるそれぞれの係止溝6aに、一対のフォーク7
が引掛けられる。一対のフォーク7は、各前板6に対し
て着脱可能である。そして、各後板5と各前板6との間
には、それぞれシングルポイントロードセルBが取付け
られている。前記シングルポイントロードセルBは、正
面視における各後板5及び各前板6のほぼ中央部に、そ
れぞれ4本の固定ボルト8を介して取付けられている。
【0016】シングルポイントロードセルBについて説
明する。図5に示されるように、このロードセルBは、
直方体形状のロードセル本体9の上面と下面に歪ゲージ
1〜G4 が、フォークリフトAの長手方向に沿って2
枚ずつ直列に貼り付けられた形態である。前記ロードセ
ル本体9が、該ロードセルBの起歪部(歪ゲージが貼り
付けられて、荷重を歪に変換するための部材)となって
いて、その材質はアルミ合金、低合金鋼、析出硬化形ス
テンレス鋼等である。そして、側面視におけるロードセ
ル本体9のほぼ中央部は、フォークリフトAの幅方向に
沿って、略長方形状にくり抜かれていて、中空孔部11
が形成されている。更に、前記中空孔部11における各
コーナー部C1 〜C4 は、円弧状にくり抜かれている。
上記した各歪ゲージG1 〜G4 は、各コーナー部C1
4 に対応して、それらのほぼ直上(或いは直下)に貼
り付けられている。各コーナー部C1 〜C4 が円弧状に
くり抜かれているのは、該ロードセルBを製作する際の
最終調整が、この部分のくり抜き量を調整すること、即
ち、各歪ゲージG1 〜G4 が貼り付けられている部分の
ロードセル本体9の厚みtを調整することによって行わ
れるためである。なお、図5における符号12は、ロー
ドセル本体9の取付面に設けられた逃し部である。
【0017】シングルポイントロードセルBの作用につ
いて説明する。図4に示されるように、一対のフォーク
7に荷物が積載される。この荷物を質点として考える
と、その荷重Wは、一対のフォーク7の前端面7bから
荷重中心距離L1 だけ離れた荷重中心位置Pに垂直に作
用する。その結果、図6に示されるように、ロードセル
Bを構成するロードセル本体9に、前記荷重Wが前板6
を介して垂直に作用する。ここで、後板5は上下の各フ
ィンガーバー3,4に強固に固定されているため、荷重
Wによってロードセル本体9が略平行四辺形状に変形さ
れる。そして、歪ゲージG2,G3 には引張力が作用し、
歪ゲージG1,G4 には圧縮力が作用する。この結果、各
歪ゲージG1 〜G4 の電気抵抗が変化し、出力電圧が変
化する。各シングルポイントロードセルBにおける歪ゲ
ージG1 〜G4 の出力電圧の変化の総和をブリッジ回路
及び増幅器(いずれも図示せず)を介して計測し、和算
箱(図示せず)で和算することにより、荷物が計重され
る。
【0018】上記したように、シングルポイントロード
セルBを構成するロードセル本体9が、荷重Wにより略
平行四辺形状に変形される。前記ロードセル本体9は、
一定の範囲内の荷重Wがいかなる方向に作用しようと
も、常に垂直面内において平行四辺形状に変形される。
換言すれば、前記ロードセル本体9が捩じれた状態(垂
直面内から逸脱した状態)で変形することはない。この
結果、一対のフォーク7のいかなる部分に荷物を積載
(例えば、1本のフォーク7にのみ荷物を積載したり、
フォークリフトAの幅方向や前後方向に荷物を積載)し
ても、常に正確に計重される。この機構は、「ロバーバ
ル機構」と称されている。
【0019】更に、図7に示されるように、この実施例
のフォークリフトスケールS1 では、2個のシングルポ
イントロードセルBが固定ボルト8によって各後板5及
び各前板6に取付けられる。即ち、2個のロードセルB
を、各後板5と各前板6との間に挟み込んで固定するの
みである。このため、スケールS1 の構成は極めて簡単
である。そして、従来のフォークリフトスケールS’
(図15参照)のようにロードセルB’を支持するため
の部材が不要であるため、該スケールS1 自体の重量を
著しく軽量化することができる。その結果、フォークリ
フトAの減トンが少なくなり、安全な状態で作業を行う
ことができる。
【0020】次に、第2実施例のフォークリフトスケー
ルS2 について説明する。この実施例は、上記したもの
と同一のシングルポイントロードセルBを1個だけ使用
した場合であり、比較的容量の小さいフォークリフトA
に適用される。図8及び図9に示されるように、上下の
各フィンガーバー3,4が設けられていて、これらに1
枚の後板13が強固に取付けられている。各後板13の
前方には、該後板13とほぼ同じ大きさの前板14が、
一定の間隔をおいて相対向して配置されている。そし
て、後板13と前板14との間には、シングルポイント
ロードセルBが1個取付けられている。該シングルポイ
ントロードセルBは、正面視における後板13及び前板
14のほぼ中央部に、それぞれ4本の固定ボルト8を介
して取付けられている。この実施例の場合、シングルポ
イントロードセルBが1個だけなので、スケールS2
構成が更に簡単になると共に、より軽量化されるため、
より減トンを少なくすることができる。
【0021】次に、第3実施例のフォークリフトスケー
ルS3 について説明する。この実施例は、上記したもの
と同一のシングルポイントロードセルBを使用し、しか
も、該ロードセルBによって荷重中心位置Pが前方に移
動することを防止した構成である。図10に示されるよ
うに、後板15のほぼ中央部には、開口部15aが設け
られている。この開口部15aは、シングルポイントロ
ードセルBを通過させることができる大きさを有してい
る。この後板15の背面側には、上下の各フィンガーバ
ー3,4の間に配置されたロードセル取付板16が、固
定ボルト17によって固定されている。前記開口部15
aとシングルポイントロードセルBとの間には、僅かな
隙間が形成されている。そして、前記ロードセルBが、
前板6(第1実施例の前板と同一である)と前記取付板
16との間に、固定ボルト17によって固定されてい
る。シングルポイントロードセルBの後部が後板15の
開口部15aに入り込んでいるため、該ロードセルBが
取付けられたことにより増加した距離L2 は、第1実施
例の場合よりも少なくて済む。そのため、一対のフォー
ク7の荷重中心位置Pにおけるモーメントの増加が少な
く、フォークリフトAの減トンを少なくすることができ
る。
【0022】第3実施例のフォークリフトスケールS3
の組付けは、図11に示されるように、予めロードセル
取付板16を後板15に取付けておき、該取付板16と
前板6にシングルポイントロードセルBを固定ボルト1
7によって固定させるのみで済む。そのため、極めて簡
単である。この実施例におけるシングルポイントロード
セルBは、1個の場合でも、一対のフォーク7に対して
それぞれ1個ずつの場合のいずれであっても構わない。
【0023】次に、第4実施例のフォークリフトスケー
ルS4 について説明する。この実施例の場合、図12に
示されるように、シングルポイントロードセルBを断面
凹状のロードセル取付板18に固定させて、該ロードセ
ルBを後板15(第3実施例の後板と同一である)の後
方に張り出させた構成である。この場合、前板6(第1
実施例の前板と同一である)と後板15との隙間eをほ
とんど無くすことができるという利点を有しているた
め、一対のフォーク7に作用するモーメントの大きさを
最小にすることができるという効果が奏される。
【0024】次に、第5実施例のフォークリフトスケー
ルS5 について説明する。この実施例は、図13及び図
14に示されるように、バックレスト19に固定された
後板21にシングルポイントロードセルBを、第4実施
例と同一のロードセル取付板18を介して取付けた構成
である。即ち、後板21には、シングルポイントロード
セルBよりも僅かに大きな開口部21aが2箇所に設け
られている。そして、前板6に取付けられた2個のシン
グルポイントロードセルBが、それぞれ前記開口部21
aを介してロードセル取付板18に取付けられている。
この実施例の場合、上側及び下側の各フィンガーバー
3,4が存せず、後板21はバックレスト19の厚み2
2内に納められた状態で固定されている。この結果、前
板6も、バックレスト19の厚み22内に納めることが
できる。この場合の前板6の位置は、フォークリフトス
ケールが設けられていない通常のフォークリフトにおけ
る前板の位置とほとんど同じである。したがって、減ト
ンがほとんど生じない。シングルポイントロードセルB
が、1個であっても複数個であっても構わないのはもち
ろんである。
【0025】フォークリフトAの減トンをより少なくす
るために、シングルポイントロードセルBの長さをでき
るだけ短くすると共に、できるだけ軽量化させることが
望ましい。
【0026】
【発明の効果】請求項1ないし3に記載の発明に係るフ
ォークリフトスケールは、フォークリフトの前部に配設
された前板と後板との間に装着されたシングルポイント
ロードセルから成る。そのため、次に示す諸効果が奏さ
れる。(1)前板と後板との間にシングルポイントロー
ドセルをそのまま固定するだけで済むため、その構成が
極めて簡単である。(2)フォークリフトスケールがシ
ングルポイントロードセルから成るため、一対のフォー
クにおけるいかなる位置に、いかなる状態で荷物を積載
しても、正しく計重される。(3)しかも、スケール自
体の重量が軽量化されるため、減トンを少なくすること
ができ、作業の安全性が高められる。(4)後板に開口
部が設けられていて、シングルポイントロードセルが後
板の後方に張り出して取付けられている場合、スケール
自体の厚みによる荷重中心位置の移動量が少なくなり、
上記した効果に加えて、更に減トンを少なくすることが
できる。(5)後板がバックレストの厚み内に納められ
ている場合、前板の位置をバックレストにより近づける
ことができるため、更に減トンを少なくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のフォークリフトスケール
1 が取付けられたフォークリフトAの側面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】第1実施例のフォークリフトスケールS1 の一
部を破断した拡大側面図である。
【図5】無負荷状態のシングルポイントロードセルBの
側面図である。
【図6】荷重Wを作用させた状態のシングルポイントロ
ードセルBの作用説明図である。
【図7】第1実施例において、シングルポイントロード
セルBを分離させた状態の側面図である。
【図8】第2実施例のフォークリフトスケールS2 が取
付けられたフォークリフトAの正面図である。
【図9】同じく平面図である。
【図10】第3実施例のフォークリフトスケールS3
一部を破断した拡大側面図である。
【図11】第3実施例において、シングルポイントロー
ドセルBを分離させた状態の側面図である。
【図12】第4実施例のフォークリフトスケールS4
一部を破断した拡大側面図である。
【図13】第5実施例のフォークリフトスケールS5
取付けられたフォークリフトAにおけるバックレスト1
9の位置からの正面図である。
【図14】図13のX−X線側面断面図である。
【図15】従来のフォークリフトスケールS’の側面図
である。
【符号の説明】
A:フォークリフト B:シングルポイントロードセル S1 〜S5 :フォークリフトスケール 2,19:バックレスト 3:上側フィンガーバー 4:下側フィンガーバー 5,13,15,21:後板 6,14:前板 7:フォーク 15a,21a :開口部 22:バックレストの厚み
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月24日(1999.8.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 フォークリフトスケール
【特許請求の範囲】
請求項2】 前記後板は、前記バックレストの厚み内
に納められていることを特徴とする請求項に記載のフ
ォークリフトスケール。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフトに
おけるバックレストに取付けられた後板と、一対のフォ
ークを保持するための前板との間に設けられ、前記一対
のフォークに積載される荷物を計重するためのフォーク
リフトスケールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】フォークリフトにおいて、荷物を一対の
フォークに積載させて計重することは、各種の方法で行
われている。その一つとして、フォークリフトの前板と
後板と をシングルポイントロードセルで直結させ、該ロ
ードセルで計重するものが公知である。
【0003】図1に示されるように、フォークリフトA
の前部には2本のマスト1が立設されていて、これらの
マスト1の前方には、該マスト1に跨がって取付けられ
たバックレスト2が、チェーン(図示せず)によって昇
降可能に設けられている。なお、図1ないし図4におい
て、符号RはフォークリフトAの前輪である。
【0004】従来のフォークリフトスケールS’につい
て説明する。この実施例は、2個のシングルポイントロ
ードセルBから構成される場合で、容量の大きい、また
は幅の広いフォークリフトAに適用される。図2ないし
図4に示されるように、バックレスト2の下部には、上
下の各フィンガーバー3,4が高さ方向に所定の間隔を
おいて設けられている。上側フィンガーバー3の上端部
と下側フィンガーバー4の下端部には、断面略台形状を
成す係合凸部3a,4a が形成されている。上下の各フィ
ンガーバー3,4の前部には、フォークリフトAの幅方
向に沿って一定の間隔をおいて2枚の後板5が取付けら
れている。そして、各後板5の背面側の上下端部には、
前記係合凸部3a,4a に対応する係合凹部5aが設けら
れている。上下の各フィンガーバー3,4の係合凸部3
a,4a に、各後板5の係合凹部5aが係合されることに
よって、各後板5が上下の各フィンガーバー3,4に強
固に取付けられる。
【0005】各後板5の前方には、該後板5よりも大き
な前板6が、それぞれ一定の間隔をおいて相対向して配
置されている。各前板6の上部には、一対のフォーク7
の上端に設けられた引掛け部7aの裏面に突設された係
止体(図示せず)を係止させるための係止溝6aが、幅
方向に沿って一定間隔をおいて設けられている。各前板
6におけるそれぞれの係止溝6aに、一対のフォーク7
が引掛けられる。一対のフォーク7は、各前板6に対し
て着脱可能である。そして、各後板5と各前板6との間
には、それぞれシングルポイントロードセルBが取付け
られている。前記シングルポイントロードセルBは、正
面視における各後板5及び各前板6のほぼ中央部に、そ
れぞれ4本の固定ボルト8を介して取付けられている。
【0006】シングルポイントロードセルBについて説
明する。図5に示されるように、このロードセルBは、
直方体形状のロードセル本体9の上面と下面に歪ゲージ
1〜G4 が、フォークリフトAの長手方向に沿って2
枚ずつ直列に貼り付けられた形態である。前記ロードセ
ル本体9が、該ロードセルBの起歪部(歪ゲージが貼り
付けられて、荷重を歪に変換するための部材)となって
いて、その材質はアルミ合金、低合金鋼、析出硬化形ス
テンレス鋼等である。そして、側面視におけるロードセ
ル本体9のほぼ中央部は、フォークリフトAの幅方向に
沿って、略長方形状にくり抜かれていて、中空孔部11
が形成されている。更に、前記中空孔部11における各
コーナー部C1 〜C4 は、円弧状にくり抜かれている。
上記した各歪ゲージG1 〜G4 は、各コーナー部C1
4 に対応して、それらのほぼ直上(或いは直下)に貼
り付けられている。各コーナー部C1 〜C4 が円弧状に
くり抜かれているのは、該ロードセルBを製作する際の
最終調整が、この部分のくり抜き量を調整すること、即
ち、各歪ゲージG1 〜G4 が貼り付けられている部分の
ロードセル本体9の厚みtを調整することによって行わ
れるためである。なお、図5における符号12は、ロー
ドセル本体9の取付面に設けられた逃し部である。
【0007】シングルポイントロードセルBの作用につ
いて説明する。図4に示されるように、一対のフォーク
7に荷物が積載される。この荷物を質点として考える
と、その荷重Wは、一対のフォーク7の前端面7bから
荷重中心距離L1 だけ離れた荷重中心位置Pに垂直に作
用する。その結果、図6に示されるように、ロードセル
Bを構成するロードセル本体9に、前記荷重Wが前板6
を介して垂直に作用する。ここで、後板5は上下の各フ
ィンガーバー3,4に強固に固定されているため、荷重
Wによってロードセル本体9が略平行四辺形状に変形さ
れる。そして、歪ゲージG2,G3 には引張力が作用し、
歪ゲージG1,G4 には圧縮力が作用する。この結果、各
歪ゲージG1 〜G4 の電気抵抗が変化し、出力電圧が変
化する。各シングルポイントロードセルBにおける歪ゲ
ージG1 〜G4 の出力電圧の変化の総和をブリッジ回路
及び増幅器(いずれも図示せず)を介して計測し、和算
箱(図示せず)で和算することにより、荷物が計重され
る。
【0008】上記したように、シングルポイントロード
セルBを構成するロードセル本体9が、荷重Wにより略
平行四辺形状に変形される。前記ロードセル本体9は、
一定の範囲内の荷重Wがいかなる方向に作用しようと
も、常に垂直面内において平行四辺形状に変形される。
換言すれば、前記ロードセル本体9が捩じれた状態(垂
直面内から逸脱した状態)で変形することはない。この
結果、一対のフォーク7のいかなる部分に荷物を積載
(例えば、1本のフォーク7にのみ荷物を積載したり、
フォークリフトAの幅方向や前後方向に荷物を積載)し
ても、常に正確に計重される。この機構は、「ロバーバ
ル機構」と称されている。
【0009】次に、別の実施例のフォークリフトスケー
ルS”について説明する。この実施例は、上記したもの
と同一のシングルポイントロードセルBを1個だけ使用
した場合であり、比較的容量の小さいフォークリフトA
に適用される。図8及び図9に示されるように、上下の
各フィンガーバー3,4が設けられていて、これらに1
枚の後板13が強固に取付けられている。各後板13の
前方には、該後板13とほぼ同じ大きさの前板14が、
一定の間隔をおいて相対向して配置されている。そし
て、後板13と前板14との間には、シングルポイント
ロードセルBが1個取付けられている。該シングルポイ
ントロードセルBは、正面視における後板13及び前板
14のほぼ中央部に、それぞれ4本の固定ボルト8を介
して取付けられている。この実施例の場合、シングルポ
イントロードセルBが1個だけなので、スケールS”の
構成が更に簡単になると共に、より軽量化される
【0010】次に、「減トン」について説明する。図4
に示されるように、フォークリフトAにおける荷重中心
位置Pは、各フォークにおける垂直部分の前端面7b
から、その長手方向に荷重中心距離L1 (通常の場合5
00mm)だけ離れた位置であり、該荷重中心位置Pに
作用する荷重Wによって、フォークリフトの最大積載量
が定められている。しかし、後板と前板との間にフ
ォークリフトスケールS’が取付けられている場合、該
スケールS’の自重により、前記最大積載量が減少す
る。しかも、該スケールS’の厚さにより、前記荷重中
心位置Pが、距離L2'(フィンガーバー3,4の前端面
から、一対のフォークの垂直部分の前端面までの距
離)だけ前方に移動する。即ち、フォークリフトスケー
ルS’が取付けられていない場合、一対のフォーク
荷物が積載されることにより、その荷重中心位置Pに
は、フォークリフトAの前輪Rと地表面との接触部Qを
中心として、その大きさがW×L1 のモーメントが作用
する。ところが、フォークリフトスケールS’が取付け
られている場合、一対のフォークの荷重中心位置Pに
は、大きさがW×(L1 +L2')のモーメントが作用す
る。このため、フォークリフトAの最大積載量は、前記
モーメントの増加分(W×L2')だけ減少する。例え
ば、フォークリフトスケールS’の自重が約120kg
で、それを取付けたことによる荷重中心位置Pの移動量
(距離L2')が約130mmである場合、2000kg
積のフォークリフトAの最大積載量は、約1700kg
に減少する。これは「減トン」と称されていて、その量
は最大積載量の15〜20%である。
【0011】上記したように、フォークリフトスケール
S’が取付けられて減トンされたフォークリフトAによ
って、最大積載量近くの重量の荷物が搬送されると、該
フォークリフトAが転倒するおそれがある。そのため、
作業の安全性に問題が生じ、的確な作業を行うことが困
難である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した不
具合に鑑み、フォークリフトスケールによる減トンを少
なくすることを課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために本発明が採用した手段は、フォークリフトの前部
に配設されたバックレストに取付けられた後板と、前記
後板の前方に配設され、一対のフォークを引掛けた状態
で保持するための前板と、前記前板と後板とを直結させ
るシングルポイントロードセルとを備え、該シングルポ
イントロードセルにより、前記一対のフォークに積載さ
れた荷物を計重する構成のフォークリフトスケールにお
いて、前記後板には、前記シングルポイントロードセル
よりも大きな開口部が設けられていて、該ロードセルを
後板の後方に張り出して取付けたことである。
【0014】フォークリフトを構成するバックレストに
取付けられた後板と、一対のフォークを保持する前板と
は、シングルポイントロードセルによって直結されてい
る。このシングルポイントロードセルが、後板の後方に
張り出して取付けられているため、該ロードセルによる
荷重中心位置の移動を少なくすることができ、減トンを
少なくすることができる。また、前記後板がバックレス
トの厚み内に納められている場合、前板の位置をバック
レストにより近づけることができるため、更に減トンを
少なくすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。図10は本発明の第1実施例のフォ
ークリフトスケールS1 の一部を破断した拡大側面図、
図11は第1実施例において、シングルポイントロード
セルBを分離させた状態の側面図、図12は本発明の第
2実施例のフォークリフトスケールS2 の一部を破断し
た拡大側面図、図13は本発明の第3実施例のフォーク
リフトスケールS3 が取付けられたフォークリフトAに
おけるバックレスト19の位置からの正面図、図14は
図13のX−X線側面断面図である。最初に、本発明の
第1実施例のフォークリフトスケールS1 について説明
する。なお、従来の技術で説明したものと同一の部分に
ついては、同一の符号を使用し、重複を避けて本発明の
特徴部分のみを説明する。
【0016】この実施例は、従来と同一のシングルポイ
ントロードセルBを使用し、しかも、該ロードセルBに
よって荷重中心位置Pが前方に移動することを防止した
構成である。図10に示されるように、後板15のほぼ
中央部には、開口部15aが設けられている。この開口
部15aは、シングルポイントロードセルBを通過させ
ることができる大きさを有している。この後板15の背
面側には、上下の各フィンガーバー3,4の間に配置さ
れたロードセル取付板16が、固定ボルト17によって
固定されている。前記開口部15aとシングルポイント
ロードセルBとの間には、僅かな隙間が形成されてい
る。そして、前記ロードセルBが、前板6(従来の前板
と同一である)と前記取付板16との間に、固定ボルト
17によって固定されている。シングルポイントロード
セルBの後部が後板15の開口部15aに入り込んでい
るため、該ロードセルBが取付けられたことにより増加
した距離L2 は、従来の場合よりも少なくて済む。その
ため、一対のフォーク7の荷重中心位置Pにおけるモー
メントの増加が少なく、フォークリフトAの減トンを少
なくすることができる。
【0017】第1実施例のフォークリフトスケール1
の組付けは、図11に示されるように、予めロードセル
取付板16を後板15に取付けておき、該取付板16と
前板6にシングルポイントロードセルBを固定ボルト1
7によって固定させるのみで済む。そのため、極めて簡
単である。この実施例におけるシングルポイントロード
セルBは、1個の場合でも、一対のフォーク7に対して
それぞれ1個ずつの場合のいずれであっても構わない。
【0018】次に、第2実施例のフォークリフトスケー
2 について説明する。この実施例の場合、図12に
示されるように、シングルポイントロードセルBを断面
凹状のロードセル取付板18に固定させて、該ロードセ
ルBを後板15(第1実施例の後板と同一である)の後
方に張り出させた構成である。この場合、前板6(第1
実施例の前板と同一である)と後板15との隙間eをほ
とんど無くすことができるという利点を有しているた
め、一対のフォーク7に作用するモーメントの大きさを
最小にすることができるという効果が奏される。
【0019】次に、第3実施例のフォークリフトスケー
3 について説明する。この実施例は、図13及び図
14に示されるように、バックレスト19に固定された
後板21にシングルポイントロードセルBを、第2実施
例と同一のロードセル取付板18を介して取付けた構成
である。即ち、後板21には、シングルポイントロード
セルBよりも僅かに大きな開口部21aが2箇所に設け
られている。そして、前板6に取付けられた2個のシン
グルポイントロードセルBが、それぞれ前記開口部21
aを介してロードセル取付板18に取付けられている。
この実施例の場合、上側及び下側の各フィンガーバー
3,4が存せず、後板21はバックレスト19の厚み2
2内に納められた状態で固定されている。この結果、前
板6も、バックレスト19の厚み22内に納めることが
できる。この場合の前板6の位置は、フォークリフトス
ケールが設けられていない通常のフォークリフトにおけ
る前板の位置とほとんど同じである。したがって、減ト
ンがほとんど生じない。シングルポイントロードセルB
が、1個であっても複数個であっても構わないのはもち
ろんである。
【0020】フォークリフトAの減トンをより少なくす
るために、シングルポイントロードセルBの長さをでき
るだけ短くすると共に、できるだけ軽量化させることが
望ましい。
【0021】
【発明の効果】本発明に係るフォークリフトスケール
は、後板に開口部が設けられていて、シングルポイント
ロードセルが後板の後方に張り出して取付けられた構成
である。そのため、次に示す諸効果が奏される。(1)
後板に開口部が設けられていて、シングルポイントロー
ドセルが後板の後方に張り出して取付けられている
、スケール自体の厚みによる荷重中心位置の移動量が
少なくなり、減トンを少なくすることができる。(2)
後板がバックレストの厚み内に納められている場合、前
板の位置をバックレストにより近づけることができるた
め、更に減トンを少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のフォークリフトスケールS’が取付けら
れたフォークリフトAの側面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】従来のフォークリフトスケールS’の一部を破
断した拡大側面図である。
【図5】無負荷状態のシングルポイントロードセルBの
側面図である。
【図6】荷重Wを作用させた状態のシングルポイントロ
ードセルBの作用説明図である。
【図7】従来のフォークリフトスケールS’において、
シングルポイントロードセルBを分離させた状態の側面
図である。
【図8】従来の別の実施例のフォークリフトスケール
S”が取付けられたフォークリフトAの正面図である。
【図9】同じく平面図である。
【図10】本発明の第1実施例のフォークリフトスケー
1 の一部を破断した拡大側面図である。
【図11】第1実施例において、シングルポイントロー
ドセルBを分離させた状態の側面図である。
【図12】本発明の第2実施例のフォークリフトスケー
2 の一部を破断した拡大側面図である。
【図13】本発明の第3実施例のフォークリフトスケー
3 が取付けられたフォークリフトAにおけるバック
レスト19の位置からの正面図である。
【図14】図13のX−X線側面断面図である。
【符号の説明】 A:フォークリフト B:シングルポイントロードセル S1 3 :フォークリフトスケール 2,19:バックレスト15,21 :後板 6,14:前板 7:フォーク 15a,21a :開口部 22:バックレストの厚み
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】削除
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月24日(1999.12.
24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 フォークリフトスケール
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフトに
おけるバックレストに取付けられた後板と、一対のフォ
ークを保持するための前板との間に設けられ、前記一対
のフォークに積載される荷物を計重するためのフォーク
リフトスケールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】フォークリフトにおいて、荷物を一対の
フォークに積載させて計重することは、各種の方法で行
われている。その一つとして、フォークリフトの前板と
後板とをシングルポイントロードセルで直結させ、該ロ
ードセルで計重するものが公知である。
【0003】図1に示されるように、フォークリフトA
の前部には2本のマスト1が立設されていて、これらの
マスト1の前方には、該マスト1に跨がって取付けられ
たバックレスト2が、チェーン(図示せず)によって昇
降可能に設けられている。なお、図1ないし図4におい
て、符号RはフォークリフトAの前輪である。
【0004】従来のフォークリフトスケールS’につい
て説明する。この実施例は、2個のシングルポイントロ
ードセルBから構成される場合で、容量の大きい、また
は幅の広いフォークリフトAに適用される。図2ないし
図4に示されるように、バックレスト2の下部には、上
下の各フィンガーバー3,4が高さ方向に所定の間隔を
おいて設けられている。上側フィンガーバー3の上端部
と下側フィンガーバー4の下端部には、断面略台形状を
成す係合凸部3a,4a が形成されている。上下の各フィ
ンガーバー3,4の前部には、フォークリフトAの幅方
向に沿って一定の間隔をおいて2枚の後板5が取付けら
れている。そして、各後板5の背面側の上下端部には、
前記係合凸部3a,4a に対応する係合凹部5aが設けら
れている。上下の各フィンガーバー3,4の係合凸部3
a,4a に、各後板5の係合凹部5aが係合されることに
よって、各後板5が上下の各フィンガーバー3,4に強
固に取付けられる。
【0005】各後板5の前方には、該後板5よりも大き
な前板6が、それぞれ一定の間隔をおいて相対向して配
置されている。各前板6の上部には、一対のフォーク7
の上端に設けられた引掛け部7aの裏面に突設された係
止体(図示せず)を係止させるための係止溝6aが、幅
方向に沿って一定間隔をおいて設けられている。各前板
6におけるそれぞれの係止溝6aに、一対のフォーク7
が引掛けられる。一対のフォーク7は、各前板6に対し
て着脱可能である。そして、各後板5と各前板6との間
には、それぞれシングルポイントロードセルBが取付け
られている。前記シングルポイントロードセルBは、正
面視における各後板5及び各前板6のほぼ中央部に、そ
れぞれ4本の固定ボルト8を介して取付けられている。
【0006】シングルポイントロードセルBについて説
明する。図5に示されるように、このロードセルBは、
直方体形状のロードセル本体9の上面と下面に歪ゲージ
1〜G4 が、フォークリフトAの長手方向に沿って2
枚ずつ直列に貼り付けられた形態である。前記ロードセ
ル本体9が、該ロードセルBの起歪部(歪ゲージが貼り
付けられて、荷重を歪に変換するための部材)となって
いて、その材質はアルミ合金、低合金鋼、析出硬化形ス
テンレス鋼等である。そして、側面視におけるロードセ
ル本体9のほぼ中央部は、フォークリフトAの幅方向に
沿って、略長方形状にくり抜かれていて、中空孔部11
が形成されている。更に、前記中空孔部11における各
コーナー部C1 〜C4 は、円弧状にくり抜かれている。
上記した各歪ゲージG1 〜G4 は、各コーナー部C1
4 に対応して、それらのほぼ直上(或いは直下)に貼
り付けられている。各コーナー部C1 〜C4 が円弧状に
くり抜かれているのは、該ロードセルBを製作する際の
最終調整が、この部分のくり抜き量を調整すること、即
ち、各歪ゲージG1 〜G4 が貼り付けられている部分の
ロードセル本体9の厚みtを調整することによって行わ
れるためである。なお、図5における符号12は、ロー
ドセル本体9の取付面に設けられた逃し部である。
【0007】シングルポイントロードセルBの作用につ
いて説明する。図4に示されるように、一対のフォーク
7に荷物が積載される。この荷物を質点として考える
と、その荷重Wは、一対のフォーク7の前端面7bから
荷重中心距離L1 だけ離れた荷重中心位置Pに垂直に作
用する。その結果、図6に示されるように、ロードセル
Bを構成するロードセル本体9に、前記荷重Wが前板6
を介して垂直に作用する。ここで、後板5は上下の各フ
ィンガーバー3,4に強固に固定されているため、荷重
Wによってロードセル本体9が略平行四辺形状に変形さ
れる。そして、歪ゲージG2,G3 には引張力が作用し、
歪ゲージG1,G4 には圧縮力が作用する。この結果、各
歪ゲージG1 〜G4 の電気抵抗が変化し、出力電圧が変
化する。各シングルポイントロードセルBにおける歪ゲ
ージG1 〜G4 の出力電圧の変化の総和をブリッジ回路
及び増幅器(いずれも図示せず)を介して計測し、和算
箱(図示せず)で和算することにより、荷物が計重され
る。
【0008】上記したように、シングルポイントロード
セルBを構成するロードセル本体9が、荷重Wにより略
平行四辺形状に変形される。前記ロードセル本体9は、
一定の範囲内の荷重Wがいかなる方向に作用しようと
も、常に垂直面内において平行四辺形状に変形される。
換言すれば、前記ロードセル本体9が捩じれた状態(垂
直面内から逸脱した状態)で変形することはない。この
結果、一対のフォーク7のいかなる部分に荷物を積載
(例えば、1本のフォーク7にのみ荷物を積載したり、
フォークリフトAの幅方向や前後方向に荷物を積載)し
ても、常に正確に計重される。この機構は、「ロバーバ
ル機構」と称されている。
【0009】次に、別の実施例のフォークリフトスケー
ルS”について説明する。この実施例は、上記したもの
と同一のシングルポイントロードセルBを1個だけ使用
した場合であり、比較的容量の小さいフォークリフトA
に適用される。図8及び図9に示されるように、上下の
各フィンガーバー3,4が設けられていて、これらに1
枚の後板13が強固に取付けられている。各後板13の
前方には、該後板13とほぼ同じ大きさの前板14が、
一定の間隔をおいて相対向して配置されている。そし
て、後板13と前板14との間には、シングルポイント
ロードセルBが1個取付けられている。該シングルポイ
ントロードセルBは、正面視における後板13及び前板
14のほぼ中央部に、それぞれ4本の固定ボルト8を介
して取付けられている。この実施例の場合、シングルポ
イントロードセルBが1個だけなので、スケールS2
構成が更に簡単になると共に、より軽量化される
【0010】次に、「減トン」について説明する。図4
に示されるように、フォークリフトAにおける荷重中心
位置Pは、各フォーク7における垂直部分の前端面7b
から、その長手方向に荷重中心距離L1 (通常の場合5
00mm)だけ離れた位置であり、該荷重中心位置Pに
作用する荷重Wによって、フォークリフトの最大積載量
が定められている。しかし、後板5と前板6との間にフ
ォークリフトスケールS’が取付けられている場合、該
スケールS’の自重により、前記最大積載量が減少す
る。しかも、該スケールS’の厚さにより、前記荷重中
心位置Pが、距離L2'(フィンガーバー53の前端面か
ら、一対のフォーク57の垂直部分の前端面までの距
離)だけ前方に移動する。即ち、フォークリフトスケー
ルS’が取付けられていない場合、一対のフォーク7に
荷物が積載されることにより、その荷重中心位置Pに
は、フォークリフトAの前輪Rと地表面との接触部Qを
中心として、その大きさがW×L1 のモーメントが作用
する。ところが、フォークリフトスケールS’が取付け
られている場合、一対のフォーク7の荷重中心位置Pに
は、大きさがW×(L1 +L2')のモーメントが作用す
る。このため、フォークリフトAの最大積載量は、前記
モーメントの増加分(W×L2')だけ減少する。例え
ば、フォークリフトスケールS’の自重が約120kg
で、それを取付けたことによる荷重中心位置Pの移動量
(距離L2')が約130mmである場合、2000kg
積のフォークリフトAの最大積載量は、約1700kg
に減少する。これは「減トン」と称されていて、その量
は最大積載量の15〜20%である。
【0011】上記したように、フォークリフトスケール
S’が取付けられて減トンされたフォークリフトAによ
って、最大積載量近くの重量の荷物が搬送されると、該
フォークリフトAが転倒するおそれがある。そのため、
作業の安全性に問題が生じ、的確な作業を行うことが困
難である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した不
具合に鑑み、フォークリフトスケールによる減トンを少
なくすることを課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために本発明が採用した手段は、フォークリフトの前部
に配設されたバックレストに取付けられた後板と、前記
後板の前方に配設され、一対のフォークを引掛けた状態
で保持するための前板と、前記前板と後板とを直結させ
るシングルポイントロードセルとを備え、該シングルポ
イントロードセルにより、前記一対のフォークに積載さ
れた荷物を計重する構成のフォークリフトスケールにお
いて、前記後板には、前記シングルポイントロードセル
よりも大きな開口部が設けられていて、該ロードセルを
後板の後方に張り出して取付けたことである。
【0014】フォークリフトを構成するバックレストに
取付けられた後板と、一対のフォークを保持する前板と
は、シングルポイントロードセルによって直結されてい
る。このシングルポイントロードセルが、後板の後方に
張り出して取付けられているため、該ロードセルによる
荷重中心位置の移動を少なくすることができ、減トンを
少なくすることができる。また、前記後板がバックレス
トの厚み内に納められている場合、前板の位置をバック
レストにより近づけることができるため、更に減トンを
少なくすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。図10は本発明の第1実施例のフォ
ークリフトスケールS1 の一部を破断した拡大側面図、
図11は第1実施例において、シングルポイントロード
セルBを分離させた状態の側面図、図12は本発明の第
2実施例のフォークリフトスケールS2 の一部を破断し
た拡大側面図、図13は本発明の第3実施例のフォーク
リフトスケールS3 が取付けられたフォークリフトAに
おけるバックレスト19の位置からの正面図、図14は
図13のX−X線側面断面図である。最初に、本発明の
第1実施例のフォークリフトスケールS1 について説明
する。なお、従来の技術で説明したものと同一の部分に
ついては、同一の符号を使用し、重複を避けて本発明の
特徴部分のみを説明する。
【0016】この実施例は、従来と同一のシングルポイ
ントロードセルBを使用し、しかも、該ロードセルBに
よって荷重中心位置Pが前方に移動することを防止した
構成である。図10に示されるように、後板15のほぼ
中央部には、開口部15aが設けられている。この開口
部15aは、シングルポイントロードセルBを通過させ
ることができる大きさを有している。この後板15の背
面側には、上下の各フィンガーバー3,4の間に配置さ
れたロードセル取付板16が、固定ボルト17によって
固定されている。前記開口部15aとシングルポイント
ロードセルBとの間には、僅かな隙間が形成されてい
る。そして、前記ロードセルBが、前板6(従来の前板
と同一である)と前記取付板16との間に、固定ボルト
17によって固定されている。シングルポイントロード
セルBの後部が後板15の開口部15aに入り込んでい
るため、該ロードセルBが取付けられたことにより増加
した距離L2 は、従来の場合よりも少なくて済む。その
ため、一対のフォーク7の荷重中心位置Pにおけるモー
メントの増加が少なく、フォークリフトAの減トンを少
なくすることができる。
【0017】第1実施例のフォークリフトスケールS1
の組付けは、図11に示されるように、予めロードセル
取付板16を後板15に取付けておき、該取付板16と
前板6にシングルポイントロードセルBを固定ボルト1
7によって固定させるのみで済む。そのため、極めて簡
単である。この実施例におけるシングルポイントロード
セルBは、1個の場合でも、一対のフォーク7に対して
それぞれ1個ずつの場合のいずれであっても構わない。
【0018】次に、第2実施例のフォークリフトスケー
ルS2 について説明する。この実施例の場合、図12に
示されるように、シングルポイントロードセルBを断面
凹状のロードセル取付板18に固定させて、該ロードセ
ルBを後板15(第1実施例の後板と同一である)の後
方に張り出させた構成である。この場合、前板6(第1
実施例の前板と同一である)と後板15との隙間eをほ
とんど無くすことができるという利点を有しているた
め、一対のフォーク7に作用するモーメントの大きさを
最小にすることができるという効果が奏される。
【0019】次に、第3実施例のフォークリフトスケー
ルS3 について説明する。この実施例は、図13及び図
14に示されるように、バックレスト19に固定された
後板21にシングルポイントロードセルBを、第2実施
例と同一のロードセル取付板18を介して取付けた構成
である。即ち、後板21には、シングルポイントロード
セルBよりも僅かに大きな開口部21aが2箇所に設け
られている。そして、前板6に取付けられた2個のシン
グルポイントロードセルBが、それぞれ前記開口部21
aを介してロードセル取付板18に取付けられている。
この実施例の場合、上側及び下側の各フィンガーバー
3,4が存せず、後板21はバックレスト19の厚み2
2内に納められた状態で固定されている。この結果、前
板6も、バックレスト19の厚み22内に納めることが
できる。この場合の前板6の位置は、フォークリフトス
ケールが設けられていない通常のフォークリフトにおけ
る前板の位置とほとんど同じである。したがって、減ト
ンがほとんど生じない。シングルポイントロードセルB
が、1個であっても複数個であっても構わないのはもち
ろんである。
【0020】フォークリフトAの減トンをより少なくす
るために、シングルポイントロードセルBの長さをでき
るだけ短くすると共に、できるだけ軽量化させることが
望ましい。
【0021】
【発明の効果】本発明に係るフォークリフトスケール
は、後板に開口部が設けられていて、シングルポイント
ロードセルが後板の後方に張り出して取付けられた構成
である。そのため、次に示す諸効果が奏される。(1)
後板に開口部が設けられていて、シングルポイントロー
ドセルが後板の後方に張り出して取付けられているた
め、スケール自体の厚みによる荷重中心位置の移動量が
少なくなり、減トンを少なくすることができる。(2)
前板及び後板に対するシングルポイントロードセルの取
付位置、及びその取付個数の制約を受けることなく減ト
ンが可能である。)後板がバックレストの厚み内に
納められている場合、前板の位置をバックレストにより
近づけることができるため、更に減トンを少なくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のフォークリフトスケールS’が取付けら
れたフォークリフトAの側面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】従来のフォークリフトスケールS’の一部を破
断した拡大側面図である。
【図5】無負荷状態のシングルポイントロードセルBの
側面図である。
【図6】荷重Wを作用させた状態のシングルポイントロ
ードセルBの作用説明図である。
【図7】従来のフォークリフトスケールS’において、
シングルポイントロードセルBを分離させた状態の側面
図である。
【図8】従来の別の実施例のフォークリフトスケール
S”が取付けられたフォークリフトAの正面図である。
【図9】同じく平面図である。
【図10】本発明の第1実施例のフォークリフトスケー
ルS1 の一部を破断した拡大側面図である。
【図11】第1実施例において、シングルポイントロー
ドセルBを分離させた状態の側面図である。
【図12】本発明の第2実施例のフォークリフトスケー
ルS2 の一部を破断した拡大側面図である。
【図13】本発明の第3実施例のフォークリフトスケー
ルS3 が取付けられたフォークリフトAにおけるバック
レスト19の位置からの正面図である。
【図14】図13のX−X線側面断面図である。
【符号の説明】 A:フォークリフト B:シングルポイントロードセル S1 〜S3 :フォークリフトスケール 2,19:バックレスト 15,21:後板 6,14:前板 7:フォーク 15a,21a :開口部 22:バックレストの厚み

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークリフトの前部に配設されたバッ
    クレストのフィンガーバーに取付けられた後板と、 前記後板の前方に配設され、一対のフォークを引掛けた
    状態で保持するための前板と、 を備え、 前記前板と前記後板との間に装着されたロードセルによ
    り、前記一対のフォークに積載された荷物を計重する構
    成のフォークリフトスケールにおいて、 前記前板と後板とをシングルポイントロードセルで直結
    させたことを特徴とするフォークリフトスケール。
  2. 【請求項2】 前記後板には、前記シングルポイントロ
    ードセルよりも大きな開口部が設けられていて、該ロー
    ドセルが後板の後方に張り出して取付けられていること
    を特徴とする請求項1に記載のフォークリフトスケー
    ル。
  3. 【請求項3】 前記後板は、前記バックレストの厚み内
    に納められていることを特徴とする請求項1又は2に記
    載のフォークリフトスケール。
  4. 【請求項4】 前記シングルポイントロードセルは、正
    面視における前板のほぼ中央部に設けられていることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のフォー
    クリフトスケール。
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