JP3061473B2 - データ写し込み装置 - Google Patents

データ写し込み装置

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JP3061473B2
JP3061473B2 JP4066255A JP6625592A JP3061473B2 JP 3061473 B2 JP3061473 B2 JP 3061473B2 JP 4066255 A JP4066255 A JP 4066255A JP 6625592 A JP6625592 A JP 6625592A JP 3061473 B2 JP3061473 B2 JP 3061473B2
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稔 松崎
正晴 浜田
稔 押切
順一 伊藤
右二 今井
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    • G03B17/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film, e.g. title, time of exposure
    • GPHYSICS
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はデータ写し込み装置に
関し、特にフィルムの走行に同期して、発光素子を発光
させて走行中のフィルム面上に日付等のデータを写し込
むデータ写し込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に使用されているカメラに於いて、
フィルムの走行に同期して、発光素子を発光させて走行
中のフィルム面上に日付等のデータを写し込む装置とし
て、例えば特開昭61−5495号公報に記載のドット
発光素子、特開昭57−55131号公報に記載の1桁
発光素子、特開昭55−2608号公報に記載の6桁発
光素子を使用したデータの写し込み装置が知られてい
る。
【0003】このようなデータの写し込みが可能なカメ
ラに於いて、日付等の文字の大きさや、文字間隔はフィ
ルムの走行スピードで変化する。これは、電池電圧低下
やフィルムの負荷力量の差に起因する。故に、従来はフ
ィルムのパーフォレーションと噛合するスプロケットの
回転速度からフィルム速度を算出し、発光タイミングを
調整していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、パーフォレーションを有していないシートフ
ィルムには応用できない。更に、1枚のシートフィルム
を送る中で、走行速度に大きなむらがあると、充分に速
度フィードバックができずに文字がゆがんだり、文字間
隔が一定にならなくなるという現象が発生する。
【0005】そのため、年月日に対応する6桁全てを設
けて同時に発光させることも考えられるが、6桁の発光
素子を設けるようにすると、スペース、コスト的に負担
が大きいものとなる。
【0006】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、簡単な構成で写し込まれる文字の大きさやその間隔
が一定とすることのできるデータ写し込み装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、
ーフォレーションの無いシートフィルムを使用するカメ
ラのデータ写し込み装置に於いて、露光動作が終了した
後で、露光位置から上記シートフィルムを送るための送
り出し手段と、繰り返し発光することで上記フィルム面
上にデータを光学的に写し込むための発光部と、上記送
り出し手段により送り出されるシートフィルムが移動す
る移動経路内に設けられ、シートフィルムの端部通過に
応じて第1の信号を出力する第1信号出力手段と、上記
送り出し手段により送り出されるシートフィルムが移動
する移動経路内に設けられ、上記第1信号出力手段とは
予め定められた距離をおいて分離は位置され、シートフ
ィルムの端部の通過に応じて第2の信号を出力する第2
信号出力手段と、フィルム移動中に発生する第1信号と
第2信号の時間間隔を測定する時間間隔測定手段と、上
記時間間隔測手段で測定した時間に応じて上記発光部の
発光繰り返し時間間隔を制御する制御手段と、を具備す
ることを特徴とする。 またこの発明は、パーフォレーシ
ョンの無いシートフィルムを使用するカメラのデータ写
し込み装置に於いて、露光動作が終了した後で、露光位
置から上記シートフィルムを送るための送り出し手段
と、繰り返し発光することで上記フィルム面上にデータ
を光学的に写し込むための発光部と、上記送り出し手段
により送り出されるシートフィルムが移動する移動経路
内に向けて非可視光を投射する投射手段と、上記投射光
に対するシートフィルムからの反射光を受光する受光手
段と、上記シートフィルムの移動中の上記受光手段の出
力変化からシートフィルム端部で第1の信号を発生し、
シートフィルム縁部分と露光画面の境界部で第2の信号
を発生する信号発生手段と、第1信号と第2信号の時間
間隔を測定する時間間隔測定手段と、上記時間間隔測手
段で測定した時間に応じて上記発光部の発光繰り返し時
間間隔を制御する制御手段と、を具備することを特徴と
する。 更にこの発明は、パーフォレーションの無いシー
トフィルムを使用するカメラのデータ写し込み装置に於
いて、露光動作が終了した後で、露光位置から上記シー
トフィルムを送るための送り出し手段と、繰り返し発光
することで上記フィルム面上にデータを光学的に写し込
むための発光部と、露光後のシートフィルム送 り出し開
始に応じて第1の信号を発生する第1信号発生手段と、
上記送り出し手段により送り出されるシートフィルムが
移動する移動経路内に設けられ、シートフィルムの端部
の通過に応じて第2の信号を出力する第2信号出力手段
と、上記第1信号と第2信号の時間間隔を測定する時間
間隔測定手段と、上記時間間隔測手段で測定した時間に
応じて上記発光部の発光繰り返し時間間隔を制御する制
御手段と、を具備することを特徴とする。
【0008】
【作用】シートフィルム走行部にフォトリフレクタ(P
R)を配置し、シートフィルムが通過することによって
生じる反射光の変化を検出できるようにしておく。そし
て、シートフィルムが所定距離だけ走行するのに要する
時間から走行速度を求め、発光タイミングを調整する。
【0009】パーフォレーションの無いシートフィルム
の走行速度を検出するため、フィルムが走行する部分
に、走行の方向にそって複数のフィルム先端検出手段を
設け、これらの地点をフィルムの先端が通過するタイミ
ングの時間差により求める。
【0010】また、パーフォレーションの無いシートフ
ィルムの走行速度を検出するため、フィルム走行開始検
出手段及びフィルム先端検出手段とを設け、走行開始か
ら先端検出までの時間を求めるか、或いは画像が露光さ
れる乳剤部分と、それ以外のフレーム部分を判別可能な
フィルム反射率検出手段を設けて、フレーム部分の通過
時間を求める。
【0011】更に、少なくとも2桁の日付の上位桁と下
位桁の間隔だけは、ばらつくことのないように、発光素
子を2桁で構成することにより、6桁全てに発光素子を
設けるよりは、スペース、コスト的に有利である。加え
て、上位桁と下位桁の発光素子を順次点灯させるように
している。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。
【0013】図1、図2及び図3はこの発明のデータ写
し込み装置が適用されたカメラを概略的に示したもの
で、それぞれ正面図、側面図及びカメラが折りたたまれ
た状態の側面図である。
【0014】カメラ前面には撮影レンズ1が配置され、
この撮影レンズ1からの入射光は、ミラー2で光路が曲
げられて、フィルムパック(インスタントシートフィル
ム使用)3のフィルム上に導かれる。すなわち、被写体
像はフィルムパック3の最上部にあるフィルム(シート
フィルム)4上に結像する。支点5、6及び7は、これ
らの点を中心に回動可能なものであり、カメラの収納時
には、これら支点5、6及び7を折り曲げ、レンズ部分
とミラー部分を折りたたむことができるようになってい
る。尚、カメラの電源スイッチは、図2の状態のときオ
ンとなり、図3に示される折りたたまれた状態のときオ
フとなる。
【0015】また、8は撮影済みのシートフィルム4を
送り出すための送りローラ、9は送られたシートフィル
ム4のガイドであるスプール壁である。フィルム4は、
スプール壁9に沿って曲げられて走行し、現像ローラ1
0に到達する。シートフィルム4の先端には、現像液が
入っている袋を有しており、これを現像ローラ10が押
しつぶして現像液を画面にゆきわたらせることにより、
現像を開始させる。尚、11は現像済みのフィルム4を
収納する収納室である。
【0016】日付(デート)の写し込みは、フィルム4
がスプール壁9上を走行中に行われる。デート写し込み
のモードは、年・月・日、日・時・分、写し込み無し、
月・日・年、日・月・年の5モードである。また、カレ
ンダーデータはうるう年を含む月末自動修正機能付であ
る。日付写し込み装置は、カメラのグリップ12内部に
配置されている。13は写し込み回路と後述するリモー
トコントロール(以下リモコンと略記する)受信回路を
載置したプリント硬質基板(M基板)、14は2桁の数
字表示用LEDで構成されている写し込み用LED、1
5は写し込み用レンズ及び鏡枠、16は写し込み用ミラ
ー、17はスプール壁に開けられた写し込みのための窓
としての開口である。
【0017】また、18はフィルム先端及び走行速度検
出用の、例えばフォトリフレクタ(PR)で構成され、
フィルム4の先端がPRと対向する位置にきたとき、日
付写し込みが開始される。日付写し込みは、年,月,日
の3回に分けて行われる。尚、この日付写し込みは、写
し込み用LED14を1桁のみとし、6回露光する方法
も考えられる。また、PR18はフィルム走行速度を検
出する目的で、2個以上使用することも考えられる。
【0018】図4は、このカメラに使用されるシートフ
ィルム4のパック3の外観図である。このシートフィル
ムパック3には、カメラの電源となる電池が内蔵されて
いる(図示せず)。19は被写体像を露光するための窓
であり、この窓19を通してシートフィルムパック3の
中に重ねられているシートフィルム4の最上部の一枚に
露光が行われる。尚、20は露光済みのシートフィルム
4が排出されるスリット状の排出孔である。
【0019】また、図5は、このカメラに使用されるシ
ートフィルム4を概略的に示したものである。同図に於
いて、21は被写体像が露光される画面で、縁の部分2
2とは、赤外光の反射率が異なっている。これは、反射
率の差を利用して、画面21と縁22の境界を検出し、
フィルム走行速度の検出に利用するためである。更に、
23は上述した現像液が入っている袋である。
【0020】尚、このカメラには赤外光によるリモコン
装置が用意されているが、その仕様については後述す
る。
【0021】図6は、カメラのグリップの内部に収納さ
れているデート写し込み及びリモコン受信装置の構成を
示したもので、4は走行中のシートフィルムである。M
基板13上には、デート写し込み用LED14、カレン
ダーデータのバックアップ用電池(バッテリ)24、カ
レンダーデータ外部表示用LCD(常時表示)25、リ
モコン赤外光受光素子(PINフォトダイオード)2
6、リモコン受信確認用LED27、サブCPU29
(これとは別に、図示されないメインCPUがある)、
リモコン受信IC30等が載置されている。
【0022】また、フレキシブルプリント基板31は上
記M基板13に接続されているもので、カレンダーデー
タ修正スイッチ群32及びリモコンモード切換スイッチ
33のスイッチパターンが設けられている。更に、写し
込み用LED14の下部には、写し込みレンズを含む鏡
枠15及びミラー16で構成される写し込み光学系が配
置されている。
【0023】図7は、このカメラのグリップ部のみを拡
大して示した正面図である。M基板13の表面に、上述
したようにリモコン赤外光受光素子26、リモコン受信
確認用LED27が載置されており、その裏面には写し
込み用LED14が載置されている。34はカレンダー
データ修正及びリモコンモード切換スイッチ群としての
モード釦であり、フレキシブル基板31でM基板13と
接続されている。写し込み用LED14が発光する光
は、鏡枠15内のレンズを通り、ミラー16で反射させ
られ、更にスプール壁9に開けられた開口17を通し
て、この開口17の前面を走行中のフィルム4に写し込
まれる。この場合、写し込みの位置は、図8に示される
ように横方向をフィルム4の長手方向としたときの右
下、すなわちプリント横位置画面の右下である。
【0024】尚、同実施例に使用されている日付写し込
み用の光学系は、図7に示されるように、写し込み用L
ED14側より負パワーの合成樹脂の単レンズ15a、
固定絞り15b、正パワーの合成樹脂の単レンズ15c
及びミラー16で構成されている。光学系の各数値を表
1に示す。
【0025】
【表1】 但し、非球面は、光軸よりy離れたところの面上の点を
面頂より測った光軸方向の位置をxとしたとき次式で表
される。 x=(y2 /R)/{1+(1−P(y2 /R2 ))1/2 } +Ey4 +Fy6 +Gy8 +Hy10 同実施例で使用しているLEDは、図9に示されるよう
に、文字高7.6mmであり、フィルム面上に文字高
2.5mmで写し込んでいる。したがって、光学系の倍
率は、−0.33倍である。また、LEDフィルム面間
の距離は30mmである。この条件で単レンズ1枚で構
成したのものが、図10に示される。この場合、正レン
ズ15dからフィルム面16までの距離が6.2mmと
なり、ミラーをこの間に挿入することが不可能となるた
め、LED単レンズ間にミラーを配置することになる。
したがって、図10からもわかるように、同実施例(図
7)に比較して、装置を構成するのに必要とする空間が
大きくなってしまう。
【0026】このため、同実施例では、この問題を解決
するために図7に示されるように、負、正の単レンズ2
枚のいわゆるレトロフォーカス型を採用することによ
り、レンズフィルム面間の距離を11.6mmとし、十
分にミラーを挿入できる空間を設けた。
【0027】また、レンズのFナンバとしては、数1に
より必要とされる有効Fナンバを計算することができ
る。
【0028】
【数1】 但し、F有効:レンズ有効Fナンバ t:露光時間 L:LED輝度 H:フィルム露光量 τ:透過率。
【0029】この実施例では、フィルム走行中に日付を
写し込むために日付を鮮明に結像させるためには、露光
時間を500μsec 以下にしなければならない。そこ
で、t=500μsec 、L=2000cd/m2 、H=0.
018lx・sec (ISO600)、τ=0.8とする
と、有効Fナンバが約6となる。また、画角は42°で
ある。
【0030】この仕様でレンズを設計した場合、同実施
例のように負正2枚の単レンズで構成することは、ペッ
ツバール和を適正に補正でき、周辺まで像面が平坦で、
非点隔差を小さくすることができる。更に、負正と非対
称型で構成したことにより、ディストーションの発生が
あるが、レンズ材質を合成樹脂としたことで非球面を容
易に構成できるので、非球面を使用してディストーショ
ンを抑えている。
【0031】図11(a)〜(c)及び図12(a)〜
(c)に、それぞれ収差図及びMTFを示す。文字を写
し込む場合、文字幅の逆数の空間周波数(同実施例で
は、4本/mm)の3倍の周波数が、50%以上のMT
F値であれば良好であることがわかっているので、この
光学系では周辺まで十分に性能が良い。
【0032】このように、この実施例で負正2枚の単レ
ンズでレンズを構成することは、ミラー挿入の空間を設
けることが可能となり、装置の大きさと小さくすると共
に、性能としての収差を単レンズ1枚のものに比較して
小さくできるという利点を有している。
【0033】表2に、図10に示された単レンズ1枚の
ものの各数値を示す。
【0034】
【表2】 図13は、この発明によるデータ写し込み装置の機構を
示す概略組立図である。同図に於いて、このデータ写し
込み装置は、フィルム4の走行ガイドであるスプール壁
9を中心に構成されている。このスプール壁9には、デ
ート写し込み光学系である鏡枠15をはじめ、LEDの
発光する光が光線経路外へ洩れるのを防ぐLED遮光1
51、発光する光を光学系通過後フィルムの方向に屈折
させるための上述したミラー16、フィルムのスピー
ド、位置を検出するフォトリフレクタを固定するための
リフレクタ台181及びLED等の電気部品を搭載する
M基板13が、それぞれ図示の如くの位置に取付けられ
る。
【0035】そして、このように構成されたデータ写し
込み装置は、上カバー182及び下カバー183によっ
て覆われている。尚、M基板13には、カレンダーデー
タのバックアップのためのバッテリ24(図6参照)
が、外部から着脱可能に取付けられている。このため、
ユーザはバッテリ24を必要に応じて上カバー182に
設けられた電池蓋184を開くことにより、容易に交換
できる。
【0036】更に、上カバー182には、上述したリモ
コンモード選択、写し込みモード選択、及び写し込み情
報変更を行うモード釦34、LCD表示確認窓341、
リモコン受光窓185及びセルフ発光窓186が設けら
れている。上記モード釦34は、撮影中にユーザが誤っ
て押してしまう虞れのないように、例えば図14に示さ
れるように、上カバー182の側面に配置し、且つ釦が
上カバー182の表面より突出しないように配慮するこ
とも可能である。
【0037】尚、図13中185、186は窓、188
及び189は電池片、190は電池押さえ、191はか
しめ台である。
【0038】次に、図15を参照して、リモコン送信器
について説明する。同図に於いて、36は送信釦であ
り、この釦を押すと赤外発光LED用窓37からカメラ
に向かって赤外光によるリモコン信号が発せられる。こ
の信号は、外乱光によるノイズとの弁別のため、変調が
かかっている。そして、レリーズまでのディレイタイム
を選択するスイッチ38により、1秒と3秒に切換える
ことができる。
【0039】図16及び図17は、上述したデータ写し
込み装置の回路及びリモコンの受信回路を示したもので
ある。図中、29はデータ写し込み及びリモコン信号処
理を行うためのサブCPU(カメラ内に別にメインCP
Uを有している)であり、30はリモコン受信ICであ
る。上記サブCPU29のメインクロック端子には4M
Hzのセラミック発振子39が、そしてサブクロック端
子には32.768kHzの水晶振動子40が接続され
ている。これらのクロックは、サブCPU29の動作速
度、消費電流、必要なクロックの精度によって使い分け
られる。
【0040】次いで、この回路の電源系について説明す
る。41はフィルムパック3に内蔵された電池(6V)
であり、42はカメラの開閉によってオン、オフする電
源スイッチである。43は三端子レギュレータで、この
回路の電源電圧を安定化(3.5V)させている。これ
は、電池41にはフィルム送りモータ等が接続されてい
るので、電圧の変動を防止するために接続されている。
【0041】44は1000μFのアルミ電解コンデン
サで、三端子レギュレータ43の出力端子に接続されて
いる。これは、このカメラの写し込みが、フィルム走行
中に行われるため、写し込み用LED14の発光時間を
短時間にしなければならないことによる。つまり、発光
時間が短いので、十分な露光量を得るにはLEDの輝度
をあげる必要があり、そのためにはLEDに大電流を流
す必要がある。すなわち、瞬間的に大電流を流す必要が
あり、このとき三端子レギュレータ43の電流供給能力
を超えるため、電流バックアップ用としてコンデンサが
接続されている。
【0042】45はショットキーバリアダイオードであ
り、フィルムパック3がカメラから抜取られた場合、或
いはカメラが収納状態に折りたたまれ(図3参照)、電
源スイッチ42がオフとなったとき、バックアップ用電
池24からサブCPU29に電源が供給され、カレンダ
ーデータを保持するように電源を切換える。47のCR
フィルターはサブCPU29のリセット端子に接続され
ていて、電源投入時に確実にパワーオンリセットがかか
るようになっている。
【0043】上述した日付写し込み用LED14は、7
セグメントの数字表示素子にドットを加えた8セグメン
トで1桁分が構成されるもので、同実施例の場合、図1
8に示されるように、2桁分を有している。また、48
は写し込み用LED14の上位桁或いは下位桁を選択
し、発光させるためのPNPトランジスタであり、サブ
CPU29によって制御されている。尚、日付写し込み
用LED14を2桁同時に発光させると、ラッシュカレ
ント、駆動トランジスタ数、電流制限抵抗の数の増加と
いう問題があるため、1桁ずつタイミングをずらして発
光させている。
【0044】49は、日付写し込み用LED14に流れ
る電流を決定する抵抗である。2桁を2回に分けて発光
させているので、LED14のセグメント数が15個
(下位桁のドットは使用しない)であるのに対し、抵抗
は8個でよい。同様に、各セグメントを駆動するNPN
トランジスタ50も8個でよい。尚、NPNトランジス
タ50もまた、サブCPU29によって制御されてい
る。
【0045】図19は、日付写し込みに於いて、上位桁
と下位桁を同時に発光させる場合の回路図である。10
0は上位桁LED、101は下位桁LEDであり、どち
らもアノードコモンタイプの数字表示LEDである。両
者のアノード端子102は、電源のプラス側に接続され
ている。カソード端子103はそれぞれ電流制限抵抗1
04を介して駆動トランジスタ105(NPNトランジ
スタ)のコレクタに接続されている。各々の駆動トラン
ジスタ105のベースは、ベース電流制限抵抗106を
介してCPU107の出力ポートに接続されている。ま
た、各々の駆動トランジスタ105のエミッタは、電源
のマイナス側に接続されている。写し込み用LED14
の各セグメントに対応するCPUの出力ポートを、ハイ
レベル(H)にすると発光し、ローレベル(L)にする
と消灯する。この構成により、2桁の全てのセグメント
を同時に発光させることができる。
【0046】図19の回路によって、2桁を同時に発光
させて日付を写し込む場合のタイミングチャートを図2
0(a)及び(b)に示す。同図は、年月日を、この順
序で写し込む場合である。年,月,日それぞれの写し込
みに於いて、上位桁LEDと下位桁LEDは同時にオン
し、且つ同時にオフしている。
【0047】このような構成にした場合、上述したよう
にLEDの発光時のラッシュカレントが大きくなってし
まい、好ましくない。
【0048】図16及び図17に戻って、18はフィル
ム4の先端を検出するためのフォトリフレクタ(PR)
である。ここでは、1個のPRを使う例が示されてい
る。PR18は内蔵された赤外発光LED52が赤外光
を発し、これが物体によって反射された光を、内蔵され
たフォトトランジスタ(PTr)53で検出する。赤外
光の反射率が良い物体がある場合には、PTr53の出
力54はLとなり、反射率が悪い物体がある場合、或い
は何も反射する物体が無い場合には出力54はHとな
る。尚、55はPR18内の赤外発光LED52をオ
ン、オフするためのトランジスタで、サブCPU29に
よって制御されている。
【0049】図21は、フィルムの先端位置、或いは走
行速度を検出するためのPR18に内蔵された赤外発光
LED52のスペクトルを示したものである。赤外発光
LED52が発する光の波長は、900〜1040nm
の範囲である。
【0050】一方、図22は、この実施例で用いている
フィルム4の分光感度を示した図である。同図より、こ
のフィルムは700nm以上の波長の光には感光しない
ことがわかる。したがって、図21の特性を有するPR
18によって、フィルム4が感光してしまうことはな
い。
【0051】再び図16及び図17を参照すると、56
は、カレンダーデータ修正用のモード切換スイッチ(M
ODE SW)、修正桁切換スイッチ(SELECT
SW)、修正スイッチ(SET SW)で、サブCPU
29の入力ポート(キースイッチ割込みポートになって
いる)に接続されている。57はリモコンモード切換ス
イッチで、やはりサブCPU29の入力ポート(同様に
キースイッチ割込みポートになっている)に接続されて
いる。更に、58は、外部表示用LCD25を駆動する
ための電圧を発生する分割抵抗で、消費電流をおさえる
ため、大きな値(1MΩ)にしてある。
【0052】ここで、カレンダーデータの修正方法につ
いて説明する。写し込まれるカレンダーデータは、外部
表示用LCD25に常時表示されており、ここを見るこ
とにより確認可能となっている。また、データの内容
は、当日のカレンダー(年,月,日)または現在の日及
び時刻(日,時,分)であり、上述したように、うるう
年を含め、月末の日付が自動修正されるようになってい
る。
【0053】データの修正は、上述した3つの押釦によ
るカレンダーデータ修正用のスイッチ56によって行
う。例えば、モード切換スイッチを1回押す毎に写し込
みのモードが、年月日→日時分→写し込みなし→月日年
→日月年→年月日という順序で切換わる。年月日の順序
を入換えるのは、国(日本、ヨーロッパ、アメリカ等)
によって習慣が異なるためである。このとき、外部表示
用LCD25は、図23に示されるように表示される。
【0054】図24は、日付の外部表示と、フィルム4
に写し込まれるパターンとの対応を示したものである。
この場合、図24(a)は年月日モード、図24(b)
は日時分モードを表している。
【0055】この日付写し込み装置では、汎用の数字表
示用の7セグメントLEDを使用しているため、外部表
示に於ける“年”の左上の部分のアポストロフィ
ー(’)や、時と分との間のコロン(:)を写し込むこ
とができない。そこで、これらの記号の代わりに、ピリ
オド(.)を上下逆にして写し込んでいる。汎用数字表
示用LEDには、一般に、数字の右下にドットがあるも
のが多くある。そこで、このLEDを倒立させて用い、
数字の左上に写し込むことができるようにしてある(図
18の日付写し込み用LED14参照)。
【0056】外部表示用LCD25に於いて、“月”表
示の上部には、“月”表示の位置を示す“M”マークが
表示される。LCDパネルの右上のPRINTマーク
(バー,−)は、写し込みが行われるモード(年月日モ
ード、日時分モード、月日年モード、日月年モード)の
ときに表示され、写し込みが行われないモード(写し込
みなしモード)のときは表示されない。また、写し込み
が完了した後、3秒間、2Hz、デューティ50%で点
滅し、写し込みが行われたことを表示する。後述する修
正モード(データの修正を行うモード)では表示されな
い。写し込みなしモードのとき、LCDの年月日或いは
日時分を表示する部分にはバーが6本表示される(-- -
- --)が、この表示はフィルム上には写し込まれない。
【0057】次に、修正桁切換スイッチ(SELECT
SW)の機能について説明する。年,月,日を表示し
ているモード(年月日モード、月日年モード、日月年モ
ード)のときは、通常状態(写し込みモード)から、修
正桁切換スイッチを1回押す毎に、通常状態→年→月→
日→通常状態、という順序で修正桁が切換わる。選択さ
れたLCD上の修正桁は点滅する。年,月,日の何れか
が修正桁として選択されている状態を修正モードと称
し、修正モード中はプリント(PRINT)マークは表
示されない。
【0058】日時分モードで修正桁切換スイッチを押す
と、通常状態→時→分→秒→通常状態の様に切換わる。
日の修正は、年,月,日を表示しているモードにて行
う。上記の年,月,日を表示しているモードのときと同
様に、LCD上の修正桁は点滅し、何れかの修正桁が点
滅している修正モードでは、PRINTマークは表示さ
れない。修正桁として秒が選択されたときは、“時”と
“分”の間に表示されているコロン“:”が点滅する。
【0059】尚、写し込みなしモード時は、修正桁切換
スイッチが押されても受付けない。
【0060】次に、修正スイッチ(SET SW)の機
能について説明する。修正モード時修正スイッチを1回
押す毎に、選択されている修正桁が1ずつカウントアッ
プする。但し、秒の修正モード時は、修正スイッチが押
され、その後放されたとき、すなわちスイッチがオンの
後、オフとなった瞬間、0秒にリセットされる。通常モ
ード時に修正スイッチが押されても受付けない。
【0061】再び図16及び図17に戻って、リモコン
受信回路の構成を説明する。図中26は、上述したよう
にリモコン光受光のためのPINフォトダイオードであ
る。PINフォトダイオード26で受光された信号(変
調されている)は、リモコン受信IC30に入力され、
複調、波形整形された後、サブCPU29に送られる。
このサブCPU29は、上記入力がノイズか信号かの弁
別を行い、且つディレイタイムが1秒か3秒かを信号よ
り弁別し、1秒或いは3秒のディレイをおいて、信号ラ
イン60及び61よりファーストレリーズ信号及びセカ
ンドレリーズ信号を出力する。リモコン受信確認用LE
D27は、リモコン信号をカメラが受信したことを送信
者が確認するためのものであり、リモコン信号が受信さ
れたならば、レリーズが切れるまでの間このLEDが点
滅する。
【0062】更に、62はフィルム走行スイッチであ
り、撮影が終了し、フィルム走行が開始されるとオン
し、走行が完了するとオフになる。このフィルム走行ス
イッチ62の状態は、信号ライン63を通してサブCP
U29に入力される。また、64は、写し込み用LED
14の輝度ばらつきによって発光時間を調整するため、
サブCPU29の入力ポートに接続されたスイッチであ
る。
【0063】次に、本実施例のカメラの日付写し込みと
リモコンの動作を、タイミングチャートを用いて説明す
る。尚、日付写し込み動作の説明は、後述する図32及
び図33のフローチャート中のステップS16の内容の
説明となっている。また、ここでは“日・月・年”モー
ドを例にとって説明する。
【0064】図25(a)〜(h)は、フィルム走行速
度の検出を行わない場合の日付写し込み動作のタイミン
グチャートである。これを各タイミング毎に説明する。
【0065】先ず、時刻t1に於いて、カメラの蓋を開
けることにより、電源スイッチがオンされる。次いで、
時刻t2にて撮影者がレリーズボタンを押すことによ
り、ファーストレリーズがオン、更に時刻t3にてセカ
ンドレリーズがオンされ、撮影が行われる。
【0066】時刻t4にて被写体の撮影が終了すると、
フィルム4が送られ始め、フィルム走行スイッチ62が
オンされる。これがサブCPU29で検出され(フィル
ム走行開始の検出)、フィルム先端検出用PR18内の
赤外発光LED52がオンされる。そして、フィルム4
が送られてゆくと、やがて先端がPR18の位置に達
し、PTr53がオンされる(時刻t5)。これがサブ
CPU29で検出され、日付写し込み動作が開始され
る。同時に、LED52は不要となるので、オフされ
る。
【0067】日付写し込みは、年,月,日を3回に分け
て行われる。且つそれぞれの写し込みも上位桁と下位桁
の発光タイミングをずらせて行われる。このようにする
ことにより、日付写し込み用LED14の発光によるラ
ッシュカレントを低く抑え、且つ駆動用トランジスタ、
電流制限用抵抗の数を減らすことができる。
【0068】以上のことをタイミングチャート上でみる
と、時刻t5で「年」の上位桁が点灯し、時刻t6で消
灯する。上位桁の消灯と同時に下位桁が点灯し、時刻t
7で消灯する。
【0069】こうして、「年」の写し込みが終了する。
そして適当な時間経過後、時刻t8で「月」の写し込み
が、時刻t9で「日」の写し込みが開始される。但し、
写し込みのモードによっては、年,月,日の順序が入れ
換わったり、日時分写し込みモード時には、写し込みが
「日」、「時」、「分」になったりすることがある。
【0070】そして、時刻t10にて、全ての写し込み
が終了し、フィルム送りが終了すると、フィルム走行ス
イッチ62はオフされる。次いで、時刻t11でカメラ
の蓋が閉じられると、電源スイッチがオフされる。但
し、サブCPU29は、上記のバックアップ電池24に
より動作しつづけ、カレンダーは動作し続ける。
【0071】次に、フィルム走行速度を検出し、これに
より、年,月,日、或いは日,時,分の写し込みの時間
間隔を変える場合について説明する。このようにするこ
とにより、写し込まれた数字(年,月,日或いは日,
時,分)の間隔を、フィルムの走行速度によらず一定に
することができるので、走行速度がばらついた場合でも
写し込みデータの見ばえを一定に保つことができる。
【0072】年,月,日或いは日,時,分の写し込みの
時間間隔が一定で、フィルムの走行速度がばらついた場
合の、写し込まれた日付の間隔が変化する様子を図26
(a)〜(c)に示す。2桁のLEDで写し込む場合、
年,月,日、或いは日,時,分の相互の間隔はばらつく
が、2桁間の間隔は一定に保てる。
【0073】図27(a)〜(h)は、フィルム走行速
度の検出を、フィルム先端の縁22の部分の通過時間を
測定することにより行う場合のタイミングチャートを示
したものである。
【0074】PTr53は、フィルム先端の検出により
オンとなり(時刻t21)、更にフィルム4が進み、縁
22の部分から画面21の部分に変わるところで、赤外
光の反射率が低下するため、オフされる(時刻t2
2)。この時刻t21からt22までの時間を測定し、
写し込み用LED14の発光間隔に反映させる。
【0075】図28(a)〜(h)は、走行速度検出を
フィルム走行スイッチ62のオン(時刻t31)からP
Tr53のオン(時刻t32)までの時間の測定により
行う場合のタイミングチャートである。
【0076】図29(a)〜(j)は、フィルム走行室
に、走行の方向に沿って、ある一定の間隔で2個のPR
を配置し、この2個のPRがオンする時刻の差(時刻t
41〜t42)を測定することにより、速度検出を行う
場合のタイミングチャートである。
【0077】次に、リモコンの動作を図30(a)〜
(h)のタイミングチャートを参照して説明する。
【0078】先ず、時刻t51にて、カメラの蓋を開
け、電源スイッチがオンされる。そして、時刻t52で
リモコンモード切換ボタンを押すと、この信号の立下が
りにより、モードが通常モードからリモコンモードに切
換わる。これと同時に、サブCPU29はHALTモー
ドから高速モードに切換わる。このとき、メインCPU
は停止している可能性がある。これは、電源スイッチオ
ンから30秒間放置されると、メインCPUは停止する
ためである。したがって、メインCPUに起動信号(時
刻t52′〜t53)を出力する。
【0079】次いで、時刻t54〜t55のリモコン信
号を受信すると、サブCPU29は時刻t56、t57
のファーストレリーズ信号及びセカンドレリーズ信号を
出力し、撮影が行われる。そして、撮影終了後、フィル
ムが送られて、フィルム走行スイッチ62がオンされ
(時刻t58)、上記日付写し込みが行われる。フィル
ム走行が終了すると、フィルム走行スイッチ62がオフ
される(時刻t59)。
【0080】その後、カメラ本体のレリーズ或いは、リ
モコンのレリーズが押されず放置されれば、サブCPU
29は30秒おきにメインCPU起動信号(時刻t6
0、t61)を出力する。そして、リモコンモードに入
ってから5分間経過すると(時刻t62)、カメラは通
常モードに戻る。カメラの蓋を閉じると電源スイッチが
オフされる(時刻t63)。
【0081】図31(a)〜(h)は、リモコンモード
中に2駒の撮影が行われた場合のタイミングチャートで
ある。リモコンモードにある5分間は、何回でもレリー
ズ可能となっている。
【0082】図32及び図33は、日付写し込みと、リ
モコン信号受信を行うサブCPU29の動作を説明する
ためのフローチャートである。以下、これについて各ス
テップ毎に説明してゆく。
【0083】先ず、サブCPU29に電源が供給されて
いない状態、すなわちフィルムパック(電池内蔵)3が
カメラにセットされておらず、且つカレンダーバックア
ップ用電池24も入っていない状態から、電源を供給し
始める、つまり、フィルムパック3或いはバックアップ
電池24を入れると、パワーオンリセットがかかり、C
PUは各種初期設定を行う(ステップS1)。そして、
ステップS2にてクロックを32.768kHzに設定
する(クロックは32.768kHzと4MHzに切換
可能になっている)。
【0084】ステップS3では、割込み要求が発生した
場合に、割込みルーチンに飛ぶことを禁止する。また、
ステップS4では、全ての割込みを許可する。ここで、
ステップS3により、割込み要求発生時に割込みルーチ
ンに飛ぶことは禁止されているが、要求発生時に、割込
み要求フラグを立てることが可能になる。
【0085】そして、ステップS5で、全ての割込み要
求フラグをクリアしておき、その後、ステップS6に
て、CPU停止モードに入る。ここにいる限り、消費電
流を微少なものに抑えることができる。何らかの割込み
要求がかかると、停止モードから抜け出し、次のステッ
プへ進むようになっている。
【0086】次いで、ステップS7に於いて、時計タイ
マ割込み要求フラグが立っているかどうかのチェックを
行う。時計タイマは、32.768kHzの水晶発振子
40によって動作しており、0.5秒おきに割込み要求
を発生する。ここで、割込み要求フラグが立っていた場
合、ステップS8に進んでこれをクリアする。その後、
ステップS9にてカレンダーデータの更新を行い、停止
モード(ステップS6)へ戻る。
【0087】上記ステップS7で時計タイマ割込み要求
フラグが立っていない場合、すなわち、フィルム走行ス
イッチ62またはカレンダー修正スイッチ(MODE
SW,SELECT SW,SET SW)或いはリモ
コンモード切換スイッチ(リモコンSW)のオンによ
り、HALTモードから脱出した場合(カレンダー修正
スイッチとリモコンモード切換スイッチはサブCPU2
9のキースイッチ割込み端子に、フィルム走行スイッチ
は割込み端子に接続されている)、ステップS10〜S
14に進んで、これらのステップのうちどこかで分岐す
る。
【0088】すなわち、フィルム走行スイッチオンのと
きは、フィルム走行割込み要求フラグをクリア(ステッ
プS15)して、デート写し込みサブルーチン(ステッ
プS16)へ飛び、モード切換スイッチオンのときは、
キースイッチ割込み要求フラグをクリア(ステップS1
7)して、デートの表示モード切換サブルーチン(ステ
ップS18)へ進む。また、修正桁切換スイッチがオン
のときは、キースイッチ割込み要求フラグをクリア(ス
テップS19)して、修正桁切換サブルーチン(ステッ
プS20)へ、そして修正スイッチがオンのときは、キ
ースイッチ割込み要求フラグをクリア(ステップS2
1)して、修正サブルーチン(ステップS22)へ飛
ぶ。また、リモコンモード切換スイッチオンのときは、
リモコンモードに移行する。尚、ステップS16、S1
8、S20及びS22のデート写し込み、表示モード、
修正桁選択、修正を行うサブルーチンの動作は、上述し
たタイミングチャートの説明のとおりであるので、ここ
では説明を省略する。
【0089】上記ステップS14にて、リモコンモード
切換スイッチがオンされた(押された)ならば、以下の
リモコンによる動作を行うべくステップS23に進み、
先ずキースイッチ割込み要求フラグをクリアする。次い
で、ステップS24にて、リモコン信号の読取りには高
速クロックが必要になるため、クロックを4MHzのメ
インクロックに切換える(高速モード)。
【0090】ところで、リモコンモードに入ったこと
は、メインCPU(図示せず)にはわからないため、停
止モードになる虞れがある。そこで、ステップS25に
て、メインCPUに起動信号を送信する(メインCPU
は日付写し込みとリモコン受信以外の全ての動作を制御
している)。次に、カレンダーデータ外部表示用LCD
25に、リモコンモードにあることを示す“R”マーク
を表示する(ステップS26)。
【0091】次いで、リモコンモード切換スイッチがオ
フされた(押釦が放された)ことを確認する(ステップ
S27)。その後、30秒おきにメインCPUに起動信
号を送るための30秒タイマと、リモコンモードに入っ
てから5分後に通常モードにもどすための5分タイマを
スタートさせ(ステップS28、S29)、リモコン信
号入力待ちのループに入る。尚、上記ステップS27で
リモコンスイッチがオフされていない場合は、ステップ
S30に進んで時計タイマ割込み要求フラグが立ってい
るかどうかのチェックを行う。そして、割込み要求フラ
グが立っていた場合はステップS31に進んでこれをク
リアし、ステップS32にてカレンダーデータの更新を
行った後、ステップS27へ戻る。
【0092】一方、リモコン信号入力待ちループでは、
リモコン信号を待っている間にも、0.5秒おきの時計
タイマ割込みがかかる可能性があるため、割込み要求フ
ラグのチェックを行う(ステップS33)。要求フラグ
が立っていた場合は、先ずこれをクリアし(ステップS
34)、カレンダーデータの更新を行う(ステップS3
5)。
【0093】上記ステップS33に於いて、要求フラグ
が立っていない場合は、リモコン信号の入力があったか
どうかをチェックし(ステップS36)、あった場合に
はレリーズ信号を出力する(ステップS37)。
【0094】次いで、30秒タイマのスタートより、3
0秒経過したかどうかをチェックし(ステップS3
8)、経過したならば、ステップS39に進んでメイン
CPUに起動信号を送り(上述したタイミングチャート
に記載)、30秒タイマーを再スタートさせ(ステップ
S40)、ステップS33に戻る。以後、リモコン信号
入力待ちループを回っている間は、30秒おきにこの動
作が行われる。
【0095】ステップS41では、5分タイマのスター
トより5分経過したかどうかをチェックし、経過したな
らば、外部表示用LCD25の“R”表示を消し(ステ
ップS42)、クロックを32.768kHzに切換え
(ステップS43)、ステップS6の停止モードに戻る
(リモコンモード解除)。
【0096】このリモコン信号入力待ちループにいる間
に、再度リモコンモード切換スイッチがオンされればス
テップS44で検出され、ループより抜け出す。そし
て、先ずキースイッチ割込要求フラグをクリアし(ステ
ップS45)、ステップS42、S43に進んでリモコ
ンモード解除動作を行う。
【0097】そして、ステップS46〜S49では、上
述したステップS10〜S13と同様に、フィルム走行
スイッチ62または日付修正に関するスイッチ(MOD
ESW,SELECT SW,SET SW)がオンさ
れればここで分岐し、ステップS50〜S57にて、上
述したステップS15〜S22に記したのと同様の動作
を行う。
【0098】次に、この発明の第2の実施例について説
明する。同実施例では、PRを2個使用し、写し込み用
LEDが1桁の例について述べる。
【0099】図34はこの発明に従った第2の実施例
で、データ写し込み装置が適用されたカメラのスプール
壁の背面図である。同図に於いて、左側に日付写し込み
用の光学系65が取付けられ、中央部にPR66及びP
R67(反射型の光学センサ)が取付けられている。
【0100】図35は図34のカメラのII−II線に沿っ
た断面図である。同図に於ける平面上には、写し込み用
の光学系65が取付けられている。写し込み用光学系6
5の鏡枠68上部に、写し込み用の7セグメントLED
69が1個嵌込まれている。すなわち、LED69 1
個の発光で、1桁分の写し込みが行われる。ここで発せ
られた光は、レンズ70及び71を通り、ミラー72で
反射され、スプール壁73に開けられた写し込み用の窓
74を通して、図示されないフィルム面に露光される。
写し込み用の窓74は、機械的、デザイン的な制約によ
り、水平より20°の位置となっている。この窓74の
設けられる位置は、フィルム先端がPR67をかなり通
りすぎた位置にて写し込みを開始すると、写し込まれた
数字がフィルムの画面で適当な位置になるような位置に
なっている。この写し込みの位置は、図36乃至図41
にP0 で示される。
【0101】図36乃至図41は図34のカメラのI−
I線に沿った断面を示したもので、スプール73壁に沿
って走行するフィルム4の走行状態を表した図である。
尚、これら図36乃至図41は、図34のカメラに於い
て、図35と異なるカットラインによりなされた断面図
である。
【0102】シートフィルム4は、図36に示されるよ
うに、フィルム送りローラ75によって送られ、スプー
ル壁73の内壁に沿って進む。このとき、フィルム4
は、その内壁に沿って曲げられて180°進行方向を変
えられ、スプール壁73の下部より排送される。PR6
6、PR67は、後述するように、自身が赤外光を発し
ていて、センサの前部に物体が来ると、反射光を検知し
てオン信号を出力する。
【0103】PR66はスプール壁73の水平位置(0
°)、PR67は水平より45°傾いた位置に取付けら
れている。本装置では、PR66がオンしてからPR6
7がオンするまでの時間を計測することにより、フィル
ム4の走行速度を検出している。そして、この速度を基
に、後述する写し込み待ち時間、発光インターバル時間
1及び2が決定される。その結果、写し込まれた数字の
位置、間隔は、走行速度によらず一定となる。
【0104】フィルム4が送られれば、フィルム4の先
端は、先ず図37に示されるように、PR66の位置に
達してPR66の出力がオンになる。図38及び図39
は、フィルム4の先端が、PR66とPR67の中間の
あたりにあるときの様子を示している。ここで、図38
から図39にかけて、フィルム4が変形しており、その
先端部の動きはゆっくりとした速度になっている。
【0105】次に、フィルム4の先端は図40に示され
るように、PR67の位置に達し、これによりPR67
がオンして出力が得られる。但し、写し込み用光学系6
5の位置的な制約により、この瞬間から写し込みを開始
することはできず、写し込みを開始するまで、ある程度
の待ち時間(以下、写し込み待ち時間と称するものとす
る)が必要である。
【0106】こうして、写し込み待ち時間経過後、図4
1に示されるようにフィルム4の先端が写し込み開始に
適当な位置P1 に到達すると、写し込みが開始される。
この写し込み開始位置P1 とは、フィルム4の先端がこ
の位置に到達したときに写し込みを開始すると、写し込
まれた文字が適正となる位置のことである。このときに
は、フィルム4はスプール壁73にぴったり密着した状
態となっており、写し込まれた数字がぼけることはな
い。何故ならば、写し込み光学系65の焦点は、スプー
ル壁73に接する面にあっているからである。
【0107】上述したように、フィルム4はスプール壁
73に沿って進むうちに変形が起こるため、その先端の
進行速度は一定とはいえない。図42は、図36乃至図
41に示された区間1〜5に於けるフィルム走行速度を
示している。図38及び図39に示されるタイミングが
区間2に相当するが、このときの速度は図42に示され
る通り、大きく低下していることがわかる。
【0108】図43は、PR66からPR67までの移
動時間から算出した速度(検出速度)と、写し込み中の
速度の関係を示したものである。これによると、温度、
電源電圧等の要因により速度が変化しても、検出速度と
写し込み中の速度の比は一定であることがわかる。した
がって、検出速度に、係数kをかけることにより、写し
込み中の速度を予想することができる。例えば、写し込
み時のフィルムの走行速度が150mm/sec.の場合、検
出時のフィルム走行速度は126.5mm/sec.であるか
ら、係数kは 係数k=写し込み時の速度/検出時の速度 =150/126.5 =1.19 となる。
【0109】次に、この第2の実施例の動作を説明す
る。この場合、図32及び図33のフローチャートのス
テップS16以外は、上述した第1の実施例と同じであ
るため説明は省略するものとする。
【0110】図44は、日付写し込みのサブルーチンを
示したものである。また、図45は、PR66の赤外発
光部であるLED及びPR67の赤外発光部であるLE
Dの発光を切換えるための回路の構成図である。同図に
於いて、Tr1及びTr2が、PR66の赤外発光部の
LED66a及びPR67のLED67aの発光を切換
えるためのスイッチング用トランジスタである。
【0111】図44のサブルーチンに於いて、フィルム
走行スイッチオンによりCPUが起動し、日付写し込み
のサブルーチンがスタートする。先ず、ステップA1に
て、PR66の赤外発光部であるLED66aがオンす
る。次いで、ステップA2で、タイマをスタートさせ
る。これによって、ある時間(tmax1)以上待ってもP
R66がオンしない場合、写し込みを中止する。これ
は、何らかの理由によりフィルム給送に失敗した場合に
写し込みを中止するためである。
【0112】そして、ステップA3に於いて、PR66
がオンするのを待つ。この間、ステップA4にてタイマ
値を計測し、上述したようにtmax1以上待ってもオンし
ない場合、すなわちタイマ値がtmax1以上になった場合
は、ステップA5に移行して、PR66のLED66a
をオフし、写し込みを中止する。
【0113】一方、ステップA3にてPR66のオンが
確認されたならば、PR66のLED66aの発光は不
要になるので、ステップA6に進んで、これをオフにす
る。次いで、ステップA7でPR67のLED67aを
オンにする。そして、ステップA8にて、PR66 オ
ンからPR67 オンまでの時間を計測するため、タイ
マをリセットして、スタートさせる。
【0114】次いで、ステップA9に於いて、PR67
がオンしたかどうかをチェックし、上記ステップA9及
びステップA10を含むループを回りながら、PR67
がオンするのを待つ。この間、ステップA10にてタイ
マ値を計測し、ある時間(tmax2)以上待ってもオンし
ない場合、すなわちタイマ値がtmax2を越えた場合は、
ステップA11に移行して、PR67のLED67aを
オフし、写し込みを中止する。
【0115】こうしてPR67がオンした後、ステップ
A12に進み、タイマ値がtmin2以下であるかどうかを
チェックする。tmin2以下であれば、給送異常と判断
し、ステップA13に移行し、やはりPR67のLED
67aをオフにして、写し込みを中止する。
【0116】以上の動作により、フィルム走行速度が異
常に速いあるいは、遅い時は、デート写し込みを中止す
る。本サブルーチンは、テーブル参照方式により、上述
した写し込み待ち時間及び後述する発光インターバル時
間1及び2を算出するが、上述した異常検出ルーチンに
より、タイマ値のデータが上記テーブルの範囲外となっ
て、異常な位置や間隔で写し込みがされてしまうことを
防止している。図46(a)及び(b)は、この異常検
出ルーチンがない場合に起こりうる異常な写し込みの結
果を示したものである。
【0117】図46(a)は、フィルム走行が異常に遅
かった場合の写し込みの結果である。この場合、写し込
み開始タイミングが速くなりすぎて、数字が画面の右側
の端からはみ出したり、数字同志が重ったりする。ま
た、図46(b)は、走行が異常に速い場合を示してい
る。この場合は、写し込み開始タイミングが遅くなりす
ぎて、写し込み開始位置が左側にずれたり、数字の間隔
が異常に広くなったり、或いは全ての数字が画面に収ま
りきらずに左側から外へはみ出したりしてしまう。
【0118】上記ステップA12を抜け、異常検出ルー
チンをクリアしたら、ステップA14にてタイマ値をメ
モリに格納する。次いで、ステップA15でPR67の
LED67aをオフにする。そして、ステップA16に
於いて、上記ステップ14で記憶したタイマ値を基にし
て、テーブル参照を行い、上述した写し込み待ち時間及
び後述する発光インターバル時間1及び2を算出する。
このため、テーブルは3種類用意される。
【0119】次に、ステップA17に於いて、上記演算
で決定された写し込み待ち時間、待機する。これによ
り、写し込み開始位置が決定される。そして、ステップ
A18で、7セグメントLED69の発光により、第1
回目の露光を行う。これは例えば、年月日モードであれ
ば、“日”の下位桁になる。次いで、ステップA19に
て、上記ステップA16で算出された発光インターバル
時間1だけ待機する。この発光インターバル時間1によ
り、下位桁と上位桁の間隔が決まる。
【0120】その後、ステップA20にて、第2回目の
露光を行う。この場合、年月日モードであれば、“日”
の上記桁になる。そして、ステップA21にて、上記ス
テップA16で算出された発光インターバル時間2だけ
待機する。この時間により、年月日モードであれば
“日”上位桁と“月”下位桁の間隔が決まる。
【0121】以上の動作により決定される日付の位置、
間隔を図47に示す。
【0122】また、図48は、1桁の写し込み用の7セ
グメントLED65の回路構成例を示したものである。
この構成では、写し込みのための発光は、6回行われ
る。
【0123】図44に戻って、写し込みのための発光を
6回行うため、以降のステップA22〜A28にて、上
述したステップA18〜A21の動作をあと2回繰返
す。これにより、年月日モードであれば、“月”と
“年”の写し込みを行う。但し、最後の発光インターバ
ル時間2は不要である。
【0124】図49(a)〜(g)は、フィルム4の走
行速度検出のためのPR66、PR67が図36乃至図
41に示される位置に設けられ、PR67のオンから写
し込み開始までの写し込み待ち時間が必要な場合のタイ
ミングチャートを示す。
【0125】PR67がオンしたら、PR66のオンか
らPR67のオンまでの時間を基に算出された写し込み
待ち時間だけ待機し、その後、第1回目の発光を行う。
【0126】また、本タイミングチャートは、PR66
のLED66aとPR67のLED67aが同時にオン
しないようにした例を示している。すなわち、フィルム
給送がスタートしたならば、先ずPR66のLED66
aをオンし、PR66の検出部がオンするのを待つ。フ
ィルム4が進行し、PR66がオンしたならば、PR6
6のLED66aの発光は不要になる。したがって、こ
れをオフにし、次にPR67のLED67aをオンし、
PR67がオンするのを待機するようにしている。
【0127】このような構成にすることにより、消費電
流を抑えることができる。
【0128】次に、この発明の第3の実施例について説
明する。上述した実施例は、インスタントシートフィル
ムを使用した例について述べていたが、この第3の実施
例では、35mmフィルムへ日付を写し込む例について述
べる。
【0129】図50は、データ写し込み装置が適用され
た35mmカメラの概略的なブロック構成図である。メイ
ンマイクロコンピュータ(以下M−μCOMと略記す
る)201は、カメラシステム全体のシーケンス制御や
各種の演算を行うものである。このM−μCOM201
には、表示回路202、レリーズスイッチ203、設定
スイッチ204、フィルム感度読取り回路205、測光
処理回路206、記憶回路207、日付表示回路20
8、測距回路209、露出回路210、フィルム制御回
路211及びレンズ制御回路212が、バスを介して結
合されている。また、M−μCOM201には、更にM
−μCOM201の動作クロックを発生する発振子21
3、日付用マイクロコンピュータ(以下D−μCOMと
略記する)214及びフィルム移動検出部215と結合
している。
【0130】上記表示回路202は、カメラの動作モー
ド、露出データ、撮影フィルム駒数の表示を行う。ま
た、レリーズスイッチ203は、2段ストロークのスイ
ッチであり、1段目のスイッチのオンで測距が実行さ
れ、2段目のスイッチのオンで露出動作が行われるよう
になっている。上記設定スイッチ204は、カメラの動
作モード設定に使用される。更に、フィルム感度読取り
回路205は、フィルムのDXコードを読取り、SV値
号をM−μCOM201へ送出するためのものである。
【0131】記憶回路207は、フィルムの駒数やカメ
ラの動作モード等、電源がオフしていても記憶しておく
必要があるデータを記憶するための不揮発性メモリであ
る。日付表示回路208は、D−μCOM214からの
データに基いて日付データの表示を行うものである。
【0132】測距回路209は、被写体までの距離測定
に必要なデータをM−μCOM201へ送出するもの
で、露出回路210はM−μCOM201の制御信号に
基いて、絞りとシャッタの機能を持つレンズシャッタ2
16を制御するものである。
【0133】フィルム制御回路211は、M−μCOM
201の制御信号に基いて、フィルム217の自動巻上
げ、巻戻し等を行う。レンズ制御回路212は、M−μ
COM201の制御信号に基いて、撮影レンズ218を
駆動する。そして、被写体像をフィルム217上に結像
する。
【0134】フィルム移動検出部215は、フィルム2
17の移動量に応じたパルス信号を、M−μCOM20
1とD−μCOM214へ送出するものである。M−μ
COM201は、このパルス信号に基いて自動巻上げ、
巻戻しの制御を行う。
【0135】D−μCOM214は、日付データをフィ
ルムへ写し込むためのマイクロコンピュータである。こ
のD−μCOM214は、M−μCOM201の制御信
号に基いて、日付データを7セグメントLED218と
写し込み用レンズ219を用いてフィルム上へ写し込
む。写し込みは、フィルム移動検出部215からのパル
ス信号に同期して行われる。
【0136】また、発振子220は、D−μCOM21
4の動作クロックを発生する。このクロックをカウント
することにより、D−μCOM214は“年”、
“月”、“日”、“時”、“分”の写し込み用のデータ
を作成する。スイッチ221、222及び223は、そ
れぞれモード(MOD)スイッチ、セレクタ(SEL)
スイッチ、アジャスト(ADJ)スイッチである。これ
ら3つのスイッチを操作することで、撮影者は写し込み
モードの選択と写し込みデータの修正を実行することが
できる。写し込みモードの選択状態と修正状態は、日付
表示回路208に表示されるので、撮影者はの表示を
確認しながら3つのスイッチ221、222及び223
を操作すればよい。
【0137】D−μCOM214の動作は、4本の制御
信号ラインCLK、CEN、SCLK、SDATAによ
り、制御される。CLKラインはM−μCOM201か
らD−μCOM214へクロックを送出するために使用
される。
【0138】D−μCOM214は、M−μCOM20
1の動作動作停止中は、時計のカウント動作のみを行っ
ていればよい。したがって、発振子220の動作クロッ
クを用いて、必要最低限の動作を必要最低速度で実行す
る。このことにより、システムの消費電流を必要最小限
に抑えることができる。しかしながら、M−μCOM2
01の動作中は、時計のカウント動作以外に、フィルム
217への日付写し込み制御、撮影者のスイッチ操作に
基く制御等を行う必要がある。それ故、発振子220の
動作クロックでは処理速度が遅い。
【0139】そこで、D−μCOM214は、M−μC
OM201から供給される動作クロックを用いて動作し
なければならない。また、M−μCOM201からのク
ロックを高速動作時の動作クロックに利用することで、
上述した第1の実施例のように、2つの発振子を有する
必要がなくなる。
【0140】上記CENラインは、M−μCOM201
がD−μCOM214へ通信要求信号を送出するために
使用される。更に、SCLKラインとSDATAライン
は、シリアルデータを送出するために使用される相互行
信号ラインである。
【0141】図51は、図50のフィルム移動検出部2
15の構成を示たものである。同図に於いて、赤外発
光ダイオード224とホトトランジスタ225より構成
されるホトインタラプタは、フィルム217を両側から
挟み込んで配置され、パーフォレーションが移動するこ
とにより、フィルム217の移動に応じた信号を出力す
る。この信号は、波形整形回路226によりパルス信号
に波形整形され、更に逓倍回路227により2倍のパル
ス信号に変換される。このパルス信号をカウントするこ
とで、M−μCOM201とD−μCOM214は、フ
ィルムの移動量を検出することができる。
【0142】次に、図52(a)、(b)及び(c)の
タイムチャートに基いて、M−μCOM201とD−μ
COM214の通信方法について説明する。尚、図上に
於けるデータの通信方向は、便宜上、斜線で示される部
分がD−μCOM214からM−μCOM201への通
信であり、他はM−μCOM201からD−μCOM2
14への通信であるものとする。
【0143】通信は、M−μCOM201がCENライ
ンをハイレベル(Hi)からローレベル(Lo)へ設定
することで開始される。通信要求は、M−μCOM20
1からのみ発生するので、M−μCOM201とD−μ
COM214の関係は、マスタとスレーブの関係が保た
れている。
【0144】CENラインをLoに設定した後、所定の
時間待機してから、M−μCOM201はSCLKの信
号に同期して、SDATA上に制御コマンドを出力す
る。待機時間は、D−μCOM214の処理速度を考慮
して決定される。制御コマンドは、D−μCOM214
が通信モードの識別をするために使用される。したがっ
て、どの通信モードに於いても、制御コマンドは通信デ
ータの先頭に位置する。 図52(a)を参照して、通
信モードAについて説明する。
【0145】M−μCOM201は、1番目のデータと
して、通信モードAに対応するコードを制御コマンドと
して出力する。次に、カメラの状態を示すコードを含む
データを出力する。このカメラ状態データにより、D−
μCOM214はM−μCOM201が通常動作である
か、或いはスタンバイモードに入ろうとしているかを判
定することができる。
【0146】M−μCOM201が2つのデータ出力を
完了すると、D−μCOM214は、日付表示回路20
8上に表示するために必要な6つのデータを、M−μC
OM201へ出力する。このデータ出力後、チェックコ
ードを出力してデータ出力は終了する。M−μCOM2
01は、上記チェックコードを入力することで通信動作
は終了したものと判断し、CENラインをLoからHi
へ設定する。どの通信モードも、チェックコードをM−
μCOM201が入力することで終了する構成となって
いる。
【0147】次に6つのデータについて説明する。
【0148】表示制御データは、日付表示回路208上
の表示方法を示すデータである。表示制御データに続い
て、“年”、“月”、“日”、“時”、“分”を示すデ
ータが出力される。5つのデータは、D−μCOM21
4内部で発生する時計用基準クロックをカウントする計
時カウンタの内容を示している。M−μCOM201
は、5つのデータのうち何れを表示回路208上に表示
すべきか(表示モード)は、表示制御データの上位4ビ
ットで示されている。
【0149】表3は、上記データと表示モードの対応を
示したものである。
【0150】
【表3】 このデータは、D−μCOM214がフィルム217上
へ日付データを写し込むときの写し込みモードも示して
いる。この表示モードは、D−μCOM214に接続さ
れたMODスイッチ221をオンする毎に“1”→
“2”→…→“5”→“1”のように変更される。
【0151】次に、下位4ビットのデータについて説明
する。日付表示回路208上の6桁の表示のうちで、M
−μCOM201が何れの桁を点滅すべきか(点滅モー
ド)を、この4ビットデータは示している。表4は、上
記データと点滅モードの対応を示したものである。
【0152】
【表4】 この表4に於いて、斜線部で示される桁が点滅するもの
とする。この点滅モードは、D−μCOM214に接続
されたSELスイッチ222をオンする毎に、“1”→
“2”→“3”→“4”→“1”のように変更される。
【0153】撮影者は、SELスイッチ222を操作し
て、所望の桁を点滅状態にする。そして、同じくD−μ
COM214に接続されたADJスイッチ223を操作
する。すると、D−μCOM214は、点滅する桁に相
当する計時カウンタの内容を変更すると共に、M−μC
OM201には変更したデータを出力する。したがっ
て、撮影者は、日付表示回路208で確認しながら日付
データの変更が可能となる。
【0154】次に、図52(b)を参照して、通信モー
ドBについて説明する。
【0155】M−μCOM201は、1番目のデータと
して通信モードBに対応するコードを制御コマンドとし
て出力する。次いで、D−μCOM214が、フィルム
217上に日付データを写し込むときに必要な制御パラ
メータを、4バイト出力する。制御パラメータのデータ
内容を表5に示す。
【0156】
【表5】 日付データの1桁分の写し込み時間(すなわち7セグメ
ントLEDの発光時間)は、制御パラメータ2の写し込
み基準時間と制御パラメータ2の、上位ニブルのフィル
ム感度係数により決定する。STDTM×FSK=発光
時間となる。
【0157】制御パラメータ2の下位ニブルの計測開始
タイミングは、フィルム217の移動速度を測定開始す
る位置を示す。M−μCOM201がフィルム217の
オートロードを開始すると、フィルム移動検出部215
がパルス信号を出力する。D−μCOM214は、最初
のパルス信号を検出してからSTRTMで示される数の
パルス信号が入力された時点から、フィルム移動速度の
計測を開始する。STRTMパルス分、移動速度の検出
を禁止する理由は、オードロード動作の初期状態に於け
るフィルム217の移動速度が安定していないからであ
る。
【0158】D−μCOM214は、パルス信号の間隔
をタイマで計測することで、フィルム217の移動速度
を検知する。このタイマの値をTFVとする。D−μC
OM214は、フィルム移動速度の検出後、制御パラメ
ータ3の写し込みディレー時間待機してから、写し込み
を開始する。
【0159】したがって、STRTMとTMDLYとで
設定されるデータにより、フィルム217上のどこから
写し込みデータが写し込まれるかが定まる。そして、写
し込まれる数値の間隔は、制御パラメータ4の上位ニブ
ルの写し込み間隔係数とTFVで決定される。すなわ
ち、TFV×ITVKで決定された時間間隔で、日付デ
ータを1桁ずつ写し込む。制御パラメータの写し込みフ
ォーマットは、日付データを下位桁より写し込みを開始
するか、或いは上位桁より写し込みを開始するか選択す
るために使用される。これは、7セグメントLEDの位
置と、フィルム217の移動方向によって決定されるデ
ータである。
【0160】次に、図52(c)を参照して、通信モー
ドCについて説明する。このCモードでは、通信モード
Cに対応するコードを制御コードして、M−μCOM2
01が出力するだけの通信モードである。
【0161】通信モードCは、M−μCOM201がフ
ィルムの巻上げをする直前に実施されるモードなので、
D−μCOM214は、この通信を受信することで巻上
げのタイミングを検知することができる。
【0162】次に、図53のフローチャートを参照し
て、M−μCOM201の動作を説明する。
【0163】先ず、ステップS61では、M−μCOM
201が電源オンでリセットされた後、初期化動作を行
う。ステップS62では、D−μCOM214が高速動
作するために必要な動作クロックの出力を開始する。次
いで、ステップS63では、2つのタイマの設定を行う
と共に、タイマのカウントを開始する。
【0164】上記2つのタイマのうち、1つは表示タイ
マである。このタイマは、撮影者がカメラのスイッチを
操作する毎に初期化される。そして所定時間(例えば3
0秒)の間、スイッチの操作がなくてタイマカウンタが
オーバーフローすると、M−μCOM201は電力消費
を減らすために、スタンバイモードに設定される。もう
1つのタイマは100msecタイマであり、周期的にD−
μCOM214から日付データを入力するための同期信
号として使用される。
【0165】ステップS64では、上記表示タイマがオ
ーバフローしていないかを判断する。オーバーフローし
て表示タイマが終了したならば、ステップS65へ移行
する。このステップS65では、通信モードAの通信を
行う。そして、ここではカメラの状態データで、M−μ
COM201はスタンバイモードに入ることを表す。
【0166】次いで、ステップS66では、D−μCO
M214の動作用のクロック出力を停止する。そして、
ステップS67では、スタンバイモードであることを撮
影者に告知するため、全ての表示を消灯する。ステップ
S68では、割込みの許可を行った後、M−μCOM2
01はスタンバイモードになり、動作は停止する。動作
の開始は、撮影者がスイッチを操作して割込み信号を発
生させればよい。割込み信号が発生すると、スタンバイ
モードは解除され、M−μCOM201は、再びステッ
プS62から動作を開始する。
【0167】上記ステップS64に於いて、表示タイマ
がオーバーフローしていない場合は、ステップS64か
らステップS69へ進む。ステップS69では、100
msecタイマがオーバーフローしていないかを判断する。
ここで、オーバーフローして終了しているときは、ステ
ップS70へ進み、終了していないときは後述するステ
ップS73へ進む。
【0168】ステップS70では、通信モードAの通信
を行って、日付表示に必要なデータを、D−μCOM2
14より入力する。そして、ステップS71では、入力
されたデータを基に日付表示回路208上に表示を行な
う。また、表示回路202上には、カメラの動作モード
に対応する表示を行う。次いで、ステップS72で10
0msecタイマを初期化してカウントを開始させる。
【0169】以上のステップS69〜S72の動作によ
り、M−μCOM201の動作と、D−μCOM214
の動作に対応して、日付表示回路208と表示回路20
2の表示が更新されてゆく。
【0170】次のステップS73では、設定スイッチ2
04の状態を入力し、スイッチの作動状態に応じたカメ
ラの動作モードを、ステップS74で決定する。ステッ
プS75では、測光処理回路206より被写体の輝度で
あるBv値を入力する。また、フィルム感度読み取り回
路205より、フィルム感度であるSv値を入力する。
次いで、ステップS76では、Bv値とSv値に基い
て、フィルム露出時間を演算する。
【0171】そして、ステップS77に於いて、レリー
ズスイッチ203の1段目のスイッチ(1RSW)の状
態を判定する。1RSWがオンしているときはステップ
S78へ、オフしているときはステップS64へ、それ
ぞれ移行する。ステップS78では、スタンバイモード
に入らないようにするため、表示タイマを初期化して、
カウントを開始させる。次いで、ステップS79では測
距回路209からのデータに基いて、被写体までの距離
を算出する。
【0172】更に、ステップS80に於いて、レリーズ
スイッチ203の2段目のスイッチ(2RSW)の状態
を判定する。2RSWがオンしているときはステップS
81へ、一方オフしているときはステップS64へ、そ
れぞれ移行する。上記ステップ81では、通信モード
Bの通信を行う。ここで、日付写し込みの条件決定に必
要なデータをD−μCOM214へ送る理由は、D−μ
COM214はM−μCOM201の露出動作中に、写
し込みに必要な準備ができるからである。
【0173】その後、ステップS82では、被写体距離
に応じてレンズ制御回路212を用いて、撮影レンズ2
18を駆動する。次いで、ステップ83では、露出時
間に応じて露出回路210を用いてレンズシャッタ21
6を駆動する。そして、露出が終了すると、ステップS
84に於いて、フィルムの巻上げに先立って通信モード
Cの通信を行う。こうして、ステップS85で、フィル
ム制御回路211により1駒分のフィルムが巻上げられ
ると、撮影は終了する。
【0174】次に、図54のフローチャートを参照し
て、D−μCOM214の動作を説明する。
【0175】ステップS91では、D−μCOM214
が電源オンでリセットされた後、初期化動作を行う。こ
の初期化では、写し込みデータとして使用される計時カ
ウンタへ所定のデータを入力する。次いで、ステップS
92では、D−μCOM214が停止モードに設定され
る。停止モード中は、発振子のクロックをカウントする
時計タイマと割込み機能のみが、動作可能である。時計
タイマは、1秒間隔でオーバーフローする。このオーバ
ーフローは、割り込み信号の1つである。
【0176】したがって、この割込み信号を基準クロッ
クとして5つの計時カウンタ(分、時、日、月、年)を
カウントアップすることで、日付データが作成される。
故に、時計タイマによる割込みが発生すると、ステップ
S93及びS94の処理により、計時カウンタは更新さ
れる。カウンタの更新が終了すると、ステップS92へ
移行して停止モードに設定される。
【0177】M−μCOM201は、動作状態になると
定期的にD−μCOM214へ通信を行う。すなわち、
CENラインをHiからLoへ設定する。このCENラ
インの変化によって通信割込みが発生し、ステップS9
5及びS96の処理へ移行する。ステップS96では、
各通信モードに対応した処理を行う。そして、ステップ
S97では、動作クロックとして、M−μCOM201
から供給されるクロックを使用する。すなわち、D−μ
COM214の処理速度は向上する。
【0178】ステップS98、S99及びS100の処
理では、D−μCOM214に接続された3つのスイッ
チ(MOD、SEL、ADJ)221、222及び22
3の状態の判断を行う。何れかのスイッチが操作されて
いる場合は、ステップS101へ移行する。そして、各
スイッチに対応する処理を行う。MODスイッチ221
が操作された場合は、写し込みモードの変更及びM−μ
COM201へ送出する表示制御データの変更を行う。
また、SELスイッチ222が操作された場合は、日付
データの修正状態へモードを設定すると共に、修正する
桁の選択をする。そして、選択された桁を点滅させるた
めに表示制御データの変更をする。更に、ADJスイッ
チ223が操作された場合は、選択された桁に対応する
計時カウンタの内容を修正する。
【0179】ステップS102では、時計タイマがオー
バーフローしていないかを判断する。オーバーフローし
ているときは、計時カウンタを更新するために、ステッ
プS103の処理が実行される。そして、ステップS1
04では、CENラインの状態より通信要求されている
か判断する。CENラインがHiならばステップS98
へ、LoならばS105へそれぞれ移行する。
【0180】このステップS105では、各通信モード
に対応した処理を行う。そして、ステップS106で
は、カメラの状態を示すコードからM−μCOM201
の動作状態を判定する。ここで、M−μCOM201が
スタンバイモードへ入ろうとしているときは、ステップ
S107へ移行してM−μCOM201から供給される
クロックの使用を停止する。この場合、発振子220を
動作クロックとし、処理速度を低下させて消費電力を減
少させる。一方、ステップS106にてスタンバイモー
ドでないときは、ステップS108へ移行する。そし
て、通信モードBにより制御パラメータが入力されたと
きは、ステップS109へ移行する。
【0181】このステップS109では、制御パラメー
タに含まれるSTDTMとFSKの積を、7セグメント
LEDの発光時間制御のために算出する。この値をT
とする。次に、写し込みモードに応じて、計時カウン
タより写し込む日付データに対応するカウンタの値を読
出す。この値を7セグメントLED点灯用のデータへ変
換する。このデータは、数字以外のデータも含んだ8バ
イトのデータ(DATA1〜DATA8)である。数字
以外のデータの例を図55に示す。90年 9月15日
を図示の如く写し込むとき、図中“s”で示された部位
もLED点灯用のデータとして扱われる。
【0182】そして、ステップS110では、通信モー
ドCにより、M−μCOM201が写し込み要求をして
いるかを判断する。要求がある場合は、ステップS11
1のサブルーチン“写し込み”が実行される。
【0183】次に、図56を参照して、サブルーチン
“写し込み”について説明する。
【0184】ステップB1では、写し込み禁止モードで
あるかを判断する。禁止モードの場合はリターンする。
M−μCOM201がフィルム217の巻上げを開始す
ると、フィルム移動検出部215により、パルス信号が
出力される。ステップB2では、フィルム速度の検出に
先立って、所定数(STRTM)分、パルス信号を読み
飛ばす。そして、ステップB3では、フィルム移動速度
を検出するために、タイマカウンタを初期化した後、カ
ウントアップを開始する。こうして、次にパルス信号が
出力されるまで、ステップB4にて待機する。
【0185】ステップB4に於いて、パルス信号を検知
すると、ステップB5に進んで、タイマカウンタの値を
TFVとして取込む。TFVは、フィルム217の移動
速度に対応した時間データとなる。次いで、ステップB
6では、このTFVに係数(ITVK)を掛けて、TI
NTとする。TINTは、写し込む数値(または記号)
の間隔を決定する。
【0186】次に、LEDの点灯に先立って待機時間を
設定する。ステップB7及びB8の処理により、所定時
間(TMDLY)の間、写し込みが遅延される。ステッ
プB9では、7セグメントLED点灯用のデータを、D
−μCOM214の出力ポートより出力する。このこと
で、数字1つ分の写し込みが開始される。
【0187】ステップB10では、タイマカウンタを初
期化した後、カウンタアップを開始する。そして写し込
み時間(TON)の間、ステップB11で待機する。そ
して、ステップB12でLEDを消灯して、数字1つ分
の写し込みは終了する。
【0188】次に、ステップB13にて、タイマカウン
タ=TINTになるまで待機することで、次の数字まで
の間隔が形成される。(正確にはタイマカウンタ=TI
NT−TONであるが、TINT>>TONなので問題
ない)。次いで、ステップB14では8バイト分のデー
タの写し込みが終了したかを判定する。
【0189】以上のステップB9〜B14の処理によ
り、DATA1からDATA8までのデータが順番に写
し込まれる。
【0190】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、簡単な
構成で写し込まれる文字の大きさやその間隔が一定とす
ることのできるデータ写し込み装置を提供することがで
き、パーフォレーションの無いシートフィルムの走行速
度の検出も可能になり、速度がばらついたとき、或いは
検出データに誤差があっても、少なくとも2桁の日付の
上位桁の下位桁の間隔だけは一定に保てるので、最低限
の文字品位は保証される。また、発光時のラッシュカレ
ントを従来の半分にすることができ、駆動回路の規模も
半分にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のデータ写し込み装置が適用されたカ
メラを概略的に示した正面図である。
【図2】この発明のデータ写し込み装置が適用されたカ
メラを概略的に示した側面図である。
【図3】この発明のデータ写し込み装置が適用されたカ
メラを概略的に示したもので、カメラが折りたたまれた
状態の側面図である。
【図4】図1のカメラに使用されるシートフィルムのパ
ックの外観図である。
【図5】図1のカメラに使用されるシートフィルムを概
略的に示した図である。
【図6】カメラのグリップの内部に収納されているデー
ト写し込み及びリモコン受信装置の構成を示した図であ
る。
【図7】図6のカメラのグリップ部のみを拡大して示し
た正面図である。
【図8】日付が写し込まれたフィルムの例を示した図で
ある。
【図9】写し込み用LEDを示した図である。
【図10】倍率−0.33倍、LEDフィルム面間の距
離30mmの条件で単レンズ1枚で構成した光学系を示
した図である。
【図11】(a)は球面収差を示した図、(b)は像面
歪曲非点隔差を示した図、(c)は歪曲収差を示した図
である。
【図12】(a)は像高0、(b)は像高2.1、
(c)は像高2.95のMTF特性を示した図である。
【図13】この発明によるデータ写し込み装置の機構を
示す概略組立図である。
【図14】モード釦の配置を示した図である。
【図15】リモコン送信器の外観を示した図である。
【図16】データ写し込み装置の回路及びリモコン受信
回路を示した図である。
【図17】データ写し込み装置の回路及びリモコン受信
回路を示した図である。
【図18】写し込み用LEDを示した図である。
【図19】日付写し込みに於いて、上位桁と下位桁を同
時に発光させる場合の回路図である。
【図20】2桁のLEDを同時に発光させて日付を写し
込む場合のタイミングチャートである。
【図21】フィルムの先端位置、或いは走行速度を検出
するためのフォトリフレクタ51に内蔵された赤外発光
LED52のスペクトル特性図である。
【図22】フィルムの分光感度を表す特性図である。
【図23】外部表示用LCDの表示状態を示した図であ
る。
【図24】外部表示用LCDの表示状態と該LCDに対
応して日付が写し込まれたフィルムの表示状態を示すも
ので、(a)は年月日モード、(b)は日時分モードの
表示状態を示した図である。
【図25】フィルム走行速度の検出を行わない場合の日
付写し込み動作のタイミングチャートである。
【図26】写し込みの時間間隔が一定でフィルムの走行
速度がばらついた場合の写し込まれた日付の間隔が変化
する様子を示した図である。
【図27】フィルム走行速度の検出を、フィルム先端の
縁の部分の通過時間を測定することにより行う場合のタ
イミングチャートである。
【図28】走行速度検出をフィルム走行スイッチのオン
からフォトリフレクタのオンまでの時間の測定により行
う場合のタイミングチャートである。
【図29】フィルム走行室に、走行の方向に沿って一定
の間隔で2個のフォトリフレクタを配置してオンする時
刻の差を測定することにより、速度検出を行う場合のタ
イミングチャートである。
【図30】リモコンの動作を表すタイミングチャートで
ある。
【図31】リモコンモード中に2駒の撮影が行われた場
合のタイミングチャートである。
【図32】日付写し込みと、リモコン信号受信を行うサ
ブCPUの動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図33】日付写し込みと、リモコン信号受信を行うサ
ブCPUの動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図34】この発明に従った第2の実施例で、データ写
し込み装置が適用されたカメラのスプール壁の背面図で
ある。
【図35】図34のカメラのII−II線に沿った断面図で
ある。
【図36】図34のカメラのI−I線に沿った断面を示
したもので、スプール壁に沿って走行するフィルムの走
行状態を表した図である。
【図37】図34のカメラのI−I線に沿った断面を示
したもので、スプール壁に沿って走行するフィルムの走
行状態を表した図である。
【図38】図34のカメラのI−I線に沿った断面を示
したもので、スプール壁に沿って走行するフィルムの走
行状態を表した図である。
【図39】図34のカメラのI−I線に沿った断面を示
したもので、スプール壁に沿って走行するフィルムの走
行状態を表した図である。
【図40】図34のカメラのI−I線に沿った断面を示
したもので、スプール壁に沿って走行するフィルムの走
行状態を表した図である。
【図41】図34のカメラのI−I線に沿った断面を示
したもので、スプール壁に沿って走行するフィルムの走
行状態を表した図である。
【図42】図36乃至図41に示された区間1〜5に対
するフィルムの走行速度の関係を表した図である。
【図43】写し込み時のフィルム走行速度と検出時のフ
ィルム走行速度との関係を表した図である。
【図44】第2の実施例による日付写し込みの動作を説
明するためのサブルーチンである。
【図45】フォトリフレクタの発光を切換える回路を示
した図である。
【図46】写し込み待ち時間または発光インターバル時
間により算出されるタイマ値が異常の場合の写し込まれ
た日付の様子を示した図である。
【図47】発光インターバルにより決定された位置で写
し込まれる日付の位置間隔を示した図である。
【図48】日付写し込みに於いて、写し込み用のLED
が1桁で構成されている場合の回路構成図である。
【図49】フィルム走行速度の検出をするもので、写し
込み待ち時間が必要な場合のタイミングチャートであ
る。
【図50】この発明の第3の実施例で、データ写し込み
装置が適用されたカメラの概略的なブロック構成図であ
る。
【図51】図50のフィルム移動検出部の構成を示した
図である。
【図52】この第3の実施例の動作を説明するタイミン
グチャートである。
【図53】図50のメインマイクロコンピュータの動作
を説明するフローチャートである。
【図54】図50の日付写し込み用マイクロコンピュー
タの動作を説明するフローチャートである。
【図55】7セグメントLEDに点灯されるもので、数
字以外のデータの例を示した図である。
【図56】写し込みの動作を説明するサブルーチンであ
る。
【符号の説明】
1…撮影レンズ1、2…ミラー、3…フィルムパック、
4…フィルム、8…送りローラ、9…スプール壁、10
…現像ローラ、11…収納室、12…グリップ、13…
プリント硬質基板(M基板)、14…写し込み用LE
D、15…写し込み用レンズ及び鏡枠、16…写し込み
用ミラー、17…開口、18…フォトリフレクタ(P
R)、19…窓、20…排出孔、21…画面、22…
縁、23…袋、24…バックアップ用電池(バッテ
リ)、25…外部表示用LCD、26…リモコン赤外光
受光素子(PINフォトダイオード)、27…リモコン
受信確認用LED、29…サブCPU、30…リモコン
受信IC、31…フレキシブルプリント基板、32…カ
レンダーデータ修正スイッチ群、33…リモコンモード
切換スイッチ、34…モード釦。
フロントページの続き (72)発明者 押切 稔 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 伊藤 順一 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 今井 右二 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−166937(JP,A) 特開 昭54−60920(JP,A) 特開 昭63−103220(JP,A) 実開 昭64−43339(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/24 G03B 17/52

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーフォレーションの無いシートフィル
    ムを使用するカメラのデータ写し込み装置に於いて、 露光動作が終了した後で、露光位置から上記シートフィ
    ルムを送るための送り出し手段と、 繰り返し発光することで上記フィルム面上にデータを光
    学的に写し込むための発光部と、 上記送り出し手段により送り出されるシートフィルムが
    移動する移動経路内に設けられ、シートフィルムの端部
    通過に応じて第1の信号を出力する第1信号出力手段
    と、 上記送り出し手段により送り出されるシートフィルムが
    移動する移動経路内に設けられ、上記第1信号出力手段
    とは予め定められた距離をおいて分離は位置され、シー
    トフィルムの端部の通過に応じて第2の信号を出力する
    第2信号出力手段と、 フィルム移動中に発生する第1信号と第2信号の時間間
    隔を測定する時間間隔測定手段と、 上記時間間隔測手段で測定した時間に応じて上記発光部
    の発光繰り返し時間間隔を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とするデータ写し込み装置。
  2. 【請求項2】 パーフォレーションの無いシートフィル
    ムを使用するカメラのデータ写し込み装置に於いて、 露光動作が終了した後で、露光位置から上記シートフィ
    ルムを送るための送り出し手段と、 繰り返し発光することで上記フィルム面上にデータを光
    学的に写し込むための発光部と、 上記送り出し手段により送り出されるシートフィルムが
    移動する移動経路内に向けて非可視光を投射する投射手
    段と、 上記投射光に対するシートフィルムからの反射光を受光
    する受光手段と、 上記シートフィルムの移動中の上記受光手段の出力変化
    からシートフィルム端 部で第1の信号を発生し、シート
    フィルム縁部分と露光画面の境界部で第2の信号を発生
    する信号発生手段と、 第1信号と第2信号の時間間隔を測定する時間間隔測定
    手段と、 上記時間間隔測手段で測定した時間に応じて上記発光部
    の発光繰り返し時間間隔を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とするデータ写し込み装置。
  3. 【請求項3】 パーフォレーションの無いシートフィル
    ムを使用するカメラのデータ写し込み装置に於いて、 露光動作が終了した後で、露光位置から上記シートフィ
    ルムを送るための送り出し手段と、 繰り返し発光することで上記フィルム面上にデータを光
    学的に写し込むための発光部と、 露光後のシートフィルム送り出し開始に応じて第1の信
    号を発生する第1信号発生手段と、 上記送り出し手段により送り出されるシートフィルムが
    移動する移動経路内に設けられ、シートフィルムの端部
    の通過に応じて第2の信号を出力する第2信号出力手段
    と、 上記第1信号と第2信号の時間間隔を測定する時間間隔
    測定手段と、 上記時間間隔測手段で測定した時間に応じて上記発光部
    の発光繰り返し時間間隔を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とするデータ写し込み装置。
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