JP3515717B2 - データ写し込み機能付きカメラ - Google Patents

データ写し込み機能付きカメラ

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JP3515717B2
JP3515717B2 JP28705999A JP28705999A JP3515717B2 JP 3515717 B2 JP3515717 B2 JP 3515717B2 JP 28705999 A JP28705999 A JP 28705999A JP 28705999 A JP28705999 A JP 28705999A JP 3515717 B2 JP3515717 B2 JP 3515717B2
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宏之 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、シャッター速度、絞り値などの
撮影データをフィルムに写し込むことが可能なカメラに
関する。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】フィルム走行時に撮影
日、シャッター速度、絞り値などの撮影データをフィル
ムの所定の領域に写し込む従来のカメラでは、印字品質
を向上させるため方法として、例えば特開平7−140
542号公報に記載の、カメラに装填されたフィルムの
ISO感度情報を読み取り、そのISO感度に基づいて
写し込み光量を調整して写し込み濃度を変えるという方
法がある。しかしこの方法では、リバーサルフィルムな
ど、フィルムベース面の透光率が低く、そこからの写し
込みに対して低感度のフィルムでは、ISO感度を基に
設定した光量では不十分で、適当な印字濃度が得られな
かった。
【0003】
【発明の目的】本発明は、以上の従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、フィルムベース面側からフィルム
の所定の領域にデータを写し込む機能を有するカメラに
おいて、フィルムの感度、種類によらず写し込むデータ
の印字品質を向上させることを目的とする。
【0004】
【発明の概要】本発明は、発光手段をフィルムのベース
面側から点灯させ、フィルムの特定の領域にデータを写
し込む写し込み手段を有するカメラにおいて、装填され
たフィルムがリバーサルフィルムであるか否かを検知す
るリバーサルフィルム検知手段を有し、前記リバーサル
フィルム検知手段によりリバーサルフィルムであると検
知されたときは、リバーサルフィルムと検知されなかっ
たときの前記データ写し込み手段の発光量よりも発光量
を増やす制御手段を備えたこと、に特徴を有する。
【0005】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態について図
面を参照しながら説明する。本実施形態に示すカメラは
露出制御、シャッター制御などの電子制御回路を備えた
一眼レフカメラである。図1は、本発明の実施形態を示
す一眼レフカメラ本体の裏蓋開放状態での背面図で、さ
らに裏蓋を閉じた際のデータ写し込み装置の配置を示し
ている。図2は図1のI−I線に沿ったカメラの断面図
である。図1において、カメラ本体21の左側には、フ
ィルム14が収納されたフィルムカートリッジを装填す
るカートリッジ室32が、右側にはフィルム巻き上げ用
のスプール24を有するスプール室33が備わってい
る。カートリッジ室32内には巻き戻しフォーク22、
及びフィルムカートリッジ側面のDXコードを判別する
DX接点26が、左右2列で右列には6個、左列には3
個配置されている。スプール室33の左側にはパーフォ
レーションを検知するためのスプロケット25がその中
心軸を中心に回動可能に軸着されている。また、カート
リッジ室32とスプール室33の間にシャッターユニッ
ト16が備えられている。また、カメラ本体中央下部に
はコネクタ部23があり、裏蓋13を閉じると裏蓋13
のコネクトピン20(図3)と接触し、カメラ本体と裏
蓋13に備えられた電気部材との電気信号の授受が可能
になっている。
【0006】図3は裏蓋13を閉じたカメラ本体21を
側面方向から見た、図1の切断線II−IIに沿う断面図で
ある。裏蓋13にはフィルム14の平面性を保持するた
めの圧板17及び裏蓋ベース板18を備え、パーフォレ
ーション間へのデータ写し込み用の発光素子である写し
込みLED11及び、そこから発した光束を写し込み部
12aに導く写し込み光学系12が、裏蓋13と裏蓋ベ
ース板18の間に装着されている。写し込みLED11
は直線一列に7個配置された7ドット相当のLEDであ
る。写し込み光学系12は、写し込みLED11から射
出したデータ光束の写し込み位置における配列を適当な
向きにする反射面を有している。従って、写し込みLE
D11から射出したデータ光束は写し込み光学系12を
経由してフィルム14の裏面から写し込まれることとな
る。裏蓋13の下部には、裏蓋13を閉じたときにカメ
ラ本体21側のコネクタ部23に接触するコネクトピン
20が設けられ、写し込みLED11とはフレキシブル
プリント基板19を介して接続されている。すなわち、
カメラ本体21と写し込みLED11の電気信号の授受
は、コネクタ部23、コネクトピン20、フレキシブル
プリント基板19を介して行われる。
【0007】図4は、スプロケット25およびその周辺
の部材を上部からみた上面図である。スプロケット25
には4本の突起30が円周方向に等間隔に配置され、そ
のうち少なくとも1本が常にパーフォレーションに係合
し、フィルム14が走行することによりスプロケット2
5が回動するようになっている。さらに、スプロケット
25のギア25aが、ブラシ29と一体化されたギア3
1に噛合し、スプロケット25の回転を、ブラシ29が
摺接する検知基板28によって検知する機構になってい
る。つまり、このスプロケット25の回転がブラシ29
に伝達され、ブラシ29が所定角度回転する毎に検知基
板28の出力端子28a、28bが短絡、開放を繰り返
す。出力端子28a、28bの一方は接地されているた
め、他方はHIGHレベルとLOWレベルに交互に変化する
(以下、この機構を、フィルムスイッチ58という)。
CPU34は、この他方のレベル変化をフィルムパルス
として検出する。
【0008】図16(A)、(B)は、パーフォレーシ
ョン間にデータを写し込む場合におけるタイミングチャ
ートを、フィルムを裏蓋側から見た状態で示す図であ
る。フィルム1駒には8個のパーフォレーションがあ
り、その間の写し込み領域への写し込みはフィルム1駒
あたり7カ所可能であるが、本実施例では、5カ所への
写し込みを示している。また、1個のパーフォレーショ
ン間の写し込み領域へは1文字7×5ドットの文字を4
文字写し込む。横軸は時間軸であり、パーフォレーショ
ンの位置と各パルス信号の変化との相関関係を表してい
る。図16(A)はフィルム巻き戻し時に写し込む場合
であって、フィルム走行方向は図の右から左方向であ
り、図16(B)はフィルム巻き上げ時に写し込む場合
で、フィルム走行方向は図の右から左方向である。フィ
ルムスイッチ信号は、フィルムスイッチ58の短絡、開
放により発生したLOW/HIGHパルス信号であり、このパ
ルス信号によってパーフォレーションの位置を検知す
る。パルス信号はパーフォレーションの最縁部が所定位
置を通過する毎に反転する。この反転によっていずれの
縁部が所定位置を通過したのかを検知できる。その位置
検知に基づいて設定した位置からデータの写し込みを行
う。AはフィルムパルスのHIGHレベルの時間を、Bはフ
ィルムパルスのLOWレベルの時間を、Eは写し込みに要
する時間を示している。写し込みの際、パルス検出位置
と写し込み位置とのずれを補正するため、写し込む文字
4文字を写し込みデータへ変換する時間Cと測定したフ
ィルム速度より演算して求めた写し込み開始遅延時間D
の遅延時間を設けている。このような遅延時間の設定に
より、パーフォレーション間の写し込み領域への写し込
みの開始位置を制御することができる。
【0009】図17は図16(A)に示すタイミングチ
ャートを一部拡大して示した図である。文字の写し込み
は、7×5ドットの1文字を5列に分割して、測定した
フィルムの走行速度から演算により設定したパルス信号
の周期F(写し込み周期)1周期毎に1列7ドット分
を、ISO感度情報等から設定した写し込み時間G分、
写し込みLED11を点灯させて行っている。写し込む
文字間隔は1ドット分である。また、このように、フィ
ルム速度より演算して求めた写し込み周期を用いて写し
込みを行うため、文字幅が一定となる。図18は本発明
を適用したカメラによりデータを写し込んだフィルムを
ベース面側(裏蓋側)から見て示す図である。
【0010】図示しないが、本実施形態に示すカメラは
一眼レフカメラであるため、ファインダ光学系と撮影光
学系を切り換えるためのメインミラーが備えられてい
る。
【0011】図5は、本実施形態の一眼レフカメラの制
御回路のブロック図である。制御回路には、カメラ全体
を制御する、ROM・RAM内蔵のCPU34が備わっ
ている。CPU34には、電源としてバッテリ37が、
DC/DCコンバータ35と電圧レギュレータ36を介
して接続されている。また、CPU34には、駆動系と
して、ファインダ光学系と撮影光学系を切り換えるため
のメインミラーを駆動するミラーモータ39、及びフィ
ルム14の巻き上げ・巻き戻し用のフィルムモータ41
が、各々モータドライバIC38、40を介して接続さ
れている。回路系としては、シャッタ制御回路42、絞
り制御回路43、パーフォレーション間へのデータ写し
込みを制御するデータ写し込み回路52、フィルムカー
トリッジのDXコードを識別するためのDXコード識別
回路53が接続されている。センサ系としては、自動露
出制御のための測光用IC46、絞りの位置を検知する
ためのAVVR47が接続されている。表示、照明部材
として、ファインダ内において、撮影データ等を表示す
るファインダ内LCD48、及びファインダ内LCD4
8照明用の照明用LED49、カメラ本体の適当な位置
において、撮影モードやフィルム情報(残枚数、ISO
感度等)を表示するための外部LCD50が接続されて
いる。スイッチ類としては、主電源スイッチであるメイ
ンスイッチ61、レリーズボタンを半押しするとONにな
る測光スイッチSWS、レリーズボタンを全押しにする
とONになるレリーズスイッチSWR、フィルムの走行に
よりパルスを発生させるためのフィルムスイッチ58、
データ写し込みをON、OFFするためのデータ写し込み許
可スイッチ54、裏蓋13の開閉状態を検知するための
裏蓋開閉スイッチ60、メインミラーの位置を検知する
ためのミラーアップスイッチ56及びミラーダウンスイ
ッチ55、強制的にリワインドさせるためのリワインド
スイッチ59、フィルムが装填されているか否か判別す
るフィルム装填スイッチ57が接続されている。さら
に、記憶素子として種々の撮影データ、パラメータなど
を記憶するEEPROM51、CPU34の駆動クロックを発
生する発振子44、日付時間カウントのための時計用I
C45などが接続されている。
【0012】DXコード識別回路53によって識別され
るDXコードは、図6に示す通り導通部分(白色)およ
び絶縁部分(黒色)からなる市松模様になっており、導
通部分と絶縁部分の組み合わせによってフィルム情報を
示している。ラチチュードを示す部分はDXコード検知
区分81及び82の二つの部分で、その二つの部分の導
通部分と絶縁部分の組み合わせにより4種類のラチチュ
ードが示される。表1に、DXコード検知区分81及び
82に対する導通部分0と絶縁部分1の組み合わせによ
るラチチュードを示す。また、DXコードの他の部分
は、DXコード検知区分72から76までの組み合わせ
によりISOフィルム感度、DXコード検知区分78か
ら80の組み合わせによりフィルム枚数を示している。
DXコード検知区分71及び77はアースである。
【0013】
【表1】 ラチチュード 81 82 ±1/2 1 1 ±1 0 1 +2、−1 1 0 +3、−1 0 0
【0014】以下、本カメラの制御について説明する。
図7は本発明を適用した一眼レフカメラのメインルーチ
ンをフローチャートをもって示す図である。以下の処理
はCPU34によって実行される。本フローはカメラ全
体の制御を司るものである。バッテリ37を装填するこ
とによりスタートし、まず、CPU34及び周辺回路を
初期化する(S101、S102)。EEPROM51内のデータを読
み込み、RAMにロードし、DC/DCコンバータ35
をOFFにし(S103、S104)、スイッチ関係の状態(各ス
イッチ類がON、OFFいずれなのか)をすべて入力する(S
105)。続いて、メインスイッチ61がONかOFFかをチェ
ックし(S106)、OFFであれば(S106:N)、読み込んだ
スイッチのデータの処理をして外部LCD50に表示し
(S107、S108)、メインスイッチ61の割り込みを許可
し(S109)、メインスイッチ61がONになるまで低消費
電力モード(スリープ状態)にする(S110)。メインス
イッチ61がONになると通常モードに復帰し(S111)、
メインスイッチ61の割り込みを禁止し(S112)、S105
の処理に戻る。以降、S105〜S112の処理を繰り返す。
【0015】メインスイッチ61がONであれば(S106:
Y)、撮影処理に備えるため、250msのタイマをスタ
ートさせ(S113)、S105で入力した各スイッチのデータ
を処理して外部LCD50に表示させる(S114、S11
5)。次にリワインドスイッチ59がONであるかをチェ
ックし、ONであれば、リワインドスイッチ59が押され
たため、リワインド処理を実行し(S116:Y、S117)、S1
05に戻る。リワインドスイッチ59がOFFであれば、裏
蓋13が閉状態から開状態になったかをチェックし(S1
16:N、S118)、開状態になったなら裏蓋開処理を実行し
(S119)、S105に戻る。開状態になっていなければ、さ
らに裏蓋13が開状態から閉状態になったかをチェック
し、閉状態になったなら(S120:Y)、フィルムが装填さ
れた可能性があるためローディング処理を実行し(S12
1)、S105に戻る。裏蓋13が閉状態のままであれば(S
120:N)、測光関係スイッチのいずれかがONであるか、
すなわちレリーズボタンが半押しの状態であるかをチェ
ックし、ONでなければ(S122:N)、節電のため、タイマ
割り込みを許可し、低消費電力モード(スリープ状態)
に移行し(S123、S124)、250ms経過後、通常モード
に復帰し(S125)、タイマ割り込みを禁止し(S126)、
S105に戻る。
【0016】測光関係スイッチのいずれかがONであれば
(S122:Y)、すなわちレリーズボタンが半押しの状態に
されたら、レリーズ処理に備えるためDC/DCコンバ
ータ35をONにし、パワーホールドタイマを80に設定
し、125msインターバルタイマをスタートさせる(S1
27〜S129)。すなわち、測光関係スイッチをONにした状
態のパワーホールド時間を10秒に設定する。そして、
全スイッチの入力をする(S130)。続いて、メインスイ
ッチ61がOFFであるかをチェックし、OFFなら、それ以
上処理を続ける必要がないためS104に戻り(S131:Y)、
ONなら(S131:N)、リワインドスイッチ59がONである
かをチェックする。ONなら(S132:Y)、リワインド処理
を実行するためにS104に戻り、OFFなら、裏蓋13が閉
状態から開状態になったかををチェックする。開状態に
なったなら、裏蓋開処理を実行するためにS104に戻り
(S133:Y)、開状態になっていなければ(S133:N)、裏
蓋13が開状態から閉状態になったかをチェックする
(S134)。閉状態になったなら(S134:Y)、ローディン
グ処理を実行するためにS104に戻り、閉状態のままであ
れば(S134:N)、各スイッチのON、OFF等によって変わ
るデータを変更し(S135)、測光演算し(S136)、種々
のデータをファインダ内LCD48及び外部LCD50
に表示するための処理をする(S137)。続いて、レリー
ズスイッチSWRがONであるかチェックし、ONであれば
(S138:Y)、レリーズ処理を実行し(S142)、S128に戻
る。レリーズスイッチSWRがOFFであれば(S138:N)
125ms経過を待ち(S139)、経過後、パワーホールド
タイマが0であるかチェックする(S140)。0でなけれ
ば1ずつデクリメントし(S140:N、S141)、S130に戻り
処理を繰り返す。パワーホールドタイマが0であれば、
測光関係スイッチのいずれかがONであるかチェックし、
ONであれば(S143:Y)、レリーズボタンが依然半押しの
状態であるため、レリーズ処理に備えるためS130に戻
る。OFFであれば(S143:N)S104に戻る。
【0017】ここで、S142のレリーズ処理について、そ
のフローチャートである図8を参照しながら説明する。
本レリーズ処理のフローは、レリーズボタンが全押し、
すなわち、レリーズスイッチSWRがONにされた後のシ
ャッタ、絞り、ミラー等の制御を実行するフローであ
る。この処理に入ると、レリーズ処理前の最終的な測光
と表示処理を行い(S201)、データ写し込み用のデータ
(シャッター速度、絞り値、露出補正値など)をフィル
ム駒番号に対応するアドレスのEEPROM51に書き込む
(S202)。続いて、ミラーアップ処理、絞り制御処理、
露光(シャッター制御)処理、ミラーダウン処理、メカ
機構のチャージ処理を実行する(S203〜S205)。そし
て、フィルムの巻き上げ処理を実行し(S206)、フィル
ムの終端であればリワインド処理を実行する(S207:Y、
S208)。フィルムの終端でなければリターンする(S20
7:N)。
【0018】図9はフィルム巻き戻し時にデータを写し
込む処理をフローチャートをもって示す図である。この
処理に入ると、まず、リワインド処理変数の初期化を行
う(S301)。次に、フィルムを巻き戻すためフィルムモ
ータ41を逆転させ、S304〜S308までの処理を繰り返し
て実行するため、100μsのインターバルタイマをス
タートさせる(S302、S303)。フィルム走行により発生
したパルス(以下、フィルムパルス)のエッジをカウン
トする(S304)。続いて、データ写し込み処理を実行
し、外部LCD50に巻き戻し動作中である旨をフィル
ム駒番号、パトローネ・マークなどによって表示する
(S305、S306)。そして、フィルムパルスの半周期を測
定するために用いるカウンタであるフィルムパルス幅測
定カウンタ(edge_width_time)が16000以上か、
すなわち1.6秒(フィルムパルス幅測定カウンタ(ed
ge_width_time)は100μs毎に1ずつ増加している)
経過したかをチェックし、経過していなければ(S307:
N)、100μs経過するのを待って(S308)、S304の処
理に戻り以上の処理を繰り返す。1.6秒経過したなら
(S307:Y)、フィルムの巻き戻しは完了したため、フィ
ルムモータ41にブレーキをかけ、フリーにする(S30
9、S310)。続いて、ローディング終了フラグ(F_LOAD_
OK)が1であるかをチェックする。ローディング終了フ
ラグ(F_LOAD_OK)が1なら(S311:Y)、フィルムが装
填済みであるため、フィルムのシリアル番号を示すフィ
ルム通し番号(ee_film_no)に1をインクリメントし、
EEPROM51に書き込む(S312)。フィルムの装填がされ
ていない場合(S311:N)又は1をインクリメントしたフ
ィルム通し番号(ee_film_no)をEEPROM51に書き込ん
だ後は、フィルム終端におけるフィルムパルスのエッジ
数であるフィルム終端エッジ数(ee_film_end_edge)を
0、フィルム駒番号(ee_film_counter)を0とし、EEP
ROM51 に書き込む(S313、S314)。さらに、ローディ
ング正常終了フラグ(F_LOAD_OK)を0、フィルム終端
フラグ(F_FILM_END)を0、リワインド終了フラグ(F_
REW_END)を1として、それぞれEEPROM51に書き込ん
で(S315)リターンする。
【0019】次に、S304のフィルムパルスのエッジのカ
ウントについて説明する。図10はそのフローチャート
を示す図である。本フローは、100μs毎にフィルム
パルスの状態(LOWレベルかHIGHレベルか)を検知し、
それぞれのフィルムパルス幅測定カウンタ(edge_width
_time)が示す数値、すなわち各々の状態が切り替わっ
てから次に切り替わるまでの時間を測定するためのフロ
ーである。この処理に入るとまず、フィルムパルス幅測
定カウンタ(edge_width_time)に1をインクリメント
する(S401)。続いて、前回のフィルムパルス状態(LO
WレベルかHIGHレベルか)をストアし、現在のフィルム
パルスの状態を読み込み、その状態をストアする(S402
〜S403)。そして、現在のフィルムパルスがHIGHレベル
であるかをチェックし、HIGHレベルなら(S404:Y)、前
回のフィルムパルスがLOWレベルであるかをチェックす
る(S405)。前回のフィルムパルスがHIGHレベルなら
(S405:N)、フィルムパルスの状態はHIGHレベルのまま
であるためそのままリターンし、LOWレベルなら(S405:
Y)、パルスの立ち上がりエッジを検知したため、その
時点のフィルムパルス幅測定カウンタ(edge_width_tim
e)をローパルス幅(low_edge_width_time)としてスト
アする(S406)。すなわち、ローパルス幅(low_edge_w
idth_time)に対応する時間がLOWパルスの時間である。
そして、次のパルス半周期の時間測定のためフィルムパ
ルス幅測定カウンタ(edge_width_time)を0とする(S
409)。次に、フィルム終端エッジ数(ee_film_end_edg
e)が0であるかをチェックする(S410)。0でないな
ら(S410:N)、まだフィルムの最終駒の縁部に達してい
ないためにフィルム終端エッジ数(ee_film_end_edge)
から1をデクリメントしリターンする(S412)。0なら
(S410:Y)、フィルム最終駒の縁部に達したためエッジ
カウンタ(edge_counter)に1をインクリメントする
(S411)。続いて、エッジカウンタ(edge_counter)が
16であるかをチェックし(S413)、16でなければ
(S413:N)リターンし、16であれば、フィルム1駒分
の8個のパーフォレーションが通過したのであるから、
次のフィルム駒のエッジをカウントするため、エッジカ
ウンタ(edge_counter)を0として、フィルム駒番号
(ee_film_counter)から1をデクリメントしリターン
する(S414、S415)。現在のフィルムパルスがLOWレベ
ルなら(S404:N)、前回のフィルムパルスがHIGHレベル
であるかをチェックし、LOWレベルなら(S407:N)リタ
ーンし、HIGHレベルなら(S407:Y)、パルスの立ち下が
りエッジを検知したため、その時点のフィルムパルス幅
測定カウンタ(edge_width_time)をハイパルス幅(hig
h_edge_width_time)としてストアし(S408)、S409に
進む。
【0020】次に、S305のデータ写し込み処理を図1
1、16(A)、17を参照して詳細に説明する。図1
1は、データ写し込み処理をフローチャートをもって示
す図である。まず、データ写し込み許可スイッチ54の
ON、OFFを確認することによりフィルム14へのデータ
の写し込みが許可されているかをチェックし、許可され
ていないなら、データを写し込む必要がないためリター
ンし(S501:N)、許可されているなら(S501:Y)、EEPR
OM51内のフィルム駒番号(ee_film_counter)が1以
上か否かをチェックし、1以上でなければリターンし
(S502:N)、1以上なら(S502:Y)、データ写し込み開
始フラグ(F_PRINT_START)が1であるか否か、すなわ
ちデータ写し込み処理中かどうかチェックする(S50
3)。1(写し込み処理中)であればリターンし(S503:
Y)、1でなければ、edge_counter=(print_item_count
er×2)+4であるかチェックする(S503:N、S504)。こ
こで、print_item_counter(データ写し込み項目カウン
タ)は、フィルム1駒において、写し込みを行うデータ
が何番目の項目かを表すカウンタである。例えば、図1
6(A)において、パーフォレーション3番と4番の間
の領域にAV(絞り値)を写し込む場合、print_item_c
ounter=1であるからedge_counter=6となる。すなわ
ち、エッジを6個カウントしたらパーフォレーション3
番と4番の間の領域への写し込み処理に入るのである。
チェック結果がNであればリターンし(S504:N)、Yであ
れば(S504:Y)、写し込みデータの変換・設定(S505)
をする(詳細後述)。S202でEEPROM51へ書き込んだデ
ータを実際の写し込みデータに変換するのである。
【0021】次に、写し込み開始遅延時間(S506)及び
写し込み周期(S507)を演算により求めて設定する。写
し込み開始遅延時間の演算式は、 基準遅延時間×(測定フィルムパルスHIGH時間/基準フ
ィルムパルスHIGH時間) である。基準遅延時間は、任意に定めたフィルムの基準
速度において、所定の位置から写し込みが開始されるよ
うに定めた写し込み開始遅延時間であり、基準フィルム
パルスHIGH時間は、同基準速度におけるハイパルス幅で
ある。また、測定したフィルムパルスHIGH時間は、S408
のハイパルス幅(high_edge_width_time)である。基準
遅延時間と基準フィルムパルスHIGH時間は、予め決定し
EEPROM51に記憶させておく。写し込み周期の演算式
は、 基準周期×(測定フィルムパルスHIGH時間/基準フィル
ムパルスHIGH時間) である。基準周期は、任意に定めたフィルムの基準速度
において、所定の文字幅になるように定めた写し込み周
期であり、測定したフィルムパルスHIGH時間は、S408の
ハイパルス幅(high_edge_width_time)であり、基準周
期と基準フィルムパルスHIGH時間は、予め決定しEEPROM
51に記憶させておく。EEPROM51内に記憶させた基準
遅延時間と基準周期の数値に書き換えることにより、容
易に写し込み開始位置及び文字幅の変更が可能である。
【0022】続いて、写し込み時間を設定し(S508)、
print_counter=0とする(S509)。print_counter(写
し込みドット列カウンタ)は写し込みデータがフィルム
走行方向において、何列目まで写し込まれたかを得るカ
ウンタである。次に、タイマ1の割り込みを許可し、所
望の位置から写し込みを行うために写し込み開始を遅延
させる写し込み開始遅延時間タイマをスタートさせ、デ
ータ写し込みのフラグをたてて、リターンする(S510〜
S512)。
【0023】ここで、S508の写し込み時間の設定につい
て説明する。図15はそのフローチャートを示す図であ
る。本フローは、装填されたフィルムのフィルム感度に
基づいてデータ写し込み時間を決定し、さらに、ラチチ
ュード情報からリバーサルフィルムか否かを判別し、リ
バーサルフィルムであれば追加の補正をするフローであ
る。本フローに入ると、まず、DXコード付きのフィル
ムかどうかチェックする(S901)。DXコード付きであ
るかどうかは、DX接点26に接するフィルムカートリ
ッジのDXコード表示領域がすべて絶縁体であるかどう
かで判断し、しべて絶縁体でなければ、DXコード付き
のフィルムと判別する。DXコード付きのカメラであれ
ば(S901:Y)、DXコードを検出して得たISO感度に
応じた写し込み時間を演算する(S902)。演算式は以下
の通りである。なお、符号Hを付した数値は16進数表
示である。
【数1】 ここで、SvDは、フィルムのISO感度SVを、演算を
容易にするために変換した値である。ISO感度と写し
込み時間との関係の例を表1に示す。
【表2】 ISO SvD (H) 写し込み時間(μS) 25 10 400 32 13 351 40 15 322 50 18 283 64 1B 248 80 1D 228 100 20 200 125 23 176 160 25 161 200 28 141 250 2B 124 320 2D 114 400 30 100 500 33 88 640 35 81 800 38 71 1000 3B 62 1250 3D 57 1600 40 50 2000 43 44 2500 45 40 3200 48 35 4000 4B 31 5000 4D 28
【0024】続いて、装填されたフィルムがリバーサル
フィルムかをチェックし、リバーサルフィルムであれば
(S904:Y)補正のため写し込み時間を2倍にして(S90
5)、リターンする。リバーサルフィルムのベースは透
光率が低く、低感度になるため、ベース面側から写し込
む場合、露光量を多くする必要があるからである。な
お、リバーサルフィルムであるか否かの判別は、装填さ
れたフィルムのラチチュードを検出し、そのラチチュー
ドによって行う。すなわち、一般的に、リバーサルフィ
ルムのラチチュードは狭いため、ラチチュードが±1/
2であればリバーサルフィルムと判別する。リバーサル
フィルムでなければ(S904:N)、ネガフィルムであるた
め、補正する必要はなくそのままリターンする。装填さ
れたフィルムがDXコード付きフィルムでないなら(S9
01:N)、ユーザーが設定したISO感度に基づいて、上
記の演算と同様に写し込み時間を演算し(S903)、リタ
ーンする。例えば、ISO100のネガフィルムの場
合、写し込み時間は数式1の演算結果から、そのまま2
00μSに設定される(S902)。ISO100のリバー
サルフィルムの場合、写し込み時間は数式1の演算によ
って200μSが算出され(S902)、さらに補正によっ
て2倍の400μSに設定される。図示実施の形態で
は、リバーサルフィルムが装填されているときは、値が
フィルムが装填されているときに比してデータ写し込み
時間を延長(2倍)して写し込み濃度を調整したが、L
EDの発光輝度(強度)を高く(2倍に)する構成にし
てもよい。
【0025】ここで、タイマ1の割り込み処理ルーチン
について説明する。図12にタイマ1の割り込み処理を
フローチャートで示す。本フローは図11のS510で、タ
イマ1の割り込みが許可された後、データを写し込むべ
く、写し込みLED11を点灯させるための割り込み処
理ルーチンである。この処理に入るとまず、タイマ1及
びタイマ2の割り込みを禁止する(S601、S602)。そし
て、print_counter=23であるかをチェックする(S60
3)。本実施形態では、1個のパーフォレーション間へ
1文字5ドットの幅の文字4文字を写し込むものであり
(図17参照)、文字間を1ドット含めて、23ドット
をチェックするのである。print_counter=23であれ
ば、1個のパーフォレーション間領域への写し込みは終
了したので、写し込みLED11をOFFにし(S605)、
データ写し込み開始フラグ(F_PRINT_START)を0にし
(S606)、すなわちデータ写し込みのフラグを消してリ
ターンする。print_counter=23でなければ(S603:
N)、写し込みドット列カウンタ(print_counter)が指
し示す数値に対応するS505で設定した点灯すべきLED
のデータを基に写し込みLED11を点灯する(S60
4)。次に、写し込みドット列カウンタ(print_counte
r)に1をインクリメントし、次のドット列の写し込み
に備え、タイマ1の割り込みを許可する(S607、S60
8)。続いて、S507で設定した写し込み周期タイマをス
タートさせ、タイマ2の割り込みを許可し、S508で設定
した写し込み時間に対応するタイマをスタートさせる
(S609〜S611)。タイマ2の割り込み処理ルーチンは図
13にフローチャートをもって示す。本フローはタイマ
1の割り込み処理ルーチンで点灯した写し込みLED1
1を消灯するための割り込み処理ルーチンである。この
処理は、写し込みLED11をOFFにし、タイマ2の割
り込みを禁止にする(S701、S702)の2ステップであ
る。
【0026】S505の写し込みデータ変換・設定の処理に
ついて説明する。図14はそのフローチャートを示す図
である。まず、データ写し込み項目カウンタ(print_it
em_counter)の数値をチェックする(S801)。0であれ
ば、レリーズ処理時にEEPROM51に記憶させた諸データ
のうち、フィルム駒番号(ee_film_counter)の数値に
対応するTVデータ(シャッター速度)を変換・設定す
る(S802)。1であれば、同様にAVデータ(絞り値)
を変換・設定する(S803)。2であれば、同様にXVデ
ータ(露出補正値)を変換・設定する(S804)。3であ
れば、同様に露出モードデータを変換・設定する(S80
5)。4であれば、同様にフィルム番号データを変換・
設定する(S806)。各々のデータを変換・設定した後、
次の項目のデータの変換・設定するためデータ写し込み
項目カウンタ(print_item_counter)に1をインクリメ
ントする(S809)。データ写し込み項目カウンタ(prin
t_item_counter)が5でなければ、写し込むデータがま
だ残っているためそのままリターンする(S810:N)。そ
して、データ写し込み項目カウンタ(print_item_count
er)が5であれば(S810:Y)、それ以上写し込むデータ
は存在しないので、データ写し込み項目カウンタ(prin
t_item_counter)を0として(S811)リターンする。
【0027】以上の実施形態では、フィルム巻き戻し時
にデータを写し込む場合を示したが、フィルム巻き上げ
時にデータ写し込みを行ってもよい。フィルム巻き上げ
時にパーフォレーション間にデータを写し込む場合にお
けるタイミングチャートを図16(B)に示す。図16
(A)と同様に、AはフィルムパルスのHIGHレベルの時
間、BはフィルムパルスのLOWレベルの時間、Cは写し
込みデータへ変換する時間、Dは写し込み開始遅延時
間、Eは写し込みに要する時間を示している。また、パ
ーフォレーション間の領域にデータを写し込む場合を示
したが、フィルム面の他の領域に写し込む場合にも本発
明は適用可能である。
【0028】
【発明の効果】以上の説明より明らかな通り、本発明を
適用したカメラによれば、フィルム面へ撮影データなど
のデータをフィルムのベース面側から写し込む場合にお
いて、リバーサルフィルム検知手段によりリバーサルフ
ィルムであると検知されたときは、リバーサルフィルム
と検知されなかったときの前記データ写し込み手段の発
光量よりも発光量を増やす制御手段を備えたので、装填
されたフィルムの感度に応じて、最適な濃度で印字が可
能であり、特にフィルムベース面からの写し込みに対し
て低感度のリバーサルフィルムであっても適当な光量で
写し込むことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したカメラの裏蓋開放状態での背
面図である。
【図2】図1のI−I線に沿ったカメラの断面図であ
る。
【図3】図1のII−II線に沿ったカメラの断面図で
ある。
【図4】本発明を適用したカメラのパーフォレーション
検知部の上面図である。
【図5】本発明を適用したカメラの制御回路のブロック
図である。
【図6】DXコードの検知区分を示す図である。
【図7】本発明を適用したカメラのメインルーチンのプ
ログラムをフローチャートをもって示す図である。
【図8】本発明を適用したカメラのレリーズ処理の制御
プログラムをフローチャートをもって示す図である。
【図9】本発明を適用したカメラのフィルム巻き戻し時
にデータの写し込みを行う制御プログラムをフローチャ
ートをもって示す図である。
【図10】本発明を適用したカメラのフィルムスイッチ
のエッジをカウントする制御プログラムをフローチャー
トをもって示す図である。
【図11】本発明を適用したカメラのデータ写し込み処
理をフローチャートをもって示す図である。
【図12】タイマ1の割り込み処理をフローチャートを
もって示す図である。
【図13】タイマ2の割り込み処理をフローチャートを
もって示す図である。
【図14】写し込みデータの変換・設定の処理をフロー
チャートをもって示す図である。
【図15】本発明を適用したカメラのデータ写し込み時
間を設定する制御プログラムをフローチャートをもって
示す図である。
【図16】(A)は、本発明を適用したカメラのフィル
ム巻き戻し時におけるパーフォレーションと各パルス信
号との相関関係を、フィルムを裏蓋側から見た状態での
タイミングチャートをもって示す図である。(B)は、
本発明を適用したカメラのフィルム巻き上げ時における
パーフォレーションと各パルス信号との相関関係を、フ
ィルムを裏蓋側から見た状態でのタイミングチャートを
もって示す図である。
【図17】図16(A)に示したタイミングチャートの
要部の拡大図である。
【図18】本発明を適用したカメラにより、データを写
し込んだフィルムを裏蓋側から示す図である。
【符号の説明】
11 写し込みLED 12 写し込み光学系 12a 写し込み部 13 裏蓋 14 フィルム 16 シャッターユニット 17 圧板 18 裏蓋ベース板 19 フレキシブルプリント基板 20 コネクトピン 21 本体 22 巻き戻しフォーク 23 本体側コネクタ部 24 スプール 25 スプロケット 25a ギア 26 DX接点 28 検知基板 28a 28b 出力端子 29 ブラシ 30 突起 31 ギア 32 カートリッジ室 33 スプール室 34 CPU 35 DC/DCコンバータ 36 電圧レギュレータ 37 バッテリ 38 モータドライバIC 39 ミラーモータ 40 モータドライバIC 41 フィルムモータ 42 シャッタ制御回路 43 絞り制御回路 44 発振子 45 時計用IC 46 測光用IC 47 AVVR 48 ファインダ内LCD 49 照明用LED 50 外部LCD 51 EEPROM 52 データ写し込み回路 53 DXコード識別回路 54 データ写し込み許可スイッチ 55 ミラーダウンスイッチ 56 ミラーアップスイッチ 57 フィルム装填スイッチ 58 フィルムスイッチ 59 リワインドスイッチ 60 裏蓋開閉スイッチ 61 メインスイッチ 71〜82 DXコード検知区分 SWR レリーズスイッチ SWS 測光スイッチ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−228234(JP,A) 特開 昭57−200026(JP,A) 特開 昭57−79934(JP,A) 特開 平9−65139(JP,A) 実開 昭61−143136(JP,U) 実開 昭59−192130(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/24 GAP G03B 7/24

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光手段をフィルムのベース面側から点
    灯させ、フィルムの特定の領域にデータを写し込む写し
    込み手段を有するカメラにおいて、 装填されたフィルムがリバーサルフィルムであるか否か
    を検知するリバーサルフィルム検知手段を有し、 前記リバーサルフィルム検知手段によりリバーサルフィ
    ルムであると検知されたときは、リバーサルフィルムと
    検知されなかったときの前記データ写し込み手段の発光
    量よりも発光量を増やす写し込み制御手段を備えたこ
    と、を特徴とするデータ写し込み機能付きカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ写し込み機能付
    きカメラはさらに、前記装填されたフィルム感度を検出
    するフィルム感度検知手段を備え、前記写し込み制御手
    段は、前記フィルム感度検知手段が検出したフィルム感
    度に応じて前記発光手段の発光時間を演算し、前記リバ
    ーサルフィルム検知手段がリバーサルフィルムであると
    検知したときは、前記発光時間をn倍するデータ写し込
    み機能付きカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のデータ写し込み機能付
    きカメラはさらに、前記装填されたフィルム感度を検出
    するフィルム感度検知手段を備え、前記写し込み制御手
    段は、前記フィルム感度検知手段が検出したフィルム感
    度に応じて前記発光手段の発光強度を演算し、前記リバ
    ーサルフィルム検知手段がリバーサルフィルムであると
    検知したときは、前記発光強度をn倍するデータ写し込
    み機能付きカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載のデータ写し込
    み機能付きカメラにおいて、前記n倍は2倍であるデー
    タ写し込み機能付きカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一項に記載の
    データ写し込み機能付きカメラにおいて、前記リバーサ
    ルフィルム検知手段は、装填されたフィルムのラチチュ
    ードを検知してリバーサルフィルムであるか否かを判定
    するデータ写し込み機能付きカメラ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のデータ写し込み機能付き
    カメラにおいて、前記リバーサルフィルム検知手段は、
    カメラに装填されたフィルムカートリッジ表面に形成さ
    れたDXコードの中からラチチュード情報を読み込んで
    そのフィルムのラチチュードを検知し、検知したラチチ
    ュードに基づいてリバーサルフィルムか否か判定するデ
    ータ写し込み機能付きカメラ。
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