JP3060558U - Frp船 - Google Patents

Frp船

Info

Publication number
JP3060558U
JP3060558U JP1998010340U JP1034098U JP3060558U JP 3060558 U JP3060558 U JP 3060558U JP 1998010340 U JP1998010340 U JP 1998010340U JP 1034098 U JP1034098 U JP 1034098U JP 3060558 U JP3060558 U JP 3060558U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
composition
acrylic resin
foamable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1998010340U
Other languages
English (en)
Inventor
琢也 白石
順一郎 永田
智一 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paint Co Ltd
Nippon Paint Marine Coatings Co Ltd
Nippon Paint Holdings Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
Nippon Paint Marine Coatings Co Ltd
Nippon Paint Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Paint Co Ltd, Nippon Paint Marine Coatings Co Ltd, Nippon Paint Holdings Co Ltd filed Critical Nippon Paint Co Ltd
Priority to JP1998010340U priority Critical patent/JP3060558U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3060558U publication Critical patent/JP3060558U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 火災が発生した場合でも火災発生時の脱出時
間を延長させることができ、有毒ガスの発生や延焼を抑
制することができるFRP船を提供する。 【解決手段】 床面、壁面及び天井からなる群より選択
される少なくとも一面を発泡性耐火塗料組成物により塗
装してなるエンジンルームを有するFRP船。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、FRP船に関し、更に詳しくは、壁面に耐火性を付与したエンジンル ーム、居住区及び/又はダクトを有するFRP船に関する。
【0002】
【従来の技術】
繊維強化プラスチック(FRP)は、軽量であり、強度、耐腐食性等において優 れた性質を有していることから、漁船やプレジャーボート等の船体材料として広 く使用されている。しかし、これらのFRP船は材質のFRPそのものが燃焼し やすいため、火災時には火の回りが早く有毒ガスが発生するという欠点があり、 近年FRP船の増加や大型化に伴い、火災事故が問題となっている。
【0003】 特に、FRP船のエンジンルーム、居住区及びダクトは、壁材や床材に使用され ているFRPが燃焼しやすい性質をもつことに加えて、エンジンルームではエン ジンオイル、燃料等が壁や床に飛散していたり、居住区には可燃物が多い場合が あること、更に、ダクトでは電気系統のショートの発生等の理由から、火災が発 生しやすく、一旦火災が発生すると火の回りが非常に速かった。更に、図1に示 すようにエンジンルーム1、居住区(居室2及び操船室3)及びダクト4はFR P船の内部に位置するものであるので、一旦火災が発生すると消火が困難で、人 身事故に繋がるおそれがあった。 しかしながら、FRP船のエンジンルーム、居住区及びダクトの壁材や床材には FRPが剥き出しのまま使用されていることが多く、耐火、防火対策が施されて いなかった。
【0004】 特開平9−183978号公報には、塗膜形成性成分、低温膨張性黒鉛及びリン 酸化合物からなる耐火塗料組成物が開示されている。この耐火塗料組成物は、鉄 骨やコンクリート等の建築物の基材に対する耐火被覆として好適に使用されるも のであり、耐火塗膜の膜厚を増大させることなく耐火性を高めることができるの で、高層建築物の構造強度を過剰に高める必要がないという利点を有するもので あった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記現状に鑑み、火災が発生した場合でも火災発生時の脱出時間を延 長させることができ、有毒ガスの発生や延焼を抑制することができるFRP船を 提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、床面、壁面及び天井からなる群より選択される少なくとも一面を発泡 性耐火塗料組成物により塗装してなるエンジンルームを有することを特徴とする FRP船である。 本考案はまた、床面、壁面及び天井からなる群より選択される少なくとも一面を 発泡性耐火塗料組成物により塗装してなる居住区を有することを特徴とするFR P船である。 本考案は、内壁面を発泡性耐火塗料組成物により塗装してなるダクトを有するこ とを特徴とするFRP船でもある。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案のFRP船は、船体材料としてFRPを使用している船であり、例えば、 図1に示す漁船やプレジャーボート等を挙げることができる。 本考案のFRP船においては、発火や着火を伴いやすい場所が発泡性耐火塗料組 成物により塗装されているものである。即ち、エンジンルームの床面、壁面及び 天井からなる群より選択される少なくとも一面、居住区の床面、壁面及び天井か らなる群より選択される少なくとも一面、並びに、ダクトの内壁面のうち、少な くとも一箇所が発泡性耐火塗料組成物により塗装されているものであり、好まし くはエンジンルーム、居住区及びダクトの内壁面全てが塗装されているものであ る。上記居住区には、図1に示す居室2や操船室3等が含まれる。
【0008】 上記発泡性耐火塗料組成物は、発泡性耐火塗料組成物の塗膜が高熱にさらされた ときに発泡、膨張して、断熱性を有する塗膜を形成することができるものである 。 上記発泡性耐火塗料組成物は、アクリル樹脂、及び、発泡性組成物を含むもので ある。
【0009】 上記アクリル樹脂は、熱可塑性樹脂であり、例えば、スチレン−アクリル系樹脂 、酢酸ビニル−アクリル系樹脂等を挙げることができる。 上記アクリル樹脂は、重量平均分子量が25000〜120000である。25 000未満であると、充分な塗膜物性が得られず、加熱時にタレ落ちが起こりや すく、塗膜が基材から脱落して断熱性を発揮しない場合がある。120000を 超えると、塗装作業性、特にスプレー塗装作業性が低下する。
【0010】 上記アクリル樹脂は、ガラス転移温度が−50〜50℃である。−50℃未満で あったり、50℃を超えると、可撓性を有する耐火塗膜を形成することができな い。
【0011】 上記発泡性組成物は、低温膨張性黒鉛及びリン酸化合物からなるものである。上 記低温膨張性黒鉛は、炭素元素による六角網状平面が積み重なった構造を有し、 この六角網状平面の層間に各種の物質を挿入させた黒鉛層間化合物である。この ような黒鉛層間化合物は、高温で加熱した時に六角網状平面の層間に挿入させた 各種物質が分解してガス化し、その圧力で層間が層面と垂直な方向に大きく膨張 し得る。
【0012】 上記黒鉛層間化合物は、例えば、天然黒鉛や人造黒鉛等の粉末に硫酸と酸化剤と の混酸を添加して攪拌し、黒鉛の層状結晶の層間に硫酸を挿入させることにより 調製することができる。上記酸化剤としては、例えば硝酸等の一般的な各種酸化 剤を用いることができる。
【0013】 上記低温膨張性黒鉛としては、約1000〜1200℃において膨張性能を示す 一般的な膨張性黒鉛よりも、より低温で膨張し得る黒鉛、具体的には約200〜 500℃、より好ましくは250〜300℃で膨張し得る黒鉛が用いられる。上 記低温膨張性黒鉛としては、例えば、中央化成社製のエキスパンダブルグラファ イト(グレードNo.8099、8099−LTE、8099−LTE−u、1 94等)等を挙げることができる。
【0014】 上記リン酸化合物としては特に限定されず、例えば、正リン酸、ポリリン酸、リ ン酸アンモニウム、リン酸メラミン、ポリリン酸アンモニウム等を挙げることが できる。耐水性及び耐火性の良好な耐火塗膜を形成することができる点で、ポリ リン酸アンモニウムをメラミン樹脂によりコーティングしたものが好ましい。上 記リン酸化合物は、2種以上を併用することもできる。
【0015】 上記リン酸化合物は、約300℃以上の高温を受けた際に、耐火塗膜成分中の有 機物を脱水する脱水触媒として作用し、これにより炭化物の生成を促進して塗膜 の燃焼を抑制することができる。同時に、自らも防火性の無機質リン酸膜を形成 し、耐火塗膜の耐火性を高めることができる。
【0016】 上記低温膨張性黒鉛と上記リン酸化合物との混合割合は、リン酸化合物100重 量部に対して、低温膨張性黒鉛10〜50重量部であることが好ましい。10重 量部未満であると、塗膜に充分な断熱性を付与することができない場合がある。 50重量部を超えると、塗膜の機械的強度が低下し、更に、高温下で発泡した場 合の塗膜の緻密性が低下し、結果として耐火塗膜の断熱性が低下する場合がある 。
【0017】 上記発泡性組成物は、低温膨張性黒鉛及びリン酸化合物のほかに、発泡性含窒素 化合物を含むことが好ましい。上記発泡性含窒素化合物としては、加熱すると窒 素やアンモニア等のガスを多量に発生し得るものであれば特に限定されず、例え ば、メラミン、ジシアンジアミド、アゾジカルボンアミド、尿素等を挙げること ができる。上記発泡性含窒素化合物は、2種以上を併用することもできる。
【0018】 上記発泡性含窒素化合物は、加熱すると窒素やアンモニア等のガスを多量に発生 し、これにより耐火塗膜の燃焼をより効果的に防止することができる。また、耐 火塗膜の燃焼により生成した炭化物をより一層膨張させることができ、これによ り耐火塗膜を断熱性をより高めることができる。
【0019】 上記発泡性含窒素化合物の混合割合は、低温膨張性黒鉛100重量部に対して、 75〜600重量部であることが好ましい。75重量部未満であると、加熱時の 発泡が不充分になり、発泡性含窒素化合物を用いることによる充分な効果が得ら れにくい。600重量部を超えると、発泡した場合の塗膜の緻密性が低下し、結 果として耐火塗膜の断熱性が低下する場合がある。より好ましくは、低温膨張性 黒鉛100重量部に対して、75〜400重量部である。
【0020】 上記発泡性組成物は、更に、炭化剤を含むことが好ましい。上記炭化剤としては 特に限定されず、例えば、従来より耐火塗料用炭化剤として用いられているペン タエリスリトール、ジペンタエリスリトール、テトラペンタエリスリトール等の 第4級炭素原子を有する多価アルコール等を挙げることができる。
【0021】 上記炭化剤は、脱水触媒として機能するリン酸化合物により脱水され、加熱され た耐火塗膜に炭化層を形成するための成分である。上記炭化剤によって、より耐 火性の良好な耐火塗膜を形成することができる。
【0022】 上記炭化剤の混合割合は、上記アクリル樹脂固形分100重量部に対して、通常 、30〜100重量部であることが好ましい。30重量部未満であると、炭化剤 を添加することによる充分な効果が得られず、塗膜の耐火性が充分に高まりにく い。100重量部を超えると、加熱時に塗膜の軟化が著しくなり、塗膜のタレ落 ちが生じて耐火機能を失う場合がある。より好ましくは、上記アクリル樹脂固形 分100重量部に対して、50〜80重量部である。
【0023】 上記発泡性組成物は、上述の各種成分のほか、更に、二酸化チタン等の体質顔料 ;ポリアマイド系揺変剤等を含むことができる。上記ポリアマイド系揺変剤を用 いた場合、塗装作業性が向上し、垂直面に塗布した塗料組成物のタレ落ちが20 00〜3000%改善され得る。上記ポリアマイド系揺変剤の添加量は、上記ア クリル樹脂固形分100重量部に対して1〜5重量部が好ましい。
【0024】 上記アクリル樹脂と上記発泡性組成物との配合割合は、上記発泡性組成物100 重量部に対して、上記アクリル樹脂固形分15〜55重量部である。15重量部 未満であると、加熱時クラックを生じ、充分な耐火性能が得られない。55重量 部を超えると、加熱時タレ落ちを生じ、充分な耐火性能が得られない。
【0025】 上記発泡性耐火塗料組成物の塗膜の膜厚としては、100〜5000μmである 。100μm未満であると、充分な耐火性を発揮しないおそれがあり、5000 μmを超えると、それに見合う耐火効果が発揮されにくく、経済的ではない。好 ましくは、300〜4000μmである。
【0026】 上記発泡性耐火塗料組成物をエンジンルーム、居住区及びダクトの内壁面に塗装 する方法としては特に限定されず、例えば、エアレス塗装機等による一般的な方 法を挙げることができる。上記エンジンルーム、居住区及びダクトの内壁面への 塗装は、エンジン等を設置した後であっても行うことができる。
【0027】 上記エンジンルーム、居住区及びダクトを構成する基材であるFRPは、特別な 下地処理を予め行うことは特に不要であるが、シンナーによる脱脂及びペーパー による目荒らしを行ったものであることが好ましい。付着性向上のため、エポキ シ系プライマー等を用いることもできる。
【0028】 上記発泡性耐火塗料組成物が塗装された後は、耐久性、耐候性に優れたアクリル 系、ウレタン系、エポキシ系等の上塗り塗料を塗装することができる。特に、耐 油性に優れたウレタン系、エポキシ系等の上塗り塗料を塗装することによって、 エンジンオイル等の汚れから発泡性耐火塗料組成物の耐火塗膜を保護することが でき、また、汚れの除去も簡便であるので、耐火性能の長期にわたる維持が可能 となる。
【0029】 本考案は、エンジンルーム、居住区及び/又はダクトの内壁面に上記発泡性耐火 塗料組成物が塗装されたFRP船であるので、上記発泡性耐火塗料組成物の塗膜 が火災時に高熱に曝されて20〜50倍に発泡、膨張して、耐火性、断熱性を発 揮する。これによって、火災が発生した場合でも脱出時間を延長させ、有毒ガス の発生や延焼を抑制することができる。特に、FRP板自体は約450℃で発火 、発煙するものであるが、上記発泡性耐火塗料組成物の塗膜により約1000℃ でも発火、発煙しないので、約1000℃で発生するスチレン、アセチレン、ベ ンゼン等の有毒ガスの発生を抑制することができ、若干の防火効果も期待するこ とができる。更に、FRP中のガラス繊維を被覆するため健康配慮や、室内美化 に寄与するものである。
【0030】
【実施例】
以下に実施例を掲げて本考案を更に詳しく説明するが、本考案はこれら実施例の みに限定されるものではない。
【0031】 実施例1〜3及び比較例1〜4 樹脂A〜D、低温膨張性黒鉛、ポリリン酸アンモニウム、メラミン、ジペンタエ リスリトール及び二酸化チタンを表1に示す割合で混合し、耐火塗料組成物を調 製した。樹脂AはプライオライトAC80(グッドイヤーケミカル社製アクリル 樹脂)、樹脂BはプライオライトAC4(グッドイヤーケミカル社製アクリル樹 脂)、樹脂Cは工業用硝化綿HIG−2(旭化成社製)、樹脂DはR−0700 Tワニス(日本ペイント社製アルキド樹脂)を使用し、低温膨張性黒鉛としては エキスパンダブルグラファイト グレードNo.194(中央化成社製)を使用 した。
【0032】 得られた耐火塗料組成物を、180×105×6mmのサイズのFRP板に乾燥 膜厚300μmになるように塗布し、耐火塗膜を形成した。この耐火塗料組成物 が塗布されたFRP板から22cm離れた位置よりガストーチ(950℃)で加 熱し、発火までの時間を測定した。結果を表1に示した。 実施例1で得られたFRP板は、加熱表面温度及び裏面温度について経時変化を 測定した。結果を表2及び図2に示した。
【0033】
【表1】
【0034】 表1に示されたように、実施例1〜3の耐火塗料組成物を塗布したFRP板は、 良好な耐火性能を有していた。比較例1の耐火塗料組成物は、樹脂固形分が少な いので、塗膜強度が不足し、実験中クラックが生じ、良好な耐火性能が得られな かった。比較例2では、樹脂固形分が多すぎるので、実験中タレを起こし、良好 な耐火性能が得られなかった。比較例3では、硝化綿が発火し、良好な耐火性能 が得られなかった。比較例4では、塗装中タレを起こし、供試できる塗膜になら なかった。
【0035】 実施例4 耐火塗料組成物を塗装したFRP板の代わりに、ニッペエポキシプライマーグレ ー(日本ペイント社製)を塗装したFRP板に実施例3で得られた耐火塗料組成 物を塗装したものを用いたこと以外は、実施例1と同様にして加熱表面温度及び 裏面温度について経時変化を測定した。結果を表2に示した。
【0036】 比較例5 耐火塗料組成物を塗装したFRP板の代わりに、未塗装のFRP板を使用したこ と以外は、実施例1と同様にして加熱表面温度及び裏面温度について経時変化を 測定した。結果を表2及び図2に示した。
【0037】
【表2】
【0038】 表2及び図2より、未処理のFRP板(比較例5)は、ガストーチ(950℃) で加熱した場合、13秒後、表面温度約450℃で発火し、そのまま燃え広がっ た。20秒後、実験は続行不可能となった。耐火塗料組成物を塗装したFRP板 (実施例1)は、約10秒以内に発泡が開始し、燃焼は全く起こらなかった。発 泡成長が進んだ20秒以降は、加熱表面温度は約800℃で安定低下傾向が認め られた。また、プライマーを予め塗装した後耐火塗料組成物を塗装したFRP板 (実施例4)は、実施例1とほぼ同様の結果が得られた。
【0039】
【考案の効果】
本考案のFRP船は、上述の構成からなるものであるので、火災が発生した場合 でも脱出時間を増大させ、有毒ガス発生及び延焼を抑制することができる。また 、FRP中のガラス繊維を被覆するため健康配慮や、室内美化に寄与するもので ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のFRP船を適用することができる漁船
の概略側面図である。
【図2】実施例1及び比較例5の加熱試験の結果を示す
グラフである。
【符号の説明】
1 エンジンルーム 2 居室 3 操船室 4 ダクト 5 エンジン 6 プロペラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 新井 智一 神戸市長田区駒ヶ林南町1番26号 日本ペ イントマリン株式会社内

Claims (15)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面、壁面及び天井からなる群より選択
    される少なくとも一面を発泡性耐火塗料組成物により塗
    装してなるエンジンルームを有することを特徴とするF
    RP船。
  2. 【請求項2】 床面、壁面及び天井からなる群より選択
    される少なくとも一面を発泡性耐火塗料組成物により塗
    装してなる居住区を有することを特徴とするFRP船。
  3. 【請求項3】 内壁面を発泡性耐火塗料組成物により塗
    装してなるダクトを有することを特徴とするFRP船。
  4. 【請求項4】 床面、壁面及び天井からなる群より選択
    される少なくとも一面を発泡性耐火塗料組成物により塗
    装してなるエンジンルームを有するFRP船であって、
    前記発泡性耐火塗料組成物は、重量平均分子量2500
    0〜120000、ガラス転移温度−50〜50℃であ
    るアクリル樹脂、並びに、低温膨張性黒鉛及びリン酸化
    合物からなる発泡性組成物を含むものであり、前記アク
    リル樹脂と前記発泡性組成物との配合割合は、前記発泡
    性組成物100重量部に対して、前記アクリル樹脂固形
    分15〜55重量部であることを特徴とするFRP船。
  5. 【請求項5】 床面、壁面及び天井からなる群より選択
    される少なくとも一面を発泡性耐火塗料組成物により塗
    装してなる居住区を有するFRP船であって、前記発泡
    性耐火塗料組成物は、重量平均分子量25000〜12
    0000、ガラス転移温度−50〜50℃であるアクリ
    ル樹脂、並びに、低温膨張性黒鉛及びリン酸化合物から
    なる発泡性組成物を含むものであり、前記アクリル樹脂
    と前記発泡性組成物との配合割合は、前記発泡性組成物
    100重量部に対して、前記アクリル樹脂固形分15〜
    55重量部であることを特徴とするFRP船。
  6. 【請求項6】 内壁面を発泡性耐火塗料組成物により塗
    装してなるダクトを有するFRP船であって、前記発泡
    性耐火塗料組成物は、重量平均分子量25000〜12
    0000、ガラス転移温度−50〜50℃であるアクリ
    ル樹脂、並びに、低温膨張性黒鉛及びリン酸化合物から
    なる発泡性組成物を含むものであり、前記アクリル樹脂
    と前記発泡性組成物との配合割合は、前記発泡性組成物
    100重量部に対して、前記アクリル樹脂固形分15〜
    55重量部であることを特徴とするFRP船。
  7. 【請求項7】 床面、壁面及び天井からなる群より選択
    される少なくとも一面を発泡性耐火塗料組成物により塗
    装してなるエンジンルームを有するFRP船であって、
    前記発泡性耐火塗料組成物は、重量平均分子量2500
    0〜120000、ガラス転移温度−50〜50℃であ
    るアクリル樹脂、並びに、低温膨張性黒鉛、リン酸化合
    物及び発泡性含窒素化合物からなる発泡性組成物を含む
    ものであり、前記低温膨張性黒鉛と前記リン酸化合物と
    の配合割合は、前記リン酸化合物100重量部に対し
    て、前記低温膨張性黒鉛10〜50重量部であり、前記
    低温膨張性黒鉛と前記発泡性含窒素化合物との配合割合
    は、前記低温膨張性黒鉛100重量部に対して、前記発
    泡性含窒素化合物75〜600重量部であり、前記アク
    リル樹脂と前記発泡性組成物との配合割合は、前記発泡
    性組成物100重量部に対して、前記アクリル樹脂固形
    分15〜55重量部であることを特徴とするFRP船。
  8. 【請求項8】 床面、壁面及び天井からなる群より選択
    される少なくとも一面を発泡性耐火塗料組成物により塗
    装してなる居住区を有するFRP船であって、前記発泡
    性耐火塗料組成物は、重量平均分子量25000〜12
    0000、ガラス転移温度−50〜50℃であるアクリ
    ル樹脂、並びに、低温膨張性黒鉛、リン酸化合物及び発
    泡性含窒素化合物からなる発泡性組成物を含むものであ
    り、前記低温膨張性黒鉛と前記リン酸化合物との配合割
    合は、前記リン酸化合物100重量部に対して、前記低
    温膨張性黒鉛10〜50重量部であり、前記低温膨張性
    黒鉛と前記発泡性含窒素化合物との配合割合は、前記低
    温膨張性黒鉛100重量部に対して、前記発泡性含窒素
    化合物75〜600重量部であり、前記アクリル樹脂と
    前記発泡性組成物との配合割合は、前記発泡性組成物1
    00重量部に対して、前記アクリル樹脂固形分15〜5
    5重量部であることを特徴とするFRP船。
  9. 【請求項9】 内壁面を発泡性耐火塗料組成物により塗
    装してなるダクトを有するFRP船であって、前記発泡
    性耐火塗料組成物は、重量平均分子量25000〜12
    0000、ガラス転移温度−50〜50℃であるアクリ
    ル樹脂、並びに、低温膨張性黒鉛、リン酸化合物及び発
    泡性含窒素化合物からなる発泡性組成物を含むものであ
    り、前記低温膨張性黒鉛と前記リン酸化合物との配合割
    合は、前記リン酸化合物100重量部に対して、前記低
    温膨張性黒鉛10〜50重量部であり、前記低温膨張性
    黒鉛と前記発泡性含窒素化合物との配合割合は、前記低
    温膨張性黒鉛100重量部に対して、前記発泡性含窒素
    化合物75〜600重量部であり、前記アクリル樹脂と
    前記発泡性組成物との配合割合は、前記発泡性組成物1
    00重量部に対して、前記アクリル樹脂固形分15〜5
    5重量部であることを特徴とするFRP船。
  10. 【請求項10】 床面、壁面及び天井からなる群より選
    択される少なくとも一面を発泡性耐火塗料組成物により
    塗装してなるエンジンルームを有するFRP船であっ
    て、前記発泡性耐火塗料組成物は、重量平均分子量25
    000〜120000、ガラス転移温度−50〜50℃
    であるアクリル樹脂、並びに、低温膨張性黒鉛、リン酸
    化合物、発泡性含窒素化合物及び炭化剤からなる発泡性
    組成物を含むものであり、前記低温膨張性黒鉛と前記リ
    ン酸化合物との配合割合は、前記リン酸化合物100重
    量部に対して、前記低温膨張性黒鉛10〜50重量部で
    あり、前記低温膨張性黒鉛と前記発泡性含窒素化合物と
    の配合割合は、前記低温膨張性黒鉛100重量部に対し
    て、前記発泡性含窒素化合物75〜600重量部であ
    り、前記炭化剤と前記アクリル樹脂との配合割合は、前
    記アクリル樹脂固形分100重量部に対して、前記炭化
    剤30〜100重量部であり、前記アクリル樹脂と前記
    発泡性組成物との配合割合は、前記発泡性組成物100
    重量部に対して、前記アクリル樹脂固形分15〜55重
    量部であることを特徴とするFRP船。
  11. 【請求項11】 床面、壁面及び天井からなる群より選
    択される少なくとも一面を発泡性耐火塗料組成物により
    塗装してなる居住区を有するFRP船であって、前記発
    泡性耐火塗料組成物は、重量平均分子量25000〜1
    20000、ガラス転移温度−50〜50℃であるアク
    リル樹脂、並びに、低温膨張性黒鉛、リン酸化合物、発
    泡性含窒素化合物及び炭化剤からなる発泡性組成物を含
    むものであり、前記低温膨張性黒鉛と前記リン酸化合物
    との配合割合は、前記リン酸化合物100重量部に対し
    て、前記低温膨張性黒鉛10〜50重量部であり、前記
    低温膨張性黒鉛と前記発泡性含窒素化合物との配合割合
    は、前記低温膨張性黒鉛100重量部に対して、前記発
    泡性含窒素化合物75〜600重量部であり、前記炭化
    剤と前記アクリル樹脂との配合割合は、前記アクリル樹
    脂固形分100重量部に対して、前記炭化剤30〜10
    0重量部であり、前記アクリル樹脂と前記発泡性組成物
    との配合割合は、前記発泡性組成物100重量部に対し
    て、前記アクリル樹脂固形分15〜55重量部であるこ
    とを特徴とするFRP船。
  12. 【請求項12】 内壁面を発泡性耐火塗料組成物により
    塗装してなるダクトを有するFRP船であって、前記発
    泡性耐火塗料組成物は、重量平均分子量25000〜1
    20000、ガラス転移温度−50〜50℃であるアク
    リル樹脂、並びに、低温膨張性黒鉛、リン酸化合物、発
    泡性含窒素化合物及び炭化剤からなる発泡性組成物を含
    むものであり、前記低温膨張性黒鉛と前記リン酸化合物
    との配合割合は、前記リン酸化合物100重量部に対し
    て、前記低温膨張性黒鉛10〜50重量部であり、前記
    低温膨張性黒鉛と前記発泡性含窒素化合物との配合割合
    は、前記低温膨張性黒鉛100重量部に対して、前記発
    泡性含窒素化合物75〜600重量部であり、前記炭化
    剤と前記アクリル樹脂との配合割合は、前記アクリル樹
    脂固形分100重量部に対して、前記炭化剤30〜10
    0重量部であり、前記アクリル樹脂と前記発泡性組成物
    との配合割合は、前記発泡性組成物100重量部に対し
    て、前記アクリル樹脂固形分15〜55重量部であるこ
    とを特徴とするFRP船。
  13. 【請求項13】 床面、壁面及び天井からなる群より選
    択される少なくとも一面を発泡性耐火塗料組成物により
    塗装してなるエンジンルームを有するFRP船であっ
    て、前記発泡性耐火塗料組成物は、重量平均分子量25
    000〜120000、ガラス転移温度−50〜50℃
    であるアクリル樹脂、並びに、低温膨張性黒鉛及びリン
    酸化合物からなる発泡性組成物を含むものであり、前記
    アクリル樹脂と前記発泡性組成物との配合割合は、前記
    発泡性組成物100重量部に対して、前記アクリル樹脂
    固形分15〜55重量部であり、前記発泡性耐火塗料組
    成物により形成される塗膜の乾燥膜厚は、100〜50
    00μmであることを特徴とするFRP船。
  14. 【請求項14】 床面、壁面及び天井からなる群より選
    択される少なくとも一面を発泡性耐火塗料組成物により
    塗装してなる居住区を有するFRP船であって、前記発
    泡性耐火塗料組成物は、重量平均分子量25000〜1
    20000、ガラス転移温度−50〜50℃であるアク
    リル樹脂、並びに、低温膨張性黒鉛及びリン酸化合物か
    らなる発泡性組成物を含むものであり、前記アクリル樹
    脂と前記発泡性組成物との配合割合は、前記発泡性組成
    物100重量部に対して、前記アクリル樹脂固形分15
    〜55重量部であり、前記発泡性耐火塗料組成物により
    形成される塗膜の乾燥膜厚は、100〜5000μmで
    あることを特徴とするFRP船。
  15. 【請求項15】 内壁面を発泡性耐火塗料組成物により
    塗装してなるダクトを有するFRP船であって、前記発
    泡性耐火塗料組成物は、重量平均分子量25000〜1
    20000、ガラス転移温度−50〜50℃であるアク
    リル樹脂、並びに、低温膨張性黒鉛及びリン酸化合物か
    らなる発泡性組成物を含むものであり、前記アクリル樹
    脂と前記発泡性組成物との配合割合は、前記発泡性組成
    物100重量部に対して、前記アクリル樹脂固形分15
    〜55重量部であり、前記発泡性耐火塗料組成物により
    形成される塗膜の乾燥膜厚は、100〜5000μmで
    あることを特徴とするFRP船。
JP1998010340U 1998-12-28 1998-12-28 Frp船 Expired - Lifetime JP3060558U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998010340U JP3060558U (ja) 1998-12-28 1998-12-28 Frp船

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998010340U JP3060558U (ja) 1998-12-28 1998-12-28 Frp船

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3060558U true JP3060558U (ja) 1999-09-07

Family

ID=43194373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998010340U Expired - Lifetime JP3060558U (ja) 1998-12-28 1998-12-28 Frp船

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3060558U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5925457A (en) Thermally-protective intumescent coating
US5989706A (en) Thermally-protective intumescent coating system and method
CN101117510B (zh) 一种改性氨基树脂基膨胀型水性阻燃涂料
US20040054035A1 (en) Flexible, insulative fire protective coatings and conduits, utilitarian components, and structural materials coated therewith
US5723515A (en) Intumescent fire-retardant composition for high temperature and long duration protection
CN104774509A (zh) 防火涂料
US20040035318A1 (en) Flame inhibiting and retarding chemical process and system for general use on multiple solid surfaces
US4178273A (en) Fireproof barrier coating compositions
JPH0251454B2 (ja)
WO2006130371A2 (en) Fire retardant composition
US4212909A (en) Fireproof barrier coating compositions
JP2003238902A (ja) 室内用発泡型耐火塗料組成物
JP2013014669A (ja) 被覆材
JP3060558U (ja) Frp船
JP3784445B2 (ja) 耐火塗料組成物、耐火塗膜の形成方法および耐火塗膜
KR100554275B1 (ko) 고온 내구성 발포 난연 조성물
JP2000169853A (ja) 耐火被覆材組成物
CN105907232A (zh) 一种木结构阻燃透明涂料
CN113563772A (zh) 一种防火、环保、耐候有机保温板防火浆料及其制备方法
JPH02172847A (ja) 膨張型耐火被覆組成物
CN105400308A (zh) 一种防火涂料及制备方法
JP3163414B2 (ja) 複合耐火被覆用組成物並びに複合耐火被覆層及びその形成方法
JP2004155889A (ja) 発泡性耐火材料
KR0181365B1 (ko) 포비성 내화 피복 도료 조성물 및 이를 이용하여 제조된 내화 피복재
JPH01156378A (ja) 発泡性防火塗料

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

EXPY Cancellation because of completion of term